JP4432639B2 - 放送受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の放送局から送信される所定チャンネルの放送電波を、指向性切替アンテナによって受信する放送受信機に関するものである。
日本では一般に、一箇所の基地局からテレビジョン放送等の放送電波が送信されている。そのため、住居の屋根やベランダ等に放送受信用のアンテナを基地局へ向けて固定し、アンテナと放送受信機とをケーブルで接続することで、複数の放送局が送信している放送電波をほぼ全て受信することができる。これに対して、例えば米国では、複数の放送局からそれぞれ個別に放送電波が送信されている。そのため、アンテナを一箇所に向けて固定すると、アンテナの向いている方向にある放送局の放送電波は受信することができるが、アンテナの向いていない方向にある放送局の放送電波は受信することができない。
そこで、異なる方位にある複数の放送局からの電波を1つのアンテナで受信するには、アンテナの指向性を複数方向に切り替える必要がある。このような指向性の切り替えが可能なアンテナ(以下、「指向性切替アンテナ」という)は、例えば後記の特許文献1〜3に記載されている。指向性切替アンテナは、複数のアンテナ素子と、各アンテナ素子に対応する移相器等から構成され、各アンテナ素子で受信した信号の位相を各移相器で調整して合成することにより、指向性を電気的に可変させる。例えば、指向性切替アンテナの一例であるスマートアンテナでは、指向性を16方向に切り替えることが規格で規定されている。
このような指向性切替アンテナを用いると、放送受信機からアンテナに制御信号を送信して、当該アンテナの指向性を所定方向に切り替えることにより、各放送局からの放送電波を受信することができる。これにより、ユーザは、指向性切替アンテナを住居の屋根等に固定して取り付けても、点在している複数の放送局から送信されている放送電波を殆ど全て受信することができる。
指向性切替アンテナの制御方法は、特許文献1〜3に示されている。特許文献1においては、受信信号が最大レベルとなるビーム指向方向の頻度を計数し、頻度が最も多い方向にビーム指向方向を固定して通信を行い、通信が遮断された場合は、2番目に頻度が多い方向にビーム指向方向を切り替えて通信を行い、通信が遮断された場合は、3番目に頻度が多い方向にビーム指向方向を切り替えるといった制御を行うことで、移相器の負荷を軽減して故障率を低減するようにしている。特許文献2においては、現在の指向方向での受信レベルが基準値より低くなったときに、指向方向を時計回りおよび反時計回りにそれぞれ1ステップだけ変更し、変更後の指向方向での受信レベルが現在の指向方向での受信レベルより高い場合に、その方向を新たな指向方向として設定することにより、高い精度で衛星の追尾を行えるようにしている。特許文献3においては、指向方向を切り替える際に、指向性を周期的に微小量変化させ、そのときの受信信号の変化状態に基づいて切り替え方向を決定することで、指向方向の遷移過程において受信信号レベルが落ち込むのを防止し、安定した受信が行えるようにしている。
特開2001−160773号公報(段落0014〜0017、図1) 特開平5−232205号公報(段落0009〜0018、図4) 特開昭56−17536号公報(第5頁左上欄第5行〜右下欄第12行)
上述したような指向性切替アンテナで放送電波を受信する放送受信機においては、チャンネルの選局時に、そのチャンネルの放送電波を最も感度良く受信できる方向を検索し、その方向にアンテナの指向性を合わせることができるように、オートスキャンの機能が備わっている。このオートスキャンでは、各チャンネルについて、アンテナの指向性が順次切り替えられ、各方向における受信信号のレベルが検出される。そして、受信信号のレベルが閾値以上であれば、その方向が当該チャンネルにおける受信可能方向と判定され、さらに、受信可能方向の中で最も受信レベルの大きい(すなわち受信感度の高い)方向が、そのチャンネルでの最適方向として決定される。そして、アンテナの指向性が最適方向となるようにアンテナを電気的に制御することで、そのチャンネルの放送電波を最良の状態で受信することができる。
図12は、選局時におけるオートスキャンの方法を説明する図である。ここでは、指向性を16方向へ切り替え可能なスマートアンテナの場合を例に挙げている。図中の数字0〜15は、方向の番号を表している。図12に示すように、あるチャンネルが選局された場合に、例えば方向0からスキャンを開始し、反時計回りに順次スキャンを行いながら、それぞれの方向における受信信号のレベルを検出し、そのレベルが閾値以上か否かを判定する。この動作は、シーク(Seek)処理と呼ばれている。これを方向0から方向15までの全ての方向について行い、各方向ごとに受信の可否を判定する。ここでは、方向9、10、11、12が受信可能となっている。そして、方向15までスキャンしてシーク処理が終了した時点で、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向、すなわち最も受信感度の高い方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定する。ここでは、方向11が最適方向となっている。
