JP4445492B2 - 光軸調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前照灯等の照明器具の光軸を調整する光軸調整装置に関するものである。
従来から、車両の前照灯等の照明器具の光軸を調整するための光軸調整装置が提供されている(例えば、特許文献1)。
以下に、このような光軸調整装置について図6を参照して説明する。図6に示す光軸調整装置100は、前照灯200に装着されている。ここで、前照灯200は、前面にレンズ211が装着され、光源として図示しない放電灯(水銀ランプやメタルハライドランプ等のHIDランプ)が収納されるハウジング210と、ハウジング210に回動自在に取り付けられるとともに、放電灯が放射する光を反射するリフレクタ220とを備えている。
光軸調整装置100は、図6に示すように、ハウジング210に固定されるケース110と、ケース110に前後方向に移動自在(進退自在)に設けられ、一端がリフレクタ220に連結されたドライブロッド120と、減速歯車群(図示せず)を介してドライブロッド120に出力軸(図示せず)が連結され、出力軸の回転方向に応じてドライブロッド120を前後に移動させる駆動用モータ(図示せず)とを備えている。尚、光軸調整装置としては、減速歯車群等を用いずに、ステッピングモータのロータにドライブロッドを直接的に装着し、ロータの回転に応じてドライブロッドを変位させるものも提供されている(例えば、特許文献2)。
ところで、このような光軸調整装置では、光軸の調整を高精度に行えるようにすることが望まれている。そのため、特許文献1の光軸調整装置100では、実際のドライブロッド120の位置を検出する位置センサ130を備えている。
そして、このような光軸調整装置100では、与えられた制御信号に対応するドライブロッド120の位置と位置センサ130を用いて検出した実際のドライブロッド120の位置とを比較して、ドライブロッド120の位置が与えられた制御信号に対応する位置に位置するようにステッピングモータを駆動する、所謂自己完結型のフィードバック制御を行うように構成されている。
この位置センサ130は、ケース110に固定される固定板131と、ドライブロッド120に固定されたブラケット140によってドライブロッド120に平行して移動させられる(つまり、ドライブロッド120に連動して移動させられる)移動子132とを備えており、固定板131に対する移動子132の相対的な位置を検出するように構成されている。
また、このような光軸調整装置としては、上記のような固定板及び移動子を用いた位置センサではなく、コイル内への磁性体の挿入量によって位置を検出する非接触型の位置センサを採用したものも提供されている(例えば、特許文献3)。
特許文献3の光軸調整装置では、ドライブロッドにおいてリフレクタに連結される一端の反対側の他端に突設されたフェライトコアと、ドライブロッドの前記他端から突設されたフェライトコアが出没される位置検出用のコイルとを備えている。そして、特許文献3の光軸調整装置では、ドライブロッドの進退に応じて変化するフェライトコアのコイル内への挿入量によって、ドライブロッドの位置を検出するようになっている。
また、特許文献3の光軸調整装置では、フェライトコアのコイル内への挿入量の変化をコイルのインダクタンスの変化として検出し、このインダクタンス値に応じた幅を有する矩形波と、予め設定された幅の基準パルスとを比較し、前記矩形波の幅が、基準パルスの幅と等しくなるようにドライブロッドを進退させるように構成されている。
特許第3161259号公報(図1及び図2参照) 特開平11−176206号公報(図2参照) 実開昭60−34029号公報(図3参照)
上述したように光軸調整装置では、従前から光軸の調整を高精度に行いたいという要求があり、これを実現するために、ドイラブロッドの位置を検出する位置センサが設けられている。
一方、近年では光軸調整装置を従来から利用されている大型車両等の比較的大きい前照灯(ヘッドランプ)や補助灯(フォグランプ、ドライビングランプ等)等の他に、小型車両や軽自動車等の比較的小さい前照灯や補助灯等にも利用することが望まれており、そのため、光軸調整装置の小型化も要求されている。
これに対して、特許文献1では、ドライブロッドの位置を検出するために、移動子及び固定板からなる位置センサに加えて、位置センサの移動子をドライブロッドに平行して移動させるためのブラケット等を付設しているので、光軸調整装置が比較的大型になってしまい、小型化の要求に応えることができていなかった。
一方、特許文献2では、ステッピングモータのロータに直接的にドライブロッドを取り付けているので、特許文献1のような減速歯車群等の歯車機構が必要なくなり、特許文献1のものよりも小型化を図ることは可能であったが、位置センサについては何ら考慮が為されていないため、結局、十分な小型化を図ることができていなかった。
また、特許文献3では、フェライトコアをドライブロッドに取り付け、このフェライトコアの位置検出用のコイル内への挿入量によってドライブロッドの位置を検出するようにしているので、位置センサの移動子をドライブロッドに平行して移動させるためのブラケット等を設ける必要はないが、フェライトコアと位置検出用コイルの分だけ、光軸調整装置が、ドライブロッドの長さ方向に長くなってしまい、これが小型化の妨げとなっていた。
以上述べたように従来の光軸調整装置では、ドライブロッドの位置を検出して、高精度な光軸調整を行えるように位置センサを設けた場合、十分な小型化を図ることができていなかった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、ドライブロッドの位置を検出することができるとともに、小型化を図ることができる光軸調整装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の光軸調整装置の発明では、照明器具から照射される光の照射方向をドライブロッドの位置変化によって調整する光軸調整装置であって、照明器具に中心軸方向一端側が連結されるドライブロッドと、ドライブロッドの中心軸方向他端側に連結されてドライブロッドをその中心軸方向に移動させる駆動装置と、ドライブロッドの前記中心軸方向一端側と前記中心軸方向他端側との間に配置されて、ドライブロッドが中心軸方向に移動自在に貫装される中空の検出コイルとを備え、ドライブロッドは、透磁率が異なる部材を中心軸方向に継合してなり、ドライブロッドの継合部分は、ドライブロッドの移動範囲内において検出コイル内に位置していることを特徴とする。
請求項2の光軸調整装置の発明では、請求項1の構成に加えて、駆動装置は、回転軸がドライブロッドの中心軸に一致するとともにドライブロッドが中心軸方向に移動自在に螺合される出力軸部を有するステッピングモータであり、駆動装置の出力軸部の回転によるドライブロッドの回転を規制してドライブロッドを中心軸方向に移動させる回転規制部を備えていることを特徴とする。
請求項3の光軸調整装置の発明では、請求項1又は2の構成に加えて、検出コイルの外周面を覆う磁気シールド用のシールド部材を備えていることを特徴とする。
請求項4の光軸調整装置の発明では、請求項1〜3のいずれか1項の発明に加えて、検出コイルに所定の周波数及び振幅の定電流を出力する駆動回路と、定電流及び検出コイルのインピーダンスにより決まる電圧信号をドライブロッドの位置情報を示す出力信号に変換する信号処理回路とを備えていることを特徴とする。
請求項1の光軸調整装置の発明は、透磁率が異なる部材を中心軸方向に継合してなるドライブロッドの継合部分を検出コイル内に位置させているので、ドライブロッドが移動した際には、ドライブロッドの移動に伴って継合部分が検出コイル内において変位し、この変位量に応じて検出コイルのインピーダンスが変化するから、検出コイルのインピーダンス変化に基づいてドライブロッドの位置を検出できるという効果を奏し、その結果、光軸調整を高精度に行えるという効果を奏する。また、ドライブロッドの位置を検出する検出コイルが、ドライブロッドの前記中心軸方向一端側と前記中心軸方向他端側との間に配置されるとともに、検出コイル内にドライブロッドの接合部位が位置するようにしているので、従来とは異なりドライブロッドに連動して移動する移動子や、移動子をドライブロッドに連動させるための部材、歯車機構等のドライブロッドの位置を検出するための部品を付設しなくて済み、これによりドライブロッドの位置を検出するための構造を簡素化して構成部品を少なくすることができ、その結果、小型化(コンパクト化)を図ることができるという効果を奏し、また組立作業を迅速且つ容易に行うことができるようになって作業性が向上するという効果を奏し、さらに製造コストの削減を図ることができるという効果を奏する。
請求項2の光軸調整装置の発明は、駆動装置としてステッピングモータを用いているので精度の良い回転制御が行え、これによりドライブロッドの位置を高精度に制御できるという効果を奏し、また、ドライブロッドを駆動装置の出力軸部に直接的に取り付けるようにしているので、従来とは異なりドライブロッドを駆動装置に取り付けるための歯車機構(減速歯車機構)等が必要なくなって、さらに構造を簡素化して構成部品をすくなくすることができ、これにより、さらなる小型化(コンパクト化)を図ることができるという効果を奏し、また組立作業を迅速且つ容易に行うことができるようになって作業性が向上するという効果を奏し、さらに製造コストの削減を図ることができるという効果を奏する。
請求項3の光軸調整装置の発明は、シールド部材によって検出コイルを外部磁界から保護しているから、検出コイルの出力に外部磁界に起因するノイズが生じることを抑制でき、これによりドライブロッドの位置の検出精度を向上でき、その結果、光軸調整を高精度に行えるという効果を奏する。
請求項4の光軸調整装置の発明は、ドライブロッドの位置情報を示す出力信号を出力できるので、このような出力信号を車両のECU(Electronic Control Unit)に入力するようにすれば、ECUにて出力信号より光軸の角度が適切かどうかを判断させることができて、光軸の角度が不適切であると判断した際には、ECUにより光軸調整装置に命令を与えて光軸の角度調整を行わせることが可能となる。また、ECUにより車両の他の制御機構(例えば、ハンドルの制御機構等)との連携を鑑みた命令を光軸調整装置に与えて光軸の角度調整を行わせることも可能となる。
以下に、図1〜図5を参照して本発明の光軸調整装置の一実施形態について説明する。
本実施形態の光軸調整装置1は、照明器具、例えば図5に示すような車両用の前照灯10から照射される光の照射方向をドライブロッドの位置変化によって調整するものであって、図1(a)に示すように、前照灯10の後述するリフレクタ12に中心軸方向一端側(図1(a)における左端側)が連結されるドライブロッド2と、ドライブロッド2の中心軸方向他端側(図1(a)における右端側)に連結されてドライブロッド2をその中心軸方向(図1(a)における左右方向)に移動させる駆動装置3と、ドライブロッド2の前記中心軸方向一端側と前記中心軸方向他端側との間に配置されて、ドライブロッド2が中心軸方向に移動自在に貫装されるコイルボビン4と、コイルボビン4の外周面に巻装される中空の検出コイル5と、検出コイル5の外周面を覆う磁気シールド用のシールド部材6と、検出コイル5の出力を元にドライブロッド2の位置情報を示す出力信号を出力する検出回路部7と、ドライブロッド2、駆動装置3、コイルボビン4、検出コイル5、シールド部材6、及び検出回路部7が収納されるケース8とを備え、ドライブロッド2は、透磁率が異なる部材である軸部20とコア21とを中心軸方向に継合してなり、ドライブロッド2の継合部分Pは、ドライブロッド2の移動範囲内において検出コイル5内に位置している。
まず、車両用の前照灯10について図5を参照して説明する。前照灯10は、光源として放電灯(水銀ランプやメタルハライドランプ等のHIDランプ)Lが収納されるハウジング11と、凹面状の反射面を有し放電灯Lが放射する光を反射する前述のリフレクタ12とを備えている。尚、前照灯10の説明では、説明の簡略化のために、図5における上方を前照灯10の上方、図5における下方を前照灯10の下方、図5における左方を前照灯10の前方、図5における右方を前照灯10の後方と規定する。
ハウジング11は、前面に開口11aを有する箱状に形成され、開口11aを覆うようにレンズ13が装着されている。また、ハウジング11の後面には、放電灯Lをハウジング11内に挿入するためのランプ挿入孔11bが形成されており、ハウジング11の後面におけるランプ挿入孔11bの周縁部には、ランプ挿入孔11bを閉塞するランプ交換用キャップ(ハウジングキャップ)14が着脱自在に取り付けられている。
さらに、ハウジング11の下面には、放電灯Lに電力を供給するためのハーネス(電線)Hをハウジング11内に導入するための電線挿入孔11cが形成されている。加えて、ハウジング11には、光軸調整装置1の後述する端子部73をハウジング11の外部に露出させる端子挿通孔11dが形成されている。また、このようなハウジング11には、リフレクタ12を、前後方向に直交する方向(図5における紙面に垂直な方向)を回転軸方向として回動自在(回転自在)に支持するためのリフレクタ用軸部11eが設けられている。
リフレクタ12は、後面に放電灯Lをリフレクタ12の内部に臨ませる開口12aを有するとともに、前面側に放電灯Lからの光を出射する出射口12bを有して、後面側から前面側にいくにつれて拡径となる略椀状に形成されており、内側面には、放電灯Lからの光を反射して出射口12bから外方へ出射させる反射面12cが設けられている。
また、リフレクタ12の外側面には、ハウジング11のリフレクタ用軸部11eに対応するハウジング用軸受孔12dを有するリブ12eが一体に突設されている。さらに、リフレクタ12の外側面には、ハウジング11における光軸調整装置1の取り付け位置と対向するようにボス部12gが一体に突設されており、このボス部12gには、光軸調整装置1のドライブロッド2をリフレクタ12に連結するために、ドライブロッド2の連結部20aを回動自在に支持するドライブロッド用軸受孔12fが設けられている。
上述したリフレクタ12は、ハウジング用軸受孔12dに、ハウジング11のリフレクタ用軸部11eを回動自在に支持させた状態で、ハウジング11内に収納される。
一方、放電灯Lは、発光部分をリフレクタ12の開口12aからリフレクタ12の内部に臨ませた状態でリフレクタ12に固定され、リフレクタ12が回動された際には、放電灯Lはリフレクタ12とともに回動するようになっている。
したがって、前照灯10では、リフレクタ12を回動させることで、前照灯10から照射される光の照射方向、すなわち光軸の方向を変えることができるようになっている。尚、放電灯Lが回動された際には、ハーネスHが撓むことによって何ら問題なく放電灯Lの回動が行えるようになっている。また尚、このような前照灯10は、従来から周知のものを採用することができるため、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の光軸調整装置1について説明する。光軸調整装置1は、図1(a)に示すように、ドライブロッド2と、駆動装置3と、コイルボビン4と、検出コイル5と、シールド部材6と、検出回路部7と、ケース8とを備えている。
ドライブロッド2は、図1及び図2に示すように、ドライブロッド2の中心軸方向一端側となる非磁性材料製の軸部20と、中心軸方向他端側となる磁性材料製のコア21とで構成されている。
軸部20は、上述したように合成樹脂等の非磁性材料を用いて長棒状に形成されており、先端部となる中心軸方向一端側には、前照灯10のリフレクタ12のドライブロッド用軸受孔12fに回動自在に取り付けられる略球形状の連結部20aが設けられ、基端部となる中心軸方向他端側には、コア21を軸部20に継合するためのねじ孔20bが設けられている。
また、軸部20は、中心軸方向に直交する断面が、非円形状(本実施形態では小判状)に形成されており、これによりドライブロッド2をケース8に取り付けた際に、ドライブロッド2が中心軸を回転軸として回転しないようにしている。さらに、軸部20の外側面における中心軸方向一端側には、外方に突出するフランジ部20cが設けられている。このフランジ部20cは、ドライブロッド2が所定値以上ケース8内に没入しないように規制するために設けられている。
コア21は、上述したように磁性材料(例えば、鉄やフェライト等)を用いて丸棒状に形成されており、先端部となる中心軸方向一端側(図1(a)における左端側)には、軸部20のねじ孔20bに対応するねじ部21aが形成されている。
また、コア21の外周面には、ドライブロッド2を駆動装置3に取り付けるためのねじ溝21bが形成されている。つまり、コア21は、ドライブロッド2を駆動装置3に取り付けるための雄ねじとして用いられる。尚、図2では、ねじ溝21bは省略している。
上述した軸部20とコア21は、軸部20のねじ孔20bにコア21のねじ部21aを螺合させることで互いに継合され、これにより図1(a)に示すようなドライブロッド2が得られる。ここで、軸部20のねじ孔20bにコア21のねじ部21aを螺合する際には、ネジロック剤等の接着剤を用いてねじが緩まないように固着してあり、これによりコア21と軸部20が一体となって回転するようにしている。
以上述べたようにドライブロッド2は、透磁率が異なる部材である軸部20とコア21を、中心軸方向に継合することで得られる。
そして、このようにして得られたドライブロッド2は、軸部20とコア21との継合部分Pがドライブロッド2の移動範囲内において検出コイル5内に位置するようにして、中空の検出コイル5に貫装される。
駆動装置3は、例えば遠方の制御装置(図示せず)が出力するパルス信号の回数と周期によって、出力軸部の回転角度と回転速度が遠隔制御されるステッピングモータ(パルスモータ)であり、回転軸がドライブロッド2の中心軸に一致されるとともにドライブロッド2が中心軸方向に移動自在に螺合される出力軸部となるロータ30と、ロータ30を囲繞してロータ30を回転させるステータ31とを有している。尚、図1(a),(b)では、ロータ30及びステータ31は、図示を簡略化するために、内部構造を省略している。
ロータ30は、中空の円柱状の筐体30aを備え、その中心軸方向一端側の面(図1(a)における左面)及び他端側の面(図1(a)における右面)には、ロータ30の中心軸を回転軸としてロータ30を回動させるための回転軸部30b,30cがそれぞれ一体に突設されている。また、ロータ30の筐体30aには、ロータ30の回転軸(中心軸)がドライブロッド2の中心軸に一致するように、ドライブロッド2(ドライブロッド2のコア21)が、ドライブロッド2の中心軸方向に移動自在に螺合されるねじ孔30d、すなわちドライブロッド2の雄ねじであるコア21に対応する雌ねじが、ロータ30(筐体30a)の中心軸方向に貫設されている。さらに、ロータ30の筐体30aの内部空間には、複数の磁石(図示せず)が周方向に所定間隔で並べられた状態で収納固定されている。
ステータ31は、中空の円筒状の筐体31aを備え、筐体31aには、ロータ30の外径と同程度の内径を有する孔部からなり、ロータ30がステータ31と中心軸と一致させた状態で回動自在に収納される収納部31bが設けられている。また、筐体31aの内部空間には、複数の電磁石(図示せず)が周方向に所定間隔で並べられた状態で収納固定されており、筐体31aからは、筐体31a内の各電磁石に励磁用の電力を供給するための電線(図示せず)が導出されている。
さらに、ステータ31の軸方向一端側(図1(a)における左端側)の側周面には、後述するカバー81にステータ31を固定するためのフック31cが側周面を周方向で3等分するように設けられている。尚、図2ではフックを省略している。
コイルボビン4は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料を用いて形成されており、図1(a)に示すように、軸方向(図1(a)における左右方向)の両端が開口した円筒状の巻胴部4aと、巻胴部4aの両端側にそれぞれ形成される略円形状の鍔部4b,4bとを一体に備えている。検出コイル5用の導線は、コイルボビン4の巻胴部4aに、コイルボビン4の軸方向を巻軸方向として巻装され、これにより中空の検出コイル5が構成されている。
シールド部材6は、外部電線等により生じる磁界等の外部磁界によって、検出コイル5に誘導起電力が生じること、及びドライブロッド2のコア21に外部磁界の影響がかかることを防止するためのものであり、例えば鉄等の強磁性材料(特に、後者の目的を達成するためには、コア21よりも透磁率が大きい材料を用いることが好ましい)を用いて略円筒状に形成されている。尚、シールド部材6には、その外周面が周方向において不連続となるようにスリットを設けるようにしてもよく、このようにすれば、シールド部材6の外周面に渦電流(環状電流)が流れることを防止できるから、渦電流損を低減できるという効果を奏する。
検出回路部7は、プリント配線板72に実装されたICチップからなり、図4に示すように、検出コイル5に所定の周波数及び振幅の定電流を出力する駆動回路70と、定電流及び検出コイル5のインピーダンスにより決まる電圧信号をドライブロッド2の位置情報を示す出力信号に変換する信号処理回路71とを備えている。
以下、駆動回路70及び信号処理回路71について図4を参照して説明する。駆動回路70は、検出コイル5に所定の周波数及び振幅の定電流を出力する定電流回路であり、車載のバッテリ等の直流電源Vからの電力供給により、所定の振幅の直流電圧に所定の周波数及び振幅の交流電圧を重畳した定電圧を発生する発振回路70aと、発振回路70aが出力する定電圧を定電流に変換するV−I回路(電圧−電流変換回路)70bとで構成されている。
信号処理回路71は、駆動回路70が出力する定電流及び検出コイル5のインピーダンスにより決まる検出コイルの両端電圧(検出信号)のピーク値に応じて、ドライブロッド2(特に接合部分P)と検出コイル5との位置情報を示す出力信号Voutを出力するものであり、ピークホールド回路71aと、AD変換回路71bと、レベルシフト部71c1、温度補償部71c2、及び増幅部71c3を有するデジタル演算ブロック71cとで構成されている。ピークホールド回路71aでは、検出コイル5の両端電圧のピーク値を抽出し、AD変換回路71bでは、ピーク値をデジタル信号に変換するようになっている。そして、デジタル演算ブロック71cでは、デジタル信号演算としてレベルシフト部71c1で所定のデジタル量を加算してレベルシフトを行ったデジタル信号を出力し、温度補償部71c2では、温度補償を実行する演算をデジタル信号に対して行い、増幅部71c3では、温度補償部71c2が出力するデジタル信号を増幅して、デジタル信号の出力信号Voutを出力するようになっている。
このような検出回路部7は、図2に示すように、検出コイル5の両端がそれぞれ接続されるプリント配線板72に実装され、プリント配線板72に設けられた配線パターン(図示せず)によって検出コイル5と接続される。ここで、検出回路部7が実装されるプリント配線板72には、駆動装置3のステータ31の上記電線が接続され、プリント配線板72は、検出回路部7と外部の制御装置(図示せず)との間での入出力を行うため、及び駆動装置3に外部の制御装置の制御信号(パルス信号)を与えるために用いられる複数(本実施形態では5つ)の端子部73が設けられている。
ケース8は、主として駆動装置3が固定されるボディ80と、主として検出コイル5が収納される前述のカバー(モータキャップ)81と、ロータ30用のベアリング82,83とを備え、ボディ80及びカバー81は、ともに絶縁性を有する樹脂材料を用いて形成された樹脂成形品である。尚、図2ではボディ80の図示を省略している。
ボディ80は、図3(a)〜(c)に示すように、駆動装置3のステータ31に固定されるものであり、ステータ31の軸方向他端側に固定される底壁部80aと、ステータ31の側面に固定される側壁部80bとを一体に備える略L字状に形成されている。ボディ80の底壁部80aには、図1(a)に示すように、駆動装置3のロータ30の軸部30cを回転自在に支持するベアリング82が収納される凹部80cが形成されている。また、ボディの側壁部80bには、検出回路部7をプリント配線板72とともに収納する回路収納部80dが設けられるとともに、回路収納部80dに収納されたプリント配線板72の端子部73を外方に突出させるための端子用孔部80eが設けられている。
カバー81は、駆動装置3のステータ31の軸方向一端側を覆うようにしてステータ31に取り付けられるものであって、他面(図1(a)における右面)が開口した略円筒の箱状に形成され、このカバー81の内部には、コイルボビン4、コイルボビン4に巻装される検出コイル5、及び検出コイル5を覆うシールド部材6と、駆動装置3のロータ30の軸部30bを回転自在に支持するベアリング83とがカバー81の一面側から順に収納される。
このカバー81の一面(図1(a)における左面)には、ドライブロッド2においてフランジ部20cより中心軸方向他端側の部位が挿通される挿通孔81aが設けられており、この挿通孔81aの形状は、軸部20においてフランジ部20cより中心軸方向他端側の部位の中心軸方向に直交する断面と略同形状に形成されている。したがって、この挿通孔81aに軸部20が挿通している状態では、軸部20は、中心軸を回転軸とした回転が規制される。つまり、カバー81は、駆動装置3のロータ30の回転によるドライブロッド2の回転を規制してドライブロッド2を中心軸方向に移動させる回転規制部として機能することになる。
また、カバー81の側面には、図3(a)〜(c)に示すように、一対のリブ81b,81bが一体に突設されており、各リブ81bには、光軸調整装置1を所定箇所(本実施形態では、前照灯10)に取り付けるための取付ねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通孔81cがそれぞれ設けられている。さらに、カバー81の側面には、ステータ31の3つのフック31cにそれぞれ対応して、フック31をカバー81に引っ掛けるための係止部81dが設けられている。
ベアリング82,83は、いずれも駆動装置3のロータ30の軸受として用いられるものであり、ロータ30の回転軸部30c,30bにそれぞれ対応してボディ80及びカバー81に設けられる。
本実施形態の光軸調整装置1は、以上述べたドライブロッド2、駆動装置3、コイルボビン4、検出コイル5、シールド部材6、検出回路部7(及び検出回路部7が実装されたプリント配線板72)、及びケース8とで構成されており、各構成部品は次のようにして取り付けられる。
ボディ80は、ステータ31の軸方向他面側(図1(a)における右面側)に、ステータ31の収納部31bにボディ80の収納部80aを臨ませた状態で取り付けられ、凹部80cには、ベアリング82が収納される。一方、カバー81には、カバー81の軸方向一面側から順番に、検出コイル5が巻装されるとともに検出コイル5を覆うようにシールド部材6が被嵌されたコイルボビン4と、ベアリング83とが収納される。
ドライブロッド2は、コア21の中心軸方向他端側をカバー81の挿通孔81aからカバー81内に差し入れて、中空の検出コイル5及びベアリング83を貫装させるとともに、軸部20がカバー81の挿通孔81aに嵌合した状態で、カバー81に支持される。
ベアリング83からカバー81の他面側に突出されたドライブロッド2のコア21の中心軸方向他端側には、ロータ30が取り付けられる。この取り付け作業は、ドライブロッド2のコア21の中心軸方向他端側を、ロータ30のねじ孔30dに螺合することで行われる。また、ドライブロッド2に取り付けられたロータ30は、回転軸部30bがベアリング83に回動自在に支持される。
ここで、ドライブロッド2へのロータ30の取り付け位置は、ロータ30の回転軸部30bをベアリング83に回動自在に支持させた際に、ドライブロッド2における軸部20とコア21との継合部分Pが、ドライブロッド2の移動範囲内において検出コイル5内に位置した状態で、ドライブロッド2が検出コイル5を貫装できる位置とする。
カバー81は、ロータ30を回転軸部30cがステータ31の軸方向他端側から突出するようにステータ31の収納部31bに収納するとともに、ステータ31の収納部31bより突出させたロータ30の回転軸部30cを、ボディ80の凹部80cに収納されたベアリング82に回動自在に支持させた状態で、ステータ31の軸方向一端側(ボディ80の一面側)に配置される。
これに並行して、ステータ31の各電線及び検出コイル5の両端を、検出回路部7を実装したプリント配線板72に接続するとともに、プリント配線板72をボディ80の回路収納部80dに、端子部73を端子用孔部80eから突出させた状態で収納する。
そして、ステータ31の3つのフック31cを、カバー81の3つの係止部81dに、それぞれ引っ掛けることで、カバー81をステータ31に固定し、これにより図1(a)及び図3に示す光軸調整装置1が得られる。
この光軸調整装置1では、ドライブロッド2において前照灯10のリフレクタ12等に連結される中心軸方向一端側と、駆動装置3に連結される中心軸方向他端側との間の部位に検出コイル5を配置することで(すなわち一般に何の用途にも用いられていないドライブロッド2の前記中心軸方向一端側と他端側との間の部位を検出コイル5による位置検出用の部位として利用することで)、全体の小型化が図られている。
そして、本実施形態の光軸調整装置1は、図5に示すように、前照灯10において、放電灯Lが放射する光の方向(光軸方向)を調整するために用いられる。ここで、光軸調整装置1は、図5に示すように、ドライブロッド2の中心軸方向を前照灯10の前後方向に沿わせ、且つドライブロッド2の軸部20の連結部20aを、リフレクタ12のドライブロッド用軸受孔12fに回動自在に支持させるとともに、端子部73をハウジング11の端子挿通孔11dから外方に突出させた状態で、ハウジング11に固定される。
ここで、光軸調整装置1の駆動装置3を制御するための制御装置としては、車両のECU(ElectronicControl Unit)を用いている。すなわち、ECUに、検出回路部7より得られるドライブロッド2の位置が、入力された光軸の角度に対応する位置となるように、駆動装置3に制御信号を出力してドライブロッド2を移動させるようなフィードバック制御を行う光軸調整機能を設けている。
したがって、ハウジング11から導出された端子部73には、ECUに検出回路部7の出力信号を入力するため、及びECUが出力する制御信号を駆動装置3のステータ31に入力するために用いられる接続線(図示せず)が接続される。
次に、光軸調整装置1の動作について説明する。この光軸調整装置1では、駆動装置3のロータ30を回転させることで、ドライブロッド2がその中心軸方向に移動するようになっている。つまり、ドライブロッド2は、コア21がロータ30にその中心軸方向に移動自在に螺合され、軸部20がカバー81にドライブロッド2の中心軸方向に移動はできるが該中心軸を回転軸として回転できないように支持されているので、ロータ30が回転された際には、ドライブロッド2は、ロータ30とともに回転せずに、ロータ30の回転方向に応じてドライブロッド2の中心軸方向に移動するのである。
例えば、ロータ30をカバー81側から見て時計回り方向に回転させた際には、ドライブロッド2は、コア21がねじ孔30dから退出する方向、すなわちドライブロッド2がケース8から突出する方向に移動することになる。逆にロータ30をカバー81側から見て反時計回り方向に回転させた際には、ドライブロッド2は、コア21がねじ孔30dに進入する方向、すなわちドライブロッド2がケース8に没入する方向に移動することになる。
このようにドライブロッド2がその中心軸方向、すなわち前照灯10の前後方向に移動した際には、ドライブロッド2に連結されているリフレクタ12が回動されることになる。ここで、ドライブロッド2がケース8から突出するように移動した際には、リフレクタ12は、出射口12bが前照灯10の上方を向くように(すなわち放電灯Lの光軸が上方を向くように)回動される。一方、ドライブロッド2がケース8に没入するように移動した際には、リフレクタ12は、出射口12bが前照灯10の下方を向くように(すなわち放電灯Lの光軸が下方を向くように)回動される。
また、光軸調整装置1では、上述したようにドライブロッド2がロータ30の回転によって移動した際には、検出コイル5内における継合部分Pの位置が移動し、これにより検出コイル5内へのコア21の挿入量が変化することになる。したがって、このようなコア21の挿入量の変化が検出コイル5のインピーダンス変化として現れ、検出回路部7によって、このような検出コイル5のインピーダンス変化を元にして、ドライブロッド2の位置情報を示す出力信号が生成され、ECUに出力される。
以上述べた本実施形態の光軸調整装置1によれば、透磁率が異なる部材である軸部20及びコア21を中心軸方向に継合してなるドライブロッド2の継合部分Pを、ドライブロッド2が貫装される中空の検出コイル5内に位置させているので、ドライブロッド2が移動した際には、ドライブロッド2の移動に伴って継合部分Pが検出コイル5内において変位し、この変位量に応じて検出コイル5のインピーダンスが変化するから、ドライブロッド2の位置を検出できるという効果を奏し、その結果、光軸調整を高精度に行えるという効果を奏する。
また、ドライブロッド2の位置を検出する検出コイル5が、ドライブロッド2の前記中心軸方向一端側と前記中心軸方向他端側との間に配置されるとともに、検出コイル5内にドライブロッド2の接合部位Pが位置するようにしているので、従来とは異なりドライブロッド2に連動して移動する移動子や、移動子をドライブロッドに連動させるための部材、歯車機構等のドライブロッド2の位置を検出するための部品を付設しなくて済む。
これによりドライブロッド2の位置を検出するための構造を簡素化して構成部品を少なくすることができ、その結果、小型化(コンパクト化)を図ることができるという効果を奏し、また組立作業を迅速且つ容易に行うことができるようになって作業性が向上するという効果を奏し、さらに製造コストの削減を図ることができるという効果を奏する。
さらに、本実施形態の光軸調整装置1によれば、駆動装置3としてステッピングモータを用いているので精度の良い回転制御が行え、これによりドライブロッド2の位置を高精度に制御できるという効果を奏し、また、ドライブロッド2を駆動装置3の出力軸部となるロータ30に直接的に取り付けるようにしているので、従来とは異なりドライブロッドを駆動装置に取り付けるための歯車機構(減速歯車機構)等が必要なくなって、さらに構造を簡素化して構成部品をすくなくすることができ、これにより、さらなる小型化(コンパクト化)を図ることができるという効果を奏し、その結果、組立作業をさらに迅速且つ容易に行うことができるようになって作業性が向上するという効果を奏し、製造コストのさらなる削減を図ることができるという効果を奏する。
加えて、シールド部材6によって検出コイル5及びコア21を外部磁界から保護しているから、検出コイル5の出力に外部磁界に起因するノイズが生じること、及びコア21が外部磁界によって歪んでしまうことを抑制でき、これによりドライブロッド2の位置の検出精度を向上でき、その結果、光軸調整を高精度に行えるという効果を奏する。
また、本実施形態の光軸調整装置1によれば、ドライブロッド2の位置情報を示す出力信号を出力できるので、このような出力信号を車両のECU(Electronic Control Unit)に入力するようにすれば、ECUにて出力信号より光軸の角度が適切かどうかを判断させることができて、光軸の角度が不適切であると判断した際には、ECUにより光軸調整装置に命令を与えて光軸の角度調整を行わせることが可能となる。
一方、ECUにより車両の他の制御機構(例えば、ハンドルの制御機構等)との連携を鑑みた命令を光軸調整装置に与えて光軸の角度調整を行わせることも可能となる。つまり、ECUは、様々な自動車動作機構を制御するように構成されているので、ECUに前照灯の光軸調整機能を設けることによって、自動車の動作と、光軸調整機能とを連動させることが容易に行えるようになる。例えば、自動車のハンドルが操作されて自動車の進行方向が変更された際に、その進行方向側を照らすように前照灯から照射される光の照射方向(光軸方向)を変化させるといった制御が可能となる。
尚、上記の例では、ドライブロッド2を非磁性体の軸部20と、磁性体のコア21とで構成しているが、軸部20は非磁性体に限られるものではなく、コア21と透磁率が異なる材料であればよい。逆に、軸部20を磁性体とするとともに、コア21を非磁性体としてもよく、要は、軸部20とコア21とが互いに透磁率の異なる材料から形成されていれば、検出コイル5内における継合部位Pの変位を、検出コイル5のインピーダンス変化として検出することが可能となる。
また尚、上記の例では、ドライブロッド2のコア21をロータ30のねじ孔30dに螺合するようにしているが、ドライブロッド2へのロータ30の取り付け方法は上記の例に限られるものではなく、要は、ロータ30の回転によってドライブロッド2がその中心軸方向に移動できるようなものであればよい。例えば、上述したような円筒状のロータ30を用いる代わりに、外周面にねじ溝が形成されたねじ部を有する円柱状のロータを用いてもよく、この場合、ドライブロッドのコアにロータのねじ部に対応するねじ孔を形成して、このねじ孔にロータのねじ部を螺合することで、ドライブロッドへのロータの取り付けを行う。
一方、ドライブロッド2やケース8等の外形形状は、図示された形状に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形するようにしてもよい。
(a)は、本発明の光軸調整装置の概略断面図であり、(b)は、要部の拡大図である。 光軸調整装置の分解斜視図である。 (a)は、光軸調整装置の前面図であり、(b)は、側面図であり、(c)は、下面図である。 光軸調整装置の検出回路部のブロック図である。 光軸調整装置を設けた前照灯の概略説明図である。 従来例の光軸調整装置を示す概略説明図である。
符号の説明
1 光軸調整装置
2 ドライブロッド
20 軸部
21 コア
3 駆動装置
5 検出コイル
7 検出回路部
P 継合部分

Claims (4)

  1. 照明器具から照射される光の照射方向をドライブロッドの位置変化によって調整する光軸調整装置であって、照明器具に中心軸方向一端側が連結されるドライブロッドと、ドライブロッドの中心軸方向他端側に連結されてドライブロッドをその中心軸方向に移動させる駆動装置と、ドライブロッドの前記中心軸方向一端側と前記中心軸方向他端側との間に配置されて、ドライブロッドが中心軸方向に移動自在に貫装される中空の検出コイルとを備え、ドライブロッドは、透磁率が異なる部材を中心軸方向に継合してなり、ドライブロッドの継合部分は、ドライブロッドの移動範囲内において検出コイル内に位置していることを特徴とする光軸調整装置。
  2. 駆動装置は、回転軸がドライブロッドの中心軸に一致するとともにドライブロッドが中心軸方向に移動自在に螺合される出力軸部を有するステッピングモータであり、駆動装置の出力軸部の回転によるドライブロッドの回転を規制してドライブロッドを中心軸方向に移動させる回転規制部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光軸調整装置。
  3. 検出コイルの外周面を覆う磁気シールド用のシールド部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光軸調整装置。
  4. 検出コイルに所定の周波数及び振幅の定電流を出力する駆動回路と、定電流及び検出コイルのインピーダンスにより決まる電圧信号をドライブロッドの位置情報を示す出力信号に変換する信号処理回路とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光軸調整装置。
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