JP4431265B2 - メモリセル抵抗状態感知回路およびメモリセル抵抗状態感知方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)デバイス内のメモリセルの抵抗状態を感知するメモリセル抵抗状態感知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)は、長期間のデータ記憶用と考えられている不揮発性メモリである。MRAMデバイスに対する読み出し・書き込み動作は、ハードディスクドライブ等の従来の長期間記憶デバイスにおける読み出し・書き込み動作よりも速いオーダで実行される。加えて、MRAMデバイスは、ハードディスクドライブや他の従来の長期間記憶デバイスに比べて、よりコンパクトで、かつ消費電力がより小さい。
【0003】
典型的なMRAMデバイスは、メモリセルのアレイを含んでいる。ワード線がメモリセルの行に沿って延び、ビット線がメモリセルの列に沿って延びている。各メモリセルは、ワード線のうちの1本とビット線のうちの1本との交点に位置している。
【0004】
メモリセルは、1ビットの情報を、磁化方向として記憶する。各メモリセルの磁化は、任意の時点で、2つの安定方向のうちの一方であると考えられる。これらの2つの安定方向、すなわち平行および反平行は、論理値「0」および「1」を表している。
【0005】
磁化方向は、スピントンネルデバイス等のメモリセルの抵抗に影響を与える。例えば、メモリセルの抵抗は、磁化方向が平行であれば第1の値Rを有し、磁化方向が平行から反平行に変わると、メモリセルの抵抗は第2の値R+ΔRに増加する。選択されたメモリセルの磁化方向、およびしたがってそのメモリセルの論理状態は、そのメモリセルの抵抗の状態を感知することによって、読み取ることができる。
【0006】
抵抗状態は、選択されたメモリセルに電圧を印加し、そのメモリセルを流れるセンス電流を測定することによって、感知することができる。理想的には、この抵抗はセンス電流に比例する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アレイ中の単一のメモリセルの抵抗状態の感知は、信頼性がないことがある。アレイ中の全てのメモリセルは、多くの平行なパスを介して一緒に結合されている。1つの交点で観測される抵抗は、他の行および列のメモリセルの抵抗に平行な、その交点におけるメモリセルの抵抗に等しい(メモリセルのアレイは、交点抵抗器ネットワークと特徴付けられる)。
【0008】
さらに、感知されているメモリセルが、記憶された磁化のために異なる抵抗を有している場合、小さな差電圧が生成されることがある。この小さな差電圧は、寄生または「スニークパス」電流を上昇させる可能性がある。寄生電流は、典型的にはセンス電流よりもはるかに大きく、したがって、センス電流を不明瞭なものにする可能性がある。このために、寄生電流は抵抗の感知を妨げる可能性がある。
【0009】
抵抗の感知における信頼性の無さは、製造時の変動、動作温度の変動、およびMRAMデバイスの経時劣化によって、複雑なものになる。これらのファクタは、メモリセルアレイ中の抵抗の平均値を、2〜3倍変動させることがある。
【0010】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたものであり、MRAMデバイス中のメモリセルの抵抗状態を信頼性よくかつ低コストで感知することができるようなメモリセル抵抗状態感知回路およびメモリセル抵抗状態感知方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した目的は、本発明によって達成される。本発明のある態様によれば、MRAMデバイスの選択されたメモリセルの抵抗状態は、前記選択されたメモリセルと基準電圧とを使用して積分器を充電し、前記積分器の信号レベルにしたがって時間遅延される遷移を有する入力信号を生成し、時間的に固定された遷移を有する基準信号を生成し、前記入力信号および前記基準信号の遷移の相対的な発生状態を比較することによって、感知される。前記入力信号の遷移が前記基準信号の遷移の前に生じるときには、前記メモリセルは第1の抵抗状態にあり、前記入力信号の遷移が前記基準信号の遷移の後に生じるときには、前記メモリセルは第2の抵抗状態にある。
【0012】
【発明の実施の形態】
