JP4444357B1 - 締め付け固定装置、モジュール取り付け構造および情報処理装置 - Google Patents

締め付け固定装置、モジュール取り付け構造および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】把持部が固定物から突出せずに外観が良好となり、しかも、把持部を摘んで固定物を容易に取り出すことができる締め付け固定装置を提供する。
【解決手段】締め付け固定装置は、ねじ孔19と合致する通孔32を有する固定物30と、通孔からねじ孔にねじ込むことで固定物を支持体15に固定する締め付け部材55とを備えている。締め付け部材は、通孔から固定物の外に突没可能であるとともに、雄ねじ部57の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部61が形成された端面60を有する把持部56と、雄ねじ部と把持部との間に位置するストッパ58とを含む。雄ねじ部がねじ孔にねじ込まれた状態では、把持部の端面が通孔の内側に位置し、雄ねじ部がねじ孔から外れた状態では、把持部が通孔から固定物の外に突出するとともに、ストッパが固定物に引っ掛かって締め付け部材を固定物に保持する。
【選択図】図6

Description

本発明は、雄ねじ部を有する締め付け部材を用いて固定物を支持体に取り外し可能に固定する締め付け固定装置および収容部に挿入されたモジュールを雄ねじ部を有する締め付け部材を用いて収容部に取り外し可能に固定するモジュール取り付け構造に関する。
さらに、本発明は、筐体の内部に回路モジュールを取り出し可能に収容した情報処理装置に関する。
特許文献1は、例えば通信系の分野に用いられる情報処理装置を開示している。この種の情報処理装置は、箱状の筐体と、筐体の内部に選択的に取り出し可能に挿入される複数の印刷基板ユニットと、を備えている。筐体は、印刷基板ユニットを収用する収容部と、収容部に連なる開口部とを有し、この開口部と向かい合う収容部の終端にコネクタが配置されている。
印刷基板ユニットは、ICチップのような電子部品が実装された配線基板と、この配線基板の一端に固定されたフロントパネルとを備えている。配線基板は、開口部から筐体の収容部に挿入されており、この配線基板の挿入先端部がコネクタに接続されている。フロントパネルは、配線基板がコネクタに接続された時に、筐体の開口部を閉塞するようになっている。
特許文献1に開示された情報処理装置では、フロントパネルの中央部に固定ねじが取り付けられている。固定ねじは、フロントパネルに脱落不能に保持されており、この固定ねじを筐体のフレームにねじ込むことで、印刷基板ユニットが筐体に固定される。固定ねじは、円柱状の摘み部を有している。摘み部は、オペレータが手の指先で容易に掴むことができるように、フロントパネルの前面から突出している。
さらに、印刷基板ユニットのフロントパネルにハンドルが取り付けられている。ハンドルは、印刷基板ユニットを筐体の収容部から引き出す時に手の指先を掛けるためのものであり、フロントパネルから筐体の外に突出している。
したがって、印刷基板ユニットを筐体から取り出すに当たっては、固定ねじを弛めて筐体に対するフロントパネルの固定を解除した後、ハンドルに手の指先を引っ掛けて印刷基板ユニットを手前に引っ張る。これにより、印刷基板ユニットを筐体の収容部から引き出すことができる。
特開平9−260875号公報
従来の情報処理装置によると、固定ねじの摘み部およびハンドルは、印刷基板ユニットが筐体に固定された状態においても常に印刷基板ユニットのフロントパネルから筐体の外に飛び出している。
このような構成では、摘み部およびハンドルの存在が強調されるので、印刷基板ユニットのフロントパネルと筐体との一体感が失われてしまい、情報処理装置の外観を低下させる要因となる。
さらに、筐体の手前に摘み部およびハンドルを収める余分なスペースを確保しなくてはならず、情報処理装置の設置場所が制約を受けることがあり得る。
本発明の目的は、固定物を支持体に固定した状態では、締め付け部材の把持部が固定物から突出せず、外観が良好となるとともに、固定物を支持体から取り出す時には、把持部をしっかりと摘んで固定物の取り出し作業を容易に行なうことができる締め付け固定装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、モジュールを収容部に固定した状態では、締め付け部材の把持部がモジュールから突出せず、外観が良好となるとともに、モジュールを収容部から取り出す時には、把持部をしっかりと摘んでモジュールの取り出し作業を容易に行なうことができるモジュール取り付け構造を得ることにある。
本発明のさらに他の目的は、回路モジュールを筐体に固定した状態では、締め付け部材の把持部が回路モジュールのフロントパネルから突出せず、外観が良好となるとともに、回路モジュールを筐体から取り出す時には、把持部をしっかりと摘んで回路モジュールの取り出し作業を容易に行なうことができる情報処理装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る締め付け固定装置は、
ねじ孔を有する支持体と、上記ねじ孔と合致する通孔を有する固定物と、上記通孔から上記ねじ孔にねじ込むことで、上記固定物を上記支持体に取り外し可能に固定する締め付け部材と、備えている。
