JP4436468B2 - 流体エンハンシング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、往復動式の流体エンハンシング (hydroenhancement)システムに関し、特に、効率を改善し且つ布地仕上げ能力における可撓性を向上させ、また、標準の流体エンハンシング装置と比較して寸法を小さくした、流体エンハンシング装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の、流体によるもつれさせプ ロセスにおいては、不織繊維からなるウエブ(繊維の薄いシート)が、「もつれさせ用の(entangling)」支持ワイヤで支持されながら、高圧流体で処理される。典型的に、前記支持ワイヤは、ドラムまたは連続した平板状のコンベヤーに設けられている。前記ドラムまたは連続した平板状のコンベヤーは、一連の流体用の圧力ノズルを横断し、これにより、ノズルから流出する流体を受けてウエブにおけるもつれが生じ、ウェブの目すなわちスクリーン(screen)の開口領域に対応する、密着した規則正しい繊維グループや形状体が構成される。ウェブにおけるもつれさせは、一連のノズルから噴出される流体作用によって行われる。かかる流体作用によって、ウェブの個々の繊維が、前記スクリーンの開口領域へと広がり、もつれ、からみ合うようになっている。
【0003】
流体エンハンシングは、具体的には、織布で使用するときに、前記流体によるもつれさせプロセスを説明するために使用される文言である。流体エンハンシングにおいて、織布の特性は、前記織布を、前記織布を構成する、織られ紡がれた糸の繊維に作用する高圧の水噴流に連続的にさらすことによって、変更(または、「向上」)させられる。流体エンハンシングプロセスの間に、同じ糸あるいは隣接する糸から突出した繊維がもつれさせられ、これによって、前記織布の特性が変化する(通常、横糸と縦糸の間の開口スペースが減少する)。
【0004】
流体エンハンシング装置における通常の連続プロセスにおいては、1回の通過(すなわち、単一のパス)で、必要な流体エンハンシングを行うためには、比較的多数の水圧力ノズルが、要求される。例えば、流体エンハンシング装置が、所望する流体エンハンシングを達成するために、6から20基ぐらいの別体の水圧量ノズルを要することは、異常ではない。結果として、前記流体エンハンシング装置を通る個別の布に関しては、「活動状態の」ノズルの数と、当該「活動状態の」ノズルと協働する水の圧力と、ライン速度とを、しばしば変更しなければならない。一般に、典型的な流体エンハンシング装置は、単一のパスで、「最大限」の、流体エンハンシングを達成できるように設計されていると推定できる。そして、前記流体エンハンシング装置は、より低い程度の、流体エンハンシングが要求された場合、(例えば、1あるいはそれ以上のノズルを止めることによって、ライン速度を減少させることによって、あるいは、前記ノズルから流出する水の流れの圧力を減少させることによって、)「運転の速度を落とす(back down)」ようにしなければならない。
【0005】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の構造において、上述した「最大限の」流体エンハンシングの値を達成できるようにするには、十分な、流体エンハンシングプロセスラインを形成することが必要となり、フロアスペースを広げなければならないという制限があった。さらに、任意の布が、オリジナルの装置の設計を越えて流体エンハンシングの程度を要求する場合、製造ライン全体を変更するか(すなわち、より多くのノズルを加える必要が生じ)、あるいは、前記布を全部再処理する必要が生じていた(すなわち、流体エンハンシング装置の製造ラインに前記布を二度かける必要が生じていた)。さらに、多くの用途に対して、前記システムは、あまりにも大規模に構成されてしまうという問題がある。すなわち、最小限の程度の、流体エンハンシングが要求される、わずかな処理が必要な材料や用途に対しても、前記システムは、あまりにも大規模に構成されてしまうという問題があった。これらの場合、(前記製造ラインの寸法と比較されたように)前記プロセスの全体的な効率は、極端に低くなる。最後に、流体エンハンシングが図られる布を新たに開発するとき、連続特性を有する通常の流体エンハンシング装置では、問題がある。というのは、所与の布に加えられることが要求される流体エンハンシングの程度を試験する能力が、事実上、存在しないからである。
【0007】
そのため、当該技術においては、適切な程度の流体エンハンシングを、織って作られた材料に本質的に加えることができ、また、より効率的に且つ経済的に用いることができる、より健全な流体エンハンシングプロセスが、希求されていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、張力が制御された一対の往復動用のスプールの間に配置された最小限の数の圧力ノズルを用いる、往復動式の、流体エンハンシングプロセスに関係する。本願発明によれば、どちらか一方のあるいは両方のスプールは、張力が制御されたAフレームまたは前記布を支持する任意の適切な手段によって、置き換えることができる。前記Aフレーム構造体は、加工の間に、前記布を搬送するために当業界で一般的に使用されている。前記布は、第1のスプールに搭載されている。前記布は、前記流体エンハンシング用の1つのノズルまたは複数のノズルの下を通って、第2のスプールに巻き上げられる(これが、前記システムを通る、第1の「パス(通過)」すなわち前送り「パス(通過)」を定義している)。前記布の全長が前記第2のスプールに巻き付けられると、前記プロセスは逆転させられる。すなわち、前記布は、前記第2のスプールから巻き解かれ、前記流体エンハンシング用のノズルの下を通って、前記第1のスプールに巻き上げられる(これが、前記システムを通る、第2の「パス(通過)」すなわち逆送り「パス(通過)」を定義している)。次いで、この「往復動の」プロセスは、必要な程度の流体エンハンシングが達成されるまで、前後に繰り返される。このようにして、適切な程度の流体エンハンシングが達成されるまで、前記布は、前記流体エンハンシング装置内に包含される。
【0009】
本願発明の一実施例において、前記布の前記流体エンハンシングは、本願出願人の米国特許出願922,412号(米国特許5,862,575号)に開示されているようなプロセスを使用することによって、測定することができる。また、米国特許出願922,412号(米国特許5,862,575号)に開示されているプロセスでは、(例えば、布浸透性の所定の減少によって示されるような)流体エンハンシングの程度が適切に達成されたとき、前記流体エンハンシングのプロセスを停止させる制御信号が用いられる。さらに、本願発明の往復動特性によって、流体エンハンシングの程度が、「パス(通過)ごと」を基準として変更することができる。そのため、ライン速度と、布の張力と、前記流体エンハンシング用のノズルセット内のうち活動状態にあるノズルの数及びノズルの位置(これを「同一性」として定義する)と、(前記流体エンハンシング用のノズルから流出する液体圧力によって画定される)流体エンハンシングエネルギーとを含む種々のプロセスのパラメーターは、各パスごとに、変更することができ、これによって、最終製品における所望の流体エンハンシング結果を提供することができる。しかしながら、前記パラメーターは、前記ライン速度と、前記布の張力と、前記ノズルの数及びノズルの位置と、前記流体エンハンシングエネルギーとに限定されるものではない。
【0010】