ところで、放送受信機においては、一般のテレビジョン受像機等と同様に、当該受信機の使用地域で視聴できるチャンネルを設定するためのプリセット機能が要求される。そして、このプリセットを自動で行うためには、アンテナの指向性を順次切り替え、受信可能なチャンネルを検索するオートスキャンの機能が必要となる。
しかしながら、チャンネルをプリセットする場合に、オートスキャンのアルゴリズムとして、上述したような通常の選局時におけるオートスキャンと同じアルゴリズムを用いたのでは、各チャンネルごとに、アンテナの全方向にわたってシーク処理が行われ、受信可能な方向の中から最適方向を検出する処理が行われるため、全チャンネルについてオートスキャンが完了するまでに時間がかかり、ユーザの待ち時間が長くなるという問題がある。
チャンネルプリセット時のオートスキャンは、もともと受信可能なチャンネルを検索するために行われるものであり、受信可能なチャンネルを検索するだけなら、最適方向まで検出するようなシーク処理は不要である。本発明は、かかる観点からなされたもので、指向性切替アンテナで放送電波を受信する放送受信機において、チャンネルプリセット時のオートスキャンの高速化を図ることを目的とする。
本発明に係る放送受信機は、複数方向に指向性の切り替えが可能な指向性切替アンテナで放送電波を受信する受信機であって、受信可能なチャンネルを検索するためのオートスキャン機能を備え、チャンネルプリセット時には、あるチャンネルについてのオートスキャンの実行中に、受信可能な方向を最初に検出したときは、当該検出時点でオートスキャンを中止して、次のチャンネルについてのオートスキャンへ移行し、チャンネル選局時には、すべての方向についてスキャンを行い、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定するようにしたものである。
本発明においては、受信可能な方向が最初に検出された時点でオートスキャンは打ち切られ、次のチャンネルについてオートスキャンが実行される。このため、受信可能なチャンネルを抽出してプリセットする機能は担保しつつ、必要のない最適方向の検索処理を省略することで、オートスキャンの高速化を図ることができる。
本発明では、指向性切替アンテナの典型的なものとして、スマートアンテナを用いることができる。後述する実施形態においては、スマートアンテナを用いた5つの実施形態が開示されている。
請求項1に係る発明では、制御部が、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルについて検出された受信可能方向を調べ、その方向を起点としてオートスキャンを開始する。このようにすると、受信の可能性がある方向からオートスキャンが開始されるため、受信可能方向を発見するまでの時間を短縮して、オートスキャンの一層の高速化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、制御部が、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向のうちで最多の方向を調べ、その方向を起点としてオートスキャンを開始する。このようにすると、受信できる確率の高い方向からオートスキャンが開始されるため、受信可能方向を発見するまでの時間をより短縮して、オートスキャンの更なる高速化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、制御部が、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向のうちで最多の方向を調べるとともに、その方向に対して時計回りと反時計回りのいずれの方向に受信可能方向が多いかを調べてスキャン方向を決定し、上記最多方向を起点として上記スキャン方向へオートスキャンを開始する。このようにすると、受信できる確率の高い方向からオートスキャンが開始され、受信できる確率の高い方向へスキャンが行われるため、受信可能方向を発見するまでの時間をより短縮して、オートスキャンの更なる高速化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、制御部が、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向を検出頻度に応じて順位付けし、順位が第1位である方向を起点としてオートスキャンを開始し、以降は順位付けされた順番に従って所定方向に対しオートスキャンを実行する。このようにすると、受信できる確率の高い順番に各方向へのオートスキャンが行われるため、受信可能方向を発見するまでの時間をより短縮して、オートスキャンの更なる高速化を図ることができる。
本発明によれば、チャンネルプリセット時に最適方向の検索処理が不要となることによって、オートスキャンの高速化を図ることができ、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
