JP4428269B2 - 探索を中継する携帯端末、探索方法、および探索プログラム - Google Patents

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本発明は、災害などによる遭難者の探索において、基地局を介さずに携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants )等の携帯端末を使った移動局のみの中継動作により、遭難者の位置を広範囲に短時間で探索する移動体間通信システムを提供する。
災害救助活動等で救助者を探索する際には、救助者の位置情報を短時間に見つけることが早期の救助に繋がり得る。基地局エリア内であれば、基地局と通信可能であるので位置情報の特定は可能であるが、圏外エリアの場合は基地局を前提とした通信システムを用いた探索はできない。
従来では、このような条件下での探索や通信を目的として、携帯通信機器を用いた検索方法が提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2003−143048号公報は、通信可能な移動体を検索し、目的の移動体との通信路を確保する方法であり、接続元の携帯電話は目的の移動体との通信確立の際に、周辺の中継携帯電話を探索及び通信確立を行うことで目的の移動体と通信を行なう技術である。
しかしながら、このような移動局間の通信では、探索の範囲は広がらない。さらに、通信中の電波状況の悪化や微弱電波等の理由によって通信確立ができない場合には探索目的の移動体との通信はできないという問題が発生する。
また、特開2004−297201号公報は、直接携帯端末同士で通信を行い、探索する方法であり、探索側が目的携帯情報を含んだ信号を周期的に送信し、目的携帯側では受信した情報が自端末と一致すると応答を返すことで探索することを可能としている。
しかしながら、基地局を経由しないで探索する方法の提案ではあるが、直接通信可能な場合に限定され、通信条件に制約を受ける。
特開2004−143048号公報 特開2004−297201号公報
救助活動対象範囲が基地局エリア内である場合でも災害時には基地局の故障等によって通信が困難になる場合が想定される。同様に、対象範囲が圏外エリアの場合は基地局を前提とした通信システムを用いた探索はできない。
一方、基地局を利用しない方式(以下移動機系通信方式と表現)は災害時の基地局の故障やトラフィック増大による影響は少ないというメリットがある。しかし、従来の移動機系通信方式による、救助者の移動機端末による探索方法では通信距離が短いために、探索範囲が狭いという問題点があった。
本発明では、上記の問題を解決するため、圏外エリアに存在する他の端末を中継端末として用いることにより、探索端末から目的端末へ直接電波が届かない場合でも中継端末を介して探索範囲を広げる方法を提供する。
第1の発明は、直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成され、探索元からの探索情報を中継する中継端末であって、探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信手段と、前記探索信号受信手段によって受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信手段と、前記復号化手段によって前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答手段と、を有することを特徴とする中継端末に関する。
すなわち、第一の発明によれば、探索信号受信手段によって探索元端末から暗号化された探索信号を受信し、復号化手段によって受信した探索信号が復号化され、復号化の結果、復号化が不成立であれば、探索信号再送信手段によって探索信号はそのまま他の携帯端末に送信され、復号化が成立したときには、探索応答手段が、自端末が目的端末であると判断して、自身の位置情報等のデータを付加した探索応答信号を返す構成をとることで、目的端末が直接には電波の届かない場所にあっても、探索元からの探索信号を捕らえることを可能とさせる。
また、探索情報を受信した中継端末が、自端末の固有情報を復号化キーとして復号した結果、セキュリティを確保しつつ、目的端末か否かを容易、かつ迅速に判別することが可能となる。
第二の発明は、前記探索信号または前記探索応答信号を送受信した際に、これらの信号を記憶部に保持する送信情報記憶手段を備え、一定時間内に受信した信号が前記送信情報記憶部に保持された前記探索信号または前記探索応答信号と照合して一致した場合に、当該信号を廃棄することを特徴とする上記第一の発明に記載の中継端末に関する。
すなわち、第二の発明によれば、送信情報記憶手段によって、送受信した探索及び応答信号が記憶部に保持され、一定時間内に受信した信号が記憶部に保持された前記探索及び応答信号情報と一致した場合に、当該受信信号を廃棄する構成とすることによって、自身が発信した情報が探索信号に混ざって受信され、携帯端末同士の同一信号が二重に送信されることが防止できる。