本願発明の別の特徴によれば、前記スプールとノズルは、「表 側」(F)と「裏側」(B)での、流体エンハンシングを、任意の所望パターンで達成できるように形成することができる。例えば、表側処理及び裏側処理は、各前送りパス(FBシーケンス)及び逆送りパス(BFシーケンス)で行うことができる。この結果、一連のパスは、FB−BF−FB−BF−FBのように特徴付けられ、これは、必要な程度の流体エンハンシングが達成されるまで、繰り返される。あるいは、表側処理は、各「前送り」パスで行い、裏側処理は、各「逆送り」パスで行うことができる。これは、「交互パス」システム(すなわち、F−B−F−B−F−B・・・・・)として参照される。一般に、任意の組合せが可能であり、どの組み合わせも本願発明の範囲内に含まれると考えられる。前記装置を介して、適切な回数のパスを実行させることが効果的である。
【0011】
さらに、通常の、流体エンハンシング構造と比較すると、本願発明の装置では、フロアスペースの要求は、最小限で済む。すなわち、フロアスペースは、一対のスプールと、限定された数の、流体エンハンシング用のノズルと、当該ノズルに協働する装置に関してのみ必要である。実際に、典型的な往復動式の流体エンハンシング装置は、単一のノズル及びこれに協働する布支持システム(例えば、真空ロールシステムや移動ワイヤシステム)のみを備えることができる。2あるいは3つのみのノズルをどのように制御するかに応じて、前記2あるいは3つのみのノズル(各ノズルは、それ自身の布支持システムを備えている)を使用することによって、「表側」での流体エンハンシングと「裏側」での流体エンハンシングの両方を成し遂げるシステムを形成することができる。
【0012】
追加の プロセスを、(前記布を他の機械装置に移動させることなく)前記流体エンハンシングを成すプロセスと一緒に行うことによって、前記往復動式の流体エンハンシングを成す構造をより効率的にするという効果を奏することができる。例えば、流体エンハンシングユニットの前に、あるいは、流体エンハンシングユニットの後に、あるいは流体エンハンシングユニット内に一緒に、酸浴槽(任意の適切な「前処理」及び/又は「後処理」プロセス)を加えることができる。これによって、2あるいはそれ以上の別の仕上げプロセスを本質的に同時に成し遂げることができ、それによって、製造ラインの全体的な効率を改善して、製品のハンドリング(取り扱い)を減少させることができる。
【0013】
以下に詳細に説明された往復動式のプロセスは、ある環境で使用することにより、不織材料にも、流体によるもつれを与えることができるということを理解すべきである。そのような例において、不織材料は、伸張や引裂きを生じることなく、前記往復動プロセスの「前後式の」運動に耐えることができるように十分な強度が要求される。本願発明の他の別の特徴は、下記の記述や添付した図面を参照することによって明らかとなるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、 本願発明に係わる、比較的簡単な往復動式の、流体エンハンシング装置を図示している。システム10が、メインロールから織布12を受け取る。システム10では、織布12は、最初に、第1のスプール14に搭載される。それによって、流体エンハンシングを被る織布全体の長さが、第1のスプール14に搭載されていることになる。別の実施例として、第1のスプール14は、(「A」フレームのような)可搬性のメインロールから単に構成することもできる。かかる可搬性のメインロールは、流体エンハンシングを受けた後も続けて使用することができ、流体エンハンシングを受けた製品を他のプロセスに移すことができる。第1のスプール14は、永久的にあるいは半永久的に使用できる「クランプ固定形式のリーダー(織布を、巻取り部としてのスプールにつなぐのに用いる部分)」を備えることができる。このクランプ固定形式のリーダーが、織布12を第1のスプール14に取り付けるための手段を構成している。前記リーダーは、織布12が完全に流体エンハンシングを受けることができるように十分な長さを備えている。前記クランプ固定形式のリーダーは、染料に対して吸収性のないメタルワイヤスクリーン(metal wire screen)から形成されていることが好ましい。前記クランプ固定形式のリーダーに対してそのような材料を利用することによって、前記リーダーは、織布が巻き付けられるスプールを新しく取り替えるとき、再利用することができる。次いで、織布12は、一対の張力調整装置16、18を通過し(張力調整装置16、18は、流体エンハンシングを行う間、第1のスプール14と第2のスプール30と協働して、ライン速度と布の張力とを制御できるようになっている)、その後、真空引きロール20上を通過する。別体の張力調整装置16、18を必要とする代わりに、第1のスプール14及び第2のスプール30を、直接的に張力を感知して該張力制御できるように形成してもよい。流体エンハンシング用のノズル22が、真空引きロール20と協働している。そして、かかる流体エンハンシング用のノズル22を使用して、所定量の流体エンハンシングを織布12の表側Fに与えることができる。例えば、ノズル22は、(例えば、50psi(3.515kg/cm2 )から6000psi(421.8kg/cm2 )までの間の任意の間の値の)所定のpsi(ポンド/平方インチ(1psi=0.0703kg/cm2 ))で、織布12の表側F上に、流体(例えば、水)の流れを噴出させることができる。他の種々の流体を使用してもよい。流体再循環システム23を、ノズル22及び真空引きロール20と協働して使用し、これによって、流体エンハンシングプロセスのために液体(この場合、水)を供給できる。一般に、流体再循環システムとしての水システム23は、上述した所定のpsiを生成させるための加圧モジュールを備えている。さらに、流体再循環システム23は、真空引きロール20から出てきた戻り水を濾過する機能を備えている。この濾過が機能することによって、水から任意の繊維が分離され、これにより、その後、水を、前記加圧モジュールに入れることができる。水に染料が含まれている場合、前記濾過システムは、フィルターなしで、水から染料を取り除かなければならない。そのような濾過システムは、通常のものであり、当該技術おいて周知である。真空引き源は、流体再循環システム23に設けられており、これによって、真空引きロール20から水を移動させて、流体再循環システム23内に水を戻すことができるようになっている。ノズル22は、真空引きロール20に対して固定位置に配置することができる。あるいは、ノズル22は、真空引きロール20に対して揺動しあるいはわずかに振動するように設けてもよい。この場合、ノズル22の動きにより、不適切なパターンが、加工される布の表面上に発生するのを防止でき、あるいはその発生を最小限にすることができることが公知となっている。
【0015】