上記締め付け部材は、(1)上記ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、(2)上記雄ねじ部に同軸状に設けられ、上記通孔から上記固定物の外に突没可能であるとともに、上記雄ねじ部の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部が形成された端面を有する把持部と、(3)上記雄ねじ部と上記把持部との間に位置するとともに、上記雄ねじ部および上記把持部よりも径方向外側に張り出すストッパと、を含んでいる。
上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記締め付け部材を介して上記固定物が上記支持体に固定されるとともに、上記把持部の端面が上記通孔の内側に位置し、
上記締め付け部材を弛めて上記雄ねじ部が上記ねじ孔から外れた状態では、上記把持部が上記通孔から上記固定物の外に突出するとともに、上記ストッパが上記固定物に引っ掛かって上記締め付け部材を上記固定物に保持することを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るモジュール取り付け構造は、
開口部と、この開口部と向かい合うねじ孔と、を有する収容部と、
上記開口部から上記収容部に取り出し可能に挿入され、上記ねじ孔と合致する通孔を有するモジュールと、
上記モジュールが上記収容部に挿入された時に、上記通孔から上記ねじ孔にねじ込むことで、上記モジュールを上記収容部に取り外し可能に固定する締め付け部材と、を備えている。
上記締め付け部材は、(1)上記ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、(2)上記雄ねじ部に同軸状に設けられ、上記通孔から上記モジュールの外に突没可能であるとともに、上記雄ねじ部の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部が形成された端面を有する把持部と、(3)上記雄ねじ部と上記把持部との間に位置するとともに、上記雄ねじ部および上記把持部よりも径方向外側に張り出すストッパと、を含んでいる。
上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記締め付け部材を介して上記モジュールが上記収容部に固定されるとともに、上記把持部の端面が上記通孔の内側に位置し、
上記締め付け部材を弛めて上記雄ねじ部が上記ねじ孔から外れた状態では、上記把持部が上記通孔から上記モジュールの外に突出するとともに、上記ストッパが上記モジュールに引っ掛かって上記締め付け部材を上記モジュールに保持することを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る情報処理装置は、
収容部と、この収容部に連なる開口部と、上記開口部と向かい合うねじ孔と、を有する筐体と、
上記筐体の収容部に取り出し可能に挿入される回路板と、この回路板の一端に設けられ、上記回路板を上記収容部に挿入した時に上記開口部を閉じるとともに、上記ねじ孔と合致する通孔が形成されたフロントパネルと、を有する回路モジュールと、
上記回路板が上記収容部に挿入された時に、上記通孔から上記ねじ孔にねじ込むことで上記回路モジュールを上記筐体に取り外し可能に固定する締め付け部材と、を備えている。
上記締め付け部材は、(1)上記ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、(2)上記雄ねじ部に同軸状に設けられ、上記通孔から上記フロントパネルの外に突没可能であるとともに、上記雄ねじ部の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部が形成された端面を有する把持部と、(3)上記雄ねじ部と上記把持部との間に位置するとともに、上記雄ねじ部および上記把持部よりも径方向外側に張り出すストッパと、を含んでいる。
上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記締め付け部材を介して上記回路モジュールが上記筐体に固定されるとともに、上記把持部の端面が上記フロントパネルの通孔の内側に位置し、
上記締め付け部材を弛めて上記雄ねじ部が上記ねじ孔から外れた状態では、上記把持部が上記通孔から上記フロントパネルの外に突出するとともに、上記ストッパが上記フロントパネルに引っ掛かって上記締め付け部材を上記フロントパネルに保持することを特徴としている。
本発明によれば、締め付け部材の把持部が外観的な面で問題となることはなく、体裁が良好となる。それとともに、回路モジュールのような固定物を筐体から取り外す際には、把持部をしっかりと掴むことができ、固定物を取り外す際の作業性が良好となる。
以下本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図7に基づいて説明する。
図1は、例えば電話交換機のような情報処理装置1を開示している。情報処理装置1は、筐体2を備えている。筐体2は、底板3、天板4、および左右の側板5a,5bを有するフラットな四角い箱状をなしている。本実施の形態によると、筐体2は、例えば鋼板のような金属材料で構成されて、導電性を有している。
図1および図4に示すように、筐体2は、収容部6および開口部7を備えている。収容部6は、底板3、天板4、および左右の側板5a,5bによって取り囲まれた空間によって規定されている。開口部7は、収容部6に連通する四角い開口形状を有するとともに、筐体2の前端に位置している。
収容部6は、合成樹脂製の中央隔壁8によって第1の収容室10aと第2の収容室10bとに仕切られている。中央隔壁8は、筐体2の幅方向に沿う中央に位置するとともに、筐体2の奥行き方向に真っ直ぐに延びている。そのため、第1の収容室10aと第2の収容室10bとは、筐体2の幅方向に並んでいる。