第三の発明は、前記探索信号には中継端末数を示す中継カウンタが含まれ、前記中継端末を経由する度に中継カウンタの値を減算し、前記中継カウンタの値がゼロとなった探索信号を受信した場合には、以降の送信を行わないことを特徴とする上記第一または第二の発明に記載の中継端末に関する。
すなわち、第三の発明によれば、探索信号情報に最大の中継端末数を示すカウンタ情報を付加し、中継端末を経由する度にカウンタ値を減らして、カウンタ値がゼロになった時点でそれ以上の送信をストップする構成とすることによって、最大探索エリアの範囲を指定することができ、探索エリアが無限に広がることを防止することができる。
以上、本発明によれば、互いに直接通信可能な通信手段を備える携帯端末を使用して、圏外エリアに存在する他の携帯端末に中継端末としての役割を持たせることにより、探索端末から目的端末へ直接電波が届かない場合でも、基地局を利用せずに複数の中継する携帯端末を介して探索範囲を大きく広げることを可能とする。
また、送受信した探索及び応答信号を記憶部に保持しておくことによって、一定時間内に受信した信号と照合することによって、同じ信号であれば廃棄する仕組みとすることによって、自身が発信した情報が探索信号に混ざって受信され、中継端末同士の同一信号が二重に送信されることが防止できる。
さらに、経由する中継端末数の最大値を中継カウンタの値として設定し、探索信号情報に付加しておき、そのカウンタ値をチェックする仕組みとすることによって、最大探索エリアを設定することができ、その最大エリアを超えての送信をストップさせることが可能となり、探索エリアが無限に広がる不効率を防止することができる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態になる携帯探索システムの基本構成を示す。
以下の実施例では、災害発生地点における遭難者の発見にあたり、探索者は、行方不明となっている遭難者を捜索するため、探索元端末から行方不明となっている遭難者が所持している携帯端末を目的端末として探索信号を周囲に発信する場合を想定している。
本実施例において、探索元端末1から電波の届く範囲では従来の機能が保障されているものとする。また、山の遭難や地震等の災害発生時に、救助を待つ側と救助する側でそれぞれが所持する携帯端末による交信を想定し、以下、救助者の持つ携帯端末を探索元端末1、救助される側の持つ携帯端末を目的端末3、その他の携帯端末を中継端末2(2−1、2−2・・・2−n)と定義する。
本携帯探索システムは、探索元の携帯端末を探索元端末1、探索データを中継する携帯端末を中継端末2(2−1、2−2・・・2−n)、および探索の対象となる目的の携帯端末を目的端末3によって構成される。それぞれの携帯端末は、基地局を介さずに端末間で直接通信が可能な構成を持っているものとし、また、中継端末2の台数は何台あっても構わない。
エリア1は、探索元端末1の直接通信が可能なエリア、エリア2は、中継端末の直接通信が可能なエリア、およびエリア3は、目的端末3の直接通信が可能なエリアをそれぞれ示しており、また、探索元端末1と目的端末3とは直接通信不可能な状態にある。
以下、図1の本発明の携帯探索システムの概要を説明する。
携帯端末同士で直接通信可能な通信手段を持つ携帯端末(代表的に携帯電話)を使って、探索元端末1が、目的端末3の情報を含む探索信号を送信する処理手順を以下に示す。
(1)受信範囲に目的端末3がない場合:中継端末2(2−1、2−2・・・2−n)が存在する場合は、受信した信号をさらに同様に送信する。
(2)中継端末2は、受信した信号を解読することによって、自端末が目的端末3でないと判断した場合は、受信した信号をさらに同様に送信することとする。
(3)探索元端末1または中継端末3は、自身が送信した情報を自端末に保存し、一定時間内は同じものを受信しても無視し、それ以上送信しない。
これによって、該当エリアに複数の中継端末が存在する場合でも同一目的の信号の二重送信を防止する。
(4)探索範囲が無限に広がる可能性があるため、送信情報に付加情報を付与することにより防止する。
付加情報として、例えば、中継端末数で構成する最大の中継カウント値を設定しておく。中継端末2は、受信時に付加情報内の中継端末数をデクリメントして再送信する。中継端末数が0であるものを受信した場合はそれ以上送信しない。
(5)目的端末3は、例えば、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System )受信信号に基づいて現在位置を検出するナビゲーション装置を有し、探索信号を受信した場合は、ナビゲーション装置によって得られた位置情報を含む応答信号を出す。
(6)中継端末2が応答信号を受信した場合は、(1)、(3)、(4)と同様にさらに送信する。
また、本機能と情報のセキュリティに関し、本探索信号を受信することでの悪用等が考えられるため、送信する信号については暗号化を行う。探索信号の暗号化/復号化は、以下のプロセスによって行われる。
(7)探索元端末1は、送信する探索信号に自端末の情報を含む探索情報に目的端末3の固有情報をキーとして暗号化処理を行う。
(8)中継端末2(または目的端末3)は、受信した信号に対して自端末の固有情報をキーとして復号化処理を行う。
