JP4430374B2 - 骨芽細胞の細胞死阻害剤 - Google Patents

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本発明は、骨芽細胞の細胞死阻害剤に関する。
骨代謝性疾患の1つである骨粗鬆症は、現在日本では約500万〜800万人もの骨粗鬆症患者がいるといわれ、年々増え続けている。この疾患は、周知のとおりカルシウム不足が進んで骨密度が減少し、骨がスカスカになって折れやすくなる病気である。すなわち、骨には、古くなった骨を破壊すべく骨のカルシウムを溶解する破骨細胞と、破壊された骨を修復して再生する骨芽細胞の2種類がある。両者のバランスが崩れ、破骨細胞による骨の溶解(骨吸収)が骨芽細胞による骨の再生を上回ることにより、骨のカルシウム不足が進行して骨密度が減少し、そして骨粗鬆症などの骨代謝性疾患が引き起こされる。
これに対し、腸管からカルシウム吸収を増加させ、骨形成を促進する活性型ビタミンD3やカルシトリオール、骨吸収を抑制し骨形成を促進するカルシトニンやエルカトニン、あるいは骨吸収を抑制しエストロゲンのカルシトニン分泌を促進するイプリフラボンなどの治療用薬剤が用いられ、ある程度の成果が得られている(例えば特許文献1)。しかしながら、骨粗鬆症の国内罹患者数が500万〜800万人という非常に高い数字や、この疾患が患者を、特に老人を寝たきり、延いては痴呆にしてしまう原因になることから事態は深刻であり、より一層効果的な予防手段あるいは治療手段が望まれていた。
特開平7−17854号公報
ところで、骨形成の過程の途中で50〜70%の骨芽細胞は死滅し、その数が減少すると言われている。また、その原因の1つは、体内で産生された過酸化水素(H)であると言われている。すなわち、体内で産生された過酸化水素に骨芽細胞が曝露されると、その骨芽細胞は細胞死の方向に誘導されると報告されている。骨代謝において崩れたバランスを立て直す(あるいはバランスが崩れないように予防する)ことに鑑み、本発明者は骨芽細胞の死滅に着目した。すなわち、過酸化水素による骨芽細胞の死滅を最小限に食い止めてその絶対数を高いレベルで維持し、これによって骨形成優勢をもたらすことで骨代謝性疾患を予防あるいは治療することが効果的であろうと考え、そのような作用を持つ(過酸化水素に曝露されても骨芽細胞の細胞死を回避(予防)し得るような)化合物を種々試みた。いくつかの試行錯誤を重ねた結果、本発明者はついにある種の化合物が骨芽細胞の死滅を抑制することを突き止め、そして本発明に至った。
本発明の、骨芽細胞の細胞死阻害剤は、下記の一般式(I)で示される化合物あるいはその塩を含有してなることを特徴とする。
Figure 0004430374
[ただし、上記一般式におけるR1 は炭素数1〜2のアルキル基、R 2 は炭素数1〜3のアルキル基であって、1とR2は同一であっても異なっていてもよい。]
本発明によれば、骨形成の過程の途中で50〜70%が無くなると言われる骨芽細胞の死滅(骨芽細胞数の減少)を最小限に食い止めることができるので、全体的には骨形成優勢となる。別のメカニズムを持つ他の薬剤(例えば、破骨細胞の活性を抑制する薬剤)と併用することにより、より一層骨形成優勢となる
上記一般式(I)におけるR1 は、骨芽細胞の死滅を防ぐ能力に優れているという点でメチル基であること好ましい。またR2 は、骨芽細胞の死滅を防ぐ能力に優れているという点でメチル基あるいはエチル基であること好ましい骨芽細胞の死滅を防ぐ能力に優れているという点で、2−メトキシ−4−メチルフェノール(以下、単に「2M4MP」ともいう)、2−メトキシ−4−エチルフェノール(以下、単に「2M4EP」ともいう)、2−エトキシ−4−メチルフェノール(以下、単に「2E4MP」ともいう)、2−エトキシ−4−エチルフェノール(以下、単に「2E4EP」ともいう)が好ましく、その中でも2M4MP、2M4EP、及び2E4MPが最も好ましい。なお、上記一般式(I)で示される化合物は1種類を単独で使用しても良いし、2種以上を併用することもできる。
これら2M4MP、2M4EPはいずれも、木クレオソートの構成成分である(Ogata N., Baba T.Analysis of beechwood creosote by gas chromatographymass spectrometry and high-performance liquid chromatography. Res Commun Chem Pathol Pharmacol 66,411−423(1989),ブナ木クレオソートのガスクロマトグラフィー・質量分析法および高速液体クロマトグラフィー法による分析)。緒方規男(N. Ogata)他著ファーマコロジー(Pharmacology)、46巻、(1993)、第173頁には、クレオソートが腸管運動抑制に基づく止瀉作用を有する旨記載されている。また、医薬品製造指針(日本公定書協会編)1988年版第240頁の胃腸薬製造承認基準において、V欄の止瀉薬の区分中1項の殺菌剤として収載されている。また、伊藤宏著「薬理学」((株)蛍光堂、1983年1月5日改訂第6版発行)第416頁にも、クレオソートは腸内防腐に用いるほか、吸入適応により去痰作用を示す旨記載され、日本薬局方でも、去痰、腸内異常醗酵、食中毒などに用いる旨記載されている。ザ・ユナイテッド・ステーツ・ディスペンサトリー(The United States Dispensatory)、27th ed.(1973)、第355頁にも、クレオソートは、外用として殺菌剤、内用として去痰剤として使用される旨記載されている。
塩の形態
また、本発明、骨芽細胞の細胞死阻害剤は、塩基を用いた塩の形態とすることも可能である。用いる塩としては、薬学的に(薬剤学的に)許容し得る塩であれば特に限定するものではなく、例えば、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リチウムなどの金属塩、アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン)との塩、アンモニウム塩などが挙げられる。
使用量
本発明の、骨芽細胞の細胞死阻害剤の投与量(使用量)については、対象となる動物の種類あるいは性別、年齢、症状の程度によって変わるので一概にはいえないが、ヒトにおける経口投与あるいは直腸内投与(坐剤)の場合は、およそのところ1日当たり成人体重1kgに対して0.1〜10mgであり、0.5〜5mgであることが好ましく、また注射剤としての投与の場合には、1日当たり成人体重1kgに対して0.05〜5mgであり、0.25〜2.5mgであることが好ましい。これらの1日量を1回でまたは分2〜分4、あるいはそれ以上の回数に分けて投与することができる。
剤型
本発明の、骨芽細胞の細胞死阻害剤は、医療用薬剤における一般的な形態で以て使用される。一般的な形態としては、例えば、錠剤、丸剤、散剤、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤)、顆粒剤、トローチ剤、チュアブル剤、内服液剤や、注射剤(血管内投与、筋肉内投与、皮下投与、皮内投与など)、あるいは坐剤などが挙げられる。錠剤、顆粒剤、散剤の形態に調製する際には、従来公知の担体を広く使用でき、例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、澱粉、結晶セルロース等の賦形剤、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ゼラチン、トラガント、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム等の結合剤、例えば、澱粉、カルボキシメチルセルロース、炭酸カルシウム等の崩壊剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸などの滑沢剤が使用できる。錠剤には、必要に応じて、通常の剤皮を施すこともでき、例えば、糖衣錠、フィルムコーティング錠等とすることができ、さらに二層錠、多層錠としてもよい。また、顆粒剤や散剤も通常の剤皮を施すことができる。
本発明の一実施例を以下に説明するが、本発明はこれによって限定されない。
骨芽細胞の培養(図1および図2参照)
従来公知の方法によって骨芽細胞を培養した。すなわち、ラットの新生仔(1−2日齢)から摘出した頭蓋骨を0.25%トリプシン液および0.1%コラーゲナーゼ液を含有するハンクス液中に投入した(37℃で10分を5回)。ついで、10%牛胎児血清(FCS)を含むα−MEM培養液で培養し、1×10個/cmに調整した。次の日、10%FCS、アスコルビン酸およびβ−グリセロリン酸を含有するα−MEM培養液で培養した。培養液は1日おきに交換し、28日後に骨芽細胞の数を測定した(1well中)。また、骨芽細胞の生育を確認するために、上記28日の間のカルシウム濃度を計測した(1well中)(図3参照)。図3に示すように、経時的にカルシウムの量(1well中)が増えていることに併せて、骨芽細胞の分化の指標としてのアルカリフォスファターゼ活性も経時的に増加していることから、上記の培養方法で骨芽細胞が育っていることが分かる。
過酸化水素による骨芽細胞の影響
過酸化水素の濃度を変えた状態で骨芽細胞に曝露し、6時間後の細胞の生存率を測定した(1well中)。その結果、図4に示すように300μMを超えたくらいから細胞死が目立ち、500μMおよび1000μMで著しい細胞死が確認された。これに従い、今後の実験として、細胞死をもたらす過酸化水素の濃度を500μMとした。
実施例1〜3および比較例1〜5
以下の実施例における2M4MP、2M4EPなどの使用量を1mMとした根拠を図5に示す。すなわち、過酸化水素によって細胞死を誘導した状況下において、2M4MP、2M4EPなどの使用量を1mMとした場合に、図5に示すように細胞死阻害作用(骨芽細胞生存率)が高いレベルで認められた。
実施例1(過酸化水素による細胞死の誘導と2M4MPによる細胞死阻害)
図6の(a)は、無処理の骨芽細胞(7日後)の生育状態を顕微鏡で見て書き写した略示説明図である。(b)は、過酸化水素(500μM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である(骨芽細胞が死滅すると黒く変色する)。(c)は、2−メトキシ−4−メチルフェノール(1mM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図であり、(d)は、過酸化水素500μMおよび2M4MP(東京化成工業(株)製、東京化成1級の2−メトキシ−4−メチルフェノール)1mMを曝露した(同時投与)6時間後の生育状態を示す略示説明図である。
図6(a)〜(d)から明らかなように、骨芽細胞の細胞死が過酸化水素によってもたらされている(b)。しかしながら、過酸化水素と2M4MPを併用した系(d)では、骨芽細胞が生き続けていることから、過酸化水素の細胞死誘導を2M4MPが阻止したと考えられ、2M4MPには骨芽細胞の細胞死を防ぐ効果があることを示する。なお、2M4MP単独の系(c)では骨芽細胞死を誘導していないので、2M4MPの毒性は低く問題はない。
実施例2(過酸化水素による細胞死の誘導と2M4EPによる細胞死阻害)
図7の(a)は、無処理の骨芽細胞(7日後)の生育状態を顕微鏡で見て書き写した略示説明図である。(b)は、過酸化水素(500μM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である(骨芽細胞が死滅すると黒く変色する)。(c)は、2−メトキシ−4−エチルフェノール(1mM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図であり、(d)は、過酸化水素500μMおよび2M4EP(東京化成工業(株)製、東京化成1級の2−メトキシ−4−エチルフェノール)の1mMを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である。
図7(a)〜(d)から明らかなように、骨芽細胞の細胞死が過酸化水素によってもたらされている(b)。しかしながら、過酸化水素と2M4EPを併用した系(d)では、骨芽細胞が生き続けていることから、過酸化水素の細胞死誘導を2M4EPが阻止したと考えられ、2M4EPには骨芽細胞の細胞死を防ぐ効果があることを示する。なお、2M4EP単独の系(c)では骨芽細胞死を誘導していないので、2M4EPの毒性は低く問題はない。
比較例1(疑似骨格化合物グアヤコールの作用)
図8の(a)は、無処理の骨芽細胞(7日後)の生育状態を顕微鏡で見て書き写した略示説明図である。(b)は、過酸化水素(500μM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である(骨芽細胞が死滅すると黒く変色する)。(c)は、グアヤコール(2−メトキシフェノール)(1mM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図であり、(d)は、過酸化水素(500μM)およびグアヤコール(1mM)を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である。
図8(a)〜(d)から明らかなように、骨芽細胞の細胞死が過酸化水素によってもたらされ(b)、その過酸化水素による骨芽細胞の細胞死はグアヤコールで防ぐことが出来なかった(d)。
比較例2〜5(グアヤコール以外の疑似骨格化合物の作用)、及び実施例3(本発明の他の化合物(2E4MP)の細胞死阻害作用)
比較例1で使用したグアヤコールを、比較例2としてo−クレゾール(2−メチルフェノール)、比較例3としてp−クレゾール(4−メチルフェノール)、比較例4としてフェノール、及び比較例5としてチモール(2−イソプロピル−5−メチルフェノール)に変えたという以外は上記比較例1と同様に操作し、過酸化水素による細胞死の誘導に対する抑制作用(阻害作用)を調べた。その結果を、本発明における一般式(I)に含まれる他の化合物(2−エトキシ−4−メチルフェノール(2E4MP、使用量を1mMおよび100μMとした)の結果と一緒に図9に記載する。
図9から明らかなように、本発明における一般式(I)に類似した上記化合物のいずれにも細胞死の抑制作用は認められなかった(2E4MPを100μM使用した系と比べても明らかである)。
実施例1〜3および比較例1〜5から、骨場細胞の細胞死を防ぐ効果は本発明における化合物の特異的な作用効果であると言える。上記実施例1〜3で使用した本発明の化合物および上記比較例1〜5で使用した比較化合物(疑似骨格化合物)の各々の構造式を下記[表1]にまとめる。
Figure 0004430374
製剤例1(丸剤)
(処方1)
2M4MPまたは2M4EP 5mg
カンゾウ 25mg
グリセリン 10mg
常水 50mg
下記処方の各成分を練合し、その丸剤塊を切丸機で分割し、製丸機で成丸し、1丸中に本発明の、骨芽細胞の細胞死阻害剤5mgを含有する丸剤を調製した。
製剤例2(硬カプセル剤)
(処方2)
2M4MPまたは2M4EP 10mg
デンプン 250mg
2M4MPまたは2M4EPとデンプンを混合して混合末とし、硬カプセルに充填して1カプセル中に本発明の、骨芽細胞の細胞死阻害剤10mgを含有する硬カプセル剤を調製した。
製剤例3(軟カプセル剤)
(処方3)
2M4MPまたは2M4EP 10mg
オリーブ油 200mg
2M4MPまたは2M4EPとオリーブ油に溶解して溶液を得、ソフトカプセルに充填して、1カプセル中に本発明の、骨芽細胞の細胞死阻害剤10mgを含有する軟カプセル剤を調製した。
製剤例4(錠剤)
(処方4)
2M4MPまたは2M4EP 20mg
乳糖 250mg
メチルセルロース 3mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
カルボキシメチルセルロース 10mg
上記処方のステアリン酸マグネシウム以外の各成分を混合し、これを水と混練して顆粒とし、この顆粒を乾燥後、ステアリン酸マグネシウムと混合して圧縮成型するか、あるいは上記処方の各成分を混合して直接圧縮成型し、1錠285mgの錠剤を調製した。
本発明によれば、骨形成の過程の途中で50〜70%が無くなると言われる骨芽細胞の死滅(骨芽細胞数の減少)を最小限に食い止めることができる。単独での使用でも構わないし、別のメカニズムを持つ他の薬剤(例えば、破骨細胞の活性を抑制する薬剤)と併用することができる。
骨芽細胞の培養方法を示した略示説明図である。 28日間の骨芽細胞の培養において、α−MEM培養液の交換時期とカルシウム量の測定時期を示したフローチャート図である。 28日間の骨芽細胞の培養において、アルカリフォスファターゼ活性とカルシウム量の増加を示したグラフ図である。 過酸化水素の濃度を変えて行った細胞死の状況を示したグラフ図である。 過酸化水素によって細胞死を誘導した状況下での2M4MPと2M4EPの細胞死阻害作用(骨芽細胞生存率)を示したグラフ図であり、実験的な使用量を1mMとしたことの根拠となったグラフ図である。 (a)は無処理の骨芽細胞の生育状態を顕微鏡で見て書き写した略示説明図、(b)は過酸化水素を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図、(c)は2M4MPを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図、(d)は過酸化水素および2M4MPを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である。 (a)は無処理の骨芽細胞の生育状態を顕微鏡で見て書き写した略示説明図、(b)は過酸化水素を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図、(c)は2M4EPを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図、(d)は過酸化水素および2M4MPを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である。 (a)は無処理の骨芽細胞の生育状態を顕微鏡で見て書き写した略示説明図、(b)は過酸化水素を曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図、(c)はグアヤコールを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図、(d)は過酸化水素およびグアヤコールを曝露した6時間後の生育状態を示す略示説明図である。 過酸化水素によって細胞死を誘導した状況下でのo−クレゾール、p−クレゾール、フェノール、チモール及び2E4MP(1mM,100μM)の細胞死阻害作用(骨芽細胞生存率)を示したグラフ図である。

Claims (2)

  1. 下記の一般式(I)で示される化合物あるいはその塩を含有してなることを特徴とする骨芽細胞の細胞死阻害剤
    Figure 0004430374
    [ただし、上記一般式におけるR1 は炭素数1〜2のアルキル基、R 2 は炭素数1〜3のアルキル基であって、1とR2は同一であっても異なっていてもよい。]
  2. 前記化合物が、2−メトキシ−4−メチルフェノール、2−メトキシ−4−エチルフェノール、及び2−エトキシ−4−メチルフェノールからなる群より選択された少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の骨芽細胞の細胞死阻害剤
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