説明のために図面に示されているように、本発明は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)デバイスにて具現化される。MRAMデバイスは、メモリセルのアレイと、そのメモリセルからデータを読み出す読み出し回路とを含んでいる。読み出し回路は、直接注入電荷増幅器と積分器キャパシタとアナログセンス増幅器とを含んでおり、アレイ中の選択されたメモリセルの異なる抵抗状態を、信頼性よく感知することができる。センス増幅器は、NMOS伝送ゲートおよびCMOSインバータにより、低コストで作成することができる。
【0013】
ここで図1を参照すると、この図1は、メモリセル12のアレイ10を含むMRAMデバイス8を示している。メモリセル12は、行および列に配列されており、行はx方向に延び、列はy方向に延びている。本発明の説明を単純化するために、比較的少数のメモリセル12のみが示されている。実際には、1024×1024またはそれより多数のメモリセルのアレイが使用され得る。
【0014】
ワード線14として機能するトレースは、メモリセルアレイ10の一方の側の一平面内を、x方向に延びている。ビット線16として機能するトレースは、メモリセルアレイ10の反対側の一平面内を、y方向に延びている。アレイ10の各行に対して1本のワード線14が存在し、アレイ10の各列に対して1本のビット線16が存在している。各メモリセル12は、対応するワード線14とビット線16との交点に位置している。
【0015】
メモリセル12は、特定のタイプのデバイスに限定されるものではない。例えば、メモリセル12は、スピン依存型トンネル(SDT)デバイスであってもよい。典型的なSDTデバイスは、「ピン留め」層と「フリー」層とを含んでいる。ピン留め層は面内方向の磁化を有しているが、この面内磁化は、当該範囲内の印加磁界が存在していても回転しないように、固定されている。フリー層は、ピン留めされていない磁化方向を有している。むしろ、この磁化は、面内に位置している1本の軸(「容易(easy)」軸)に沿った2つの方向のいずれかに向けることができる。フリー層50の磁化とピン留め層52の磁化とが(図2(a)の矢印で示されているように)同じ方向であるとき、その方向は「平行」であると言われる。フリー層50の磁化とピン留め層52の磁化とが(図2(b)の矢印で示されているように)逆向きであるとき、その方向は「反平行」であると言われる。
【0016】
フリー層とピン留め層とは、絶縁性トンネル障壁によって隔てられている。この絶縁性トンネル障壁は、フリー層とピン留め層との間で量子力学的トンネリングを発生させる。このトンネリング現象は電子スピンに依存し、SDTデバイスの抵抗を、フリー層およびピン留め層の相対的な磁化方向の関数とする。
【0017】
例えば、メモリセル12の抵抗は、フリー層およびピン留め層の磁化方向が平行である場合、第1の値Rである。磁化方向が平行から反平行に変わると、メモリセル12の抵抗は第2の値R+ΔRに増加する。典型的な抵抗Rは、約1MΩである。典型的な抵抗変化ΔRは、抵抗Rの約10%である。
【0018】
データは、磁化をフリー層の容易軸に沿った向きにすることによって、メモリセル12に記憶される。磁化方向が平行になるようにフリー層の磁化を向けることによって、論理値「0」がメモリセル12に記憶され、磁化方向が反平行になるようにフリー層の磁化を向けることによって、論理値「1」がメモリセル12に記憶される。
【0019】
各メモリセル12は、外部電力が存在していなくても、その磁化方向を保持する。したがって、これらのメモリセル12は不揮発性である。
【0020】
MRAMデバイス8は、また、読み出し・書き込み動作中にワード線14を選択する行デコーダ18を含んでいる。ワード線14は、該ワード線14を接地接続することによって読み出し動作中に選択される。
【0021】
MRAMデバイス8は、また、読み出し動作中に選択されたメモリセル12の抵抗を感知する読み出し回路と、書き込み動作中に選択されたメモリセル12の磁化を方向付ける書き込み回路とを含んでいる。読み出し回路は、概括的に20と示されている。書き込み回路は、本発明の説明を単純化するために、図示されていない。
【0022】
読み出し回路20は、複数のステアリング回路22、積分器キャパシタ24、アナログセンス増幅器26、基準信号生成器27、直接注入電荷増幅器28、およびリセットスイッチ30を含んでいる。メモリセル12は、行アドレスAxを行デコーダ18に供給し、かつ列アドレスAyをステアリング回路22に供給することによって、選択される。行アドレスAxに応答して、行デコーダ18は、ワード線14を接地に結合させる。列アドレスAyに応答して、ステアリング回路22は、ビット線16を電荷増幅器28に結合させる。選択されたメモリセル12は、選択されたワード線14およびビット線16の交点に位置している。
【0023】
選択されたビット線16に関して、直接注入電荷増幅器28は、その積分器キャパシタ24に電流を供給する一方で、選択されたビット線16の非選択メモリセル12の電位を維持する。この電位は、MRAMアレイ10の非選択行および列に印加された電位に等しい。電荷増幅器28は、固定電圧を選択されたビット線16に印加し、結果として得られる一定のセンス電流が、積分器キャパシタ24に供給される。アナログセンス増幅器26は、メモリセル12の抵抗状態を判定することができ、したがって、そのメモリセル12に記憶されている論理値を判定することができる。アナログセンス増幅器26の出力は出力レジスタ32に供給され、この出力レジスタ32は、MRAMデバイス8のI/Oパッド34に結合されている。
【0024】
読み出し回路20は、データをmビットのワードで読み出すことができ、これによって、m個のメモリセル12の抵抗状態が同時に感知される。例えば、k本の隣接するビット線16の第1のグループが第1の電荷増幅器28に多重化され、k本の隣接するビット線16の第2のグループが第2の電荷増幅器28に多重化されるというようなものであってもよい。mビットのワードは、m個の連続したセンス増幅器26/電荷増幅器28を同時に動作させることによって、読み出されてもよい。
【0025】
単一のセンス増幅器26が4列ピッチにフィットできるときには、1024×1024のメモリセル12のアレイ10に対して、256個のセンス増幅器26が使用される。合計でk=4のビット線16が、各電荷増幅器28に多重化される。MRAMデバイス8が多レベルのメモリセルアレイを有しているとき(例えば、図7を参照)には、追加レベルからのビット線16が、電荷増幅器28に多重化されてもよい。
【0026】
各ステアリング回路22は1セットのスイッチを含んでおり、これらのスイッチが、各ビット線16を定電圧源または電荷増幅器28に接続する。各ステアリング回路22は、さらに列デコーダを含んでいる。列デコーダは、1つのスイッチのみを選択して、選択されたビット線16を電荷増幅器28に接続する。他の(非選択の)ビット線16はすべて、定電圧源に接続されている。定電圧源は、外部回路から供給されてもよい。
【0027】
次に、図3を参照する。選択されたメモリセル12は、抵抗器によって示されている。リセットスイッチ30は、PMOSトランジスタを用いることができる。制御信号NSINTは、リセットスイッチ30をオン(導通)状態とするかオフ(非導通)状態とするかを制御する。リセットスイッチ30がオンされると、電源電圧VDDが、積分器キャパシタ24に印加されるとともに、直接注入電荷増幅器28を介して選択されたメモリセル12に印加される。これにより、積分器キャパシタ24は、第1の信号がリセットスイッチ30および選択されたメモリセル12を通る第1のパスP1に沿って伝搬されると、充電される。リセットスイッチ30がオフされると、積分器キャパシタ24は、選択されたメモリセル12を介して放電される。センス電流Imは第2のパスP2に沿って伝搬し、選択されたメモリセル12を通って流れる。積分器電圧が選択されたメモリセル12の電圧よりも大きい限りは、キャパシタ24は線形(リニア)積分器として機能する。
【0028】
制御信号NSINTは「グローバル」信号であって、オンチップコントローラまたは外部コントローラから供給される。制御信号NSINTは、多くのセンス増幅器26を同時に制御してもよく、あるいは、オンチップコントローラから供給されるときには、センス増幅器が生成するノイズおよびセンス増幅器のピークパワー要求量を制限する手段として、特定のセンス増幅器26に向けられてもよい。
【0029】
直接注入電荷増幅器28は、センス電流からは独立して、メモリセル12のセンス電圧Vsを制御する。定電圧が全てのメモリセル12に印加されると(これはメモリセル内の等電位である)、抵抗の変動は、残りの並列メモリセル12に電流変動を生じさせず、これにより、寄生センス電流を、センス電流Imよりも実質的に小さくすることができる。直接注入電荷増幅器28を流れる電流は、選択されたメモリセル12の抵抗に直接的に比例しており、センス電圧Vsの変動に対する修正または調整を行う必要は無い。
【0030】
メモリセル12における電圧差を最小化する直接注入電荷増幅器28は、 日付出願の米国特許出願番号 (代理人整理番号 PDNO10990999−1)に開示されている。直接注入電荷増幅器28は高利得の負帰還増幅器を含んでおり、これが、選択されたビット線の電圧(すなわち、センス電圧Vs)を設定値に制御し、かつセンス電圧Vsの変動を広範囲のセンス電流に対して最小化する。
【0031】
メモリセル12の抵抗および積分器キャパシタ24の容量は、リセットスイッチ30が開いた後に積分器キャパシタ24がどれだけ高速に放電されるかを決定する。他のパラメータがすべて等しいとすれば、メモリセル12が抵抗R+ΔRを有しているとき(論理「1」)よりも、メモリセル12が抵抗Rを有しているとき(論理「0」)の方が、積分器キャパシタ24は高速に放電する。
【0032】
次に、さらに図4を参照する。センス増幅器26は、積分器キャパシタ24上の電圧Vintgにしたがって時間遅延される論理信号の遷移を有する入力信号SIGを生成し、基準信号生成器27は、時間的に固定された遷移を有する基準信号REFを生成する。センス増幅器26は、入力信号SIGおよび基準信号REFの遷移の相対的な発生状態を比較する。入力信号の遷移が基準信号の遷移の前に生じると(図4(a)参照)、メモリセル12は第1の抵抗状態にあり、入力信号の遷移が基準信号の遷移の後に生じると(図4(b)参照)、メモリセル12は第2の抵抗状態にある。これにより、入力信号の遷移は、基準信号の遷移に対して時間的な関係を有しており、この時間的な関係は、メモリセル12を流れるセンス電流Imに比例している。アナログセンス増幅器26の出力信号DOUTは、遷移の相対的な発生状態を示しており、したがって、選択されたメモリセル12の論理状態を示している。出力信号DOUTは、出力レジスタ32に供給される。
【0033】
基準信号REFが、例えばHiからLoに遷移すると、出力レジスタ32の状態は凍結され、その出力レジスタ32に記憶されたデータは有効(valid)で、読み出し準備ができた状態に置かれる。「読み出し完了」または「データ有効」信号が生成され、出力レジスタ32が読み出し準備ができた状態にあるかどうかが示される。単一のセンス増幅器26のみがアクティブ状態にあるときには、データ有効信号は、そのセンス増幅器26の基準信号REFから直接導かれる。複数のセンス増幅器26がアクティブ状態にあるときには、全ての独立したセンス増幅器26からの基準信号REFはANDゲートに向けられる。このANDゲートの出力は、データが、すべての出力レジスタ32において有効であるかどうかを示す。
【0034】
入力信号SIGは、積分器キャパシタ24に結合されたセンス比較器36によって生成される。積分器キャパシタ24の電圧Vintgが閾値より低くなるまでVDDから低下すると(例えば、Vintg<VDD/2のときに)、入力信号の遷移が発生する。
【0035】
センス比較器36の出力は、伝送ゲート40によって出力レジスタ32に結合されている。この伝送ゲートは、基準信号REFによってオン・オフされる。
【0036】
図5は、センス増幅器26および基準信号生成器27の実現例を示している。センス増幅器26では、第1の比較器36は、直列に接続された第1および第2のCMOSインバータ36aおよび36bを含んでいる。積分器電圧Vintgは、スイッチング閾値電圧と比較される。閾値電圧VDD/2は、第1のCMOSインバータ36aの伝達特性によって決定される。第1のCMOSインバータ36aは、2つの安定状態と、スイッチング閾値電圧近傍の狭い高利得遷移領域とを有している。第1のCMOSインバータ36aを使用して、積分器キャパシタ24からの時間変化電圧Vintgがスイッチング閾値電圧を超えたときが検出される。スイッチング閾値電圧を超えると、第1のCMOSインバータ36aの出力は、Lo状態からHi状態に遷移する。第2のCMOSインバータ36bを使用して、スイッチング遷移を、第1段の入力電圧の非常に狭い範囲内に入るように増幅かつ整形する。第2のCMOSインバータ36bの出力は、積分器キャパシタ電圧Vintgがスイッチング閾値電圧を超えると、迅速にHiからLoに遷移する。トランジスタのサイズ変更(サイジング)および付加的なトランジスタの使用により、スイッチング閾値を他の値に変更してもよいが、基本的なCMOSインバータは、このアプリケーションに対して強くエリア効率のよい回路である。
【0037】
基準信号生成器27は、基準比較器38を含んでいる。基準比較器38も、直列に接続された1対のCMOSインバータ38aおよび38bを含んでいる。基準信号電圧Vrefも、閾値電圧VDD/2と比較される。
【0038】
伝送ゲート40は、NMOSトランジスタを含んでいる。メモリセルの状態が「0」である場合、記憶された抵抗は基準抵抗よりも小さく、センス信号の遷移のスイッチング遅れが、基準信号の遷移の前に生じる。これにより、センス信号SIGは、伝送ゲート40を通って伝搬し、第2の比較器38が伝送ゲート40をオフする前に、出力レジスタ32の内容をLoとする。
【0039】
メモリセルの状態が「1」である場合、記憶された抵抗は基準抵抗よりも大きく、基準信号の遷移が入力信号の遷移の前に生じる。これにより、基準比較器38は、センス信号SIGが出力レジスタ32に伝搬する前に、伝送ゲート40をオフする。これにより、出力レジスタ32の状態は、その初期状態であるHi状態のままである。
【0040】
基準信号生成器27は、抵抗性素子42、基準キャパシタ44、基準電荷増幅器46、および基準リセットスイッチ48を含んでいる。基準スイッチ48が閉じられると、基準キャパシタ44は電源電圧VDDまで充電され、基準スイッチ48が開かれると、基準キャパシタ44の電圧Vintgは抵抗性素子42を通って低下する。基準スイッチ48も、制御信号NSINTによって制御される。基準電圧が閾値よりも小さくなるまで電圧VDDから低下すると(例えば、Vref<VDD/2のときに)、基準信号の遷移が発生する。
【0041】
抵抗性素子42は、抵抗R+ΔR/2を有していてもよい。抵抗性素子は、抵抗器、または基準メモリセルであってもよい。
【0042】
抵抗性素子42が基準メモリセルであるときには、1列以上の基準セルが、アレイ10に追加されてもよい。ある行が選択されると、選択された基準セルは、各々の選択されたメモリセルに関連付けられる。大きなアレイでは、複数の基準列を有して、基準セルを選択されたメモリセルの近傍に配置することによって、ローカルMRAMアレイの変動を最小化することが望ましいことがある。基準信号REFが選択されたメモリセルに類似したメモリセルから生成されるこの場合には、基準メモリセルにはデータ「0」(低抵抗状態)が書き込まれ、基準キャパシタ44は、積分器キャパシタ24よりもわずかに大きな容量を有している。積分器キャパシタ24および基準キャパシタ44のサイズは、MRAM抵抗、ΔR比、およびアレイ電圧の値の範囲に対して、「0」または「1」を感知するために最適化される。
【0043】
基準信号生成器27は、各センス増幅器26に対して設けられてもよい。あるいは、単一の基準信号生成器27が、いくつかのセンス増幅器26によって共有されてもよい。例えば、単一の基準信号生成器27を、2つの隣接するセンス増幅器26の間に物理的に配置し、これら2つの隣接するセンス増幅器26の伝送ゲート40を制御してもよい。
【0044】
次に、図6を参照すると、選択されたメモリセル12の読み出し動作が示されている。リセットスイッチ30および46が閉じられて、出力レジスタ32が初期化される。リセットスイッチ30および46は、一定間隔の間は閉じられたままであって、積分器キャパシタ24および基準キャパシタ44をVDDまで充電し、遷移を収束させて、これによって、選択されたメモリセル12および基準セル27を通る定常電流を確立する(ステップ202)。収束時間は、列時定数の関数である。1MΩのMRAM抵抗および0.5pFの列容量に対する典型的な収束時間は、約2μsである。
【0045】
一定間隔の経過後、リセットスイッチ30および48が同時に開いて、レース状態が開始される。リセットスイッチ30および48を開くことによって、電流が積分器キャパシタ24および基準キャパシタ44を流れる。電流が積分されると(ステップ204)、積分器電圧Vintgが積分器キャパシタ24に発生し、基準信号電圧Vrefが基準キャパシタ44に発生する。選択されたメモリセル12の抵抗が基準セル27の抵抗よりも小さい(すなわち、メモリセル抵抗が、論理「0」に対応するRに等しい)場合、積分器電圧Vintgは、基準電圧Vrefよりも速い速度で低下する。逆に、選択されたメモリセル12の抵抗が基準セル27の抵抗よりも大きい(すなわち、メモリセル抵抗が、論理「1」に対応するR+ΔRに等しい)場合、基準電圧Vrefが、積分器電圧Vintgよりも速い速度で低下する。
【0046】