(9)復号化処理ができない場合には、自端末は中継端末2と判断し再送信する。
(10)復号化処理が出来た場合には、自端末は目的端末3と判断し、応答信号を送信する。
以上によって、探索元端末1から発信された探索情報は、目的端末3でのみ解読可能となる仕組みが提供される。
図2は、本発明の実施の形態になる探索データの構成例を示す。探索元端末1から送信される探索データ100は、探索信号であることを識別する探索機能ID101(識別子:Identifier)、他の探索データとの区別に利用する探索信号識別ID102、中継カウンタ103、および探索元端末1の電話番号104と任意の情報の設定が可能な電話番号、位置情報などの目的端末3の通知情報105とからなる探索情報106の項目で構成される。
中継カウンタ103は、中継端末2による中継回数の最大を指定するカウンタであり、この設定値によって探索の有効範囲の指定が可能となる。例えば、端末で持っている直接通信手段の通信可能距離がrで、中継カウンタ103の値をNとした場合、探索有効範囲は、探索元端末1を中心とした最大半径距離(r×N)の円エリア内に指定することが可能である。本実施例では、一例として中継カウンタ103の値を各中継端末2でデクリメントし、カンタの値が0の場合は中継処理が行われないこととしている。
図3は、本発明の実施の形態になる携帯端末内の機能ブロック図を示す。
探索を行うための携帯端末は、探索要求受付け部11、自端末情報取得部12、探索データ作成及び解析部13、タイマー管理部14、送信情報記憶部15、および直接通信装置間インタフェース制御部16で構成される。
また、探索データ作成及び解析部13は、目的端末Tを探索するための探索データ100を作成して周辺に存在する中継端末2に該データを送信する探索信号送信手段21、探索データ100の中の探索情報106(探索元電話番号104及び目的端末3の通知情報105)を暗号化/復号化する暗号化/復号化手段22、探索データ100を受信して暗号化された情報を復号化し、その復号化の成否について解析する探索データ解析手段23、その解析の結果、復号化が成立しなかった場合に、当該受信信号を再送信する信号再送信手段24、および復号化が成立した場合に、例えばGPS等の手段を使って、自身の位置情報を含む通知情報105を作成して応答発信する探索応答手段25とから構成されている。
さらに、図3の携帯端末内の各機能部の関係を以下に説明する。探索は、探索元端末1において、探索要求受付部11が機能ブロックの外部から探索要求イベントを受信することによって開始される。
探索要求イベントには、目的端末3の電話番号が含まれており、探索データ作成及び解析部13は、自端末情報取得部12から探索元端末1の電話番号104を入手し、この電話番号104に任意の情報が設定可能な通知情報105を合わせて、目的端末3の電話番号をキーに暗号/ 復号化制御手段22を利用して暗号化を行い、これに探索信号であることを示す探索機能ID101と、他の探索データ100との区別に利用するユニークな内容の探索信号識別ID102と中継カウンタ103を付加して、探索データ100を作成し、直接通信の装置とインタフェースを持つ通信装置間インタフェース部104に送信を依頼する。以降は、直接通信の通常処理により上述の探索データ100を含む探索信号が探索元端末1から発信される。
ここで作成した探索データ情報106は、送信情報記憶部15において、探索の有効時間を管理するタイマーと関連付けて管理される。タイマー管理部14では、それらのタイマーを管理し、タイムアウトが起きた場合には、送信情報記憶部15から関連付けられたた探索データ情報106を削除する処理が実行される。
なお、暗号化/復号化制御手段22で行う暗号化において、本実施例では目的端末3の電話番号にしているが、当該端末を特定できる固有の情報であれば、電話番号でなくてもよい。
図4は、本発明の実施の形態になる送信情報記憶部で管理される探索情報データの構成例を示す。送信情報記憶部15で管理される探索データ情報200は、探索信号を一意に識別する探索信号識別ID201、探索の有効時間を示すタイマー識別子202、および目的端末電話番号203の項目で構成される。
つぎに、図5、図6、および図7を用いて、探索元端末1から中継端末2を介して目的端末3に至る探索データ100についての処理フローを以下に説明する。
図5は、本発明の実施の形態になる携帯端末間で共通に使用する探索データの受信処理フロー( 受信メイン処理) を示す。本フローでは、探索元端末1から発信された探索信号が、いくつかの中継端末2を介し、さらに他の中継端末2に再送信となったものを受信処理する場合の処理フローを示す。
まず、ステップS11において、携帯端末である他の中継端末2から探索データ100を受信すると、直接通信の通常処理により、探索信号から取り出された探索データ100は、通信装置間インタフェース部16を介して、探索データ作成及び探索データ解析部113に入力される。
つぎに、ステップS12において、探索データ作成及び解析部13によって、探索機能識別ID101及び探索信号識別IDが当該探索信号であるか否かのチェックが行われ、チェック結果がNGであれば、その探索データ100を破棄し、探索処理を終了させる。こうしたチェックにより、探索信号以外の信号に対して誤動作することを防ぐことが可能となる。
