JP4446331B2 - 人力駆動機構。 - Google Patents
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Description
本発明で、人力駆動機構とは、人力を人力乗物もしくはトレーニング機器等の変速機構もしくは車輪、プロペラ等の推進手段もしくは動力吸収手段(トレーニング機器等の場合)に動力を伝達するリカンベント型駆動機構のことをいう。
ところがリカンベント型自転車においては、平坦地で高速化が図れる反面、登坂では速度を出せないという問題を有する。 このことはリカンベント型自転車においては従来型自転車に比して脚からのパワーの発生が小さいということに起因する。 登坂時においては低速走行を余儀なくされるが、このような状況ではリカンベント型自転車の空気抵抗が小さいというメリットがなくなり、発生パワーが小さいというデメリットが表に出てくるからである。 脚からのパワーの発生が通常自転車に比して小さいのは、次のような理由によるものである。 すなわち、通常自転車では人間の普通の動きである歩行、走行に近い動きをしながら脚を下方に伸ばしてパワーを発生させているのに対して、リカンベント型自転車ではフロアに座って脚を前方に伸ばして空中で足を回転させるという凡そ通常の人間生活ではしないような動きをしていることと、足からペダルに最も効率的に力が伝えられるのは瞬間で、殆どの期間足からペダルには力が伝えられにくく、背もたれも大きな反力を持続的に発生させるようには機能していない。
これらの通常のリカンベント型自転車でのパワー不足を改善するため、駆動機構の改良の試みがなされている。 すなわち回転運動に伴って力を発生させるのではなく、股関節と踝とを結ぶ方向に真直ぐに力を発生させ、大きな力が一定期間続くような駆動機構を有する自転車がオランダのThijs Industrial
Designs社によってRowingbikeという商品名で販売されている。 この自転車は同社のウェブサイトにおいて詳しく紹介されており、ボート漕ぎのように腕を引き、脚を尻の下から踝の先を結ぶ直線に沿って直線的に屈伸させることによりパワーを発生させている。 足を空中で丸く回す通常型リカンベントに比して、この自転車では脚の直線的な屈伸だけでも大きなパワーを出しているであろうことは容易に想像できる。 脚を直線的に屈伸させる方法は膝関節トルクのみによれば確かに力の伝達に有効である。 この方式によれば、パワーの大部分が膝関節トルクからもたらされており、膝への負荷が集中している。 この方式ではより大きい筋力を有する股関節は殆どパワー発生に寄与していない。 言い換えれば、本来人は歩行習癖から足を後に蹴りだすという自然な動きがあり、その結果足を屈伸方向に対して直角な方向に動かそうとする股関節トルクによる分力が常に発生しており、無駄にエネルギーを消費している可能性がある。
1) SDV駆動機構では人体にとって力を発生しやすくなっているため円軌跡と比べて同じパワーを発生するに際しての最適ペダリング回転数を低く押さえることが可能である。 ペダルを丸く回す通常型リカンベント型人力乗り物では、脚を空中で前方に伸ばしながら回すためペダリング回転数を上げにくい傾向にある.
2) SDV駆動機構では前記無端駆動部材の直線部において力を発生しやすい。この部分のストロークをより長くするためには半円部の半径を小さくする必要がある。 しかしこれを小さくするほどペダルの半円軌跡への追従性が悪化し(踝の回転が追従できない)、ペダリングがぎくしゃくする傾向にある。 このため、非リカンベント型自転車では,小さくてもSDV駆動機構に使われるスプロケットの歯数は 39(PCD157.8mm、JIS D9415、D9418等)以上が好ましく使われている。 しかしリカンベント型人力乗り物では、特に前方の半円部において足が重力に従って半円部に沿って落下するという動きになるため踝の追従性が高まり、上記SDV駆動機構に使われるスプロケットの歯数を 22−36(PCD89.2−145.7mm)とすることができる。 この場合、好ましくは26−32とする。 前記両スプロケットに歯数30のものを用いれば、非リカンベント型の直線部ストロークが196mm程であったものが最大254mmまでにすることができる。 両スプロケットに歯数22のものを使用すると、直線部ストロークは279mmにもなる。
3) リカンベント型自転車においても、ペダルを丸く回す通常型のものでは、有効トルクを発生するために円の接線方向に踏力を加える必要がある。 ところが、固定された座席の背もたれによって踏力に対する反力を発生する形式になっているため水平に近い方向の踏力に対しては充分な反力が得られるが他の方向では反力が得られない。 このため、円の全周にわたって有効トルクを発生することができない。 したがって、これを解決するためには反力が常時得られる水平に近い直線軌跡部を有する駆動機構とすればよく,SDV駆動機構はそれに合致するものである。
膝関節トルク/股関節トルク=約 0.4
に相当する。
本発明をトレーニング機器に適用すれば、自転車、ボートを模した体力増強装置の提供が可能となる。
2:前輪
3:フレーム
3a:主パイプ
3aa:主パイプ締め金具
3b:中継軸ボス
4:座席
5:SDV駆動機構のフレーム
5a:駆動軸ボス
5b:遊動軸ボス
5c:クランク軸ボス
5d:テレスコノズル
6:駆動軸スプロケット
7:遊動軸スプロケット
8:フリークランク
9:アーム
13:ペダル
14:SDV駆動機構のチェーン
15:ハンドル
16:中継チェーン
17:後輪駆動チェーン
18:後輪変速装置(ディレーラ)
20:SDV駆動機構のチェーンリング
22:インナースプロケット
23:アウタースプロケット
25:アイドラー
45:中継軸
46:駆動軸
47:遊動軸
50:常時緊張機構
θ:座席深奥部(折れ曲がり点)とペダルが最前方に来るときのペダル軸中心とを結ぶ直線とSDV駆動機構の踏込み側直線部とのなす角度
δ:SDV駆動機構のフレーム5の本体フレーム3に対する偏心量
Claims (2)
- 背もたれ付きの座席を装備し,脚を前方に投げ出し、前方にあるペダルを駆動する所謂リカンベント型人力乗り物において、駆動機構が回転体と、支持体と、該回転体および前記支持体に巻回された無端駆動部材と、該無端駆動部材に取付けられた人力駆動受け部とを有し、前記回転体は前記支持体よりも後方手前側に配置されており、該回転体から動力が出力され、前記回転体および前記支持体に巻回された無端駆動部材の前方もしくは上側の直線部と座席深奥部(折れ曲がり点)とペダルが最前方に来るときのペダル軸中心とを結ぶ直線とのなす角度が17度から20度とされていることを特徴とする人力駆動機構。
- 前記角度が17度から20度とされていることを特徴とする人力駆動機構。
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2003
- 2003-10-10 JP JP2003351623A patent/JP4446331B2/ja not_active Expired - Fee Related
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