JP4445952B2 - レーダ装置 - Google Patents
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Description
ただし、λはレーダ波の波長、d0はアンテナ間隔である。
t2:アンテナAT0による受信
t3:アンテナAT0による送信
t4:アンテナAT1による受信
t5:アンテナAT0による送信
t6:アンテナAT2による受信
このようなスイッチ切替制御において、スイッチの故障により、正常にスイッチがON/OFFしない場合、正確な測定が行えない。例えば、アンテナAT0による受信タイミングt2においては、アンテナAT1、AT2のスイッチSW1、SW2はOFFである必要があるが、SW1の故障により、アンテナAT1がON状態であると、タイミングt2において、アンテナAT0とアンテナAT1の両方で受信された信号の合成信号に基づいたビート信号が生成されることになってしまう。このように、スイッチの故障により、スイッチがOFFするタイミングでOFFしない場合や、逆にONするタイミングでONしない場合、正しい測定ができない。
前記第一の信号のレベル及び前記第二の信号のレベルは、それぞれ前記第一の信号及び前記第二の信号を周波数解析して得られる周波数スペクトラムのピークレベルであることを特徴とする。
図4は、本発明の第一の実施の形態例におけるスイッチ故障検出処理のフローチャートである。第一の実施の形態例では、スイッチがONしない故障を検出する。まず、各アンテナの受信レベルを測定する(S100)。そして、ステップS101において、各アンテナの受信レベルの最大ピーク値を求め、最大ピーク値の差が所定値以上である場合は、いずれかのスイッチがオンしない故障であると判定する(S102)。所定値未満の場合は、正常と判定する(S103)。
受信レベルの最大ピーク値は、例えば、ビート信号の周波数解析結果から得られる周波数スペクトラムに現れるピークの中の最大ピークのレベルである。最大ピーク同士を比較することで、最も精度良く故障判定ができる。また、同一のターゲットに対するピークレベルを比較する必要があるが、各アンテナの動作タイミングでスイッチが正常にONされれば、アンテナは、同一のターゲットに対して同一のピークレベルを検出するので、各アンテナの最大ピークは、同一のターゲットからのレベルと考えることができる。従って、最大ピークを用いて比較するのが処理として簡便かつ高精度であるため好ましいが、同一のターゲットからのピークと判定できる場合は、最大でないピーク同士の比較により故障検出が行われてもよい。
アンテナAT0の利得差offset0=G0-G0=0
アンテナAT1の利得差offset1=G1-G0
アンテナAT2の利得差offset2=G2-G0
となる。従って、上記式(1)に代わって、下記式(2)に示すように、各アンテナの利得差により補正された最大ピーク値の比較が行われる。
(MAX(B0+offset0,B1+offset1,B2+offset2)-MIN(B0+offset0,B1+offset1,B2+offset2)<k …(2)
さらに、上記信号経路の利得差について、各アンテナAT0、AT1、AT2自体の利得差を加えてもよい。各アンテナの個体差により、アンテナ自体の利得が異なる場合があり、より正確な利得差を求めることができる。この場合、各アンテナを含めた信号経路の利得差を求める。ただし、アンテナの利得を含める場合は、アンテナのパターン特性を考慮する必要がある。
アンテナAT1の利得差offset1=(G1+GP1)-(G0+GP0)
アンテナAT2の利得差offset2=(G2+GP2)-(G0+GP0)
なお、アンテナのパターン特性に基づく利得差を考慮する場合は、上述のように、比較に用いるピーク値のターゲット角度を求める必要がある。従って、この場合、ビート信号を周波数変換しただけの段階では、ターゲット角度は求められていないため、位相モノパルス方式による上記既知の演算により、特定のターゲットの角度を求めてから、本故障検出処理を行う。
(第二の実施の形態例)
図6は、本発明の第二の実施の形態例におけるスイッチ故障検出処理のフローチャートである。第二の実施の形態例では、上述で求めたアンテナ間の利得差を用いて、アンテナがOFFしない故障を検出する。第一の実施の形態例と同様に、まず、各アンテナの受信レベルを測定する(S200)。そして、ステップS201において、選択された2つのアンテナの受信レベルの最大ピーク値を求め、その最大ピーク値の差が、利得差があるにもかかわらず実質的に同一である場合、より具体的には、2つのアンテナ間の利得差より小さい所定値未満の場合、両アンテナのスイッチがOFFしない故障であると判定する(S202)。実質的に利得差分だけの差がある場合は、正常と判定する(S203)。
(第三の実施の形態例)
図7は、本発明の第三の実施の形態例におけるスイッチ故障検出処理のフローチャートである。第三の実施の形態例は、図2の構成と異なり、図8に示すように送信系統が別に設けられる構成のレーダ装置に適用される。
図9は、本発明の第四の実施の形態例におけるスイッチ故障検出処理のフローチャートである。第四の実施の形態例は、上記第一の実施の形態例の変形例であって、各アンテナの最大ピーク値の差が所定値以上である場合、第一の実施の形態例のようにスイッチ故障と判定せずに、アンテナ−スイッチ系統の故障、すなわち、スイッチ故障又はアンテナ故障又はスイッチ−アンテナ間の経路故障のいずれかであると判定する。
Claims (13)
- 第一のアンテナと、
第二のアンテナと、
前記第一のアンテナと接続する第一のスイッチと、
前記第二のアンテナと接続する第二のスイッチと、
前記第一のアンテナで受信された第一の信号及び前記第二のアンテナで受信された第二の信号がそれぞれ前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチを介して入力され、前記第一の信号のレベル及び前記第二の信号のレベルを求める信号処理手段と、
