JP4439152B2 - 無線通信システム、無線通信端末装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信端末装置及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4439152B2
JP4439152B2 JP2001392877A JP2001392877A JP4439152B2 JP 4439152 B2 JP4439152 B2 JP 4439152B2 JP 2001392877 A JP2001392877 A JP 2001392877A JP 2001392877 A JP2001392877 A JP 2001392877A JP 4439152 B2 JP4439152 B2 JP 4439152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
downstream
content data
receiving
terminal devices
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001392877A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003198438A (ja
Inventor
浩平 桃崎
俊樹 岐津
雄三 玉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001392877A priority Critical patent/JP4439152B2/ja
Priority to US10/327,107 priority patent/US6993354B2/en
Publication of JP2003198438A publication Critical patent/JP2003198438A/ja
Priority to US11/281,468 priority patent/US7469148B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4439152B2 publication Critical patent/JP4439152B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/02Details of telephonic subscriber devices including a Bluetooth interface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線を使用した通信端末装置及びその集合体として構成される通信端末網構成方法に関するものであり、主に音声伝送に供することを目的とするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線による音声伝送を不特定多数に対して行う場合、広範囲に伝送できる高出力の送信装置を使うのが一般的である。これは、受け手が広範囲に存在する場合に効果的である。
【0003】
一方、微小電力の無線による送信装置を用いることも可能である。これは、一般的に小型かつ安価で、電波資源の制約も少ないため、気軽に使うことが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、高出力の送信装置を使う場合は、受け手が実際に広範囲に存在しないとき、電波帯域やエネルギーの利用効率の点で問題となる。
【0005】
又、微小電力の無線による送信装置は、距離の近いところに伝送範囲が限定されるため、不特定多数に対して使うのは困難である。又、受け手が増えた場合にも、その範囲は容易には拡大できない。
【0006】
更に、音声の伝送は片方向のみであり、任意の受け手から任意のタイミングで音声を発して参加できるような双方向の伝送は困難である。
【0007】
そこで、本発明では、微小電力の無線を用いて、伝送する範囲を任意に拡大でき、更に双方向の伝送を可能にする無線通信端末装置及び無線端末網構成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、送信元端末装置に不特定の複数の受信側端末装置が接続され、この複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に不特定の他の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信システムであって、送信元端末装置は、少なくとも音声データを含むコンテンツデータを要求する受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、前記コンテンツデータを要求した受信側端末装置との通信の接続を行うと共に、前記コンテンツデータをこの接続した受信側端末装置へ送信し、コンテンツデータを受信する受信側端末装置は、コンテンツデータを要求する他の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、前記コンテンツデータを要求した他の受信側端末装置との通信の接続を行い、コンテンツデータをこの接続した受信側端末装置へ送信することである。
【0010】
第1の特徴に係る送信元端末装置は、端末網の基点となり、講演者や演奏者の音声をマイクロホンから入力し、複数の受信側端末装置に対してリアルタイムに送出する機能を持つ無線通信端末装置である。
【0011】
第1の特徴に係る無線通信システムによると、送信元端末装置において、受信側端末装置からの検索に応答し接続を行い、音声を含むコンテンツデータを受信側端末装置に送信することができる。
【0014】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の受信側端末装置であって、(イ)音声を含むコンテンツデータを提供する複数の上流側装置のいずれか1を検索し、提供する上流側装置との通信の接続を行う上流側制御部と、(ロ)コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1からの検索に応答し、要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、(ハ)接続した上流側装置からコンテンツデータを受信し、接続した下流側装置へコンテンツデータを送信する無線入出力制御手段と、(ニ)コンテンツデータに含まれる音声情報を復号化する音声復号化部と、(ホ)音声復号化部によって復号化された音声信号を音響的に提示する音声出力部とを備える無線通信端末装置であることを要旨とする。第の特徴に係る無線通信端末装置は、一つの端末から音声を含むコンテンツデータを受信し、そのデータを複数の端末に対してリアルタイムに中継、送出する受信側端末装置である。ここで、「下流側装置」とは、各端末装置がコンテンツデータを送信する先の端末装置をいい、送信元端末装置にとっては、下流側の受信側端末装置を指し、受信側端末装置にとっては、更に下流側の受信側端末装置を指す。逆に、「上流側装置」とは、各端末装置にコンテンツデータを送信する端末装置をいい、下流側の受信側端末装置にとっては、送信元端末装置を指し、更に下流側の受信側端末装置にとっては、下流側の受信側端末装置を指す。上流、下流とは、ある端末装置に対しての相対的な概念である。
【0015】
の特徴に係る無線通信端末装置によると、上流側装置を検索し接続を行い、下流側装置の検索に応答し接続を行い、上流側装置から受信したコンテンツデータを下流側装置へ送信すると共に、コンテンツデータに含まれる音声を出力することができる。
【0018】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の送信元端末装置であって、(イ)コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1からの検索に応答し、要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、(ロ)音声を入力する音声入力部と、(ハ)音声入力部によって入力された音声と接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、(ニ)音声混合部によって混合された音声を符号化し、コンテンツデータを生成する音声符号化部と、(ホ)コンテンツデータを接続した下流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備える無線通信端末装置であることを要旨とする。第の特徴に係る無線通信端末装置は、端末網の基点となり、講演者や演奏者の音声をマイクロホンから入力し、複数の下流側装置から受信した音声と混合して、複数の下流側装置に対してリアルタイムに送出する機能を持つ送信元端末装置である。
【0019】
の特徴に係る無線通信端末装置によると、下流側装置からの検索に応答し接続を行い、下流側装置から受信した音声と入力された音声を混合したコンテンツデータを下流側装置に送信することができる。
【0020】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の送信元端末装置であって、(イ)コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1を検索し、要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、(ロ)音声を入力する音声入力部と、(ハ)音声入力部によって入力された音声と接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、(ニ)音声混合部によって混合された音声を符号化し、コンテンツデータを生成する音声符号化部と、(ホ)コンテンツデータを接続した下流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備える無線通信端末装置であることを要旨とする。第の特徴に係る無線通信端末装置も、端末網の基点となり、講演者や演奏者の音声をマイクロホンから入力し、複数の下流側装置から受信した音声と混合して、複数の下流側装置に対してリアルタイムに送出する機能を持つ送信元端末装置である。
