JP4440021B2 - 内燃機関の筒内圧検出装置 - Google Patents
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Description
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態にかかる内燃機関の筒内圧検出装置の構成を示す図である。4気筒のディーゼル内燃機関(以下「エンジン」という)1の各気筒には、筒内圧PCYLを検出する筒内圧センサ2が設けられている。本実施形態では、筒内圧センサ2は、各気筒に設けられるグロープラグと一体に構成されている。筒内圧センサ2の検出信号は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)4に供給される。またエンジン1には、クランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ3が設けられている。クランク角度位置センサ3は、クランク角1度毎にパルスを発生し、そのパルス信号はECU4に供給される。クランク角度位置センサ3は、さらに各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力する。また、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置で気筒判別用のCYLパルスを出力する気筒判別センサ7が設けられており、CYLパルスは、ECU4に供給される。
A/D変換部11は、バッファ12を備えており、チャージアンプ部10から入力される検出信号をディジタル値に変換し、バッファ12に格納する。より具体的には、A/D変換部11には、パルス生成部13から、クランク角1度周期のパルス信号(以下「1度パルス」という)PLS1が供給されており、この1度パルスPLS1の周期で筒内圧検出信号をサンプリングし、ディジタル値に変換してバッファ12に格納する。A/D変換部11には、さらに後述する切換信号SWC1及びSWC2が、パルス生成部13から供給される。
運転状態判定部31は、エンジン回転数NE及び燃料噴射時間TINJに基づいて、エンジンの無負荷運転状態を判定し、無負荷運転時に高レベルとなる切換信号SWNLを出力する。スイッチ32は、切換信号SWNLが低レベルであるときは端子aに接続され、切換信号SWNLが高レベルであるときは端子bに接続される。切換信号SWNLは、パルス生成部13にも供給される。パルス生成部13は、切換信号SWNLが高レベルのときは、切換信号SWC1及びSWC2に代えて、図2に示す反転切換信号SWC1i及びSWC2iを生成する。これにより、切換信号SWNLが高レベルである無負荷運転状態では、各気筒の排気行程及び吸気行程における検出筒内圧データがA/D変換され、取り込まれる。
本実施形態では、運転状態判定部31、パルス生成部13及びスイッチ回路21及び22が切換手段を構成する。
図5及び図6は、上述した実施形態の変形例を説明するための図である。この変形例では、第1及び第2のスイッチ回路21,22には、切換信号SWC1,SWC2に代えて、図5に示す第3及び第4の切換信号SWC3及びSWC4が供給される。ECU4には、図6に示す切換信号生成部17が設けられており、第3及び第4の切換信号SWC3及びSWC4は、切換信号生成部17で生成される。
また、各気筒の筒内圧の最大値PCYLMAXのみを検出することが必要な場合には、各気筒の燃料噴射開始時期からその気筒の筒内圧の取り込みを開始し、クランク角で180度より短い期間で1気筒当たりのデータ取り込みを終了することにより、A/D変換器の数、及び必要なメモリ容量をさらに低減することができる。
本変形例では、切換信号生成部17が筒内圧検出期間設定手段を構成し、スイッチ回路21及び22が検出制御手段を構成する。
本実施形態は、A/D変換器1つですべての気筒の全行程の検出筒内圧データを取り込むようにしたものである。以下に説明する点以外は、第1の実施形態と同一である。
本実施形態では、スイッチ回路41及び切換信号生成部42が、切換手段を構成する。
本実施形態は、スイッチ回路を使用せずに、2つの筒内圧センサ出力を、1つのA/D変換器によりデジタル値に変換するようにしたものである。
なお、筒内圧センサ2は、負電極から正電極に向かって、筒内圧が印加されるように取り付けられる。
図12は、筒内圧センサ2の出力の接続方法の変形例を示す図である。この例では、#1気筒の筒内圧センサ出力と、#4気筒の筒内圧センサ出力が、互いに極性を逆にして、差動増幅器51に接続されている。すなわち、#1気筒のセンサの正電極及び#4気筒のセンサの負電極が、差動増幅器51の非反転入力に接続され、#1気筒のセンサの負電極及び#4気筒のセンサの正電極が、差動増幅器51の反転入力に接続されている。すなわち、#1気筒の筒内圧センサ及び#4気筒の筒内圧センサは、#1気筒の筒内圧センサの出力から#4気筒の筒内圧センサ出力が減算されて、1つのA/D変換器に入力されるように接続されている。#2気筒及び#3気筒の筒内圧センサも同様に接続されている。
なお、図14に示すように、2つのセンサの作動極性が逆のものを組み合わせて直列に接続するように構成しても、同様の効果を得ることができる。
本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、4気筒のディーゼル内燃機関の例を示したが、これに限るものではなく、気筒数の異なるディーゼル内燃機関、あるいはガソリン内燃機関にも、本発明は適用可能である。その場合には、上述した第1の実施形態の変形例では、燃料噴射開始時期に代えて点火時期を基準として、検出筒内圧データの取り込みを開始することが望ましい。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンの筒内圧検出にも適用が可能である。
2 筒内圧センサ
3 クランク角度位置センサ
4 電子制御ユニット
6 燃料噴射弁
11 A/D変換部
13 パルス生成部(切換手段)
14 CPU
17 切換信号生成部(筒内圧検出期間設定手段)
21,22 スイッチ回路(切換手段、検出制御手段)
23,24 A/D変換器
41 スイッチ回路(切換手段)
42 切換信号生成部(切換手段)
51,52 差動増幅器
Claims (2)
- 複数の気筒を有する内燃機関の各気筒に設けられ、筒内圧を検出する筒内圧センサと、該筒内圧センサの出力をディジタル値に変換するA/D変換器とを備える内燃機関の筒内圧検出装置において、
前記筒内圧センサの出力が入力され、前記筒内圧センサ出力の一部を選択して前記A/D変換器に入力する切換手段を備え、
前記機関の無負荷運転状態でない通常運転状態において、前記切換手段は、圧縮行程及び爆発行程における検出筒内圧データである燃焼筒内圧データを選択し、
前記機関の無負荷運転状態において、前記切換手段は、排気行程の開始時点から吸気行程の終了時点までの期間における検出筒内圧データであるポンプ損失データを選択し、
前記燃焼筒内圧データとポンプ損失データとに基づいて、着火時期及び出力トルクの少なくとも一方を算出することを特徴とする内燃機関の筒内圧検出装置。 - 前記切換手段は、前記筒内圧センサ出力の1つを選択して前記A/D変換器に入力し、前記切換手段は、1つのサンプリング時期において所定切換時間間隔で、前記複数の気筒に設けられた筒内圧センサの出力を順次選択して出力し、かつ所定クランク角毎に前記選択の順序を変更することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の筒内圧検出装置。
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