JP4427350B2 - 強度均一性に優れた溶接金属 - Google Patents

強度均一性に優れた溶接金属 Download PDF

Info

Publication number
JP4427350B2
JP4427350B2 JP2004043771A JP2004043771A JP4427350B2 JP 4427350 B2 JP4427350 B2 JP 4427350B2 JP 2004043771 A JP2004043771 A JP 2004043771A JP 2004043771 A JP2004043771 A JP 2004043771A JP 4427350 B2 JP4427350 B2 JP 4427350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weld metal
less
strength
solid solution
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004043771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005230864A (ja
Inventor
喜臣 岡崎
等 畑野
昌吾 村上
宏行 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2004043771A priority Critical patent/JP4427350B2/ja
Publication of JP2005230864A publication Critical patent/JP2005230864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4427350B2 publication Critical patent/JP4427350B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Description

本発明は、ガスシールドアーク溶接法によって形成される溶接金属に関し、特にソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法によって形成される溶接金属における強度均一性を改善する技術に関するものである。
建築物、橋梁、船舶および海洋構造物などの構造物は、その高強度化の志向が近年益々高まっている。こうしたことから、鋼板自体の強度は勿論のこと、溶接したときにおける溶接金属の高強度化も望まれているのが実情である。
その一方で、溶接施工コストの低減に対する要求も高くなっており、1パス当たりの溶接入熱量を増加させる溶接施工が主流になりつつある。こうした溶接を行った場合には、溶接金属の冷却速度が遅くなるので、靭性確保が困難になるばかりでなく、溶接金属の部位によっては強度レベルが不均一になるという問題がある。
特に、ガスシールドアーク溶接法を適用した場合には、通常多層盛りによって溶接金属が形成されることになるので、溶接金属の組織は不均一になりやすい。図1は、ガスシールドアーク溶接法によって溶接したときに形成される溶接金属の組織を示した図面代用写真である。多層盛りで形成された溶接金属では、その溶接金属中には再熱を受けた領域(以下、「再熱部」と呼ぶことがある)と、再熱を受けることなく凝固ままの領域(以下、「原質部」と呼ぶことがある)が形成されるが(図1)、特に再加熱部では靭性には優れているものの、強度的には低下したものとなる。
こうした組織の不均一が生じると、例えば建築構造物の柱−梁接合部の様に剛接合が要求される部分にあっては、溶接金属の一部だけが軟質化して強度が劣化するという強度上の問題となる。
多層盛りで形成された溶接金属における組織不均一性を解消する技術としては、これまで特許文献1のような技術が提案されている。この技術では、溶接金属を再加熱することによって原質部の強度均一化を図るものである。しかしながら、こうした技術では工程が増加するばかりか、原質部の強度が却って低下することになる。
ところで、溶接金属の靭性を改善する技術についてはこれまでにも様々提案されており、低温靭性は溶接金属組織に大きく依存し、アシキュラーフェライト(以下、「AF」と略記することがある)と呼ばれる微細組織を形成することが低温靭性向上に有効であることが、多数多数報告されている(例えば、特許文献2)。またAFは、溶接金属中に含有されるTi系酸化物を核として生成するものであるので、酸化物依存形態を制御することが低温靭性向上に有効であることも知られている。
本発明者らは、かねてより溶接金属の特性を改善すうための技術の検討を進めており、その研究の一環として特許文献3の様な技術も提案している。この技術では、フラックス入りワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法を適用して、溶接金属中の固溶Tiを所定量確保することによって固溶Bを確保し、組織微細化によって溶接金属の靭性改善を図ったものである。これは、フラックスに含有される強脱酸元素量の配合調整によって、溶接金属中における固溶Ti量の確保が実現できたのである。
一方、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法も汎用されているが、こうした方法では、種々の脱酸元素を添加できないので、溶接金属中の固溶Tiの確保は困難であった。
特開昭59−82187号公報 特許請求の範囲等 特開2000−71092号公報 特許請求の範囲等 特開2000−263283号公報 特許請求の範囲等
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法を適用したときに、溶接金属中の固溶Tiを確保することによって、組織均一性を改善した溶接金属を提供することにある。
上記課題を解決することのできた本発明の溶接金属とは、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法によって多層盛りで形成される溶接金属であって、C:0.20%以下(「質量%」の意味。以下同じ)、Si:0.05〜1.2%、Mn:0.30〜2.0%、Al:0.005%未満(0%を含む)、Ti:0.01〜0.10%、O:0.020〜0.050%の他、Cu:2.0%以下(0%を含まない)および/またはNi:1.0%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、溶接原質部における固溶Ti量が0.01〜0.05%であり、残部が鉄および不可避不純物からなるものである点に要旨を有するものである。
本発明の溶接金属においては、必要に応じて、更に他の元素として、(a)B:0.010%以下(0%を含まない)、(b)Cr:1.0%以下(0%を含まない)および/またはMo:1.0%以下(0%を含まない)、(c)Nbおよび/またはV:合計で0.03%以下(0%を含まない)、等を含有させることも有効であり、含有される成分に応じてその特性が更に改善されることになる。
本発明では、溶接施工条件を適切に制御することによって、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法で形成される溶接金属の組織均一性が著しく改善されたのである。
本発明者らは、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法で溶接金属を形成するに際して、形成される溶接金属中の固溶Tiを確保すれば、溶接金属における組織の均一化が図るのではないかと考えた。しかしながら、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法では、フラックス入りワイヤーを用いた場合と異なり、前述の如く種々の脱酸元素(例えば、Al等)を添加することができないので、固溶Tiの確保は困難であるとされている。
そこで本発明者らは、ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法で溶接金属を形成するに際して、Al等の脱酸元素に頼ることなく、溶接金属中の固溶Ti量を確保するために様々な角度から検討した。その結果、シールドガス成分やチップ−母材間距離等の溶接溶接施工条件を適正に制御すれば、形成される溶接金属中の固溶Tiを適切な範囲に確保することに成功したのである。特に、溶接金属の原質部における固溶Ti量を一定の範囲で確保することによって、溶接金属の強度均一性を確保できることを見出し、本発明を完成した。
このように、原質部における固溶Tiの量を適切な範囲に制御することによって、強度均一性が確保できた理由についてはその全てを解明し得た訳ではないがおそらく、次のように考えることができた。即ち、強度均一化をもたらしたのは、冶金学的には原質部が再加熱を受けたときに析出する炭化物(TiC)であるが、これが微細に分散することによる粒子分散強化機構によって、通常軟質化してしまう再加熱部の強度が確保できるものと考えられる。そして、上記炭化物の析出形態は、最高到達温度や冷却時間等に依存するので、再加熱を受けた部位によっても種々変化するものであり、その形態を一概に定量化することは困難であるが、固溶Ti量を規定することによって炭化物による効果を確保できるものと考えられた。
本発明では、溶接金属の原質部における固溶Ti量を0.01〜0.05%に制御する必要がある。固溶Tiは上述の如く、再加熱を受けた領域にTiCを生成させるTiの供給源として作用するものであり、TiCによる効果を発揮させるためには、固溶Ti量は少なくとも0.01%以上とする必要がある。しかしながら、固溶Ti量が過剰になると、炭化物(TiC)が多量に生成して靭性を却って低下させることになるので、0.05%以下とすべきである。尚、本発明で規定する「固溶Ti量」とは、Ti全含有量から、抽出残渣分析によるTi化合物の定量値を差し引いた値である。
