JP4437846B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラープリンタやカラー複写機等に利用でき、複数の画像形成ステーションを介して各色成分毎の画像を形成して、記録紙上で重ね合わせることによりカラー画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置として、無端走行される搬送ベルト、およびこの搬送ベルトに沿って並設された各色毎の複数の画像形成ステーションを有するカラー複写機が知られている。この複写機では、搬送ベルト上に記録紙を吸着して搬送し、搬送される記録紙上に各画像形成ステーションを介して各色の画像を重ね合わせて形成し、記録紙上にカラー画像を出力している。
【0003】
この種のカラー複写機において、搬送ベルトの走行速度と各画像形成ステーションにおけるプロセス速度とを正確に一致させ、且つ各画像形成ステーションにおける画像形成タイミングを調整して記録紙上に各色の画像を正確に重ね合わせることは極めて困難とされている。
【0004】
このため、従来のカラー複写機では、装置の電源投入時やジャム処理終了後の復帰動作時などに、各画像形成ステーションを介して搬送ベルト上に各色のテストパターンを形成し、このテストパターンを検出して各画像形成ステーションによる画像形成位置のズレ量を検出し、このズレ量に基づいて、各画像形成ステーションにおける画像形成タイミング等を調整し、出力画像の色ズレを補正するようにしている。
【0005】
位置ズレ補正のためのテストパターンには、例えば、搬送ベルトの走行方向と直交する主走査方向に延びた第1の線分と、この第1の線分の一端から傾斜して延びた第2の線分と、を有する楔形のものがあり、各色のテストパターンがベルトの走行方向、即ち副走査方向に沿って等間隔で並ぶように画像形成領域外に形成される。そして、複数の画像形成ステーションよりさらに下流側で搬送ベルトに対向して配設されたセンサを介してこれらのテストパターンが順次検出され、画像形成位置のズレ量が主走査方向および副走査方向について検出され、このズレ量に基づいて各画像形成ステーションによる画像形成位置が調整されて色ズレが補正される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカラー複写機では、搬送ベルトを巻回した一方のローラに近接して定着装置が配置されており、定着装置からの輻射熱の影響によってローラ径が経時的に熱膨張されてしまう。このように、ローラの径が経時的に大きくなると、搬送ベルトの走行速度が徐々に速くなり、記録紙上に重ね合わされるカラー画像に色ズレを生じるようになる。
【0007】
つまり、熱膨張によってローラ径が大きくなると、ローラの外周の長さは約3倍の割合で大きくなり、ローラの周速、即ち搬送ベルトの走行速度も約3倍の割合で速くなる。このため、ローラ外周の変化量をΔL、複数の画像形成ステーションを通過するまでのローラ回転数をN、ローラ付近の雰囲気温度の上昇温度をΔT、ローラの熱膨張係数をK、膨張前のローラ径をR、最も上流側の画像形成ステーションから最も下流側の画像形成ステーションまでの距離をDとすると、各色画像の相対的な位置ズレの最大値Oは、
O=ΔL×N=ΔT×K×R×D/(R×π)
となり、ローラ径の膨張の度合に対する位置ズレ量の割合は極めて高いものとなる。
【0008】
ローラ径の経時的な熱膨張に起因した色ズレを防止するため、例えば、記録紙の通紙間隔を広げて各紙間に上述した複数の楔形のテストパターンをそれぞれ形成し、紙間毎に色ズレを検出して補正する方法が考えられる。
【0009】
しかし、この方法では、通紙間隔を広げることから単位時間内に画像形成可能な通紙枚数が少なくなって装置全体の処理速度が遅くなってしまう。また、テストパターンを形成するための割り込みによるシーケンス処理が必要となり、装置全体の処理速度がさらに遅くなるとともに、シーケンス処理に関するトラブルが発生して品質が低下されるといった問題が生じる。