図1は、本発明に係る放送受信機を用いたテレビジョン放送の受信システムを示す図である。図1において、1は放送受信機、2はスマートアンテナ、3はテレビジョン受像機(以下、「テレビ」という)である。放送受信機1とテレビ3とは、一般家庭の住居内に据置されていて、ケーブルにより接続されている。スマートアンテナ2は、住居の屋根またはベランダに取付固定されていて、放送受信機1とケーブルにより接続されている。
スマートアンテナ2は、4本のアンテナ素子2a〜2dと、各アンテナ素子2a〜2dに対応させて設けた移相器、合成器、および制御回路等(アンテナ素子2a〜2d以外は図示省略)を備えていて、各アンテナ素子2a〜2dによって受信した信号の位相を各移相器で調整し、調整後の信号を合成器で合成することにより、指向性を電気的に16方向に切り替える。なお、16方向とは、スマートアンテナ2の周囲360°を16分割した各方向のことであり、当該各方向は、0〜15の番号で示される(例えば図2参照)。放送受信機1は、スマートアンテナ2を制御して、スマートアンテナ2の指向性を切り替えることにより、住居の周辺に点在している複数の放送局より送信されるテレビジョン放送電波を受信する。スマートアンテナ2は、本発明における指向性切替アンテナの一実施形態を構成する。
4はCPUやROMやRAM等からなる制御部であって、放送受信機1の各部を制御する。制御部4のROMには、制御用のプログラムおよびデータが記憶されていて、RAMには、制御用のデータが読み書き可能に記憶される。この制御部4は、後述するように、スマートアンテナ2の各方向に対しオートスキャンを行うことにより、受信可能な方向を検出する。
5はチューナであって、スマートアンテナ2で受信した放送電波から所定チャンネルの信号を取り出す。6は信号処理部であって、チューナ5で取り出された信号を処理して、再生映像信号および再生音声信号を生成する。7はOSD(On Screen Display)回路であって、信号処理部6から出力される再生映像信号に制御部4から出力される画像データを重畳させて、テレビ3のモニタの画面上にオンスクリーン表示させる。テレビ3は、信号処理部6から出力される再生映像信号に基づいて、映像をモニタに表示するとともに、信号処理部6から出力される再生音声信号に基づいて、音声をスピーカから出力する(図1では、音声系統の図示を省略)。
8は不揮発性のメモリ、9はチャンネルキーや電源キー等の各種のキーを備えた操作部、10はリモートコントローラ(以下、「リモコン」という)11からの信号を受信するリモコン受信部である。リモコン11は、チャンネルキー、メニューキー、および十字キー等の各種のキーを備えている。
上述した構成において、ユーザが放送受信機1とスマートアンテナ2とを接続した後、放送受信機1の電源を投入すると、制御部4は、チャンネルのプリセット(初期設定)を行う。なお、ユーザがリモコン11を操作して、プリセットを指示したときにも、制御部4は、チャンネルのプリセットを行う。チャンネルプリセットにおいては、チャンネル番号と、当該チャンネルにおいて受信可能な方向の番号とが、メモリ8に順次記録される。このプリセット動作の詳細については、後述する。そして、全てのチャンネルのプリセットが完了すると、メモリ8の所定領域には、チャンネル番号と方向番号とが対応付けられたチャンネルプリセットテーブルが作成される。
チャンネルプリセットテーブルが作成されたことは、住居の周囲に点在している複数の放送局から送信されている放送電波を殆ど全て受信して、チャンネル番号毎に受信可能なアンテナの方向を放送受信機1に設定できたことを意味する。このため、上記テーブルの作成後、ユーザがリモコン11を操作してチャンネルを切り替えたときに、制御部4が、切り替え先のチャンネルの放送電波を受信できる方向をテーブルから読み出し、当該番号の示す方向にスマートアンテナ2の指向性を切り替えることにより、同チャンネル番号の放送電波を即座に受信することができる。そして、受信した放送電波をチューナ5および信号処理部6により処理して、即座にテレビ3に映像を表示させ、また音声を出力することができる。これによって、ユーザが切り替え先のチャンネル番号の放送を視聴可能になるまでの時間を短縮することが可能となる。
図2は、本発明の第1実施形態におけるチャンネルプリセット時のオートスキャン動作を説明する図である。本実施形態では、方向0を起点としてオートスキャンを開始し、反時計回りに0→1→2→3→4→…の順で順次スキャンを行いながら、各方向における受信信号のレベルを検出し、そのレベルが閾値以上か否かを判定するシーク(Seek)処理を実行してゆく。そして、あるチャンネル(例えば2Ch)についてのオートスキャンの実行中に、受信可能な方向を最初に検出した時点でオートスキャンを中止し、次のチャンネル(例えば3Ch)のオートスキャンを開始する。
図2の例では、方向0から方向8までは、受信信号のレベルが閾値未満であって受信可能な方向が検出されなかったが、方向9において初めて受信信号のレベルが閾値以上となったため、方向9を最初に検出された受信可能方向と判断し、この時点で直ちにオートスキャンを打ち切ってシーク処理を終了する。このときの方向9は、チャンネル番号と対応付けて、メモリ8のチャンネルプリセットテーブルに記録される。そして、再び方向0を起点として、次のチャンネルのオートスキャンを開始し、上記と同様にして、反時計回りに順次スキャンしながらシーク処理を行う。以上の手順をすべてのチャンネルについてのシーク処理が完了するまで反復する。
もっとも、図2において受信可能な方向として検出された方向9は、必ずしもそのチャンネルにおける最適方向(受信感度が最大の方向)とは限らない。仮に、方向10以降についてもシーク処理を続行したとすれば、例えば方向11が最適方向として検出される可能性がある。しかるに、前述したように、チャンネルプリセットのためのオートスキャンにおいては、受信可能なチャンネルが検出できれば足りるから、最適方向まで検索する必要はない。各チャンネルでの最適方向の検索は、プリセット終了後に、そのチャンネルの選局動作が実際に行われた場合に実行される。この場合の検索は、例えば、図12で説明したような方法で実行される。すなわち、すべての方向についてスキャンを行い、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定する。以上に関しては、後述の第2〜第5実施形態についても同様である。
図3は、第1実施形態における上述のオートスキャン動作を表したフローチャートである。この手順は、制御部4のCPUがROMに格納されたプログラムに従って実行する。以下のフローチャートにおいても同様である。オートスキャンが開始されると、制御部4は、スマートアンテナ2に対して、最初にサーチするチャンネルについての設定を行わせる(ステップS1)。すなわち、制御部4は、ROMの所定領域に予め登録されているチャンネル番号の中から、最初のサーチ対象とするチャンネル番号を読み出し、このチャンネル番号をスマートアンテナ2に送信する。スマートアンテナ2は、チャンネル番号を受信すると、当該チャンネルに対応する周波数帯域の放送電波を受信できるよう、アンテナ各部に対する設定を行う。
次に、制御部4は、図2に示した方向0から反時計回りに指向性を順次切り替えることを指示する制御信号をスマートアンテナ2に所定周期で送り、これを受けてスマートアンテナ2は、方向0から方向1→2→3→4→…へとシーク処理を開始する(ステップS2)。シーク処理が開始された後、制御部4は、受信可能な方向が検出されたか否かを判定する(ステップS3)。この判定は、既述のように、受信信号のレベルが閾値以上か否かを検出することに基づいて行われる。そして、受信可能な方向が検出されなければ(ステップS3:NO)、シーク処理を続行する。一方、受信可能な方向が最初に検出されれば(ステップS3:YES)、制御部4は、その時点でオートスキャンを打ち切り、シーク処理を停止する(ステップS4)。そして、このとき検出された方向の番号を、チャンネル番号とともにメモリ8に保存する(ステップS5)。その後、全チャンネルについてプリセットが完了したかどうかを判定し(ステップS6)、完了してなければ(ステップS6:NO)、ステップS1へ戻って、次のチャンネルについての設定を行った後、上述したステップS2〜S5を実行して、次のチャンネルのプリセットを行ってゆく。全チャンネルについてプリセットが完了すれば(ステップS6:YES)、オートスキャンの動作を終了する。この時点では、メモリ8に前述したチャンネルプリセットテーブルが完成している。このテーブルでチャンネル番号と対応付けて記録されている方向番号は、以後の選局動作において、そのチャンネルの放送電波の受信が可能と想定される方向を表している。
以上述べた第1実施形態によれば、受信可能なチャンネルを抽出することで、チャンネルのプリセットを行う機能を担保しつつ、プリセット時のオートスキャンでは必要のない最適方向の検索処理が省略されるため、オートスキャンを高速に行うことが可能となり、これによってユーザでの待ち時間を短縮することができる。
図4は、本発明の第2実施形態におけるチャンネルプリセット時のオートスキャン動作を説明する図である。本実施形態では、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルについて検出された受信可能方向を調べ、その方向を起点としてオートスキャンを開始する。例えば、図4(a)のように、前のチャンネル(例えば2ch)について受信可能な方向として検出された方向が方向9であったとすると、次のチャンネル(例えば3ch)については、図4(b)のように、方向9を起点としてオートスキャンを開始し、ここから反時計回りに9→10→11→12…の順で順次スキャンしながら、シーク処理を行ってゆく。
この場合、前のチャンネルで方向9が受信可能と判定されたことにより、方向9およびそれに近接する方向は、今回のチャンネルにおいても受信可能な方向として検出される可能性があることから、方向9を起点としてオートスキャンを開始することで、受信可能な方向を検出するまでの時間が短くなる。
そして、このオートスキャンの実行中に、例えば方向11が受信可能な方向として最初に検出されたとすると、第1実施形態と同様に、その時点でオートスキャンを中止し、次のチャンネル(例えば4ch)のオートスキャンを、方向11を起点として開始する。以下同様にして、上記手順をすべてのチャンネルについてのシーク処理が完了するまで反復する。