溶接金属の原質部における固溶Ti量を上記の範囲に制御するためには、溶接条件(シールドガス成分やチップ−母材間距離等)を適切に制御する必要がある。このうち、シールドガス成分に関しては、具体的にはシールドガスアーク溶接では通常100〜80%Ar−0〜20%COガスがシールドガスとして使用されているが、固溶Ti量を確保するためには、COガスの比率の高いもの、できればCO100%のガスを使用することが好ましい。このようにシールドガス成分を制御することによって、脱酸過程が制御されて、固溶Ti量を確保できることになる。
一方、チップ−母材間距離については、適正な溶接施工の範囲内でできるだけ短くした方が良い。この距離を長くすると、反応時間が長くなり、固溶Tiが低減するようになるからである。また、パス間温度については、ワイヤ中のTi量にもよるが、あまり高過ぎないようにした方が良い。この温度があまり高くなり過ぎると固溶Ti量が低減することになる。こうした観点から、パス間温度は300℃以下とすることが好ましい。但し、固溶Tiを確保するために手段については、上記の場合に限らず、例えばAl強脱酸元素を添加することも有効である。
本発明の溶接金属は、化学成分を適切に制御する必要がある。即ち、本発明の溶接金属は基本成分として、C:0.20%以下(0%を含まない)、Mn0.30〜2.0%、Al:0.005%未満(0%を含む)、Ti:0.01〜0.10%、O:0.020〜0.050%を夫々含有するものであるが、これらの成分の範囲限定理由は次の通りである。
C:0.20%以下(0%を含まない)
Cは、溶接金属の強度を確保するために欠くことのできない元素であるが、過剰に含有されると、高温割れを助長することになる。C含有量の好ましい上限は、0.10%程度である。またこうした効果を発揮させるためには、0.05%以上含有させることが好ましい。
Si:0.05〜1.2%
Siは、脱酸作用によって溶接金属の清浄度を高め、歩留まった場合には、フェライトを固溶強化させるのに有効に作用する。こうした効果を発揮させるには、0.05%以上含有させる必要がある。しかしながら、過剰に含有されると強度上昇・硬質第二相の生成によって、原質部の強度を上昇させて均一性が却って劣化するので、1.2%以下とする必要がある。Si含有量の好ましい下限は0.10%であり、好ましい上限は0.80%である。
Mn:0.30〜2.0%
Mnは、溶接金属の強度を確保する上で有効な元素である。こうした効果を有効に発揮させるには、0.30%以上含有させる必要があり、好ましくは0.80%以上含有させるのがよい。しかしながら、Mn含有量が過剰になると焼入れ性が増大したり、偏析によって硬質第二相が生じたりして、原質部強度が上昇して強度が不均一になることから、2.0%以下に抑える必要がある。好ましくは1.6%以下とするのがよい。
Al:0.005%未満(0%を含む)
Alは、硬質第二相の生成を促進して原質部の強度を上昇させて、強度が不均一になるので、できるだけ低減する必要がある。こうした観点から、Al含有量は0.005%未満とする必要があり、好ましくは0.002%以下とするのがよい。
Ti:0.01〜0.10%
Ti(Ti全含有量)は、アシキュラーフェライトの生成核となる酸化物を形成させるために、溶接金属には欠かせない元素である。こうした作用を発揮させるためには、0.01%以上含有させる必要があり、好ましくは0.015%以上含有させるのがよい。しかしながら、過剰に含有させると、固溶Tiが増加することになって、多量に炭化物が生成して再加熱部の強度が著しく増大し、溶接金属の強度が不均一となる。
O:0.020〜0.050%
Oは、アシキュラーフェライトの生成核となる酸化物を形成するのに有効に作用する元素である。こうした効果を発揮させるためには、0.020%以上含有させる必要がある。しかしながら、Oを過剰に含有させると、Si,Mn,Tiなどの脱酸元素が持つ強度確保作用を消失させることになるので、溶接金属の強度が確保できなくなるので、0.050%以下とする必要がある。尚、O含有量好ましい下限は0.025%であり、好ましい上限は0.040%である。
本発明の溶接金属は、上記元素を必須成分として含有するものであり、残部はFeおよび不可避不純物(例えば、Nなど)であるが、更に他の元素として、(a)B:0.010%以下(0%を含まない)、(b)Cu:2.0%以下(0%を含まない)および/またはNi:1.0%以下(0%を含まない)、(c)Cr:1.0以下(0%を含まない)および/またはMo:1.0%以下(0%を含まない)、(d)Nbおよび/またはV:合計で0.03%以下(0%を含まない)、等を含有させることも有効であり、含有される成分に応じてその特性が更に改善されることになる。これらの元素を含有させるときの範囲限定理由は、下記の通りである。
