JP4443524B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技機の一種であるパチンコ機やパチンコ機と同様に遊技球を使用するスロットマシン(所謂パロット)は、遊技球を貯留しうる球受け皿が遊技機前面側に配設されている。この種の遊技機は、前記球受け皿に貯留された遊技球を所定個数ずつ遊技機内に送り込むことで遊技が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている遊技機は、遊技球を貯留する球受け皿ユニット15(上記球受け皿に相当)を球受け皿部45、その球受け皿部45の後側に位置する後板部材31、その後板部材31との間に球受け皿部45を介在させ、種々の部品を収容しうると共に後側に開口する収納領域22を画成したカバー部材21及びそのカバー部材21又は後板部材31を回動可能に枢支するヒンジ機構51から構成され、ヒンジ機構51を介して後板部材31又はカバー部材21を回動させることで、収納領域22の開放又は閉成がなされるように構成されている。
なお、後板部材31の裏面には、金属板部材40が組み付けられている。この金属板部材40は、後板部材31における後面のほぼ全面を覆うことができる大きさに形成されて、後板部材31に歪みが発生したり、上球皿ユニット15に前後を貫通する孔を設けて該孔を介して遊技機内部に異物を挿入する等の不正行為が行われたりするのを防止するために設けられているものである。
特開2005−52423号公報
上記特許文献1では、球受け皿ユニット15が、後板部材31に、球受け皿部45と、金属板部材40とをネジにより固定して一体に取り扱えるように組み付けたもとで、その後板部材31とカバー部材21とを、ネジにより強固に固定している。そのため、ヒンジ機構51を介して後板部材31又はカバー部材21の何れかを回動させる場合には、工具を用いて当該ネジを取り外す必要があった(上記特許文献1明細書段落[0007]参照)。
従って、収納領域22に収容された電子部品交換等のメンテナンスや組み立ての際に行う収納領域22の開放又は閉成には手間や時間がかかるという問題があった(以上に記載の符号は特許文献1におけるものである。)。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、カバー部材内に形成された収納領域に収納・設置される各種電子部品(スイッチ類やランプ類)を交換したり、メンテナンスする際に、それらへの作業性を向上させた遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明に係る遊技機は、遊技に供する操作部と、所定数の遊技球を貯留するための皿部と、前記皿部へ遊技球を排出させるための球排出口を有し、前記皿部の後面に設置された後板部材と、後側に開口した開口部に連通して形成された収納領域に前記皿部及び前記後板部材を収納するカバー部材と、前記皿部及び前記後板部材を前記カバー部材に固定する固定部材とから構成された球受け皿を、機前面側に備えた遊技機であって、前記固定部材は、前記後板部材の後面に当接し、指先操作によって着脱自在に配設され、前記皿部から流下する遊技球を取り込む球取込装置であり、前記球取込装置は、前記後板部材の下縁を跨ぐように、前記後板部材の後面に配置され、かつ前記カバー部材に固定される、ことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、前記後板部材は、後面に前記球取込装置の一部を嵌合させる溝部を有し、前記カバー部材は、前記球取込装置の他の一部を収容するための配設領域を有し、前記球取込装置は、前記溝部及び前記配設領域によって形成される収納領域に収納された状態で前記カバー部材に固定されている、ことを特徴とする。
かかる構成とすることにより、指先操作によって着脱自在とされた球取込装置を設置又は取り外すだけで、前記皿部及び後板部材を前記カバー部材に対して固定又は取り出すことができるので、作業性を低下させることなく、前記皿部及び後板部材の着脱を確実に行うことができる。
本発明によれば、前記カバー部材に収納された前記皿部及び前記後板部材を支持する前記球取込装置が指先操作によって着脱自在に固定されているので、前記球取込装置と前記皿部及び前記後板部材とを簡単に着脱でき、前記カバー部材内に収納された前記皿部及び前記後板部材を取り外せば、前記カバー部材の内部(裏側)に設けられた各種電子部品(スイッチ類やランプ類)に容易にアクセスすることができ、それらの交換やメンテナンスに要する作業負担を軽くすることができる。また、前記球取込装置が指先操作によって着脱自在に固定されているので、組み立て時の組み立て工程も削減でき、作業者の負担も軽くすることができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施形態を挙げて、図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
なお、本実施形態では、遊技機として、パチンコ球を遊技媒体として使用し、スロット遊技を提供する一般的なパロット機を例にして説明する。本実施の形態における遊技機は、基本的な遊技内容については、いわゆるスロットマシンと似通った性質を具備するものである。但し、遊技に際しては所定数の遊技媒体としての遊技球(例えばパチンコ機と同様の遊技球:パチンコ球)を必要とし、所定条件が成立した場合には複数の遊技球、場合によっては大量の遊技球が払い出されるよう構成されている。
また、以下の説明において、前・後及び左・右とは、図1に示すように遊技機1を正面から見た状態で指称するものとする。
(全体の構成)
図1は、本実施形態における遊技機の構成を示す正面図である。図1に示すように、遊技機1は、本体枠としての外枠2と、この外枠2の前部に設けられ、外枠2の一方の側部に設けられたヒンジ部12によって開閉可能に支持された中枠3と、この中枠3の前部に設けられ、中枠3の一方の側部に設けられたヒンジ部12によって開閉可能に支持された前枠部4とにより構成され、外枠2が遊技ホールの島設備に取り付け固定される。前枠部4は、外枠2に対して回動自在に枢支されると共に、その枢支端(ヒンジ部12)と反対側の側部の裏面に設けられた施錠装置の操作により、外枠2に対して中枠3と一体で開閉し得るように構成される。
前枠部4の前面中央には、中枠3に設置されて前枠部4の裏面に臨む可変表示装置(図示せず,例えば、リールユニット)を覆い、前記可変表示装置を視認する窓部13が設けられている。
窓部13の下方位置には、入賞により払い出された遊技球を貯留すると共に、この貯留した遊技球を前枠部4の裏面に設けた球取込装置50(図4参照)へ供給する球受け皿15が配設されている。
また、前枠部4における最下部(球受け皿15の下方)には、球受け皿15からオーバーフローした遊技球を貯留する下皿16が配設されている。
球受け皿15は、前枠部4の前方に膨出したカバー部材150によって外形が構成されている。そして、そのカバー部材150の上面及び前面には操作部14が構成されている。
(操作部14の構成)
操作部14には、レバー141、ストップボタン142及び精算ボタン145が前面に設けられ、BETボタン143及び切替ボタン144が上面に設けられている。レバー141は、操作部14の左側に配設され、前記各リールの回転を一斉に開始させる(図柄組み合わせゲームにおける可変表示を開始させる)ために操作される始動操作手段を構成する。
レバー141の右側には、回転中の前記各リールを個別に停止させるためのストップボタン142,142,142が設けられている。各ストップボタン142,142,142は、停止対象となるリールに対応するように配設されている。ストップボタン142,142,142は、可変表示を停止させる停止手段、及び可変表示を停止させるべく操作される停止操作手段を構成する。なお、本実施形態では、ストップボタン142、142,142が押圧操作されないまま所定時間経過すると、前記リールが停止させられるよう構成されている。
また、レバー141の上方(カバー部材150の上面)には、遊技球を投入するための入力手段を構成するBETボタン143が設けられている。このBETボタン143は、遊技媒体(又は記憶遊技媒体)である遊技球を必要数分だけ投入するためのものである。
さらに、切替ボタン144は、既に取り込まれ、貯留記憶された状態となっている遊技球や、所定条件成立の結果、遊技者に払い出される遊技球の取扱形式を変更するために操作される。この取扱形式の変更とは、例えば、払い出される遊技球の取扱を現実の遊技球として後述する下皿16から排出させるのか、又は仮想遊技球として遊技機の制御装置に貯留記憶させるのかを変更することを意味する。
一方、精算ボタン145は、球受け皿15(後述する皿部151)に貯留されている遊技球を下皿16に排出するためのものである。すなわち、遊技者が遊技を終了して球受け皿15に貯留されている遊技球を取り出そうとした場合に、当該精算ボタン145が押圧操作されることで、球受け皿15内の遊技球が下皿16に排出される。これに加え、精算ボタン145は、BETボタン143の押圧操作により一旦取り込まれた遊技球や、前述した貯留記憶された遊技球を払い出す機能をも具備する。
次に、本実施形態における球受け皿15の構成及び前枠部4の裏側の構成について図面を参照して、以下に説明する。図2は、本実施形態における球受け皿の構成及び前枠部の裏側の構成を示す分解斜視図である。また、図3は、本実施形態における前枠部の裏側の構成を示す分解斜視図である。
(球受け皿の構成)
図2及び図3に示すように、前枠部4の左右方向の略全長に亘って前方に矩形状に膨出して形成されたカバー部材150の膨出部分の上側及び後側には、それぞれ開口部が形成されており、上側に開口した上方開口部150aと後側に開口した後方開口部150bとが連通している。この連通された空間が収納領域Sを形成する(図3参照)。
(カバー部材の構成)
カバー部材150は、前枠部4の左右方向の略全長に亘って前方に矩形状に膨出して形成されている。カバー部材150の内部は上側及び後側に開口部を有する中空構造になっており、この中空構造とされた内部(収納領域S)に後述する遊技球を貯留するための皿部151及び後板部材152が収納される。そして、そのカバー部材150の膨出部分の上部の一部は、遊技球を貯留するために皿形状をなしている。
すなわち、カバー部材150は、前枠部4の前方に膨出し、上側と後側とを貫通する貫通孔が形成された形状をなすものであり、この貫通孔が形成された領域が皿部151及び後板部材152を収納する収納領域Sである。そして、カバー部材150と、このカバー部材150の形状によって形成された収納領域Sに収納された皿部151及び後板部材152と、これら皿部151及び後板部材152を収納領域Sに確実に固定するための固定手段100によって球受け皿15は構成される。
また、このカバー部材150の膨出部分の前面及び上面には、操作部14が構成されているので、カバー部材150の前面側及び上面側には、操作部14を構成するレバー141、ストップボタン142、BETボタン143、切替ボタン144及び精算ボタン145が設置され、カバー部材150の裏側(内部)の収納領域Sでは、操作部14を構成する各部品の端子部分60(図3参照;図3に示した端子部分60は、ストップボタン142(右端)の端子部分を示す)や、遊技演出用に設けられたLED基板や、それら部品のカバー部材150への着脱機構などを臨むことができ、操作部14を構成する各部品の故障やメンテナンス時には、収納領域S側から各部品を取り外したり、修理したりすることができる。
(皿部の構成)
皿部151は、図2に示すように、その左側に位置して前後方向に所要の幅寸法を有する半椀形状をなし、多数の遊技球を貯留可能な球貯留部151aと、該球貯留部151aの右側に連続的に形成されて前後の幅寸法を前記遊技球の直径寸法と略同等に設定した球整流路151bとから構成されており、該球貯留部151a及び球整流路151bのそれぞれは、後方及び上方に開口している。
すなわち、皿部151(球貯留部151a及び球整流路151b)の後方開口は、後述する後板部材152によって遮蔽されるように構成されている。
なお、皿部151の底面は、所定の傾斜角度で右側に向かうにつれて、下方傾斜するよう形成されると共に、後板部材152に形成された球排出口152a(後述)が球貯留部151aに開口し、球取込口152bが球整流路151bの傾斜下端部側に開口するように後板部材152に取り付けてある。
また、実際の遊技ホールでは、遊技機1の左側に球貸し装置(図示せず)が設けられることとなり、この球貸し装置への紙幣や硬貨等の投入によりノズルなどを通じて遊技球がこの球貯留部151aに供給されるようになっている。
(後板部材の構成)
図2に示すように、後板部材152は、カバー部材150の後方の開口部(収納領域S)を閉成可能な板状に形成される。そして、後板部材152における左側位置には、前後方向に開口する球排出口152aが開設されており、該球排出口152aから後方に向けて延出した連絡筒部152cを介して前記球払出装置で払い出した遊技球が皿部151(球貯留部151a)に排出されるようになっている。
一方、後板部材152における右側部分には、遊技に応じて作動される球取込装置50に連通する球取込口152bが開設され、後板部材152の裏側における球取込口152bに対応する位置に、球取込装置50(図4参照)が着脱自在に配置される。
なお、後板部材152の裏面側には、球取込装置50を嵌合させる溝部152dが形成されている(図3参照)。この溝部152dは、球取込装置50の前後方向(厚さ方向)の一部及び上下方向の一部が収納される溝形状の領域である。
ここで、収納領域Sに収納された皿部151及び後板部材152が、カバー部材150と球取込装置50とで挟むようにされていれば、溝部152dは溝形状をなさなくともよい。すなわち、少なくとも球取込装置50が後板部材152に対して後方から当接可能な領域が溝部152dに代わるものとして確保されていればよい。なお、溝部152dが形成されることによって球取込装置50がより強固に固定され、結果として後板部材152及び皿部151を確実に支持できることは明らかである。そして、この球取込装置50は、固定部材100の一部として、ステー110と共に、後板部材152の後側から支持することとなる。なお、この球取込装置50は、単独の固定部材100として後板部材152の後側から皿部151及び後板部材152を支持するようにしてもよい。この場合、球取込装置50及び溝部152dの形状を、球取込装置50のみで皿部151及び後板部材152を左右方向にバランスよく支持するための形状とすることが好適である。
(前枠部の裏側の構成)
固定部材100は、前枠部4の幅方向の両側縁部に沿ってそれぞれ裏側に設置された金属製の補強部材(第1の補強部材21,第2の補強部材22)に架設されたステー110と、そのステー110の一端を第1の補強部材21において固定する第1の固定部101と、ステー110の他端を第2の補強部材22において固定する第2の固定部102とから構成され、架設されたステー110は、カバー部材150に収納された後板部材152(皿部151を含む)の後面を付勢するように設置される。
ここで、第1の補強部材21及び第2の補強部材22は、固定部材100を構成する第1の固定部101及び第2の固定部102を、遊技機1の前枠部4の裏側(カバー部材150の後方)に設けるにあたって、球受け皿15(カバー部材150)に衝撃が加わった際、固定部材100に架設されるステー110に対する衝撃力を分散させる目的で設けられるものである。
従って、第1の補強部材21において、カバー部材150のほぼ後方の位置(収納領域Sに皿部151を接合した後板部材152を収納したときの当該後板部材152の左端近傍)に第1の固定部101が形成され、第2の補強部材22において、カバー部材150のほぼ後方の位置(収納領域Sに皿部151を接合した後板部材152を収納したときの当該後板部材152の右端近傍)に第2の固定部102が形成される。
また、本実施形態では、前枠部4の幅方向の両側縁部に沿ってそれぞれ裏側に設置された補強部材のうち、ヒンジ部12に近い側の補強部材を第1の補強部材21としている。従って、外枠2に対して前枠部4を開放させた場合に、外枠2から大きく離間する側の側縁部に第2の補強部材22が配設されるため、当該第2の補強部材22には、外枠2や中枠に対して係合可能とされた施錠機構20aが配設される。すなわち、第2の補強部材22は、この施錠機構20aの台座としての施錠基材20bとして機能する。
第1の固定部101は、ステー110の一端に形成された係合片111に係合する係合孔101aの態様をもってなり、第2の固定部は、第2の補強部材22に形成されたネジ孔102aの態様をもってなる。従って、ステー110の一端に形成された係合片111を係合孔101aに挿入・係合させた状態で、ネジ孔102aとステー110の他端に形成されたネジ孔112とを併せて、つまみ付きネジ120(固定具)で指先操作に基づき着脱自在に螺合(固定)することによってステー110が架設固定される。
なお、本実施形態では、第2の固定部102に対する固定具として、指先操作によって螺着可能なつまみ付きネジ120を採用したが、これに限られることなく、第1の固定部101に対する固定具として、指先操作によって螺着可能なつまみ付きネジ120を採用してもよい。この場合、第1の補強部材21に設けられる第1の固定部101は、第2の固定部102と同様にネジ孔が形成され、ステー110の両端には、それぞれネジ孔が形成されることになるので、ステー110の両端部がつまみ付きネジ120によって第1の固定部101(第1の補強部材21)及び第2の固定部102(第2の補強部材22)に架設固定されることになる。
また、後板部材152の後方を支持するように設置されるステー110が金属によって形成されることによって、後板部材152に歪みが生じたり、球受け皿15に前後を貫通する孔を設け、該孔を介して遊技機1の内部に異物を挿入する等の不正行為が行なわれるのを防止することができる。このような効果は、特許文献1に記載の金属板部材40と同様であるが、本発明に係る遊技機では、ステー110の設置態様に特徴がある。
(配設領域の画成)
一方、収納領域Sに皿部151及び後板部材152を収納した後に後板部材152に設けられた球取込口152bに連結される球取込装置50(図4参照)の一部を収納するための溝形状の配設領域Sが収納領域Sに連通するように形成されている。従って、溝部152dと配設領域Sとによって形成された領域に球取込装置50の上下方向の全体が収納されることとなる。
また、配設領域Sには、球取込装置50に設けられた固定手段50a(図4参照)と係合し、この固定手段50aに対して位置決めされた係合孔51が形成されている。
なお、配設領域Sの画成位置(球取込装置50の設置位置)は、球取込装置50の設置がステー110の設置に干渉しないように設定される。例えば、第1の補強部材21と第2の補強部材22との間に架設されたステー110よりも下方に球取込装置50は配設され、後板部材152は、その後面の上側がステー110によって支持され、当該後面の下側を球取込装置50が支持するようになっている。従って、このように後板部材152の後面の上側及び下側が支持されるので、確実な固定を図ることができる。
(球取込装置について)
球取込装置50は、遊技者による遊技球の投入操作やクレジット操作等に基づき、遊技球が所定個数ずつ取り込まれる装置である。そして、所定個分の遊技球が取り込まれる毎にその都度の遊技(ゲーム)の開始条件が成立し、遊技開始の準備が整えられるようになっている。このとき、遊技球は所定個数ずつ取り込まれた後、遊技機1の外部(図示しない排出通路)に排出される。
前記投入操作等が行われた場合、球取込装置50が作動し、これにより皿部151にある遊技球が所定個数ずつ取り込まれる。また、遊技中に所定条件が成立した場合には、前記払出装置(図示せず)が作動し、これによりタンク(図示せず)に貯留されている遊技球が、払出通路152c等を介して基本的には皿部151に払い出される。
本実施の形態における実際の遊技球の取込は、前述の通り球取込装置50によって行われる。なお、球取込装置50よりも上流側の取込通路(図示せず)には、1個1個の遊技球の存在の有無を検出可能なフォトセンサよりなる取込検出センサ(図示せず)が複数個配設されている。当該検出センサの存在によって、1BET分(5個)、2BET分(10個)或いは最大BET分(15個)などと設定された遊技球を一度に取込可能か否かを検出できるようになっている。
以上の構成よりなる遊技機1において、収納領域Sに皿部151及び後板部材152を収納し、さらに、球取込口152bに連結される球取込装置50を配設領域Sに収納したときの背面図が図4である。
図4に示すように、収納領域Sに皿部151及び後板部材152が収納され、第1の補強部材21に設けられた第1の固定部101と第2の補強部材22に設けられた第2の固定部102とに亘って架設されたステー110は、後板部材152の後面に当接するように配設されることとなり、後板部材152を後方から支持することとなる。
また、配設領域Sに少なくとも一部が収納された球取込装置50は、ステー110に干渉しないように設置されているので、第1の補強部材21と第2の補強部材22との間に架設されたステー110よりも下方に球取込装置50は配設され、後板部材152は、その後面の上側がステー110によって支持され、当該後面の下側を球取込装置50が支持するようになっている。
さらに、配設領域Sに収納された球取込装置50には、前述した係合孔51に対応する位置に固定手段50aが設けられている。この固定手段50aには、指先操作によって球取込装置50自体を配設領域Sに脱着可能な回転クリップが採用される。なお、この固定手段50aや前述のつまみ付きネジ120などのように、指先操作によって複数の部材を脱着可能とするものとしては、つまみ付きネジや回転クリップの他に、ナイラッチや旋回式レバーなどが採用されてもよい。
このように、指先操作で容易かつ確実に脱着可能とされた球取込装置50が、ステー110と同様に、後板部材152の後面を支持することによって、ヒューマンエラー等によってステー110の取り付けが確実になされなかった場合でも、球取込装置50が後板部材152の後面に当接しているので、当該球取込装置50とカバー部材150とによって皿部151及び後板部材152を挟んで、確実に固定することができる。
また、球取込装置50も指先操作によって着脱自在としたので、容易に球取込装置50を配設領域Sから離脱させることができ、カバー部材150に設けられた操作部14を構成する各種部品を着脱したり、端子部分60等にアクセスする必要が生じた場合に、その作業性を低下させることない。
次に、カバー部材150に形成された収納領域Sへの皿部151及び後板部材152の収納状態及び、皿部151と共に収納領域Sへ収納された後板部材152を支持・固定するためのステー110の設置動作について図5(a)及び図5(b)を参照して以下に説明する。
図5(a)は、図4におけるA−A断面図であり、図5(b)は、ステー110の係合片111を第1の固定部101に係合させて第2の固定部102にステー110の他端に螺着されたつまみ付きネジ120を取り付ける状態(ステー110の設置動作)、又は、架設固定されたステー110の他端に螺着されたつまみ付きネジ120を第2の固定部102からはずした状態(ステー110の離脱動作)の図4におけるB−B断面図である。
図5(a)に示すように、カバー部材150の内面側に形成された収納領域Sに収納された皿部151及び後板部材152は、カバー部材150と、後板部材152の後面上側に当接するステー110とによって保持されると共に、カバー部材150と、後板部材152の後面下側に当接する球取込装置50とによって保持されている。
なお、後板部材152に接合された皿部151は、収納領域Sに収納される際、カバー部材150の上方に形成された上方開口部150aの内縁形状と皿部151の外縁形状とが合うように当該収納領域Sに収納される。
次に、皿部151と共に収納領域Sへ収納された後板部材152を支持・固定するためのステー110の設置動作は、図5(b)に示すように、まず、一体的に取り扱い得るように組み付けた皿部151及び後板部材152を、カバー部材150の収容空間Sに収容する。
次に、ステー110の係合片111を、第1の補強部材21に形成された第1の固定部101(係合孔101a)に係合させた後、その第1の固定部101(係合孔101a)を支点としてカバー部材150の右端方向にステー110を回動させて、後板部材152の後面に当接させる。
最後に、ステー110の他端(ネジ孔112)に螺着されたつまみ付きネジ120を、指先操作により第2の固定部102に設けられたネジ孔102aに螺着させて、ステー110を後板部材152の背面(カバー部材150の後側)に固定する。
さらにその後、球取込装置50を取付けると、その球取込装置50によって溝部152dと後板部材152の左側下端とが押えられる。
そして、皿部151及び後板部材152を収納領域Sから離脱させてカバー部材150の後面側に配設された端子部分60などを臨む際のステー110の設置動作は、まず、溝部152d及び後板部材152の左側下端に当接している球取込装置50の固定手段50aを指先操作にて解除して配設領域S及び溝部152dから球取込装置50を離脱させる。
次に、ステー110の他端(ネジ孔112)に螺着されたつまみ付きネジ120を、指先操作によりネジ孔102aからはずし、第1の固定部101(係合孔101a)を支点としてカバー部材150から離間する方向にステー110を回動させて、ステー110が、第1の補強部材21に形成された第1の固定部101(係合孔101a)に係合片111を遊嵌させた状態にし、第1の固定部101(係合孔101a)から係合片111をはずすことによってステー110がはずされる。
最後に、後板部材152の後方に対するステー110の支持が解除されることによって、皿部151及び後板部材152を収納領域Sから離脱させることができ、前枠部4の背面からは、カバー部材150の後面側に配設された端子部分60などを臨むことができる。
このように、ステー110の一端に形成された係合片111を、係合孔101aに遊嵌させた状態で、ステー110の他端側で、第2の固定部102に対して確実かつ容易に脱着できる固定具(例えば、つまみ付きネジ120)を用いた固定を行う構成としたことにより、指先操作により前記固定具を外して皿部151及び後板部材152を支持するステーを容易に取り外すことができる。そして、カバー部材150に対して皿部151及び後板部材152を着脱する作業にあって、工具を不要としたので、カバー部材150に形成された収納領域Sの開放又は閉成に要する作業性を向上させることができる。
また、球取込装置50が、固定部材100の一部として、ステー110と共に後板部材152の後側から支持することとなり、後板部材152の後面の上側がステー110によって支持され、当該後面の下側を球取込装置50が支持するので、皿部151及び後板部材152の確実な固定を図ることができる。
なお、前述の実施形態において、カバー部材150の構成を、前枠部4から膨出して一体形成された構成としたが、これに限られるものではなく、前枠部4に対してヒンジなどで開閉可能に枢支される構成としてもよい。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
所定数の遊技球を貯留するための皿部と、前記皿部へ遊技球を排出させるための球排出口を有し、前記皿部の後面に設置された後板部材と、後側に開口した開口部に連通して形成された収納領域に前記皿部及び前記後板部材を収納するカバー部材と、前記皿部及び前記後板部材を前記カバー部材に固定する固定部材とから構成された球受け皿を、機前面側に備えた遊技機であって、前記固定部材は、前記カバー部材の開口部側の幅方向の一方の端部の後側に設けた第1の固定部及び前記カバー部材の開口部側の幅方向の他方の端部の後側に設けた第2の固定部に亘って架設されたステーと、前記第1の固定部及び前記第2の固定部の少なくとも何れか一方に前記ステーを指先操作で着脱自在に固定する固定具とから構成されたことを特徴とする遊技機1。
遊技機1において、前記第1の固定部には、前記ステーの一方の端部を係合するための係合部が形成され、前記ステーは、その一方の端部を前記係合部に係合させると共に、前記固定具を前記第2の固定部に固定させることにより他方の端部が支持されて、前記第1の固定部と前記第2の固定部とに亘って架設されることを特徴とする遊技機2。
遊技機1又は遊技機2において、前記遊技球に基づき実行されるゲームを遊技者に視認させるための窓部を有すると共に、開閉可能とされた前枠を備え、前記カバー部材は、前記前枠と一体に成型され、前記前枠及び前記カバー部材の後方に、その幅方向の一方の側端縁部に沿って第1の補強部材が配設されると共に、前記カバー部材の幅方向の他方の側端縁部に沿って第2の補強部材が配設され、前記第1の固定部は、前記第1の補強部材におけるカバー部材への対向位置に形成され、前記第2の固定部は、前記第2の補強部材におけるカバー部材への対向位置に形成されたことを特徴とする遊技機3。
遊技機3において、前記第2の補強部材は、前記前枠の開放端側に配設されることを特徴とする遊技機4。
遊技機3において、前記第2の補強部材は、前記前枠の開閉に係る施錠機構を組み付ける施錠基材にて構成されていることを特徴とする遊技機5。
遊技機1〜5の何れかにおいて、前記皿部から流下する遊技球を取り込む球取込装置が、前記後板部材の後面に当接し、指先操作によって着脱自在に配設され、当該球取込装置が前記固定部材の一部をなすことを特徴とする遊技機6。
遊技機1において、前記第1の固定部及び前記第2の固定部には、つまみ付きネジよりなる前記固定具を螺着させるためのネジ孔がそれぞれ形成され、前記ステーは、その両端部を支持した前記固定具を前記ネジ孔に各々螺合させることにより、前記第1の固定部と前記第2の固定部とに亘って架設されることを特徴とする遊技機7。
本発明に係る遊技機の一実施形態における構成を示す正面図。 本発明に係る遊技機の一実施形態における前枠部の後方側の構成を示す分解背面図。 本発明に係る遊技機の一実施形態における前枠部の後方側の構成を示す分解背面図。 本発明に係る遊技機の一実施形態において、収納空間内の皿部及び後板部材を固定部材によって固定したときの前枠部の後方側の構成を示す背面図。 (a)は図4におけるA−A断面図、(b)は図4におけるB−B断面図。
符号の説明
1 遊技機
2 外枠
3 中枠
4 前枠部
12 ヒンジ部
13 窓部
14 操作部
141 レバー
142 ストップボタン
143 BETボタン
144 切替ボタン
145 精算ボタン
15 球受け皿
150 カバー部材
150a 上方開口部
150b 後方開口部
151 皿部
151a 球貯留部
151b 球整流路
152 後板部材
152a 球排出口
152b 球取込口
152c 連絡筒部
152d 溝部
16 下皿
20a 施錠機構
20b 施錠基材
21 第1の補強部材
22 第2の補強部材
50 球取込装置
50a 固定手段
51 係合孔
60 端子部分
101 第1の固定部
101a 係合孔
102 第2の固定部
102a ネジ孔
110 ステー
111 係合片
112 ネジ孔
120 つまみ付きネジ
収納領域
配設領域

Claims (2)

  1. 遊技に供する操作部と、所定数の遊技球を貯留するための皿部と、前記皿部へ遊技球を排出させるための球排出口を有し、前記皿部の後面に設置された後板部材と、後側に開口した開口部に連通して形成された収納領域に前記皿部及び前記後板部材を収納するカバー部材と、前記皿部及び前記後板部材を前記カバー部材に固定する固定部材とから構成された球受け皿を、機前面側に備えた遊技機であって、前記固定部材は、前記後板部材の後面に当接し、指先操作によって着脱自在に配設され、前記皿部から流下する遊技球を取り込む球取込装置であり、前記球取込装置は、前記後板部材の下縁を跨ぐように、前記後板部材の後面に配置され、かつ前記カバー部材に固定される、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記後板部材は、後面に前記球取込装置の一部を嵌合させる溝部を有し、
    前記カバー部材は、前記球取込装置の他の一部を収容するための配設領域を有し、
    前記球取込装置は、前記溝部及び前記配設領域によって形成される収納領域に収納された状態で前記カバー部材に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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