積分器電圧Vintgが閾値(例えば、VDD/2)に到達すると、センス比較器インバータ36bの出力がLoになる(すなわち、遷移が生じる)(ステップ206)。同様に、基準電圧Vrefが閾値に到達すると、基準比較器インバータ38bの出力がLoになる(すなわち、遷移が生じる)(ステップ206)。
【0047】
積分器電圧Vintgが閾値に到達する前に基準電圧Vrefが閾値に到達すると(ステップ208)、基準比較器38が伝送ゲート40をオフして、センス比較器36の出力の出力レジスタ32への伝搬をブロックする。これにより、論理「1」が、出力レジスタ32に記憶されたままになる(ステップ210)。積分器電圧Vintgが閾値に最初に到達すると(ステップ208)、伝送ゲート40がオフされる前に、センス比較器36の出力が出力レジスタ32へ伝搬する。これにより、論理「0」が該レジスタに記憶される(ステップ212)。
【0048】
次に、図7を参照すると、多レベルMRAMチップ100が示されている。このMRAMチップ100は、Z個のメモリセルレベルすなわち平面102を含んでおり、これらが基板104上にz方向に積層されている。この数Zは、Z≧1の正の整数である。メモリセルレベル102は、二酸化シリコン等の絶縁性材料(図示せず)によって分離されていてもよい。読み出し・書き込み回路は、基板104の上に形成されてもよい。読み出し・書き込み回路は、読み出しおよび書き込みの対象となるレベルを選択するための付加的なマルチプレクサを含んでいてもよい。
【0049】
このように、開示されたMRAMデバイスは、データを信頼性よく読み出すことができる回路を有している。この読み出し回路は、センス電流が読み出し動作中に不明瞭にならないように、寄生電流を低減させる。加えて、エージング(経時劣化)、製造時の変動や動作温度の変動に対するMRAMデバイスの感度が、低減される。
【0050】
NMOS伝送ゲートおよびCMOSインバータから形成されたセンス増幅器は、低い電源電圧で動作することができ、センス電圧の変動が非常に小さい。これらのセンス増幅器は、4配線ピッチを超えない領域にフィットすることができ、全てのセンス増幅器を大きなMRAMメモリアレイの下にフィットさせることが可能である。そのようなセンス増幅器により、MRAMアレイのコストを大きく削減することができる。
【0051】
本発明によるメモリセル抵抗状態感知回路を含むMRAMデバイスは、広い範囲のアプリケーションで使用可能である。図8は、1つ以上のMRAMチップ100に対する一般的なアプリケーションの例を示している。この一般的なアプリケーションは、MRAM記憶モジュール152、インターフェースモジュール154、およびプロセッサ156を含む装置150として具現化されている。このMRAM記憶モジュール152は、長期間記憶用に1つ以上のMRAMチップ100を含んでいる。インターフェースモジュール154は、プロセッサ156とMRAM記憶モジュール152との間のインターフェースを提供する。装置150には、短期間記憶用に高速の揮発性メモリ(例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM))を含ませることもできる。
【0052】
ノートブックコンピュータまたはパーソナルコンピュータ等の装置150に関しては、MRAM記憶モジュール152は多数のMRAMチップ100を含んでいてもよく、インターフェースモジュール154は、EIDEまたはSCSIインターフェースを含んでいてもよい。サーバ等の装置150に関しては、MRAM記憶モジュール152は、より多数のMRAMチップ100を含んでいてもよく、インターフェースモジュール154は、ファイバチャンネルまたはSCSIインターフェースを含んでいてもよい。そのようなMRAM記憶モジュール152は、ハードディスクドライブ等の従来の長期間記憶デバイスを置換または補完することができる。
【0053】
デジタルカメラ等の装置150に関しては、MRAM記憶モジュール152は、より少数のMRAMチップ100を含んでいてもよく、インターフェースモジュール154はカメラインターフェースを含んでいてもよい。そのようなMRAM記憶モジュール152は、デジタルカメラに搭載されて、デジタル画像の長期間記憶を可能にする。
【0054】
本発明によるメモリセル抵抗状態感知回路を含むMRAMデバイスは、ハードディスクドライブ等の従来の長期間データ記憶デバイスに対して、多くの効果を提供する。MRAMデバイスからのデータのアクセスは、ハードディスクドライブ等の従来の長期間記憶デバイスからのデータのアクセスに比べて、より速いオーダの速度で実行される。加えて、MRAMデバイスは、ハードディスクドライブよりもコンパクトである。
【0055】
本発明は、上で説明され、かつ図示された特定の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明は、スピン依存型トンネルデバイスの使用に限定されるものではない。使用可能な他のタイプのデバイスには、巨大磁気抵抗(GMR)デバイスが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0056】
なお、行が容易軸に沿った向きを向いている場合に関して本発明を説明してきたが、行および列は入れ換え可能である。
【0057】
以下、本発明の実施形態を要約しておく。
1.MRAMデバイス(8)内のメモリセル(12)の抵抗状態を感知するメモリセル抵抗状態感知回路であって、
積分器(24)と、
前記積分器(24)における信号レベルにしたがって時間遅延される遷移を有する入力信号を生成する入力信号生成器(36)と、
時間的に固定された遷移を有する基準信号を生成する基準信号生成器(27)と、
前記入力信号および前記基準信号の遷移の相対的な発生状態に基づいて、前記抵抗状態を示すゲート(40)と、
を備えていることを特徴とするメモリセル抵抗状態感知回路。
【0058】
2.前記入力信号生成器(36)が、前記メモリセル(12)と前記積分器(24)との間に結合された第1の電荷増幅器(28)と、前記積分器(24)に結合された第1の比較器(36)と、を含んでおり、
前記ゲート(40)が、前記比較器(36)および前記基準信号生成器(27)のうちの一方の出力に結合された伝送パスを有しており、前記ゲート(40)が、前記比較器(36)および前記基準信号生成器(27)のうちの他方の出力によって制御されることを特徴とする前記1に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
【0059】
3.前記基準信号生成器(27)が、抵抗性素子(42)と、第2の積分器(44)と、前記抵抗性素子(42)と前記第2の積分器(44)との間に結合された第2の電荷増幅器(46)と、前記第2の積分器(44)に結合された第2の比較器(38)と、を含んでいることを特徴とする前記2に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
【0060】
4.前記抵抗性素子(42)がメモリセル(42)を含んでいることを特徴とする前記3に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
【0061】
5.前記比較器がCMOSインバータ(36a、36b)を含んでおり、前記ゲート(40)がNMOSトランジスタを含んでいることを特徴とする前記2に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
【0062】
6.さらに、前記積分器(24)と電源供給線との間に結合されたスイッチ(30)を備えており、前記スイッチ(30)が閉じられると、定常電流が前記メモリセル(12)を介して流れ、前記スイッチ(30)が開かれると、センス電流が前記メモリセル(12)を介して流れることを特徴とする前記1に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
【0063】
【発明の効果】
上述した説明から明らかなように、本発明のメモリセル抵抗状態感知回路によれば、MRAMデバイス中のメモリセルの抵抗状態を信頼性よくかつ低コストで感知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるメモリセルのアレイと読み出し回路とを含むMRAMデバイスを示すブロック図である。
【図2】メモリセルの平行磁化方向および反平行磁化方向を模式的に示す図である。
【図3】読み出し回路の一部を構成するアナログセンス増幅器を示すブロック図である。
【図4】アナログセンス増幅器によって生成される信号を示すタイミング図である。
【図5】CMOSインバータおよびNMOS伝送ゲートを含むアナログセンス増幅器を示すブロック図である。
