JP4433259B2 - 搬送仕分け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押出体による押し出しにより仕分け作業をする搬送仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図7および図8に示す搬送仕分け装置が知られている。
【0003】
この従来の搬送仕分け装置は、物品Wを搬送方向Xに搬送するスラット等の搬送手段1を備えている。この搬送手段1には、押出面2を側面に形成した複数のスライドシュー等の押出体3が、搬送方向Xと交差する方向に移動可能に設けられている。そして、押出体3が移動し、押出体3の押出面2によって搬送手段1で搬送中の物品Wが押し出されて仕分けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図7および図8に示す従来の搬送仕分け装置では、隣接する押出体3は互いに近接状に配置されているものの、これら隣接する押出体3間には間隙4が存在するため、物品Wが間隙4に入り込んで不本意に回動してしまい、安定した仕分け作業ができないおそれがある。
【0005】
例えば、長手方向が搬送方向Xと交差する方向に一致した細長形状の物品Wの仕分け時に、押出体3による押出し開始のタイミングによっては、物品Wの一部が隣接する押出体3間の間隙4に入り込み、物品Wが不本意に回動してしまい、安定した仕分け作業ができないおそれがある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、安定した仕分け作業ができる搬送仕分け装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の搬送仕分け装置は、物品を搬送方向に搬送する搬送手段と、この搬送手段に前記搬送方向と交差する方向に移動可能に設けられ、物品に接触してこの物品を押し出す押出面を側面に有する複数の押出体とを具備し、前記搬送方向に隣接する前記押出体のうちの一方の押出体の前記押出面と他方の押出体の前記押出面とが、平面視で一直線状態でかつ一部が重なり合った状態となって物品に同時に接触してこの物品を前記搬送手段外に押し出すものである。
【0008】
請求項2記載の搬送仕分け装置は、請求項1記載の搬送仕分け装置において、搬送方向に隣接する押出体のうちの一方の押出体の押出面における搬送方向後端には、他方の押出体の押出面における搬送方向前端の上方および下方の少なくともいずれか一方に位置するラップ押出面部が形成されているものである。
【0009】
請求項3記載の搬送仕分け装置は、請求項1または2記載の搬送仕分け装置において、搬送方向に隣接する押出体のうちの一方の押出体の傾斜状の搬送方向後側部下面と他方の押出体の傾斜状の搬送方向前側部上面とが、若干の間隙を介して互いに離間対向して略平行状に位置するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の搬送仕分け装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0011】
図1において、11は搬送仕分け装置で、この搬送仕分け装置11は、物品Wを搬送方向Xに搬送するとともに、物品Wを選択して側方の仕分けコンベヤ12に仕分けるスライドシュー式ソーター等である。
【0012】
なお、仕分けコンベヤ12は、物品Wを貯留可能な貯留部を有する貯留コンベヤ等で、例えば、搬送仕分け装置11の一側部である右側部に、この搬送仕分け装置11から突出するように搬送方向Xに対して所定の角度、例えば30°の傾斜角度をもって傾斜状に連設されている。
【0013】
そして、搬送仕分け装置11は、所定距離を介して互いに離間対向した細長形状の一対のフレーム13を備えている。
【0014】
両フレーム13の長手方向一端部つまり搬送方向Xの下流端部である前端部間には、回転体である駆動軸15が軸受16を介して回転可能に架け渡され、両フレーム13の長手方向他端部つまり搬送方向Xの上流端部である後端部間には、回転体である従動軸17が軸受18を介して回転可能に架け渡されている。これら前後一対の駆動軸15および従動軸17には、互いに離間対向した左右一対の無端体であるチェーン19がスプロケット20を介して回行可能に巻き掛けられている。
【0015】
また、両チェーン19間には、チェーン19の回行に伴って移動しながら物品Wを搬送方向Xに載置状態で搬送する複数のスラットである移動搬送体21が、互いに近接した状態で搬送方向Xに並んで位置するようにチェーン19の全体にわたって架け渡されている。
【0016】
そして、複数の移動搬送体21には、それぞれスライドシューである押出体23が、移動搬送体21に沿って搬送方向Xと交差、例えば直交する方向である左右水平方向に移動可能、例えばスライド可能に嵌合により取り付けられている。
【0017】
ここで、各移動搬送体21は、図1および図2に示すように、長手方向が左右水平方向に一致した細長で略矩形板状の本体部25を有しており、この本体部25の上面にて物品Wを搬送方向Xに載置状態で搬送する搬送面26が形成されている。また、本体部25の後端から突出板部27が斜め下方に向って突出しており、本体部25の下面からは被嵌合部28が下方に向って突出している。
【0018】
この被嵌合部28は、例えば互いに離間対向した前後一対の凸状部29を有し、各凸状部29は略円柱状に形成されている。凸状部29の端面には図示しないチェーン連結用孔部等の連結部が形成され、この連結部を介して移動搬送体21がチェーン19の図示しない連結軸に連結されている。なお、複数の移動搬送体にて物品Wを搬送方向Xに搬送する搬送手段30が構成されている。
【0019】
各押出体23は、図1ないし図3に示すように、上下に互いに離間対向した本体部31および嵌合部32を有し、これら本体部31および嵌合部32が搬送方向X端部である前端部で連結部である連結板部33を介して一体に連結されている。
【0020】
本体部31は、平面視で前端に一辺を有し後端に頂角を有する略正三角形をなすように、比較的厚い所定の厚さを有する略三角板状に形成されている。
【0021】
本体部31の前側部は厚さが前端に向って徐々に薄くなるように上部が切り欠かれ、本体部31の後側部は厚さが後端に向って徐々に薄くなるように下部が切り欠かれている。本体部31の前後方向中央部は厚さが略一定となっている。
【0022】
なお、図2から明らかなように、搬送方向Xに互いに隣接する2つの押出体23のうちの下流側の一方の押出体23の本体部31における傾斜状の搬送方向後側部下面と上流側の他方の押出体23の本体部31における傾斜状の搬送方向前側部上面とは、若干の間隙34を介して互いに離間対向して略平行状に位置する。
【0023】
また、本体部31の側面にて物品Wの所定面である側面に接触してこの物品Wを側方に押し出す搬送方向Xにやや細長い略平面状の押圧面である押出面36が形成されており、この押出面36には上下方向に細長い摩擦増大手段である突条37が互いに平行に複数並設されている。
【0024】
さらに、押出面36の後端部にて先のやや尖った略三角形状のラップ押出面部39が形成され、このラップ押出面部39は、押出体23のスライドによりこの押出体23の搬送方向X下流に隣接する1つ下流の他の押出体23における押出面36の前端部の上方位置に位置するようになっている。
【0025】
また、搬送方向Xに隣接する押出体23のそれぞれの押出面36によって、仕分けコンベヤ12の搬送方向に連続した状態で物品Wを搬送手段30外である仕分けコンベヤ12の搬送始端部上に押し出す連続押出面部40が形成される。なお、押出面36は、搬送方向Xに対して所定の角度、例えば30°の傾斜角度をもって傾斜し、仕分けコンベヤ12の搬送方向に沿って位置した状態となる。
【0026】
嵌合部32は、例えば連絡部41を介して互いに離間対向した前後一対の凹状部42を有し、各凹状部42は凸状部29に対応する形状である略C字状に形成され、凹状部42と凸状部29とがスライド可能に嵌合している。
【0027】
また、連絡部41の下面からは被ガイド部45が下方に向って突出しており、この被ガイド部45は、例えば上下方向のピン46を有し、このピン46にはガイドローラ47が回転自在に取り付けられている。
【0028】
また一方、搬送仕分け装置11は、図1に示すように、押出体23の被ガイド部45との係合により、押出体23の移動搬送体21に対するスライド動作を制御するガイド機構60を備えている。
【0029】
このガイド機構60は、例えば、搬送方向Xの上流側で左側のチェーン19の往路部近傍に位置する第1のガイドレール61を有し、この第1のガイドレール61には、切換機65を介して第2のガイドレール62および第3のガイドレール63が連設されている。第2のガイドレール62は、左側のチェーン19の往路部近傍に位置し、第3のガイドレール63は、右側のチェーン19に向って傾斜した傾斜レール部66とこの傾斜レール部66に連通して右側のチェーン19の往路部近傍に位置する右側レール部67とにて構成されている。
【0030】
そして、ガイド機構60は、図示しない制御部からの仕分け信号に応じて切換機65の図示しないシリンダのロッドが進退し、第1のガイドレール61と第2のガイドレール62とが連通した状態である非押出し状態になったり、第1のガイドレール61と第3のガイドレール63とが連通した状態である押出し状態になったりする。
【0031】
非押出し状態では、押出体23は、移動搬送体21上をスライドすることなく、左側のフレーム13の近傍位置を移動搬送体21と一体となって第1のガイドレール61および第2のガイドレール62に沿って移動する。
【0032】
一方、押出し状態では、押出体23は、第1のガイドレール61の通過後に、被ガイド部45と第3のガイドレール63の傾斜レール部66との係合により移動搬送体21に沿って右側方にスライドし、その結果、物品Wが右側方の仕分けコンベヤ12に押し出される。なお、図示しないが、チェーン19の復路部側には、右側にスライドした押出体23をもとの左側に戻すための戻し用ガイドレールが設けられている。
【0033】
次に、例えば細長い直方体形状の物品Wを搬送仕分け装置11で搬送仕分けする場合について説明する。
【0034】
搬送仕分け装置11の上流からの物品Wは、移動搬送体21の搬送面26上に乗り移り、この搬送面26にて物品Wの長手方向が搬送方向Xと交差する方向に一致した状態のままつまり幅方向が搬送方向Xに一致した状態のまま搬送方向Xに向って載置搬送される。
【0035】
そして、物品Wが仕分けコンベヤ12に仕分けるものでない場合には、切換機65によりガイド機構60が非押出し状態にあるため、物品Wは、押出体23にて側方に押し出されることなく、移動搬送体21の搬送面26にてそのまま搬送方向Xに搬送されていく。
【0036】
一方、物品Wが仕分けコンベヤ12に仕分けるものである場合には、切換機65によりガイド機構60が押出し状態にあるため、押出体23が移動搬送体21上をこの移動搬送体21に沿って右側方にスライドし、押出体23の連続押出面部40と物品Wの被押出面としての一側面である長手方向一端面とが接触し、物品Wが仕分けコンベヤ12の搬送方向に連続した連続押出面部40によって右側方の仕分けコンベヤ12上に押し出される。物品Wは、連続押出面部40との接触により所望角度、例えば30°だけ回動し、長手方向一端面と連続押出面部40とが同一面上に位置し、幅方向が仕分けコンベヤ12の搬送方向に一致した状態となる。
【0037】
すなわち、図4に示されるように、搬送方向Xに隣接する押出体23のうちの一方の押出体23の押出面36と他方の押出体23の押出面36とが、移動搬送体21に対するスライドにより、平面視で仕分けコンベヤ12の搬送方向に連続した一直線状態でかつ一部が上下に重なり合った状態となって連続押出面部40を形成し、押出体23による押出し開始のタイミングによっては、連続押出面部40の所定部位であるラップ押出面部39を含む押出面36の部分にて物品Wが所望角度αだけ回動させられながら右側方の仕分けコンベヤ12上に横長姿勢のまま押し出される。
【0038】
そして、上記一実施の形態によれば、複数の押出体23の押出面36にて仕分けコンベヤ12の搬送方向に連続した一直線状態に形成された連続押出面部40で、細長形状の物品Wを搬送手段30外の右側方の仕分けコンベヤ12上に横長姿勢のまま押し出すので、押出体23による押出し開始のタイミングにかかわらず、従来の構成のように物品Wが押出体3間の間隙4に入り込んで不本意に回動してしまうようなことがなく、所望の向きを維持でき、安定した仕分け作業ができる。
【0039】
よって、例えば、仕分けコンベヤ12上でのバーコード読取り作業や、パレタイジング作業等を適切に行うことができる。また、仕分けコンベヤ12上において、物品Wをこの物品Wの幅方向を仕分けコンベヤ12の搬送方向に一致させた状態で貯留できるので、物品Wの長手方向を仕分けコンベヤ12の搬送方向に一致させた状態で貯留する場合に比べて、複数の物品Wをスペース効率よく貯留でき、例えば仕分けコンベヤ12の貯留部の長さを短くでき、スペースセービング効果がある。なお、図示しないが、比較的小さいサイコロ状である立方体形状、直方体形状等の小物品についても、この小物品が不本意に回動することを防止でき、安定した仕分け作業ができる。
【0040】
また、細長形状の物品Wを図4に示されるように互いに隣接する複数、例えば2つの押出体23における互いに重なり合ったラップ押出面部39を含む押出面36で押し出すことにより、物品Wから受ける力を2つの押出体23に適切に分散でき、耐久性を良好にでき、例えば押出体23、移動搬送体21、ガイド機構60の第3のガイドレール63等の寿命をのばすことができる。
【0041】
なお、例えば、1つの押出体23と対応する大きさの立方体形状の物品Wについては、図5(a)のように従来1つの押出体3で押し出されていたものが、図5(b)のように2つ或いは3つの押出体23で押し出されることとなり、物品Wから受ける力を適切に分散できる。また、例えば、2つの押出体23と対応する大きさの立方体形状の物品Wについては、図6(a)のように従来2つの押出体3で押し出されていたものが、図6(b)のように3つ或いは4つの押出体23で押し出されることとなり、物品Wから受ける力を適切に分散できる。
【0042】
なお、押出体23の本体部31は、比較的厚い所定の厚さの略三角板状に形成されていると説明したが、例えば、図示しないが、厚さ薄い略三角板状の底板部とこの底板部の底辺を除く2辺から立ち上がり外面に押出面36を有する立上り板部とにて形成されているものでもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送方向に隣接する押出体のうちの一方の押出体の押出面と他方の押出体の押出面とが、平面視で一直線状態でかつ一部が重なり合った状態となって物品に同時に接触してこの物品を搬送手段外に押し出すので、物品が隣接する押出体間に入り込むことがなく、物品が不本意に回動することを防止でき、安定した仕分け作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の搬送仕分け装置の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】 同上搬送仕分け装置の押出体の側面図である。
【図3】 同上搬送仕分け装置の押出体の斜視図である。
【図4】 同上搬送仕分け装置の押出体の動作説明図である。
【図5】 (a)は従来の搬送仕分け装置の押出体の動作説明図で、(b)は本発明の搬送仕分け装置の押出体の動作説明図である。
【図6】 (a)は従来の搬送仕分け装置の押出体の動作説明図で、(b)は本発明の搬送仕分け装置の押出体の動作説明図である。
【図7】 従来の搬送仕分け装置の押出体の動作説明図である。
【図8】 従来の搬送仕分け装置の平面図である。
【符号の説明】
11 搬送仕分け装置
23 押出体
30 搬送手段
34 間隙
36 押出面
39 ラップ押出面部
X 搬送方向
W 物品
Claims (3)
- 物品を搬送方向に搬送する搬送手段と、
この搬送手段に前記搬送方向と交差する方向に移動可能に設けられ、物品に接触してこの物品を押し出す押出面を側面に有する複数の押出体とを具備し、
前記搬送方向に隣接する前記押出体のうちの一方の押出体の前記押出面と他方の押出体の前記押出面とが、平面視で一直線状態でかつ一部が重なり合った状態となって物品に同時に接触してこの物品を前記搬送手段外に押し出す
ことを特徴とする搬送仕分け装置。 - 搬送方向に隣接する押出体のうちの一方の押出体の押出面における搬送方向後端には、他方の押出体の押出面における搬送方向前端の上方および下方の少なくともいずれか一方に位置するラップ押出面部が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の搬送仕分け装置。 - 搬送方向に隣接する押出体のうちの一方の押出体の傾斜状の搬送方向後側部下面と他方の押出体の傾斜状の搬送方向前側部上面とが、若干の間隙を介して互いに離間対向して略平行状に位置する
ことを特徴とする請求項1または2記載の搬送仕分け装置。
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