JP2946126B2 - 内燃機関の燃焼状態監視装置 - Google Patents
内燃機関の燃焼状態監視装置Info
- Publication number
- JP2946126B2 JP2946126B2 JP11670591A JP11670591A JP2946126B2 JP 2946126 B2 JP2946126 B2 JP 2946126B2 JP 11670591 A JP11670591 A JP 11670591A JP 11670591 A JP11670591 A JP 11670591A JP 2946126 B2 JP2946126 B2 JP 2946126B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- misfire
- cylinder
- dead center
- value
- top dead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダ内圧を検出し内
燃機関の失火等の燃焼状態を検出する内燃機関の燃焼状
態監視装置に関する。
燃機関の失火等の燃焼状態を検出する内燃機関の燃焼状
態監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関のスパークプラグの
座金の位置に圧力センサを挿入してスパークプラグを締
め付け、シリンダ内圧を検出して失火等の燃焼状態を検
出するものがある。従来のこの種の装置は、特公昭60
−8372号に提案されているように、各気筒に配設し
た圧力センサの出力を上死点前後の所定角度で積分し、
その積分値の差を予め設定した設定値と比較することに
より失火を検出するものであった。
座金の位置に圧力センサを挿入してスパークプラグを締
め付け、シリンダ内圧を検出して失火等の燃焼状態を検
出するものがある。従来のこの種の装置は、特公昭60
−8372号に提案されているように、各気筒に配設し
た圧力センサの出力を上死点前後の所定角度で積分し、
その積分値の差を予め設定した設定値と比較することに
より失火を検出するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置は上死点前後の内圧の積分値の差のみに着目し
ている。圧力センサには製品誤差や温度特性による数十
%の感度のばらつきが避けられないため、積分値の差の
みでは厳密な失火の判断が困難になると共に、失火の程
度が判別できないという問題点があった。また、圧力セ
ンサの出力の積分値の差は気筒の仕事量を意味するが、
気筒の仕事量は無負荷時と高負荷時とでは数十倍以上の
差が生ずる。このため、積分値の差のみで比較し無負荷
時に確実に失火を検出するように設定値を設定すると、
高負荷時には噴射燃料の例えば数%程度の燃焼状態でも
失火とは検出されないことになり、逆に、高負荷時に確
実に失火を検出するようにすると、無負荷時ないしは低
負荷時には全く失火を検出できなくなってしまうという
問題点があった。このように、従来の装置は殆ど完全失
火のみを検出するものであり、触媒等に悪影響を及ぼし
実用上発生しやすい不完全燃焼は実質上検出できないも
のであった。本発明は上記の問題点を解決するためなさ
れたものであり、その目的とするところは、失火の程度
が確実に判別でき、触媒の劣化や排気ガス(エミッショ
ン)の悪化に対処することが容易になる内燃機関の燃焼
状態監視装置を提供することにある。
来の装置は上死点前後の内圧の積分値の差のみに着目し
ている。圧力センサには製品誤差や温度特性による数十
%の感度のばらつきが避けられないため、積分値の差の
みでは厳密な失火の判断が困難になると共に、失火の程
度が判別できないという問題点があった。また、圧力セ
ンサの出力の積分値の差は気筒の仕事量を意味するが、
気筒の仕事量は無負荷時と高負荷時とでは数十倍以上の
差が生ずる。このため、積分値の差のみで比較し無負荷
時に確実に失火を検出するように設定値を設定すると、
高負荷時には噴射燃料の例えば数%程度の燃焼状態でも
失火とは検出されないことになり、逆に、高負荷時に確
実に失火を検出するようにすると、無負荷時ないしは低
負荷時には全く失火を検出できなくなってしまうという
問題点があった。このように、従来の装置は殆ど完全失
火のみを検出するものであり、触媒等に悪影響を及ぼし
実用上発生しやすい不完全燃焼は実質上検出できないも
のであった。本発明は上記の問題点を解決するためなさ
れたものであり、その目的とするところは、失火の程度
が確実に判別でき、触媒の劣化や排気ガス(エミッショ
ン)の悪化に対処することが容易になる内燃機関の燃焼
状態監視装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、気筒のシリンダ内圧をその圧力値に応
じた電気信号に変換し検出する圧力センサと、内燃機関
のクランク角を検出するクランク角センサと、所定の上
死点前のクランク角から圧縮上死点までのシリンダ内圧
の第1の積分値(S1)を求める第1の積分手段と、圧
縮上死点から所定の上死点後のクランク角までのシリン
ダ内圧の第2の積分値(S2)を求める第2の積分手段
と、前記第1の積分値(S1)と第2の積分値(S2)
との差からから当該気筒の仕事量(S2−S1)を求め
る仕事量算出手段と、前記仕事量を第1の積分値で正規
化〔(S2−S1)/S1〕する手段と、前記正規化さ
れた仕事量(S2−S1)/S1と燃料噴射量の相関値
F(Q)とを比較して失火レベルを検出する手段と、を
備えることを特徴とする内燃機関の燃焼状態監視装置が
提供される。ここで、燃料噴射量の相関値F(Q)と
は、吸入空気量、スロットルポジション、水温、酸素濃
度等から算出される燃料噴射量に対応する値である。比
較の方法には、除算比較〔(S2−S1)/S1〕/F
(Q)を行う第1の比較と、減算比較(S2−S1)/
S1−F(Q)を行う第2の比較がある。
め、本発明では、気筒のシリンダ内圧をその圧力値に応
じた電気信号に変換し検出する圧力センサと、内燃機関
のクランク角を検出するクランク角センサと、所定の上
死点前のクランク角から圧縮上死点までのシリンダ内圧
の第1の積分値(S1)を求める第1の積分手段と、圧
縮上死点から所定の上死点後のクランク角までのシリン
ダ内圧の第2の積分値(S2)を求める第2の積分手段
と、前記第1の積分値(S1)と第2の積分値(S2)
との差からから当該気筒の仕事量(S2−S1)を求め
る仕事量算出手段と、前記仕事量を第1の積分値で正規
化〔(S2−S1)/S1〕する手段と、前記正規化さ
れた仕事量(S2−S1)/S1と燃料噴射量の相関値
F(Q)とを比較して失火レベルを検出する手段と、を
備えることを特徴とする内燃機関の燃焼状態監視装置が
提供される。ここで、燃料噴射量の相関値F(Q)と
は、吸入空気量、スロットルポジション、水温、酸素濃
度等から算出される燃料噴射量に対応する値である。比
較の方法には、除算比較〔(S2−S1)/S1〕/F
(Q)を行う第1の比較と、減算比較(S2−S1)/
S1−F(Q)を行う第2の比較がある。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、仕事量を第1の積分値で
正規化〔(S2−S1)/S1〕しているため、圧力セ
ンサの感度が相殺されて圧力センサの感度によらず当該
気筒で燃焼された燃料量に比例した相対値を得ることが
できる。この正規化された仕事量β=(S2−S1)/
S1と燃料噴射量の相関値F(Q)とを比較することに
より、未燃焼ガスの排出量が判定でき、失火レベルを検
出することができる。
正規化〔(S2−S1)/S1〕しているため、圧力セ
ンサの感度が相殺されて圧力センサの感度によらず当該
気筒で燃焼された燃料量に比例した相対値を得ることが
できる。この正規化された仕事量β=(S2−S1)/
S1と燃料噴射量の相関値F(Q)とを比較することに
より、未燃焼ガスの排出量が判定でき、失火レベルを検
出することができる。
【0006】たとえば、3000rpmで無負荷時の燃
料噴射量をq、3000rpmで全負荷時の燃料噴射量
を20qとする。燃焼された燃料噴射量と正規化された
仕事量βとは略比例関係にあるといわれている。それ
故、図2に示すように、全開時にはS1=A,S2=2
1Aとすると正規化された仕事量β=20となる。同様
に無負荷時にはS1=A,S2=2Aとすると正規化さ
れた仕事量β=1となる。また、失火時にはS1=S2
=Aから正規化された仕事量β=0となる。
料噴射量をq、3000rpmで全負荷時の燃料噴射量
を20qとする。燃焼された燃料噴射量と正規化された
仕事量βとは略比例関係にあるといわれている。それ
故、図2に示すように、全開時にはS1=A,S2=2
1Aとすると正規化された仕事量β=20となる。同様
に無負荷時にはS1=A,S2=2Aとすると正規化さ
れた仕事量β=1となる。また、失火時にはS1=S2
=Aから正規化された仕事量β=0となる。
【0007】そこで、例えば、正規化された仕事量βと
燃料噴射量の相関値F(Q)との比較において、両者の
比β/F(Q)が0.5以下の時に失火と判定する基準
にすると、無負荷時であればF(Q)=1となるからβ
/1=0.5からβ=0.5以下のときに失火と判定
し、0.5q以上の未燃焼ガスを発生したときに失火と
判定する。一方、全開時であればF(Q)=20となる
からβ/20=0.5からβ=10以下のときに失火と
判定し、10q以上の未燃焼ガスを発生したときに失火
と判定することになる。また、正規化された仕事量βと
燃料噴射量の相関値F(Q)との差β−F(Q)が0.
7以下の時に失火と判定する基準にすると、無負荷時で
あればF(Q)=1となるからβ−1=−0.7からβ
=0.3以下のときに失火と判定し、0.7q以上の未
燃焼ガスを発生したときに失火と判定する。一方、全開
時であればF(Q)=20となるからβ−20=−0.
7からβ=19.3以下のときに失火と判定し、0.7
q以上の未燃焼ガスを発生したときに失火と判定するこ
とになる。
燃料噴射量の相関値F(Q)との比較において、両者の
比β/F(Q)が0.5以下の時に失火と判定する基準
にすると、無負荷時であればF(Q)=1となるからβ
/1=0.5からβ=0.5以下のときに失火と判定
し、0.5q以上の未燃焼ガスを発生したときに失火と
判定する。一方、全開時であればF(Q)=20となる
からβ/20=0.5からβ=10以下のときに失火と
判定し、10q以上の未燃焼ガスを発生したときに失火
と判定することになる。また、正規化された仕事量βと
燃料噴射量の相関値F(Q)との差β−F(Q)が0.
7以下の時に失火と判定する基準にすると、無負荷時で
あればF(Q)=1となるからβ−1=−0.7からβ
=0.3以下のときに失火と判定し、0.7q以上の未
燃焼ガスを発生したときに失火と判定する。一方、全開
時であればF(Q)=20となるからβ−20=−0.
7からβ=19.3以下のときに失火と判定し、0.7
q以上の未燃焼ガスを発生したときに失火と判定するこ
とになる。
【0008】これに対して、従来方法により、仕事量S
2−S1=0.5以下のときに失火とする基準にする
と、燃焼波形としては燃料噴射量が0.5qのときの波
形と同じときに失火と判定され、無負荷時であれば0.
5qの未燃焼ガスを発生し、全開時には19.5qの未
燃焼ガスを発生することにならないと失火と判定されな
かった。仮に、全開時の50%失火を失火と判定する基
準にすると、S2−S1=9が基準になり、無負荷時な
いしは低負荷時には正常燃焼していても失火と判定され
てしまうこととなる。
2−S1=0.5以下のときに失火とする基準にする
と、燃焼波形としては燃料噴射量が0.5qのときの波
形と同じときに失火と判定され、無負荷時であれば0.
5qの未燃焼ガスを発生し、全開時には19.5qの未
燃焼ガスを発生することにならないと失火と判定されな
かった。仮に、全開時の50%失火を失火と判定する基
準にすると、S2−S1=9が基準になり、無負荷時な
いしは低負荷時には正常燃焼していても失火と判定され
てしまうこととなる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照し説明す
る。図1は燃焼状態監視装置を示すブロック図である。
内燃機関1の各スパークプラグ2には圧力センサ3が取
り付けられている。この圧力センサ3はスパークプラグ
2とシリンダブロックとの間に座金の代わりに取り付け
られる圧電式のセンサであり、各シリンダの内部圧力に
比例した電荷Qを発生する。各気筒の圧力センサ3の出
力はチャージアンプ(電荷−電圧増幅器)4に入力され
る。チャージアンプ4はオペアンプ41、零点ドリフト
を防ぐ帰還抵抗42、及び帰還容量43で構成され、各
圧力センサ3から出力された電荷Qを、V=Q/Cの関
係で電圧Vに変換して増幅する。クランク角センサ5は
クランク軸の回転角を光学的に検出し、その回転角に応
じたクランク角信号Kを送出する。チャージアンプ4の
出力が入力するアナログスイッチ回路6では、クランク
角信号Kに基づき、各気筒の燃焼状態における上死点前
60°から上死点まで、また、アナログスイッチ回路7
では上死点から上死点後60°までの圧力信号をそれぞ
れの積分回路8、9に入力させる。
る。図1は燃焼状態監視装置を示すブロック図である。
内燃機関1の各スパークプラグ2には圧力センサ3が取
り付けられている。この圧力センサ3はスパークプラグ
2とシリンダブロックとの間に座金の代わりに取り付け
られる圧電式のセンサであり、各シリンダの内部圧力に
比例した電荷Qを発生する。各気筒の圧力センサ3の出
力はチャージアンプ(電荷−電圧増幅器)4に入力され
る。チャージアンプ4はオペアンプ41、零点ドリフト
を防ぐ帰還抵抗42、及び帰還容量43で構成され、各
圧力センサ3から出力された電荷Qを、V=Q/Cの関
係で電圧Vに変換して増幅する。クランク角センサ5は
クランク軸の回転角を光学的に検出し、その回転角に応
じたクランク角信号Kを送出する。チャージアンプ4の
出力が入力するアナログスイッチ回路6では、クランク
角信号Kに基づき、各気筒の燃焼状態における上死点前
60°から上死点まで、また、アナログスイッチ回路7
では上死点から上死点後60°までの圧力信号をそれぞ
れの積分回路8、9に入力させる。
【0010】燃焼状態判定回路(ECU)10の判定原
理について図2を参照し説明する。図2は内燃機関の正
常燃焼時と失火時とにおけるシリンダ内圧出力波形のモ
デル図である。正常燃焼時にはシリンダ内圧は上死点付
近から急上昇する波形を示す。これに対して完全失火時
には上死点(TDC)を最大圧とし上死点を中心とした
略対称な波形を示す。上死点前の所定クランク角度αか
ら上死点までのシリンダ内圧の積分値をS1と、上死点
から上死点後の所定クランク角度αまでの積分値をS2
とする。第1の演算処理手段11では正規化された仕事
量β=(S2−S1)/S1を算出する。第2の演算処
理手段12では、吸入空気量センサ52、スロットルポ
ジションセンサ53、水温センサ54、酸素センサ55
等からの信号に基づき、燃料噴射量の相関値F(Q)を
算出し、正規化された仕事量βと比較する。比較の方法
には、除算比較β/F(Q)を行う第1の比較と、減算
比較β−F(Q)を行う第2の比較がある。その結果の
積算値または頻度が予め定められた所定値を下回る場合
は燃焼異常と判断し、表示回路13の失火した気筒に該
当するLEDを点灯させる。
理について図2を参照し説明する。図2は内燃機関の正
常燃焼時と失火時とにおけるシリンダ内圧出力波形のモ
デル図である。正常燃焼時にはシリンダ内圧は上死点付
近から急上昇する波形を示す。これに対して完全失火時
には上死点(TDC)を最大圧とし上死点を中心とした
略対称な波形を示す。上死点前の所定クランク角度αか
ら上死点までのシリンダ内圧の積分値をS1と、上死点
から上死点後の所定クランク角度αまでの積分値をS2
とする。第1の演算処理手段11では正規化された仕事
量β=(S2−S1)/S1を算出する。第2の演算処
理手段12では、吸入空気量センサ52、スロットルポ
ジションセンサ53、水温センサ54、酸素センサ55
等からの信号に基づき、燃料噴射量の相関値F(Q)を
算出し、正規化された仕事量βと比較する。比較の方法
には、除算比較β/F(Q)を行う第1の比較と、減算
比較β−F(Q)を行う第2の比較がある。その結果の
積算値または頻度が予め定められた所定値を下回る場合
は燃焼異常と判断し、表示回路13の失火した気筒に該
当するLEDを点灯させる。
【0011】このため、本実施例は失火の程度が確実に
判別でき、未燃焼ガスの排出量も予測することができる
という利点がある。それゆえ、触媒の劣化やエミッショ
ンの悪化に対処することが容易になる。
判別でき、未燃焼ガスの排出量も予測することができる
という利点がある。それゆえ、触媒の劣化やエミッショ
ンの悪化に対処することが容易になる。
【0012】上記のように本実施例では1つの圧力セン
サ3について説明したが、4つのあ圧力センサ3それぞ
れに同様の回路を設ければ4気筒全てについて検出でき
る。また4つの圧力センサ3を並列に1つのチャージア
ンプ4に接続し、チャージアンプ4の出力をアナログス
イッチ回路で切り換えるようにしてもよい。
サ3について説明したが、4つのあ圧力センサ3それぞ
れに同様の回路を設ければ4気筒全てについて検出でき
る。また4つの圧力センサ3を並列に1つのチャージア
ンプ4に接続し、チャージアンプ4の出力をアナログス
イッチ回路で切り換えるようにしてもよい。
【0013】前記実施例ではアナログスイッチ回路6、
7により上死点の前後を60°毎の等間隔でシリンダ圧
を検出するようにしたが、これらのクランク角は内燃機
関の気筒数に応じて適当に選択すればよく、また、上死
点の前後で検出角度を変えてもよい。また、任意のクラ
ンク角領域における圧力状態を検出するようにすること
もできる。
7により上死点の前後を60°毎の等間隔でシリンダ圧
を検出するようにしたが、これらのクランク角は内燃機
関の気筒数に応じて適当に選択すればよく、また、上死
点の前後で検出角度を変えてもよい。また、任意のクラ
ンク角領域における圧力状態を検出するようにすること
もできる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を有し正規化され
た仕事量(S2−S1)/S1と燃料噴射量の相関値F
(Q)とを比較するものであるから、圧力センサの出力
特性や温度特性のばらつきの影響をなくし、各運転条件
における失火のレベルや失火の重み付けを行うことが容
易になり、触媒の劣化やエミッションの悪化への対処が
容易になるという優れた効果がある。
た仕事量(S2−S1)/S1と燃料噴射量の相関値F
(Q)とを比較するものであるから、圧力センサの出力
特性や温度特性のばらつきの影響をなくし、各運転条件
における失火のレベルや失火の重み付けを行うことが容
易になり、触媒の劣化やエミッションの悪化への対処が
容易になるという優れた効果がある。
【図1】 燃焼状態監視装置を示すブロック図、
【図2】 正常燃焼時と失火時とにおけるシリンダ内圧
出力の波形図
出力の波形図
1..内燃機関、 2..スパークプラグ、 3..圧力センサ、 4..チャージアンプ、 5..クランク角センサ、 6、7..アナログスイッチ回路、 8、9..積分回路(第1及び第2の積分手段)、 10..ECU、 11..第1の演算処理手段(仕事量算出手段及び正規
化手段)、 12..第2の演算処理手段(失火レベルを検出する手
段)。
化手段)、 12..第2の演算処理手段(失火レベルを検出する手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 45/00 368 F02B 77/08 F02P 17/12
Claims (1)
- 【請求項1】 気筒のシリンダ内圧をその圧力値に応じ
た電気信号に変換し検出する圧力センサと、内燃機関の
クランク角を検出するクランク角センサと、所定の上死
点前のクランク角から圧縮上死点までのシリンダ内圧の
第1の積分値(S1)を求める第1の積分手段と、圧縮
上死点から所定の上死点後のクランク角までのシリンダ
内圧の第2の積分値(S2)を求める第2の積分手段
と、前記第1の積分値(S1)と第2の積分値(S2)
との差から当該気筒の仕事量(S2−S1)を求める仕
事量算出手段と、前記仕事量を第1の積分値で正規化
〔(S2−S1)/S1〕する手段と、前記正規化され
た仕事量(S2−S1)/S1と燃料噴射量の相関値F
(Q)とを比較して失火レベルを検出する手段と、を備
えることを特徴とする内燃機関の燃焼状態監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11670591A JP2946126B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 内燃機関の燃焼状態監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11670591A JP2946126B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 内燃機関の燃焼状態監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04321752A JPH04321752A (ja) | 1992-11-11 |
JP2946126B2 true JP2946126B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=14693794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11670591A Expired - Fee Related JP2946126B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 内燃機関の燃焼状態監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2946126B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002332908A (ja) | 2001-05-02 | 2002-11-22 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 内燃機関の失火検出方法及び失火検出システム |
JP4670594B2 (ja) * | 2005-11-02 | 2011-04-13 | 株式会社デンソー | 車両の定速走行制御装置 |
JP4830986B2 (ja) * | 2007-06-21 | 2011-12-07 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP11670591A patent/JP2946126B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04321752A (ja) | 1992-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2893233B2 (ja) | 筒内圧センサの診断装置 | |
JP3998719B2 (ja) | 4サイクル内燃機関における位相位置を求めるための方法 | |
US7669459B2 (en) | Knocking determination device for internal combustion engine | |
US5214958A (en) | Misfiring detecting apparatus for an internal combustion device | |
US7621172B2 (en) | Knocking determination device for internal combustion engine | |
JP2829698B2 (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
US4438647A (en) | Ignition range detector for internal combustion engines | |
JP2946126B2 (ja) | 内燃機関の燃焼状態監視装置 | |
JPH07280686A (ja) | 内燃機関の筒内圧検出装置 | |
US5503007A (en) | Misfire detection method and apparatus therefor | |
JPS6311832A (ja) | 多気筒エンジンのノツキング検出装置 | |
JP3461627B2 (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
JP2937531B2 (ja) | 内燃機関用失火検出装置 | |
JPH08246941A (ja) | 内燃機関の筒内圧センサの故障診断装置 | |
JP3087855B2 (ja) | 内燃機関用失火検出装置 | |
JPH08144837A (ja) | 失火検出装置 | |
JP2934799B2 (ja) | 多気筒内燃機関の燃焼状態監視装置 | |
JP2917198B2 (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
JPH07119532A (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
JP2964435B2 (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
JPH04259669A (ja) | 多気筒内燃機関の燃焼状態監視装置 | |
JP2858286B2 (ja) | 内燃機関の気筒判別装置 | |
JPS6229638Y2 (ja) | ||
JPH0942039A (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
JPS6415937U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |