JP4431310B2 - 金属フレームx線インサートのコールドプレートウィンドウ - Google Patents

金属フレームx線インサートのコールドプレートウィンドウ Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景
本発明はX線写真技術に関する。本発明は、コンピューター化された断層撮影法(CT)のスキャナにおけるエックス線管と関連する特別の応用を発見し、特異的に言及して記述されるだろう。しかしながら、本発明はさらに、他の応用におけるエックス線管にしたがうかもしれないことが認識される。
【0002】
CTスキャナーは、走査中に静止しているままであるフロアを設置されたフレームアセンブリーを一般に含んでいる。X線管は、走査中に検査領域を受ける患者の周りを回転する回転式フレームアセンブリに設置される。X線管からの放射線は領域を受ける患者を透過し、放射線検出器のアレイに影響を与える。各サンプリング中のX線管の位置を用いて、患者による1つ以上の切片の断層撮影画像が再構成される。
【0003】
X線管アセンブリは、一般的に、真空包を含有してハウジングを並べた鉛か、若しくは回転する陽極及び静止している陰極を保持するX線インサートを含む。冷却油は、X線インサート及びハウジングとの間で流れる。大きな高機能エックス線管では、X線インサートが、X線インサートからのX線の伝達を許容するためにその上に設置されているか若しくはろう付けされるベリリウムウィンドウを備えた金属シェルかフレームかもしれない。同様に、ハウジングは、X線出力ウィンドウを定義し、すなわち、X線がベリリウムウィンドウ及びX線出力ウィンドウを直接的に通過するかもしれないようなX線インサートのベリリウムウィンドウを備える配列である。
【0004】
X線の生成中、電子は陰極の加熱されたフィラメントから照射され、陽極の焦点のスポットエリアに加速される。陽極を打ちつけ、数多の部分の電子、若しくは二次電子は取り囲んでいるフレームに弾み、熱に変換される。ベリリウムウィンドウは、ウィンドウが陽極の焦点スポットに近接しているために、加熱する二次電子の最も高い強度を受取る。熱は所望でなく、それは一般に廃熱と名付けられる。CTスキャナー及び他のX線写真装置での執拗な問題の1つは、X線を生成する間に発生された廃熱を放散している。
【0005】
廃熱を除去するために、冷却油はハウジングにより、X線インサートのまわりの冷却ジャケットを形成するX線インサートのまわりを頻繁に循環される。例えば、油は、ハウジングの片端にある出力アパーチャによって出されるかもしれないし、放熱器か若しくは熱交換器で循環し、ハウジングの反対端の入り口アパーチャに戻るかもしれない。戻った冷却された流体は、X線インサートから熱を吸収する、出力アパーチャに向かうハウジングにより軸方向に流れる。
【0006】
この手法での廃熱の除去は常に、完全に効果的ではない。より詳細には、X線のインサートとハウジングとの間に流れることを単に冷却剤に強いることによる廃熱除去は、X線の出力ウィンドウのまわりで特に効果がない。密接した焦点のスポットからの二次電子及び熱の受容体である、ベリリウムウィンドウ及びその付近は優先的に熱される。さらに、ベリリウムウィンドウはフレームから外に突出して、最適の冷却を防ぐウィンドウ周辺の冷却剤の流れを一般に途絶えさせる。加えて、ハウジングのX線出力ウィンドウの形状は、冷却剤の流れを途絶えさせて、ベリリウムウィンドウへのその接近によって、ベリリウムウィンドウを通過することができる冷却剤の量を限定する。
【0007】
ウィンドウが充分に冷却されていない場合、熱は、X線管の不良を引き起こす、ベリリウムウィンドウとX線インサートとの間のろう付け接合を破損する場合がある。さらに、ベリリウムウィンドウに近接する冷却剤は、ベリリウムウィンドウの残留炭素を煮沸し取り残すかもしれない。それがX線の画像の品質を下げるかもしれないので、そのようなコーティングは不適当である。
【0008】
発明の概要
本発明の一つの態様と一致して、X線管アセンブリは、陽極と陰極を保持する、X線インサートを含む。X線インサートは、陽極に隣接するX線半透明ウィンドウを有している。コールドプレートは、X線半透明ウィンドウとサーマルコミュニケーションして設置されている。
【0009】
本発明の別の態様と一致して、X線管の冷却方法が提供される。冷却流体の第一部分は、熱を除去するためにX線管を循環する。冷却流体の第二部分は、ウィンドウから熱を除去するX線管に配置されたX線半透明ウィンドウの周りに強いられる。冷却流体は、ウィンドウの周り及びX線管を冷却し、再循環する。
【0010】
本発明の利点は、ベリリウムウィンドウとX線インサートとの間の結合に対する温度的な損傷の危険性を防御するか若しくは削減する性能を含む。
【0011】
他の利点は、過熱によるX線管の欠損を削減若しくは防ぐことである。
【0012】
本発明の他の利点は、冷却流体の過熱によるベリリウムウィンドウへの炭素の形成を削減するか若しくは防ぐことである。
【0013】
本発明の他の利点は、高電圧の不安定の可能性を減少させるために冷却流体の誘電性の特性を維持することにある。
【0014】
本発明のさらなる他の長所及び利点は、下記の詳細な記載の読み込みと理解によって当業者に明らかになるであろう。
【0015】
本発明は、様々な構成部分及び構成部分の取り合わせ、並びに様々な段階及び段階の取り合わせをとるかもしれない。添付図は好ましい実施態様を例証するためだけの目的であって、本発明を制限するように構成されない。
【0016】
好ましい実施態様の詳細な記載
図1を参照するに、CTスキャナーは、データ収集中に固定された位置に維持される、設置されたフロア若しくは静止しているフレーム部分Aを含んでいる。X線管Bは、静止しているフレーム部分A内で回転可能で取り付けられている回転フレームCに設置されている。X線管Bにより産出される熱は、油、水、冷却ガス、他の流体、及び前述に列記の組み合わせなどの冷却流体により熱交換機Dに転送される。
【0017】
静止しているフレーム部分Aは、検査領域12を受取る患者を定義する穴10を含んでいる。放射線検出器14のアレイは、領域12を受取る患者の周りに同心的に配置されている。回転式フレームCを伴う静止しているフレーム部分Aは、選択可能な角度で切片を走査するために傾けるか倒すことができる。制御卓16は、画像の増強などを実行する、検出器のアレイ14から出力信号の画像表現を再構築するための画像再構成プロセッサー18を含んでいる。ビデオモニター20は、再構成された画像表現を人間が読み取り可能な表示に変換する。制御卓16はまた、画像表現をアーカイブするための適切なデジタル記憶メモリを含む。走査の開始、異なる種類の走査の選択、システムのキャリブレーションなどの様々な制御機能はまた、制御卓16で実行される。
【0018】
さらに図2を参照するに、X線管Bは、領域12を受取る患者に向かうX線浸透性ウィンドウ24を有するハウジング22とハウジング22に設置されるX線インサート26を含んでいる。X線インサート26は、ガラス、セラミック若しくは金属からなる。回転式の陽極28は、ベアリングによってX線インサート26に回転により設置され、陰極30は回転式の陽極28に隣接して設置されている。陰極30からの電子は、X線の放射及び大量の熱を引き起こす、回転する陽極28に対する高電圧によって推進される。X線インサート26は、陰極30に隣接して設置されたベリリウム若しくは他の低いZ金属ウィンドウ32とハウジング22のX線浸透性ウィンドウ24を含む。ベリリウムウィンドウ32は、X線浸透性ウィンドウ24により、X線インサート26からの陰極30及び陽極28により産出されるX線をエリア12を受取る患者まで通す。ベリリウムウィンドウ32は、ベンディング、ろう付け若しくは任意の他の適切な手法で、X線インサート26に付加される。陰極30に電流を供給するための電気的な鉛板及び陽極28に関連して大規模な負電位差の陰極30にバイアスをかけるための鉛板は、陰極ウェル34での膜を通過する。
【0019】
X線がX線浸透性ウィンドウ24を一旦通過し、領域12を受取る患者を横切ると、適切なX線コリメーターは放射線を、従来の技術のようなファン若しくは円錐パターンで検査領域12にかかる一つ以上の平面のビームに集中する。高電圧源36及びポンプ38などのX線管Bと関連する他の装置はまた、回転式フレームCに設置されている。
【0020】
X線管Bの作動中、ベリリウムウィンドウ32の温度は素早く上昇する傾向にある。ウィンドウ温度の急激な上昇は、X線インサート26内の熱い陽極28からの熱の放射線だけでなく、ベリリウムウィンドウ32及びそこに隣接するX線インサートエリア39で衝突する二次電子からの運動エネルギーにより引き起こされる。ベリリウムウィンドウ32、インサート26、及びX線のインサート26へのウィンドウ32を設置するために使用される、結合する物質の相違する熱膨張係数は、温度増加として上昇する機械的なストレスを作り出す傾向がある。過度のウィンドウ温度は、インサート26内の真空を破壊することができ、X線管Bの欠損を引き起こす、ウィンドウの接合の破損において潜在的に危険である。高いウィンドウ温度は、ウィンドウ32の外部表面に近い冷却流体を過熱することができ、冷却流体の誘電性の特性を悪化し、高電圧の不安定な可能性を増大する。ウィンドウ32に近い過熱された冷却流体はまた、炭化され粒子を形成するかもしれないために、不利益である。X線管B内に浮遊している電気的に伝導性の炭素粒子は、流体の安定性を悪化させ、アーキング(arcing)を引き起こす。この作用はCTスキャナーによって生成されるX線画像の質を劣化さするかもしれない。
【0021】
図3を追加的に参照するに、コールドプレート40は余剰熱を除去するためにベリリウム32ウィンドウに統合されている。コールドプレート40は、複数の波状のフィン42、カバー若しくはシェル44、入り口46、及び出口48からなる。ベリリウム若しくはアルミニウムなどの熱による伝導性物質の波状のフィン42は、ベリリウムウィンドウ32及び/若しくはその隣接するX線インサートエリア39の縁エリア49に構成されている。シェル44はフィン42を包含し、X線インサート26の周りの周辺方向で流動性の通路を定義する。入り口46及び出口48は、ウィンドウ32の縦方向に沿った流れを導くために配置されている。コールドプレート40を横切る圧力損失を削減するために、入り口46は滑らかな拡張セクション50を含み、出口48は幅広く開いている。冷却流体がコールドプレート40に提供される場合、冷却流体は出口48により放出し、X線管ハウジング22内の冷却流体と混合する。シェル44はアルミニウムからなることができる。したがって、このアルミニウムのシェルは、望ましいフィルター厚としてその厚さを設定することによりX線フィルタープレートとして使用されることができる。
【0022】
代替として、コールドプレートシェル40は、アルミニウムに代わってチタンから合成できる。チタンを使用する利点は、この金属は優れたX線透過性を有することである。さらに、シェル40は、熱により伝導性でX線を伝達可能なプラスチックから合成することができる。
【0023】
図1を参照するに、X線管Bを冷却するためには、加熱された冷却流体は、冷却流体循環ライン若しくは第一冷却流体ダクト51により、X線管ハウジング22から回転式フレームCの熱交換機Dに循環される。冷却流体の循環は、流体ポンプ38によりもたらされる。熱交換機Dから出た冷却された冷却油は、冷却流体返還ライン若しくは第二冷却流体ダクト53を介してハウジング22に返還される。冷却流体は、入り口アパーチャ52によりハウジング22に入る。冷却流体は、X線を産出する間に作り出された熱を吸収するX線管Bにより流れる。流体は、出口アパーチャ54によりハウジング22を出て第一冷却流体ダクト51に向かい、熱交換器Dに戻り再循環する。
【0024】
図2を参照するに、X線管Bの入り口52に流れ込む冷却流体は、二つの流れに分配される。流体の第一の流れは、一般的にハウジング22に向かい、一方で、管56による第二の流れはコールドプレート40に流れる。管56は、コールドプレート40の入り口46に流動的に接続し、プラスチック若しくは任意の他の卑金属物質から合成できる。このように、管56は、コールドプレート40を介してベリリウムウィンドウ32に冷却流体を直接的に提供する。管56を出てコールドプレート40に向かう流体は、コールドプレート40の周りのハウジング22による冷却流体の一般的な流れと相関して垂直に流れる。X線管ハウジング22の入り口52及び出口54はハウジング22の第一末端であり、第一のフローディバイダー55により分離される。
【0025】
第二のフローディバイダー58は、X線インサート26の軸面に沿って及びハウジング22の入り口52の垂直方向に沿ってハウジング22の中間セクションに設置されている。第二のフローディバイダー58は、ハウジング22の二つの径路により流れる流体を強いるために使用される。より詳細には、第二のフローディバイダー58は、ハウジング22をベリリウムウィンドウ穴59と反対の穴61に分割する。穴59、61はハウジング22の陰極側で流動的に接続されている。X線インサート26の上半分、ハウジング22の上半分、及び第二の流れディバイダー58は、一般的にベリリウムウィンドウ穴59を定義する。X線インサート26の下半分、ハウジング22の下半分、及び第二のフローディバイダー58は、一般的に反対側の穴61を定義する。
【0026】
作動中に、熱交換機Dから供給された冷却流体は、X線管ハウジング22の入り口52に入る。冷却流体は第一及び第二の流れに分割される。第一の流れは、X線インサート26の上半分を冷却するためにX線ハウジング22に一般的に入り、ベリリウムウィンドウ穴59に入る。第二の流れは、ハウジング22の流れの入り口52に流動的に接続している管56によりコールドプレート36及びコールドプレート40の入り口46に流れる。コールドプレート40に導かれる冷却流体は、コールドプレート40によって洗浄する間にコールドプレート40の内部の活発な伝熱に従事する。冷却流体はコールドプレート40を出て、ベリリウムウィンドウ穴59で流体の流れと混合する。混合された冷却流体は、第二のフローディバイダーで180度反転する前に、ハウジング22の陰極末端に向かって連続的に流れる。次いで、冷却流体は反対の穴61に流れ込み、X線インサート26の下半分を冷却する間にハウジング22の出口54に戻る。冷却流体はハウジング22の出口54から出て、X線管ハウジング22内から吸収された熱を放出するために熱交換器Dに向かう。
【0027】
コールドプレート40とベリリウムウィンドウ32を統合するために、波状のフィン42はウィンドウ32の縁のエリア49及びウィンドウ32に隣接するX線インサートエリア39の周辺に構築される。シェル44はX線インサート26にろう付けされて、それによってコールドプレート40を形成するためにウィンドウ32とフィン42を被膜する。多量の冷却流体は、フィン42及びウィンドウ32からの伝熱を増強するためにコールドプレート40に導かれる。コールドプレートへの冷却流体は、X線ハウジング22の入り口52に位置するであろうフローディレクターにより管理され供給される。
【0028】
図4を参照するに、本発明の代替となる実施態様において、第二及び独立している冷却ループはコールドプレート40に冷却流体を提供するために使用される。冷却流体は、導管60により第二熱交換器Eからコールドプレート40に提供される。コールドプレート40により流れている間に、冷却流体はベリリウムウィンドウ32及びベリリウムウィンドウ32を取り囲むX線インサート26のエリア39から熱を除去する。加熱された冷却流体はコールドプレート40から返還導管62に放出されて、第二ポンプ64により熱交換機Eに戻って循環される。第一の熱交換器DはX線管Bのハウジング22から出ている加熱された冷却流体を冷却するために継続しており、ハウジング22による循環のための冷却された冷却流体をポンプ38によって提供する。
【0029】
コールドプレート40から出ている冷却流体は、ハウジング22による冷却流体の流れとはもはや合流しない。さらに、コールドプレート40による冷却流体の流れは、X線ハウジングによる冷却流体の流れとの流動性のコミュニケーションでない。結果として、コールドプレート40を冷却するために、非誘電体及び水を基にした流体を導入することが可能である。かかる冷却流体の使用は、ベリリウムウィンドウ32を清潔に保つ一方で、コールドプレート40の伝熱を増幅するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明と一致するCTスキャナーの概略図である。
【図2】 図1のX線管アセンブリを概略する断面図である。
【図3】 波状のフィンを示すためにたシェルの一部分が削除されたコールドプレートの斜視図である。
【図4】 本発明の代替となる実施態様による冷却システムの概略図である。

Claims (15)

  1. 陽極及び陰極を保持し、前記陽極に隣接するX線半透明ウィンドウを有するX線インサートと、
    複数のフィンが配置された冷却チャネルを定形するシェルを有するコールドプレートと、
    を有し、
    前記複数のフィンが内部に配置された前記シェルは、前記X線半透明ウィンドウと熱伝達が可能となるように、前記X線半透明ウィンドウの縁エリア及びX線インサート領域に設けられる、X線管アセンブリ。
  2. さらに、X線ウィンドウを有しハウジング穴を定形するハウジングを有し、
    前記X線インサートは、前記ハウジングから離して前記ハウジング穴に配置され、両者の間に冷却流体貯蔵所が定形され、前記X線半透明ウィンドウは、前記X線ウィンドウと位置が揃えられ
    前記ハウジングは、入り口アパーチャと出口アパーチャとを有し、
    前記入り口アパーチャは、前記冷却流体貯蔵所を、冷却流体循環ラインに流体的に接続し、
    該冷却流体循環ラインは、熱交換器と流体連通され、
    前記出口アパーチャは、前記冷却流体貯蔵所を、冷却流体返還ラインに流体的に接続し、
    該冷却流体返還ラインは、前記熱交換器と流体連通され、
    冷却流体は、ポンプにより、前記熱交換器、前記循環及び返還ライン、並びに前記X線インサートを通って循環されることを特徴とする請求項1に記載のX線管アセンブリ。
  3. 前記冷却流体貯蔵所は、上部分と下部分とを有し、
    前記上部分は、フローディバイダー、前記X線インサート及び前記ハウジングによって定形され、
    前記上部分は、入り口アパーチャ前記下部分との間に、流体的に配置され、
    前記下部分は、前記フローディバイダー、前記X線インサート及び前記ハウジングによって定形され、
    前記下部分は、前記出口アパーチャ前記上部分の間に、流体的に配置されていることを特徴とする請求項に記載のX線管アセンブリ。
  4. 入り口及び出口アパーチャの両者は、前記ハウジングの一つの端部に配置され、前記ウィンドウは、上部分に隣接して配置され、前記入り口アパーチャにより、流体は、前記ハウジングに流入し、前記上部分を通り、前記下部分にまで至り、前記出口アパーチャから流出されることを特徴とする請求項に記載のX線管アセンブリ。
  5. 前記コールドプレートの入口は、流体循環ラインに接続された液体ラインと流体連通されており、前記コールドプレートは、前記冷却流体貯蔵所内を流れる前記冷却流体よりも速い流速で前記液体ラインに流れる冷却流体を受容することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  6. 前記コールドプレートは、入り口及び出口を有し、
    前記コールドプレートの前記入り口は、前記コールドプレートの第1の端部に配置された小さな拡張セクションを有し、
    前記出口は、幅広く開いており、前記コールドプレートの第2の端部に配置され、
    前記入り口及び出口は、前記X線半透明ウィンドウの周囲方向に沿って配向されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  7. 前記コールドプレートは、前記ウィンドウ及び該ウィンドウを取り囲む前記X線インサート上の領域から、熱を除去する波状のフィンを有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  8. 前記コールドプレートは、入り口及び出口を有し、
    前記入り口は、流体循環ラインと流体連通され、前記出口は、前記冷却流体貯蔵所と流体連通されていることを特徴とする請求項2乃至の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  9. 前記コールドプレートは、
    平坦な拡張セクションを有し、前記コールドプレートを通る圧力低下を抑制する入り口と、
    前記入り口よりも実質的に大きな出口と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  10. さらに、一つの端部が前記コールドプレートの入り口と接続され、隣接するその他の端部が冷却流体源に接続された液体ラインを有し、
    前記冷却流体源からの冷却流体は、前記冷却流体貯蔵所と前記液体ラインの間で分割されることを特徴とする請求項2乃至の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  11. 前記コールドプレートは、前記ハウジングに対して周囲方向に拡張され、配向されていることを特徴とする請求項2乃至10の何れか一つに記載のX線管アセンブリ。
  12. 回転式フレーム部分のハウジング内に設置された請求項1乃至11の何れか一つに記載のX線管アセンブリと;
    熱交換器、前記ハウジングの入り口アパーチャ、及び前記コールドプレートと流体連通された冷却流体循環ラインと;
    前記熱交換器、及び前記ハウジングの出口アパーチャと流体連通された冷却流体返還ラインと;
    前記冷却流体を、前記熱交換器、前記循環及び返還ライン、前記ハウジング、並びに前記コールドプレートを通るように循環させるポンプと;
    対象を通過する前記X線管アセンブリからのX線を電子データに変換するX線検出器のアレイと;
    前記電子データを画像表現に再構築する再構築プロセッサーと;
    を有するCTスキャナー。
  13. X線管を冷却する方法であって、
    X線管全体に冷却流体の第1の部分を循環させて、熱を除去するステップと、
    前記冷却流体の第2の部分を前記ウィンドウの周囲に向けることより、前記X線管に配置されたX線半透明ウィンドウから、熱を除去するステップと、
    前記冷却流体を冷却して、コールドプレートを介して、及び前記X線管全体に、前記冷却流体を再循環させるステップであって、
    前記コールドプレートは、フィンが内部に配置されたシェルを有し、該シェルは、前記ウィンドウの縁エリア及びX線インサート領域に形成される、ステップと、
    を有する方法。
  14. 前記冷却流体の第2の部分を、前記ウィンドウの周囲に向けることにより、前記ウィンドウから熱を除去するステップは、前記冷却流体の前記第2の部分を、前記X線管に対する周囲方向に流れるようにするステップを有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記冷却流体の第2の部分を、前記ウィンドウの周囲に向けることにより、前記ウィンドウから熱を除去するステップは、冷却流体の前記第1の部分の流れに対して、前記冷却流体の前記第2の部分の流れを制御し、前記第1の部分の全体的な流れに対して、前記第2の部分の流れが垂直になるようにするステップを有することを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
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