JP4436201B2 - クランク軸用成形プレス - Google Patents
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Description
この特許文献1のプレスは、プレスフレームの中央部分、具体的にはクラウンの中央に主シリンダを取付け、このクラウンの前後に捩りシリンダを取付けたものである。また、特許文献2のプレスは、クラウンの中央に捩りシリンダを取付け、そのすぐ横に1本の主シリンダを取付けたものである。
また、スライドの前後寸法が大きくなると、捩り型の構成部品である可動リテーナのアーム長さを長くする必要が生じ、そうすると配管スペースが狭くなったりメンテナンス性が悪くなる等の不具合が生ずる。
さらに、型締めや捩り成形時の反力を全てクラウンで受けることになるので、クラウンの剛性を確保するため、クラウンが大形化し、プレスの上部構造も複雑大型化する。
第2発明のクランク軸用成形プレスは、第1発明において、前記捩りシリンダは、そのシリンダ本体が前記スライドに取付けられ、そのピストンロッドが、前記スライドの前後に配置した押し杵を介して、捩り下げビーム及び捩り戻しビームに連結されていることを特徴とする。
a)主シリンダを2本用いたことで主シリンダの直径を小さいものにでき、2本の主シリンダを捩りシリンダの左右両側に配置したことで捩りシリンダをスライドに取付けても干渉せず、スライドの前後寸法を小さくできる。したがって、スライドの重量も抑制できるので高速動作を妨げない。またスライドの占有体積が小さくなることから、配管スペースやメンテナンス性を確保するための設計自由度が向上する。
b)左右のアップライト間を結合している連結ビームは左右のアップライトが外側方向や内側方向に倒れないように保持する強度を有していればよいので、大形の部材であるクラウンを用いる必要がない。このため、プレスを軽量に作ることができる。
c)主シリンダのシリンダ本体がアップライトの上端部に固定されているので、スライドを下降させたときの型締め負荷は前後のアップライト連結部を通してタイロッドに作用し、他の部材には作用しない。このため、前後2本のアップライトの上端部同士の連結構造は型締め負荷に耐える強度が必要であるが、左右のアップライト間には力は作用しないので、左右のアップライト間の連結ビームは、小形で軽量にできる。
第2発明のクランク軸用成形プレスによれば、スライドには捩りシリンダしか取付けられていないので、スライドの前後寸法を小さくでき、捩りシリンダのピストンロッドと押し杵の連結構造をコンパクトにできる。また、捩りシリンダがスライドと共に昇降するので、スライドが下降した型締め時においても捩り型と捩りシリンダ間の距離が変わらず、押し杵などの上下寸法を必要最小限の長さに抑えてコンパクトにできる。
図1は本発明の一実施形態に係るクランク軸用成形プレスの正面図、図2は同成形プレスの側面図、図3は同成形プレスの平面図、図4は図1におけるIV−IV線断面図、図5は(I)型締め工程と(II)捩り成形工程の説明図、図6は(III)型開き工程と(IV)上型捩り戻し工程の説明図である。
本発明のプレスにおけるプレスフレームは、つぎのように構成されている。
1はベッドで、その前後左右にアップライト2が立設されている。4本の各アップライトは、それぞれタイロッド3で、前記ベース1に締結されている。左側の前後2本のアップライト2は上部が連結部2aで一体に結合されており、右側の前後2本のアップライト2も上部が連結部2aで一体に結合されている。そして、左右のアップライト2,2間は、連結ビーム5で互いに結合されている。この連結ビーム5は左右のアップライト2が外側方向や内側方向に倒れないように保持する強度を有していればよいので、大形の部材であるクラウンを用いる必要がない。このように、いわゆるクラウンを用いずに、軽量に作られているのが、本発明のプレスフレームの特徴である。
図4に示すように、前記スライド4の下面には上部ダイホルダーを介して上部回転ガイド8が取付けられている。前記ベッド1の上面には、下部ダイホルダーを介して下部回転ガイド9が取付けられている。
前記捩り型10は上型11と下型12とからなり、上型11は上リテーナ13に入れられて、上部回転ガイド8で回転自在に保持されており、下型12は下リテーナ14に入れられて、下部回転ガイド9で回転自在に保持されている。
このように、4本の押し杆31の上部を加圧ブロック23で結合し、下部を捩り下げビーム32および捩り戻しビーム33で結合しているので、捩り機構の剛性も高くなっており、それらも軽量構造とすることが可能である。
したがって、捩りシリンダ20を伸長させると、加圧ブロック23と押し杵31を介して、捩り下げビーム32を押し下げるので、捩り型10を捩り下げ成形できる。また、捩りシリンダ20を収縮させると加圧ブロック23と押し杵31を介して捩り戻しビーム33を引き上げるので、捩り型10を捩り戻し成形できる。
図5は型締め工程Iと捩り工程IIの説明図、図6は型開き(スライド上昇)工程IIIと上型捩り戻し工程IVの説明図である。
図5に示す型締め工程Iにおいては、主シリンダ6,6が伸長してスライド4が下降する。捩り型10内では捩られる前のクランク軸材料が保持されているので、スライド4の下降によりクランク軸材料が型締めされる。
図6に示す型開き工程III では、主シリンダ6でスライド4を上昇させると、スライド4の上昇によって加圧ブロック23は、スライド4との相対位置関係を保持した状態で押し上げられ、押し杆31と捩り戻しビーム33も上昇する。このため、上リテーナ13は下リテーナ14から引き上げられ、捩り型10の上型と下型も分離する。
以上の工程I〜IVにより、クランク軸の捩り成形が行われる。
(1)スライド4を昇降させる2本の主シリンダ6をそれぞれ左側の2本のアップライト2,2の間、および右側の2本のアップライト2,2の間に配置したので、捩りシリンダ20をスライド4に取付けても干渉せず、スライド4の前後寸法を小さくできる。したがって、スライド4の重量も抑制できるので高速動作を妨げない。
(2)スライド4の占有体積が小さくなることから、配管スペースやメンテナンス性を確保するための設計自由度が向上する。
(4)主シリンダ6のシリンダ本体6Aがアップライト2に固定されているので、スライド4を下降させたときの型締め負荷はアップライト2に作用し、他の部材には作用しない。このため、前後2本のアップライト2,2の上端部同士の連結部2aは型締め負荷に絶える強度が必要であるが、左右のアップライト2,2間には力は作用しないので、左右のアップライト間の連結ビーム5は、小形で軽量にできる。
(6)捩りシリンダ20がスライド4と共に昇降するので、スライド4が下降した型締め時においても捩り型10と捩りシリンダ20間の距離が変わらず、押し杵31などの上下寸法を必要最小限の長さに抑えてコンパクトにできる。
6 主シリンダ
10 捩り型
20 捩りシリンダ
23 加圧ブロック
31 押し杆
32 捩り下げビーム
33 捩り戻しビーム
Claims (2)
- クランク軸成形用の捩り型をスライドの昇降で型締め・型開きし、捩りシリンダで捩り下げ・捩り戻し成形するプレスであって、
前記プレスのフレームが、ベッドと、該ベッド上の前後左右に立設され、タイロッドで連結された4本のアップライトと、右側のアップライトと左側のアップライトの上端部同士を連結する連結ビームと、前側のアップライトと後側のアップライトの上部同士を連結する連結部とから構成されており、
前記プレスフレームの中央部分に前記捩りシリンダを配置しており、
前記スライドを昇降させる主シリンダを2本用い、前記2本の主シリンダは、各シリンダ本体が、左右両側における前後2本のアップライトの上部同士を連結した連結部にそれぞれ固定され、各ピストンロッドがスライドの左右両端部にそれぞれ取付けられている
ことを特徴とするクランク軸用成形プレス。 - 前記捩りシリンダは、そのシリンダ本体が前記スライドに取付けられ、そのピストンロッドが、前記スライドの前後に配置した押し杵を介して、捩り下げビーム及び捩り戻しビームに連結されている
ことを特徴とする請求項1記載のクランク軸用成形プレス。
Priority Applications (1)
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JP2004209010A JP4436201B2 (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | クランク軸用成形プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004209010A JP4436201B2 (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | クランク軸用成形プレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006026687A JP2006026687A (ja) | 2006-02-02 |
JP4436201B2 true JP4436201B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004209010A Expired - Fee Related JP4436201B2 (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | クランク軸用成形プレス |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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2004
- 2004-07-15 JP JP2004209010A patent/JP4436201B2/ja not_active Expired - Fee Related
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