JP4430461B2 - 壁パネルとマグサの連結構造 - Google Patents
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Description
このパネル工法で使用される壁パネルは、框材を矩形枠状に組み立てるとともにこの矩形枠の内部に補強用桟材を縦横に組み付けてなる枠体の表裏両面に合板等からなる面材を取り付けたものであり、中空部を備えている。
この胴差ボルト35の上端には座金37を介してナット38が螺合されており、下端にも座金39を介してナット40が螺合され、これによって、上階床パネル30と上階壁パネル31との連結がなされている。なお、この胴差ボルト35の上端にナット38を螺合させる作業は、上階壁パネル31の中空部を作業スペースとし、下端にナット40を螺合させる作業は、枠材30aの切欠部41の下方に形成された空間を作業スペースとして行われる。
この場合、下階壁パネルと水平支持部材とを接合固定させるためにはガセット合板を取り付けなければならなかったが、吹抜け部においては、このガセット合板が、居室に面して剥き出しの状態となってしまうため、景観性に優れず好ましくなかった。このため、ガセット合板を使用することなく、しかも、景観性に優れる吹抜け部の連結構造の開発が望まれていた。
前記壁パネル1に、下方に突出するようにして設けられた第1の連結ボルト4と、前記マグサ2に、上方に突出するようにして固定された第2の連結ボルト5とが、前記水平支持部材3に形成された貫通孔7にそれぞれ挿入され、これら第1および第2の連結ボルト4,5が前記貫通孔7においてナット6に螺合しており、前記第1の連結ボルト4が締め付けられることによって、前記壁パネル1とマグサ2とが連結されており、
前記水平支持部材3は、吹抜け部の壁を水平方向に支持する水平梁3aと、この水平梁3aに密接する位置に設けられた補助梁3bとから構成され、かつ、これら水平梁3aと補助梁3bとが互いに密接する側面には、これら水平梁3aと補助梁3bとを貫通する貫通孔7が設けられており、
この貫通孔7内の、第1の連結ボルト4と第2の連結ボルト5とが前記ナット6によって継手されるべき位置には、このナット6の形状に合わせて切り欠かれた切欠部7aが設けられていることを特徴とする。
また、壁パネル1とマグサ2とを連結するための第1および第2の連結ボルト4、5が居室側にも外部側にも露出することがないので景観性にも優れる。
また、前記水平支持部材3を、吹抜け部の壁を水平方向に支持する水平梁3aと、この水平梁3aに密接する位置に設けられた補助梁3bとから構成し、これら水平梁3aと補助梁3bとが互いに密接する側面の所定の位置に、前記貫通孔7を設けることによって、この貫通孔7に挿通させる第1および第2の連結ボルト4、5と、これらボルト4、5を継手するナット6とを容易に挿通させることができる。すなわち、前記水平梁3aと補助梁3bとに予め貫通孔7のための溝を形成しておき、これら水平梁3aと補助梁3bとによって、第1および第2の連結ボルト5とナット6とを貫通孔7の位置に合わせるようにして挟み込むだけで容易に挿通させることができるので、前記水平支持部材3と壁パネル1およびマグサ2との連結作業を容易なものとすることができる。
また、この貫通孔7内の、第1の連結ボルト4と第2の連結ボルト5とが前記ナット6によって継手されるべき位置には、このナット6の形状に合わせて切り欠かれた切欠部7aを設けることによって、第2の連結ボルト5に予め取り付けられたナット6に対して第1の連結ボルト4を螺合させる際に、このナット6は切欠部7aの形状に嵌まり合うので、螺合させる第1の連結ボルト4と供回りすることがなく、強固に固定させることができる。
この外装材8の下端部を前記壁パネル1の下端部から前記水平支持部材3の下端部近傍まで突出するようにして設けられていることを前記課題の解決手段とした。
また、従来と異なり、上部躯体と下部躯体との間に設けていた幕板を使用する必要がないので、この幕板の取り付け作業に係る施工コストや輸送コストの低廉化を図ることができる。
また、前記壁パネルとマグサとを連結するための第1および第2の連結ボルトが、前記水平支持部材の内部に設けられた貫通孔内で連結されることによって、居室側にも外部側にも露出することがないので景観性にも優れる。
さらに、前記壁パネルおよびマグサには、予め外装材が取り付けられていることによって、現場で外装材を取り付ける手間を省くことができるので、作業性の向上や工期の短縮を図ることが可能となる。また、従来と異なり、上下躯体の間に設けていた幕板を使用する必要がないので、この幕板の取り付け作業に係る施工コストや輸送コストの低廉化を図ることも可能となる。
また、前記壁パネル1には、予め表面に外装材8が取り付けられており、さらに、前記マグサ2の表面にも外装材9が予め取り付けられている。
また、前記補助梁3bは、角柱状の水平材であり、前記水平梁3aの補助材として設けられる。
このように構成された第2の連結ボルト5は、接着剤2aを充填させた下穴2bにねじ込まれている。また、本実施の形態では雄ネジ部5aの外径と下穴2bの内径は略同一としている。
なお、この貫通孔7を設ける位置については、前記水平梁3aおよび補助梁3b、すなわち水平支持部材3の長さ寸法等を十分に考慮し、壁パネル1とマグサ2との連結を妨げないように設けることが好ましい。
また、前記壁パネル1の下端部から前記水平支持部材3の下端部近傍まで突出するようにして設けられた下耳部材8aの、この突出部分と前記水平支持部材3との間には僅かな隙間が形成されている。この隙間を埋めて外装材8の破損を防ぐようにするために、調整材8c、8dが、それぞれ下耳部材8aおよび水平支持部材3に予め取り付けられている。
さらに、前記外装材8を壁パネル1に取り付ける際は、釘打ち等の方法によって取り付けられる。
なお、前記外装材9をマグサ2に取り付ける際は、これらマグサ2と外装材9との間に胴縁9aを設けた上で、釘打ち等の方法によって取り付けられる。
このように雄ネジ部5aの外径と下穴2bの内径が略同一であることにより、雄ネジ部5aは、接着剤2aが充填された下穴2bに容易にねじ込むことができるとともに、充填された接着剤2aを介して強固にマグサ2に止着され、ナット6をマグサ2に強固に固定できるようになっている。
次いで、この接着剤2aが充填された下穴2bに、雄ネジ部5aを、その軸を中心に回転させることでねじ込み、マグサ2の上面からナット用雄ネジ部5cが突出した状態にさせる。
そして、雄ネジ部5aを所定の深さまでねじ込んだ後、図3に示すように、マグサ2に止着された雄ネジ部5aの上部のナット用雄ネジ部5cに、ナット6の下端部を螺合させて構成する。
水平支持部材3は、水平梁3aおよび補助梁3bを並べることで構成されており、貫通孔7は第1の連結ボルト4および第2の連結ボルト5が挿通する内径を有し、切欠部7aはナット6が内部で収容される内径を有している。
そして、貫通孔1b及び貫通孔7に、第1の連結ボルト4が挿通されてナット6に螺合することでマグサ2は水平支持部材3及び壁パネル1に連結されている。つまり、第1の連結ボルト4の上端部は、壁パネル1内部で座金4bを介してナット4aにより止着され、壁パネル1を構成する壁パネルの下側横框材1b上面に係止された状態となっている。
この第1の連結ボルト4、水平支持部材3を介してマグサ2は水平支持部材3に取り付けられた状態となっている。
なお、この吊り治具はクレーン等のワイヤーの先端に取り付けられて、吊り上げ自在となっているものである。また、マグサ2上に載置される水平支持部材3は、端面どうしを合わせた水平梁3aおよび補助梁3bにより構成され、これら水平梁3aおよび補助梁3bの端面にはそれぞれ上下方向に延在する溝が形成され、水平梁3aおよび補助梁3bの端面どうしを合わせることで、貫通孔7及び切欠部7aが形成されるものとなっている。
そして、上方から第1の連結ボルト4の軸部をナット6に螺合させることで、第1の連結ボルト4の上端部を水平梁3aの上面から上方に突出させるとともに、既に載置された水平梁3aに並べるように、補助梁3bを設置する。
なお、後工程にて前記水平梁3aとこの補助梁3bとが密接する端面を接着剤等によって貼り付けることによって、水平支持部材3としての耐力を向上させることができるので好ましい。
また、上方に取り付けられた外装材8と、下方に取り付けられた外装材9との間に形成された隙間には、この隙間を埋めることができる水切り部材等を嵌め込むことによって、さらに防水性能を向上させることができるので好ましい。
すなわち、予め外装材8、9を取り付けておくだけで、壁パネル1およびマグサ2の表面を外装材で覆うだけでなく、水平支持部材3の表面も外装材8で覆うことができるとともに、現場で外装材8、9を取り付ける手間を省くことができるので、作業性の向上や工期の短縮を図ることができる。また、従来と異なり、上部躯体と下部躯体との間に設けていた幕板を使用する必要がないので、この幕板の取り付け作業に係る施工コストや輸送コストの低廉化を図ることも可能となる。
1 壁パネル
2 マグサ
3 水平支持部材
3a 水平梁
3b 補助梁
4 第1の連結ボルト
5 第2の連結ボルト
6 ナット
7 貫通孔
8 外装材
8a 下耳部材
9 外装材
Claims (4)
- 建物の上階と下階とが連通した吹抜け部において、マグサとこのマグサの上方に配置された壁パネルとが、水平支持部材を介して連結された壁パネルとマグサの連結構造において、
前記壁パネルに、下方に突出するようにして設けられた第1の連結ボルトと、前記マグサに、上方に突出するようにして固定された第2の連結ボルトとが、前記水平支持部材に形成された貫通孔にそれぞれ挿入され、これら第1および第2の連結ボルトが前記貫通孔においてナットに螺合しており、前記第1の連結ボルトが締め付けられることによって、前記壁パネルとマグサとが連結されており、
前記水平支持部材は、吹抜け部の壁を水平方向に支持する水平梁と、この水平梁に密接する位置に設けられた補助梁とから構成され、かつ、これら水平梁と補助梁とが互いに密接する側面には、これら水平梁と補助梁とを貫通する貫通孔が設けられており、
この貫通孔内の、第1の連結ボルトと第2の連結ボルトとが前記ナットによって継手されるべき位置には、このナットの形状に合わせて切り欠かれた切欠部が設けられていることを特徴とする壁パネルとマグサの連結構造。 - 請求項1に記載の壁パネルとマグサの連結構造において、
前記マグサの上面から内部にかけて前記第2の連結ボルトを埋め込むための下穴が形成され、この下穴に前記第2の連結ボルトが上方に突出するようにして予め固定されているとともに、第2の連結ボルトの突出部分の上端には、前記第1の連結ボルトが締め付けられるナットが螺合されていることを特徴とする壁パネルとマグサの連結構造。 - 請求項1または2に記載の壁パネルとマグサの連結構造において、
前記壁パネルの表面に外装材が予め取り付けられており、
この外装材の下端部は前記壁パネルの下端部から前記水平支持部材の下端部近傍まで突出するようにして設けられていることを特徴とする壁パネルとマグサの連結構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の壁パネルとマグサの連結構造において、
前記第1および第2の連結ボルトの外周面には、相互に逆方向の雄ネジ部が形成されていることを特徴とする壁パネルとマグサの連結構造。
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