JP4441977B2 - 電磁弁の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オイルの流量を制御する電磁弁の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁弁が装着されると共に該電磁弁によりその連通を制御される4つの制御通路と該両制御通路が開口する取付面を有するハウジングを、各制御通路に夫々対応する4つの通路が開口する被取付面を有する内燃機関のシリンダヘッドに各制御通路と各通路とが連通するようにガスケットを介して取付けてなる電磁弁の取付構造が知られており、例えば、特開平10−121918号公報に開示されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した公報に開示の構造において、電磁弁は、弁開閉時期制御装置へのオイルの給排を制御する手段として用いられ、ハウジングに設けられる4つの制御通路は、夫々、オイルポンプ、オイルパン、弁開閉時期制御装置の進角室及び遅角室への通路に連通される。この構造においては、オイルポンプから供給されるオイル中に混在する異物等はオイルポンプからの通路中に介装されるオイルフィルタにより除去される。しかしながら、弁開閉時期制御装置の進角室及び遅角室への通路中にてオイル中に異物等が混在した場合や、オイルフィルタの下流側の通路内に異物が残留した場合(加工後の洗浄工程でも除去できなかったような場合)、それら異物等はオイルと共にオイルパンへ戻されない限り、除去することはできない。そのため、オイルの流れがある中で摺動する電磁弁の摺動部等にオイル中の異物等が侵入し、摺動部の異常摩耗等を引き起こす恐れがあった。
【0004】
ゆえに、本発明は、オイル中に混在した異物等を除去する機能を簡単な構成にて持ち合わせた電磁弁の取付構造を提供することを、その課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた技術的手段は、当該電磁弁の取付構造において、ハウジングの取付面に各制御通路の開口に夫々連通する第1溝部を設けると共に、被取付部材の被取付面に各オイル通路の開口に夫々連通し、且つ、前記各第1溝部に夫々対向する第2溝部を設け、前記各制御通路と前記各オイル通路とが前記各第1溝部及び前記各第2溝部を介して互いに連通するように、互いに対応する前記各制御通路の開口と前記各オイル通路の開口を前記各第1溝部及び前記各第2溝部の延在する方向に互いにずらして設けると共に、前記各制御通路の開口及び前記各第1溝部と前記各オイル通路の開口及び前記各第2溝部との間に前記ガスケットに一体に設けられるメッシュ状部材を介装したことしたことである。
【0006】
上記した手段によれば、メッシュ状部材、各第1溝部及び各第2溝部がオイルフィルタとして機能し、オイル中の異物等の電磁弁の摺動部等への侵入が防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従った電磁弁の取付構造を内燃機関の弁開閉時期制御装置へのオイル給排用の電磁弁に適用した一実施形態を図面に基づき、説明する。
【0008】
図1乃至図5において、電磁弁は、オイルポンプ40から後述する弁開閉時期制御装置の進角室R1及び遅角室R2に供給されるオイル流量と進角室R1及び遅角室R2から排出されるオイル流量とを調整制御するスプール弁10と、電流を供給されることにより磁気吸引力を発生して該磁気吸引力によりスプール弁10を駆動する電磁駆動機構20とから成る。図1は、電磁駆動機構20に電流を供給せずに磁気吸引力が発生していない状態を示す。
【0009】
図1において、スプール弁10は、内燃機関のシリンダヘッド50にガスケット60を介して液密的に固定されるハウジング11の内孔11a内に嵌合される円筒状のスリーブ12と、該スリーブ12の内部空洞部12a内に摺動可能に支持される円筒状のスプール13とを有する。スリーブ12は、一端にハウジング11に当接するフランジ部を有し、内燃機関に固定される後述する電磁駆動機構20のヨーク21にフランジ部をかしめ固定されることで、ハウジング11に対して移動不能に取り付けられている。
【0010】
ハウジング11には、内孔11aの底部から順に排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cが形成されていて、各開口の一端は内孔11a内に夫々軸方向に所定距離離間して開口している。排出口11eの他端は、シリンダヘッド50に形成されるドレン通路54を介してオイルパン41に接続されており、また入力口11bの他端は、シリンダヘッド50に形成される供給通路51を介してオイルパン41内のオイルを吸込み吐出するオイルポンプ40の吐出側に接続されている。また、第1出力口11d及び第2出力口11cの他端は、シリンダヘッド50に形成される通路52及び53を介して後述する遅角室R2及び進角室R1に夫々接続されている。
【0011】
排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cは、それらの軸心がハウジング11の取付面に同一直線上に位置するように形成されている。ハウジング11の取付面には、図2に入力口11bを代表して示すように、排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cの開口にそれらの一端が連通するように夫々第1溝部11b1...が形成されている。これら第1溝部11b1...は、互いに隣合うものどうしの他端が各開口に対して反対側に延びるように形成されている(図3参照)。また、ハウジング11の取付面が取り付けられるシリンダヘッド50の被取付面に形成されるドレン通路54、通路53、供給通路51及び通路52の開口は、対応する各第1溝部11b1...の他端に対向するように排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cの開口に対して互い違いに形成されている。シリンダヘッド50の被取付面には、図2に供給通路51を代表して示すように、ドレン通路54、通路53、供給通路51及び通路52の開口にそれらの一端が連通するように夫々第2溝部51a...が形成されている。これら第2溝部51は、互いに隣合うものどうしの他端が各開口に対して反対側に延びるように形成されていて(図3参照)、これにより排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cとドレン通路54、通路53、供給通路51及び通路52とは夫々第1溝部及び第2溝部を介して連通されるようになっている。尚、各第2溝部の他端は、対応する排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cに対向している。
【0012】
ガスケット60は、細かいメッシュ状のシート部材から成り、ハウジング11の取付面とシリンダヘッド50の被取付面により挟圧される部分のみをゴムコーティングしたもので、図3に示すように、排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cの各開口及び、各第1溝部11b1...と、ドレン通路54、通路53、供給通路51及び通路52の各開口及び、第2溝部51a...との間の部分61〜64にはメッシュ状部分65が位置されるようになっている。
【0013】
スリーブ12には、ハウジング11の入力口11bに連通する入力ポート12b、第1出力口11dに連通する第1出力ポート12d、第2出力口11cに連通する第2出力ポート12cが形成されている。入力ポート12bは、周方向に等間隔に4個所形成されていて、各入力ポート12bの径方向外端が環状溝により夫々連通されていると共に、各入力ポート12bの径方向内端は内部空洞部12aに開口している。第1出力ポート12dは、周方向に等間隔に4個所形成されていて、各第1出力ポート12dの径方向外端が環状溝により夫々連通されていると共に、内部空洞部12aに開口する各第1出力ポート12dの径方向内端は環状溝により夫々連通されている。また、第2出力ポート12cは、周方向に等間隔に4個所形成されていて、各第2出力ポート12cの径方向外端が環状溝により夫々連通されていると共に、内部空洞部12aに開口する各第2出力ポート12cの径方向内端は環状溝により夫々連通されている。
【0014】
スリーブ12の内部空洞部12aは、ハウジング11の内孔11aの底部を介して排出口11eに連通していて、後述するように排出ポートとして機能するようになっている。また、スリーブ12のフランジ部と第2出力ポート12c間の外周部位には、環状溝が形成されていて、該環状溝にはスリーブ12とハウジング11間を液密的にシールするシール部材37が嵌着されている。シール部材37と第2出力ポート12c間に位置するスリーブ12の部位には、第2出力ポート12cからスリーブ12とハウジング11間の隙間を介してシール部材37側に漏れたオイルにより過度の油圧がシール部材37に作用しないように漏れたオイルを内部空洞部12aに逃がすリリーフ通路12eが形成されている。
【0015】
スプール13には、ハウジング11の内孔11aの底部から順に、第1排出通路13d、供給通路13b、第2排出通路13cが形成されている。第1排出通路13dは、周方向に等間隔に4個所形成されていて、各第1排出通路13dの径方向外端が環状溝により夫々連通されていると共に、各第1排出通路13dの径方向内端は内孔13aに開口している。第1排出通路13dは、スプール13の摺動に応じて第1出力ポート12dを内孔13aに連通可能とする。供給通路13bは、スプール13の外周に形成され軸方向に延びる環状溝であり、スプール13の摺動に応じて入力ポート12bを第1出力ポート12dと第2出力ポート12cの一方に連通可能とする。第2排出通路13cは、周方向に等間隔に4個所形成されていて、各第2排出通路13cの径方向外端が環状溝により夫々連通されていると共に、各第2排出通路13cの径方向内端は内孔13aに開口している。第2排出通路13cは、スプール13の摺動に応じて第2出力ポート12cを内孔13aに連通可能とすると共に、リリーフ通路12eを内孔13aに常時連通する。スプール13の外周には、これら第1排出通路13d、供給通路13b及び第2排出通路13cにより、ハウジング11の内孔底部から順に、内部空洞部13aの内壁に摺動可能に支持される第1支持部13A、第2支持部13B、第3支持部13C、第4支持部13Dが形成されている。
【0016】
内孔11aの底部側のスリーブ12の他端内周には、スナップリング15が嵌着されていて、スナップリング15と該スナップリング15に対向するスプール13の一端との間には、リテーナ16を介してリターンスプリング17が配設されている。これにより、スプール13はリターンスプリング17によってスリーブ12のフランジ部側の他端側に常時付勢されている。スプール13の他端開口には、連結部材14が圧入固定されていて、該連結部材14には後述する電磁駆動機構20のシャフト24の端部が常時当接している。
【0017】
電磁駆動機構20は、内孔を有する円板状の磁性体から成り、その径方向内端に軸方向に延びる筒部とその径方向外端に筒部に平行に軸方向に延びる外周ヨーク部とを有するヨーク21と、該ヨーク21の筒部に対向して軸方向に延びる筒部を有する磁性体から成る固定コア22とを備えている。ヨーク21の筒部と固定コア22の筒部の外周上には、樹脂製のボビン30が配設されており、該ボビン30上にはコイル31が巻回されている。コイル31の外周には、ソケット部を有する樹脂製のボデイ32が一体成形されていて、コイル31に電気的に接続されたターミナル33がボデイ32のソケット部内に突出している。
【0018】
固定コア22は、ボデイ32の外周上を延びるヨーク21の外周ヨーク部によりかしめ固定されていて、これにより筒部とヨーク21の筒部との間に空間部23が形成されている。両筒部には、磁性体から成るボール軸受が圧入固定されていて、これらボール軸受には、非磁性体からなるシャフト24が軸方向に移動可能に支承されている。シャフト24上には、空間部23内に位置するように磁性体からなる可動コア27が圧入固定されている。また、シャフト24上には、可動コア27の両端に隣接するようにストッパが圧入固定されている。
【0019】
シャフト24の一端は、連結部材14に弾撥的に当接していて、コイル31の非通電時には、シャフト24はリターンスプリング17により固定コア22側に付勢され、ストッパがボール軸受に当接する図1に示す初期位置にある。コイル31の通電時には、固定コア22、可動コア27、ヨーク21及び外周ヨーク部によりコイル31の回りに磁路が形成されて、ヨーク21と可動コア27との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力により、可動コア27及びシャフト24は、ストッパがボール軸受に当接するまでリターンスプリング17に抗してヨーク21側に移動可能であり、このシャフト27の移動によりスプール13は所定量だけ摺動可能となっている。尚、コイル31への供給電流は、図示しない制御装置によりデューティ制御される。
【0020】
図4乃至図6に示す弁開閉時期制御装置は、シリンダヘッド50に回転自在に支持されたカムシャフト110に一体的に組付けた内部ロータ120と、内部ロータ120に所定範囲で相対回転可能に外装された外部ロータ130等によって構成されている。カムシャフト110は、図示しない吸気弁を開閉する周知のカムを有していて、内部にはカムシャフト110の軸方向に延びる進角通路111と遅角通路112が設けられている。進角通路111は通路53に接続され、遅角通路112は通路52に接続されている。
【0021】
内部ロータ120は、単一の取付ボルト191によってスペーサ190を介してカムシャフト110に一体的に固着されていて、4枚のベーン170を夫々径方向に移動可能に取付けるためのベーン溝121を有すると共に、図5に示す最遅角状態で円筒状のロックピン180が嵌入する受容溝122と、各ベーン170によって区画された進角室R1に進角通路111からオイルを供給する通路124と、遅角室R2に遅角通路112からオイルを供給する通路125、進角通路111から受容溝122にオイルを供給する通路を有する。
【0022】
外部ロータ130は、内部ロータ120の外周に所定範囲で相対回転可能に組付けられていて、その両側にはフロントプレート140とリアプレート150が接合され、4本の連結ボルトによって一体的に連結されていて、リアプレート150が接合されるその後端外周に図示しないクランク軸のスプロケットにタイミングチェーンを介して連結されるタイミングスプロケット131が一体的に形成されている。また、内部ロータ120の外周面に摺接する外部ロータ130の内周には4個の凹部131が形成されていて、これら凹部131、フロントプレート140及びリアプレート150により形成される各圧力室R0内に各ベーン170が径方向外方に延びて位置することで、進角室R1と遅角室R2とが区画形成されている。また、外部ロータ130には、ロックピン180と内部ロータ120の外周面に向けて付勢するスプリングを収容する退避孔が形成されている。尚、図4中、160は内部ロータ120を外部ロータ130に対して進角側(図5の矢印方向)に付勢するトーションスプリングで、その付勢力は内燃機関の運転中にカムシャフト110に作用する遅角側への変動トルクの平均値相当に設定されている。
【0023】
本実施形態においては、内部ロータ120と外部ロータ130との相対回転を規制するためにロックピン180の頭部を収容する収容溝122が、内部ロータ120の成形時に型により成形され、収容孔として加工する場合に比し、製造コストの低減が図られている。また、本実施形態においては、ロックピン180が受容溝122に嵌入された時に、内部ロータ120の外部ロータ130に対する進角側への相対回転は、ロックピン180が受容溝122の遅角側端面(図5におけるX部)に当接することで規制され、内部ロータ120の外部ロータ130に対する遅角側への相対回転は、1つのベーン170が1つの凹部131の遅角側端面(図5におけるY部)に当接することで規制される。
【0024】
以上の構成からなる本実施形態において、コイル31の非通電時(デューティ比0%の時)には、スプール弁10及び電磁駆動機構20は、図1に示す状態にある。このため、図1に示すように、オイルポンプ40からのオイルは、入力口11b、入力ポート12b、供給通路13b、第2出力ポート12c及び第2出力口11cを通して通路52に供給される。通路52に供給されたオイルは、遅角通路112及び通路125を通して遅角室R2へ供給される。一方、進角室R1内のオイルは、通路124、進角通路111、通路53、第1出力口11d、第1出力ポート12d、第1排出通路13d、内孔13a、内部空洞部12a、内孔11a及び排出口11eを通してオイルパン41に排出される。この結果、内部ロータ120等が外部ロータ130等に対して遅角側へ相対回転され、図示しない吸気弁の開閉タイミングが遅らされる。
【0025】
コイル31にデューティ比100%で電流が供給されると、スプール弁10及び電磁駆動機構20は、磁気吸引力により可動コア27がヨーク21側に吸引される。これにより、オイルポンプ40からのオイルは、入力口11b、入力ポート12b、供給通路13b、第1出力ポート12d及び第1出力口11dを通して通路53に供給される。通路53に供給されたオイルは、進角通路111及び通路124を通して進角室R1へ供給される。一方、遅角室R2内のオイルは、通路125、遅角通路112、第2出力口11c、第2出力ポート12c、第2排出通路13c、内孔13a、内部空洞部12a、内孔11a及び排出口11eを通してオイルパン41に排出される。この結果、内部ロータ120等が外部ロータ130等に対して進角側へ相対回転され、図示しない吸気弁の開閉タイミングが早められる。図5に示す状態は、ロックピン180が受容溝122に嵌入した状態を示すが、ロックピン180に進角通路のオイル圧(内部ロータ120を外部ロータ130に対して相対回転させるオイル圧よりも低い)が作用することでスプリングに抗して退避孔内へ退避し、内部ロータ120と外部ロータ130の相対回転が許容されるようになっている。尚、収容溝122は1つの進角室R1と進角通路とを連通する通路の途中に位置されている。
【0026】
このように、コイル31への供給電流をリニアにデューティ制御することで、オイルポンプ40から進角室R1及び遅角室R2に供給されるオイル流量と遅角室R2及び進角室R1から排出されるオイル流量とがリニアに調整制御され、吸気弁の開閉タイミングがリニアに制御される。
【0027】
ところで、オイル中には異物等が混在する場合があり、これら異物が、オイルの流れがある中で摺動する電磁弁の摺動部等に侵入すると、摺動部の異常摩耗等を引き起こし、電磁弁の作動信頼性が損なわれる恐れがある。本実施形態においては、上記したように、電磁弁のハウジング11の排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cと、ドレン通路54、通路53、供給通路51及び通路52の夫々の間には、ガスケット60のメッシュ状部分65と各第1溝部11b1...及び各第2溝部51a...が位置される。そのため、例えば、図2に示すように、オイルポンプ40から供給通路51を通して入力口11bへオイルが供給される際、オイル中に混在する異物等はメッシュ状部分65により分離されて、第2溝部51aに堆積され、ガスケット60のメッシュ状部分65と各第1溝部11b1...及び各第2溝部51a...はオイルフィルタとして機能する。したがって、オイルの流れがある中で摺動する電磁弁の摺動部(各支持部13A〜13D)等にオイル中の異物等が侵入することを防止することができ、電磁弁の作動信頼性を良好に保つことができる。また、この異物除去に際しては、排出口11e、第1出力口11d、入力口11b及び第2出力口11cと、ドレン通路54、通路53、供給通路51及び通路52の夫々の間の通路断面積が、各第1溝部11b1...及び各第2溝部51a...により大きくされるので、背圧が大きくなることがなく、当該弁開閉時期制御装置の作動応答性が低下することはない、
このように、本実施形態においては、電磁弁とシリンダヘッド50との間の取付構造に、簡単な構成にてオイル中に混在した異物等を除去する機能を持ち合わせることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、メッシュ状部材、各第1溝部及び各第2溝部によりオイルフィルタを構成することができ、オイルの流れがある中で摺動する電磁弁の摺動部等にオイル中の異物等が侵入することを防止することができる。また、電磁弁と被取付部材との間の取付構造に簡単な構成にてオイル中に混在した異物等を除去する機能を持ち合わせることができるので、オイルフィルタの取付性が著しく向上するばかりでなく、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った電磁弁の取付構造の一実施形態の断面図である。
【図2】図1の入力口及び供給通路の連通部分の横断面図である。
【図3】図1のガスケットの斜視図である。
【図4】本発明に従った一実施形態における電磁弁により制御される弁開閉時期制御装置の断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4及び図5に示す内部ロータの受容溝の部分を示す図である。
【符号の説明】
10 スプール弁
11 ハウジング
11b 入力口(制御通路)
11b1 第1溝部
11c 第2出力口(制御通路)
11d 第1出力口(制御通路)
11e 排出口(制御通路)
20 電磁駆動機構
50 シリンダヘッド(被取付部材)
51 供給通路(オイル通路)
51a 第2溝部
52、53 通路(オイル通路)
54 ドレン通路(オイル通路)
60 ガスケット
65 メッシュ状部分(メッシュ状部材)

Claims (1)

  1. 電磁弁が装着されると共に該電磁弁によりその連通を制御される少なくとも2つの制御通路と該両制御通路が開口する取付面を有するハウジングを、前記各制御通路に夫々対応する2つのオイル通路が開口する被取付面を有する被取付部材に前記各制御通路と前記各オイル通路とが連通するようにガスケットを介して取付けてなる電磁弁の取付構造において、
    前記ハウジングの取付面に前記各制御通路の開口に夫々連通する第1溝部を設けると共に、前記被取付部材の被取付面に前記各オイル通路の開口に夫々連通し、且つ、前記各第1溝部に夫々対向する第2溝部を設け、前記各制御通路と前記各オイル通路とが前記各第1溝部及び前記各第2溝部を介して互いに連通するように、互いに対応する前記各制御通路の開口と前記各オイル通路の開口を前記各第1溝部及び前記各第2溝部の延在する方向に互いにずらして設けると共に、前記各制御通路の開口及び前記各第1溝部と前記各オイル通路の開口及び前記各第2溝部との間に前記ガスケットに一体に設けられるメッシュ状部材を介装したことを特徴とする電磁弁の取付構造。
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