図5は、第2実施形態における上述のオートスキャン動作を表したフローチャートである。オートスキャンが開始されると、制御部4は、スマートアンテナ2に対して、最初にサーチするチャンネルについての設定を行わせる(ステップS11)。この詳細は図3のステップS1で述べたとおりである。続いて、制御部4は、メモリ8を参照して、前回スキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向を読み出す(ステップS12)。最初のチャンネルについては、前回のデータが存在しないので、方向0が読み出される。制御部4は、読み出した方向から反時計回りに指向性を順次切り替えることを指示する制御信号をスマートアンテナ2に所定周期で送り、これを受けてスマートアンテナ2は、その方向を起点としてシーク処理を開始する(ステップS13)。
シーク処理が開始された後の動作は、図3の場合と同じである。すなわち、制御部4は、受信可能な方向が検出されたか否かを判定し(ステップS14)、受信可能な方向が検出されなければ(ステップS14:NO)、シーク処理を続行する。受信可能な方向が最初に検出されれば(ステップS14:YES)、制御部4は、その時点でオートスキャンを打ち切り、シーク処理を停止する(ステップS15)。そして、このとき検出された方向の番号を、チャンネル番号とともにメモリ8に保存する(ステップS16)。その後、全チャンネルについてプリセットが完了したかどうかを判定し(ステップS17)、完了してなければ(ステップS17:NO)、ステップS11へ戻って、次のチャンネルについての設定を行った後、上述したステップS12〜S16を実行して、次のチャンネルのプリセットを行ってゆく。全チャンネルについてプリセットが完了すれば(ステップS17:YES)、オートスキャンの動作を終了する。
以上述べた第2実施形態によれば、受信の可能性がある方向からオートスキャンが開始されるため、受信可能方向を発見するまでの時間を短縮して、オートスキャンの一層の高速化を図ることができる。
図6は、本発明の第3実施形態におけるチャンネルプリセット時のオートスキャン動作を説明する図である。本実施形態では、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、過去に検出された受信可能方向、すなわち当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向のうちで最多の方向を調べ、その方向を起点としてオートスキャンを開始する。図6(a)はメモリ8に記録されているチャンネルプリセットテーブルの例を示している。ここでは、チャンネル3、8、10において、受信可能方向として方向9が検出されており、方向9が受信可能方向のうちで最多の方向であるから、図6(b)のように、方向9を起点としてオートスキャンを開始し、ここから反時計回りに9→10→11→12…の順で順次スキャンしながら、シーク処理を行ってゆく。
この場合、方向9が受信可能な最多方向であることにより、方向9およびそれに近接する方向は、今回のチャンネルにおいても受信可能な方向として検出される確率が高いことから、方向9を起点としてオートスキャンを開始することで、受信可能な方向を検出するまでの時間が短くなる。
そして、このオートスキャンの実行中に、例えば方向10が受信可能な方向として最初に検出されたとすると、第1実施形態と同様に、その時点でオートスキャンを中止し、次のチャンネルのオートスキャンを、更新されたチャンネルプリセットテーブルに基づき、受信可能な最多方向を起点として開始する。以下同様にして、上記手順をすべてのチャンネルについてのシーク処理が完了するまで反復する。
図7は、第3実施形態における上述のオートスキャン動作を表したフローチャートである。オートスキャンが開始されると、制御部4は、スマートアンテナ2に対して、最初にサーチするチャンネルについての設定を行わせる(ステップS21)。この詳細は図3のステップS1で述べたとおりである。続いて、制御部4は、メモリ8を参照して、最多の受信可能方向を読み出す(ステップS22)。最初のチャンネルについては、過去のデータが存在しないので、方向0が読み出される。制御部4は、読み出した方向から反時計回りに指向性を順次切り替えることを指示する制御信号をスマートアンテナ2に所定周期で送り、これを受けてスマートアンテナ2は、その方向を起点としてシーク処理を開始する(ステップS23)。
シーク処理が開始された後の動作は、図3の場合と同じである。すなわち、制御部4は、受信可能な方向が検出されたか否かを判定し(ステップS24)、受信可能な方向が検出されなければ(ステップS24:NO)、シーク処理を続行する。受信可能な方向が最初に検出されれば(ステップS24:YES)、制御部4は、その時点でオートスキャンを打ち切り、シーク処理を停止する(ステップS25)。そして、このとき検出された方向の番号を、チャンネル番号とともにメモリ8に保存する(ステップS26)。その後、全チャンネルについてプリセットが完了したかどうかを判定し(ステップS27)、完了してなければ(ステップS27:NO)、ステップS21へ戻って、次のチャンネルについての設定を行った後、上述したステップS22〜S26を実行して、次のチャンネルのプリセットを行ってゆく。全チャンネルについてプリセットが完了すれば(ステップS27:YES)、オートスキャンの動作を終了する。
以上述べた第3実施形態によれば、受信できる確率の高い方向からオートスキャンが開始されるため、受信可能方向を発見するまでの時間をより短縮して、オートスキャンの更なる高速化を図ることができる。
図8は、本発明の第4実施形態におけるチャンネルプリセット時のオートスキャン動作を説明する図である。本実施形態では、第3実施形態のように過去に検出された受信可能方向のうちで最多の方向を調べることに加え、その方向に対して時計回りと反時計回りのいずれの方向に受信可能方向が多いかを調べてスキャン方向を決定し、上記最多方向を起点として上記スキャン方向へオートスキャンを開始する。
図8(a)はメモリ8に記録されているチャンネルプリセットテーブルの例を示している。ここでは、チャンネル3、8、10において、受信可能方向として方向9が検出されており、方向9が受信可能方向のうちで最多の方向であるから、方向9を起点としてオートスキャンを開始する。また、方向9を起点とした場合、方向9と反対側の方向1に行くまでに、時計回り方向では、方向7(チャンネル2)と方向5(チャンネル6)の2方向が受信可能方向となっているが、反時計回り方向では、方向13(チャンネル12)が受信可能方向となっているのみである。よって、スキャン方向を時計回り方向と決定し、図8(b)のように、方向9を起点として、ここから時計回りに9→8→7→6…の順で順次スキャンしながら、シーク処理を行ってゆく。
この場合、方向9が受信可能な最多方向であることにより、方向9およびそれに近接する方向は、今回のチャンネルにおいても受信可能な方向として検出される確率が高く、また、時計回りにスキャンするほうが反時計回りにスキャンするよりも、受信可能な方向を検出する確率が高いことから、方向9を起点として時計回りにオートスキャンを開始することで、受信可能な方向を検出するまでの時間が短くなる。
そして、このオートスキャンの実行中に、例えば方向7が受信可能な方向として最初に検出されたとすると、第1実施形態と同様に、その時点でオートスキャンを中止し、次のチャンネルのオートスキャンを、更新されたチャンネルプリセットテーブルに基づき、受信可能な最多方向を起点として、受信可能方向が多い回転方向へ開始する。以下同様にして、上記手順をすべてのチャンネルについてのシーク処理が完了するまで反復する。
図9は、第4実施形態における上述のオートスキャン動作を表したフローチャートである。オートスキャンが開始されると、制御部4は、スマートアンテナ2に対して、最初にサーチするチャンネルについての設定を行わせる(ステップS31)。この詳細は図3のステップS1で述べたとおりである。続いて、制御部4は、メモリ8を参照して、最多の受信可能方向を読み出す(ステップS32)。最初のチャンネルについては、過去のデータが存在しないので、方向0が読み出される。次に、メモリ8から他の受信可能方向を読み出す(ステップS33)。そして、ステップS32、S33で読み出した方向に基づいて、オートスキャンの回転方向を時計回りと反時計回りのいずれにするかを決定する(ステップS34)。最初のチャンネルについては、反時計回りの方向をスキャン方向と決定する。制御部4は、ステップS32で読み出された方向を起点として、ステップS34で決定された回転方向へ指向性を順次切り替えることを指示する制御信号をスマートアンテナ2に所定周期で送る。これを受けてスマートアンテナ2は、所定方向を起点として所定の回転方向へシーク処理を開始する(ステップS35)。
シーク処理が開始された後の動作は、図3の場合と同じである。すなわち、制御部4は、受信可能な方向が検出されたか否かを判定し(ステップS36)、受信可能な方向が検出されなければ(ステップS36:NO)、シーク処理を続行する。受信可能な方向が最初に検出されれば(ステップS36:YES)、制御部4は、その時点でオートスキャンを打ち切り、シーク処理を停止する(ステップS37)。そして、このとき検出された方向の番号を、チャンネル番号とともにメモリ8に保存する(ステップS38)。その後、全チャンネルについてプリセットが完了したかどうかを判定し(ステップS39)、完了してなければ(ステップS39:NO)、ステップS31へ戻って、次のチャンネルについての設定を行った後、上述したステップS32〜S38を実行して、次のチャンネルのプリセットを行ってゆく。全チャンネルについてプリセットが完了すれば(ステップS39:YES)、オートスキャンの動作を終了する。
以上述べた第4実施形態によれば、受信できる確率の高い方向からオートスキャンが開始され、受信できる確率の高い方向へスキャンが行われるため、受信可能方向を発見するまでの時間をより短縮して、オートスキャンの更なる高速化を図ることができる。
図10は、本発明の第5実施形態におけるチャンネルプリセット時のオートスキャン動作を説明する図である。本実施形態では、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、過去に検出された受信可能方向、すなわち当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向を検出頻度に応じて順位付けし、順位が第1位である方向を起点としてオートスキャンを開始し、以降は順位付けされた順番に従って所定方向に対しオートスキャンを実行する。
図10(a)はメモリ8に記録されているチャンネルプリセットテーブルの例を示している。ここでは、チャンネル3、8、10において、受信可能方向として方向9が検出されており、方向9が第1位に順位付けされる。また、チャンネル2、12において、受信可能方向として方向7が検出されており、方向7が第2位に順位付けされる。また、チャンネル6において、受信可能方向として方向13が検出され、チャンネル13において、受信可能方向として方向5が検出されているので、方向5および方向13が第3位に順位付けされる。
そこで、図10(b)のように、順位が第1位である方向9を起点としてオートスキャンを開始し、方向9の次は、順位が第2位である方向7へスキップし、方向7の次は、順位が第3位である方向5へスキップし、その後、同じく順位が第3位である方向13へスキップする、というように、順位付けされた順番に従って順次スキャンしながら、シーク処理を行ってゆく。なお、方向5と方向13はともに順位が第3位であるから、方向7の次に方向13へスキップし、その後、方向5へスキップしても差し支えない。
この場合、方向9が検出頻度で第1位であることにより、方向9およびそれに近接する方向は、今回のチャンネルにおいても受信可能な方向として検出される確率が最も高く、第2位の方向7がその次に確率が高いことから、方向9を起点としてオートスキャンを開始し、以後は順位に従ってスキャンしてゆくことで、受信可能な方向を検出するまでの時間が短くなる。
そして、このオートスキャンの実行中に、例えば方向7が受信可能な方向として最初に検出されたとすると、第1実施形態と同様に、その時点でオートスキャンを中止し、次のチャンネルのオートスキャンを、更新されたチャンネルプリセットテーブルに基づき、上述した順位に従って実行する。以下同様にして、上記手順をすべてのチャンネルについてのシーク処理が完了するまで反復する。
図11は、第5実施形態における上述のオートスキャン動作を表したフローチャートである。オートスキャンが開始されると、制御部4は、スマートアンテナ2に対して、最初にサーチするチャンネルについての設定を行わせる(ステップS41)。この詳細は図3のステップS1で述べたとおりである。続いて、制御部4は、メモリ8を参照して、受信可能方向を読み出す(ステップS42)。そして、読み出した受信可能方向に対して順位付けを行う(ステップS43)。その後、順位付けに従ってシーク処理を開始する(ステップS44)。最初のチャンネルについては、過去のデータが存在しないので、方向0を起点として反時計回りへ順次スキャンしてシーク処理を行う。
シーク処理が開始された後の動作は、図3の場合と同じである。すなわち、制御部4は、受信可能な方向が検出されたか否かを判定し(ステップS45)、受信可能な方向が検出されなければ(ステップS45:NO)、シーク処理を続行する。受信可能な方向が最初に検出されれば(ステップS45:YES)、制御部4は、その時点でオートスキャンを打ち切り、シーク処理を停止する(ステップS46)。そして、このとき検出された方向の番号を、チャンネル番号とともにメモリ8に保存する(ステップS47)。その後、全チャンネルについてプリセットが完了したかどうかを判定し(ステップS48)、完了してなければ(ステップS48:NO)、ステップS41へ戻って、次のチャンネルについての設定を行った後、上述したステップS42〜S47を実行して、次のチャンネルのプリセットを行ってゆく。全チャンネルについてプリセットが完了すれば(ステップS48:YES)、オートスキャンの動作を終了する。
以上述べた第5実施形態によれば、受信できる確率の高い順番に各方向へのオートスキャンが行われるため、受信可能方向を発見するまでの時間をより短縮して、オートスキャンの更なる高速化を図ることができる。
以上述べた実施形態では、スマートアンテナ2を接続した放送受信機1に、本発明を適用した場合を例に挙げているが、本発明は、スマートアンテナ以外にも、例えばアダプティブアレイアンテナのような複数の方向に指向性を切替可能なアンテナを接続した放送受信機に適用することが可能である。また、例えばラジオ放送を受信する放送受信機や、衛星放送を受信する放送受信機のようなものにも適用することが可能である。
本発明に係る放送受信機を用いた受信システムを示す図である。 第1実施形態の動作を説明する図である。 第1実施形態の動作を表したフローチャートである。 第2実施形態の動作を説明する図である。 第2実施形態の動作を表したフローチャートである。 第3実施形態の動作を説明する図である。 第3実施形態の動作を表したフローチャートである。 第4実施形態の動作を説明する図である。 第4実施形態の動作を表したフローチャートである。 第5実施形態の動作を説明する図である。 第5実施形態の動作を表したフローチャートである。 選局時のオートスキャンの方法を説明する図である。
1 放送受信機
2 スマートアンテナ
3 テレビジョン受像機
4 制御部
5 チューナ
6 信号処理部
8 メモリ
9 操作部

Claims (4)

  1. スマートアンテナで受信した放送電波から所定チャンネルの信号を取り出すチューナと、このチューナで取り出された信号を処理する信号処理部と、前記スマートアンテナを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、チャンネルプリセット時には、各チャンネルについて、前記スマートアンテナの各方向に対しオートスキャンを行うことにより受信可能な方向を検出し、あるチャンネルについてのオートスキャンの実行中に、受信可能な方向を最初に検出したときは、当該検出時点でオートスキャンを中止して、次のチャンネルについてのオートスキャンへ移行し、チャンネル選局時には、すべての方向についてスキャンを行い、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定する放送受信機において、
    前記制御部は、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルについて検出された受信可能方向を調べ、その方向を起点としてオートスキャンを開始することを特徴とする放送受信機。
  2. スマートアンテナで受信した放送電波から所定チャンネルの信号を取り出すチューナと、このチューナで取り出された信号を処理する信号処理部と、前記スマートアンテナを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、チャンネルプリセット時には、各チャンネルについて、前記スマートアンテナの各方向に対しオートスキャンを行うことにより受信可能な方向を検出し、あるチャンネルについてのオートスキャンの実行中に、受信可能な方向を最初に検出したときは、当該検出時点でオートスキャンを中止して、次のチャンネルについてのオートスキャンへ移行し、チャンネル選局時には、すべての方向についてスキャンを行い、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定する放送受信機において、
    前記制御部は、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向のうちで最多の方向を調べ、その方向を起点としてオートスキャンを開始することを特徴とする放送受信機。
  3. スマートアンテナで受信した放送電波から所定チャンネルの信号を取り出すチューナと、このチューナで取り出された信号を処理する信号処理部と、前記スマートアンテナを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、チャンネルプリセット時には、各チャンネルについて、前記スマートアンテナの各方向に対しオートスキャンを行うことにより受信可能な方向を検出し、あるチャンネルについてのオートスキャンの実行中に、受信可能な方向を最初に検出したときは、当該検出時点でオートスキャンを中止して、次のチャンネルについてのオートスキャンへ移行し、チャンネル選局時には、すべての方向についてスキャンを行い、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定する放送受信機において、
    前記制御部は、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向のうちで最多の方向を調べるとともに、その方向に対して時計回りと反時計回りのいずれの方向に受信可能方向が多いかを調べてスキャン方向を決定し、前記最多方向を起点として前記スキャン方向へオートスキャンを開始することを特徴とする放送受信機。
  4. スマートアンテナで受信した放送電波から所定チャンネルの信号を取り出すチューナと、このチューナで取り出された信号を処理する信号処理部と、前記スマートアンテナを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、チャンネルプリセット時には、各チャンネルについて、前記スマートアンテナの各方向に対しオートスキャンを行うことにより受信可能な方向を検出し、あるチャンネルについてのオートスキャンの実行中に、受信可能な方向を最初に検出したときは、当該検出時点でオートスキャンを中止して、次のチャンネルについてのオートスキャンへ移行し、チャンネル選局時には、すべての方向についてスキャンを行い、受信可能な方向のうち受信レベルが最大の方向を、そのチャンネルにおける最適方向と決定する放送受信機において、
    前記制御部は、あるチャンネルについてのオートスキャンを実行する前に、当該チャンネルの前にスキャンが行われたチャンネルにおいて検出された受信可能方向を検出頻度に応じて順位付けし、順位が第1位である方向を起点としてオートスキャンを開始し、以降は順位付けされた順番に従って所定方向に対しオートスキャンを実行することを特徴とする放送受信機。
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