図1を 参照すると、いったん、織布12の露出した部分が、流体エンハンシング処理を受けると、織布12の露出した部分は、対になっている他の張力コントローラ24、26を通過し、流体エンハンシング測定ユニット28に入り込む。一般的に言うと、流体エンハンシング測定ユニット28は、織布12に付与された流体エンハンシングの程度をリアルタイムで評価するのに適切な任意の装置になっている。例えば、織布12の浸透性は、流体エンハンシングの達成された程度を表している。そのため、浸透性測定装置を使用して、往復動式の流体エンハンシングプロセスを制御することができる。その制御を用いることによって、流体エンハンシングが適切に達成された場合、当該流体エンハンシングプロセスの停止を簡単に行うことができる。さらに、上述したように、また、図の点線で示されたように、流体エンハンシング測定ユニット28によって行われる評価を用いて、「パスごと」を基準にして、流体エンハンシングプロセスと関連した、1またはそれ以上のプロセスパラメーターを制御することができる。例えば、ライン速度、布の張力、流体エンハンシングエネルギー(すなわち、流体エンハンシング用のノズルから流出される液体圧力)、またはノズル「オン/オフ」シーケンスの全てを、(手動または自動で)制御して、任意の所望のタイプの流体エンハンシングを、仕上げ加工される製品に付与することができる。本願発明の往復動を行う特性により、そのような変更を、前記システムを通る任意のパスに効果的に行うことが考えられる。従来の単一のパスシステムは、そのような「リアルタイム」の変更を、加工すべき織布12に行う能力がない。典型的な流体エンハンシング測定ユニットと制御システムは、同時係属中の出願に開示されており、当該出願を参照することによって、当該出願の内容は本願明細書に組み込まれるものとする。
【0016】
流体エンハンシング測定ユニット28を出て、織布12は、第2のスプール30に巻き上げられる。第1のスプール14のように、第2 のスプール30も、永久的にあるいは半永久的に使用できる「クランプ固定形式のリーダー」を備えることができる。このクランプ固定用のリーダーが、織布12の端を第2のスプール30に取り付けるための手段を構成しており、これによって、織布12の全長に沿った範囲で質を向上させている。前記リーダーセクションを織布12の両端に利用することによって、織布12の全長が、流体エンハンシングプロセスを受けることができるようになっている。
【0017】
織布12がシステム10を通過する速度や織布12の張力を、慎重に制御することによって、流体エンハンシングの程度を、織布12の全長に沿って均一に付与することができる。そのため、第1のスプール14と第2のスプール30には、適切な駆動モーターと(図示しない)監視装置とが装備されている。前記駆動モーターと監視装置とを用いることによって、システム10のライン速度と織布12の張力とを連続的に監視でき、したがって、第1のスプール14及び第2のスプール30の「巻取り及び巻き解き」量を調整することができる。上述したように、ライン速度及び/又は織布12の張力は、システム10を通る任意の「パス」において故意に変更して、これにより、所望の品質を前記加工された織布12に付与することができる。任意のそのような変更は、パス間の時間間隔でのみ行われ、それによって、織布12の全長が任意の特定のパスで加工されるとき、前記プロセスのパラメーターは、固定した状態のままになっている。
【0018】
織布12の全長がいったんシステム10を通過し第2のスプール30に巻き上げられると、システム10は逆転させられ、点線で示されたように、織布12は反対方向に進み、流体エンハンシング測定ユニット28と張力コントローラ24、26とを通過し、その後、再び、真空引きロール20と協働する圧力ノズル22の下で流体エンハンシングを受ける。この逆転プロセスの間に織布12に加えられる流体エンハンシングの程度は、(点線によって示されたように、同様なプロセスパラメーター制 御能力を含む)第2の流体エンハンシング測定ユニット32によって測定することができる。前送りプロセスと同じように、逆送りでの流体エンハンシングは、全ての織布12が再び第1のスプール14に再び巻き付けられるまで、続けられる。第2の流体エンハンシング測定ユニット32から読みとられる流体エンハンシングの程度に応じて、前記流体エンハンシングプロセスは再び繰り返される。そして、流体エンハンシングが十分に行われていた場合、前記流体エンハンシングプロセスは停止する。
【0019】
往復動式の流体エンハンシングプロセスの「前後式の移動」特性により、織布12は、所望程度の流体エンハンシングを正確に達成するのに必要な多くの回数だけ加工される。そのため、例えば、6ないし20もの別体のノズル(と、そのような多くの数のノズルと協働するフロアスペース及び水システム支持能力と)を必要とする可能性のある従来の単一パス式の流体エンハンシング装置の代わりに、本願発明の往復動式の構造体は、パスごとに1つのノズルのようにわずかな数のノズルを用いて20パス(所望により、それ以上またはそれ以下のパス)を実行することによって、従来の単一パス式のシステムと同じ程度の流体エンハンシングを本質的に達成することができる。「パスごと」に基づいた流体エンハンシングを監視できる能力は、新しい織布の加工をする間、極めて有用である。新しい織布を処理する場合、正確なエネルギーとライン速度の要件は既知でないかもしれない。従来技術においては、織布12は、システム全体を通過し、その後、流体エンハンシングが過度に小さいかあるいは過度に大きいかどうかを分析していた。明らかに、織布をそのように実験することは無駄である。これに対して、本願発明の往復動式のシステムでは、各パスごとに織布が検査され、それによって、「過度の流体エンハンシング」や効率の悪い加工を行うことがない。さらに、前記流体エンハンシングプロセスの往復動特性によって、前記織布の張力を十分に制御することができる。というのは、張力調整装置16、18及び24、26の設定を監視でき、また、張力調整装置16、18及び24、26の設定を前記システムを通して各パス時に再設定することができるからである。特に、張力調整装置16、18及び24、26を再設定することによって、各パス時に織布の張力を一定に維持することができ、あるいは、織布の張力を故意に増加あるいは減少させることによって、仕上げ製品に特別の効果を付与することができる。
【0020】
上述したように、織布の「表」と「裏」の両方に、流体エンハンシングを行うことが望ましいかもしれない。表側処理と裏側処理を行うことができる、往復動式の流体エンハンシング装置が、図2に示されている。この構造は、第2の真空引きロール34とこれに協働する圧力ノズル36とを加えた点において、図1の構造と異なっている。第2の真空引きロール34と圧力ノズル36は、真空引きロール20及びノズル22の「下流側に」配置されており、織布12の裏面Bが、図2に示されたように圧力ノズル36から流出する水の流れ(すなわち、水流)にさらされるように位置決めされている。図示されていないが、図1の流体再循環システム23と同様な水再循環システムを、図2の真空引きロール及びノズル構造と協働して使用することができる。図2を参照すると、第1の真空引きロール20を出る織布12は、ノズル22から排出される流体により流体エンハンシングを受け、それによって、前記流体エンハンシングプロセスが、織布12の表面(F)に行われる。第2の真空引きロール34を出る織布は、ノズル36から排出される流体により流体エンハンシングを受け、それによって、前記流体エンハンシングプロセスが、織布12の裏面(B)に行われる。次いで、織布12は、図1と関連して上述したように、流体エンハンシング測定ユニット28を通過し、第2のスプール30に巻き付けられる。
【0021】
いったん、織布12の全長が、織布12の表側F及び裏側Bの両側において「第1のパス」の流体エンハンシング(上述で定義されたような「FBシーケンス」)を受け、それによって、(流体エンハンシング測定ユニット28によって)十分な程度の流体エンハンシングが行われていないと測定されると、前記システムは、逆転モード(逆送りモード)で作動し、織布12は点線で示されたように反対方向に進む。再び、織布12は、流体エンハンシングの表側処理及び裏側処理を受ける。すなわち、織布12は、最初に、流体エンハンシング用の第2の圧力ノズル36の下を通過して裏側処理処理を受け、次いで、流体エンハンシング用の第1の圧力ノズル22の下を通過して、表側処理を受け(上述で定義したような「BF」シーケンス)、そして、最後に、第1のスプール14に再巻取りされる。前記往復動式のプロセスは、測定ユニット28(あるいは、適用可能ならば、測定ユニット32)が適切な量の流体エンハンシングが行われたということを示すまで、一連の織布の「前送り」パス及び「逆送り」パス(すなわち、FB−BF−FB−BF)を続ける。
【0022】
前記往復動式のプロセスが、(オペレー ターによる手動であるいはコンピューターによる自動で)容易に制御できることから、任意の所望のプロセス置換を含めることができる。例えば、前記システムは、各「前送り」パス(すなわち、第1のスプール14から第2のスプール30に向いた方向)において、「表側」及び「裏側」処理(FB)の両側の処理を実施することができ、そして、各「逆転」パス(すなわち、第2のスプール30から第1のスプール14に向いた方向)おいて、「表側」の、流体エンハンシング(F)のみを実施することができる。あるいは、前送り方向において「表側」処理を行い、逆送り方向において「裏側」処理を行うようにしてもよい(F−B−F−B・・・)。プロセス変更の点から、前記往復動式のシステムに関する柔軟性 は、通常の単一パス式のシステムでの可能性よりも著しく大きくなっている。例えば、前記プロセスは、前記ライン速度を制御することによって制御することができる。すなわち、前記プロセスは、第1のセットの往復動パスを第1の速度で実施し、次いで、他のセットのパスを第2の速度で実施することによって、制御することができる。通常の単一パス式のプロセスにおいては、そのような速度変化を実施することは不可能であった。同様に、布の張力及び/又は流体エンハンシングエネルギー(すなわち、psi(ポンド/平方インチ)で測定される、ノズルから出る液体圧力)は、「パスごと」に基づいて制御または変更することができる。前記往復動構造体の他の独特の能力は、流体エンハンシングを受ける織布の特定の側を、後述するように、前記ノズルのうち種々のものを開閉することによって容易に制御できることである。通常の単一パス式の設計において、前記プロセスを「停止」させ、流体エンハンシングを受ける織布の側を切り替え、ライン速度を変化させ、且つ張力を変えるなどの能力は存在しない。前記システムの変更例は無数にあり、典型的な変更例が図5に関連して後述されている。
【0023】
図3は、 本願発明の他の実施例を図示している。この実施例では、追加の加工ステップが、流体エンハンシングプロセスに「続けて」加えられている。任意の所望の仕上げプロセス、すなわち、「前処理」及び/又は「後処理」プロセスを含めることができ、2つ(あるいはそれ以上の)操作を本質的に同時に実施させることによって、システム全体の効率を増加させることができる。図3を参照すると、酸浴槽処理ゾーン40が、流体エンハンシング測定ユニット28と、第2のスプール30との間に挿入されている。織布12の着色、洗浄、漂白または洗毛(scouring)などの他のプロセスを、酸浴槽処理ゾーン40で行うことができる。しかしながら、本願発明においては、酸浴槽処理ゾーン40で行うプロセスを、前記着色、洗浄、漂白または洗毛などのプロセスに限定するものではない。図3に 仮想線で図示した追加ゾーン42を、第1のスプール14と、測定ユニット32(あるいは、本実施例の場合は、真空引きロール20)との間に挿入することができる。追加ゾーン42を用いて、織布12に「処理」(例えば、紫外線処理または添加剤噴霧などの非液体出現処理(non−liquidemersion treatment)が適切である)を行うことができる。その後、織布12は、流体エンハンシングプロセスに入る。一般に、前記システムは、システム10を通る単一のパスのみで(すなわち、システム10を一回のみ通るだけで)酸浴槽処理ゾーン40及び追加ゾーン42を通過し(そして、その後、これらのゾーンをバイパスする)ように構成することができる。あるいは、前記システムは、当該システムを通る各パスごとにこれらのゾーンを移動するように構成することができる。その選択は、単なる設計事項であり、追加の加工を取り入れるようにしてもよい。
【0024】
このように上述した前記往復動式の流体エンハンシング装置の各々は、真空引きロールと圧力ノズルとの組合せを用いて、流体エンハンシング処理を行っている。他の種々の構造で、流体エンハンシングを行うことができる。これらの他の種々の構造は、往復動式の流体エンハンシング装置において使用できる実行可能な代替実施例となっている。一般に、圧力ノズルから流出する液体の流れに布をさらすようにした構造においては、布が平坦な面を備えようとあるいは湾曲した面を備えようと十分な流体エンハンシングを果たすことができる。また、布が浸透性であろうとあるいは非浸透性であろうと、真空引きを用いようと用いまいと、適切に流体エンハンシングを果たすことができる。図4は、特に、典型的な流体エンハンシング装置を図示している。この流体エンハンシング装置は、移動ワイヤ付きのコンベヤー構造体46を用いている。移動ワイヤ付きのコンベヤー構造体46は、第1のスプール48と第2のスプール50の間に配置されている。上述した実施例と同様に、織布12は、完全に第1のスプール48に搭載されている。次いで、織布12は、流体エンハンシング用のノズルの下を通過する。3つの別体のノズル52、54及び56が、典型例となるように図4に示されている。図1ないし図3に示された実施例と同様に、図4の 実施例は、単一のノズルまたは一対のノズルのみを備えるようにしてもい。流体エンハンシング測定ユニット58が、最終ノズル56と、第2のスプール50との間に介在されるように図示されている。このようにして、織布12に付与される流体エンハンシングの程度は、織布12が第2のスプール50に巻き付けられるときに測定される。いったん、織布12が完全に第2のスプール50に巻き付けられると、そのプロセスは逆転させられ、織布12は、第1のスプール48に完全に再巻き付けされる。次いで、往復動式のプロセスは、所望程度の流体エンハンシングが達成されるまで、続けられる。図3に図示されたような追加の加工を、図4に図示したような往復動式のシステム内に組み込むようにしてもよいことが理解される。
【0025】
上述したように、往復動式のシステムにおいて最小限の数のノズルを用いることによって、流体エンハンシングプロセスにおいてかなりの柔軟性を持たせることができる。図5は、本願発明にかかわる往復動式のシステムの他の実施例を図示している。この実施例では、真空引きロールが用いられており、3つの別体の、流体エンハンシング用のノズルを備えている。他の実施例と同様に、織布12は、最初に、第1のスプール60に搭載されている。織布12は、その後、一対の張力調整装置62及び64を通り抜け、その後、第1の真空引きロール66を通過する。第1の流体エンハンシングノズル68が、図5の参照符号「F」によって示されているように、流体エンハンシング処理を織布12の表側に行うことができるように位置決めされている。その後、織布12は、第2の真空引きロール70を通過する。第2の真空引きロール70では、(図5の「B」によって示されているように、)流体エンハンシング用の第2のノズル72を用いて、裏側処理を織布12に行うことができるようになっている。最後に、織布12は、第3の真空引きロール74を通過する。第3の真空引きロール74では、流体エンハンシング用の第3のノズル76を用いて、表側処理を行うことができるようになっている。次いで、織布12は、第2の張力調整装置78を通り抜け、その後、流体エンハンシング測定ユニット80に入り込む。織布12は、次いで、第2のスプール82に巻き上げられる(永久的にあるいは半永久的に使用できるリーダーを用いて、第1のスプール60と第2のスプール82との間に織布12を取り付けることができるということが理解される)。