B:0.010%以下(0%を含まない)
Bは、オーステナイト粒界に偏析して、粒界フェライトを抑制するため、溶接金属の強度を確保する上で有効な元素であり、その作用は含有量が増加するにつれて増大するが、B含有量が過剰になると高温割れを助長するので、0.010%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.0080%以下とするのがよい。尚、Bによる効果を有効に発揮させるためには、0.0020%以上含有させることが好ましい。
Cu:2.0%以下(0%を含まない)および/またはNi:3.0%以下(0%を含まない)
CuおよびNiは、Mnと同様の作用を発揮するが、特に溶接金属の低温靭性を確保する上でも有効な元素である。こうした効果はその含有量が増加するにつれて増大するが、あまり過剰になると偏析によって硬質第二相が生成して原質部の強度が上昇し、強度が不均一になるので、Cuで2.0%以下、Niで3.0%以下とするのがよい。尚、こうした効果を発揮させるための好ましい下限は、いずれも0.1%程度、より好ましくは0.2%程度である。またより好ましい上限はCuで1.5%、Niで2.0%である。
Cr:1.0以下(0%を含まない)および/またはMo:1.0%以下(0%を含まない)
CrおよびMoは、焼入れ性を増加させるために、溶接金属全体の強度確保に有効に作用する。また、粒界からのフェライト生成を抑制して組織を微細化する作用を発揮するのにも有効である。こうした効果はその含有量が増加するにつれて増大するが、あまり過剰になると原質部の強度が上昇し、強度が不均一になるので、いずれも1.0%以下とするのがよい。尚、こうした効果を発揮させるための好ましい下限は、いずれも0.01%程度、より好ましくは0.2%程度である。またより好ましい上限はいずれも0.8%程度である。
Nbおよび/またはV:合計で0.03%以下(0%を含まない)
NbおよびVは、いずれも焼入性を高めるのに有効である他、Tiと同様の作用を発揮する元素である。こうしたことから、NbやVが原質部に固溶した場合には、再熱部の軟化を抑制できることになる。こうした効果はその含有量が増加するにつれて増大するが、あまり過剰になるとTiの場合と同様に炭化物の析出によって強度が不均一になるので、合計で0.03%以下とするのがよい。尚、こうした効果を発揮させるための好ましい下限は、合計で0.005%程度であり、またより好ましい上限は合計で0.02%程度である。
尚本発明の溶接金属が適用される鋼材(被溶接材)の種類については、特に限定するものではないが、例えば建築用鋼、造船用鋼が好ましいものとして挙げられる。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更して実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
下記表1、2に示す化学成分組成の各種ソリッドワイヤーを作製し、鋼材(化学成分組成、C:0.15%、Si:0.1%、Mn:1.2%のSM490鋼)を溶接した。このときの溶接条件、開先形状は下記の通りである。また、溶接に当たっては、チップ−母材間距離およびパス間温度を制御し、必要に応じて電流値(溶接源流)、シールドガス条件を制御してガスシールドアーク溶接を実施し、種々の固溶Ti量を含有する溶接金属を得た。
(溶接条件)
溶接電圧:30V
溶接速度:20cm/分
(開先形状)
板厚:20mm
開先形状:45°V型
各場合における、チップ−母材間距離、パス間温度、溶接電流値、シールドガス条件等を下記表3、4に示す。また形成された溶接金属の化学成分組成を、原質部の固溶Ti量と共に、下記表4、5に示す。
形成された各溶接金属について、機械的特性について評価した。このときの評価に当たっては、溶接金属部について板厚方向に1mmピッチでビッカース硬度(Hv)測定し、得られた値の最大値(Hvmax)と最小値(Hvmin)の差((Hvmax−Hvmin)を、強度均一性の指標とした。また、溶接金属中央部について、Vノッチシャルピー試験を行い、0℃での吸収エネルギーvEを測定して靭性を評価した。
これらの結果を、下記表7、8に示すが、本発明で規定する要件を満足するもの(試験No.1〜38)では、良好な強度均一性が達成されていることが分かる。これに対して本発明で規定する要件のいずれかが外れるもの(試験No.39〜60)では、強度のバラルキが生じており、のものは、本発明で規定するのいずれかの要件を外れる例であり、いずれかの特性が劣化していることが分かる。
ガスシールドアーク溶接法によって溶接したときに形成される溶接金属の組織を示した図面代用写真である。

Claims (4)

  1. ソリッドワイヤーを用いたガスシールドアーク溶接法によって多層盛りで形成される溶接金属であって、C:0.20%以下(「質量%」の意味。以下同じ)、Si:0.05〜1.2%、Mn:0.30〜2.0%、Al:0.005%未満(0%を含む)、Ti:0.01〜0.10%、O:0.020〜0.050%の他、Cu:2.0%以下(0%を含まない)および/またはNi:1.0%以下(0%を含まない)を夫々含有すると共に、溶接原質部における固溶Ti量が0.01〜0.05%であり、残部が鉄および不可避不純物からなるものであることを特徴とする強度均一性に優れた溶接金属。
  2. 更に、他の元素としてB:0.010%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1に記載の溶接金属。
  3. 更に、他の元素としてCr:1.0以下(0%を含まない)および/またはMo:1.0%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1または2に記載の溶接金属。
  4. 更に、他の元素としてNbおよび/またはV:合計で0.03%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜のいずれかに記載の溶接金属。
JP2004043771A 2004-02-20 2004-02-20 強度均一性に優れた溶接金属 Expired - Fee Related JP4427350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004043771A JP4427350B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 強度均一性に優れた溶接金属

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004043771A JP4427350B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 強度均一性に優れた溶接金属

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005230864A JP2005230864A (ja) 2005-09-02
JP4427350B2 true JP4427350B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=35014341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004043771A Expired - Fee Related JP4427350B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 強度均一性に優れた溶接金属

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4427350B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4857015B2 (ja) * 2006-04-20 2012-01-18 株式会社神戸製鋼所 ガスシールドアーク溶接フラックス入りワイヤ及び溶接方法
CN103255354B (zh) * 2013-06-03 2015-08-05 江苏大学 一种复合微合金化焊丝用钢及其制备方法
JP2017001048A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社神戸製鋼所 溶接金属、溶接構造体、及びフラックス入りワイヤ
JP7274951B2 (ja) * 2019-06-19 2023-05-17 日鉄エンジニアリング株式会社 靭性に優れた溶接金属及びその製造方法
KR20230172880A (ko) * 2022-06-16 2023-12-26 고려용접봉 주식회사 용접성이 우수한 저슬래그 와이어

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005230864A (ja) 2005-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4903918B1 (ja) 超高強度溶接継手およびその製造方法
JP6627343B2 (ja) オーステナイト系ステンレス鋼、及び、高圧水素ガス用機器又は液体水素用機器
JP4954122B2 (ja) 大入熱エレクトロスラグ溶接方法
JP4427416B2 (ja) 溶接金属の靱性に優れた大入熱サブマージアーク溶接方法。
JP6235402B2 (ja) 強度、靭性および耐sr割れ性に優れた溶接金属
JP4673710B2 (ja) 溶接金属の靱性に優れた2電極片面1パス大入熱サブマージアーク溶接方法
JP2009045671A (ja) 大入熱エレクトロスラグ溶接用ワイヤ
JP2005330578A (ja) 靭性に優れたエレクトロガス溶接継ぎ手
KR20170138505A (ko) 후강판 및 용접 이음
JP4949210B2 (ja) 溶接熱影響部の靭性が優れた鋼およびその製造方法
JP4427350B2 (ja) 強度均一性に優れた溶接金属
JP5103037B2 (ja) 母材および溶接熱影響部の靭性に優れた厚鋼板
JP2011224612A (ja) 靭性が優れたエレクトロスラグ溶接継手
JP2003293079A (ja) 高エネルギー密度溶接用耐サワー鋼材及び鋼構造物
JP3734742B2 (ja) 靭性に優れた溶接継手
JP5509946B2 (ja) 溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板
JP3194207B2 (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼用被覆アーク溶接棒
JPH06262388A (ja) 高Crフェライト系耐熱鋼用被覆アーク溶接棒
JP3847687B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用ワイヤおよびその溶接方法
JP2004181530A (ja) 疲労強度特性に優れた溶接継手
WO2014136582A1 (ja) 溶接金属及び溶接構造体
JP6874609B2 (ja) フェライト系ステンレス溶接部材
JP4332064B2 (ja) 入熱20〜100kJ/mmの大入熱溶接用高HAZ靭性鋼材
JP2008184672A (ja) レーザ溶接継手部の靱性に優れた高強度鋼材
JP3598600B2 (ja) 高強度高靱性を有する溶接金属とその形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091112

TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4427350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees