JP4444274B2 - データ伝送方法、管理装置および伝送システム - Google Patents
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Description
更に、本発明に係るデータ伝送方法は、データをOFDM変調して繰り返し伝送するデータ伝送方法であり、前述した「巡回関係にある所定長さの複数の符号語」(いわゆる巡回符号語系列)を、OFDMデータフレームの中の1つのサブキャリアに割り当てることを特徴とする。このとき、「巡回関係にある所定長さの複数の符号語」はOFDMデータフレームの中の最低周波数のサブキャリアに割り当てられる構成としてもよい。
まず、図1〜図3を用いて巡回符号語のビット系列について説明する。図1に示すように巡回符号語のビット系列を繰り返し伝送することにより、受信側では、どこから受信を開始しても、連続したビット系列における符号長のサイズだけ(例えば図1にて破線で囲んだサイズだけ)のビットを受信すれば、受信されたビットは、伝送された巡回符号語における巡回ビット系列になっているため、この巡回ビット系列も必ず符号語になっている。したがって、伝送された巡回符号語において伝送路でビット誤りが生じていても、受信側は、送信されてくるビット系列の同期をとること無く、上記の巡回ビット系列に基づいて誤り訂正符号の復号を行うことが可能である。また、巡回符号となる誤り訂正符号で符号化した符号語の中で、巡回関係にある符号語は全て同じIDデータとみなされるため、図2に示す例のように、Nビットの符号語からIDデータへのマッピングはN対1の関係になる。即ち、1ビットずつ巡回した関係にあるN個の符号語は、1つのIDデータに対応する。
以下、図4を用いて、上記のような巡回符号語を用いた伝送システム20の構成を説明する。図4に示すように、本実施形態の伝送システム20は、管理装置1と、送信装置2と、受信装置3とを含んで構成される。なお、図4では、管理装置1が、送信装置2と受信装置3から独立して構成され、これらの外部サーバとして機能する例を示したが、図8のように管理装置1が送信装置2と受信装置3の各々に組み込まれた構成を採用してもよい。図8の場合、送信装置2と受信装置3は、それぞれに組み込まれた管理装置1内の管理テーブル7Aを適正に管理することで、両装置の管理テーブル7Aの内容を同一に保持する(同期を取る)ことができる。
次に、図5を用いて伝送システムにおける各装置間のやりとりに関する処理シーケンスを説明する。
次に、伝送周波数帯域や伝送パラメータが可変とされたOFDMデータ伝送システムに本発明を応用した応用例について説明する。一般的な通信システムでは、伝送周波数帯域や伝送パラメータは固定値となっている。また、伝送周波数帯域に複数の候補がある場合は、ひとつずつ受信を試して受信できるものを採用するという手法が採られる。しかし、この場合、ひとつずつ受信を試していくため、伝送周波数帯域を設定するまでに時間がかかるという欠点がある。この応用例では、共通チャンネルのみ固定値とし、前述した伝送システムを適用することで、共通チャンネルで同期を取りつつ、伝送周波数帯域や伝送パラメータを示す伝送プロファイルを送る方式を説明する。
Claims (5)
- 巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを用いて、データを伝送するデータ伝送方法であって、
送信装置が、前記管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該送信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、伝送対象のデータを、当該伝送対象のデータに対応する代表符号語に変換する第1の変換ステップと、
前記送信装置が、前記第1の変換ステップによる変換後の代表符号語を繰り返し、受信装置へ送信する送信ステップと、
前記受信装置が、前記送信装置から送信された前記変換後の代表符号語に相当するビット系列を受信し、受信したビット系列に対し誤り訂正符号で巡回符号化に基づく誤り訂正を行う受信訂正ステップと、
前記受信装置が、前記受信訂正ステップによる誤り訂正後のビット系列から、前記所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得るシフトステップと、
前記受信装置が、前記管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該受信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、前記シフトステップにより得られた代表符号語を、当該代表符号語に対応するデータに変換する第2の変換ステップと、
を有するデータ伝送方法。 - 巡回符号となる誤り訂正符号によって符号語を生成する符号語生成手段と、
前記符号語生成手段により生成された符号語の中で、ビット系列を巡回することで同じビット系列になる符号語を検出する符号語群検出手段と、
前記符号語群検出手段により検出された前記同じビット系列になる符号語に対し、所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得る先頭ビット検出手段と、
前記先頭ビット検出手段により得られた代表符号語のそれぞれに対し、データを対応付けし、対応付けられた代表符号語およびデータを記憶する記憶手段と、
を備える管理装置。 - データを送信する送信装置と、前記データを受信する受信装置とを含んで構成される伝送システムであって、
前記送信装置は、
巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該送信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、伝送対象のデータを、当該伝送対象のデータに対応する代表符号語に変換する第1の変換手段と、
前記第1の変換手段による変換後の代表符号語を、繰り返し受信装置へ送信する送信手段と、
を備え、
前記受信装置は、
巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語である代表符号語、に相当するビット系列を受信し、受信したビット系列に対し誤り訂正符号で巡回符号化に基づく誤り訂正を行う受信訂正手段と、
前記受信訂正手段による誤り訂正後のビット系列に対し、前記所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得るシフト手段と、
前記代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該受信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、前記シフト手段により得られた代表符号語を、当該代表符号語に対応するデータに変換する第2の変換手段と、
を備える
ことを特徴とする伝送システム。 - データをOFDM変調して繰り返し伝送するデータ伝送方法において、
請求項1に記載の巡回関係にある所定長さの複数の符号語を、OFDMデータフレームの中の1つのサブキャリアに割り当てることを特徴とするデータ伝送方法。 - 前記巡回関係にある所定長さの複数の符号語は、OFDMデータフレームの中の最低周波数のサブキャリアに割り当てられることを特徴とする請求項4に記載のデータ伝送方法。
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