JP4430735B1 - 鞄肩紐及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に作製でき、しかも、長期間の使用に耐えうる鞄肩紐及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の鞄肩紐1は、長尺矩形状シート5の裏面51に両長手縁部52に沿い板状芯材6を配し、そのシート5の両長手縁部51をそれぞれの板状芯材6に巻き付けてカバー材7を形成し、そのカバー材7の裏面に、カバー材7の長手縁部71から一長手端部81が外方に張り出すように細長状の延長部材8を取り付けた被覆材4を、帯状のクッション材3の裏面側に両板状芯材6が並行するようにクッション材3に巻き付け、両板状芯材6の間隙61内で両延長部材8の裏面同士を重ね合わせ、この部位を縫合して縫い目91を設けてなることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ショルダーバッグなどの肩掛け鞄やリュックサックなどの背負い鞄等の鞄肩紐及びその製造方法に関する。
ショルダーバッグ、ポシェットなどの肩掛け鞄やリュックサック、ランドセルなどの背負い鞄等の鞄肩紐は、例えば、図10に示すように、帯状のスポンジ材などからなるクッション材101に、皮、合皮、ナイロンなどからなる被覆材102を巻き付け、クッション材101の幅方向中間付近で被覆材102の長手縁部を重ね合わせ、この部分を縫合して縫い目103を設けて作製していた。
しかし、このような鞄肩紐は、縫い目103が露出しているため、長年の使用により、縫い糸が擦り切れ、切れてしまうおそれがあった。
また、図11(a)に示すように、被覆材104を裏合わせにして縁部を縫合した後、これを、図11(b)に示すように裏返して袋状に形成し、図11(c)に示すように、その内部にクッション材105を挿入して鞄肩紐を作製する場合もある。このような鞄肩紐は、縫い目は見えないが、被覆材104を裏返したり、クッション材105を挿入したりする作業に手間がかかるものであり、さらに、クッション材105を挿入するため内部空間に若干余裕をもたせなければならず、被覆材104がだぶついてしまうものであった。
これら問題点を解消するため、下記特許文献1に示されているように、帯状材に合成樹脂製の筒状被覆材を一体成形した紐体が開発されており、この紐体は、容易に作製でき、長期の使用にも耐えうるものである。
特開2007−61241号公報
しかし、上記特許文献1に記載の紐体は、外側が合成樹脂製であるため、皮製の肩紐などと比べると質感がなく、デザイン的に優れたものではなかった。
そこで、本発明の目的は、容易に作製でき、しかも、長期間の使用に耐えうる鞄肩紐及びその製造方法を提供することにある。
本発明の鞄肩紐は、長尺矩形状シートの裏面に両長手縁部に沿い板状芯材を配し、そのシートの両長手縁部をそれぞれの板状芯材に巻き付けてカバー材を形成し、そのカバー材の裏面に、カバー材のそれぞれの長手縁部から一長手端部が外方に張り出すように細長状の延長部材を取り付けた被覆材を、帯状のクッション材の裏面側に両板状芯材が並行するようにクッション材に巻き付け、両板状芯材の間隙内で両延長部材の裏面同士を重ね合わせ、この部位を縫合してなることを特徴とするものである。
本発明の鞄肩紐は、被覆材の縫合を、両板状芯材の間隙内で両延長部材を縫合することにより行うので、この縫い目は両板状芯材の間隙内に納まり、外側に露出せず、長年の使用により縫い糸が擦り切れることがない。また、縫い目が外側から視認できず、デザイン的にも優れたものである。
本発明の一実施形態の鞄肩紐を用いた背負い鞄の斜視図である。 図1の鞄に用いた鞄肩紐を示す斜視図である。 図2の鞄肩紐を示す断面図である。 図2の鞄肩紐の構成部品である被覆材の裏面側斜視図である。 図2の鞄肩紐の構成部品である被覆材の製造する前の状態を示した斜視図である。 図2の鞄肩紐の製造手順の一例を示した上面図である。 図2の鞄肩紐の製造手順の一例を示した斜視図である。 従来の一例の鞄肩紐を示した斜視図である。 従来の他例の鞄肩紐の製造手順を示した斜視図であり、(a)は縫合作業、(b)は裏返し作業、(c)はクッション材挿入作業を示す。
以下、本発明の鞄肩紐を、一実施形態に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の鞄肩紐1は、図1に示すように、リュックサックやランドセルなどの背負い鞄2などに用いることができ、上端部を上マチと後身頃の間に縫製し、下端部を横マチと後身頃の間に縫製して鞄本体に取り付けてある。本発明の鞄肩紐は、背負い鞄以外にも、ショルダーバッグ、ポシェットなどの肩掛け鞄等にも用いることができる。
鞄肩紐1は、図2又は図3に示すように、クッション材3を被覆材4で覆う構成としてある。
クッション材3は、断面略矩形の帯状としてあり、不織布材、フェルト材、スポンジ材など柔軟性及びクッション性などを有する素材から形成することができる。
被覆材4は、図4に示すように、シート5と板状芯材6とから形成したカバー材7に延長部材8を取り付けて形成してある。
シート5は、長尺矩形状としてあり、例えば、革、合皮、ナイロンなどの素材から形成することができる。
板状芯材6は、幅をクッション材3の約半分弱の幅とした長尺矩形状に形成してあり、変形しても原形に復元する復元力を有する折り曲げ反復に強い素材から形成することができ、例えば、ポリプロピレン板や塩化ビニルなどの繊維を樹脂板に貼り合わせて板状にしたものなどから形成することができる。