【0010】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、装置の処理速度を低下させることなく、輻射熱の影響による経時的な色ズレを防止できる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の画像形成装置は、定着装置の輻射熱によって熱膨張するローラによって保持された搬送ベルトと、この搬送ベルトにて搬送される転写媒体に対向して当該転写媒体の搬送方向に沿って並設され、上記搬送ベルトにて搬送される転写媒体上に色分解された複数の画像データに基づく各色の画像を重ね合わせて形成する複数の画像形成手段と、上記複数の画像形成手段による画像形成領域から外れた位置で上記複数の画像形成手段を介して上記搬送ベルトに第1のパターン画像を形成する第1のパターン形成手段と、上記複数の画像形成手段の上記搬送方向下流側に並んで配置され、上記第1のパターン形成手段にて上記搬送ベルトに形成された第1のパターン画像を検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基づいて、上記複数の画像形成手段を介して形成される画像のズレを検出し、このズレを補正するための補正量を設定し、この補正量に基づいて上記搬送ベルトおよび上記複数の画像形成手段のうち少なくとも一方を制御するとともに、上記複数の画像形成手段のうち1つの画像形成手段を介して上記搬送ベルトに上記第1のパターン画像を形成してから該第1のパターン画像を上記検出手段で検出するまでの基準時間を取得する第1の制御手段と、上記第1のパターン形成手段にて上記第1のパターン画像を形成するタイミングとは異なるタイミングで上記1つの画像形成手段を介して上記画像形成領域から外れた位置に第2のパターン画像を形成する第2のパターン形成手段と、上記第2のパターン形成手段にて上記第2のパターン画像が形成されてから該第2のパターン画像が上記検出手段にて検出されるまでの時間を上記第1の制御手段で予め取得した基準時間と比較して、この基準時間からのズレ量に基づいて、上記ローラの経時的な熱膨張に起因した画像ズレの有無を判断するとともに、この画像ズレがある場合に上記第1の制御手段にて設定した補正量を変更する第2の制御手段と、を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、この発明の画像形成装置として、転写型のカラーデジタル複写機1(以下、単に複写機1と称する)の断面を示し、図2は、複写機1の要部の概略構成、およびその制御系を示す。
【0014】
図1に示すように、複写機1は、原稿の画像データを読取るスキャナ部2、および読取った画像データに基づく画像を形成するプリンタ部4を備えている。スキャナ部2の上部には、原稿自動給送装置6(以下、単にADF6と称する)がセットされている。
【0015】
ADF6は、スキャナ部2の後述する原稿台に対して開閉可能に取付けられ、読取対象物すなわち原稿Dを、原稿台に向けて1枚ずつ給送するとともに、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着させる原稿押さえとして機能する。
【0016】
プリンタ部4は、各色成分毎に色分解された画像データに基づく各色の画像、即ち、イエロー (黄、以下、Yと示す) 、マゼンタ (赤の一種、以下、Mと示す) 、シアン (青みがかった紫、以下、Cと示す) およびブラック (黒、以下、Kと示す) の4色の画像をそれぞれ形成する第1乃至第4の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを有している。
【0017】
各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの下方には、各画像形成部を通して記録紙を搬送する搬送機構20が配設されている。搬送機構20は、記録紙を図中矢印a方向に搬送する搬送ベルト21を有している。搬送ベルト21は、図2に示すように、ベルトモータ22によって回転される駆動ローラ24と駆動ローラ24から所定距離離間された従動ローラ26との間に巻回されて張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。
【0018】
各画像形成部10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、搬送ベルト21と接する位置で外周面が同一の方向に回転可能に形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを有している。各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kには、各感光体ドラムを所定の周速度で回転させるためのドラムモータ9Y、9M、9C、9K(図2において図示簡略化のため9Kのみを代表して示してある)が接続されている。
