JP4430729B1 - 下地材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 可撓性のある短冊形状の下地材10を曲げることにより、これよりも小さく形成した壁体7の孔8から挿入し、表側から打ち込んだフィニッシャーネイル12を当て部材11で引っ張って保持しながら仮止めねじ14をねじ込み、下地材を壁体の裏側に仮固定する。紐5と当て部材11とフィニッシャーネイル12を除去し、孔を埋める。壁体の表側から取り付け金具を壁体及び下地材にねじ込んで固定し、この取り付け金具に壁掛けテレビを取り付ける。
【選択図】図5
Description
壁体の表面に被取り付け体を安定的に固定するために、前記壁体の裏面に設けられる下地材であって、
その全長よりも小さく前記壁体に形成された孔から前記壁体の裏面側に挿入しうる可撓性を備えるとともに、前記壁体を貫通する仮固定手段によって前記壁体の裏面に仮固定され、前記壁体の表面に設けた前記被取り付け体を挿通して前記壁体を貫通する固定手段によって前記壁体の裏面に固定され、前記被取り付け体とともに前記壁体を挟持して前記被取り付け体の荷重を支える下地材において、
長矩形状の平板である第1板と、前記第1板と実質的に同一形状であり、前記第1板の一面に貼付され、前記第1板と反対側の面に前記長矩形状の長手方向と交差する方向に沿った複数の溝が所定間隔で形成された第2板とを有し、前記第1板の他面が凸となるような可撓性を有する本体と、
前記本体の前記第2板の前記溝が形成されている側に前記溝を覆うように設けられ、前記下地材を前記壁体に固定するために前記壁体を貫通させた前記仮固定手段の先端部が絡んで前記仮固定手段を前記第2板に導入する導入手段と、
前記本体に取り付けられ、前記壁体の前記孔から前記壁体の裏面側に挿入された前記本体を前記壁体の裏面の所定位置に保持するための長体と、
を有することを特徴としている。
前記導入手段がスポンジ層であることを特徴としている。
その上端部に前記長体が固定されており、その下端部を下にした状態で前記壁体の裏面に設けられ、その上段の位置から下段の位置まで長手方向に沿って前記仮固定手段により壁体の裏面に仮固定されることを特徴としている。
さらに本発明に係る下地材によれば、仮固定手段は、壁体を貫通した後、下地材の導入手段に当って絡み、下地材を捉えるので、下層にある第2板及び第1板に仮固定しやすくなる。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態の下地材10は、全体として長矩形状の平板であり、可撓性を有する第1板1を基材としている。この第1板1と実質的に同一形状である第2板2が、第1板1の一面に貼付されている。第2板2の第1板1と反対側の面には、前記長矩形状の長手方向と直交する方向に沿い、下地材10に可撓性を与えるための構造として、複数の溝3が所定間隔で形成されている。各溝3は、第2板2を厚さ方向に貫通しておらず、従って第2板2を前記長矩形状の長手方向に沿った断面で見ると矩形波の鋸歯状になっている。この第2板2の溝3が形成されている側の面には、溝3を覆うようにスポンジ層4が貼着されている。この板材の一端部に近いスポンジ層4の一部は除去されており、その部分では第2板2の溝3が露出している。このスポンジ層4は、後述するように固定手段をねじ込む際に、固定手段の先端部に絡んで固定手段を第2板2にねじ込みやすく案内するための導入手段として機能する。
次に、図2〜図13を参照して、本例に係る下地材10を用いて壁掛けテレビを壁体に設置する工程について具体的に説明する。図2等に示すように、本例における壁体6は、例えば隣室の壁体7との間に、図示しない間柱及び空間を挟んで設置されたものであり、例えば石膏ボード等からなる。なお、図2以降の図では、下地材10の第2板2に形成された溝3については構造の詳細は示さず、概略的な表現に留めるものとする。
本実施形態によれば、壁体6に設置する物品であれば、壁掛けテレビ27だけでなく、どのような種類の物品であっても安全確実に取り付けることができるが、例えば、前述した壁掛けテレビ27以外では、図14に示すような取り付け金具30で取り付けるエアコン31等の家電製品や、図15に示す吊戸棚32等のようにそれ自体に相当の重量がある物品や、エアコン31ほどの重量はないが、図16に示すような落下による破損が特に許されない貴重な絵画33の取り付けに本発明は有効である。
