JP4439647B2 - チャイルドシート固定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャイルドシートを自動車シート上に設置するためのチャイルドシート固定装置に関するもので、特に自動車シートのISOFIX(国際標準化機構(ISO)規格のチャイルドシート固定方式)アンカー(シャフト)にチャイルドシートを係合させるチャイルドシート固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に幼児を乗せる場合に、幼児の安全を図るためにチャイルドシートが使用される。例えば、チャイルドシートは、図7に示したように、幼児を収容するために、背部Aと座部Bとを一体にしたチャイルドシート本体50と、該チャイルドシート本体50と一体に結合され自動車のシートに固定させる基部51とを備えている。
この座部Bの前部中央には腹当て部材52が立設され、その腹当て部材52の上部にはバックル55が固定されている。また、座部Bには2本のベルト54、54の一端が固定され、他端側は背部Aの肩ベルト通し孔53、53を通って、シートベルトAの背面側に引き出されている。さらに、ベルト54、54には、タング56、56が設けられ、このタング56、56がバックル55に着脱しうるように構成されている。
また、背部Aの上部には幼児の頭を固定するためのヘッドレスト57が上下位置調整可能に取り付けられている。そしてこのヘッドレスト57の両端にヘッドサポート58、58が固定され、幼児の頭部左右方向のぐらつきを防止している。
チャイルドシート本体50の座部Bに幼児を腰掛けさせる際、幼児の頭部はベルト54、54の間に位置し、ベルト54、54は肩を押さえるようにして腹当て部材52に固定される。そして、腹当て部材52は幼児の腹部から胸部を覆うようになり、両足が腹当て部材52の両脇から前方に出される。
【0003】
このようなチャイルドシートを自動車のシート上に設置して使用する場合、設置のしかたには、従来より2通りの方法がある。
▲1▼ 1つは、車輌のシートベルトによってチャイルドシートの基部もしくはチャイルドシート本体を自動車のシートに固定する方法と、
▲2▼ もう1つは、図5に示すように、車輌に取り付けられているアンカーによって固定する方法である。
本発明は、後者である▲2▼によって固定する方法に関するもので、特に、2個のISOFIXアンカーに左右同時に固定する固定装置に関するものである。
【0004】
図5(a)に示すように、ISOFIXアンカー固定装置60は、チャイルドシート本体50を受ける基部51の下部の左右2か所に(60a、60b)設置固定されている。
【0005】
一方、ISOFIXアンカー固定装置60がロックする対象であるISOFIXアンカーは、図5(b)に示すように、後部車輌シートの片側のシートであるシート70の下部の座部との境界近傍に所定間隔を隔てて設けられた2つの開口部70a、70bの奥に、点線80で示すように固定設置されている。
そして、ISOFIXアンカー80自体は、例えば図6に示すような構成となっている。すなわち、2個のL型金具81、81同士をL型金具の一辺が対向するように、かつL型金具の他辺が反対方向を向くように対向させ、その間にアンカーバー82が固定され、そして2個のL型金具81、81の前記他辺の部分を用いてISOFIXアンカー80が車輌シートの下部に固定される。
【0006】
チャイルドシート1の自動車シート70への固定は、チャイルドシートを自動車シートの上に載せて、チャイルドシートの2つのISOFIX固定装置60a、60bをそれぞれ自動車シート70の開口部70a、70bに挿入していき、ISOFIX固定装置60a、60bの後述するカム2(図2(c)参照)がISOFIXアンカー80のアンカーバー82に噛み合ってロックがかかることで、ISOFIX固定装置60とISOFIXアンカー80とが固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなチャイルドシートの従来装置の固定では、片側のISOFIX固定装置(例えば、60a)のみのロックも可能であった。ところが、片側のみのロック状態では、車輌の衝突時にチャイルドシートの充分な安全性を確保することが難しいので、このような片側のみのロック状態は回避することが望ましかった。
そこで、本発明の目的は前記課題を解消するもので、ISOFIX固定装置60の2個の固定装置60a、60bが同時にISOFIXアンカー80のアンカーバー82に噛み合って始めてロックされるようにし、片側の固定装置(例えば、60a)のみのロックは受け付けないようにしている。
また、このような同時のアクセスによってのみロックする固定装置を、簡単な構成でかつ壊れにくいように実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のチャイルドシートのチャイルドシート固定装置の発明は、チャイルドシートの下部に取り付けられるチャイルドシート固定装置において、ISOFIXアンカーに当接することにより回動する周方向に切り欠きを2個備えた第1カムと、該第1カムの回動により移動するロッドであってカム貫通部とスライド部を備えた第1ロッドと、該第1ロッドの移動により前記第1カムの回動方向と逆方向に回動するカムであってL字型長孔部と長孔部と軸孔部を備えた第2カムと、該第2カムの回動により前記第1ロッドの移動方向と逆方向に移動するロッドであってカム貫通部とスライド部とを備えた第2ロッドと、前記第2ロッドの先端に取り付けられて前記第1カムの切り欠きに嵌入することにより該第1カムの回動を阻止するラッチと、前記第1ロッドをその前記移動方向と逆方向に常時付勢する第1付勢装置と、前記第2ロッドをその前記移動方向に常時付勢する第2付勢装置と、を備えたことを特徴としている。
そして、請求項記載の発明は、左右に配置された2個の請求項1記載のチャイルドシート固定装置と、該チャイルドシート固定装置の前記各第2カムを結ぶ連動シャフトと、該連動シャフトに取り付けられたロックオフバーと、一端が該ロックオフバーの先端付近に当接し他端が操作部を形成するロックオフシャフトと、を備え、該ロックオフシャフトを操作することにより、前記チャイルドシート固定装置のロック状態を解除することを特徴としている。
前記構成の装置により、片側のみのロック状態を防止すると共に、安全で適正なチャイルドシートの車輌シートへの固定を最も簡単にかつ最も確実にできることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面の図1〜図4に基づいて本発明のチャイルドシートを説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る固定装置のロック部分の分解図で、図2はその動作図である。
図1に記載の構造は本発明の実施の形態による固定装置の右側部分のみを示すものであり、左右対称をなす構造が左側にも存在している。ここでは、右側部分のみについて説明し、左側部分ついての説明は割愛する。
図1において、図中符号1が各部材を取り付けるためのベースで、先端に挿入孔1dが形成され、ここに後述のISOFIXアンカーバー82が挿入される。そして、このベース1の左側にカム11が配置され、ベース1の右側にこのカム11を回動させる各部材が取付配置されている。
カム11はL字型長孔部11aと長孔部11bと軸孔部11cの各貫通孔が開けられている。L字型長孔部11aは図2(a)に見られるように、非ロック時に垂直方向に向く円弧部11a’と水平方向に向く直線部11a”とで構成されており、長孔部11bは傾斜して開けられており、軸孔部11cは連動シャフト13の端部の平坦部が嵌合するように同じ形状の孔となっている。
これらの各L字型長孔部11aと傾斜長孔部11bと軸孔部11cにはそれぞれ後述するロッド10、ロッド9、連動シャフト13が貫通する。
【0010】
ベース1には、これらのロッド10、ロッド9、連動シャフト13がそれぞれ貫通するため、前記L字型長孔部11aと傾斜長孔部11bと軸孔部11cに対応して、それぞれ、水平方向に向く長孔部1aと水平方向に向く長孔部1bと軸孔部1cとが開けられている。ただし、この場合、長孔部1aはL字型長孔部11aの直線部11a”と一致するように、長孔部1bはその左端が傾斜長孔部11bの中央付近にくるように、また、軸孔部1cは軸孔部11cと同心になるように位置決めされている。
12は連動シャフト13に一体固定されたロックオフバーで、カム11のロックを解除するためのものである。これについては後述する。
【0011】
ベース1の右側には、カム11を回動させる各部材が配置されている。これらの各部材は大きく2系統に分けられる。
1つは、ISOFIXアンカーバー82の当接により押されたり、アンロック時にISOFIXアンカーバー82を押し返したりする系統で、カム2、スプリング7、ガイド8、ロッド10より構成される。
もう1つは、カム2、ピン3、ラッチ4、ガイド5、スプリング6、ガイド8、ロッド9より構成されるもので、カム2をラッチ4でラッチする系統である。
【0012】
カム2は2系統に共通のもので、このカム2は図2(a)で示すように、切り欠き2aと2bが形成され、切り欠き2aにはISOFIXアンカーバー82が係合し、切り欠き2bにはラッチ4が係合する。アンロック時には図2(a)で示すように、切り欠き2aにISOFIXアンカーバー82が係合し易いような状態に保持されている。
ガイド5は断面コ字状をしており、この断面コ字状の開脚部分はISOFIXアンカーバー82の挿通方向に後述のロッド10がスライドできるように配備され、ベース1の右側の略下部のカム2寄りの位置に固定されている。
ガイド8は2系統に共通のもので、ISOFIXアンカーバー82の挿通方向に貫通する貫通孔8a、8bを上下に備え、ベース1の右側の略下部中央位置に固定されている。
【0013】
第1の系統のスライド部材であるロッド10は、カム貫通部10aと立上がり部10bとスライド部10cとから構成されている。スライド部10cは、前述のガイド8の貫通孔8aおよび前述のガイド5の開脚間を貫通してカム2に当接している。そして、ガイド8とスライド部10cの係止部10dとの間にスプリング7が介挿されており、スプリング7によってカム2を常時図2(a)の状態に押圧している。
ロッド10のカム貫通部10aはベース1の長孔部1aを介してカム11のL字型長孔部11aに挿通している。そして、カム貫通部10aは、後述のように、非ロック時はL字型長孔部11aの直線部11a”(図2(a)参照)に位置しており、ロック時はL字型長孔部11aの円弧部11a’(図2(c)参照)に位置している。
【0014】
もう1つの系統のスライド部材であるロッド9は、カム貫通部9aとスライド部9bとから成るL字状をしており、スライド部9bはガイド8の貫通孔8bを貫通して先端にラッチ4を固定している。ガイド8とラッチ4との間にスプリング6が介挿されており、このスプリング6によってラッチ4を常時カム2側へ付勢している。
ロッド9のカム貫通部9aはベース1の長孔部1bを介してカム11の傾斜長孔部11bに遊挿しており、この結果、カム11はスプリング6によって連動シャフト13を中心に常時左(反時計方向)回転するよう付勢されている。
【0015】
ラッチ4は2本のピン3、3とガイド5との間でISOFIXアンカーバー82の挿通方向にスライド可能となっており、ISOFIXアンカーバー82がカム2の切り欠き2aに当接してカム2が図2(b)のように右(時計方向)回動した状態で、ラッチ4はカム2の切り欠き2bに嵌入できるようになっている。そして、図2(c)のラッチ4はカム2の切り欠き2bに嵌入した状態を示している。そして、ラッチ4がカム2の切り欠き2bに嵌入すると、カム2はそれ以降左(反時計方向)回転することができず、したがって、ISOFIXアンカーバー82はカム2にロックされた状態となる。このロック状態を解除するには、後述のロックオフバー12が用いられる。
また、既述したように、カム11は図示のように右に存在するが、全く同様に左側にもカム11は存在しており、この両カム11は連動シャフト13により連動して回転するようになっている。
【0016】
以上のように、ロッド10の一端はベース1の長孔部1a及びカム11の長孔部11aを貫通していて、スプリング7によりロッド10の一端をカム2の側面部に常に接触させ右回転させる作用をしていると同時に、ロッド10の他端によって(すなわち、その他端がカム11のL字型長孔部11aの直線部11a”に位置することによって)、ロッド9によるカム11の左回転を、抑止する機能を併せて持っていることとなる。
【0017】
次に、本発明の固定装置の動作について、図2を用いて説明する。
図2(a)はチャイルドシートの固定装置をISOFIXアンカー80に固定させる直前の状態を示す図であり、
図2(b)はチャイルドシートの固定装置の片側のみをISOFIXアンカー80に固定させる場合の動作を示す図であり、
図2(c)はチャイルドシートの固定装置の両側を同時にISOFIXアンカー80に固定させる場合の動作を示す図である。
まず、片側のみの固定装置(例えば、60a)をISOFIXアンカー80のアンカーバー82に固定させようとしても、本発明によりその固定装置はロックされるに至らないという動作を、図2(a)と図2(b)を用いて説明する。
まず、チャイルドシートを移動させてその固定装置をISOFIXアンカー80のバー82に当接させると、固定装置内蔵のカム2がバー82に接触する(図2(a)参照)。さらに、チャイルドシートを移動させると、カム2が右(時計方向)回転する(図2(b)参照)と共に、ロッド10が図2(a)の状態から左方向に摺動して図2(b)の状態となる。
したがって、ロッド10のカム貫通部10aはカム11のL字型長孔部11aの直線部11a”を図2(a)の位置(すなわち、A位置)から左側の位置(すなわち、B位置)まで摺動してこれと連なる上方への円弧部11a’へ移動可能となるため、ロッド9によるカム11の左回転が可能となる。
【0018】
しかし、同様の構造を持つ左側部の固定装置(図示なし)のロッド10はISOFIXアンカーバー82に当接されないため摺動できず、左側部のカム11は図2(a)の状態に留まっており、したがってロッド10のカム貫通部10a(図1参照)はカム11のL字型長孔部11aの直線部11a”内に位置しているため、カム11が右(時計方向)回転することは阻止されている。
【0019】
そして、図1の連動シャフト13で右側部の本固定装置のカム11と左側部の本固定装置のカム(図示なし)とが一体的に結合されているので、片方のカム11が左回転が可能となっても他方のカム11が回転阻止の状態にある以上、前者のカム11は左回転することができない。したがって、この場合、右側部のカム11は結果的に左回転することができない。
【0020】
そこで、この状態で使用者がチャイルドシートはISOFIXアンカー80にロックされたと思って手を放すと、ラッチ4はカム2と図2(c)のような噛み合いができていないため、スプリング7によってカム2が左(反時計方向)回転させられ、カム2は図2(b)の状態から図2(a)の状態に戻り、ISOFIXアンカーバー82はカム2から吐出される。したがって、チャイルドシートはISOFIXアンカー80から押し出されるため、使用者はチャイルドシートがロックされなかったことに気づくことができる。
【0021】
また、本固定装置の左側部のみを挿入しても、その動作は前記と同じとなり、チャイルドシートはISOFIXアンカー80にロック不可となる。
【0022】
次に、チャイルドシートの両側の固定装置をISOFIXアンカー80のバー82に同時に固定させると、本発明によりその固定装置はロックされる動作を図2(a)〜図2(c)を用いて説明する。
チャイルドシートを移動させて左右の固定装置を左右各ISOFIXアンカー80のバー82に同時に当接させると、左右各固定装置内蔵のカム2がバー82に接触する(図2(a)の状態)。そして、さらにチャイルドシートを移動させるとカム2が右(時計方向)回転すると共に、左右のロッド10が共に図2(a)の状態から左方向に摺動して図2(b)の状態となる。
したがって、左右の各ロッド10はカム11のL字型長孔部11aの直線部11a”を右側(図2(a)のA点)から左側(図2(b)のB点)まで摺動してさらに上方の円弧部11a’へ移動可能となる。そして、図1の連動シャフト13で左右のカム11が一体的に結合されているが、左右のカム11がこのように同時に左回転可能となっているので、この場合、スプリング6の付勢力によりラッチ4はピン3及びガイド5上を摺動してカム2と噛み合うまで移動することが可能となる。
このように、ラッチ4の移動は左右のカム11が左回転可能となることにより初めて可能となる。そして、左右のラッチ4がそれぞれのカム2の切り欠き部2bと噛み合った状態で、アンカーバー82はカム2の切り欠き部2aに収納されることとなり、これによってチャイルドシートのISOFIXアンカー80へのラッチが成立する。
【0023】
以上の左右のアンカーバー82をカム2の切り欠き部2aに挿入・押圧させる動作は同時に行なわれる必要があるが、厳密な意味での同時ではなくてよい。すなわち、左右のアンカーバー82の一方を先に挿入し、他方のアンカーバー82を時間的に遅れて挿入しても、先に挿入したアンカーバー82がそのまま挿入状態を維持している(すなわち、使用者がチャイルドシートから手を放さないでいる)限り、他方のアンカーバー82を挿入すれば、左右のカム11がともに左回転可能となるので、アンカーバー82はカム2の切り欠き部2aに収納されることとなり、これによってチャイルドシートのISOFIXアンカー80へのラッチが成立する。
【0024】
以上の実施の形態では、左右の各ロッド10の移動によりカム11が左回転可能となる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、左右の各ロッド10の移動によりカム11も右回転をし、カム11の右回転により、カム11の中心軸13に対するロッド10の反対側がロッド10の移動方向と逆方向になることを利用して、この逆方向移動運動でラッチ4をピン3及びガイド5上を摺動してカム2と噛み合うまで移動させるようにしてもよい。
【0025】
図3および図4は、図2(c)のようにチャイルドシートの固定装置がISOFIXアンカー80のバー82に同時にロックされた状態を解除するための構成を説明するものである。
図3において、ロックオフボタン16がロックオフシャフト15の一端に一体結合され、ロックオフシャフト15の他端はロックオフバー12の先端付近に当接している。ロックオフバー12は基本的に断面コ字状に形成された部材で、そのコ字の両脚部の各一端に開孔12aがあけられ、この両開孔12aに上述の連動シャフト13が貫通しロックオフバー12と一体結合されている。
【0026】
これらの部材は図4に示すように、チャイルドシート基部51の内部に収納され、ロックオフボタン16だけがチャイルドシート基部51から突出しており、操作者はこの突出したロックオフボタン16を押し込んだり(ロック解除時)、引き出したり(ロック時)して操作する。
【0027】
次に、図3および図4に記載の構成のロックオフ操作について説明する。
チャイルドシートを車輌より取り外す際には、まず、ロックオフボタン16を押し込む。そうすると、連動シャフト13に取り付けられているロックオフバー12が右回転する。これによって連動シャフト13も右回転するので、左右のカム11が右回転し、左右のラッチ4は左側に摺動しカム2との噛み合いが外れると共に、左右のロッド10がカム11のL字型長孔部11aの円弧部11a’を摺動後、スプリング7の付勢作用により直線部11a”へと移動する。また、これによって左右のロッド10はカム2を右回転させISOFIXアンカー80のアンカーバー82を自由な状態とさせ、図2(a)の装着前時の状態へと戻す。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ISOFIXアンカーに当接することにより回動する第1カムと、該第1カムの回動により移動する第1ロッドと、該第1ロッドの移動により前記第1カムの回動方向と逆方向に回動する第2カムと、該第2カムの回動により前記第1ロッドの移動方向と逆方向に移動する第2ロッドと、前記第2ロッドの先端に取り付けられて前記第1カムの回動を阻止するラッチと、前記第1ロッドをその前記移動方向と逆方向に常時付勢する第1付勢装置と、前記第2ロッドをその前記移動方向に常時付勢する第2付勢装置とを備えたチャイルドシート固定装置を左右に配置して、前記各第2カムを結ぶ連動シャフトとを備え、該各第2カムが該連動シャフトと連動して回動することにより、簡単な構成で、片側のみのロック状態を防止し、安全かつ適正なチャイルドシートの車輌への取り付けを確保することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る固定装置のロック部分の右側部分を分解して示す図である。
【図2】図1の固定装置の動作を説明する図である。
【図3】チャイルドシートを車輌より取り外すロックオフシャフトの操作を説明する図である。
【図4】チャイルドシートにおける図3のロックオフシャフトの位置関係を示す図である。
【図5】車輌に取り付けられているアンカーによってチャイルドシートを固定する方法を示す図である。
【図6】ISOFIXアンカーの斜視図である。
【図7】チャイルドシートを前方から観た斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース
1a 長孔部
1b 長孔部
1c 軸孔部
1d 挿入孔
2 カム
2a、2b 切り欠き
3 ピン
4 ラッチ
5、8 ガイド
8a、8b 貫通孔
6、7 スプリング
9 ロッド
9a カム貫通部
9b スライド部
10 ロッド
10a カム貫通部
10b 立上がり部
10c スライド部
10d 係止部
11 カム
11a L字型長孔部
11a’円弧部
11a”直線部
11b 傾斜長孔部
11c 軸孔部
12 ロックオフバー
12a 開孔
13 連動シャフト
15 ロックオフシャフト
16 ロックオフボタン
50 チャイルドシート本体
51 チャイルドシート基部
60 ISOFIXアンカー固定装置
61a、61b 固定装置ベース部
80 ISOFIXアンカー
81 L型金具
82 アンカーバー

Claims (2)

  1. チャイルドシートに取り付けられるチャイルドシート固定装置において、車両側に固定されたシャフトに当接することにより回動し、その周方向に形成された切り欠きで当該シャフトを拘束する第1カムと、該第1カムの回動により移動する第1ロッドと、該第1ロッドの移動により前記第1カムの回動方向と逆方向に回動するカムであってL字型長孔部と傾斜長孔部と軸孔部を備えた第2カムと、該第2カムの回動により移動する第2ロッドと、前記第2ロッドに取り付けられて前記第1カムの周方向に形成された別の切り欠きに嵌入することにより該第1カムの戻り回動を阻止するラッチと、前記第1ロッドをその前記移動方向と逆方向に常時付勢する第1付勢装置と、前記第2ロッドをその前記移動方向に常時付勢する第2付勢装置と、を備えたことを特徴とするチャイルドシート固定装置。
  2. 左右に配置された2個の請求項1記載のチャイルドシート固定装置と、該チャイルドシート固定装置の前記各第2カムを結ぶ連動シャフトと、該連動シャフトに取り付けられたロックオフバーと、一端が該ロックオフバーの先端付近に当接し他端が操作部を形成するロックオフシャフトと、を備え、該ロックオフシャフトを操作することにより、前記チャイルドシート固定装置のロック状態を解除することを特徴とするチャイルドシート固定装置。
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