【0019】
各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの軸線は、搬送ベルト21の走行方向(矢印a方向)と直交する方向に延び、各感光体ドラムの軸線が互いに等間隔に配置されている。尚、以下の説明においては、各感光体ドラムの軸線方向を主走査方向(第2の方向)とし、感光体ドラムが回転される方向すなわち搬送ベルト21の走行方向(図中矢印a方向)を副走査方向(第1の方向)とする。
【0020】
各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの周囲には、主走査方向に延設された帯電ローラ12Y、12M、12C、12K、現像装置13Y、13M、13C、13K、転写装置14Y、14M、14C、14K、および、クリーニング装置15Y、15M、15C、15Kが、それぞれ、対応する感光体ドラムの回転方向に沿って順に配置されている。尚、各転写装置14Y、14M、14C、14Kは、対応する感光体ドラムとの間で搬送ベルト21を狭持する位置、即ち搬送ベルト21の内側に配設されている。また、後述する露光装置による露光ポイントは、それぞれ帯電ローラ12Y、12M、12C、12Kと現像装置13Y、13M、13C、13Kとの間の感光体ドラムの外周面上に形成されている。
【0021】
搬送機構20の下方には、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kにより形成された画像を転写する転写媒体としての記録紙Pを複数枚収容した用紙カセット30が配置されている。
【0022】
用紙カセット30の一端部であって、従動ローラ26に近接する側には、用紙カセット30に収容されている記録紙Pを最上部のものから1枚ずつ取り出すピックアップローラ32が配置されている。ピックアップローラ32と従動ローラ26との間には、用紙カセット30から取り出された記録紙Pの先端と最も上流側の画像形成部10Yの感光体ドラム11Yに形成されたYトナー像の先端とを整合させるためのレジストローラ34が配置されている。尚、他の感光体ドラム11Y、11M、11Cに形成されたトナー像(M、C、K)は、搬送ベルト21上に吸着されて搬送される記録紙Pの搬送タイミングに合せて各転写位置に供給される。
【0023】
レジストローラ34と第1の画像形成部10Yとの間であって、従動ローラ26の近傍、実質的に、搬送ベルト21を挟んで従動ローラ26の外周上には、レジストローラ34を介して所定のタイミングで搬送される記録紙Pに所定の静電吸着力を提供して記録紙Pを搬送ベルト21に吸着させる吸着ローラ36が配置されている。
【0024】
搬送ベルト21の一端であって、駆動ローラ24の近傍、実質的に、搬送ベルト21を挟んで駆動ローラ24の外周上には、搬送ベルト21上に形成される後述するパターン画像を検知するための一対のセンサ38f、38rが、駆動ローラ24から所定距離離間して配置されている。センサ38f、38rは、透過型或いは反射型の光センサにより構成される。尚、上述した4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11K、およびセンサ38f、38rは、搬送ベルト21の走行方向に沿って等間隔で配置されている。
【0025】
駆動ローラ24の外周上であってセンサ38より下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベルト21上に付着したトナーや記録紙Pの紙かすなどを除去するベルトクリーナ40が配置されている。
【0026】
搬送ベルト21を介して搬送された記録紙Pが駆動ローラ24から離脱されてさらに搬送される方向には、記録紙Pを所定温度に加熱することにより記録紙Pに転写されたトナー像を溶融し、トナー像を記録紙Pに定着させる定着装置50が配置されている。
【0027】
プリンタ部4の筐体の右側側面には、記録紙Pを手差し供給するための供給口4aが形成され、供給口4aには給紙トレー42が設けられている。供給口4aを介して給紙された記録紙Pは、レジストローラ34に導かれ、各画像形成部に供給される。また、プリンタ部4の左側側面には、定着装置50を介して排出された記録紙Pを受ける排紙トレー44が設けられている。
【0028】