第1の収容室10aおよび第2の収容室10bは、互いに共通の構成を有するため中央隔壁8の左側に位置する第1の収容室10aを代表して説明する。図4に示すように、第1の収容室10aの内部に合成樹脂製のガイド壁11が設置されている。ガイド壁11は、筐体2の左側の側板5aに沿って筐体2の奥行き方向に真っ直ぐに延びている。
中央隔壁8は、第1の収容室10aに露出する垂直な壁面8aを有している。壁面8aに第1のガイド溝12aおよび第2のガイド溝12bが形成されている。第1および第2のガイド溝12a,12bは、筐体2の奥行き方向に沿って真っ直ぐに延びているとともに、筐体2の高さ方向に間隔を存して互いに平行に配置されている。
ガイド壁11は、第1の収容室10aに露出する垂直な壁面11aを有している。壁面11aに第3のガイド溝12cおよび第4のガイド溝12dが形成されている。第3および第4のガイド溝12c,12dは、筐体2の奥行き方向に沿って真っ直ぐに延びているとともに、筐体2の高さ方向に間隔を存して互いに平行に配置されている。
第1のガイド溝12aと第3のガイド溝12cとは、第1の収容室10a内で筐体2の幅方向に互いに向かい合っている。同様に、第2のガイド溝12bと第4のガイド溝12dとは、第1の収容室10a内で筐体2の幅方向に互いに向かい合っている。
さらに、第1および第2のガイド溝12a,12bは、開口部7と向かい合う中央隔壁8の前端面に開口されているとともに、第3および第4のガイド溝12c,12dは、開口部7と向かい合うガイド壁11の前端面に開口されている。
図2に示すように、開口部7と向かい合う中央隔壁8の前端に金属製の固定具15が取り付けられている。固定具15は、支持体の一例であって、起立板16、第1の支持片17aおよび第2の支持片17bを有している。
起立板16は、中央隔壁8に沿って起立するように、中央隔壁8の前端面に保持されている。第1の支持片17aは、起立板16の上縁から筐体2の後方に直角に折り曲げられて、中央隔壁8の上面に重ね合わされている。第2の支持片17bは、起立板16の下縁から筐体2の後方に直角に折り曲げられて、中央隔壁8の下面に重ね合わされている。
さらに、起立板16の左側部および右側部に、夫々一対のねじ孔19および一対の切り欠き20が形成されている。ねじ孔19は、中央隔壁8の高さ方向に互いに離れているとともに、筐体2の開口部7と向かい合っている。切り欠き20は、第1および第2のガイド溝12a,12bの開口端を露出させるように切り欠かれている。
本実施の形態によると、固定具15は、中央隔壁8の開口部7とは反対側の後端にも保持されているとともに、開口部7と向かい合うガイド壁11の前端および開口部7とは反対側に位置するガイド壁11の後端にも保持されている。
図4および図5に示すように、筐体2の底板3は、中央隔壁8の下面および固定具15の第2の支持片17bの下面に重ね合わされている。底板3は、皿ねじ21を介して第2の支持片17bに固定されている。皿ねじ21は、第2の支持片17bに開けたねじ孔22にねじ込まれている。
筐体2の天板4は、中央隔壁8の上面および固定具15の第1の支持片17aの上面に重ね合わされている。天板4は、他の皿ねじ23を介して第1の支持片17aに固定されている。皿ねじ23は、第1の支持片17aに開けたねじ孔24にねじ込まれている。
したがって、本実施の形態では、中央隔壁8およびガイド壁11は、固定具15を介して筐体2の底板3および天板4に支持されている。それとともに、固定具15は、筐体2の底板3および天板4に接することで、筐体2に電気的に導通されている。
図1、図4および図5に示すように、筐体2の第1の収容室10aに二つの回路モジュール26,27が選択的に取り出し可能に収容されている。回路モジュール26,27は、第1の収容室10a内で筐体2の高さ方向に積層されている。
回路モジュール26,27は、互いに共通の構成を有している。そのため、本実施の形態では、上段に位置する一方の回路モジュール26を代表して説明し、下段に位置する他の回路モジュール27については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
回路モジュール26は、プリント回路板29とフロントパネル30とを備えている。プリント回路板29は、筐体2の開口部7から第1の収容室10aに挿入されている。プリント回路板29の左右の側縁部は、第1および第2のガイド溝12a,12bに摺動可能に嵌合されている。この結果、プリント回路板29は、中央隔壁8とガイド壁11との間に跨るように水平に保持されており、このプリント回路板29の上面に例えばICチップのような複数の回路部品31が実装されている。
プリント回路板29が第1の収容室10aに完全に挿入された状態では、プリント回路板29の挿入先端に位置する接続プラグ(図示せず)が第1の収容室10a内のコネクタに電気的に接続されるようになっている。
フロントパネル30は、固定物の一例であって、プリント回路板29の一端に位置している。フロントパネル30は、筐体2の幅方向に沿って延びる細長い板状をなしており、プリント回路板29が第1の収容室10aに完全に挿入された時に、筐体2の開口部7を閉塞する。
フロントパネル30が開口部7を閉塞した状態では、フロントパネル30の前面が筐体2の外に露出する外面として機能するとともに、フロントパネル30の右端部および左端部が固定具15と向かい合うようになっている。このフロントパネル30の右端部および左端部に夫々円形の通孔32(一方のみを図示)が形成されている。通孔32は、ねじ孔19と合致するとともに、ねじ孔19よりも大きな径を有している。