また、上述のチェック結果がOKであれば、ステップS13において、探索信号識別ID102と送信情報記憶部15に蓄積されている送信済み探索データの探索信号識別ID201との照合チェックがなされる。照合で一致するIDが発見された場合には、中継済または自端末が発した探索信号と判断できるため、以降の中継処理もしくは探索データの解析処理は実行せず、当該探索データ100を破棄して探索処理を終了する。上記探索信号識別ID102の照合チェックにより、探索信号のループ送信を防ぐことができる。
なお、この照合チェックにおいては、目的端末電話番号203の設定がなされることで、自端末が発信した探索信号か、あるいは中継済の探索信号かの区別が可能となり、自端末が発信した探索信号であった場合は、周囲の中継端末2により自端末の探索信号が中継されたことを知ることとなる。
上述の照合チェック結果がOKであれば、ステップS14において、暗号化/復号化手段22によって、自端末の電話番号をキーに探索情報106の復号化が実行される。
そして、ステップS15において、復号化の成否を判断し、復号化が失敗であれば、(a)の中継処理フローへと移行する。
復号化が成功であれば、ステップS16において、探索データ解析手段23が、送信情報記憶部15に蓄えられた探索情報データ200を参照して探索データ100との照合を行い、ステップS17で、自端末が対象の目的端末3に相当するか否かを判定する。
ステップS17において、自端末が探索対象の目的端末3であった場合は、(b)の探索応答受信処理フローへと移行する。
一方、自端末が発信した探索信号に対する応答ではない場合、該目的端末3を探索目的とした探索信号であるため、応答の返信動作に入る。応答の返信動作は、前述の探索元端末1が探索データ100を送信する動作において、探索元端末1と目的端末3が入れ替わった探索データ100を発信する動作となり、探索元端末1の探索元電話番号104を暗号化のキーに使用して探索データ100を作成し、以下のように周囲に探索信号を発信する処理を行う。
つまり、ステップS17において、自端末が探索対象の目的端末3でなかった場合は、ステップS18において、通知情報105に自端末の位置情報を設定し、探索元の固有情報をキーに暗号化を行い探索データ100を作成する。
つぎに、ステップS19において、作成した当該探索データ100をつぎの中継端末2に向けて送信する。そして、ステップS20において、送信した情報をタイマーに関連付けて送信情報記憶部15に格納し、受信メイン処理を終了する。
なお、以上、応答の返信動作で発信された探索信号は、前述の端末間の直接通信の連鎖により、探索元端末1まで送信されることになる。
図6は、本発明の実施の形態になる携帯端末間で共通に使用する探索データの中継処理のフローを示す。本フローは、図5の受信メイン処理のステップS15において、探索情報106の復号化に失敗した後の中継端末2(2−1、2−2・・・2−n)の動作について説明する。
ステップS21において、復号が失敗した場合、該中継端末2は、探索データ100の中継カウンタ103を参照し、中継カウンタ103の値が1以上残っていれば、ステップS22で、中継カウンタを1つデクリメントし、それ以外は受信した内容のまま探索データ100を送信する。その後、ステップS23において、受信した情報をタイマーに関連付けて送信情報記憶部15に格納する。
また、ステップS21で、中継カウンタ103の値が0となっていたら、該探索データ100は破棄され、本探索処理は終了となる。
探索データ100を探索信号として発信するまでの動作は、前述の探索元端末1が探索データ100を送信する動作と同じ動作が実行される。
したがって、中継端末2で扱った探索データ情報200も送信情報記憶部15に、探索の有効時間を管理するタイマーと関連付けて格納される。但し、目的端末電話番号203の情報は持っていないため、目的端末電話番号203に対しては、設定無しかダミー情報の設定を行うことになる。
図7は、本発明の実施の形態になる携帯端末間で共通に使用する探索データの応答受信処理のフローを示す。本フローは、図5の受信メイン処理フローのステップS17において、自端末が対象の目的端末3か否かの判定において、目的端末3に相当した場合の応答受信する場合の処理を示す。
ステップS31において、例えばGPS等を使って、通知情報エリアから位置情報を取得する。つぎに、ステップS32において、送信情報記憶部15から当該探索に関する送信情報を削除して、処理を終了する。
以上述べてきた本発明の実施の態様は、以下の付記に示す通りである。
(付記1) 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成され、探索元からの探索情報を中継する中継端末であって、
探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信手段と、
前記探索信号受信手段によって受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化手段と、
前記復号化手段によって前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信手段と、
前記復号化手段によって前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答手段と、
を有することを特徴とする中継端末。
(付記2) 前記探索信号または前記探索応答信号を送受信した際に、これらの信号を記憶部に保持する送信情報記憶手段を備え、
一定時間内に受信した信号が前記送信情報記憶部に保持された前記探索信号または前記探索応答信号と照合して一致した場合に、当該信号を廃棄することを特徴とする請求項1に記載の中継端末。
(付記3) 前記探索信号には中継端末数を示す中継カウンタが含まれ、前記中継端末を経由する度に中継カウンタの値を減算し、前記中継カウンタの値がゼロとなった探索信号を受信した場合には、以降の送信を行わないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継端末。
(付記4) 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成された中継端末を介して目的端末を探索する探索方法であって、
コンピュータに、
探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信ステップと、
前記探索信号受信ステップにおいて受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信ステップと、
前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答ステップと、
を実行させることを特徴とする探索方法。
(付記5) 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成された中継端末を介して目的端末を探索する探索プログラムであって、
コンピュータに、
探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信ステップと、
前記探索信号受信ステップにおいて受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化ステップと、
前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信ステップと、
前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答ステップと、
を実行させる探索プログラム。

(付記6) 探索元端末、中継端末、および目的端末のそれぞれが直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成された探索システムであって、
前記探索元端末は、前記目的端末の固有情報をキーとして暗号化を施した探索信号を送信する探索信号送信手段を備え、
前記中継端末は、前記探索信号を受信した際に、自端末の固有情報をキーとして当該探索信号を復号化する復号化手段と、前記復号化手段による前記探索信号の復号化が不成立の場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信手段と、前記復号化手段による前記探索信号の復号化が成立した場合に、自端末が前記目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答手段を備え、
前記目的端末は、前記探索信号を受信して自端末の固有情報をキーとして復号化する複合化手段と、位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答手段を備え、
前記探索元端末から送信された探索信号が中継端末を経由して目的端末において受信されることを特徴とする探索システム。
(付記7) 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成される探索元端末であって、
探索の対象である目的端末の固有情報をキーとして探索信号を暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段によって暗号化された前記探索信号を直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成される複数の中継端末に向けて送信する探索信号送信手段と、
を有することを特徴とする探索元端末。
(付記8) 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成される探索先の目的端末であって、
探索元から発信され暗号化された探索信号を中継端末を経由して受信する探索信号受信手段と、
前記探索信号受信手段で受信した前記探索信号を自端末の固有情報をキーとして復号化する複合化手段と、
前記復号化手段によって復号化が成功した場合に、前記探索信号が自端末に発信されたものと判断し、自端末の位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答手段と、