また、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの上方には、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを露光する露光装置60が配設されている。露光装置60は、後述する画像処理回路にて色分解された各色毎の画像データ(Y、M、C、K)に基づいて発光制御される各色毎のレーザー発光装置(図2に黒用のレーザー発光装置52のみを例示してある)を有し、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの外周面上にそれぞれ色分解された画像データに基づく静電潜像を形成する。各レーザー発光装置の光路上には、各レーザービームを反射、走査するポリゴンミラー61、およびポリゴンミラー61を介して反射されたレーザービームの焦点を補正して結像させるための第1乃至第3のfθレンズ62、63、64が順に設けられている。
【0029】
第3のfθレンズ64と各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kとの間には、第3のfθレンズ64を通過された各色毎のレーザービームを各感光体ドラムの露光位置に向けて折り曲げる第1の折り返しミラー65Y、65M、65C、65K、および、第1の折り返しミラー65Y、65M、65Cにより折り曲げられたレーザービームを更に折り曲げる第2および第3の折り返しミラー66Y、66M、66C、67Y、67M、67Cが配置されている。尚、黒用のレーザービームは、第1の折り返しミラー65Kにより折り返された後、他のミラーを経由せずに感光体ドラム11Kに案内される。
【0030】
原稿の画像を読取るスキャナ部2は、その上部に、閉じた状態にあるADF6に対向され、原稿Dがセットされる透明なガラスからなる原稿台81を有している。原稿台81の下方には、原稿台81に載置された原稿Dを照明する露光ランプ82、露光ランプ82からの光を原稿Dに集光させるためのリフレクター84、および原稿Dからの反射光を図中左方向に折曲げる第1ミラー86などが配設されている。尚、これらの露光ランプ82、リフレクター84、および第1ミラー86は、第1キャリッジ88に固設されている。第1キャリッジ88は、図示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモータに接続され、パルスモータの駆動力が伝達されて原稿台81に沿って平行に移動されるようになっている。
【0031】
第1キャリッジ88に対して図中左側、すなわち第1ミラー86により反射された反射光が案内される方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベルトならびにDCモータなどを介して原稿台81と平行に移動可能に設けられた第2キャリッジ90が配設されている。第2キャリッジ90には、第1ミラー86により案内された原稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミラー92、および第2ミラー92からの反射光を図中右方に折り曲げる第3ミラー94が互いに直角に配置されている。第2キャリッジ90は、第1キャリッジ88に従動されるとともに、第1キャリッジ88に対して1/2の速度で原稿台81に沿って平行に移動されるようになっている。
【0032】
第2キャリッジ90を介して折返された光の光軸を含む面内には、第2キャリッジ90からの反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズ96が配置され、結像レンズ96を通過した光の光軸と略直交する面内には、結像レンズ96により集束性が与えられた反射光を電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメージセンサ98が配置されている。
【0033】
しかして、露光ランプ82からの光をリフレクター84により原稿台81上の原稿Dに集光させると、原稿Dからの反射光が、第1ミラー86、第2ミラー92、第3ミラー94、および結像レンズ96を介してCCDイメージセンサ98に入射され、ここで画像データに変換される。
【0034】
次に、上記のように構成された複写機1の動作について詳細に説明する。
【0035】
図示しない電源スイッチが投入されることで、複写機1がイニシャライズされ、定着装置50が所定温度に加熱されるとともに各モータの回転速度が安定化され、待機状態に維持される。そして、スキャナ部2により原稿Dが走査され、CCDイメージセンサ98を介して原稿Dの画像が読取られる。読取られた画像データは、画像メモリ101に一旦記憶され、画像処理回路102にて各色毎の画像データ(Y、M、C、K)に色分解され、必要に応じて、各色毎に変倍、回転、移動等の画像処理がなされる。
【0036】
ここで、第1の画像形成部10Yを用いて、Y (イエロー) 画像を形成する工程について代表して説明する。尚、言うまでもなく、第2ないし第4の画像形成部10M、10C、10KによりM (マゼンタ) 画像、C (シアン) 画像およびK (ブラック) 画像も同様に形成される。
【0037】
まず、感光体ドラム11Yの表面が帯電ローラ12Yによって一様に帯電される。続いて、画像処理部102にて処理されたY(イエロー)画像データに基づいてレーザー発光装置52が発光制御され、露光装置60を介してY画像データに基づくレーザー光が感光体ドラム11Yの所定の露光位置に照射される。これにより、Y画像データに対応するY静電潜像が感光体ドラム11Y上に形成される。
【0038】
感光体ドラム11Yに形成されたY静電潜像は、Yトナーを収容した現像装置13Yにより現像されて可視像化され、感光体ドラム11Y上でYトナー像に変換される。
【0039】
感光体ドラム11Y上のYトナー像は、感光体ドラム11Yと搬送ベルト21が対向する転写位置で、用紙カセット30から取り出され、レジストローラ34により搬送ベルト21上に所定のタイミングで吸着および整位された記録紙Pに転写装置14Yによって転写される。
【0040】
以下、第2の画像形成部10M、第3の画像形成部10Cおよび第4の画像形成部10Kのそれぞれにより、各感光体ドラム11M、11Cおよび11Kに形成されたMトナー像、Cトナー像およびKトナー像が、搬送ベルト21により搬送されている記録紙P上に、順に、重ね合わせられる。即ち、複数色の印字の場合、各画像形成部10Y、10M、10Cおよび10Kにより、帯電→露光→現像→転写を1周期とする工程の画像形成動作が実行され、記録紙Pに複数色のトナー像が多重転写される。
【0041】
この場合、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kが記録紙Pの搬送方向に沿って等間隔で離間して配置されていることから、搬送ベルト21に吸着されて搬送される記録紙P上に各色の画像を重ね合せるため、各色毎のレーザー発光装置による露光タイミングをずらしている。
【0042】
感光体ドラム11Y、11M、11Cおよび11K上に転写されずに残った残留トナーは、クリーニング装置15Y、15M、15Cおよび15Kによって、それぞれ清掃される。
【0043】
各色のトナー像が重合転写された記録紙Pは、搬送ベルト21から剥離されて定着装置50に搬送され、定着装置50によって加熱されたトナー像が記録紙P上に溶融定着されたのち、排紙トレイ44に排出される。
【0044】
また、搬送ベルト21に付着したトナー(後述するレジストレーションマークを含む)や記録紙Pから生じる紙かすなどは、ベルトクリーナ40により取り除かれる。
【0045】
次に、複写機1の複数の画像形成部10Y、10M、10C、10Kにより形成されるカラー画像の色ずれを検出して補正する方法について説明する。尚、本発明では、複写機1の電源投入時におけるイニシャライズ動作中およびジャム処理後の復帰動作中に第1の補正制御がなされ、この第1の補正制御以外の所定のタイミングで第2の補正制御がなされる。
【0046】
まず、第1の補正制御について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0047】
複写機1に電源を投入したときのイニシャライズ動作、或いはジャム処理後の復帰動作において、第1の補正制御に関するシーケンスがスタートされる。シーケンスがスタートされると、ベルトモータ22やドラムモータ9Y、9M、9C、9Kなどの駆動系が安定したことを条件に、第1の位置ズレ補正モードに入る(ステップ1)。
【0048】
第1の位置ズレ補正モードに入ると、画像書込み制御回路103(以下、単に制御回路103と称する)の制御によって、レジストレーションマーク発生回路104(以下、単にマーク発生回路104と称する)から楔形のレジストレーションマーク(以下、単に楔マークと称する)に関する画像データが出力される(ステップ2)。楔マークは、図4に示すように、搬送ベルト21上に転写された状態で主走査方向に延びた第1の線分と、この第1の線分の一端から傾斜して延びた第2の線分と、を有する。
【0049】
発生回路104から出力された楔マークに関する画像データは、画像処理回路102にて処理された後、各色のレーザー発光装置52へ入力される(ステップ3)。
【0050】
各色のレーザー発光装置52では、各色の楔マーク(Y、M、C、K)が図4に示すように搬送ベルト21上に出力されたときに各楔マークが等間隔で副走査方向に整列するようにその発光タイミングを制御した上で、各画像データに基づくレーザービームをそれぞれ発光し、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの外周面上に各色の静電潜像をそれぞれ形成する(ステップ4)。
【0051】
各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの外周面上に形成された静電潜像は、それぞれ、現像装置13Y、13M、13C、13Kによって現像された後、転写装置14Y、14M、14C、14Kによって搬送ベルト21上に転写され、図4に示すような各色の現像剤による楔マーク39f、39rが形成される(ステップ5)。
【0052】
搬送ベルト21上に形成された各色の楔マーク39f、39rは、搬送ベルト21の走行によってセンサ38f、38rを通過され、このセンサ38f、38rを介してレジストマーク検出回路105(以下、単に検出回路105と称する)にて検出される(ステップ6)。尚、各センサ38f、38rは、装置のフロント側およびリア側で、ベルト21上のマークが通過する位置にそれぞれ配置されている。また、各センサ38f、38rにて検出された楔マーク39f、39rは、各センサ38f、38よりさらに下流側に配設されたベルトクリーナ40によってその都度清掃される。
【0053】
検出回路105によって検出された楔マークに関する検出信号は、位置ズレ演算回路106(以下、単に演算回路106と称する)へ入力され、この演算回路106にて、各色の楔マークの位置ズレ量が各画像形成部10Y、10M、10C、10Kによる出力画像の位置ズレ量として算出される(ステップ7)。
【0054】
尚、このとき、イエロー画像形成部10Yを介してイエローの楔マークが搬送ベルト21上に転写されてから、当該イエローマークがセンサ38にて検出されるまでの時間が同時に計測される。
【0055】
そして、ステップ7にて算出された位置ズレ量が予め設定した許容範囲内であるか否かが判断され(ステップ8)、位置ズレ量が許容範囲を超えている場合(ステップ8;NO)に、この位置ズレを補正するための補正量Xが設定される(ステップ9)。
【0056】
この補正量Xには、搬送ベルト21の走行速度、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの回転速度、各レーザー発光装置52によるレーザーの発光タイミングなどがあり、この補正量Xに基づいてベルトモータ22、ドラムモータ9Y、9M、9C、9K、レーザー発光装置52などが制御され、画像の位置ズレが補正される(ステップ10)。
【0057】
この後、ステップ2の処理に戻って、ステップ8で位置ズレ量が許容範囲内であることが判断されるまで、ステップ10までの処理が繰り返される。そして、ステップ8で許容範囲内であることが判断されると(ステップ8;YES)、ステップ9にて設定した最新の補正量Xが確定され、図示しないメモリに記憶される(ステップ11)。
【0058】
以降の処理においては、ステップ11にて記憶した補正量Xに基づいて、複写機1の各部が制御され、画像形成動作がなされる。
【0059】
また、上述した第1の補正制御において、適切な補正量Xが確定されるまでのステップ2からステップ10までの処理ループ内で、イエロー画像形成部10Yにて搬送ベルト21上に楔マークが転写されてからセンサ38f、38rにて検出されるまでの時間tが複数回計測され、これらの複数の時間t1〜tnが平均化されて、後述する第2の補正制御のための基準時間Tが取得される。
【0060】
次に、カラー画像の色ズレを補正する第2の補正制御について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0061】
この第2の補正制御は、上述した第1の補正制御を踏まえて、搬送ベルト21や駆動ローラ24の熱(定着装置50からの輻射熱)による経時的な変化に起因した色ズレを補正するための制御であり、例えば、制御のタイミングとして、(1)連続して通紙される記録紙Pの間、(2)連続印刷のタスク毎、(3)一定時間毎のタイミングが考えられる。
【0062】
複写動作中において、上記(1)〜(3)のいずれかのタイミングで、第2の補正制御に関するシーケンスがスタートされると、記録紙Pを連続給紙するピックアップローラ32およびレジストローラ34の動作タイミングから、記録紙Pの給紙タイミングが取得される(ステップ12)。そして、この給紙タイミングから、連続給紙される記録紙Pの紙間のスペースがイエロー画像形成部10Yによる画像形成位置を通過するタイミングが計られる。このとき、本制御における信号検出分解能を高めるため、4つの画像形成部のうち、センサ38f、38rから最も離れたY画像形成部10Yが選択される。
【0063】
そして、紙間スペースがY画像形成位置に到達した時点(ステップ13;YES)で、図6に示すような直線状のレジストレーションマークM(以下、単に直線マークMと称する)が搬送ベルト21上の紙間スペースに形成される(ステップ14)。尚、直線マークMを形成する際には、上述した第1の補正制御におけるステップ2〜ステップ6までの処理と同様の処理がなされる。また、直線マークMは、図6に示すように、主走査方向に沿って延びて形成される。
【0064】
ステップ14にて形成された直線マークMは、搬送ベルト21の走行によって移動され、センサ38f、38rを介して検出される。このとき、Y画像形成部10Yにて直線マークMが形成されてからセンサ38f、38rを介して検出されるまでの時間tが取得される(ステップ15)。この時間tは、搬送ベルト21の経時的な速度変化に応じてシフトされ、例えば、搬送ベルト21を巻回した駆動ローラ24が定着装置50からの輻射熱の影響によって熱膨張されているような場合には、搬送ベルト21の走行速度が速まることから時間tも短縮される。
【0065】
ステップ14およびステップ15の処理が繰り返されて時間tがn回分取得されると(ステップ16;YES)、最新のn回分の時間データt1〜tnが更新され(ステップ17)、t1〜tnの平均時間t[avg]が算出される。
【0066】
そして、上述した第1の補正制御において取得した基準時間Tから、算出した平均時間t[avg]を引いた、差分時間Δtが算出され(ステップ18)、この時間Δtが許容値を超えているか否かが判断される(ステップ19)。尚、この許容値は、搬送ベルト21の速度変化に起因した色ズレの許容範囲に応じて設定される。
【0067】
ステップ19の判断の結果、許容値を超えていることが判断されると(ステップ19;YES)、色ズレが生じていることが判断され、この色ズレを補正するための上述した補正量Xが変更される(ステップ20)。
【0068】
例えば、直線マークMを形成してから検出するまでの平均時間t[avg]が、ポリゴンミラー61による走査ラインにして4ライン分短くなった場合、ブラック画像形成部10Kによる画像形成タイミングを基準にして、イエロー画像の書込みタイミングを3ライン分速め、マゼンタ画像の書込みタイミングを2ライン分速め、シアン画像の書込みタイミングを1ライン分早めるように、補正量Xを変更する。
【0069】
また、通常、第2の補正制御では、いきなり4ライン分の速度変化を生じることはないので、一般的には、1/2ラインを基準にして補正量Xのシフトを判断し、1/2ラインを超えた時点で補正量Xを1ライン分シフトするようにしている。
【0070】
以上のように、本発明の色ズレ補正制御によると、第1の補正制御にて設定した補正量Xを第2の補正制御にて適宜変更するため、色ズレの補正制御に関するシーケンス処理を簡略化でき、シーケンス処理にかかる時間を短縮でき、定着装置からの輻射熱に起因した色ズレも良好に補正できる。
【0071】
また、第2の補正制御では、第1の補正制御のように楔マークを使用せずに直線マークMを使用するため、マークの形成に使用する現像剤の量を抑えることができ、且つ、マーク形成のためのスペースを小さくでき、単位時間内の通紙枚数を減らすことなく、高速処理が可能となる。さらに、直線マークMを採用したため、シーケンス処理をシリアルで処理できるため、シーケンス上の負担も殆ど無い。
【0072】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の画像形成装置は、上記のような構成および作用を有しているので、装置の処理速度を低下させることなく、輻射熱の影響による経時的な色ズレを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る画像形成装置を概略的に示す断面図。
【図2】図1の画像形成装置の要部の構成をその制御系とともに示す図。
【図3】図1の画像形成装置による第1の色ズレ補正制御動作を説明するためのフローチャート。
【図4】各色の楔形のレジストレーションマークを転写ベルト上に形成した状態を示す図。
【図5】第2の補正制御動作を説明するためのフローチャート。
【図6】第2の補正制御に係るレジストレーションマークを転写ベルト上に形成した状態を示す図。
【符号の説明】
1…複写機、
2…スキャナ部、
4…プリンタ部、
6…ADF、
9Y、9M、9C、9K…ドラムモータ、
10Y、10M、10C、10K…画像形成部、
11Y、11M、11C、11K…感光体ドラム、
12Y、12M、12C、12K…帯電ローラ、
13Y、13M、13C、13K…現像装置、
14Y、14M、14C、14K…転写装置、
15Y、15M、15C、15K…クリーニング装置、
20…搬送機構、
21…搬送ベルト、
22…ベルトモータ、
24…駆動ローラ、
26…従動ローラ、
38f、38r…センサ、
39f、39r…レジストレーションマーク、
40…ベルトクリーナ、
50…定着装置、
52…レーザー発光装置、
60…露光装置、
101…画像メモリ、
102…画像処理回路、
103…画像書込み制御回路、
104…レジストレーションマーク発生回路、
105…レジストマーク検出回路、
106…位置ズレ演算回路、
107…画像位置ズレ補正制御回路、
P…記録紙。
Claims (4)
- 定着装置の輻射熱によって熱膨張するローラによって保持された搬送ベルトと、
この搬送ベルトにて搬送される転写媒体に対向して当該転写媒体の搬送方向に沿って並設され、上記搬送ベルトにて搬送される転写媒体上に色分解された複数の画像データに基づく各色の画像を重ね合わせて形成する複数の画像形成手段と、
上記複数の画像形成手段による画像形成領域から外れた位置で上記複数の画像形成手段を介して上記搬送ベルトに第1のパターン画像を形成する第1のパターン形成手段と、
上記複数の画像形成手段の上記搬送方向下流側に並んで配置され、上記第1のパターン形成手段にて上記搬送ベルトに形成された第1のパターン画像を検出する検出手段と、
この検出手段による検出結果に基づいて、上記複数の画像形成手段を介して形成される画像のズレを検出し、このズレを補正するための補正量を設定し、この補正量に基づいて上記搬送ベルトおよび上記複数の画像形成手段のうち少なくとも一方を制御するとともに、上記複数の画像形成手段のうち1つの画像形成手段を介して上記搬送ベルトに上記第1のパターン画像を形成してから該第1のパターン画像を上記検出手段で検出するまでの基準時間を取得する第1の制御手段と、
上記第1のパターン形成手段にて上記第1のパターン画像を形成するタイミングとは異なるタイミングで上記1つの画像形成手段を介して上記画像形成領域から外れた位置に第2のパターン画像を形成する第2のパターン形成手段と、
上記第2のパターン形成手段にて上記第2のパターン画像が形成されてから該第2のパターン画像が上記検出手段にて検出されるまでの時間を上記第1の制御手段で予め取得した基準時間と比較して、この基準時間からのズレ量に基づいて、上記ローラの経時的な熱膨張に起因した画像ズレの有無を判断するとともに、この画像ズレがある場合に上記第1の制御手段にて設定した補正量を変更する第2の制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 上記第2の制御手段は、上記第1の制御手段にて設定した補正量のうち上記搬送ベルトに関する補正量を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 上記第2のパターン画像は、上記搬送方向と略直交する方向に延びた線分を有し、
上記第2のパターン形成手段は、上記搬送ベルトにて連続して搬送される転写媒体の間に上記第2のパターン画像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 上記1つの画像形成手段は、上記複数の画像形成手段のうち上記検出手段から最も離れた画像形成手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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