JP4440669B2 - 化粧材 - Google Patents
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(特許文献1)。
(1)基材上に、塗液或いはインキからなる中間樹脂層、及び架橋した樹脂からなる表面保護層をこの順に有する化粧材において、上記中間樹脂層の樹脂分が、ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル樹脂とヒドロキシル基を有する不飽和ポリエステル樹脂であり、該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける損失弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での温度依存性特性が、少なくとも室温(但し、室温とは10℃〜50℃で定義される幅を持った温度)未満の温度に於いてピークを有すると共に、該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける貯蔵弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での値が、室温領域に於いて1×107〜2×109Paであり、且つ該中間樹脂層は前記表面保護層に接している構成、
(2)上記(1)の構成において、上記中間樹脂層の樹脂分のみ、ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル樹脂とヒドロキシル基を有する不飽和ポリエステル樹脂を主剤とし、架橋剤を加え架橋させたものに換えた構成、
(3)上記(1)の構成において、上記中間樹脂層の樹脂分のみ、ヒドロキシル基を有する水性飽和ポリエステル樹脂に換えた構成、
(4)上記(1)の構成において、上記中間樹脂層の樹脂分のみ、ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル樹脂を主剤とし、架橋剤を加え架橋させたものに換えた構成、とした。
(2)更に、中間樹脂層の動的粘弾性特性を、貯蔵弾性率でも特定のものに規定する事で、耐摩耗性向上と表面硬さの維持に必要な適度な弾性復元力が得られる為、上記(1)の効果をより確実に得る事ができる。
(3)更に、上記(1)或いは(2)に加えて、中間樹脂層の損失弾性率について、室温超過にもピークを有する動的粘弾性特性として規定する事でも、耐摩耗性向上と表面硬さの維持に必要な適度な弾性復元力が得易くなる為、上記(1)で述べた効果をより確実に得る事ができる。
(4)更に、基材が紙の形態では、化粧材は化粧紙となる。
例えば、図2の断面図で例示する化粧材Dの如く、基材1の上に、上記特定の動的粘弾性特性の中間樹脂層2、架橋した樹脂からなる表面保護層3が積層された構成にて、中間樹脂層2を、基材1側から順に、シーラ層4、絵柄層5、及びプライマー層6の3層で構成する等である。
この様に、上記中間樹脂層の損失弾性率E″或いは更に貯蔵弾性率E′を特定条件に規定する事で、該中間樹脂層の粘弾性挙動により化粧材(表面保護層)の耐摩耗性を向上させる事ができる。なお、この耐摩耗性向上は、表面保護層に減摩剤を添加していない構成にて享受できるが、更なる耐摩耗性向上が要求される場合には、表面保護層に減摩剤等を添加しても良い。
基材1としては、特に制限は無い。例えば、形状は化粧材の用途に応じて、シート、板、立体物等任意であり、材質も任意である。例えばシートとしては、紙、樹脂シート、不織布、金属箔等が挙げられる。
中間樹脂層2は、基材1と表面保護層3との間に介在させ、なお且つ本発明ではその動的粘弾性特性を特定した樹脂層である。又本発明では、塗液或いはインキからなる中間樹脂層は表面樹脂層に接して設けられる。中間樹脂層に用いる樹脂としては、本発明で規定する前述した動的粘弾性特性を満足するものであれば、特に制限は無く、例えば、熱可塑性樹脂でも良いし、硬化性樹脂でも良い。従って、中間樹脂層の樹脂は、公知の樹脂材料のなかから、用途、要求物性等に応じて、該特定の動的粘弾性特性を満足する樹脂を適宜選択使用すれば良い。
なお、この様な動的粘弾性特性は、中間樹脂層にゴム弾性的要素を導入するものであるが、完全なゴム弾性にするものでは無い。一般にゴムといわれている物質の貯蔵弾性率E′は、オーダ的に上記範囲未満であり、いわゆるゴムの様に柔らか過ぎると、変形が大きくなり過ぎて耐摩耗性向上効果が得られない。
また、架橋剤に用いるイソシアネートとしては、ポリイソシアネートとして、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネート等が用いられる。或いはまた、上記各種イソシアネートの付加体又は多量体も用いられる。例えば、トリレンジイソシアネートの付加体、トリレンジイソシアネートの3量体(trimer)、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートの付加体等である。尚、イソシアネートは、耐候性、耐熱黄変性の点で、芳香族イソシアネートよりは、脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネートの方が好ましい。
なお、中間樹脂層の厚さは、用途、要求物性等によって異なるが、単層或いは多層構成に於ける総厚としても、通常1〜10μm程度とする。
また、中間樹脂層(各種機能層との兼用層も含む)に着色剤を添加して、全面の、着色層、隠蔽層、着色隠蔽層等としても良い。
また、中間樹脂層に着色剤を添加し、且つパターン状に形成すれば、それは、絵柄層にできる。但し、パターン状に形成する場合は、本来の中間樹脂層の目的からして、あまりに散在した層とはしない方が好ましい。なお、多色刷りの絵柄層の場合には、各色の層としては散在しても重ね合わせた結果として、全体としては散在せずに略全面又は全面にわたる層とする事もできる。
次に、表面保護層3は、化粧材の最表面層となる層であり、熱可塑性樹脂で形成しても良いが、より良い耐摩耗性が得られる点で、架橋した樹脂を与える硬化性樹脂が好ましい。該硬化性樹脂としては、公知の樹脂が使用でき、例えば、電離放射線硬化性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等を使用する。表面保護層はこれらの1種又は2種以上の樹脂からなる塗液を、ロールコート、グラビアコート等の公知の塗工法で形成する事ができる。なお、或いはグラビア印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の印刷法による全ベタ印刷で形成しても良い。なお、表面保護層の厚さは用途、要求物性等によるが、1〜30μm程度である。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例としては、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が使用できる。分子量としては、通常250〜100,000程度のものが用いられる。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマーがある。
チオールとしては、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウレタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等がある。
なお、減摩剤は、減摩剤粒子自体の持つ硬度(例えばビッカース硬度等)が表面保護層の樹脂よりも硬く、この硬さにより外部応力に対して耐性を持たせて耐摩耗性を向上させる物理的手法による添加剤である。
また、滑剤は、潤滑作用により、動摩擦或いは静摩擦係数を下げることで耐摩耗性を向上させる物理化学的な手法による添加剤である。
なお、本発明の化粧材(中でも化粧紙等の化粧シートの形態)は、更に様々な被着基材の表面に貼着する為の表面化粧材として用いられる。
被着基材としては、特に制限は無い。例えば、被着基材の材質は、無機非金属系、金属系、木質系、樹脂系等である。具体的には、無機非金属系では、例えば、抄造セメント、押出しセメント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメント、ケイ酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス等の無機質材料等がある。また、金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材料がある。また、木質系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等がある。また、樹脂系では、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料がある。
被着基材の形状としては、平板、曲面板、多角柱等任意である。
本発明の化粧材の用途は、特に制限は無いが、壁、床、天井等の建築物内装材、扉、扉枠、窓枠等の建具、回縁、幅木等の造作部材、箪笥、キャビネット等の家具等に用いる。
試験評価用として、図3の如き構成の化粧紙となる化粧材Dを、次の様にして作製した。
先ず、基材1として坪量30g/m2の未晒薄葉紙(未含浸紙)の片面に、基材側から順に、塗布量(固形分基準、以下同様)5g/m2で白色の着色ベタ層7(絵柄層に於ける全ベタ層とも言える)、塗布量2g/m2で赤色全面柄の絵柄層5、塗布量2g/m2のプライマー層6の3層からなる中間樹脂層2をミヤバーで順次塗工形成した。これら3層の樹脂分は同一とした。該樹脂は表1に示す如く、(飽和)ポリエステル樹脂(ヒドロキシル基有り)〔表中略号をPESとする。以下〔 〕内同様。〕と不飽和ポリエステル樹脂(ヒドロキシル基有り)〔U−PES〕との4対6質量比の混合樹脂からなる主剤100質量部に対して、イソシアネート系架橋剤として1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)付加体を3質量部配合した2液硬化型ウレタン樹脂を用いた。
実施例1に於いて、シーラ層、絵柄層、及びプライマー層を兼ねる3層構成の中間樹脂層の樹脂を、表1の如く、水性の(飽和)ポリエステル樹脂〔水性PES〕に変更し、架橋剤は未使用とした他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。なお、上記樹脂の損失弾性率E″の室温未満でのピーク温度は−31℃で、室温超過のピークは存在しない。また、貯蔵弾性率E′の室温領域での値は、2×107〜2×108Paであった。
実施例1に於いて、中間樹脂層の樹脂として、表1の如く、主剤のみを使用し、架橋剤は未使用とした他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。なお、該樹脂(架橋していない熱可塑性樹脂である)の損失弾性率E″の室温未満でのピーク温度は−10℃となり、室温超過のピーク温度は60℃となった。また、貯蔵弾性率E′の室温領域での値は、2×107〜2×108Paであった。
実施例1に於いて、中間樹脂層の樹脂として、表1の如く、主剤は(飽和)ポリエステル樹脂〔PES〕のみ(架橋剤配合はそのまま)とした他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。なお、該樹脂(架橋樹脂である)の損失弾性率E″の室温未満のピーク温度は−10℃で、室温超過のピークは存在せず、また、貯蔵弾性率E′の室温領域での値は、1×107〜2×107Paであるものを選択した。
実施例1に於いて、中間樹脂層の樹脂として、表1の如く、アクリル樹脂〔AC(A)〕を使用(架橋剤は未使用)した他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。なお、該樹脂(熱可塑性樹脂である)の損失弾性率E″の室温未満でのピーク温度は6℃で、室温超過のピークは存在しない。また、貯蔵弾性率E′の室温領域での値は、2×108〜2×109Paであった。
実施例1に於いて、表1の如く、表面保護層の樹脂を電子線硬化性樹脂〔EB〕に替えて、ウレタンポリオールの主剤100質量部に対して、HMDI付加体の架橋剤12質量部を配合した2液硬化型ウレタン樹脂〔2液PU〕を使用して加熱硬化させた他は、実施例1と同様にして、化粧材を得た。
実施例1に於いて、中間樹脂層の樹脂として、表1の如く、アクリル樹脂〔AC(B)〕(但し、参考例1で使用のアクリル樹脂とは樹脂内容が異なる)と、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体〔VC−VA〕との5対5質量比の混合樹脂を使用(架橋剤は未使用)した他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。なお、該混合樹脂(熱可塑性樹脂)の損失弾性率E″は、室温未満にはピークが存在せず、室温超過の51℃にピークが存在した。また、貯蔵弾性率E′の室温領域での値は、6×108〜2×109Paであった。
実施例1に於いて、中間樹脂層の樹脂として、表1の如く、アクリルウレタン樹脂〔ACU〕を使用(架橋剤は未使用)した他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。なお、該樹脂(熱可塑性樹脂)の損失弾性率E″には、室温未満及び室温超過にはピークが存在せず、室温領域内(31℃)にピークが存在する。また、貯蔵弾性率E′の室温領域での値は、2×107〜1×109Paであった。
実施例1に於いて、中間樹脂層の形成を省いた他は、実施例1と同様にして化粧材を得た。
実施例及び比較例の各化粧材を、被着基材となる木質基材として厚さ3mmのシナ合板に、両面粘着テープで貼り付けて化粧板とし、この化粧板について評価した。評価は、耐摩耗性と耐溶剤性について下記方法にて行った。
一方、耐溶剤性は、実施例及び比較例共に全て、表面保護層は架橋した樹脂で形成してあるが、中間樹脂層を熱可塑性樹脂として形成した、実施例2、実施例3、実施例5、比較例1、比較例2及び比較例3は、不良であった。しかし、中間樹脂層を架橋した樹脂で形成した、実施例1、実施例4及び実施例6は良好となった。従って、耐摩耗性の他に耐溶剤性も要求される様な用途では、中間樹脂層は架橋した樹脂で形成するのが良い事が判る。
2 中間樹脂層
3 表面保護層
4 シーラ層
5 絵柄層
6 プライマー層
7 着色ベタインキ層
D 化粧材
E′ 貯蔵弾性率E′
E″ 損失弾性率E″
Pa 室温未満でのE″のピーク
Pb 室温超過でのE″のピーク
R 室温(領域)でのE′の最適領域
Tr 室温(領域)
Claims (6)
- 基材上に、塗液或いはインキからなる中間樹脂層、及び架橋した樹脂からなる表面保護層をこの順に有する化粧材において、
上記中間樹脂層の樹脂分が、ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル樹脂とヒドロキシル基を有する不飽和ポリエステル樹脂であり、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける損失弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での温度依存性特性が、少なくとも室温(但し、室温とは10℃〜50℃で定義される幅を持った温度)未満の温度に於いてピークを有すると共に、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける貯蔵弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での値が、室温領域に於いて1×107〜2×109Paであり、
且つ該中間樹脂層は前記表面保護層に接している、化粧材。 - 基材上に、塗液或いはインキからなる中間樹脂層、及び架橋した樹脂からなる表面保護層をこの順に有する化粧材において、
上記中間樹脂層の樹脂分が、ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル樹脂とヒドロキシル基を有する不飽和ポリエステル樹脂を主剤とし、架橋剤を加え架橋させたものであり、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける損失弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での温度依存性特性が、少なくとも室温(但し、室温とは10℃〜50℃で定義される幅を持った温度)未満の温度に於いてピークを有すると共に、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける貯蔵弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での値が、室温領域に於いて1×107〜2×109Paであり、
且つ該中間樹脂層は前記表面保護層に接している、化粧材。 - 基材上に、塗液或いはインキからなる中間樹脂層、及び架橋した樹脂からなる表面保護層をこの順に有する化粧材において、
上記中間樹脂層の樹脂分が、ヒドロキシル基を有する水性飽和ポリエステル樹脂であり、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける損失弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での温度依存性特性が、少なくとも室温(但し、室温とは10℃〜50℃で定義される幅を持った温度)未満の温度に於いてピークを有すると共に、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける貯蔵弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での値が、室温領域に於いて1×107〜2×109Paであり、
且つ該中間樹脂層は前記表面保護層に接している、化粧材。 - 基材上に、塗液或いはインキからなる中間樹脂層、及び架橋した樹脂からなる表面保護層をこの順に有する化粧材において、
上記中間樹脂層の樹脂分が、ヒドロキシル基を有する飽和ポリエステル樹脂を主剤とし、架橋剤を加え架橋させたものであり、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける損失弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での温度依存性特性が、少なくとも室温(但し、室温とは10℃〜50℃で定義される幅を持った温度)未満の温度に於いてピークを有すると共に、
該中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける貯蔵弾性率の測定周波数10Hz(測定温度範囲−50℃〜120℃)での値が、室温領域に於いて1×107〜2×109Paであり、
且つ該中間樹脂層は前記表面保護層に接している、化粧材。 - 中間樹脂層の動的粘弾性法に於ける損失弾性率の測定周波数10Hzでの温度依存性特性が、更に、室温超過の温度にもピークを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧材。
- 基材が紙である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧材。
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