本願発明の教示によれば、いったん、織布12の全長が前記プロセスを通過して、第2のスプール82に完全に搭載されると、前記プロセスは逆転して行われる。そして、織布12は、第1のスプール60に完全に再搭載されるまで、点線に示されているように、反対方向に移動させられて、流体エンハンシングを受ける。所望程度の流体エンハンシングを付与するのに要求される任意の回数の前送りパス及び逆送りパスを用いることができる。前記回数の前送りパス及び逆送りパスの制御と組み合わせて3つの別体のノズル68、72及び76を制御する能力によって、システムに十分な柔軟性を与えることができる。例えば、第1のノズル68及び第2のノズル72を前送り方向において用い(表側処理/裏側処理)、第3のノズル76及び第2のノズル72を逆送り方向において用いる(表側処理/裏側処理によって、織布の表側及び裏側を交互に且つ最も効率的にその質を向上させることができる)ように、図5の構造を制御することができる。あるいは、第1のノズル68及び第3のノズル76を前送り方向において用い(2つの表側処理で、「単一側」の流体エンハンシングを図る)、第2のノズル72は、裏側処理のみに用いる。
【0026】
種々の他の変形例や代替例を考えることができ、これらは、本願発明の範囲内に含まれると考えられる。例えば、上述した説明は、往復動式の「流体エンハンシング」プロセスに向けられているが、同じ往復動式の技術を、不織布材料と一緒に使用される、ある「流体によるもつれさせ」プロセスに用いることができる。特に、「強化された」(例えば、針で縫った)不織布材料は、十分な結合性を備えることができ、これによって、往復動式の流体によるもつれさせシステムを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の典型的な、往復動式の流体エンハンシング構造であって、単一の圧力ノズルを用いた、往復動式の流体エンハンシング構造を図示している。
【図2】図2は、一対の圧力ノズルを用いることによって、「表側」での流体エンハンシングと「裏側」での流体エンハンシングの、両側での流体エンハンシングを行うようにした、本願発明の別の実施例を図示している。
【図3】図3は、流体エンハンシングプロセスに対して直列的に追加の処理ステップを受けることができるように形成された、図2の構造の変形例を図示している。
【図4】図4は、図1ないし図3に図示された真空引きロールの代わりに移動ワイヤ付きのコンベヤーを使用し、流体エンハンシング用の3つの圧力ノズル一式を含むように形成された、往復動式の流体エンハンシング装置の別の構造を図示している。
【図5】図5は、3つのノズルとこれらに協働する真空引きロール一式を用いた実施例であって、前記3つのノズルが、表側加工及び裏側加工の所望のパターンを提供できるように制御された実施例を図示している。
【符号の説明】
10 システム 12 織布
14 第1のスプール 16 張力調整装置
18 張力調整装置 20 真空引きロール
22 圧力ノズル 23 流体再循環システム
24 張力コントローラ 26 張力コントローラ
28 流体エンハンシング測定ユニット
30 第2のスプール
32 第2の流体エンハンシング測定ユニット
34 第2の真空引きロール 36 圧力ノズル
40 酸浴槽処理ゾーン 42 追加ゾーン
46 移動ワイヤ付きのコンベヤー構造体
48 第1のスプール 50 第2のスプール
52 ノズル 54 ノズル
56 ノズル
58 流体エンハンシング測定ユニット
60 第1のスプール 62 張力調整装置
64 張力調整装置 66 第1の真空引きロール
68 ノズル 68 第1のノズル
70 第2の真空引き 72 第2のノズル
74 第3の真空引きロール 76 第3のノズル
78 第2の張力調整装置
80 流体エンハンシング測定ユニット
82 第2のスプール

Claims (56)

  1. 流体エンハンシング装置であって、加工すべき布を収納するための、張力を制御可能な第1のスプールと;前記第1のスプールからの布を受け取ることができるように連結され、前記布に最小の程度の流体エンハンシングを付与するための、流体エンハンシング手段と;前記流体エンハンシング手段から出た前記布を受け取ることができるように配置された、張力を制御可能な第2のスプールと;前記布が前記第2のスプールに完全に巻き付けられた時期を感知して、前記流体エンハンシングのプロセスの方向を変える逆転手段とを備えており、前記逆転手段によって、前記布が逆送り方向で前記流体エンハンシング手段を通過して前記第1のスプールに巻き付けられ、その後、前記システムを前送り方向に再スタートさせ、これにより、前記システムは、往復動の態様で作動し、所望の回数だけ前記流体エンハンシング手段をパスできるようにしたことを特徴とする流体エンハンシング装置
  2. 請求項1に記載の流体エンハンシング装置において、前記布の各端は、十分な長さのクランプ固定形式のリーダーに接続されており、これによって、前記布は、各パスで、前記流体エンハンシング手段を通って十分に移動できることを特徴とする流体エンハンシング装置
  3. 請求項2に記載の流体エンハンシング装置において、各クランプ固定形式のリーダーは、染料に関して吸収性のないメタルワイヤスクリーンを備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  4. 請求項1に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング装置は、流体エンハンシング測定ユニットを備えており、前記流体エンハンシング測定ユニットは、前記流体エンハンシング手段によって前記布に付与された流体エンハンシングの程度を測定し、前記逆転手段を制御して、所定の程度の流体エンハンシングが達成されたとき、前記流体エンハンシングプロセスを終了させることを特徴とする流体エンハンシング装置
  5. 請求項4に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング測定ユニットは、前記流体エンハンシング手段と前記第2のスプールとの間に配置された浸透性測定装置を備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  6. 請求項4に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング測定ユニットは、前記第1のスプールと前記流体エンハンシング手段との間に配置された浸透性測定装置を備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  7. 請求項4に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング測定ユニットは、前記第1のスプールと前記流体エンハンシング手段との間に配置された第1の浸透性測定装置と、前記流体エンハンシング手段と前記第2のスプールとの間に配置された第2の浸透性測定装置とを備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  8. 請求項1に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルを備えており、前記流体エンハンシング用の圧力ノズルは、前記布の表面が、前記圧力ノズルから流出する加圧された液体の流れにさらされて、流体エンハンシングを前記布の露出領域に付与することができるように、構成されていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  9. 請求項8に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング装置は、さらに、前記流体エンハンシング測定ユニットに連結されたプロセス制御手段を備えており、前記プロセス制御手段は、流体エンハンシングの測定された程度に応答して、前記流体エンハンシング装置を通る各パスごとに、1またはそれ以上のプロセスパラメーターを調整することができ、前記プロセスパラメーターには、前記布が、前記流体エンハンシング手段を通過する速度と、前記第1のスプールと前記第2のスプールとによって形成される布の張力と、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルのセット内で作動している圧力ノズルの同一性と、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルから流出する液体の圧力によって定められる前記流体エンハンシングエネルギーと、があることを特徴とする流体エンハンシング装置
  10. 請求項9に記載の流体エンハンシング装置において、前記プロセス制御手段は、1またはそれ以上の前記プロセスパラメーターを手動で調整することを特徴とする流体エンハンシング装置
  11. 請求項9に記載の流体エンハンシング装置において、前記プロセス制御手段は、1またはそれ以上の前記プロセスパラメーターを自動的に調整することを特徴とする流体エンハンシング装置
  12. 請求項8に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、さらに、前記布が前記流体エンハンシング手段を通過するとき、前記流体エンハンシングを受ける前記布を支持する布支持面を備えており、前記布が前記流体エンハンシング手段を通過するとき、前記布面の連続的な部分が、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルから流出する加圧された液体の流れにさらされるように、前記布は、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルに関連して配置されることを特徴とする流体エンハンシング装置
  13. 請求項9に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、さらに、前記布支持面と、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルとの間に連結された水再循環システムを備えており、前記水再循環システムは、前記流体エンハンシングプロセスの間、前記布を通過する前記液体を捕捉し、前記液体を濾過し、前記液体が前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルに再流入するとき、前記液体を加圧することを特徴とする流体エンハンシング装置
  14. 請求項8に記載の流体エンハンシング装置において、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルは、固定位置に保持されていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  15. 請求項8に記載の流体エンハンシング装置において、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルは、前記流体エンハンシング手段内で振動できるように設けられていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  16. 請求項8に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、さらに、少なくとも1つの真空引きロールを備えており、前記真空引きロールは、前記布が前記少なくとも1つの真空引きロール上を通過できるように配置されており、それによって、前記真空引きロールと接触する前記布の一部が、前記協働する、流体エンハンシング用の圧力ノズルから流出する前記加圧された液体の流れにさらされることを特徴とする流体エンハンシング装置
  17. 請求項16に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング装置は、水再循環システムを備えており、前記水循環システムは、前記少なくとも1つの真空引きロールと、前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルとの間に連結されており、前記水再循環システムは、前記流体エンハンシングプロセスの間、前記布を通過する前記液体を捕捉し、前記液体を濾過し、且つ前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルに再び流入するときに、前記液体を加圧することを特徴とする流体エンハンシング装置
  18. 請求項16に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、単一の真空引きロールと、前記真空引きロールと協働する、単一の、流体エンハンシング用の圧力ノズルとを備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  19. 請求項16に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、第1の真空引きロールと、前記第1の真空引きロールと協働する第1の圧力ノズルと、第2の真空引きロールと、前記第2の真空引きロールと協働する第2の圧力ノズルとを備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  20. 請求項19に記載の流体エンハンシング装置において、前記第1の真空引きロールと前記第2の真空引きロールとは、所定の関係で配置されており、それによって、前記流体エンハンシング手段を通る各前送りパス及び逆送りパスで、前記布の第1の側(F)が、前記第1の圧力ノズルから流出する液体の流れにさらされ、また、前記布のうち前記第1の側と反対側の第2の側(B)が、前記第2の圧力ノズルから流出する液体の流れにさらされ、これによって、多くの回数のパスが前記流体エンハンシング装置を介して要求される場合に、前記布の第1の側と第2の側は、FB−BF−FB−BF・・・・・,の順序で交互に流体エンハンシングが効果的に行われることを特徴とする流体エンハンシング装置
