JP4444274B2 - データ伝送方法、管理装置および伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばIDデータ等の固定長サイズのデータを繰り返し伝送するデータ伝送方法、該データ伝送方法に関連する管理装置、送信装置および受信装置に関する。
固定長サイズのデータを繰り返し伝送するビットシリアルな伝送システム(例えば特許文献1に記載のシステム)において、受信装置がデータ系列の先頭を識別するためには、送信装置はデータ系列とともに同期用のビット系列を伝送する必要がある。データ系列とともに同期用のビット系列を伝送する一般的な手法としては、データ系列及び同期用のビット系列から成る伝送ビット系列において、同期用のビット系列は先頭に配置し、もしデータ系列の中に同期用のビット系列と同じビット系列が出現した場合には、データ系列中の当該同じビット系列に対し、新たなビットを挿入する等の前処理を行うことで、同期用のビット系列との重複を回避する。
特開2004−284480号公報
しかしながら、上記の方法では、データ系列中に余分なビットを挿入する等の前処理を行うことにより、伝送効率が悪くなるおそれがある。一方、同期用のビット系列において伝送路で誤りが生じた場合には、同期がとれなくなるおそれがあるため、同期用のビット系列に対して何らかの誤り訂正符号を施す場合もある。ところが、同期用のビット系列は一般的に短いため、符号長の小さい誤り訂正符号を施すことになり、誤り訂正能力としては高い能力は期待できない。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、同期誤りの防止、誤り訂正能力の向上、および伝送効率の向上を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るデータ伝送方法は、巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを用いて、データを伝送するデータ伝送方法であって、送信装置が、前記管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該送信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、伝送対象のデータを、当該伝送対象のデータに対応する代表符号語に変換する第1の変換ステップと、前記送信装置が、前記第1の変換ステップによる変換後の代表符号語を繰り返し、受信装置へ送信する送信ステップと、前記受信装置が、前記送信装置から送信された前記変換後の代表符号語に相当するビット系列を受信し、受信したビット系列に対し誤り訂正符号で巡回符号化に基づく誤り訂正を行う受信訂正ステップと、前記受信装置が、前記受信訂正ステップによる誤り訂正後のビット系列から、前記所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得るシフトステップと、前記受信装置が、前記管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該受信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、前記シフトステップにより得られた代表符号語を、当該代表符号語に対応するデータに変換する第2の変換ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る管理装置は、巡回符号となる誤り訂正符号によって符号語を生成する符号語生成手段と、前記符号語生成手段により生成された符号語の中で、ビット系列を巡回することで同じビット系列になる符号語を検出する符号語群検出手段と、前記符号語群検出手段により検出された前記同じビット系列になる符号語に対し、所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得る先頭ビット検出手段と、前記先頭ビット検出手段により得られた代表符号語のそれぞれに対し、データを対応付けし、対応付けられた代表符号語およびデータを記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、データを送信する送信装置と、前記データを受信する受信装置とを含んで構成される伝送システムであって、前記送信装置は、巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該送信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、伝送対象のデータを、当該伝送対象のデータに対応する代表符号語に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段による変換後の代表符号語を、繰り返し受信装置へ送信する送信手段と、を備え、前記受信装置は、巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語である代表符号語、に相当するビット系列を受信し、受信したビット系列に対し誤り訂正符号で巡回符号化に基づく誤り訂正を行う受信訂正手段と、前記受信訂正手段による誤り訂正後のビット系列に対し、前記所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得るシフト手段と、前記代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該受信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、前記シフト手段により得られた代表符号語を、当該代表符号語に対応するデータに変換する第2の変換手段と、を備えることを特徴とする。
