JP4435955B2 - 粘着テープの折り込み幅特定治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粘着テープ、すなわち、粘着剤付きテープの折り込み幅特定治具に関し、さらに詳しく述べると、粘着テープを被着体に折り込んで貼付する際に、その被着体の被貼付面に適合するように前記粘着テープの折り込み幅を特定するための治具に関する。本発明の折り込み幅特定治具は、長尺の粘着テープを被着体に貼付する際に、容易かつ正確にテープの位置決めを行うことができ、よって、テープの位置ずれや貼り直し及びそれによるテープの損傷などの不都合を被ることなくスムーズにテープの貼付を行うことができ、しかも、取り扱い性の改善のために粘着テープそのものを特殊な形状に加工することを必要としない。本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具は、例えば、自動車等の車両をはじめ、船舶、航空機等の乗り物、建築物、その他の構造物等の内装や外装に使用される各種の粘着テープ、特に長尺で幅広の粘着テープ、例えばモールディング、ストライプ等の貼着作業に有利に使用することができる。より具体的には、例えば、自動車のドアフレームのセンターピラーにブラックモールディングを貼付する際などに、本発明の治具を有利に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車のドアフレームのような、直線的で幅広な被着体に粘着テープを貼付する場合、手作業でそれを行っている。図1は、被着体として自動車のドアフレームを用意し、その変形部位に粘着テープを折り込んで貼付する作業について説明するための断面図である。すなわち、図示の例では、被着体(ドアフレームのセンターピラー)15のL字形部位に、粘着テープ10を折り込んで貼付する場合である。粘着テープ10は、基材12と、その片面に施された粘着剤層13とからなる。粘着剤層13は、通常、離型紙(図示せず)により保護されていて、粘着テープ10の貼付の直前に離型紙が取り除かれる。被着体15の粘着テープ貼付部位の上に粘着テープ10が配置され、その折り込み幅wの部分が下方に折り畳まれ、被着体15に貼り付けられる。図中、点線で示したものが、貼付された後の粘着テープ10である。
【0003】
図示のような被着体に粘着テープを貼付する場合、作業者は、目視によって被着体のテープ貼付位置を確認しながら、あらかじめ位置決め用の切り込みなどのマークを付与した粘着テープの一端を被着体に圧着及び貼付して貼付開始位置を設定する。貼付開始位置における粘着テープの貼付が完了した後は、粘着テープの続きの部分を少しずつ、被貼着面の湾曲した部分に追随させながらかつ被着体に軽く接触させながら、皺がよらないようにまたエア噛みが発生しないように注意しながら手作業で被着体に圧着し貼付していく。この貼付の過程で、もしもエア噛みなどの欠陥が発生したような場合には、スキージーやローラーなどをその欠陥部分に押し当てて、被着体と粘着テープの間からエアを抜き去るなどの欠陥除去作業を行う。
【0004】
上述のような煩雑な作業をなくすために、粘着テープ自体に改良を加えることも行われている。例えば、被着体の適当な部位に粘着テープ取り付け用の治具を設け、その治具の突起部分に、粘着テープにあらかじめ設けておいた開口を挿入する方法がある。この方法を使用すると、粘着テープに開口を設けたことによって、被着体の所定の位置に粘着テープを容易にかつ正確に貼付できるようになる。しかし、粘着テープに加工を施すことは、製造工程の複雑化とコストの増加を引き起こすので、避けることが望ましい。また、粘着テープ取り付け用の治具を併用しなければならないので、貼付作業が煩雑となる。さらに、このような改良を粘着テープに施したとしても、特に直線的で幅広の被着体のような場合には、貼付の際のテープの剥がれなどの欠陥を完全に解消することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、特に直線的で幅広の被着体に長尺の粘着テープを貼付する際に、簡単な操作で安定かつ正確にテープの位置決め及び折り込み幅の特定を行うことができ、皺やエア噛みなどの欠陥が発生しにくく、粘着テープの損傷を引き起こすこともなく、技術に熟練していない作業者でも容易かつ簡単に貼付作業が行え、しかも汎用の粘着テープを改良を加えずに使用できるような、粘着テープの貼付に有利に使用し得るコンパクトな治具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このたび、粘着テープの貼付治具そのものを改良するのではなくて、粘着テープの貼付の際に粘着テープを位置決めしかつその粘着テープの折り込み幅を規制し、特定する治具を提供することによって、上記した目的を解決し得るということを見いだした。