を有することを特徴とする目的端末。
本発明の実施の形態になる携帯探索システムの基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態になる探索データの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態になる携帯端末内の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態になる送信情報記憶部で管理される探索情報データの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態になる携帯端末間で共通に使用する探索データの受信処理フロー( 受信メイン処理) を示す図である。 本発明の実施の形態になる携帯端末間で共通に使用する探索データの中継処理のフローを示す図である。 本発明の実施の形態になる携帯端末間で共通に使用する探索データの応答受信処理のフローを示す図である。
符号の説明
1 探索元端末
2 中継端末
3 目的端末
11 探索要求受付部
12 自端末情報取得部
13 探索データ作成及び解析部
14 タイマー管理部
15 送信情報記憶部
16 直接通信装置間インタフェース制御部
21 探索信号送信手段
22 暗号化/復号化手段
23 探索データ解析手段
24 信号再送信手段
25 探索応答手段
100 探索データ
200 探索データ情報

Claims (5)

  1. 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成され、探索元からの探索情報を中継する中継端末であって、
    探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信手段と、
    前記探索信号受信手段によって受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化手段と、
    前記復号化手段によって前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信手段と、
    前記復号化手段によって前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答手段と、
    を有することを特徴とする中継端末。
  2. 前記探索信号または前記探索応答信号を送受信した際に、これらの信号を記憶部に保持する送信情報記憶手段を備え、
    一定時間内に受信した信号が前記送信情報記憶部に保持された前記探索信号または前記探索応答信号と照合して一致した場合に、当該信号を廃棄することを特徴とする請求項1に記載の中継端末。
  3. 前記探索信号には中継端末数を示す中継カウンタが含まれ、前記中継端末を経由する度に中継カウンタの値を減算し、前記中継カウンタの値がゼロとなった探索信号を受信した場合には、以降の送信を行わないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継端末。
  4. 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成された中継端末を介して目的端末を探索する探索方法であって、
    コンピュータに、
    探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信ステップと、
    前記探索信号受信ステップにおいて受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化ステップと、
    前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信ステップと、
    前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答ステップと、
    を実行させることを特徴とする探索方法。
  5. 直接通信可能な通信手段を備えた携帯端末で構成された中継端末を介して目的端末を探索する探索プログラムであって、
    コンピュータに、
    探索元端末から発信され、目的端末の固有情報をキーとして暗号化が施された探索信号を受信する探索信号受信ステップと、
    前記探索信号受信ステップにおいて受信した前記探索信号を自携帯端末の固有情報をキーとして復号化する復号化ステップと、
    前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来なかった場合に、前記探索信号を再度送信する信号再送信ステップと、
    前記復号化ステップにおいて前記探索信号が復号化出来た場合に、自身が探索対象の目的端末であると判断して位置情報を含む探索応答信号を送信する探索応答ステップと、
    を実行させる探索プログラム。
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