以上のような本発明では、従来のような同期用のビット系列のみへの誤り訂正処理を行わない。即ち、本発明では、巡回符号となる誤り訂正符号を用いることで、固定長サイズのデータを繰り返し伝送する技術において、受信装置がどのビットから受信しても誤り訂正の復号が可能となり、巡回関係にある符号語を同じ情報として利用することにより特段のデータ同期処理を行うことなく、データ同期が保持される。なお、実際には同じ情報となる符号語が複数存在するため、重複している情報が同期用の信号となっている。また、同期用のビット系列と、データ系列(伝送すべき本来のデータ)とを同時に誤り訂正符号化することで、符号長の大きい誤り訂正符号を適用でき、同期用の信号に対しても誤り耐性が強くなる。
また、本発明では、従来のようなデータ系列への余分なビットの挿入等の前処理は行わない。また、巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを参照することで、代表符号語からデータへの変換処理およびデータから代表符号語への変換処理が非常に容易になる。これにより、データ伝送の処理効率を向上させることができる。以上により、本発明によれば、同期誤りの防止、誤り訂正能力の向上、および伝送効率の向上を実現することができる。
更に、本発明に係るデータ伝送方法は、データをOFDM変調して繰り返し伝送するデータ伝送方法であり、前述した「巡回関係にある所定長さの複数の符号語」(いわゆる巡回符号語系列)を、OFDMデータフレームの中の1つのサブキャリアに割り当てることを特徴とする。このとき、「巡回関係にある所定長さの複数の符号語」はOFDMデータフレームの中の最低周波数のサブキャリアに割り当てられる構成としてもよい。
本発明によれば、同期誤りの防止、誤り訂正能力の向上、および伝送効率の向上を実現することができる。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。本実施形態では、IDのような識別子となるデータを巡回符号語に変換して伝送する。以下では、IDのような識別子となるデータを「IDデータ」と記載する。
[巡回符号語のビット系列について]
まず、図1〜図3を用いて巡回符号語のビット系列について説明する。図1に示すように巡回符号語のビット系列を繰り返し伝送することにより、受信側では、どこから受信を開始しても、連続したビット系列における符号長のサイズだけ(例えば図1にて破線で囲んだサイズだけ)のビットを受信すれば、受信されたビットは、伝送された巡回符号語における巡回ビット系列になっているため、この巡回ビット系列も必ず符号語になっている。したがって、伝送された巡回符号語において伝送路でビット誤りが生じていても、受信側は、送信されてくるビット系列の同期をとること無く、上記の巡回ビット系列に基づいて誤り訂正符号の復号を行うことが可能である。また、巡回符号となる誤り訂正符号で符号化した符号語の中で、巡回関係にある符号語は全て同じIDデータとみなされるため、図2に示す例のように、Nビットの符号語からIDデータへのマッピングはN対1の関係になる。即ち、1ビットずつ巡回した関係にあるN個の符号語は、1つのIDデータに対応する。
さらに、図3を用いて巡回符号語の先頭ビット検出手法の一例を説明する。図3に示すように、符号語の中で0が最も長く連続する箇所を検出し、当該箇所の先頭の0を先頭ビットとする。ここで、0が最も長く連続する箇所が複数ある場合は、その次に続く1が最も長く連続する箇所を検出し、当該箇所の最初の0を先頭ビットとする。もし、0の次に続く1が最も長く連続する箇所も複数ある場合は、さらにその次に続く0が最も長く連続する箇所を検出する。以下、同様のアルゴリズムで先頭ビットを検出する。
なお、符号語の中では、ビットが全て0の符号語およびビットが全て1の符号語も符号語になるが、これらは巡回させてもビット列が変わらない。そのため、ビットが全て0の符号語およびビットが全て1の符号語は、特に、先頭ビットが意味を持たない特殊な符号語として利用することができる。
本実施形態では、巡回符号となる誤り訂正符号として、BCH符号(31、11、5)を用いる。これは符号長が31ビットであり、31ビットの中の5ビットまで訂正できる符号であり、11ビットの情報を伝送できるため、211種類の符号語が存在する。本発明では、この符号語の中で巡回関係にあるものは同じIDデータを示すことになるため、この符号で提供できるIDデータの数は68となる。これは、(211−2)/31+2で求められる。これは、211種類の符号語の中から、ビットが全て0の符号とビットが全て1の符号の2種類を引き、残りの符号語に対して、31種類ずつグループ分けしたグループ数が66種類となる。そして、ビットが全て0の符号とビットが全て1の符号の2種類の符号を上記66種類に足すことで68種類となる。なお、31種類ずつグループ分けする理由は、この符号の符号長が31ビットのため、1つの符号語に対して巡回関係となる31種類の符号語が存在するからである。
[本実施形態における伝送システムの構成]
以下、図4を用いて、上記のような巡回符号語を用いた伝送システム20の構成を説明する。図4に示すように、本実施形態の伝送システム20は、管理装置1と、送信装置2と、受信装置3とを含んで構成される。なお、図4では、管理装置1が、送信装置2と受信装置3から独立して構成され、これらの外部サーバとして機能する例を示したが、図8のように管理装置1が送信装置2と受信装置3の各々に組み込まれた構成を採用してもよい。図8の場合、送信装置2と受信装置3は、それぞれに組み込まれた管理装置1内の管理テーブル7Aを適正に管理することで、両装置の管理テーブル7Aの内容を同一に保持する(同期を取る)ことができる。
管理装置1は、巡回符号となる誤り訂正符号で符号語を生成する符号語生成器4と、生成された符号語の中で、ビット系列を巡回することで同じビット系列になる符号語を検出する符号語群検出器5と、同じ巡回ビット系列になる符号語のビット系列中で、同じビットが最も長く連続する箇所の先頭を先頭ビットとして検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトする先頭ビット検出器6と、巡回ビットシフト後のビット系列(即ち、先頭ビットから符号語が始まるビット系列、以後「代表符号語」という)を管理する管理部7とを備えている。
このうち管理部7は、代表符号語を記憶するための管理テーブル7Aを内蔵し、巡回ビットシフト後の代表符号語のそれぞれに対し、識別のためのIDデータを対応付けし、対応付けられた代表符号語およびIDデータを管理テーブル7Aに記憶する。
符号語群検出器5は、生成された符号語のビット系列が、管理テーブル7Aに既に記憶されている代表符号語と巡回ビットシフトで同じにならないかどうかを判定する。ここで、同じになる場合、符号語群検出器5は、当該生成された符号語を廃棄する。一方、上記判定で同じにならない場合は、当該生成された符号語が新しい符号語群であると判定できるため、符号語群検出器5は、当該生成された符号語を先頭ビット検出器6へ転送し、先頭ビット検出器6により先頭ビットの検出および巡回ビットシフトを実行させる。
送信装置2は、外部からIDデータを受信し、受信したIDデータを、当該IDデータに対応する代表符号語に変換するID変換器8と、変換後の代表符号語を伝送信号に変調し、当該伝送信号を繰り返し送信する変調器9とを備えている。
このうちID変換器8は、管理装置1の管理部7に対し、当該IDデータをキーとして代表符号語を問い合わせることで、当該IDデータに対応する代表符号語を取得し、当該IDデータを、取得した代表符号語に変換する。変調器9から送信された伝送信号は、伝送経路で誤りのビットが発生する可能性があるものの、受信装置3により受信される。
受信装置3は、伝送信号を受信し復調して受信ビット系列に変換する復調器10と、受信ビット系列における誤りのビットを訂正する誤り訂正器11と、受信ビット系列中で、同じビットが最も長く連続する箇所の先頭を先頭ビットとして検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトする(即ち、代表符号語に変換する)先頭ビット検出器12と、上記代表符号語を、当該代表符号語に対応するIDデータに変換し該IDデータを出力するID変換器13とを備えている。
このうち復調器10は、特に同期等をとる必要は無く、受信を開始したビットを先頭とするビット系列(符号語のビット数分のビット系列)を、受信ビット系列として誤り訂正器11に出力する。先頭ビット検出器12は、送信装置2の先頭ビット検出器6と同様の機能を有する。ID変換器13は、管理装置1の管理部7に対し、代表符号語をキーとしてIDデータを問い合わせることで、当該代表符号語に対応するIDデータを取得し、当該代表符号語を、取得したIDデータに変換する。
なお、図4に示す管理装置1、送信装置2、受信装置3は、いずれも、ハードウェア構成としては、通信機能とメモリを備えた通常のコンピュータにより構成することができる。即ち、CPUと、RAM及びROM等の主記憶装置と、ハードディスク等の補助記憶装置と、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置と、ディスプレイ等の出力装置と、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュールとを備えたコンピュータにより構成することができる。図4において説明した各機能は、CPU、RAM等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPUの制御のもとで通信モジュール、入力装置、出力装置を動作させるとともに、RAMや補助記憶装置におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
[伝送システムにおける相互のやりとりに関する処理シーケンス]
次に、図5を用いて伝送システムにおける各装置間のやりとりに関する処理シーケンスを説明する。
送信装置2においてID変換器8が、外部からIDデータを受信すると(ステップS1)、管理装置1の管理部7に対し、当該IDデータをキーとして代表符号語を問い合わせる(ステップS2)。
これに対し、管理部7は、当該IDデータをキーとして管理テーブル7Aを参照することで、当該IDデータに対応する代表符号語を取得し(ステップS3)、ID変換器8へ応答する(ステップS4)。
ID変換器8は、上記応答を受信し、当該IDデータに対応する代表符号語を取得する(ステップS5)。これにより、当該IDデータから代表符号語への変換が完了する。
そして、送信装置2において変調器9は、変換後の代表符号語を伝送信号に変調し、当該伝送信号を繰り返し送信する(ステップS6)。
この伝送信号は、受信装置3の復調器10により受信され、さらに復調されることで受信ビット系列に変換される(ステップS7)。この受信ビット系列には、伝送経路上でのビット誤りが含まれるとともに、送信・受信間で同期を取っていないので、ビット系列の巡回シフトも生じている。
次に、誤り訂正器11が、受信ビット系列における誤りのビットを訂正し(ステップS8)、先頭ビット検出器12が、受信ビット系列中で、同じビットが最も長く連続する箇所の先頭を先頭ビットとして検出し(ステップS9)、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトする、即ち、代表符号語に変換する(ステップS10)。そして、ID変換器13は、管理装置1の管理部7に対し、上記の代表符号語をキーとしてIDデータを問い合わせる(ステップS11)。
これに対し、管理部7は、上記代表符号語をキーとして管理テーブル7Aを参照することで、当該代表符号語に対応するIDデータを取得し(ステップS12)、ID変換器13へ応答する(ステップS13)。
ID変換器13は、上記応答を受信し、上記代表符号語に対応するIDデータを取得する(ステップS14)。これにより、上記代表符号語からIDデータへの変換が完了する。そして、ID変換器13は、変換で得られたIDデータを出力する(ステップS15)。
以上のような実施形態では、巡回符号となる誤り訂正符号を用いることで、固定長サイズのデータを繰り返し伝送する技術において、受信装置がどのビットから受信しても誤り訂正の復号が可能となり、巡回関係にある符号語を同じ情報として利用することにより特段のデータ同期処理を行うことなく、データ同期が保持される。また、同期用のビット系列と、データ系列(伝送すべき本来のデータ)とを同時に誤り訂正符号化することで、符号長の大きい誤り訂正符号を適用でき、同期用の信号に対しても誤り耐性が強くなる。さらに、管理テーブルを参照することで、代表符号語からデータへの変換処理およびデータから代表符号語への変換処理が非常に容易になり、従来のようなデータ系列への余分なビットの挿入等の前処理は行わないため、データ伝送の処理効率を向上させることができる。以上により、同期誤りの防止、誤り訂正能力の向上、伝送効率の向上、の3つを実現することができる。
[応用例の説明]
次に、伝送周波数帯域や伝送パラメータが可変とされたOFDMデータ伝送システムに本発明を応用した応用例について説明する。一般的な通信システムでは、伝送周波数帯域や伝送パラメータは固定値となっている。また、伝送周波数帯域に複数の候補がある場合は、ひとつずつ受信を試して受信できるものを採用するという手法が採られる。しかし、この場合、ひとつずつ受信を試していくため、伝送周波数帯域を設定するまでに時間がかかるという欠点がある。この応用例では、共通チャンネルのみ固定値とし、前述した伝送システムを適用することで、共通チャンネルで同期を取りつつ、伝送周波数帯域や伝送パラメータを示す伝送プロファイルを送る方式を説明する。
図6に伝送フォーマットの一例を示す。共通チャンネルではBCH符号で符号化された巡回符号語を先頭ビットから伝送する。この先頭ビットのシンボルを送るタイムスロットを、データチャンネルの伝送においても、データフレームの先頭シンボルを送るタイムスロットとする。
この場合、巡回符号語に対応するIDデータは、伝送プロファイルということになる。伝送プロファイルは、例えば図7に示すように、データチャンネルの伝送周波数帯域やOFDM変復調のパラメータ(例えば符号化率)を示す。図7については後述する。また、共通チャンネルのシンボル長とデータチャンネルのシンボル長とは同じであり、共通チャンネル、データチャンネルともに等しいフレーム長で繰り返し伝送をする。これにより、共通チャンネルで巡回符号語の先頭ビットを検出することで、データチャンネルのフレームの先頭も検出できることになる。具体的には、受信した符号語が先頭ビットから何ビットだけ巡回シフトしているかを検出し、そのビット数だけデータチャンネルのシンボルもシフトさせることにより、データチャンネルのフレームの先頭を検出することができる。また、受信装置は、受信した共通チャンネルの巡回符号語をID変換器により伝送プロファイル(IDデータに相当)に変換することで、データチャンネルの伝送周波数帯域や伝送パラメータを識別できる。このような伝送方式により、ひとつの共通チャンネルでデータ同期、伝送周波数帯域の検出、伝送パラメータの識別が全て行えるようになる。
図7には、この応用例における管理テーブル(代表符号語と伝送プロファイルとの対応付けテーブル)7Bの一例を示す。図7に記載されている代表符号語の例は、BCH符号の符号語を先頭ビットから始まるビット系列に巡回したものである。代表符号語と伝送プロファイルとは1対1の関係で管理されている。伝送プロファイルには、データ伝送に用いられる伝送周波数帯域や、誤り訂正の符号化率等が設定されている。受信装置は、共通チャンネルで受信した巡回符号の符号語から代表符号語にビットをシフトさせることで、管理テーブル7Bから、対応する伝送プロファイルを識別することができる。また、送信装置は、データ伝送をする伝送プロファイルに対応する代表符号語を、管理テーブル7Bから取得し、取得した代表符号語を共通チャンネルに使用することで、データ同期を取りながら、伝送プロファイルを送ることができる。
巡回符号語カルーセル伝送を説明するための図である。 巡回符号語とIDのマッピングを説明するための図である。 巡回符号語の先頭ビット検出を説明するための図である。 発明の実施形態に係る伝送システムの構成図である。 各装置間のやりとりに関する処理シーケンスを示す図である。 巡回符号語伝送プロファイルの一例を示す図である。 代表符号語と伝送プロファイルとの対応付けテーブルの一例を示す図である。 管理装置が送信装置と受信装置の各々に組み込まれた構成の伝送システムを示す図である。
符号の説明
1…管理装置、2…送信装置、3…受信装置、4…符号語生成器、5…符号語群検出器、6…先頭ビット検出器、7…管理部、7A、7B…管理テーブル、8…ID変換器、9…変調器、10…復調器、11…誤り訂正器、12…先頭ビット検出器、13…ID変換器、20…伝送システム。

Claims (5)

  1. 巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを用いて、データを伝送するデータ伝送方法であって、
    送信装置が、前記管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該送信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、伝送対象のデータを、当該伝送対象のデータに対応する代表符号語に変換する第1の変換ステップと、
    前記送信装置が、前記第1の変換ステップによる変換後の代表符号語を繰り返し、受信装置へ送信する送信ステップと、
    前記受信装置が、前記送信装置から送信された前記変換後の代表符号語に相当するビット系列を受信し、受信したビット系列に対し誤り訂正符号で巡回符号化に基づく誤り訂正を行う受信訂正ステップと、
    前記受信装置が、前記受信訂正ステップによる誤り訂正後のビット系列から、前記所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得るシフトステップと、
    前記受信装置が、前記管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該受信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、前記シフトステップにより得られた代表符号語を、当該代表符号語に対応するデータに変換する第2の変換ステップと、
    を有するデータ伝送方法。
  2. 巡回符号となる誤り訂正符号によって符号語を生成する符号語生成手段と、
    前記符号語生成手段により生成された符号語の中で、ビット系列を巡回することで同じビット系列になる符号語を検出する符号語群検出手段と、
    前記符号語群検出手段により検出された前記同じビット系列になる符号語に対し、所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得る先頭ビット検出手段と、
    前記先頭ビット検出手段により得られた代表符号語のそれぞれに対し、データを対応付けし、対応付けられた代表符号語およびデータを記憶する記憶手段と、
    を備える管理装置。
  3. データを送信する送信装置と、前記データを受信する受信装置とを含んで構成される伝送システムであって、
    前記送信装置は、
    巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語を、代表符号語として、該代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該送信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、伝送対象のデータを、当該伝送対象のデータに対応する代表符号語に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換手段による変換後の代表符号語を、繰り返し受信装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    巡回関係にある所定長さの複数の符号語のうち、所定の規則に基づいて定められた先頭ビットから始まる1つの符号語である代表符号語、に相当するビット系列を受信し、受信したビット系列に対し誤り訂正符号で巡回符号化に基づく誤り訂正を行う受信訂正手段と、
    前記受信訂正手段による誤り訂正後のビット系列に対し、前記所定の規則に基づいて先頭ビットを検出し、当該先頭ビットから符号語が始まるようにビット系列を巡回ビットシフトして代表符号語を得るシフト手段と、
    前記代表符号語とデータとを対応付けて記憶した管理テーブルを記憶した外部装置へ問い合わせることにより、又は、当該受信装置が内蔵した前記管理テーブルを参照することにより、前記シフト手段により得られた代表符号語を、当該代表符号語に対応するデータに変換する第2の変換手段と、
    を備える
    ことを特徴とする伝送システム。
  4. データをOFDM変調して繰り返し伝送するデータ伝送方法において、
    請求項1に記載の巡回関係にある所定長さの複数の符号語を、OFDMデータフレームの中の1つのサブキャリアに割り当てることを特徴とするデータ伝送方法。
  5. 前記巡回関係にある所定長さの複数の符号語は、OFDMデータフレームの中の最低周波数のサブキャリアに割り当てられることを特徴とする請求項4に記載のデータ伝送方法。
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