【0007】
本発明は、粘着テープを被着体に折り込んで貼付する際に、前記粘着テープを位置決めして配置しかつ前記被着体の被貼付面に適合するように前記粘着テープの折り込み幅を特定するための治具であって、
前記被着体の粘着テープ貼付部位の近傍に装着せしめられる治具本体と、
前記治具本体に、粘着テープの貼付前にはその粘着テープに対向可能であり、粘着テープの貼付時にはその貼付作業を妨害しない位置に移動可能なように取り付けられた粘着テープ位置決め部材と、
前記粘着テープ位置決め部材に、前記被着体からの距離が前記折り込み幅を満足させるように取り付けられたものであって、粘着テープの貼付前にその粘着テープの側面端部がほぼ直角に当接可能である折り込み幅特定部材とを組み合わせて含んでなることを特徴とする粘着テープの折り込み幅特定治具にある。
【0008】
ところで、粘着テープの貼付の作業性や正確度などを改善するために、スキージーやローラーなどに粘着テープの位置決め治具を併用する場合もあった。ここで、粘着テープの位置決め治具とは、位置決め用のガイド部分と、粘着テープを被着体に押しつけつつ固着するための固定部分とから構成される治具である。しかし、この種の粘着テープの位置決め治具を例えば上述のような自動車のドアフレーム部分の貼付作業などに使用するとなると、自動車の製造ラインスピードに負担にならないような、取り扱いが簡単で、作業性の良い治具でなければならない。すなわち、片手でワンタッチで治具を被着体に装着できて、スキージーやローラーなどで粘着テープを押し付ける際に邪魔とはならず、貼付作業のバラツキも生じないことが不可欠である。ところが、実際問題として、従来の粘着テープの位置決め治具では、粘着テープの位置決めが完了した後、その治具を被着体から取り外したうえで、スキージーやローラーなどで粘着テープを押し付ける作業を実施しなければならず、極めて煩雑であり、時間もかかった。
【0009】
さらに、上記のような貼付作業で、もしも所望とするテープ貼付位置に粘着テープを貼付することができなかったならば、貼付済みの粘着テープを被着体から剥がして、テープ貼付位置の修正後に再び入念なテープ貼付作業を繰り返さなければならない。さらに、このような貼り直し作業を反復すると、粘着シート自身が損傷を被ることが屡々であり、新しい粘着テープを使用して始めから貼付作業を繰り返さなければならない。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による粘着テープの折り込み幅特定治具は、被着体に粘着テープを折り込んで貼付する際に、粘着テープを位置決めして配置しかつその被着体の被貼付面に適合するように粘着テープの折り込み幅を特定し、粘着テープの貼付作業を簡単かつ正確に効率よく行うための治具である。
【0011】
本発明の折り込み幅特定治具の詳細を説明するに先がけて、本発明の折り込み幅特定治具を使用する対象としての被着体について説明する。被着体は、それが粘着テープを折り込んで貼付すべき部位を有している限りにおいて特に限定されるわけではない。本発明の治具は、被着体が複雑であっても、満足し得る作用効果を奏し得るからである。一般的に、直線的に幅広なテープ貼付領域を備えた被着体を使用する時、本発明の作用効果を十二分に発揮させることができる。そのような被着体は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれども、自動車、船舶、航空機等の移動体、建築物、その他の構造物等を包含する。とりわけ好適な被着体は、自動車のドアフレームのセンターピラーやその他の直線部分である。
【0012】
また、本発明による折り込み幅特定治具を使用する際に、それで被着体に折り込んで貼付されるべき粘着テープも、被着体と同様に特に限定されるものではなく、各種の汎用の粘着テープをそのまま、あるいは、必要に応じて改良を加えた後に、使用することができる。好適な粘着テープは、基材とその少なくとも一方の面に塗被された粘着剤層とを有するものであり、さらに好ましくは、基材とその片面に施された粘着剤層とからなる粘着テープである。この粘着テープは、この技術分野において一般的に行われているように、粘着剤層の保護のため、その粘着剤層の側に離型紙あるいはそれに類する保護手段を有することができ、また、基材の表面には、適当なパターンや模様などが描かれていてもよく、クリア塗装やテクスチャー処理などの表面加工が施されていてもよく、あるいはさらに、保護フィルムなどが被覆されていてもよい。また、本発明で使用する粘着テープは、必要に応じて、その両面に粘着剤層が施された両面粘着テープであってもよい。
【0013】
