JP4435440B2 - マッサージ機のカバー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子型等のマッサージ機の外部表面を覆っているカバーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子型マッサージ機としては、背もたれ部、座部そして脚載部を有したものが知られている。
従来の背もたれ部は、モータ等で駆動されて使用者にマッサージを施すように動作するマッサージ部を含むマッサージ機構に、背もたれを形作るためのフレームとしてブロー成形体の背もたれ部基体を取り付け、そのブロー成形体をマッサージ部ごと布製のカバー体で覆って構成されている。このカバー体は縫着又はピン止め等で固定的に背もたれ部基体に取り付けられている。
【0003】
なお、背もたれ部の背面は、マッサージ機構の保護等のため、合成樹脂製の背面カバー体で覆われていることが多い。また、必要に応じて背もたれ部の使用者が接する面に背パッドを着脱自在に設けてたり、さらに使用者の頭部が接する面に枕の役割をする枕体を着脱自在に設けて、背パッドや枕体が汚れたら取り外して洗濯できるようにされている。
また、従来の座部は、座部としてのクッション性を有する座部基体の上に空気の給排気で膨張収縮するエアセルをマッサージ部として設け、このマッサージ部ごと座部基体を布製のカバー体で覆って構成されている。このカバー体は、縫着して座部基体に固定的に取り付けられている。
【0004】
さらに、従来の脚載部は、脚を載せることができる形状に形成された脚載部基体に、バイブレータやエアセルをマッサージ部として設け、このマッサージ部ごと脚載部基体を布製のカバー体で覆って構成されている。このカバー体は、縫着又はピン止めによって脚載部基体に固定的に取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなカバー体は、マッサージ機の外観上の印象を左右するため、デザイン上非常に重要である。
そして、マッサージ機購入者の色や模様等のデザインの好みは多種多様であるから、そのような消費者の嗜好にあったマッサージ機を提供しようとすれば、消費者が選択可能なカバー体のデザインは多い方が好ましい。
しかし、そのような多様なデザインのマッサージ機を市場に提供することは、従来の技術では非常に困難である。
【0006】
例えば、多様なデザインのマッサージ機を製造するには、様々なデザインのカバー体を予め用意しておき、製造時にカバーを選択して取り付けるということが考えられる。ところが、このような方策では、消費者からデザインの要求を含む注文を受けてから制作する注文制作方式であればともかく、あらかじめ製品を大量に製造しておいてそれを販売するという一般的な製造販売方式には向かない。つまり、予め多種類のデザインのマッサージ機を製造しておくと、人気のないデザインのマッサージ機の在庫が増大するリスクがある。
【0007】
また、カバー体をマッサージ機から単に着脱自在にしておいて、販売時又は購入後、カバー体を使用者の好みに応じて取り替えるということも考えられる。しかし、カバー体を取り外すと、背もたれ部等の内部のマッサージ部やその他の機構が露出してしまう。カバー体の取り外しや取り付けを行うのは、販売店の店員や消費者のように機械や電気の知識が十分であるとは限らない者と考えられるが、そのような者に対してマッサージ部等を露出させるのは、マッサージ機の故障等を招く可能性が高く、現実的でない。また、見栄えが良いとは限らないマッサージ部を消費者に露出させるのは、商品イメージを損なうおそれもある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、マッサージ部を露出させることなく、カバーを変えることができるカバー構造を得るべく、次の技術的手段を採用した。すなわち、本発明の特徴は、使用者にマッサージを施すように動作するマッサージ部を備えた背もたれ部基体がカバー体によって覆われた椅子型マッサージ機のカバー構造において、前記カバー体は、前記マッサージ部とともに前記背もたれ部基体を覆うように前記背もたれ部基体に固定的に取り付けられた内部カバーに、当該内部カバーが外部に露出しないように覆うことができる外部カバーを前記内部カバーに着脱自在に取り付けて構成され、前記背もたれ部は、背もたれ部のうち使用者が接する面に取り付けられる背パッドを有し、前記背パッドを前記外部カバーの上から前記内部カバーに着脱自在に取り付けるために、前記外部カバーには取付開口が形成され、当該取付開口によって露出する内部カバーに対して背パッドを取付可能とされている点にある。