【図6】メモリセルの抵抗状態を感知する方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】多レベルのMRAMチップを模式的に示す図である。
【図8】1つ以上のMRAMチップを含む装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
8 MRAM(磁気ランダムアクセスメモリ)デバイス
12 メモリセル
24 積分器キャパシタ(積分器)
27 基準信号生成器
36 センス比較器(入力信号生成器)
40 伝送ゲート
Claims (10)
- MRAMデバイス(8)内のメモリセル(12)の抵抗状態を感知するメモリセル抵抗状態感知回路であって、
積分器(24)と、
前記積分器(24)および前記抵抗状態に基づいた遅延時間を伴って2値間を遷移する入力信号を生成する入力信号生成器(36)と、
固定の遅延時間を伴って2値間を遷移する基準信号を生成する基準信号生成器(27)と、
前記入力信号の遷移と前記基準信号の遷移との間の発生順序にしたがって前記入力信号を出力する伝送ゲート(40)と、
を備えていることを特徴とするメモリセル抵抗状態感知回路。 - 前記入力信号生成器が、前記メモリセルと前記積分器との間に結合された第1の電荷増幅器と、前記積分器に結合された第1の比較器と、を含んでおり、前記ゲートが、前記比較器および前記基準信号生成器のうちの一方の出力に結合された伝送パスを有しており、前記ゲートが、前記比較器および前記基準信号生成器のうちの他方の出力によって制御されることを特徴とする請求項1に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
- 前記基準信号生成器が、抵抗性素子と、第2の積分器と、前記抵抗性素子と前記第2の積分器との間に結合された第2の電荷増幅器と、前記第2の積分器に結合された第2の比較器と、を含んでいることを特徴とする請求項2に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
- 前記第1の比較器は、直列に接続された第1インバータ対を含み、前記第1の比較器の入力端子は、前記入力信号を受け取るように構成されることを特徴とする請求項2に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
- 前記第2の比較器は、直列に接続された第2インバータ対を含み、前記第2の比較器の入力端子は、前記基準信号を受け取るように構成されることを特徴とする請求項3に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
- 前記伝送ゲートは、前記第1または第2の比較器のうちのいずれか一方の比較器の出力がゲート端子に接続され、他方の比較器の出力がソース−ドレインパスに接続されるトランジスタを含むことを特徴とする請求項2に記載のメモリセル抵抗状態感知回路。
- MRAMデバイス内のメモリセルの抵抗状態を感知するメモリセル抵抗状態感知方法であって、
前記メモリセルに電圧を印加する段階と、
選択された前記メモリセルを通じて流れる電流を積分する段階と、
積分器の信号レベルにしたがって時間遅延される遷移を有する入力信号を生成する段階と、
時間的に固定された遷移を有する基準信号を生成する段階と、
前記入力信号および前記基準信号の遷移の相対的な発生状態に基づいて抵抗状態を感知する段階と、を含み、
前記入力信号の遷移が、前記基準信号の遷移の前に生じるときには、前記メモリセルは第1の抵抗状態にあり、前記入力信号の遷移が前記基準信号の遷移の後に生じるときには、前記メモリセルは第2の抵抗状態にあることが感知される、メモリセル抵抗状態感知方法。 - 前記電流は、積分器で充電されることにより積分されたのち、前記積分器の電圧は低下し、前記低下する電圧が閾値と比較されることにより、前記入力信号が生成されることを特徴とする請求項7に記載のメモリセル抵抗状態感知方法。
- 前記積分が開始される前にメモリセルを通る定常電流を確立する段階をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のメモリセル抵抗状態感知方法。
- 前記基準信号は、積分器を充電する基準メモリセル用いて、前記積分器の電圧レベルに基づく前記基準信号の遷移が生じることによって生成されることを特徴とする請求項7に記載のメモリセル抵抗状態感知方法。
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