本発明で使用する粘着テープにおいて、基材は、任意の材料から構成することができる。適当な基材として、例えば、各種の紙や、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料、塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート等のプラスチック材料などのフィルムあるいは箔を挙げることができる。これらの基材は、透明であっても、所望の色に着色されていてもよい。また、これらの基材は、被着体に対する追随性などの面から、一般的には適度の可撓性を有していることが好ましい。基材の表面に施される粘着剤層は、各種の粘着剤を所定の膜厚で塗被することによって形成することができる。適当な粘着剤として、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤、フェノール系接着剤、塩化ビニル系接着剤などを挙げることができる。これらの粘着剤層の膜厚は、粘着テープの用途などに応じて広く変更することができる。
【0014】
粘着テープは、好ましくは矩形のテープ又はフィルムの形で提供され、また、その幅は、比較的に狭くてもよく(例えば、約2〜3cm)、あるいは反対に幅広であってもよい(例えば、約10cmもしくはそれ以上)が、本発明の治具を使用すると、たとえ幅広の粘着テープであっても、簡単かつ正確に、なんらの問題も引き起こすことなく貼付することができる。しかし、一般的には、粘着テープの幅は、手作業で貼付作業を行えるに足る大きさであることが好ましい。粘着テープの長さも、テープ幅と同様に任意であるけれども、本発明の効果を十二分に発揮させるためには、直線的で長尺であることが好ましい。下記の範囲に限定されるわけではないけれども、粘着テープの好ましい長さは、通常、約20〜100cmの範囲である。
【0015】
本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具は、3つの主たる部材の組み合わせから構成され、必要に応じて、追加の部材を有していてもよい。また、3つの主たる部材は、必要に応じて、1つの部材が2つもしくはそれ以上の部材の機能を同時に奏するように構成されていてもよく、そのような場合、治具のコンパクト化、取り扱いの単純化などを図ることができる。
【0016】
第1の主たる部材は、被着体の粘着テープ貼付部位の近傍に装着せしめられる治具本体である。治具本体は、粘着テープ位置決め部材と粘着テープの折り込み幅特定部材とを支持するものであるので、その目的に充分なサイズや強度を有していることが望ましい。また、本発明の治具の取り扱い性を考慮した場合、できるだけコンパクトに構成されていることが望ましい。一般的には、手のなかに入るかもしくは手で容易に把持できる形状及びサイズに構成することが望ましい。したがって、直方体もしくはそれに類似する形態に治具本体を構成することが好ましい。
【0017】
また、治具本体は、それを被着体に取り付け、固定するための治具固定部材を備えていることが好ましい。すなわち、被着体は、通常、L字形、T字形あるいはその他の複雑な形状を有しているが、そのなかに含まれる空間(粘着テープ貼付部位の近傍に存在する空間)に治具本体の一部を挿入して固定すると、本発明の折り込み幅特定治具を被着体に安定に固定し、粘着テープの貼付作業中における不用意な脱落などを防止することができるからである。なお、本発明の折り込み幅特定治具は、以下に説明するように、粘着テープの貼付作業に障害となるようなことはない。
【0018】
治具固定部材としては、いろいろな形態を採用することができる。1つの好ましい治具固定部材は、粘着テープ貼付部位の近傍に存在する空間に挿入可能な形状及びサイズを有するプレート状部材あるいはそれに類似する部材である。また、被着体に対する固定強度を強めるため、治具固定部材にさらに付勢部材を設けることが好ましい。例えば、以下に図面を参照して説明するように、治具固定部材を2枚のプレートから構成し、そのプレート間に付勢部材としてのバネを配置することにが好ましい。2枚のプレートを被着体の空間に挿入した場合、プレート間のバネの反発力によって、それぞれのプレートが被着体の空間の壁面に押しつけられ、折り込み幅特定治具を安定に被着体に固定することができるからである。バネは、1個だけ取り付けてもよく、2個以上を組み合わせて取り付けてもよい。また、バネに代えて、その他の弾性体、例えばゴム弾性体などを使用してもよい。
【0019】
被着体に対する治具固定部材の安定は固定は、必要に応じて、磁石もしくはそれに関連する部材を使用して行ってもよい。すなわち、被着体は通常金属からなるので、治具固定部材あるいは場合により治具本体の適当な場所(被着体と当接可能な場所)に1個もしくはそれ以上の磁石が取り付けられているかもしくは固着されていると、被着体の空間に治具固定部材を挿入するなどして治具本体を被着体に取り付けた時に、磁石の被着体に対する強い結合力によって、折り込み幅特定治具を安定に被着体に固定することができるからである。なお、被着体が金属以外の材料からなる場合には、その被着体の、治具固定部材又は治具本体にあらかじめ取り付けられている磁石に対応する部分に、ほぼ同じサイズの磁石を取り付けておくことが推奨される。
