JP4443141B2 - フォーマーディスペンサー用噴射ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ機構によって容器内の内容物を吸引、加圧して泡状に噴出させるフォーマーディスペンサーに用いて好適な噴射ノズルに関するものであり、噴出させるべき泡の形態(泡立ち状態)を簡単な操作でもって切り換えようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
黴び取り材や漂白剤、洗顔剤、整髪剤等の内容物を泡にして噴出させるフォーマーディスペンサーは、噴射ノズルの先端に障壁板を設けてノズルの噴出口から排出された内容物を該障壁板に衝突させその際に空気との混合を促進させることにより内容物を発泡させて排出するようになっている。
【0003】
上記障壁板は普通、ノズルの先端で揺動可能に枢着されており、開状態あるいは閉状態とすることによって内容物の噴出パターンを変更するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−71463号公報
【0005】
ところで、近年、この種の噴射ノズルは、例えば、泡の粒子を大きくして粗い泡にして噴出させたり、泡の粒子を細かくしてクリーミーな泡にして噴出させる等、泡の形態を適宜に変更できることが求められつつあるところ、障壁板をノズルの先端に枢着した従来型の噴射ノズルは、障壁板によって形成される泡は単一形態であってこのような要求に対応することができないのが現状であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、内容物の用途あるいは使い方に応じて泡の形態を適宜に変更できる新規な噴射ノズルを提案するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フォーマーディスペンサーの噴射筒を通して圧送される内容物を外部に向けて噴出させる噴射ノズルであって、
前記噴射筒の先端に装着され該噴射筒の通路につながる噴出口を有するノズル本体と、このノズル本体の先端部分に配置されるノズルチップとを備え、
該ノズルチップは、ノズル本体の噴出口より排出された内容物を衝突させて発泡させる複数の障壁を有し、この障壁と噴出口との相互間にて空気と内容物の混合促進空間を形成するインナー部材と、このインナー部材の基部に回転可能に保持される環状体を有するアウター部材からなり、
該アウター部材の環状体に、環状体の回転にてインナー部材の前面で該インナー部材の障壁の相互間のすき間を狭くするか、あるいは大きくすることにより内容物の衝突面積を変更する第2の障壁を設けた、ことを特徴とするフォーマーディスペンサーである。
【0008】
アウター部材は、環状体をインナー部材の基部に嵌合させるとともにヒンジを介して揺動可能に保持するカップリングを有するものを適用することができる。
【0009】
また、インナー部材については、ノズル本体に一体に成形されたもの、あるいは、ノズル本体に着脱自在に取り付けられたものが適用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
【0011】
図1〜3は本発明に従うフォーマーディスペンサー用噴射ノズルの実施の形態を示したものであり、図1は外観斜視図であり、図2はその分解斜視図であり、そして図3はその噴射ノズルの断面を示したものである。
【0012】
図1〜3において1はノズル本体である。ノズル本体1はフォーマーディスペンサーの噴射筒2(図3参照)の先端に回動自在に装着されその通路2aにつながる噴出口1aを有している。
【0013】
また、3はノズル本体1の先端部分に配置されるノズルチップである。ノズルチップ3はインナー部材3aとアウター部材3bからなり、該インナー部材3aはノズル本体1の前面から突出する嵌合用筒部にアンダーカット嵌合しており、ノズル本体1の噴出口1aより排出された内容物を衝突させて発泡させる複数の障壁3aを有しており、この障壁3aと噴出口1aの相互間にて空気と内容物の混合を促進させるための空間Lを成形するようになっている。
【0014】
また、アウター部材3bはインナー部材3aの基部に回転可能に保持される摘み付きの環状体3bとこの環状体3bに一体に形成される第2の障壁3bからなっていて、環状体3bの回転にてインナー部材3aの前面でインナー部材3aの障壁3aの相互間のすき間を障壁3bによって狭くすることで内容物の衝突面積を変更して泡の形態を変える。
【0015】
図1に示したように、インナー部材3aの障壁3aとアウター部材3bの第2の障壁3bをその前後で重ね合わせて障壁3aの相互間のすき間を大きくしておく(衝突面積を小さくする)ことで泡の粒子が大きくなって比較的粗い状態で排出されることになり、図4に示す如く該障壁3aの相互間に第2の障壁3bを位置させそのすき間を狭くする(衝突面積を大きくする)ことで泡の粒子が小さくなりクリーミーな状態で排出されることになる。
【0016】
図5はアウター部材3bの環状体3bをカップリングCを介してインナー部材3aの基部に嵌合させて、摘み付きの環状体3b ヒンジhを介して揺動可能に保持した本発明の他の実施の形態を示したものである。
【0017】
この構造の噴射ノズルは障壁3bを引き上げ開状態とすることで粒子の大きい泡の排出が可能となり、障壁3bを引き下ろして閉状態とすることでクリーミーな泡の排出が可能となる。
【0018】
上掲図1〜5に示したところの噴射ノズルは、別体に形成したインナー部材3aをノズル本体1の前面でアンダーカット嵌合にて一体とした例で示したものであるが、本発明ではこの他に図示はしないが成形時に噴射ノズル1とインナー部材3aをヒンジ等を介して一体的に成形することもできる。図6はアウター部材3bとインナー部材3aをヒンジhを介して直接揺動可能に連結してインナー部材3aをノズル本体1に着脱自在に取り付けるようにしたものである。
【0019】
アウター部材3bを回転させて泡の形態を変更する噴射ノズルにおいては、泡の形態を切り換える際にアウター部材3bのインナー部材3aに対する位置決めを行うために、その何れか一方に形成された凸部と、もう一方に成形され該凸部に適合する凹部からなる位置決めストッパーを設けるのがよい。また、アウター部材3bを噴射ノズル1の前面に対して水平に回転させて噴出形態を変更する構造では、この位置決めストッパーは図7に示すようにノズル本体1に凸部1bを設けてアウター部材3bの回転を所定の位置で阻止するものでもよく、この点についてはとくに限定されない。
【0020】
内容物を効率よく発泡させるには、混合促進空間Lにて内容物と空気を混合することが不可欠であり、そのため図1〜6においては混合促進空間Lに空気を導入するための空気導入部4をノズルチップ3の側面に設けた構造としたが、この空気導入部4は図8に示すようにノズルチップ3の前面に設けることもできる。
【0021】
ディスペンサーは、操作レバーを牽曳して内容物を噴射させるトリガータイプのものや押圧ヘッドを押し込むことで内容物を噴射させるプライミングタイプのものが適用される。
【0022】
インナー部材3aに設けた障壁3aとアウター部材3bに設けた第2の障壁3bは図1〜4に示したように共に同じ本数になる棒状部材を配置してその中央部で連結した構造とすることができるが、その本数は図5〜8に示す如く適宜に設定できるものであり(インナー部材とアウター部材でそれぞれ障壁を形成する棒状部材の本数を変えてもよい)、また、その中央部は連結しなくてもかまわない。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、泡の形態を簡単な操作でもって変更することができるので内容物の用途に応じた様々な使い方に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う噴射ノズルの外観斜視図である。
【図2】 図1に示した噴射ノズルの分解状態で示した外観斜視図である。
【図3】 図1に示した噴射ノズルの断面を示した図である。
【図4】 泡の形態を変更できるようにした状態を示した図である。
【図5】 本発明に従う噴射ノズルの他の実施の形態を示した図である。
【図6】 本発明に従う噴射ノズルの他の実施の形態を示した図である。
【図7】 本発明に従う噴射ノズルの他の実施の形態を示した図である。
【図8】 アウター部材の外観を示した図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体
1a 噴出口
2 噴射筒
2a 通路
3 ノズルチップ
3a インナー部材
3a 障壁
3b アウター部材
3b 環状体
3b 障壁
4 空気導入部
4a 開口
4b 開口
h ヒンジ

Claims (4)

  1. フォーマーディスペンサーの噴射筒を通して圧送される内容物を外部に向けて噴出させる噴射ノズルであって、
    前記噴射筒の先端に装着され該噴射筒の通路につながる噴出口を有するノズル本体と、このノズル本体の先端部分に配置されるノズルチップとを備え、
    該ノズルチップは、ノズル本体の噴出口より排出された内容物を衝突させて発泡させる複数の障壁を有し、この障壁と噴出口との相互間にて空気と内容物の混合促進空間を形成するインナー部材と、このインナー部材の基部に回転可能に保持される環状体を有するアウター部材からなり、
    該アウター部材の環状体に、環状体の回転にてインナー部材の前面で該インナー部材の障壁の相互間のすき間を狭くするか、あるいは大きくすることにより内容物の衝突面積を変更する第2の障壁を設けた、ことを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  2. 前記アウター部材は、環状体をインナー部材の基部に嵌合させるとともにヒンジを介して揺動可能に保持するカップリングを有する、請求項1記載のフォーマーディスペンサー用噴射ノズル。
  3. インナー部材は、ノズル本体に一体に成形されたものである、請求項1又は2に記載のフォーマーディスペンサー用噴射ノズル。
  4. インナー部材は、ノズル本体に着脱自在に取り付けられたものである、請求項1又は2の何れかに記載のフォーマーディスペンサー用噴射ノズル。
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