板状芯材6の厚みは、特に限定するものではないが、1.5mm〜2.0mmにするのが好ましい。
カバー材7は、幅をクッション材3の約2倍強の幅としてクッション材3を被覆することができるようにしてある。
カバー材7は、2つの板状芯材6を、シート5の裏面51に、シート5のそれぞれの長手縁部52から若干内側にその長手縁部52と並行するように縫製や接着により取り付け、シート5の長手縁部52を、裏面51側に折り返して板状芯材6に隙間なく巻き付けるようにして形成してある。
延長部材8は、細長矩形状としてあり、端部が解れてこない素材から形成するのが好ましく、例えば、革などの素材から形成することができる。
延長部材8の厚みは、特に限定するものではないが、1.6mm程度にするのが好ましい。
延長部材8は、カバー材7の裏面側に、カバー材7のそれぞれの長手縁部71に沿い縫製や接着などにより取り付けてあり、この際、延長部材8の一方の長手端部81がカバー材7の長手縁部71から略同幅で張り出すように取り付けてある。この張り出し幅は、後述するように、被覆材4をクッション材3に巻き付けた際、板状芯材6の間隙61内に納まり、その間隙61内から突出しない程度にするのが好ましい。
このような被覆材4を、クッション材3に、両板状芯材6がクッション材3の裏面側で若干幅の間隙61を有するように並行に配して巻き付け、両延長部材8の裏面同士を重ね合せ、この部位を図3に示す縫い目91の箇所で縫い合わせて、図2又は図3に示すような鞄肩紐1を形成してある。この際、延長部材8は、板状芯材6間の間隙61内に納まり、端面が外側に現れるようにしてある。また、この端面は、クッション材3に巻き付けた被覆材4の表面と面一になるようにするのが好ましい。
このような鞄肩紐1は、延長部材8同士を縫合した際の縫い目91が板状芯材6の間隙61内に納まり隠れているため、長年使用しても、その縫い目91の縫い糸が擦り切れることがない。また、縫い目91が外側から視認されないので、見た目もきれいでありデザイン性に優れたものである。
以下、本実施形態の鞄肩紐1の製造方法の一例を示す。
まず、図5又は図6に示すように、長尺矩形状のシート5の裏面51に、板状芯材6を、シート5のそれぞれの長手縁部52から板状芯材6の一長手縁部62が略同幅で外方に張り出すように長手縁部51に沿い配する。また、シート5の表面53に、延長部材8の表面側を接面させ、シート5の長手縁部52の端面と延長部材8の他方の長手端部82の端面とが面一になるように合せながら配し、これらをともに長手方向に、図6に示す縫い目92で縫い合わせる。
次に、両板状芯材6部分を、図6の矢印Aで示すように、板状芯材6の他長手縁部63を回転中心としてシート5の裏面51側に折り返すことにより、図7に示すように、被覆材4を形成することができる。
そして、この被覆材4を用い、帯状のクッション材3をカバー5の裏面51側に載せ、クッション材3をやや押し潰しながら包み込み、図8に示すように、両延長部材7の裏面同士を接面させた後、これらを図8に示す縫い目91の箇所で長手方向に縫い合わせる。この際、縫い目91は、できるだけ内側寄りに設けるのが好ましい。
そして、図9に示すように、両延長部材8の外側部分を鋏やカッターなどの切断具で長手方向に切断する。この切断は、できるだけ縫い目81寄りを切断し、板状芯材6に沿い切断するのが好ましい。その後、クッション材3を押し潰していた力を除くとクッション材3が復元し、図2又は図3に示すような、鞄肩紐1になる。
上記製造方法は、クッション材3を包み込みながら縫合するので、クッション材を挿入する作業などがなく、容易に鞄肩紐1を製造でき、しかも、延長部材8の切断は、板状芯材6に沿い行うことにより、蛇行することなく行うことができ、きれいな切断面にすることができる。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にするかぎり変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
1鞄肩紐 2背負い鞄 3クッション材 4被覆材 5シート 51裏面 52長手縁部 53表面 6板状芯材 61間隙 62長手縁部 63長手縁部 7カバー材 71長手縁部 8延長部材 81長手端面 82長手端部 91縫い目 92縫い目

Claims (2)

  1. 長尺矩形状シートの裏面に両長手縁部に沿い板状芯材を配し、そのシートの両長手縁部をそれぞれの板状芯材に巻き付けてカバー材を形成し、そのカバー材の裏面に、カバー材の長手縁部から一長手端部が外方に張り出すように細長状の延長部材を取り付けた被覆材を、帯状のクッション材の裏面側に両板状芯材が並行するようにクッション材に巻き付け、両板状芯材の間隙内で両延長部材の裏面同士を重ね合わせ、この部位を縫合してなる鞄肩紐。
  2. 長尺矩形状シートの裏面に両長手縁部に沿い板状芯材を配し、そのシートの表面に両長手縁部に沿い細長状の延長部材を配し、これらをともに長手方向に縫い合わせる工程と、縫い合わせたシートの両板状芯材部分を裏面側に折り返した後、帯状のクッション材を包み込みながら両延長部材の裏面同士を重ね合わせ、これらを長手方向に縫い合わせる工程とを備えた鞄肩紐の製造方法。
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