前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルとに基づいて、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチの故障を検出するスイッチ故障検出手段とを備え、
前記第一の信号のレベル及び前記第二の信号のレベルは、それぞれ前記第一の信号及び前記第二の信号を周波数解析して得られる周波数スペクトラムのピークレベルであることを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1において、
前記第一の信号のレベル及び前記第二の信号のレベルは、それぞれ複数回の測定で得られた複数の第一の信号のレベル及び複数の第二の信号のレベルの平均値であることを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1において、
前記ピークレベルは、周波数スペクトラムに現れる複数のピークのうちの最大ピークのレベルであることを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1において、
前記ピークレベルは、距離又は相対速度が求められた所定のターゲットに対応する周波数スペクトラム上のピークであることを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記スイッチ故障検出手段は、前記第一のアンテナと前記第二のアンテナの利得差に基づいて、前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルを補正し、当 該補正された前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルとに基づいて、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチの故障を検出することを特徴とする レーダ装置。 - 請求項5において、
前記利得差は、前記第一のスイッチを有する前記第一の信号の経路と前記第二のスイッチを有する前記第二の信号の経路との利得差及び前記第一のアンテナと前記第二のアンテナのパターン特性に基づく利得差を含むことを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記スイッチ故障検出手段は、前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルの差が所定値以上である場合、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチの一方がオンしない故障であると判定することを特徴とするレーダ装置。 - 請求項5又は6において、
前記スイッチ故障検出手段は、前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルとの差が前記利得差よりも小さく、実質的に同一である場合、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチがオフしない故障であると判定することを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記スイッチ故障検出手段は、前記第一のスイッチ及び第二のスイッチがオフ状態において、所定レベル以上の前記第一の信号又は前記第二の信号が検出された 場合、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチの少なくとも一方がオフしない故障であると判定することを特徴とするレーダ装置。 - 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記スイッチ故障検出手段の故障検出に基づいて、所定の警告動作を行う警告手段を備えることを特徴とするレーダ装置。 - 第一のアンテナと、
第二のアンテナと、
前記第一のアンテナと接続する第一のスイッチと、
前記第二のアンテナと接続する第二のスイッチと、
前記第一のアンテナで受信された第一の信号及び前記第二のアンテナで受信された第二の信号がそれぞれ前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチを介して入力され、前記第一の信号のレベル及び前記第二の信号のレベルを求める信号処理手段と、
前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルとに基づいて、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチの故障、及び前記第一のアンテナと前記第二のア ンテナの故障、及び前記第一のアンテナと前記第一のスイッチ間の経路及び前記第二のアンテナと前記第二のスイッチ間の経路の故障を検出するスイッチ故障検出手段とを備え、
前記第一の信号のレベル及び前記第二の信号のレベルは、それぞれ前記第一の信号及び前記第二の信号を周波数解析して得られる周波数スペクトラムのピークレベルであることを特徴とするレーダ装置。 - 請求項11において、
前記スイッチ故障検出手段は、前記第一の信号のレベルと前記第二の信号のレベルの差が所定値以上である場合、前記第一のスイッチ及び前記第二のスイッチの 一方がオンしない故障、又は前記第一のアンテナ及び前記第二のアンテナの一方の故障、又は前記第一のアンテナと前記第一のスイッチ間の経路及び前記第二の アンテナと前記第二のスイッチ間の経路の一方の故障のいずれかであると判定することを特徴とするレーダ装置。 - 請求項11又は12において、
前記スイッチ故障検出手段の故障検出に基づいて、所定の警告動作を行う警告手段を備えることを特徴とするレーダ装置。
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