  21. 請求項19に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング装置は、さらに、第3の真空引きロールと、前記第3の真空引きロールと協働する圧力ノズルとを備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  22. 請求項21に記載の流体エンハンシング装置において、前記第1の真空引きロールと、前記第2の真空引きロールと、前記第3の真空引きロールとは、連続的に配置されており、また、前記第1の真空引きロールと、前記第2の真空引きロールと、前記第3の真空引きロールとは、前記布の第1の側(F)が、前記第1の圧力ノズルまたは前記第3の圧力ノズルから流出する液体の流れにさらされるように、また、前記布のうち第1の側と反対側の第2の側(B)が、前記第2の圧力ノズルから流出する液体の流れにさらされるように配置されており、これによって、多くの回数のパスが前記流体エンハンシング装置を介して要求される場合に、前記布の第1の側と第2の側は、FB−FB−FB−FB・・・・・,の順序で交互に流体エンハンシングが効果的に行われていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  23. 請求項8に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング手段は、移動ワイヤ付きの流体エンハンシング装置を備えており、前記移動ワイヤ付きの流体エンハンシング装置は、布搬送構造体と、少なくとも1つの圧力ノズルとを備えており、前記圧力ノズルは、前記少なくとも1つの圧力ノズルから流出する液体の流れが、前記布に衝突する態様で、前記布搬送構造体上に配置されていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  24. 請求項23に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング装置は、さらに、水再循環システムを備えており、前記水再循環システムは、前記移動ワイヤ付きの流体エンハンシング装置と、前記少なくとも1つの圧力ノズルとの間に連結されており、前記水再循環システムは、前記流体エンハンシングプロセスの間、前記布を通る前記液体を捕捉し、前記液体を濾過し、且つ前記液体が前記少なくとも1つの流体エンハンシング用の圧力ノズルに再び流入したときに、前記液体を加圧することを特徴とする流体エンハンシング装置
  25. 請求項1に記載の流体エンハンシング装置において、前記流体エンハンシング装置は、前記流体エンハンシングプロセスの間、布をさらに加工するための、少なくとも1つの追加の処理ゾーンを備えていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  26. 請求項25に記載の流体エンハンシング装置において、少なくとも1つの追加の処理ゾーンが、前記流体エンハンシング手段と前記第2のスプールとの間に設けられていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  27. 請求項25に記載の流体エンハンシング装置において、前記少なくとも1つの処理ゾーンが、前記第1のスプールと前記流体エンハンシング手段との間に設けられていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  28. 請求項25に記載の流体エンハンシング装置において、前記少なくとも1つの追加の処理ゾーンは、第1の流体エンハンシング要素と、流体エンハンシング手段を形成する第2の流体エンハンシング要素との間に配置されていることを特徴とする流体エンハンシング装置
  29. 請求項25に記載の流体エンハンシング装置において、各追加の処理ゾーンは、前記流体エンハンシングプロセスの前と、前記流体エンハンシングプロセスと同時と、前記流体エンハンシングの後とを含む、前記流体エンハンシングプロセスにおける所定時間の間に、使用されるように個々に制御されることを特徴とする流体エンハンシング装置
  30. 流体エンハンシング方法であって、前記方法は、a)張力を制御可能な第1のスプールに搭載された、処理すべき布を提供するステップと、b)前 記布を、流体エンハンシングプロセスに通すステップと、c)所定の限定された量の流体エンハンシングを前記布に付与するステップと、d)前記ステップc)の、流体エンハンシングの後、張力を制御可能な第2のスプールに前記布を搭載するステップと、e)前記布が前記ステップb)のプロセスを受けられるように、また、前記布がステップa)の前記第1のスプールに再搭載されるように、前記プロセスを逆転させるステップと、f)所定程度の流体エンハンシングが達成されるまで、前記流体エンハンシングプロセスを通すパスを所望の回数だけ行うように、前送りプロセスと逆送りプロセスとを継続するステップとを備えたことを特徴とする流体エンハンシング方法
  31. 請求項30に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記プロセスが、さらに、各前送りプロセス及び逆送りプロセスで、前記流体エンハンシングを評価するステップを備えたことを特徴とする、流体エンハンシング方法
  32. 請求項31に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記評価は、前記布の浸透性を測定することによって行われることを特徴とする流体エンハンシング方法
  33. 請求項30に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルを使用して、加圧された液体の流れを前記布の表面に付与し、これによって、前記流体エンハンシングを行うことを特徴とする流体エンハンシング方法
  34. 請求項33に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルは、固定位置に保持されることを特徴とする流体エンハンシング方法
  35. 請求項33に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルは、振動することを特徴とする流体エンハンシング方法
  36. 請求項33に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記方法は、さらに、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルの下を前記布が通過する速度、前記第1のスプールと前記第2のスプールによって形成される前記布の張力と、活動状態にある、流体エンハンシング用の圧力ノズルの同一性、及び前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルから流出する前記液体の圧力として定義される流体エンハンシングエネルギー、のうちの、1つまたはそれ以上のプロセスパラメーターを制御するステップを備えたことを特徴とする流体エンハンシング方法
  37. 請求項36に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記制御は、手動で行われることを特徴とする流体エンハンシング方法
  38. 請求項36に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記制御は、自動で行われることを特徴とする流体エンハンシング方法
  39. 請求項33に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合において、布支持面を使用して、前記布は、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルの下を通過し、これによって、前記布は、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルから流出される加圧された液体の流れにさらされることを特徴とする流体エンハンシング方法
  40. 請求項39に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記方法は、さらに、前記布支持面と、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルとの間で、水を再循環させるステップを備えており、前記水を再循環させるステップは、(i)前記液体の流れが前記布を通過した後に前記液体の流れを濾過して、繊維を除去するステップと、(ii)前記液体の流れが、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルに流入するときに、前記液体の流れを再加圧するステップとを備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  41. 請求項33に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、少なくとも1つの真空引きロールが、1対1の関係で、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルと協働して使用されることを特徴とする流体エンハンシング方法
  42. 請求項41に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記方法は、さらに、前記少なくとも1つの真空引きロールと、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルとの間で、水を再循環させるステップを備えており、前記水を再循環させるステップは、(i)前記液体の流れが前記少なくとも1つの真空引きロールを流出した後に、前記液体の流れを濾過して、繊維を除去するステップと、(ii)前記液体の流れが、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルに流入するときに、前記液体の流れを再加圧するステップとを備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  43. 請求項41に記載の流体エンハンシング方法おいて、単一の真空引きロールと、単一の、流体エンハンシング用の圧力ノズルとが、使用されていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  44. 請求項41に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、一対の真空引きロールと、当該真空引きロールに協働する一対の、流体エンハンシング用の圧力ノズルとが、使用されており、前記一対の真空引きロールは、前記一対の圧力ノズルに配置されており、前記布の第1の側が、前記一対の圧力ノズルのうちの第1の圧力ノズルによって処理され、前記布の第2の側が、前記一対の圧力ノズルのうちの第2の圧力ノズルによって処理されることを特徴とする流体エンハンシング方法
  45. 請求項41に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、1セットの3つの真空引きロールと、当該真空引きロールに協働する1セットの3つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルとが、使用されており、前記1セットの真空引きロールは、連続的に配置されており、それによって、前記布の第1の側(F)が、前記1セットの3つの圧力ノズルのうちの第1の圧力ノズル及び/又は第3の圧力ノズルによって処理され、第1の側(F)と反対側の前記布の第2の側(B)が、前記1セットの3つの圧力ノズルのうちの残りの第2の圧力ノズルによって処理されることを特徴とする流体エンハンシング方法
  46. 請求項41に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記個々の圧力ノズルは、前記システムを通る各前送りパス及び逆送りパスで、「オン」または「オフ」に制御され、これによって、任意の既定の組合せが得られることを特徴とする流体エンハンシング方法
  47. 請求項33に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記ステップb)を実行する場合に、移動ワイヤ付きの流体エンハンシング装置が、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルの下に位置決めされており、これによって、前記布は、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルから流出する加圧された液体の流れにさらされることを特徴とする流体エンハンシング方法
  48. 請求項47に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記方法は、さらに、前記移動ワイヤ付きの流体エンハンシング装置と、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルとの間で、水を再循環させるステップを備えており、前記水を再循環させるステップは、(i)前記液体の流れが前記布を通過した後に前記液体の流れを濾過して、繊維を除去するステップと、(ii)前記液体の流れが、前記少なくとも1つの、流体エンハンシング用の圧力ノズルに流入するときに、前記液体の流れを再加圧するステップとを備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  49. 請求項30に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記方法は、1つあるいはそれ以上の追加の布処理プロセスを実行する追加のステップを備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  50. 請求項49に記載の流体エンハンシング方法おいて、少なくとも1つの追加の布処理プロセスは、ステップd)を実行する前に実行されることを特徴とする流体エンハンシング方法
  51. 請求項50に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記追加の処理は、酸浴槽、着色、洗毛、洗浄、及び漂白のいずれか1つのプロセスを備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  52. 請求項49に記載の流体エンハンシング方法おいて、少なくとも1つの追加の布処理プロセスは、ステップb)の前に実行される前処理プロセスであることを特徴とする流体エンハンシング方法
  53. 請求項52に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記前処理プロセスは、紫外線処理、霧化、及び酸化のうちのいずれか1つのシステムを用いた、非液体出現処理を備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  54. 請求項30に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記方法は、前記システムを通過する各パスで、前記布の張力を監視する追加のステップを備えていることを特徴とする流体エンハンシング方法
  55. 請求項54に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記布の張力が、監視され、そして、各パスで再調整することができ、これによって、前記流体エンハンシングプロセスの間、前記布の張力が本質的に一定に保持されることを特徴とする流体エンハンシング方法
  56. 請求項54に記載の流体エンハンシング方法おいて、前記布の張力が、監視され、そして、各パスで再調整することができ、これによって、前記布の張力を増加あるいは減少させて、前記布に所望の効果を生成することを特徴とする流体エンハンシング方法
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