【0020】
本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具では、その治具本体の治具固定部材に上述のように屈伸式あるいは磁石式の固定部分を有しているように構成することによって、その治具を片手で容易に被着体に装着することができる。また、粘着テープの貼付作業時には、従来の場合のように貼付の都度に治具を取り外すことが不要であり、貼付作業の完了時には、簡単な操作で被着体から治具を取り外すことができる。
【0021】
第2の主たる部材は、上記した治具本体に、粘着テープの貼付前にはその粘着テープに対向可能であり、粘着テープの貼付時にはその貼付作業を妨害しない位置に移動可能なように取り付けられた粘着テープ位置決め部材である。すなわち、本発明の折り込み幅特定治具では、この粘着テープ位置決め部材を設けたことによって、粘着テープ位置決め部材の所定の面に粘着テープを押し当てることによって、作業者ごとにバラツキのないように制御された、正確なテープ貼付位置及びテープ折り込み幅を得ることができる。
【0022】
また、この粘着テープ位置決め部材は、粘着テープの貼付時、その貼付作業を妨害しない位置に移動可能であることが必要であり、好ましくは、粘着テープの貼付時、その粘着テープの位置よりも低い位置に回動可能である。この場合、粘着テープ位置決め部材は、それを治具本体に取り付けたシャフトを中心にして回転できるようにし、粘着テープの貼付時、その作業の邪魔にならない位置に倒れるように構成することが好ましい。粘着テープ位置決め部材の回転角は任意に変更可能であるけれども、通常、90°の回転角が有利である。
【0023】
さらに、粘着テープ位置決め部材の上述のような構成に追加して、粘着テープの貼付作業の邪魔にならない位置に倒した後の粘着テープ位置決め部材をそのままの状態で停止させ、保持できるように構成することが好ましい。
粘着テープ位置決め部材の停止機構としては、例えばバネやゴムなどの弾性体からなる付勢部材の使用を挙げることができる。具体的には、例えば以下に図面を参照して説明するように、治具本体と粘着テープ位置決め部材とをバネなどで連結して、粘着テープ位置決め部材が停止位置に移動した時に、バネなどの反発力によって、粘着テープ位置決め部材が元に戻ることなく、そのままの位置で停止するように構成することができる。また、バネ等の弾性体の使用に代えて、磁石を使用した場合にも、同様な作用効果を得ることができる。この場合には、治具本体と粘着テープ位置決め部材のそれぞれに、後者が倒れた時に磁石どうしが対向するように適当なサイズの磁石を取り付けることが好ましい。磁石の取り付けには、接着剤を使用してもよく、さもなければ、その他の接合手段を使用してもよい。
【0024】
本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具では、治具本体に付属させた粘着テープ位置決め部材を上述のように回動可能に構成したことにより、粘着テープを正確なテープ幅でかつバラツキを伴うことなく位置決めした後、その治具を取り外すことなく直ちに貼付作業に移行することができる。また、粘着テープの貼付作業の間、粘着テープ位置決め部材が倒れた状態にあるので、治具の存在によって貼付作業が妨害を受けるというような不都合は発生しない。すなわち、粘着テープをスキージーなどを使用して被着体に貼り付ける時に、その貼り付け作業を一度中断して治具を取り外さないで、容易かつ安定した貼り付け作業を連続して実現することができ、貼り付け作業の時間も短縮できる。したがって、作業者の作業バラツキの少ない一定のテープ巻き込み幅が得られ、治具の装着性と粘着テープの貼付作業性の両面で顕著な向上を達成することができる。
【0025】
第3の主たる部材は、粘着テープ位置決め部材に、被着体からの距離が粘着テープの折り込み幅を満足させるように取り付けられたものであって、粘着テープの貼付前にその粘着テープの側面端部がほぼ直角に当接可能である折り込み幅特定部材である。この折り込み幅特定部材は、粘着テープ位置決め部材とは別に設けられていてもよいが、治具の構造の単純化と治具のコンパクト化を図るために、粘着テープ位置決め部材にその機能を委ねてもよい。
【0026】
本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具において、被着体からの距離が粘着テープの折り込み幅を満足させるようにするため、粘着テープ位置決め部材をいろいろに変更することができる。例えば、それぞれ異なるサイズの粘着テープ位置決め部材を備えた多種類の折り込み幅特定治具を用意しておけば、粘着テープの折り込み幅がまちまちであっても、それぞれの場合に好適な折り込み幅特定治具を選択して使用することができる。
【0027】
別法によれば、粘着テープ位置決め部材のサイズは1つとしておいて、その部材の端面にアダプター部材を取り付けることもできる。すなわち、粘着テープの側面端部に当接せしめられるべき粘着テープ位置決め部材の面に、厚さの調整により前記被着体からの距離を前記折り込み幅に合わせて変更可能なアダプター部材を取り付けることもできる。この場合、取り付けのアダプター部材のサイズをいろいろと変更することによって、粘着テープの折り込み幅がまちまちであっても、それぞれの場合に好適な折り込み幅特定治具を選択して使用することができる。なお、複数個のアダプター部材を用意することに代えて、1つのサイズのアダプター部材を、粘着テープ位置決め部材からのサイズの可変なように、その粘着テープ位置決め部材に取り付けてもよい。例えば、アダプター部材を、粘着テープ位置決め部材から延在するスライダーの上に、任意の位置で停止可能なように取り付けることができる。アダプター部材をスライドさせることによって、粘着テープの折り込み幅の変動に対応することができるからである。もちろん、スライダーの使用に代えて、ネジを切ったシャフトなどの使用によっても、同様な距離調節機能を得ることができるであろう。
【0028】
本発明の折り込み幅特定治具あるいはその個々の部材は、いろいろな材料から形成することができるけれども、プラスチック材料から成形によって形成することが特に好ましい。適当な成形材料としては、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれども、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、含フッ素樹脂、アクリル樹脂などを挙げることができる。個々のプラスチック製成形部材を一体化して折り込み幅特定治具を完成する場合には、成形の分野で一般的に行われているように、ビス止めで固定する方法や接着剤で固着する方法を使用することができる。また、プラスチック材料に代えて、アルミニウム又はその合金類やその他の金属材料から治具又は個々の部材を形成してもよい。
【0029】
本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具を使用すると、例えば、次のような手順で粘着テープを被着体の被貼着面に貼付することができる。
先ず、被着体の所定の部位に、本発明の粘着テープの折り込み幅特定治具を装着する。この装着作業は、被着体の空間に治具本体に付属の治具固定部材を挿入し、その部材を付勢部材で被着体に押し付けるなどして、効率よくかつ確実に行うことができる。
【0030】
被着体に折り込み幅特定治具を装着した後、その治具の粘着テープ位置決め部材(あるいは、折り込み幅特定部材)に粘着テープの端を当てて、テープ巻き込み幅を特定し、固定する。
引き続いて、粘着テープを被着体に圧着し、貼付する。この粘着テープの圧着及び貼付作業は常法に準じて行うことができ、また、その際、粘着テープの圧着をより効果的に行うため、スキージーやローラーなどの圧着補助手段を併用することが好ましい。例えば、スキージーは、被着体のテープ貼付部位に対して粘着テープを順次押しつけ、好ましくは徐々に押圧力を高めながら押しつけ、最終的にはテープ貼付部位に対して粘着テープを密着させて貼付することを可能とする。スキージーは、取り扱い性及び強度などを考慮した場合、硬質のプラスチック材料などから構成するのが好ましく、また、その表面部分を弾性材料から構成することが好ましい。本発明では、スキージーやローラーなどの圧着補助手段を使用して貼付作業を行っても、被着体に取り付けた折り込み幅特定治具を押し倒して、邪魔にならない位置に移動させることができるので、何らの障害も発生することがない。
【0031】
粘着テープの貼付作業が完了した後、折り込み幅特定治具を被着体から取り外し、一連の作業を完了する。本発明の上述のような貼付作業では、位置決め作業が非常に簡単となり、正確性、取り扱い性が良好であるばかりでなく、粘着テープを少しの剥がれも伴うことなく被着体に貼付することができる。
【0032】
【実施例】
以下、添付の図面を参照しながら本発明の好ましい実施例を説明する。なお、本発明は、図示の実施例によって限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変更や改良を施すことができることを理解されたい。
図2は、本発明による粘着テープの折り込み幅特定治具の使用形態(粘着テープの折り込み幅特定段階)を示した断面図である。図示の折り込み幅特定治具1は、被着体15の粘着テープ10の貼付部位の近傍に装着せしめられた治具本体2と、治具本体2に、粘着テープ10の貼付前にはその粘着テープに対向可能であり、粘着テープ10の貼付時には、以下に図3を参照して説明するうように、粘着テープ10の貼付作業を妨害しない位置に移動可能なように取り付けられた粘着テープ位置決め部材3と、粘着テープ位置決め部材3に、被着体15からの距離が粘着テープの折り込み幅wを満足させるように取り付けられたものであって、粘着テープ10の貼付前にその粘着テープの側面端部が図示のようにほぼ直角に当接可能である折り込み幅特定部材4とを組み合わせて有している。図示の折り込み幅特定治具1では、折り込み幅特定部材4のサイズを変更することによって、粘着テープ10の折り込み幅wのいろいろな変更に対応することができる。
【0033】
図示の折り込み幅特定治具1の場合、粘着テープ10の貼付時、図3に示すように、粘着テープ位置決め部材3(及びそれと一体的に形成された折り込み幅特定部材4)を、粘着テープ10の位置よりも低い位置に押し倒すことが可能である。図示の例では、治具本体2に粘着テープ位置決め部材3を取り付けるために使用しているシャフト(図示せず)を回転軸として、粘着テープ位置決め部材3が回動可能である。
【0034】
また、粘着テープ10の貼付時に邪魔にならない位置に押し倒された粘着テープ位置決め部材3は、粘着テープの貼付時、バネ5によってその位置に保持され、元の位置に戻るようなことはない。なお、先にも説明したように、バネ5に代えてその他の弾性体を使用してもよく、さもなければ、以下に図6を参照して説明するように、磁石を停止手段として使用してもよい。
【0035】
治具本体2は、被着体15の粘着テープ貼付部位の近傍に存在する空間(場合により、空間の形態をとらなくてもよい)に挿入して治具1を安定に固定可能な治具固定部材7を有している。図示の治具固定部材7は、2枚の上下に配置されたプレートからなり、これらのプレートの中間には、バネ8が取り付けられており、下側のプレートは、バネ8の弾性を利用して、図示のように矢印aの方向に移動可能である。バネ8の付勢力によって、治具固定部材7及びしたがって治具1を被着体15に強力に固定することができ、粘着テープ10の不用意な脱落を被るようなことはない。また、上側のプレートに設けられた突起部14は、被着体15に治具を装着する際のストッパーとしても機能することができる。
【0036】
さらに、別法によれば、治具固定部材7をバネ8の弾性を利用して被着体15に固定することに代えて、以下に図6を参照して説明するように、磁石を固定手段として使用してもよい。
図2及び図3に示した折り込み幅特定治具1の構造及び機能は、その1変形例を示す図4及び図5の斜視図からより容易に理解することができるであろう。図示の例では、粘着テープの折り込み幅wを確保するため、アダプター部材11が設けられている。このアダプター部材11は、その厚みを変更することによって、折り込み幅wの変動に対応することができる。
【0037】
図4は、折り込み幅特定治具1を使用して粘着テープの折り込み幅特定を行う段階を示したものである。粘着テープは示されていないが、先の図2を参照した説明から、粘着テープの折り込み幅特定の作業は容易に理解することができるであろう。
粘着テープの貼付作業では、例えばスキージー(図示せず)を使用して粘着テープを被着体に貼り付けていく間に、そのスキージーによってアダプター部材11(及び、従って、それと一体的に形成された粘着テープ位置決め部材3と折り込み幅特定部材4)が矢印bで示す方向に押し倒される。このような粘着テープの貼付段階を示した示したものが、図5の斜視図である。
【0038】
図6は、先に図2〜図5を参照して説明したものとは別の折り込み幅特定治具の使用形態(粘着テープの折り込み幅特定段階)を示した断面図である。図示の折り込み幅特定治具1では、粘着テープ位置決め部材3(及び折り込み幅特定部材4)は、粘着テープ10の貼付時、その粘着テープの位置よりも低い位置に回動せしめられ、治具本体2及び粘着テープ位置決め部材3のそれぞれに取り付けられた磁石6によってその位置に停止せしめられる。また、治具固定部材7は、被着体15の空間に適合したプレートである。このプレートだけでも治具1を被着体15に固定することができるけれども、その効果をさらに高めるため、治具本体2に磁石9が取り付けられている。磁石9が被着体15に強力に結合するので、治具1の安定な固定を達成することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、簡単な操作で安定かつ正確にテープの位置決め及び粘着テープの折り込み幅の特定を行うことができ、皺やエア噛みなどの欠陥が発生しにくく、粘着テープの損傷を引き起こすこともなく、技術に熟練していない作業者でも容易かつ簡単に貼付作業が行え、しかも汎用の粘着テープを改良を加えずに使用できる折り込み幅特定治具を提供することができる。また、この折り込み幅特定治具は、コンパクトで、粘着テープの貼付に有利に使用することができる。本発明の折り込み幅特定治具は、例えば自動車のフレームのような長くて幅広な部分に粘着テープを貼付する際などに特に有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被着体の変形部位に粘着テープを折り込んで貼付する作業について説明した断面図である。
【図2】本発明による粘着テープの折り込み幅特定治具の使用形態(粘着テープの折り込み幅特定段階)を示した断面図である。
【図3】図2に示した折り込み幅特定治具の引き続く使用形態(粘着テープの貼付段階)を示した断面図である。
【図4】本発明による粘着テープの折り込み幅特定治具の使用形態(粘着テープの折り込み幅特定段階)を示した斜視図である。
【図5】図4に示した折り込み幅特定治具の引き続く使用形態(粘着テープの貼付段階)を示した斜視図である。
【図6】本発明による粘着テープの折り込み幅特定治具の使用形態(粘着テープの折り込み幅特定段階)を示した断面図である。
【符号の説明】
1…粘着テープの折り込み幅特定治具
2…治具本体
3…粘着テープ位置決め部材
4…折り込み幅特定部材
5…付勢部材
6…磁石
7…治具固定部材
8…付勢部材
9…磁石
10…粘着テープ
11…アダプター部材
12…基材
13…粘着剤層
15…被着体

Claims (10)

  1. 粘着テープを被着体に折り込んで貼付する際に、前記粘着テープを位置決めして配置しかつ前記被着体の被貼付面に適合するように前記粘着テープの折り込み幅を特定するための治具であって、
    前記被着体の粘着テープ貼付部位の近傍に装着せしめられる治具本体と、
    前記治具本体に、粘着テープの貼付前にはその粘着テープに対向可能であり、粘着テープの貼付時にはその貼付作業を妨害しない位置に移動可能なように取り付けられた粘着テープ位置決め部材と、
    前記粘着テープ位置決め部材に、前記被着体からの距離が前記折り込み幅を満足させるように取り付けられたものであって、粘着テープの貼付前にその粘着テープの側面端部がほぼ直角に当接可能である折り込み幅特定部材とを組み合わせて含んでなることを特徴とする粘着テープの折り込み幅特定治具。
  2. 前記粘着テープ位置決め部材は、粘着テープの貼付時、その粘着テープの位置よりも低い位置に回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  3. 前記粘着テープ位置決め部材は、粘着テープの貼付時、その粘着テープの位置よりも低い位置に回動せしめられ、付勢部材によってその位置に停止せしめられることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  4. 前記付勢部材がバネからなることを特徴とする請求項3に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  5. 前記粘着テープ位置決め部材は、粘着テープの貼付時、その粘着テープの位置よりも低い位置に回動せしめられ、前記治具本体及び前記粘着テープ位置決め部材のそれぞれに取り付けられた磁石によってその位置に停止せしめられることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  6. 前記治具本体は、前記被着体の粘着テープ貼付部位の近傍に存在する空間に挿入して当該治具を安定に固定可能な治具固定部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  7. 前記治具固定部材が、当該治具を前記被着体に固定可能な付勢部材をさらに有していることを特徴とする請求項6に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  8. 前記付勢部材がバネからなることを特徴とする請求項7に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  9. 前記治具固定部材が、当該治具を前記被着体に固定可能な磁石をさらに有していることを特徴とする請求項6に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
  10. 前記折り込み幅特定部材が、前記粘着テープの側面端部に当接せしめられるべき面に、厚さの調整により前記被着体からの距離を前記折り込み幅に合わせて変更可能なアダプター部材をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープの折り込み幅特定治具。
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