【0009】
この構成によれば、着脱自在な外部カバーに多種多様なデザインを施しておき、消費者の好みに応じて外部カバーを交換することができる。さらに、外部カバーを取り外しても背もたれ部基体に固定的に取り付けられた内部カバーによってマッサージ部が覆われているので、マッサージ部が露出することを防止できる。また、内部カバーは、外部カバーによってほぼ露出しないように覆われるので、デザイン的に工夫を施す必要性が少なく安価なものを採用できる。外部カバーは布又は革製のものを使用できる。また、背パッドを外部カバーではなく、外部カバーの取付用開口を介して内部カバーに取り付けることができる。背パッドを着脱自在な外部カバーに取り付けてもよいが、その場合、背パッドを取り外すときに外部カバーも取れてしまうおそれがあり、構造は簡単になるが取付強度を十分に確保するのが困難である。一方、背パッドを背もたれ部基体に固定的に取り付けられた内部カバーに取り付けると取付強度を十分に確保できる。
【0010】
なお、内部カバーを背もたれ部基体に取り付けるには、接着剤、ピン、又はネジ等で簡単には取り外せないようにしておけばよい。また外部カバーを着脱自在に内部カバーに取り付けるには、ファスナー(チャック)、面ファスナー、フック、ボタンのように係脱自在な取付具を用いるのが好ましい。また、「内部カバーが外部に露出しない」とは、内部カバーが外部カバーによって完全に見えないように覆われているものの他、外部カバーの周縁が内部カバーに完全に密着していないために生じる隙間からわずかに内部カバーが見える程度のものや、外部カバーとして透明、半透明のものやメッシュ生地を用いた場合のように内部カバーを覆う外部カバーから内部カバーが透けて見える場合も含む意味である。
【0011】
そして、前記背パッドは、前記内部カバーを覆っており、当該背パッドが当該内部カバーを覆う範囲には、前記外部カバーが非形成とされているのが好適である。背パッドが設けられる範囲は、外部カバーで内部カバーを覆わなくとも、背パッドで内部カバーの露出を防止することができるので、その範囲の外部カバーを非形成とすることで、コスト低減を図ることができる。
【0014】
なお、以上のカバー体であれば、販売時に購入者の要求に応じて販売店がカバー体を取り替えたり、購入後にマッサージ機の所有者が別途外部カバー等を購入してカバー体を自分で取り替えるということができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るマッサージ機1として椅子型ものを例示している。このマッサージ機1は、背もたれ部2、座部3、そして脚載部4を備えている。また、座部3の左右両側には肘かけ部5が設けられている。
前記背もたれ部2は、図2及び図3に示すように、モータ等で駆動されて使用者にマッサージを施すように動作する第1マッサージ部7を含むマッサージ機構8に、背もたれを形作るためのフレームとして合成樹脂製のブロー成形体からなる背もたれ部基体9を取り付け、その成形体9をマッサージ部7ごと布製の第1カバー体10で覆って主構成されている。
【0016】
第1マッサージ部7は、モミ玉12,12,12,12をモータにより駆動して揉み又は叩き動作を発生させるものである。前記マッサージ機構8としては、第1マッサージ部を背もたれ部2内部で上下方向に昇降させる昇降機構を含んでおり、この昇降機構は、第1マッサージ部7をモータによって回転駆動されるネジ軸13と螺合させ、ネジ軸13の回転により図示しないレールに沿って第1マッサージ部7を昇降させるように構成されている。
背もたれ部基体9は、背もたれ部2を形作るように背もたれ部2の正面(使用者が接する面)2aと左右及び上部の側面2bとなる部分を有している。正面2aとなる部分は、正面視において逆U字状に形成されており、中央には開口が形成されている。この開口は、モミ玉12の動作が使用者に作用するのを妨げないようにするためのものである。
【0017】
背もたれ部基体9を覆う第1カバー体10は、図3に示すように、内部カバー15と外部カバー16の二重構造である。内部カバー15は、背もたれ部基体9の全体を包み込んで覆うように袋状に形成され、第1マッサージ部7が背もたれ部正面から露出しないように覆っている。この内部カバー15は、内部カバー15の上から背もたれ部基体9にピンを打ち込む等して固定されている。なお、内部カバー15は薄い布によって形成されている。
内部カバー15には、外部カバー16又は後述の背パッド18が着脱自在に取り付けられる被取付部20が設けられている。
【0018】
内部カバー15と外部カバー16とは、面ファスナーによって取り付けられ、面ファスナーを構成する一方の部材が外部カバー16を取り付けるための被取付部20aとして内部カバー15表面の適所に設けられている。具体的には、被取付部20aは、背もたれ部の上部の側面となる部分、背もたれ部正面の上部位置、背もたれ部正面の下部位置、背もたれ部の中間位置に配置されている。
また、内部カバー15と背パッド18は、ファスナー(チャック)によって取り付けられ、ファスナーを構成する一方の歯が背パッド18を取り付けるための被取付部20bとして内部カバー15の上部に設けられている。
【0019】
なお、背もたれ部2の背面側には、マッサージ機構等の保護のため、合成樹脂製の背面カバー(図示省略)が内部カバー15の上から取り付けられる。なお、背面カバーによって覆われる範囲については、内部カバー15を省略してもよい。
外部カバー16は、内部カバー15が露出しないように覆うためのものである。また、外部カバー16は、マッサージ機1の外観の一部をなすため、装飾用カバーでもある。
【0020】
前記内部カバー15は、背面の大部分が背面カバーによって、正面の大部分が背パッド18によっても覆われているので、外部カバー16の主な役割は、少なくとも、残る背もたれ部側面の範囲を覆って内部カバー15が外観に影響しないようにすることにある。したがって、外部カバー16は、背もたれ部の左右と上部の側面の範囲を覆うために逆U字状に形成され、背パッド18によって覆われる正面の中央範囲は非形成とされている。この外部カバー16の正面形状は背もたれ部基体9の正面形状に対応している。なお、背パッド18を設けない場合には、外部カバー16は正面範囲も全体的に形成しておく。また、外部カバー16で背面カバーも覆う場合には、背面範囲も全体的に形成しておく。
【0021】
この外部カバー16の裏面(内部カバー15との対向面)には、内部カバー15に着脱自在に取り付けるための取付部21が設けられている。この取付部21は、面ファスナーを構成する他方の部材が設けられており、内部カバー15の面ファスナー(被取付部)20aに貼り付けて接合されるような位置に対応して設けられている。したがって、外部カバー16を内部カバー15の上に被せるだけで、面ファスナーによって外部カバー16を内部カバー15に取り付けることができる。
【0022】
また、外部カバー16の上部には、枕部22が取り付けられる被取付部23として、面ファスナーを構成する一方の部材が設けられている。
背パッド18は、背もたれ部2の正面を覆うものであり、背パッド18上部裏面には、内部カバー15の被取付部20bに取り付けられる取付部25が設けられている。外部カバー16の上部には、内部カバー15の被取付部20bを覆ってしまわないように取付開口27が形成されており、この開口が形成されているため、外部カバー16を内部カバー15の上から被せても被取付部20bは露出している。背パッド18の取付部23は、この露出した被取付部20bに取り付けられる。なお、背パッド18の取付部25は、ファスナーを構成する他方の歯であり、被取付部20と取付部25のいずれかに取り付けられたすべり金具をスライドさせて双方の歯を係合させる。
【0023】
枕部22の上部裏面には、面ファスナを構成する他方の部材が設けられており、これが外部カバー16の被取付部23に着脱自在に取り付けるための取付部29である。なお、外部カバー16の被取付部23は、取付開口27より上方(背面)よりに設けられているので、背パッド18を取り付けた上からさらに枕部22を取り付けることができる。
図4は、内部カバー15,外部カバー16,背パッド18,枕部22を全て取り付けた完成状態を示している。図示のように、内部カバー15は外部から見えないようになっている。特に、背もたれ部2の側面が着脱自在な外部カバー16によって覆われている点は注目すべき点である。
【0024】
前記座部3は、図5及び図6に示すように、座部3を形作るとともに座部のクッションとなるためのウレタンフォーム製の座部基体39に第2マッサージ部37が設けられ、座部基体39を第2マッサージ部27ごと第2カバー体40で覆って構成されている。
第2マッサージ37は、座部基体39の上面に配置されており、空気の給排気で膨張収縮し、その膨張収縮動作で使用者(のお尻又は太もも)にマッサージを施すエアセルにより構成されている。また、エアセル37は、2つ設けられており、各エアセルからは、ポンプに繋がる空気供給管43が延設されている。この空気供給管43は、座部基体39を貫通して座部基体39の下方から延びている。
【0025】
座部基体39を覆う第2カバー体40も、内部カバー45と外部カバー46の2重構造である。内部カバー45は、座部基体39全体を包み込んで覆うように袋状に形成され、第2マッサージ部37が露出しないように覆っている。なお、空気供給管43は、内部カバー45を貫通している。
この内部カバー45は、座部基体39を包み込んで座部基体39を取り出せないように縫着することによって、座部基体39と固定されている。なお、内部カバー45は、薄い布によって形成されている。
【0026】
図6(b)に示すように、内部カバー45には、外部カバー46が着脱自在に取り付けられる被取付部50が適所に設けられている。この被取付部50は、面ファスナーを構成する一方の部材であり、座部3の下面となる面(エアセル37の配置されている面とは反対の面)の前後左右位置にそれぞれ取り付けられている。
外部カバー46は、内部カバー45が露出しないように覆うためのものである。また、外部カバー46は、マッサージ機1の外観の一部をなすため、装飾用カバーでもある。
【0027】
座部3は、椅子型マッサージ機1の座フレーム(図示省略)に載せられるので、座部の下は外部から見えない。したがって、内部カバー45の座部下面範囲は見えない。このため、外部カバー46は、少なくとも外部から見える座部3の上面や側面を覆えばよい。
このため、外部カバー46は、座部3の上面や側面の範囲を覆う部分を有し、図6(c)に示すように、その下面46aには開口52が形成され、この開口52から内部カバー45で覆われた座部基体39の上から外部カバー46を被せることができる。
【0028】
外部カバー46には、内部カバー45の被取付部50に取り付けるための取付部51が設けられている。この取付部51は面ファスナーを構成する他方の部材よりなり、被取付部50に貼り付けて接合できるように被取付部50に対応して設けられている。具体的には、外部カバー46の下面の裏面(内部カバー45と対向する内側の面)や下面の開口52縁部から突出して設けられている。
なお、外部カバー46の開口52縁部には、開口52を広げやすくするための切欠き53と空気供給管43を通すための切欠き54が形成されている。
【0029】
図7は、座部基体39に内部カバー45及び外部カバー46を取り付けた完成状態を示している。図示ように、外部から見える座部上面はすべて外部カバー46によって覆われ内部カバー45は見えない。
前記脚載部4は、左右の脚をそれぞれ入れることができる左右一対の溝58,58を有する形状に形作るためのフレームとして合成樹脂製のブロー成形体からなる脚載部基体(図示省略)に第3マッサージ部57が設けられ、脚載部基体を第3マッサージ部57ごと第3カバー体60で覆って構成されている。なお、左右の溝58,58に対してそれぞれカバー体60を装着できるように、左右の溝58,58を区切る2つの側壁59間は隙間が確保されている。
【0030】
第3マッサージ部57は、溝58の左右側壁面や底面に配置されており、空気の供排気で膨張収縮し、その膨張収縮動作で使用者の脚にマッサージを施すエアセルにより構成されている。これらのエアセル57は、座部3のエアセル37と同様に空気供給管によりポンプと接続されている。
図8に示すように、脚載部基体を覆う第3カバー体60も、内部カバー65と外部カバー66の2重構造である。内部カバー65は、脚載部基体の底面を除く全体を上方から包み込んで覆って、第3マッサージ部57,57が露出しないようになっている。この内部カバー65は、内部カバー65の上から脚載部基体にピンを打ち込む等して固定されている。なお、内部カバー65は薄い布によって形成されている。
【0031】
内部カバー65の下部周縁には、外部カバー66が着脱自在に取り付けられるための被取付部70が設けられている。この被取付部70は、ファスナーを構成する一方の歯である。
外部カバー66,66は内部カバー65が露出しないように上から覆うためのものである。また、外部カバー66は、マッサージ機1の外観の一部をなすため、装飾用カバーでもある。
外部カバー66の下部周縁には、内部カバー65の被取付部70に取り付けるための取付部71として、ファスナーを構成する他方の歯が設けられ、被取付部70又は取付部71のいずれかに設けられたすべり金具をスライドさせて双方の歯を係合させる。
【0032】
この脚載部4は、図9に示すように椅子型マッサージ機1の座部3の前側に横軸3a回りに回動自在に設けられた脚載フレーム72の上に前後方向にスライド自在に設けられいる。なお、脚載フレーム72は、空気の給排気で膨張収縮するエアセルによって図1や図9に示すように昇降自在とされている。
図9に示すように、スライド自在な脚載部4を前方にスライドさせた場合、脚載部4と座部3との間に隙間があいてしまう。この隙間から脚載フレーム72等が見えて外観上好ましくない場合があるので、この隙間を覆うためのスライドカバー80が設けられている。
【0033】
スライドカバー80は、座部3と脚載部4に着脱自在に取り付けられている。座部3の外部カバー46の下面46a前部には、スライドカバー80が取り付けられるための被取付部81が設けられている。この被取付部81は、面ファスナーを構成する一方の部材である。スライドカバー80の後部には、被取付部81に取り付けるための取付部82として面ファスナーを構成する他方の部材が設けられ、この取付部82を被取付部81に貼り付けることによってスライドカバー80が座部3に着脱自在に取り付けられる。
【0034】
また、脚載部4の外部カバー66の後部にはスライドカバー80が取り付けられるための被取付部83が設けられている。この被取付部83はファスナーを構成する一方の歯である。スライドカバー80の前部には、被取付部83に取り付けるための取付部84としてファスナを構成する他方の歯が設けられ、被取付部83又は取付部84のいずれかに設けられたすべり金具をスライドさせて双方の歯を係合させて、スライドカバー80を脚載部4に着脱自在に取り付けることができる。
【0035】
以上の背もたれ部2の外部カバー16、背パッド18、枕部22、座部3の外部カバー46、脚載部4の外部カバー66、そしてスライドカバー80は、デザイン上の統一を図っておくのが好ましい。また、他の色や模様に変えたい場合には、これらを交換することで簡単に行える。
図1及び図10に示すように、前記肘かけ部5には、各マッサージ部7,37,57、背もたれ部2のリクライニング、脚載部4の昇降等の操作を行うためのリモコン操作部101を保持可能なリモコンホルダー102が取り付けられている。
【0036】
また、マッサージ機1は、操作部101の本来的な収納部103を備えており、本実施形態では、収納部103は座部3の側方であって肘かけ部5の下方に操作部101を載せ置きできるように形成された凹部として形成されている。このように、マッサージ機1は、操作部101を使用しないときに邪魔にならないようにマッサージ機1本体の側部等に不使用時のための収納部103を備えているのが従来より一般的である。そして、マッサージ機1を使用するために操作部101を操作するときには、収納部103から操作部101を取り出して手に持って操作するのが従来の操作方法であった。
【0037】
しかし、このような収納部103しかない場合、マッサージ機1の使用中には常に手に操作部101を持っておくか、操作をしようとする度に収納部103から操作部101を取り出す必要があり、使用者にとって煩雑である。
このため、本実施形態では、マッサージ機本体(特に、マッサージ機1の脚1又は脚支持部1b)に不使用時用の収納部103を設けると共に、別途、使用者が操作し易い位置にリモコンホルダ102を設けて、このホルダ102に操作部101を保持させた状態で操作部101を操作できるようにしている。このため、使用者は、手に操作部101を持っておく必要がなく、簡単に操作できる。
【0038】
ホルダ102は、手で操作し易いように、肘かけ部5の上部又は肘かけ部5の上方位置に設けるのが好ましい。また、肘かけ部5の横外方に位置しているのが好ましい。特に、図10のように肘かけ部5の上方に位置しているのが好ましい。また、ホルダ102は、操作部101の操作面101aが使用者向き(背もたれ部向き)となるように保持するように構成されていると操作が簡単で好ましい。
操作部101は、図10及び図11に示すように、ホルダ102上方から差し込むことでホルダ102に保持できる。なお、操作部101の操作面101aには、液晶ディスプレイ等の表示部105と、操作スイッチ106が設けられており、ホルダ102装着状態において表示部105を見ること及び操作スイッチ106を操作することは可能とされている。すなわち、表示部105は、装着状態においてホルダ102の上方に位置し、操作スイッチ105のホルダの前面開口によって露出状態にある。
【0039】
このホルダ102は、肘かけ部5への取付部110と、取付部110から延びる支持アーム107を有しており、操作部101を保持するホルダ本体は、アーム107の先端に取り付けられている。支持アームは107は屈曲自在であるのが好ましく、この場合、使用者が操作部の向きを自由に調節できる。取付部110は、取付ステー110aを肘かけ部5の下面にネジ108等で取り付けることによって肘かけ部5に取り付けられる。
ホルダ102は、ネジ108を取り外せばマッサージ機1から取り外すことが可能であるため、マッサージ機1の運搬時等に取り外しておくことでホルダ102の破損を防止できる。また、ホルダ102をオプションとして別売りすることもできる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、着脱自在な外部カバー体を交換することでマッサージ機の外観を容易に変更できる。さらに、外部カバー体を取り外してもマッサージ機基体に固定的に取り付けられた内部カバー体によってマッサージ部が覆われているので、マッサージ部が露出することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子型マッサージ機の斜視図である。
【図2】背もたれ部基体と第1マッサージ部を示す図である。
【図3】内部カバー、外部カバー、背パッド、そして枕部の分解斜視図である。
【図4】背もたれ部の完成状態図である。
【図5】座部基体と第2マッサージ部の斜視図である。
【図6】(a)は座部の外部カバーの上方からみた斜視図、(b)は内部カバーを装着した状態の座部基体を示す斜視図、(c)は座部カバーの下面(裏面)図である。
【図7】座部の完成状態図である。
【図8】内部カバーを取り付けた脚載部基体、外部カバー、そしてスライドカバーの分解斜視図である。
【図9】脚載部の側面図である。
【図10】リモコンホルダーを含むマッサージ機の側面図である。
【図11】リモコンホルダーの正面図である。
【図12】図10のA矢視図であり、モコンホルダーの肘かけ部への取付状態を示す図である。
【符号の説明】
1 椅子型マッサージ機
2 背もたれ部
3 座部
4 脚載部
5 肘かけ部
7 第1マッサージ部
9 背もたれ部基体
10 第1カバー体
15 内部カバー
16 外部カバー
18 背パッド
27 取付開口
37 第2マッサージ部
39 座部基体
40 第2カバー体
45 内部カバー
46 外部カバー
57 第3マッサージ部
60 第3カバー体
65 内部カバー
66 外部カバー
80 スライドカバー

Claims (2)

  1. 使用者にマッサージを施すように動作するマッサージ部を備えた背もたれ部基体がカバー体によって覆われた椅子型マッサージ機のカバー構造において、
    前記カバー体は、前記マッサージ部とともに前記背もたれ部基体を覆うように前記背もたれ部基体に固定的に取り付けられた内部カバーに、当該内部カバーが外部に露出しないように覆うことができる外部カバーを前記内部カバーに着脱自在に取り付けて構成され、
    前記背もたれ部は、背もたれ部のうち使用者が接する面に取り付けられる背パッドを有し、
    前記背パッドを前記外部カバーの上から前記内部カバーに着脱自在に取り付けるために、前記外部カバーには取付開口が形成され、当該取付開口によって露出する内部カバーに対して背パッドを取付可能とされていることを特徴とする椅子型マッサージ機のカバー構造。
  2. 前記背パッドは、前記内部カバーを覆っており、
    当該背パッドが当該内部カバーを覆う範囲には、前記外部カバーが非形成とされていることを特徴とする請求項1記載の椅子型マッサージ機のカバー構造。
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