JP4430428B2 - 外観検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象物の外観を検査する検査装置、特に円柱状対象物の外周面での欠陥有無の検査に好適な外観検査装置に関する。
例えば転がり軸受のころでは、その外周面が軸受軌道輪の軌道面上を転動することから、当該ころの外周面全面について傷や打痕等の欠陥の有無を調べる全周検査を行うことが要求されている。このような全周検査を行う外観検査装置では、同一方向に回転する一対の回転ドラム上でころ(検査対象物)を回転させるとともに、そのころ上方に配置されたカメラで当該ころの外周面全周にわたってこれを撮像し、撮像した画像を処理することにより、全周検査が実施されていた(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2003−247955号公報(第3〜6頁、第1図)
ところで、上記のような従来の外観検査装置には、上記一対の回転ドラム上に検査対象物を搬送する搬送装置が設けられており、この搬送装置が複数の検査対象物を一列に並べて回転ドラム上に供給し、外観検査を連続的に行うようになっていた。
ところが、上記のような従来装置では、外観検査の所要時間(サイクルタイム)を短縮するために、回転ドラムの回転速度や搬送装置の供給(搬送)速度を増加させたときに、検査対象物の重量や形状等によっては当該対象物の正確な検査を行えないことがあった。具体的には、ニードル軸受用ころなどの軽量な対象物を検査するときにドラム回転速度を上げた場合、回転ドラム側から検査対象物に作用する回転力やその対象物の前後で搬送される他の検査対象物との衝突等により、上記カメラで撮像される検査対象物がドラムから浮き上がったり、同ドラムに対して斜めになったり、外部に飛び出したりすることがあった。このため、カメラの検査対象物とのピントが合わなくなって検査精度の低下を招いたり、検査自体を行えなかったりするという問題を生じることがあった。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、軽量な検査対象物に対しても、その外観検査のサイクルタイムの短縮化を図りつつ、正確な検査を行うことができる外観検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、検査対象物の外観を検査するための外観検査装置であって、
複数の前記検査対象物を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されている前記検査対象物を回転させる回転手段と、回転している前記検査対象物の表面を外観検査のために撮像する撮像手段と、前記回転手段に連続するように設けられて前記検査対象物を搬送するコンベア、及び前記コンベアによって搬送されている前記検査対象物の寸法を測定するためのカメラを有する測定手段と、を備えており、前記測定手段が、一つの搬送されている前記検査対象物に対して、その搬送方向での先端部側及び後端部側を同時にそれぞれ撮影するための第1及び第2カメラを有し、前記第1及び第2カメラが、前記搬送方向に各々移動可能に設けられ、前記第1及び第2カメラを前記搬送方向に互いに最接近させたときに両カメラの撮像範囲を一部重複させるように、前記第1カメラには、その撮像範囲を前記搬送方向で前記第2カメラ側に移動させるプリズムレンズが取り付けられ、かつ前記第2カメラには、その撮像範囲を前記搬送方向で前記第1カメラ側に移動させるプリズムレンズが取り付けられていることを特徴とするものである。
この場合、検査対象物の外観検査と寸法測定とを連続的に行うことができる。また、第1及び第2カメラを搬送方向で最接近に配置したときでも、各カメラのプリズムレンズによって死角(撮影漏れ)を生じることなく検査対象物を撮影することができ、寸法測定精度が低下するのを防ぐことができる。
また、外観検査装置は、前記回転している検査対象物が前記回転手段に密接するように、当該検査対象物を吸引する吸引手段を更に備えたことを特徴とするものである。
上記のように構成された外観検査装置では、上記搬送手段及び回転手段により、回転されつつ、搬送されてくる一つの検査対象物に対して、吸引手段が回転手段と密接するよう吸引する。これにより、軽量な検査対象物の外観検査を行うときに回転手段の回転速度や搬送手段の搬送速度を増加させた場合でも、当該検査対象物が回転手段上で飛び跳ねるのを防ぐことができ、回転手段上での検査対象物の挙動を安定させることができる。
また、上記外観検査装置において、前記回転している検査対象物が、前記回転手段から浮き上がるのを押さえる押さえ手段を設けることが好ましい。
この場合、押さえ手段によって上記検査対象物の回転手段上での挙動をより確実に安定させることができる。
また、上記外観検査装置において、前記吸引手段には、前記回転手段上の全ての前記検査対象物を吸引可能な吸引口が形成されてもよい。
この場合、上記回転手段上において、上記撮像手段によって撮像される検査対象物の前後で搬送されている検査対象物をも回転手段により確実に密接させることが可能となり、撮像される検査対象物の回転手段上での挙動をさらに安定させることができる。
また、前記測定手段は、前記第1カメラからの第1撮像画像内における前記搬送方向での前記検査対象物の先端位置を取得し、かつ前記第2カメラからの第2撮像画像内における前記搬送方向での前記検査対象物の後端位置を取得して、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを前記搬送方向に直交する方向に並べたときの、各撮像画像における前記検査対象物の先端位置と後端位置との間の前記搬送方向における当該検査対象物の画素数を用いて前記検査対象物の寸法を求めることが好ましい。
この場合、1台のカメラではその撮像範囲を超える長尺の検査対象物の寸法測定を行う場合でも、その長尺対象物の寸法に応じてカメラの設置台数を増やすことなく、その対象物の寸法測定を行うことができる。
本発明によれば、検査対象物の外観検査と寸法測定とを連続的に行うことができる。また、第1及び第2カメラを搬送方向で最接近に配置したときでも、各カメラのプリズムレンズによって死角(撮影漏れ)を生じることなく検査対象物を撮影することができ、寸法測定精度が低下するのを防ぐことができる(請求項1)。
また、軽量な検査対象物の外観検査を行うときに回転手段の回転速度や搬送手段の搬送速度を増加させた場合でも、当該検査対象物が回転手段上で飛び跳ねるのを防いで回転手段上での検査対象物の挙動を安定させることができるので、当該検査対象物の正確な撮像画像を確実に得ることができる。したがって、軽量な検査対象物に対しても、その外観検査のサイクルタイムの短縮化を図りつつ、正確な検査を行うことができる(請求項2)
以下、本発明の外観検査装置を示す好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る外観検査装置の要部構成例を示す正面図である。図において、本実施形態の外観検査装置1は、検査台2上でニードル軸受用ころ等の円柱状の検査対象物(以下、“ワーク”という)を図の右側から左側への所定の搬送方向に搬送する搬送手段としての圧送ローラユニット3と、このユニット3に連続的に設けられて、ワークを回転させる回転ドラムユニット4と、このユニット4の上方に設置されたカメラ5aを有する外観検査ユニット5とを備えている。また、外観検査装置1には、検査台2上で上記回転ドラムユニット4に連続するように設けられたコンベア6のベルト6a上のワークを撮影する2台のカメラ7a、7bを有し、当該ワークの全長を測定する全長測定ユニット7が設けられており、外観検査ユニット5によるワークの全周検査に引き続いて、当該測定ユニット7によるワーク全長寸法の測定検査が行われるようになっている。さらに、外観検査装置1には、電源のオン/オフボタン等の操作ボタンやタッチパネル機能を有するディスプレイを具備し、オペレータからの当該装置の各ユニットへの操作指示が入力される操作盤8と、上記カメラ5a、7a、7bの各撮像画像を表示可能なモニタ9と、操作盤8からの指示信号に従って各ユニットの動作を制御するとともに、カメラ5a、7a、7bからの各画像データを用いて所定の検査処理を行うパソコン10とが設けられている。このパソコン10と後述の吸引ユニットに含まれた真空ポンプ11とは、検査台2の収納部内に配置されている。
上記圧送ローラユニット3は、図2も参照して、当該ユニット3の駆動源としての電動モータ3aと、このモータ3aにより回転駆動される一対の圧送ローラ3bとを備えている。また、このユニット3では、2枚の板材3cを略V字状に組立てることにより、上記ワークWの搬送路が構成されており、上記圧送ローラ3bが図2に例示するように搬送路上で一列に整列されたワークWを左右から挟み込んで回転することによりワークWを上記回転ドラムユニット4側に順次送り出すスルーフィード方式となっている。
尚、この説明以外に、一対の圧送ローラ3bの代わりに、ワークWの搬送方向と同一方向に回転する1つの圧送ローラを上記搬送路上に設けて、ワークWを回転ドラムユニット4側に供給する構成でもよい。
上記回転ドラムユニット4は、図3も参照して、圧送ローラユニット3の上記搬送路(板材3c)からワークWが順次供給されるとともに、そのワークWを回転させる一対の回転ドラム4aと、これらの回転ドラム4aを支持する支持体4bと、この支持体4bを上記検査台2に固定する固定部材4cとを備えており、搬送されているワークWを回転させる回転手段を構成している。
上記の各回転ドラム4aは、その両端部が支持体4b内に組込まれた軸受により回転自在に支持されるとともに、図2の右端部側にはプーリ4dが接続されている。また、各プーリ4dには駆動ベルト4eが巻回されており、図3に示すように、当該ベルト4eは支持体4bの下方で当該支持体4bに固定された電動モータ4fの出力軸4f1に連結されている。詳細には、駆動ベルト4eは、一方のプーリ4d、支持体4bに回転自在に設けられた中間プーリ4g、及び他方のプーリ4dの順番で出力軸4f1からのモータ動力を伝達するように、これらのプーリ4d、4g及び出力軸4f1に取り付けられており、各プーリ4d及び対応する回転ドラム4aを同一方向に回転するようになっている。また、このように回転ドラム4aが回転することにより、当該ドラム4a上に送られてきたワークWは、軸心回りに回転しながら上記搬送方向に移動し、かつドラム4a上に設定された上記カメラ5aの撮像範囲を通過した後、2枚の板材4hによって略V字状に構成されたワーク搬送路を介して回転ドラム4a上から上記コンベア6側に送り出される。
また、回転ドラムユニット4には、図4に示すように、上記回転ドラム4aの下方に設けられた吸引手段としての吸引ユニット12と、ワークWが当該ドラムユニット4から浮き上がるのを押さえる押さえ手段としてのワーク押さえユニット14とが取り付けられている。なお、図4では、上記駆動ベルト4e及びプーリ4d、4gなどの図示は省略している。
上記吸引ユニット12は、上記真空ポンプ11(図1)と、この真空ポンプ11にホース13を介して連結された吸引ノズル部12aとを備えている。この吸引ノズル部12aは、図5も参照して、箱体状に構成されたものであり、当該ノズル部12aの上端部には、回転ドラム4aとほぼ同一長さを有する吸引口12a1が形成されている。また、この吸引ノズル部12aには、一端部が上記真空ポンプ11に接続されたホース13の他端部が繋がれる連結孔12a2が設けられている。さらに、吸引ノズル部12aは、吸引口12a1が上記一対の回転ドラム4a上で回転するワークWと対向するように上記支持体4bに組付けられており、真空ポンプ11の吸引力によってドラム4a上の全てのワークWを吸引して当該ドラム4aに密接させるようになっている。
また、支持体4bは、高さ調整機能を有する取付部16を介して上記固定部材4cに取り付けられており、取付部16のアジャストボルト16aを回転することにより、当該支持体4bとこれに取り付けられた一対の回転ドラム4a及び吸引ノズル部12aとが上下方向に移動できるよう構成されている。
上記ワーク押さえユニット14は、図6も参照して、回転ドラム4a上で回転しているワークWに対して微小隙間をおいて配置されるとともに、当該ドラム4aとほぼ同一長さを有する薄板状のワークガイド14aと、このガイド14aが取り付けられた取付板14bとを備えている。また、この押さえユニット14には、上記支持体4bの左右端部側にそれぞれ取り付けられる一対の支持脚14cと、これらの支持脚14cに支持されるとともに、取付板14bが移動可能に接続された固定板14dとが設けられている。そして、この押さえユニット14では、固定板14dに設けられた微調整ねじ14eを回動することにより、取付板14bを移動させてワークガイド14aのワークWに対する間隔を微調整できるようになっている。
また、上記固定板14dには、レーザ照射部15aを有するレーザセンサ15が取り付けられており、回転ドラム4a上のワークWに向かってレーザ光を照射するようになっている。そして、レーザセンサ15は、ワークW側からの反射光を入力することで、ワークWの例えば端部に形成された0.5R程度の面取部(角落とし部)を検知して、隣接する2つのワークWの端部間を検出するように構成されており、この端部間を検出したときに上記カメラ5a(図1)での撮像動作を開始させるトリガ信号を外観検査ユニット5(図1)に出力する。これにより、外観検査ユニット5では、複数のワークWを連続的に撮影する場合でも、ワークW毎に区切られた撮影動作を容易に行うことができる。
上記外観検査ユニット5は、回転しているワークWの表面を撮像する撮像手段としての上記カメラ5aを備えており、このカメラ5aによって回転ドラム4a上を回転しながら移動するワークWを撮像してその画像データを上記パソコン10に出力する。また、この検査ユニット5は、上記検査台2に対して上下方向に移動可能に取り付けられており、当該検査台2上を上下に移動することでカメラ5aのカメラ視野(撮像範囲)及びワーク撮像画像の解像度を容易に調整できるよう構成されている。さらに、検査ユニット5には、カメラ5aの撮像範囲(すなわち、回転ドラム4a上)を照らす照明器具(図示せず)が設けられており、カメラ5aが所定の明るさで照らされたワークWを撮影可能となっている。
上記カメラ5aは、ラインセンサカメラを用いており、回転ドラム4a上のワーク搬送方向と平行になるよう外観検査ユニット5に組付けられている。また、このカメラ5aは、上記吸引ユニット12の吸引口12a1からの空気によって吸引され、かつワークガイド14aにて押さえられているワークWの外周面を順次走査する主走査を行うようになっており、この主走査を行うことによってラインセンサカメラがワーク外周面での濃淡の程度をパソコン10に出力する。これにより、パソコン10には、1回の主走査に応じた線状画像が逐次入力される。
また、外観検査ユニット5では、上記主走査を繰り返し行うようになっており、ワークWの回転に伴い、ワークWの周方向に異なる位置を走査する副走査が行われる。この副走査を行うことにより、ワークWが1回転するとワークW外周面を展開した2次元画像(展開外周面の撮像画像)がパソコン10側で得られる。具体的にいえば、ワークWが1回転したときの1周相当分以上の展開外周面の撮像画像は、L回の主走査を実施することで取得されるL個の上記線状画像によって構成されるようになっている。また、この主走査の実施回数Lは、ワークWの外周(検査)寸法と所望の走査間隔に基づいて決定され、圧送ローラユニット3及び回転ドラムユニット4による回転速度とワークWに対する搬送方向での送り速度などはそれが実現されるべく調整されている。
上記パソコン10には、カメラ5aからのワーク画像データを用いた外観検査処理を行う機能がソフトウェアにより付与されており、パソコン10はワークWの上記展開外周面の撮像画像に含まれた画素単位の上記8ビットの画像データを用いて当該ワークWの外周面全面において傷や打痕等の欠陥が生じているか否かについて判定する全周検査を行う。また、パソコン10が取得した展開外周面の画像は、ワークWが回転とともに搬送方向へ移動しているために、同搬送方向へ傾いたものとなっているが、当該パソコン10が画像の座標変換などで必要に応じて傾きを補正し上記のような欠陥検出処理を行う。
また、パソコン10は、その欠陥検出処理にて欠陥がワークWに生じていると判断したときには、上記回転ドラムユニット4及びコンベア6との間に設けられた不良品回収機構(図示せず)に指示信号を出力してこの機構を動作させて、欠陥を有する不良品のワークWをベルト6a上から当該回収機構の回収ボックス内に移送させる。一方、良品判定されて外観検査に合格したワークWについては、パソコン10は上記指示信号を出力することなく、ベルト6aにより上記全長測定ユニット7側に搬送されるのを許容する。尚、全長測定ユニット7の下流側にも図示を省略した不良品回収機構が設けられており、この機構が、パソコン10からの指示信号に従って不良品判定されたワークWのみを回収するようになっている。
上記全長測定ユニット7は、図7に示すように、上記コンベア6と、そのベルト6a上でそのワークWの搬送方向に並べて配置された2台の上記カメラ(第1、第2カメラ)7a、7bと、各カメラ7a、7bの撮影面側に取り付けられたプリズムレンズ7c、7dとを具備しており、ワークWの全長(軸方向長さ)を測定する測定手段を構成している。また、上記ベルト6aは、図の左右に設けられた2つのプーリ6bに巻回されており、一方のプーリ6bに連結された電動モータ(図示せず)からの回転力により、ワークWを載せた状態で同ワークWを搬送方向に移動させる。また、このベルト6a上には、図の紙面と垂直な方向にワークWが転がり落ちるのを防止する一対のガイド部材が当該ベルト6a上のワークWを挟むように搬送方向に沿って設けられている(図示せず)。
上記の各カメラ7a、7bは、測定ユニット7の左右端部にそれぞれ設けられた微調整ねじ7e、7fへの操作に応じて支持板7g上を搬送方向に移動するように当該支持板7gに取り付けられており、図に示す状態から互いに離反する方向に移動できるようになっている。
また、各カメラ7a、7bは、ベルト6a上を搬送されているワークWを撮影して、その撮像画像のデータを上記パソコン10に出力している。このパソコン10には、上記外観検査処理の機能に加えて、各カメラ7a、7bからのワーク画像データを用いた全長測定処理の機能がソフトウェアにより付与されており、パソコン10は、上記画像データの画素数をカウントし、マスタワークの画素数と比較することにより、測定対象のワークWの全長を求めている。
また、各カメラ7a、7bは、撮影対象のワークWの長さ寸法に応じて撮像動作を行うよう構成されており、ワーク測定長さの変化により寸法測定の精度低下が生じるのを極力防げるようになっている。
具体的にいえば、図8(a)に示すように、カメラ7a、7bの各カメラ視野よりも若干大きい長さを有するワークW1を撮影する場合には、カメラ7a、7bの撮影範囲が一部重複するようにワークW1を撮影しており、当該ワークW1の撮影漏れが生じないようになっている。また、同図の二点鎖線にて示すように、上記プリズムレンズ7cに含まれたプリズム7c1、7c2がカメラ7aの撮影範囲をカメラ7b側に移動させ、プリズムレンズ7dに含まれたプリズム7d1、7d2がカメラ7bの撮影範囲をカメラ7a側に移動させている。このようにプリズムレンズ7c、7dを用いて対応するカメラ撮影範囲を移動させることにより、これらのカメラ7a、7bを搬送方向で互いに最接近に配置したときでも、上記のように一部重複してワークW1を確実に撮影することができ、当該ワークW1に付いての測定精度低下を防止することができる。
また、このワークW1よりも短い、つまり各カメラ7a、7bのカメラ視野よりも小さい長さのワークを撮影する場合には、いずれか一方のカメラのみがそのワークを撮影するようになっている。
一方、図8(b)に示すように、カメラ7a、7bの各カメラ視野よりもはるかに大きい長さを有するワークW2を撮影する場合には、これらのカメラ7a、7bは、互いに離間する位置に移動された後、ワークW2の搬送方向での先端部側及び後端部側を同時にそれぞれ撮影し、その撮影画像データをパソコン10に出力する。そして、パソコン10では、図9に示すように、カメラ7aが取込んだ第1撮像画像において、ワークW2の搬送方向での先端位置を検出するとともに、カメラ7bが取込んだ第2撮像画像において、ワークW2の搬送方向での後端位置を検出して、同図に両矢印Aで示す測定領域を設定する。続いて、パソコン10は、その測定領域に含まれた画素数をカウントし、そのカウント値と予め入力設定されているマスターワークでの画素数との比較を行うことにより、ワークW2の全長寸法を求める。以上のように、1台のカメラの撮像範囲を超える長尺のワークW2の寸法測定を行う場合でも、ワークW2の全長寸法に応じてカメラの設置台数を増やすことなく、ワークW2の寸法測定を行うことが可能となり、カメラ数増加によるコストアップを防ぐことができる。
以上のように構成された本実施形態の外観検査装置1では、吸引ユニット(吸引手段)12がその真空ポンプ11の吸引力により、回転ドラム4a上のワーク(検査対象物)Wを当該ドラム4aに密接させているので、軽量なワークWの外観検査を行うときに回転ドラムユニット(回転手段)4の回転速度や圧送ローラユニット(搬送手段)3の搬送速度を増加させた場合でも、上記従来例と異なり、ワークWが回転ドラム4aからの回転力や前後で搬送されている別のワークWとの衝突等によってそのドラム4aから浮き上がったり、同ドラム4aに対して斜めになったり、外部に飛び出したりするのを防ぐことができ、当該ドラム4a上でのワーク挙動を安定させることができる。この結果、カメラ5aにより、ワークWの正確な撮像画像を確実に得ることができ、外観検査の精度低下を確実に防ぐことができる。具体的には、例えば回転ドラム4aからワーク端部が浮き上がった状態で撮像されると、浮き上がった部分が影となったり、他の部分に比べて輝いたりして、正確な濃淡を示すデータを得ることができずに、むしろ逆に傷等の欠陥として判定されることがある。これに対し、本実施形態では、ワークWをドラム4aに確実に密接させた状態で回転させているので、上記のような不安定なワーク挙動及びこれに起因する検査精度低下を防止することができる。また、ワークWをドラム4aに確実に密接させることができるので、軽量なワークWや前後のワークWとの衝突時に作用する衝撃力が大きい端面形状がいびつに形成されたワークWに対しても、上記回転速度等を増加することが可能となり、そのワーク検査工程におけるサイクルタイムの短縮化を容易に図ることができる。
また、本実施形態では、回転ドラム4a上のワークWに微小隙間をおいてワークガイド14aを配置しているので、ワークWの回転ドラム4a上での挙動をより確実に安定させることができ、ワークWがドラム4aから浮き上がるのを完全に防ぐことができる。
また、本実施形態では、吸引ユニット12の吸引口12a1が回転ドラム4aとほぼ同一長さを有するよう構成されているので、カメラ5aによって撮像されるワークWだけでなく、このワークWの前後で回転ドラム4a上で搬送されている別のワークWをもドラム4aにより確実に密接させることができ、当該ドラム4a上で隣り合う2つのワークWが衝突するのを防ぐことが可能となって撮像対象のワーク挙動をさらに安定化することができる。
また、本実施形態では、全長測定ユニット7のコンベア6が、回転ドラムユニット4に連続するよう設けられているので、測定装置を別途設けることなく、ワークWの外観検査に引き続いて当該ワークWの全長寸法の測定を行うことができる。
尚、上記の説明では、外観検査ユニット及び全長測定ユニットにそれぞれカメラを設けて、対応するカメラが取り込んだ検査対象物の撮像画像を基に外観検査及び全長測定のデータ処理を行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば全長測定ユニットがそのカメラからの画像データを基に検査対象物の直径等の他の寸法を求める構成でもよい。また、外観検査ユニットがそのカメラからの画像データに基づき検査対象物の全長や直径等の寸法を求める構成でもよい。このように構成した場合には、全長測定ユニットの設置を省略することもできる。
また、上記の説明では、圧送ローラユニットと回転ドラムユニットとを別個に構成した場合について説明したが、検査対象物の搬送機能と回転機能とを一体化した単一の機構によって構成してもよい。また、共に回転する一対の回転ローラを備えた回転ドラムユニットについて説明したが、このドラムユニットは検査対象物を強制的に回転させるものであればよく、一方のローラのみが回転することにより検査対象物を回転させるものでよい。
また、上記の説明では、パソコンに外観検査処理及び全長測定処理の各データ処理を実施する機能をソフトウェアにて付与した構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、外観検査ユニット及び全長測定ユニットの各ユニットにDSPなどで構成されたデータ処理部を設けて、各処理部にて対応するデータ処理を行わせる構成でもよい。具体的には、図9に示した長尺の検査対象物に対する寸法測定を全長測定ユニットに設けたデータ処理部にて行わせる構成でもよい。
また、上記の説明では、搬送方向で移動可能に設けられ、検査対象物の搬送方向での先端部側及び後端部側を同時に撮影する2台のカメラを測定手段に設けた場合について説明したが、本発明の測定手段はこれに限定されるものではなく、例えば固定された1台のカメラによって上記先端部側及び後端部側を間欠的に撮影した画像データを用いて全長寸法を求めることもできる。但し、上記2台のカメラを使用する場合の方が、コンベアベルトで搬送される検査対象物の送り速度を所定速度に完全に一致させる必要がなく、しかも、後端部側が撮影されるまで処理部でのデータ処理を待機させる必要がないことから、処理結果を早期に得ることができる簡略化された構造の測定手段を容易に構成できる点で好ましい。
本発明の一実施形態に係る外観検査装置の要部構成例を示す正面図である。 図1に示した回転ドラムユニット近傍の要部を示す拡大上面図である。 上記回転ドラムユニット近傍の要部を示す拡大正面図である。 図1に示した圧送ローラユニット側から見たときの上記回転ドラムユニット近傍の要部を示す拡大側面図である。 図3に示した吸引ユニットの吸引ノズルを示す拡大斜視図である。 図4に示したワーク押さえユニットを示す拡大正面図である。 図1に示した全長測定ユニット近傍の拡大正面図である。 上記全長測定ユニットにおけるワークとカメラ配置との関係を示す図であり、(a)及び(b)はそれぞれカメラ視野よりも小さいワーク及び大きいワークを撮像する場合でのカメラ配置を示す図である。 図8(b)に示した場合での具体的な寸法測定方法を示す図である。
符号の説明
1 外観検査装置
3 圧送ローラユニット(搬送手段)
4 回転ドラムユニット(回転手段)
5 外観検査ユニット
5a カメラ(撮像手段)
7 全長測定ユニット(測定手段)
7a、7b カメラ(第1,第2カメラ)
7c、7d プリズムレンズ
11 真空ポンプ(吸引手段)
12 吸引ユニット(吸引手段)
12a1 吸引口
14 ワーク押さえユニット(押さえ手段)
W ワーク(検査対象物)

Claims (5)

  1. 検査対象物の外観を検査するための外観検査装置であって、
    複数の前記検査対象物を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されている前記検査対象物を回転させる回転手段と、
    回転している前記検査対象物の表面を外観検査のために撮像する撮像手段と、
    前記回転手段に連続するように設けられて前記検査対象物を搬送するコンベア、及びこのコンベアによって搬送されている前記検査対象物の寸法を測定するためのカメラを有する測定手段と、を備えており、
    前記測定手段が、一つの搬送されている前記検査対象物に対して、その搬送方向での先端部側及び後端部側を同時にそれぞれ撮影するための第1及び第2カメラを有し、
    前記第1及び第2カメラが、前記搬送方向に各々移動可能に設けられ、
    前記第1及び第2カメラを前記搬送方向に互いに最接近させたときに両カメラの撮像範囲を一部重複させるように、前記第1カメラには、その撮像範囲を前記搬送方向で前記第2カメラ側に移動させるプリズムレンズが取り付けられ、かつ前記第2カメラには、その撮像範囲を前記搬送方向で前記第1カメラ側に移動させるプリズムレンズが取り付けられていることを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記回転している検査対象物が前記回転手段に密接するように、当該検査対象物を吸引する吸引手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記吸引手段には、前記回転手段上の全ての前記検査対象物を吸引可能な吸引口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
  4. 前記回転している検査対象物が、前記回転手段から浮き上がるのを押さえる押さえ手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の外観検査装置。
  5. 前記測定手段は、前記第1カメラからの第1撮像画像内における前記搬送方向での前記検査対象物の先端位置を取得し、かつ前記第2カメラからの第2撮像画像内における前記搬送方向での前記検査対象物の後端位置を取得して、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とを前記搬送方向に直交する方向に並べたときの、各撮像画像における前記検査対象物の前記先端位置と前記後端位置との間の前記搬送方向における当該検査対象物の画素数を用いて前記検査対象物の寸法を求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の外観検査装置。
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