さらに、図1に示すように、フロントパネル30は、LANコネクタ33を有している。LANコネクタ33は、図5に示すLANケーブル34を接続し得るように、フロントパネル30の前面に開口されている。
図2、図3および図5に示すように、フロントパネル30は、上部フランジ36および下部フランジ37を有している。上部フランジ36は、フロントパネル30の上縁からフロントパネル30の後方に向けて水平に延びている。上部フランジ36は、プリント回路板29が第1の収容室10aに完全に挿入された時に、筐体2の天板4の前縁に突き当たるとともに、天板4と同一の平面上に位置するようになっている。
下部フランジ37は、フロントパネル30の下縁からフロントパネル30の後方に向けて延出されている。下部フランジ37の途中に上方に向けてクランク状に折り曲げられた段差部38が形成されている。段差部38の先端部は、上部フランジ36と平行となるように水平に延びており、この段差部38の先端部の下面にプリント回路板29の一端部が例えばねじ止めのような手段で固定されている。
図3および図5に示すように、フロントパネル30の上部フランジ36に金属製のガイド固定具40が取り付けられている。ガイド固定具40は、金具本体41と受け部42とを有している。
金具本体41は、上部フランジ36の下面に重なり合うとともに、この上部フランジ36に皿ねじ43を介して固定されている。さらに、金具本体41は、一対の固定片44(一方のみを図示)を有している。固定片44は、金具本体41の左側縁および右側縁から下向きに延出されて互いに向かい合っている。
受け部42は、金具本体41の後縁から下向きに延びるとともに、フロントパネル30と向かい合うように起立している。受け部42は、プリント回路板29が第1の収容室10aに完全に挿入された時に、固定具15の起立板16に突き当たる。
受け部42は、円形の貫通孔45を有している。貫通孔45は、受け部42が起立板16に突き当たった時に、固定具15のねじ孔19と同軸状に合致する。貫通孔45は、ねじ孔19よりも大きな径を有している。
ガイド固定具40は、合成樹脂製のねじガイド47を支持している。ねじガイド47は、端板48と一対のガイド部49a,49bとを有している。端板48は、円形の連通孔50を有するとともに、フロントパネル30の背面に重ね合わされている。連通孔50は、フロントパネル30の通孔32と合致するとともに、通孔32と同等の径を有している。
ガイド部49a,49bは、端板48の背面からガイド固定具40の受け部42に向けて突出するとともに、端板48の高さ方向に間隔を存して互いに平行に配置されている。ガイド部49a,49bは、夫々ガイド面51a,51bを有している。ガイド面51a,51bは、互いに向かい合うとともに、円弧状に湾曲されている。ガイド面51a,51bが描く円弧の中心は、互いに共通となっている。
上段に位置する一方のガイド部49aの左右の側面に夫々凹所52が形成されている。凹所52にガイド固定具40の固定片44が嵌め込まれている。このことにより、ねじガイド47がガイド固定具40に一体的に保持されている。したがって、ねじガイド47は、フロントパネル30とガイド固定具40の受け部42との間に介在されている。
図3および図5に示すように、ねじガイド47に金属製の締め付け部材55が支持されている。締め付け部材55は、第1の収容室10aに収容された回路モジュール26,27を筐体2に取り出し可能に固定するためのものであり、把持部56、雄ねじ部57およびストッパ58を有している。
把持部56は、情報処理装置1を取り扱うオペレータが手の指先で掴むことができる大きさの円柱状をなしている。把持部56は、フロントパネル30の通孔32およびねじガイド47の連通孔50を連続して貫通するとともに、ねじガイド47のガイド部49a,49bの間に介在されている。ガイド部49a,49bは、把持部56の軸方向に延びている。把持部56の外周面には、例えば手の指先で掴んだ時の滑りを防止するためのローレット加工が施されている。
把持部56は、フロントパネル30の通孔32から露出する端面60を有している。端面60は、把持部56の軸線と直交する方向に沿う平坦な面となっている。端面60にすり割り61が形成されている。すり割り61は、凹状の係合部の一例であり、このすり割り61に着脱用工具としてのドライバ62が取り外し可能に引っ掛かるようになっている。
雄ねじ部57は、把持部56の端面60とは反対側の端部から同軸状に突出している。雄ねじ部57は、固定具15のねじ孔19にねじ込みが可能であるとともに、把持部56よりも小さな径を有している。
ストッパ58は、把持部56と雄ねじ部57との間に位置している。本実施の形態によると、ストッパ58は、把持部56の周方向に連続するフランジ状をなすとともに、把持部56の外周面よりも径方向に沿う外側に向けて張り出している。ストッパ58の外周面は、円弧状に湾曲されてガイド部49a,49bのガイド面51a,51bに摺動可能に接している。
そのため、締め付け部材55は、ストッパ58を介してねじガイド47に同軸状に支持されている。それとともに、締め付け部材55は、ストッパ58がねじガイド47の端板48に突き当たる第1の位置と、ストッパ58がガイド固定具40の受け部42に突き当たる第2の位置との間で直線的に移動可能となっている。
図5は、筐体2の第1の収容室10aに収容された回路モジュール26,27を、夫々締め付け部材55を介して筐体2に固定した状態を開示している。図5によると、締め付け部材55の雄ねじ部57は、ガイド固定具40の貫通孔45を貫通して固定具15のねじ孔19にねじ込まれている。
このねじ込みにより、締め付け部材55が第1の位置から第2の位置に移動している。第2の位置では、締め付け部材55のストッパ58がガイド固定具40の受け部42に突き当たって、この受け部42を固定具15の起立板16に押し付けている。
言い換えると、締め付け部材55のストッパ58は、固定具15の起立板16との間でガイド固定具40の受け部42を挟み込んでいる。この結果、回路モジュール26,27のフロントパネル30が開口部7を塞ぐように筐体2に固定されるとともに、フロントパネル30の上部フランジ36が筐体2の天板4の前縁に突き合わされている。
さらに、締め付け部材55の雄ねじ部57をねじ孔19にねじ込んだ状態では、すり割り61を有する把持部56の端面60がフロントパネル30の通孔32の内側に位置している。すなわち、本実施の形態では、把持部56の端面60がフロントパネル30の前面から飛び出すことがないように、フロントパネル30の前面と同一の面上に位置している。
図6は、筐体2に対する回路モジュール26の固定を解除した状態を開示している。図6によると、締め付け部材55の雄ねじ部57がねじ孔17から外れて、筐体2に対する締め付け部材55のねじ込みが解除されている。
この結果、締め付け部材55を第2の位置から第1の位置に移動させることができる。締め付け部材55を第1の位置に移動させると、ストッパ58がねじガイド47の端板48に引っ掛かって、締め付け部材55をフロントパネル30に対し脱落不能に保持している。さらに、締め付け部材55の把持部56の大部分が通孔32からフロントパネル30の前方に飛び出しており、この把持部56の外周面を手の指先で掴むことができる。
次に、回路モジュール26を筐体2の第1の収容室10aに収容する手順について説明する。
まず、回路モジュール26のプリント回路板29を筐体2の開口部7に挿入し、プリント回路板29の左側縁を第1のガイド溝12aに差し込むとともに、プリント回路板29の右側縁を第2のガイド溝12bに差し込む。
この状態で、プリント回路板29を第1および第2のガイド溝12a,12bに沿って第1の収容室10aに押し込む。プリント回路板29が第1の収容室10aに完全に収容されると、プリント回路板29の接続プラグが第1の収容室10a内のコネクタに嵌合するとともに、フロントパネル30が筐体2の開口部7を閉塞する。
次に、フロントパネル30の前面から突出している締め付け部材55の把持部56を手の指先で掴み、この把持部56を通孔32内に押し込みながら締め付け方向に回転させる。この回転により、締め付け部材55の雄ねじ部57がねじ孔19にねじ込まれていくとともに、把持部56がフロントパネル30の通孔32内に入り込んでいく。すなわち、締め付け部材55が第1の位置から第2の位置に向けて移動する。
把持部56を手の指先で掴むことができない状態に達した時点で、把持部56の端面60のすり割り61にドライバ62を差し込み、このドライバ62で締め付け部材55を締め付け方向に回転させる。
締め付け部材55が第1の位置から第2の位置に達すると、締め付け部材55のストッパ58と固定具15の起立板16との間でガイド固定具40の受け部42が挟み込まれ、回路モジュール26のフロントパネル30が筐体2に固定される。
さらに、締め付け部材55が第2の位置に達すると、把持部56の端面60がフロントパネル30の前面と同一の面上に位置する。そのため、締め付け部材55は、フロントパネル30の前面から飛び出すことなくフロントパネル30と固定具15との間に格納される。
一方、回路モジュール26を筐体2から取り出すには、フロントパネル30の通孔32から露出されたすり割り61にドライバ62を差し込み、このドライバ62で締め付け部材55を弛める方向に回転させる。この回転により、締め付け部材55の把持部56が通孔32からフロントパネル30の前方に次第に突出する。締め付け部材55の雄ねじ部57がねじ孔19から外れたならば、把持部56の外周面を手の指先で掴んで締め付け部材55を第1の位置に向けて引き出す。
第1の位置では、締め付け部材55のストッパ58がねじガイド47の端板48に引っ掛かるので、締め付け部材55がフロントパネル8に脱落不能に保持されている。そのため、把持部56を手の指先で掴んで引っ張ることにより、回路モジュール26を筐体2の第1の収容室10aから引き出すことができる。
このような本発明の第1の実施の形態によれば、回路モジュール26のフロントパネル30を筐体2に固定した状態では、締め付け部材55の把持部56の端面60がフロントパネル30の前面と同一の面上に位置されている。
このため、締め付け部材55の把持部56がフロントパネル30に埋め込まれたような外観を得ることができ、フロントパネル30と把持部56との一体感が向上する。よって、把持部56がフロントパネル30の周りの外観に悪影響を及ぼすことはなく、情報処理装置1の体裁が良好となる。
しかも、回路モジュール26を筐体2に固定した状態では、締め付け部材55の把持部56がフロントパネル30から突出せずに済むので、筐体2の手前に把持部56を収める余分なスペースを確保する必要はない。したがって、情報処理装置1の設置場所が制約を受け難くなり、情報処理装置の据え付けを容易に行うことができる。
さらに、ねじ孔19にねじ込まれた締め付け部材55は、ドライバ62をすり割り61に差し込まない限り、弛める方向に回転させることができない。言い換えると、締め付け部材55を手で簡単に弛めることができないので、回路モジュール26を安易に筐体2から引き出すことができない。そのため、筐体2の内部の充電部に誤って触れてしまうといった不具合を回避でき、安全性が高まる。
加えて、LANケーブル34をフロントパネル30のLANコネクタ33に接続する時に、LANケーブル34が締め付け部材55の把持部56に絡み付くのを防止できる。そのため、LANケーブル34を配線するに当たって、把持部56が作業の邪魔となることはない。
上記第1の実施の形態では、締め付け部材55を第2の位置から第1の位置に向けて移動させると、ストッパ58がねじガイド47の端板48に引っ掛かる。そのため、締め付け部材55がフロントパネル30から抜け落ちないので、締め付け部材55の把持部56をしっかりと掴むことができ、回路モジュール26を筐体2から容易に引き出すことができる。
加えて、締め付け部材55のストッパ58は、ねじガイド47のガイド面51a,51bの間で摺動可能に保持されている。このため、締め付け部材55の姿勢が安定し、締め付け部材55を第1の位置と第2の位置との間で移動させる際に、締め付け部材55が傾いたり、径方向にがたつくのを防止できる。
したがって、締め付け部材55とねじ孔19との同軸度を維持することができ、ねじ孔19に対する雄ねじ部57のねじ込み操作およびねじ込みを解除する操作を容易に行なうことができる。
さらに、上記構成によると、締め付け部材55の雄ねじ部57をねじ孔19にねじ込んだ状態では、フロントパネル30に固定されたガイド固定具40が筐体2の底板3および天板4に固定された固定具15に突き当たっている。このため、フロントパネル30は、ガイド固定具40および固定具15を介して筐体2に電気的に導通された状態となり、電磁波、雷サージおよび静電気に対する情報処理装置1の耐性が向上するといった利点がある。
本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施可能である。
例えば、図8は本発明の第2の実施の形態を開示している。
この第2の実施の形態は、締め付け部材55の雄ねじ部57がねじ孔19から外れた時に、締め付け部材55の把持部56がフロントパネル30の前方に自動的に飛び出るようにした点に特徴があり、それ以外の情報処理装置1の基本的な構成は、第1の実施の形態と同様である。そのため、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
第2の実施の形態では、ガイド固定具40が皿ねじ43を介してフロントパネル30の下部フランジ37に固定されている。さらに、締め付け部材55は、ストッパ58と雄ねじ部57との間にスプリング保持部71を有している。スプリング保持部71は、把持部56および雄ねじ部57と同軸の円柱状をなしている。
図8に示すように、締め付け部材55のストッパ58とガイド固定具40の受け部42との間に圧縮コイルスプリング73が介在されている。圧縮コイルスプリング73は、弾性体の一例であって、締め付け部材55をフロントパネル30の通孔32に向けて弾性的に付勢している。
締め付け部材55の雄ねじ部57がねじ孔19にねじ込まれた状態では、スプリング保持部71のストッパ58とは反対側の端面がガイド固定具40の受け部42に突き当たっている。これにより、圧縮コイルスプリング72がストッパ58と受け部42との間で圧縮されて、スプリング保持部71の外周面上に保持されている。
締め付け部材55を弛める方向に回転させていくと、雄ねじ部57がねじ孔19から抜け出るとともに、ストッパ58が受け部42から遠ざかっていく。これにより、圧縮コイルスプリング72が次第に伸長する。雄ねじ部57がねじ孔19から外れると、圧縮コイルスプリング72の付勢力によってストッパ58がフロントパネル30に向けて一気に押圧され、把持部56が通孔32からフロントパネル30の前方に飛び出す。
それとともに、ストッパ58が圧縮コイルスプリング72の付勢力を受けてねじガイド47の端板48の背面に押し付けられる。この結果、締め付け部材55が第1の位置に保持される。
このような構成によれば、締め付け部材55の雄ねじ部57がねじ孔19から外れると、締め付け部材55が第2の位置から第1の位置に向けて弾性的に付勢されて、把持部56がフロントパネル30の前方に飛び出す。
このため、把持部56を手の指先で容易に掴むことができるとともに、雄ねじ部57がねじ孔19から外れたことを即座に知ることができる。
しかも、締め付け部材55は、圧縮コイルスプリング72によって第1の位置に保持されるので、把持部56が通孔32内に引っ込んだり、軸方向にすれ動くのを防止できる。この結果、把持部56の姿勢が安定し、把持部56を掴んで回路モジュール26を引き出す際の作業性がより向上するといった利点がある。
なお、把持部の端面の係合部は、すり割りに限らず、例えば六角形状の凹部でもよい。そのため、係合部に引っ掛かる着脱用工具にしてもドライバに特定されず、例えば六角棒レンチを用いることができる。
さらに、上記実施の形態では、把持部の端面をフロントパネルの前面と同一の面上に位置させるようにしたが、本発明はこれに特定されない。例えば、把持部の端面をフロントパネルの前面よりも通孔の内側に引っ込ませるようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置の斜視図。 図1のF2部を拡大して示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態において、フロントパネル、ガイド部材、締め付け部材、ガイド固定具および固定具の相対的な位置関係を分解して示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置の断面図。 本発明の第1の実施の形態において、二つの回路モジュールを筐体の収容部に固定した状態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態において、上段に位置する回路モジュールの固定を解除した状態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態において、上段に位置する回路モジュールを筐体の収容部から引き出した状態を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る情報処理装置の断面図。
符号の説明
2…筐体、6…収容部、7…開口部、15…支持体(固定具)、19…ねじ孔、26,27…モジュール(回路モジュール)、29…回路板(プリント回路板)、30…固定物(フロントパネル)、32…通孔、55…締め付け部材、56…把持部、57…雄ねじ部、58…ストッパ、60…端面、61…係合部(すり割り)、62…着脱用工具(ドライバ)。

Claims (19)

  1. ねじ孔を有する支持体と、
    上記ねじ孔と合致する通孔を有する固定物と、
    上記通孔から上記ねじ孔にねじ込むことで、上記固定物を上記支持体に取り外し可能に固定する締め付け部材と、を具備し、
    上記締め付け部材は、(1)上記ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、(2)上記雄ねじ部に同軸状に設けられ、上記通孔から上記固定物の外に突没可能であるとともに、上記雄ねじ部の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部が形成された端面を有する把持部と、(3)上記雄ねじ部と上記把持部との間に位置するとともに、上記雄ねじ部および上記把持部よりも径方向外側に張り出すストッパと、を含み、
    上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記締め付け部材を介して上記固定物が上記支持体に固定されるとともに、上記把持部の端面が上記通孔の内側に位置し、
    上記締め付け部材を弛めて上記雄ねじ部が上記ねじ孔から外れた状態では、上記把持部が上記通孔から上記固定物の外に突出するとともに、上記ストッパが上記固定物に引っ掛かって上記締め付け部材を上記固定物に保持することを特徴とする締め付け固定装置。
  2. 請求項1の記載において、上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記把持部の端面が上記固定物の外面と同一の面上に位置することを特徴とする締め付け固定装置。
  3. 請求項2の記載において、上記ストッパは、上記把持部の周方向に連続するフランジ状をなすとともに、上記固定物は、上記ストッパの外周面が摺動可能に接するガイド部を有し、上記ガイド部は、上記把持部の軸方向に延びていることを特徴とする締め付け固定装置。
  4. 請求項3の記載において、上記固定物は、上記雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記ストッパを受け止めるとともに上記支持体に突き当たる受け部を有することを特徴とする締め付け固定装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項の記載において、上記締め付け部材を上記通孔に向けて弾性的に付勢する弾性体をさらに備えていることを特徴とする締め付け固定装置。
  6. 開口部と、この開口部と向かい合うねじ孔と、を有する収容部と、
    上記開口部から上記収容部に取り出し可能に挿入され、上記ねじ孔と合致する通孔を有するモジュールと、
    上記モジュールが上記収容部に挿入された時に、上記通孔から上記ねじ孔にねじ込むことで、上記モジュールを上記収容部に取り外し可能に固定する締め付け部材と、を具備し、
    上記締め付け部材は、(1)上記ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、(2)上記雄ねじ部に同軸状に設けられ、上記通孔から上記モジュールの外に突没可能であるとともに、上記雄ねじ部の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部が形成された端面を有する把持部と、(3)上記雄ねじ部と上記把持部との間に位置するとともに、上記雄ねじ部および上記把持部よりも径方向外側に張り出すストッパと、を含み、
    上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記締め付け部材を介して上記モジュールが上記収容部に固定されるとともに、上記把持部の端面が上記通孔の内側に位置し、
    上記締め付け部材を弛めて上記雄ねじ部が上記ねじ孔から外れた状態では、上記把持部が上記通孔から上記モジュールの外に突出するとともに、上記ストッパが上記モジュールに引っ掛かって上記締め付け部材を上記モジュールに保持することを特徴とするモジュール取り付け構造。
  7. 請求項6の記載において、上記モジュールは、上記収容部の外に露出する外面を有し、上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記把持部の端面が上記モジュールの外面と同一の面上に位置することを特徴とするモジュール取り付け構造。
  8. 請求項7の記載において、上記ストッパは、上記把持部の周方向に連続するフランジ状をなすとともに、上記モジュールは、上記ストッパの外周面が摺動可能に接するガイド部を有し、上記ガイド部は、上記把持部の軸方向に延びていることを特徴とするモジュール取り付け構造。
  9. 請求項8の記載において、上記モジュールは、上記雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記ストッパを受け止める受け部を有することを特徴とするモジュール取り付け構造。
  10. 請求項9の記載において、上記収容部は、上記モジュールの挿入方向をガイドする壁と、この壁の上記開口部と向かい合う端部に保持された固定具と、を含み、この固定具に上記ねじ孔が形成されているとともに、上記モジュールの受け部は、上記締め付け部材の雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記固定具に突き当たることを特徴とするモジュール取り付け構造。
  11. 請求項10の記載において、上記締め付け部材のストッパは、上記雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記固定具との間で上記モジュールの受け部を挟み込んでいることを特徴とするモジュール取り付け構造。
  12. 請求項6ないし請求項11のいずれか一項の記載において、上記締め付け部材を上記通孔に向けて弾性的に付勢する弾性体をさらに備えていることを特徴とするモジュール取り付け構造。
  13. 収容部と、この収容部に連なる開口部と、上記開口部と向かい合うねじ孔と、を有する筐体と、
    上記筐体の収容部に取り出し可能に挿入される回路板と、この回路板の一端に設けられ、上記回路板を上記収容部に挿入した時に上記開口部を閉じるとともに、上記ねじ孔と合致する通孔が形成されたフロントパネルと、を有する回路モジュールと、
    上記回路板が上記収容部に挿入された時に、上記通孔から上記ねじ孔にねじ込むことで上記回路モジュールを上記筐体に取り外し可能に固定する締め付け部材と、を具備し、
    上記締め付け部材は、(1)上記ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、(2)上記雄ねじ部に同軸状に設けられ、上記通孔から上記フロントパネルの外に突没可能であるとともに、上記雄ねじ部の反対側に着脱用工具が引っ掛かる凹状の係合部が形成された端面を有する把持部と、(3)上記雄ねじ部と上記把持部との間に位置するとともに、上記雄ねじ部および上記把持部よりも径方向外側に張り出すストッパと、を含み、
    上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記締め付け部材を介して上記回路モジュールが上記筐体に固定されるとともに、上記把持部の端面が上記フロントパネルの通孔の内側に位置し、
    上記締め付け部材を弛めて上記雄ねじ部が上記ねじ孔から外れた状態では、上記把持部が上記通孔から上記フロントパネルの外に突出するとともに、上記ストッパが上記フロントパネルに引っ掛かって上記締め付け部材を上記フロントパネルに保持することを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項13の記載において、上記フロントパネルは、上記筐体の外に露出する外面を有し、上記締め付け部材の雄ねじ部が上記ねじ孔にねじ込まれた状態では、上記把持部の端面が上記フロントパネルの外面と同一の面上に位置することを特徴とする情報処理装置。
  15. 請求項14の記載において、上記ストッパは、上記把持部の周方向に連続するフランジ状をなすとともに、上記フロントパネルは、上記ストッパの外周面が摺動可能に接するガイド部を有し、上記ガイド部は上記把持部の軸方向に延びていることを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項14の記載において、上記筐体および上記回路モジュールのフロントパネルは、夫々導電性を有し、上記フロントパネルは、上記雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記ストッパを受け止める金属製の受け部を含み、この受け部は上記フロントパネルに電気的に導通されているとともに、
    上記筐体の収容部は、上記回路板の挿入方向をガイドする壁と、この壁の上記開口部と向かい合う端部に保持されて上記筐体に電気的に導通された固定具と、を含み、この固定具に上記ねじ孔が形成されているとともに、上記フロントパネルの受け部は、上記締め付け部材の雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記固定具に突き当たることを特徴とする情報処理装置。
  17. 請求項16の記載において、上記締め付け部材のストッパは、上記雄ねじ部を上記ねじ孔にねじ込んだ時に、上記固定具との間で上記受け部を挟み込んでいることを特徴とする情報処理装置。
  18. 請求項13ないし請求項17のいずれか一項の記載において、上記フロントパネルは、ケーブルを接続するためのコネクタを有することを特徴とする情報処理装置。
  19. 請求項13ないし請求項18のいずれか一項の記載において、上記締め付け部材を上記通孔に向けて弾性的に付勢する弾性体をさらに備えていることを特徴とする情報処理装置。
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