【0021】
の特徴に係る無線通信端末装置によると、下流側装置を検索し接続を行い、下流側装置から受信した音声と入力された音声を混合したコンテンツデータを下流側装置に送信することができる。
【0022】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の受信側端末装置であって、(イ)音声を含むコンテンツデータを提供する複数の上流側装置のいずれか1を検索し、提供する上流側装置との通信の接続を行う上流側制御部と、(ロ)コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1からの検索に応答し、要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、(ハ)コンテンツデータに含まれる音声情報を復号化する音声復号化部と、(ニ)音声復号化部によって復号化された音声信号を音響的に提示する音声出力部と、(ホ)音声を入力する音声入力部と、(ヘ)音声入力部から入力された音声データと接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、(ト)音声混合部によって混合された音声データを前記接続した上流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備える無線通信端末装置であることを要旨とする。第の特徴に係る無線通信端末装置は、一つの上流側装置からの音声を含むコンテンツデータを受信し、そのデータを複数の下流側装置に対してリアルタイムに中継、送出すると共に、入力された音声を、複数の下流側装置から受信した音声と混合し、上流側装置へ送出する機能を持つ受信側端末装置である。
【0023】
の特徴に係る無線通信端末装置によると、上流側装置を検索し接続を行い、下流側装置の検索に応答し接続を行い、上流側装置から受信したコンテンツデータを下流側装置へ送信すると共に、コンテンツデータに含まれる音声を出力し、入力された音声を複数の下流側装置から受信した音声と混合し、上流側装置へ送信することができる。
【0024】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の前記受信側端末装置であって、(イ)音声を含むコンテンツデータを提供する複数の上流側装置のいずれか1からの検索に応答し、提供する上流側装置との通信の接続を行う上流側制御部と、(ロ)コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1を検索し、要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、(ハ)コンテンツデータに含まれる音声情報を復号化する音声復号化部と、(ニ)音声復号化部によって復号化された音声信号を音響的に提示する音声出力部と、(ホ)音声を入力する音声入力部と、(ヘ)音声入力部から入力された音声データと接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、(ト)音声混合部によって混合された音声データを接続した上流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備える無線通信端末装置であることを要旨とする。第の特徴に係る無線通信端末装置も、一つの上流側装置からの音声を含むコンテンツデータを受信し、そのデータを複数の下流側装置に対してリアルタイムに中継、送出すると共に、入力された音声を、複数の下流側装置から受信した音声と混合し、上流側装置へ送出する機能を持つ受信側端末装置である。
【0025】
の特徴に係る無線通信端末装置によると、上流側装置の検索に応答し接続を行い、下流側装置を検索し接続を行い、上流側装置から受信したコンテンツデータを下流側装置へ送信すると共に、コンテンツデータに含まれる音声を出力し、入力された音声を複数の下流側装置から受信した音声と混合し、上流側装置へ送信することができる。
【0026】
又、第の特徴に係る無線通信端末装置の音声入力部は、ヘッドセットの形状を持つマイクロホンであっても良い。
【0029】
又、この無線通信端末装置の下流側制御部は、予め設定された接続数を上限として、複数の下流側装置と接続可能であっても良い。この接続数は、コンテンツデータの伝送に要する帯域幅に従って設定されても良い。
【0030】
又、この無線通信端末装置は、2.4GHz帯のISMバンドを利用し、周波数ホッピングスペクトラム拡散方式を利用して通信を行っても良い。この無線通信端末装置によると、低電力で効率的な通信を行うことができる。
【0031】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、(イ)送信元端末装置が、入力された音声を含むコンテンツデータを、下流側にある複数の受信側端末装置へ送信するステップと、(ロ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを中継し、更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、(ハ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(ニ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(ホ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを提供する前記送信元端末装置を検索するステップと、(へ)送信元端末装置が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、(ト)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを提供する下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、(チ)下流側にある複数の受信側端末装置が、前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含む無線通信方法であることを要旨とする。
また、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、(イ)送信元端末装置が、入力された音声を含むコンテンツデータを、下流側にある複数の受信側端末装置へ送信するステップと、(ロ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを中継し、更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、(ハ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(ニ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(ホ)送信元端末装置が、コンテンツデータを要求する下流側にある複数の受信側端末装置にいずれか1を検索するステップと、(ヘ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、送信元端末装置からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、(ト)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを要求する更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、(チ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含む無線通信方法であることを要旨とする。
【0032】
の特徴に係る無線通信方法によると、予め中継装置を設置する必要なく、講演者の音声や演奏者の楽音を多くの端末に送ることができる。又、聴衆・端末の数に応じて範囲が自動的に拡大させ、人が入れるスペースの制約を受けず、多人数に伝えることもできる。更に、大型のスピーカを設置して音声出力する場合と比較して、騒音の問題もなく、離れたところでも音声が遅れて聞こえることもない。
【0033】
の特徴に係る無線通信方法は、(ホ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを提供する送信元端末装置を検索するステップと、(へ)送信元端末装置が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、(ト)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを提供する下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、(チ)下流側にある複数の受信側端末装置が、更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを更に含んでいても良い。
【0034】
この無線通信方法によると、下流側装置が上流側装置を検索することにより、伝送する範囲を任意に拡大できる。
【0036】
この無線通信方法によると、上流側装置が下流側装置を検索することにより、伝送する範囲を任意に拡大できる。
【0037】