前述した壁体6の補強方法においては、図2及び図3に示したように、壁体6と壁体7の間は間柱のある空間であったが、この空間には図19及び図20に示すように断熱材38が充填されている場合がある。
本例による下地材10を用いて補強した壁体6に、壁掛けテレビ27の取り付け金具25を固定し、その取り付け強度を実際に測定した。9mmの石膏ボードを供試体とし、次に示す(1)〜(3)の3種類の下地材10及び取り付け金具25を石膏ボードに取り付け、試験対象とした。
(1)は、60cm×14cm、厚さ13mmである板材がラワン材製の下地材10を2個と、厚さ2mm、重量15kgの金属製の1枚の取り付け金具25を、前述したような取り付け工程でM5.5のボルトを1個の下地材10につき9本、合計18本使用して石膏ボードに取り付けて補強する。
(2)は、60cm×14cm、厚さ13mmである板材がラワン材製の下地材10を2個と、厚さ1.6mm、重量6kgの金属製の1枚の取り付け金具25を、前述したような取り付け工程でM5.5のボルトを1個の下地材10につき9本、合計18本使用して石膏ボードに取り付けて補強する。
(3)は、45cm×7cm、厚さ13mmである板材がラワン材製の下地材10を2個と、厚さ1.2mm、重量4kgの金属製の1枚の取り付け金具25を、前述したような取り付け工程でM4.8のボルトを1個の下地材10につき9本、合計18本使用して石膏ボードに取り付けて補強する。
このように下地材10及び取り付け金具25が取り付けられた石膏ボードを、圧縮試験機の所定の試験位置に固定する。そして、圧縮試験機により、石膏ボードの表面に平行で鉛直下向きの力を取り付け金具25に対して加える。
2…第2板
3…溝
4…スポンジ層
5…紐
6…壁体
8…孔
10…下地材
12…貫通材としてのフィニッシャーネイル
14…仮固定部材としての仮止めねじ
25、30…取り付け部としての取り付け金具
26…固定手段としての固定ボルト
27…被取り付け体としての壁掛けテレビ
31…被取り付け体としてのエアコン
32…被取り付け体としての吊戸棚
33…被取り付け体としての絵画
34…取り付け部としての金具
35…被取り付け体としての家具
36…被取り付け体としての手摺り
Claims (3)
- 壁体の表面に被取り付け体を安定的に固定するために、前記壁体の裏面に設けられる下地材であって、
その全長よりも小さく前記壁体に形成された孔から前記壁体の裏面側に挿入しうる可撓性を備えるとともに、前記壁体を貫通する仮固定手段によって前記壁体の裏面に仮固定され、前記壁体の表面に設けた前記被取り付け体を挿通して前記壁体を貫通する固定手段によって前記壁体の裏面に固定され、前記被取り付け体とともに前記壁体を挟持して前記被取り付け体の荷重を支える下地材において、
長矩形状の平板である第1板と、前記第1板と実質的に同一形状であり、前記第1板の一面に貼付され、前記第1板と反対側の面に前記長矩形状の長手方向と交差する方向に沿った複数の溝が所定間隔で形成された第2板とを有し、前記第1板の他面が凸となるような可撓性を有する本体と、
前記本体の前記第2板の前記溝が形成されている側に前記溝を覆うように設けられ、前記下地材を前記壁体に固定するために前記壁体を貫通させた前記仮固定手段の先端部が絡んで前記仮固定手段を前記第2板に導入する導入手段と、
前記本体に取り付けられ、前記壁体の前記孔から前記壁体の裏面側に挿入された前記本体を前記壁体の裏面の所定位置に保持するための長体と、
を有することを特徴とする下地材。 - 前記導入手段がスポンジ層である請求項1記載の下地材。
- その上端部に前記長体が固定されており、その下端部を下にした状態で前記壁体の裏面に設けられ、その上段の位置から下段の位置まで長手方向に沿って前記仮固定手段により壁体の裏面に仮固定されることを特徴とする請求項1記載の下地材。
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JPH10152899A (ja) * | 1996-09-25 | 1998-06-09 | Shuhei Izumi | 壁板取付具補助材とその取付方法 |
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