本発明の第の特徴は、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、(イ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1において入力された音声と更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、送信元端末装置へ送信するステップと、(ロ)送信元端末装置が、送信元端末装置において入力された音声と下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、混合された音声を含むコンテンツデータを、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、(ハ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを中継し、更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、(ニ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(ホ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(へ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを提供する送信元端末装置を検索するステップと、(ト)送信元端末装置が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、(チ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを提供する下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、(リ)下流側にある複数の受信側端末装置が、更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含む無線通信方法であることを要旨とする。
また、送信元端末装置に、送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、送信元端末装置から複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、(イ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1において入力された音声と更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、送信元端末装置へ送信するステップと、(ロ)送信元端末装置が、送信元端末装置において入力された音声と下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、混合された音声を含むコンテンツデータを、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、(ハ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを中継し、更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、(ニ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(ホ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、(へ)送信元端末装置が、コンテンツデータを要求する下流側にある複数の受信側端末装置にいずれか1を検索するステップと、(ト)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、送信元端末装置からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、(チ)下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、コンテンツデータを要求する更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、(リ)更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含む無線通信方法であることを要旨とする。
【0038】
の特徴に係る無線通信方法によると、受信側端末装置の利用者が歓声や掛け声、拍手等の音声データを入力することにより、講演や演奏の観客側として参加した音声を端末網全体に送信することができる。即ち、双方向の伝送を容易に行うことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
【0040】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る無線通信端末網は、図1の構成図に示すように、音声通信を行う複数の無線端末装置から構成される。一つの端末網は、送信元端末装置11と、複数の受信側端末装置、ここでは、受信側端末装置A12、受信側端末装置B13、受信側端末装置C14、受信側端末装置D15から構成される。例として、図1では、送信元端末装置11に受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13が、受信側端末装置B13には受信側端末装置C14がそれぞれ接続され、更に受信側端末装置D15が受信側端末装置B13に接続されようとしている。受信側端末装置は合計4台で構成しているが、台数は可変であり、接続先はいくつかの条件の下で状況に応じて決定される。
【0041】
以下の説明において、受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13にとっての送信元端末装置11、受信側端末装置C14及び受信側端末装置D15にとっての受信側端末装置B13のように、各端末装置にコンテンツデータを送信する端末装置を「上流側装置」という。又、送信元端末装置11にとっての受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13、受信側端末装置B13にとっての受信側端末装置C14及び受信側端末装置D15のように、各端末装置がコンテンツデータを送信する先の端末装置を「下流側装置」という。
【0042】
各端末は、微小電力の無線を媒体としており、端末の場所の移動などによって端末間の無線通信が可能となったときに、接続可能な端末を検索する要求を出したり、端末間の接続要求を出したりして、接続先を選択して端末間の接続を確立し、端末網を拡大する。
【0043】
端末網には、他と区別するための識別子があり、各端末間での通信に際して区別を要する場合に使用することが出来る。ここでは、端末網には「ABC」という識別子が設定されているものとする。
【0044】
各端末は、頭部に装着するのに適したヘッドセットの形状をしている。
【0045】
送信元端末装置11は端末網の基点となり、講演者や演奏者の音声をマイクロホンから入力し、複数の受信側端末装置12、13、14、15に対してリアルタイムに送出する機能を持つ。受信側端末装置12、…、15は、各々同等の構成の端末であり、少なくとも一つの端末からの音声等のコンテンツデータ26を受信し、そのデータを複数の端末に対してリアルタイムに中継、送出する機能を持つ。又、同時に、受信したコンテンツデータ26から音声情報を取り出し、音響的に可聴化してヘッドセット内スピーカから提示する機能を持つ。
【0046】
このように構成された端末網において、音声データは、送信元端末装置11から受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13、更に受信側端末装置B13から受信側端末装置C14及び受信側端末装置D15、というように中継、伝送される。
【0047】
送信元端末装置11の構成を、図2のブロック図に従って説明する。
【0048】
第1の実施の形態に係る送信元端末装置11は、無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、音声入力部24、音声符号化部25、通信設定部27を備え、コンテンツデータ26を送信する。
【0049】
無線入出力制御部21は、他の端末との無線による通信を行う。下流側制御部22は、予め設定された数を上限として、複数の下流側装置との接続を行い、下流側装置情報保持部23に下流側装置の情報を保持する。保持される下流側装置の情報としては、接続されている下流側装置の数のほか、各々の下流側装置の持つ使用者や位置等の情報がある。
【0050】
又、音声入力部24は、音声の入力を行うが、具体的には、講演者や演奏者の音声・楽音等を入力する。音声符号化部25は、入力された音声を符号化し、端末網に送出するためのコンテンツデータ26を生成する。このコンテンツデータ26は下流側制御部22に渡され、無線入出力制御部21を介し、接続されている複数の下流側装置に対して送出される。又、下流側制御部22に対しては、中継回数として値0が設定され、必要に応じて接続処理の際に送出される。
【0051】
通信設定部27は、無線入出力制御部21に対して、端末網を区別する識別子を設定する。図1に示す端末網では、識別子は「ABC」である。この識別子は、下流側制御部22における接続の制御に用いられる。又、通信設定部27は、下流側制御部22に対して、下流側装置の接続数の上限値を設定する。接続数の上限値は、予め定められた値に設定するか、端末間の伝送で必要となるスループットやコンテンツデータ26の要求品質に応じて設定することができる。
【0052】
以下の説明では、例として、接続数の上限値は2に設定されているものとする。 次に、受信側端末装置A12、受信側端末装置B13、受信側端末装置C14、受信側端末装置D15は同じ構成であり、この構成を、図3のブロック図に従って説明する。
【0053】
第1の実施の形態に係る受信側端末装置12、…、15は、無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、通信設定部27、上流側制御部31、音声復号化部32、音声出力部33を備え、コンテンツデータ26を送受信する。
【0054】
無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、通信設定部27は、第1の実施の形態に係る送信元端末装置11と同様の機能であるので、ここでは説明を省略する。
【0055】
上流側制御部31は、上流側装置を選択し、接続を行う。このとき、上流側装置から中継回数の値が受信される。上流側装置との接続が確立すると、コンテンツデータ26が受信される。
【0056】
音声復号化部32は、コンテンツデータ26に含まれる音声情報を復号化し、音声出力部33は、可聴化された音声信号を音響的に提示する。このコンテンツデータ26は下流側制御部22に渡され、無線入出力制御部21を介し、接続されている複数の下流側装置に対して送出される。又、下流側制御部22に対しては、上流側装置の中継回数に1を加えた値が設定され、必要に応じて接続処理の際に送出される。
【0057】
尚、通信設定部27で設定される識別子は、上流側制御部31及び下流側制御部22における接続の制御に用いられる。
【0058】
第1の実施の形態に係る送信元端末装置11及び受信側端末装置12、…、15によると、予め中継装置を設置する必要なく、講演者の音声や演奏者の楽音を多くの端末に送ることができる。又、聴衆・端末の数に応じて範囲が自動的に拡大させ、人が入れるスペースの制約を受けず、多人数に伝えることもできる。更に、大型のスピーカを設置して音声出力する場合と比較して、騒音の問題もなく、離れたところでも音声が遅れて聞こえることもない。
【0059】
次に、上流側装置と下流側装置間の接続動作について、図4のフローチャートに従って説明する。図4における上流側装置を、例えば、送信元端末装置11とし、下流側装置を、受信側端末装置A12とする。又、この接続動作は、上流側装置の下流側制御部22、下流側装置の上流側制御部31が行う。
【0060】
(イ)まず、ステップS101において、下流側装置は、上流側装置を検索する要求信号を送出する。その際、無線入出力制御部21に端末網を規定する識別子が設定されている場合には、その識別子を指定した検索要求信号を送出する。
【0061】
(ロ)次に、ステップS102において、検索要求を受信した上流側装置は、識別子が自端末の属する端末網と合致し、下流の接続数が上限に達していない場合に、検索要求に対する応答信号を下流側装置に対して送る。自端末の属する端末網と合致しない識別子を指定した検索要求には応答しない。下流の接続数が予め設定された上限に達している場合にも応答しないようにすることができる。
【0062】
この条件に合致する上流側装置が、端末間で無線通信可能な範囲に存在しないときには、下流側装置は検索要求に対する応答信号を受信することができない。この場合に、接続動作を中止するか否かは選択することができる。予め選択しておくこともできる。接続動作を継続する場合には、適当な時間間隔をおいて、再度、検索要求信号を送出する。尚、その他の受信側端末13、14、15は、上流側装置を検索する要求信号を受信しても、端末網に未接続であるため、応答しない。
【0063】
(ハ)次に、ステップS103において、応答を受信した下流側装置は、上流側装置に対して接続要求信号を送る。
【0064】
(ニ)次に、ステップS104において、接続要求を受信した上流側装置は、下流側装置に対して接続応答信号を送る。
【0065】
(ホ)そして、ステップS105において、両装置間の接続が確立し、上流側装置から下流側装置へコンテンツデータ26が送られる。
【0066】
送信元端末装置11と受信側端末装置B13との間の接続動作についても、同様に図4のフローチャートに従って説明する。
【0067】
下流側装置である受信側端末装置B13の上流側制御部31は、上流側装置を検索する要求信号を送出する(ステップS101)。その際、無線入出力制御部21に端末網を規定する識別子が設定されている場合には、その識別子を指定した検索要求信号を送出する。検索要求が、送信元端末装置11の下流側制御部22又は受信側端末装置A12の下流側制御部22で受信される。送信元端末装置11は中継回数0の情報を含む応答信号、受信端末A12は中継回数1の情報を含む応答信号をそれぞれ返す(ステップS102)。尚、その他の受信側端末14又は15は、上流側装置を検索する要求信号を受信しても、端末網に未接続であるため、応答しない。受信側端末装置B13は、受信した応答信号のうち、中継回数の少ない送信元端末装置11へ接続の要求を送って(ステップS103)、接続確立するものとする(ステップS104)。送信元端末装置11から受信側端末装置B13へコンテンツデータ26が送られる(ステップS105)。
【0068】
受信側端末装置B13と受信側端末装置C14又は受信側端末装置D15との間の接続動作についても同様である。
【0069】
下流側装置である受信側端末装置C14又は受信側端末装置D15の上流側制御部31は、端末網を規定する識別子を指定して、上流側装置を検索する要求信号を送出する(ステップS101)。検索要求は、送信元端末装置11の下流側制御部22又は受信側端末装置A12の下流側制御部22あるいは受信側端末装置B13の下流側制御部22で受信される。送信元端末装置11は下流側接続数が上限の2に達しているので応答せず、受信側端末A及び受信側端末Bは中継回数1の情報を含む応答信号をそれぞれ返す。ここでは受信側端末装置B13が先に応答信号を返したものとする(ステップS102)。受信側端末装置C14又は受信側端末装置D15は、受信した応答信号のうち、中継回数が少なく、応答の最も早かった側端末B13へ接続の要求を送って(ステップS103)、接続確立するものとする(ステップS104)。受信側端末装置B13から受信側端末装置C14又は受信側端末装置D15へコンテンツデータ26が送られる(ステップS105)。
【0070】
上記で説明した接続動作を行い、無線通信を行う方法を、受信側端末装置B13に注目して、図5を用いて説明する。
【0071】
(a)まず、ステップS201において、受信側端末装置B13が上流側装置を検索する。このとき、ステップS102〜S105で説明したように、ステップS202において、送信元端末装置11が応答したとする。ステップS203において、送信元端末装置11が受信側端末装置B13と通信の接続を行い、ステップS204において、コンテンツデータ26を送信する。
【0072】
(b)一方、ステップS205において、受信側端末装置C14も上流側装置を検索する。このとき、ステップS102〜S105で説明したように、ステップS206において、受信側端末装置B13が応答したとする。ステップS207において、受信側端末装置B13が通信の接続を行う。
【0073】
(c)ステップS208において、受信側端末装置B13は、通信の接続をしている受信側端末装置C14に、ステップS204において送信元端末装置11から受信したコンテンツデータ26を送信する。
【0074】
(d)ステップS209において、受信側端末装置B13は、コンテンツデータ26に含まれる音声を出力する。
【0075】
上記の第1の実施の形態に係る無線通信方法によると、下流側装置が上流側装置を検索することにより、微小電力の無線を用いて、伝送する範囲を任意に拡大できる。
【0076】
又、上流側装置と下流側装置との間では別の接続動作も可能である。図6のフローチャートに従って説明する。
【0077】
(イ)ステップS301において、上流側装置は、下流の接続数が上限に達していない場合に、下流側装置を検索する要求信号を送出する。その際、無線入出力制御部21に端末網を規定する識別子が設定されている場合には、その識別子を指定した検索要求信号を送出する。又、検索要求信号には、送信元端末からの中継回数の情報を含んでいる。
【0078】
(ロ)次に、ステップS302において、検索要求を受信した下流側装置は、検索待ち状態に設定されていて、識別子が自端末のこれから属しようとする端末網と合致している場合に、検索要求に対する応答信号を上流側装置に対して送る。もし、下流側装置が複数の検索要求を受信した場合は、送信元端末からの中継回数の少ない端末の検索要求に対して応答を送る。
【0079】
この条件に合致する下流側装置が、端末間で無線通信可能な範囲に存在しないときには、上流側装置は検索要求に対する応答信号を受信することができない。この場合に、接続動作を中止するか否かは選択することができる。予め選択しておくこともできる。接続動作を継続する場合には、適当な時間間隔をおいて、再度検索要求信号を送出する。
【0080】
(ハ)次に、ステップS303において、応答を受信した上流側装置は、下流側装置に対して接続要求信号を送る。
【0081】
(ニ)次に、ステップS304において、接続要求を受信した下流側装置は、上流側装置に対して接続応答信号を送る。
【0082】
(ホ)そして、ステップS305において、両装置間の接続が確立し、上流側装置から下流側装置へコンテンツデータ26が送られる。
【0083】
上記で説明した接続動作を行い、無線通信を行う方法を、受信側端末装置B13に注目して、図7を用いて説明する。
【0084】
(a)まず、ステップS401において、送信元端末が下流側装置を検索する。このとき、ステップS302〜305で説明したように、ステップS402において、受信側端末装置B13が応答したとし、ステップS403において、受信側端末装置B13が送信元端末装置11と通信の接続を行い、送信元端末装置11が、ステップS404において、コンテンツデータ26を送信する。
【0085】
(b)一方、ステップS405において、受信側端末装置B13も下流側装置を検索する。このとき、ステップS302〜S305で説明したように、ステップS406において、受信側端末装置C14が応答したとし、ステップS407において、受信側端末装置C14が通信の接続を行う。
【0086】
(c)ステップS408において、受信側端末装置B13は、通信の接続をしている受信側端末装置C14に、ステップS404において送信元端末装置11から受信したコンテンツデータ26を送信する。
【0087】
(d)ステップS409において、受信側端末装置B13は、コンテンツデータ26に含まれる音声を出力する。
【0088】
上記の第1の実施の形態に係る無線通信方法によると、上流側装置が下流側装置を検索することにより、微小電力の無線を用いて、伝送する範囲を任意に拡大できる。
【0089】
尚、図1における各端末はブルートゥース(Bluetooth)仕様に従った通信機能を持つ機器を使用することができる。
【0090】
ブルートゥース(Bluetooth)は、免許不要で扱える2.4GHz帯のISMバンドを利用しており、周波数ホッピングスペクトラム拡散(FHSS)方式を用いる。1MHz幅の79チャンネルを毎秒最大1600回ランダムに切り替える(周波数ホッピング)ことにより、他の無線通信との干渉を防止するようになっている。無線電力は最大100mW、伝送範囲は約100mまで可能であるが、通常使用される機器においては、無線電力は2.5mW以下、伝送範囲は約10mである。
【0091】
ブルートゥース(Bluetooth)対応機器(ユニット)同士を接続させる場合には、周波数ホッピングパターンを一致させる必要がある。周波数ホッピングパターンを決定するユニット(マスタ)と、それに従って通信を行うユニット(スレーブ)とは、インクワイアリ(inquiry)及びページ(page)という過程を経て通信可能な状態になる。
【0092】
図1では、送信元端末装置11がマスタとなって、受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13がスレーブとして通信を行うと同時に、受信側端末装置B13がマスタとなり、受信側端末装置C14及び受信側端末装置D15がスレーブとなっている。このようにスレーブが他のマスタとなって、数珠繋ぎに接続したネットワーク(スキャッターネット)を構築することができる。
【0093】
図2〜図7では、上流側装置がマスタ、下流側装置がスレーブとなり、1台のマスタに対して最大7台のスレーブが接続可能である。これら8台の端末で帯域幅を共有するため、スレーブの台数が増えるとデータ伝送に必要な帯域幅が確保できない恐れがある。そこで、コンテンツデータ26の要求品質によって、必要なスループットが変化するため、それに合わせて接続できるスレーブの数を減少させることができる。
【0094】
又、上流側装置から受信されたコンテンツデータ26に応じて、その伝送に必要なスループットに合わせたスレーブ接続数にすることもできる。例えば、上流から下流方向に720kbpsの通信が可能な帯域幅があって、コンテンツデータ26が180kpbsを必要とする場合、スレーブの接続数は最大4台に制限される。
【0095】
図4におけるステップS101、S102、S103、S104、及び図6におけるステップS301、S302、S303、S304は、それぞれ、インクワイアリ・メッセージ、インクワイアリ・レスポンス・メッセージ、ページ・メッセージ、ページ・レスポンス・メッセージである。メッセージには、ユニットのブルートゥース(Bluetooth)・デバイス・アドレスの情報が含まれており、接続動作においては、図2や図3に示す下流側装置情報保持部23に、ブルートゥース(Bluetooth)・デバイス・アドレスを保持する。
【0096】
尚、本発明は、互いに近接した不特定多数に対して、無線を使用して音声等のコンテンツデータ26を送る装置の構成方法として有効である。これは、屋内外を問わず、講演会場、コンサート会場、街頭演説、ストリートミュージックをはじめ、群集に対する小規模な放送等に幅広く利用可能である。
【0097】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る無線通信端末網は、各々の受信側端末で入力された音声を集め、端末網全体に送信するようにし、双方向のコンテンツ・音声伝送が可能となるように構成したものである。
【0098】
第2の実施の形態に係る無線通信端末網は、第1の実施の形態に係る無線通信端末網と同様に、図1に示す構成図において表される。受信側端末装置12、…、15は、各々同等の構成の端末であり、少なくとも一つの上流側装置からの音声等のコンテンツデータ26を受信し、そのデータを複数の下流側装置に対してリアルタイムに中継、送出する機能を持つ。又、同時に、受信したデータから音声情報を取り出し、音響的に可聴化してヘッドセット内スピーカから提示する機能を持つ。第2の実施の形態に係る無線通信端末網では、更に、端末のマイクロホンから入力された音声を、複数の下流側装置から受信した音声と混合し、上流側装置へ送出する機能を持つ。
【0099】
送信元端末装置11は端末網の基点となり、講演者や演奏者の音声をマイクロホンから入力し、複数の下流側装置から受信した音声と混合して、複数の下流側装置に対してリアルタイムに送出する機能を持つ。
【0100】
このように構成された端末網において、音声データは、受信側端末装置C14及び受信側端末装置D15から受信側端末装置B13、受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13から送信元端末装置11、というように各端末で入力された音声と混合された後、送信元端末装置11から受信側端末装置A12及び受信側端末装置B13、更に受信側端末装置B13から受信側端末装置C14及び受信側端末装置D15というように中継、伝送される。
【0101】
ここで、音声の混合は、送信元端末装置11からの中継回数の値に従って、下流側の各端末からの音声と自端末の音声入力との比を制御して混合する。又、下流側の各端末からの音声に対し、送信元端末からの中継回数が大きい場合に、低域を抑制する処理も行うことができる。これにより、送信元端末と下流側装置との実際の距離に近似した値に基づいて、音声を混合することができる。更に、下流側装置に予め記憶された情報(使用者のプロファイル情報)や位置情報などを参照して、端末の位置が遠いものは音量が小さくなるように混合したり、使用者の性別の情報を参照して、男性と女性で混合する音量を変えたり、女性のみの音声を混合するようにしたりすることもできる。
【0102】
このとき、下流側装置から上流側装置への音声伝送は、復号化・符号化を繰り返し行うコストや品質の劣化がなく、混合の容易な非圧縮PCM符号(エイロー(A−law)又はミューロー(μ−law)を含む)を用い、上流側装置から下流側装置へのコンテンツ伝送は、少ない帯域で高品質の伝送の可能なMPEG4又はSBC符号を用いるとよい。
【0103】
第2の実施の形態に係る双方向の伝送に対応した送信元端末装置11の構成を、図8のブロック図に従って説明する。
【0104】
第2の実施の形態に係る送信元端末装置11は、無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、音声入力部24、音声符号化部25、通信設定部27、音声混合部41を備え、コンテンツデータ26を送信する。
【0105】
無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、音声入力部24、通信設定部27は、第1の実施の形態に係る送信元端末装置11と同様の機能であるので、ここでは説明を省略する。
【0106】
音声混合部41は、複数の下流側装置から受信された音声データと、音声入力部24で入力された音声を混合する。音声符号化部25は、この混合された音声データを符号化して、端末網に送出するためのコンテンツデータ26を生成する。このコンテンツデータ26は下流側制御部22に渡され、無線入出力制御部21を介して、接続されている複数の下流側装置に対して送出される。
【0107】
第2の実施の形態に係る双方向の伝送に対応した受信側端末装置12、…、15の構成を、図9のブロック図に従って説明する。
【0108】
第2の実施の形態に係る受信側端末装置12、…、15は、無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、音声入力部24、通信設定部27、上流側制御部31、音声復号化部32、音声出力部33、音声混合部41を備え、コンテンツデータ26を送受信する。
【0109】
無線入出力制御部21、下流側制御部22、下流側装置情報保持部23、通信設定部27、音声復号化部32、音声出力部33は、第1の実施の形態に係る受信側端末装置12、…、15と同様の機能であるので、ここでは説明を省略する。
【0110】
受信側端末装置12、…、15は、上流側装置からコンテンツデータ26を受信し、コンテンツデータ26に含まれる音声情報を復号化し、可聴化された音声信号を音響的に提示する。このコンテンツデータ26は、下流側制御部22に渡され、無線入出力制御部21を介し、接続されている複数の下流側装置に対して送出される。この機能は、第1の実施の形態に係る受信側端末装置12、…、15の機能と同様である。
【0111】
更に、第2の実施の形態に係る受信側端末装置12、…、15は、音声入力部24、音声混合部41を備える。音声入力部24は、音声の入力を行う。具体的には、端末使用者の歓声や掛け声、拍手等を入力する。音声混合部41は、複数の下流側装置から受信された音声データと、音声入力部24で入力された音声を混合する。上流側制御部31は、混合された音声データを接続されている上流側装置に対して送出する。
【0112】
第2の実施の形態に係る送信元端末装置11及び受信側端末装置12、…、15によると、受信側端末の利用者が歓声や掛け声、拍手等の音声データを入力することにより、講演や演奏の観客側として参加した音声を端末網全体に送信することができる。即ち、双方向の伝送を容易に行うことができる。
【0113】
次に、第2の実施の形態に係る無線通信方法を図10を用いて説明する。図10では、例として、受信側端末装置B13の下流側装置で入力された音声と、受信側端末装置B13で入力された音声と、送信元端末装置11で入力された音声を混合し、送信元端末装置11から各下流側装置に混合された音声を送信する方法について説明する。
【0114】
(イ)まず、ステップS501において、受信側端末装置B13が受信側端末装置C14から音声データを受信する。この音声データは、受信側端末装置C14の音声入力部24から入力された音声と受信側端末装置C14の下流側装置の音声入力部24から入力された音声を混合したデータである。
【0115】
(ロ)次に、ステップS502において、受信側端末装置C14から送信された音声データと受信側端末装置B13で入力された音声を、受信側端末装置B13の音声混合部41が混合する。
【0116】
(ハ)次に、ステップS503において、受信側端末装置B13が送信元端末装置11へ混合した音声データを送信する。次に、ステップS504において、送信元端末装置11が音声データを受信する。
【0117】
(ニ)次に、ステップS505において、送信元端末装置11の音声入力部24から入力された音声と、受信側端末装置B13から送信された音声データを混合し、コンテンツデータ26を作成する。
【0118】
(ホ)次に、ステップS506において、送信元端末装置11が受信側端末装置B13へコンテンツデータ26を送信する。
【0119】
(へ)次に、受信側端末装置B13は、ステップS507において、受信側端末装置C14へコンテンツデータ26を送信し、ステップS508において、コンテンツデータ26に含まれる音声を音声出力部33から出力する。音声出力部33から出力された音声は、送信元端末装置11で入力された講演者や演奏者の音声と、受信側端末装置B13などで入力された拍手や歓声が混合された音声となる。
【0120】
第2の実施の形態に係る無線通信方法において、上流側装置と下流側装置間の接続動作は、第1の実施の形態で説明した図4及び図6と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0121】
第2の実施の形態に係る無線通信方法によると、受信側端末の利用者が歓声や掛け声、拍手等の音声データを入力することにより、講演や演奏の観客側として参加した音声を端末網全体に送信することができる。即ち、双方向の伝送を容易に行うことができる。
【0122】
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0123】
例えば、本発明の第1及び第2の実施の形態において、送信元端末装置11と受信側端末装置12、…、15が別の構成となっているが、双方の機能を満たすように端末を構成して、切り替え可能とし、1台の端末を送信元端末装置11としても受信側端末装置12、…、15としても使えるようにしてもよい。
【0124】
又、本発明の第1及び第2の実施の形態において、片方向伝送用の構成と双方向伝送用の構成が別となっているが、両者が混在してもよい。この場合、片方向用の端末の下流には片方向用の端末しか接続されない。又、双方向用の端末の下流側には、少なくとも一台の双方向端末が接続できるよう、片方向用端末の接続数を制限するとよい。端末間の接続の際に下流側端末から送信する検索要求等の情報の中に、下流側端末は片方向か双方向かを区別する情報を含めることにすれば、上流側端末はこれを区別して検索応答等を行い、選択的に接続することができる。
【0125】
又、本発明の第1及び第2の実施の形態において、送信元端末装置11のコンテンツデータ26を作成するために、音声入力部24のみを備えているが、カメラ等の映像入力部と映像符号化部を備え、映像入力を可能にしてもよい。又、受信側端末装置12、…、15ではコンテンツデータ26を再生するために、音声出力のみを備えているが、ヘッドマウントディスプレイ等の映像出力部と映像復号化部を備え、映像出力を可能にしてもよい。
【0126】
又、本発明の第1及び第2の実施の形態において、端末間の接続の際に、端末網を区別する識別子を判定しているが、これを設定せずに、通信可能な全ての端末と接続を試みるように構成してもよい。
【0127】
又、本発明の第1の実施の形態において、図4及び図6の接続動作では、接続可能な端末が複数存在する場合に、送信側端末11からの中継回数の小さい端末を上流側装置をして選択し、接続動作するようになっているが、早く検索や応答が受信されたものを接続先として選択するなど他の方法を用いても良い。
【0128】
又、本発明の第1の実施の形態において、図4及び図6の接続動作では、装置検索及び検索応答の時点で端末網を区別する識別子等の条件を判定しているが、無条件で端末検索して接続を確立した後、条件設定するための情報を交換して接続を維持するかどうか判定してもよい。
【0129】
ブルートゥース(Bluetooth)を例にとった場合には、図4及び図6の接続動作では、まずデバイス検出を行って、接続可能な端末を検出し、それぞれに対してサービス検出を行う。このサービス検出の際に、サービス検出に対する応答に端末が持つ中継回数を格納して、接続要求を出した端末に対して送信巣量にすれば、受信した応答に格納されている中継回数を利用して、接続すべき端末を選択することもできる。
【0130】
又、本発明の第1及び第2の実施の形態において、頭部に装着するヘッドセットの形状のものになっているが、スピーカ(音声入力を要するものではマイクロホン)が装備されたものであれば他の形状でもよい。例えば、手に持つハンドセットの形状であってもよく、頭部を防護するヘルメット内にスピーカやマイクロホンが装備されたものでもよい。スピーカやマイクロホンは装置本体に内蔵せず、外部端子のみ設けて、必要に応じて接続する形態でもよい。
【0131】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0132】
【発明の効果】
本発明によれば、微小電力の無線を用いて、伝送する範囲を任意に拡大でき、更に双方向の伝送を可能にする無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施に形態に係る無線通信端末網の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施に形態に係る送信元端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施に形態に係る受信側端末装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る上流側装置と下流側装置との通信確立の動作を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る無線通信方法のフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る上流側装置と下流側装置との通信確立の他の動作を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る他の無線通信方法のフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施に形態に係る送信元端末装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施に形態に係る受信側端末装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る無線通信方法のフローチャートである。
【符号の説明】
11 送信元端末装置
12 受信側端末装置A
13 受信側端末装置B
14 受信側端末装置C
15 受信側端末装置D
21 無線入出力制御部
22 下流側制御部
23 下流側装置情報保持部
24 音声入力部
25 音声符号化部
26 コンテンツデータ
27 通信設定部
31 上流側制御部
32 音声復号化部
33 音声出力部
41 音声混合部

Claims (10)

  1. 送信元端末装置に不特定の複数の受信側端末装置が接続され、この複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に不特定の他の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信システムであって、
    前記送信元端末装置は、少なくとも音声データを含むコンテンツデータを要求する前記受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、前記コンテンツデータを要求した受信側端末装置との通信の接続を行うと共に、前記コンテンツデータをこの接続した受信側端末装置へ送信し、
    前記コンテンツデータを受信する受信側端末装置は、前記コンテンツデータを要求する他の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、前記コンテンツデータを要求した他の受信側端末装置との通信の接続を行い、前記コンテンツデータをこの接続した受信側端末装置へ送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の前記受信側端末装置であって、
    音声を含むコンテンツデータを提供する複数の上流側装置のいずれか1を検索し、該コンテンツデータを提供する上流側装置との通信の接続を行う上流側制御部と、
    前記コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1からの検索に応答し、該コンテンツデータを要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、
    前記接続した上流側装置から前記コンテンツデータを受信し、前記接続した下流側装置へ前記コンテンツデータを送信する無線入出力制御手段と、
    前記コンテンツデータに含まれる音声情報を復号化する音声復号化部と、
    該音声復号化部によって復号化された音声信号を音響的に提示する音声出力部とを備えることを特徴とする無線通信端末装置。
  3. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の前記送信元端末装置であって、
    コンテンツデータを要求する前記複数の下流側装置のいずれか1からの検索に応答し、該コンテンツデータを要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    該音声入力部によって入力された音声と前記接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、
    該音声混合部によって混合された音声を符号化し、前記コンテンツデータを生成する音声符号化部と、
    前記コンテンツデータを前記接続した下流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備えることを特徴とする無線通信端末装置。
  4. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の前記送信元端末装置であって、
    コンテンツデータを要求する前記複数の下流側装置のいずれか1を検索し、該コンテンツデータを要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    該音声入力部によって入力された音声と前記接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、
    該音声混合部によって混合された音声を符号化し、前記コンテンツデータを生成する音声符号化部と、
    前記コンテンツデータを前記接続した下流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備えることを特徴とする無線通信端末装置。
  5. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の前記受信側端末装置であって、
    音声を含むコンテンツデータを提供する複数の上流側装置のいずれか1を検索し、該コンテンツデータを提供する上流側装置との通信の接続を行う上流側制御部と、
    前記コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1からの検索に応答し、該コンテンツデータを要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、
    前記コンテンツデータに含まれる音声情報を復号化する音声復号化部と、
    該音声復号化部によって復号化された音声信号を音響的に提示する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    該音声入力部から入力された音声データと前記接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、
    該音声混合部によって混合された音声データを前記接続した上流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備えることを特徴とする無線通信端末装置。
  6. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の前記受信側端末装置であって、
    音声を含むコンテンツデータを提供する複数の上流側装置のいずれか1からの検索に応答し、該コンテンツデータを提供する上流側装置との通信の接続を行う上流側制御部と、
    前記コンテンツデータを要求する複数の下流側装置のいずれか1を検索し、該コンテンツデータを要求した下流側装置との通信の接続を行う下流側制御部と、
    前記コンテンツデータに含まれる音声情報を復号化する音声復号化部と、
    該音声復号化部によって復号化された音声信号を音響的に提示する音声出力部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    該音声入力部から入力された音声データと前記接続した下流側装置から受信した音声データを混合する音声混合部と、
    該音声混合部によって混合された音声データを前記接続した上流側装置へ送信する無線入出力制御手段とを備えることを特徴とする無線通信端末装置。
  7. 前記音声入力部は、ヘッドセットの形状を持つマイクロホンであることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の無線通信端末装置。
  8. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、
    前記送信元端末装置が、前記入力された音声を含むコンテンツデータを、前記下流側にある複数の受信側端末装置へ送信するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを中継し、前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、
    前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを提供する前記送信元端末装置を検索するステップと、
    前記送信元端末装置が、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、
    前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを提供する前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置が、前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含むことを特徴とする無線通信方法。
  9. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1において入力された音声と前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、前記送信元端末装置へ送信するステップと、
    前記送信元端末装置が、前記送信元端末装置において入力された音声と前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、混合された音声を含むコンテンツデータを、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを中継し、前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、
    前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを提供する前記送信元端末装置を検索するステップと、
    前記送信元端末装置が、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、
    前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを提供する前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置が、前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含むことを特徴とする無線通信方法。
  10. 送信元端末装置に、該送信元端末装置の下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続され、該下流側にある複数の受信側端末装置の少なくとも1に、更に下流側にある不特定の複数の受信側端末装置が接続されて木構造をなし、前記送信元端末装置から前記複数の受信側端末装置に対してコンテンツデータを送信する無線通信端末網の無線通信方法であって、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1において入力された音声と前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、前記送信元端末装置へ送信するステップと、
    前記送信元端末装置が、前記送信元端末装置において入力された音声と前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1から受信した音声データを混合して、混合された音声を含むコンテンツデータを、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを中継し、前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1へ送信するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、
    前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータに含まれる音声を取り出して可聴化出力するステップと、
    前記送信元端末装置が、前記コンテンツデータを要求する下流側にある複数の受信側端末装置にいずれか1を検索するステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記送信元端末装置からの検索に応答して、通信の接続を行うステップと、
    前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記コンテンツデータを要求する更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1を検索するステップと、
    前記更に下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1が、前記下流側にある複数の受信側端末装置のいずれか1からの検索に応答して、通信の接続を行うステップとを少なくとも含むことを特徴とする無線通信方法。
JP2001392877A 2001-12-25 2001-12-25 無線通信システム、無線通信端末装置及び無線通信方法 Expired - Fee Related JP4439152B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392877A JP4439152B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 無線通信システム、無線通信端末装置及び無線通信方法
US10/327,107 US6993354B2 (en) 2001-12-25 2002-12-24 Radio communication method in a tree-structured radio communication terminal network
US11/281,468 US7469148B2 (en) 2001-12-25 2005-11-18 Radio communication terminal device and radio communication method for forming radio communication terminal network

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392877A JP4439152B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 無線通信システム、無線通信端末装置及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003198438A JP2003198438A (ja) 2003-07-11
JP4439152B2 true JP4439152B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=19188723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392877A Expired - Fee Related JP4439152B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 無線通信システム、無線通信端末装置及び無線通信方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6993354B2 (ja)
JP (1) JP4439152B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8554915B2 (en) * 2002-05-15 2013-10-08 Telcordia Technologies Inc. Management of communication among network devices having multiple interfaces
US7706282B2 (en) * 2003-06-25 2010-04-27 Leping Huang Bluetooth personal area network routing protocol optimization using connectivity metric
US7929010B2 (en) * 2003-10-24 2011-04-19 Motorola Mobility, Inc. System and method for generating multimedia composites to track mobile events
US20050101334A1 (en) * 2003-10-24 2005-05-12 Brown Daniel P. System and method for incident reporting, information gathering, reconstructing and alerting
US7768989B2 (en) * 2005-03-04 2010-08-03 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Method and apparatus for multipoint voice operation in a wireless, Ad-Hoc environment
JP4496993B2 (ja) * 2005-03-08 2010-07-07 ヤマハ株式会社 楽音制御装置
ITTO20090377A1 (it) * 2009-05-14 2010-11-15 Selex Communications Spa Metodo di formazione di una rete wireless a larga banda multicanale con struttura gerarchica ad albero
US10667235B1 (en) * 2019-03-22 2020-05-26 Eric Yellin Server and plurality of access points for locating and identifying a mobile device

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0361968B1 (en) 1988-09-30 1994-06-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Noise cancellor
JP3102079B2 (ja) 1991-09-17 2000-10-23 オムロン株式会社 無線ネットワークシステムの経路探索方法
JPH1023028A (ja) 1996-07-04 1998-01-23 Ricoh Co Ltd 無線電子会議におけるメンバー識別方法
GB2322040A (en) * 1997-02-05 1998-08-12 Nokia Mobile Phones Ltd Number storage and call establishment in a cordless/cellular hybrid phone
JPH11243354A (ja) 1998-02-25 1999-09-07 Omron Corp 通信経路の決定方法および無線データ通信装置
US6414955B1 (en) 1999-03-23 2002-07-02 Innovative Technology Licensing, Llc Distributed topology learning method and apparatus for wireless networks
US6275500B1 (en) * 1999-08-09 2001-08-14 Motorola, Inc. Method and apparatus for dynamic control of talk groups in a wireless network
US6650871B1 (en) * 1999-10-14 2003-11-18 Agere Systems Inc. Cordless RF range extension for wireless piconets
US6339706B1 (en) * 1999-11-12 2002-01-15 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Wireless voice-activated remote control device
US6405027B1 (en) * 1999-12-08 2002-06-11 Philips Electronics N.A. Corporation Group call for a wireless mobile communication device using bluetooth
US6574455B2 (en) * 2000-08-30 2003-06-03 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for ensuring security of users of bluetooth TM-enabled devices
US6856789B2 (en) * 2002-04-02 2005-02-15 Qualcomm Incorporated System and method for bluetooth paging with transmit power reduced according to channel metrics measured during inquiry process

Also Published As

Publication number Publication date
US20060084452A1 (en) 2006-04-20
US7469148B2 (en) 2008-12-23
JP2003198438A (ja) 2003-07-11
US6993354B2 (en) 2006-01-31
US20030119538A1 (en) 2003-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6985512B2 (ja) 待ち時間の少ない無線による音声コンテンツ共有
CN107659551B (zh) 用于利用lte进行音频通信的系统与方法
KR100879539B1 (ko) 헤드셋의 스테레오 지원 시스템 및 방법
KR100782083B1 (ko) 휴대 단말기의 소리 재생 시스템 및 그 운용 방법
KR102569374B1 (ko) 블루투스 장치 동작 방법
US20140270235A1 (en) Universal in-wall multi-room wireless audio and multi-room wireless communication system
US7469148B2 (en) Radio communication terminal device and radio communication method for forming radio communication terminal network
DE60139073D1 (de) System zur verwendung eines lokalen drahtlosen netzes zur steuerung eines gerätes innerhalb der reichweite des netzes
JPWO2022249821A5 (ja)
CN109658910A (zh) 一种无线k歌系统
CN109102816B (zh) 编码控制方法、装置以及电子设备
KR101255533B1 (ko) 옥외 스피커 출력음 간의 간섭을 조정하는 방송 장치 및 방송 방법
CN105828253A (zh) 音频播放系统中的无线连接控制方法及装置
KR20060115833A (ko) 가상중계시스템을 이용한 컴퓨터 기반 피투피방식통신시스템 및 그 방법
CN114520958B (zh) 一种蓝牙通信方法及系统
CN113660580A (zh) 耳机通信方法和系统、一种耳机及一种电子设备
JP4198946B2 (ja) 携帯電話機
CN209218275U (zh) 一种无线通话系统、转发设备以及终端设备
JP2007325201A (ja) 音源分離法
KR100644535B1 (ko) 애드혹 네트워크 상의 효율적인 데이터 전송 방법
WO2023159446A1 (zh) 通话系统、主机设备、计算机程序产品、移动终端以及云服务器
JP3842616B2 (ja) パーソナル無線機
US11153675B1 (en) Wireless high-fidelity mesh network audio transmission system
Baghel et al. Evolution of Bluetooth Classic Audio towards Bluetooth LE Audio: Challenges and Road Ahead
CN113660732B (zh) 一种耳机通信方法、系统及一种耳机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060414

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees