JP4424790B2 - タイルの取付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建築物の壁面へタイルを乾式工法で張り付けるタイルの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の壁面に張られた下地サイディングにタイルを張り付ける工法として、従来は、下地モルタルや接着剤を利用して、熟練技能者がタイルを張り付ける湿式工法が主流である。湿式工法の工程例を挙げると、
つけ送り−養生−下塗りモルタル−養生−中塗りモルタル−タイル張り−養生という工程が採られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような湿式工法でタイル張りを行う場合には、以下に挙げるような問題点が有る。
▲1▼ ドライアウトや乾燥収縮といった湿式工法に特有の注意が、工程毎に必要である。
▲2▼ 下地処理からタイル張りまで、多くの工程と時間(養生)を要する。
▲3▼ 熟練した専門工による施工が条件となる。専門工は人手不足である。
▲4▼ 建物躯体の挙動により剥離応力を受けて、タイルが剥離し易い。
【0004】
この発明の目的は、乾式工法の実現による施工品質の安定、施工時間の短縮を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明における第1の発明のタイルの取付装置は、建築物の壁面の下地材に取付けられて水平方向に沿って延びるハンガーレールと、このハンガーレールの長手方向複数箇所に取付けられるばね部品とを備える。前記ハンガーレールは、弾性を有する材質(例えば、金属、または高耐久性合成樹脂等)からなり、かつタイルの裏面に設けられた取付溝内の上縁および下縁に各々係合する上下一対の係止片を有する。前記ばね部品は、ハンガーレールの上方に突出してタイル裏面の取付溝内の上縁に係合するものである。
この構成によれば、壁面の下地材にハンガーレールを取付けた後、タイル裏面の取付溝の上下縁をハンガーレールの上下一対の係止片に係合させ、かつハンガーレールから上方に突出するばね部品をタイル裏面の取付溝に係合させることで、タイルの取付施工が完了する。このように、弾性のあるハンガーレールを用いることで、タイルを嵌め込み作業で簡単に取付けることができ、乾式化が実現される。しかも、ハンガーレールに取付けられたばね部品により、タイルの保持力が増強され、確実な取付けが行える。すなわち、ハンガーレールの弾性と、ばね部材による剥離応力・外力の吸収が行え、簡単な取付け作業で堅固に取付けることができる。ハンガーレールを用いるので、これを長尺化することで、複数配列される各タイルのレベルが自然に揃い、個々のタイル相互のレベル出し作業が不要となる。
このように乾式工法で簡単に取付けられるため、施工品質が安定し、施工時間が短縮される。特に、乾式工法の実現により、養生時間の極小化、不要化が達成できる。また、非熟練者でも作業が行える。
【0006】
この発明において、タイルの取付溝が蟻溝形状で、ハンガーレールは、リップ溝形に形成されて、両フランジが互いに斜めに開き、これらフランジおよび各フランジから延びるリップ部が、前記上下の係止片となるものとしても良い。
この構成の場合、タイルの蟻溝形状の取付溝の上下縁が、ハンガーレールの斜めに開く上下フランジに係合するので、ハンガーレールへのタイルの係合がより確実に行われ、堅固で安定した取付けが行える。
この発明の前記各構成において、ハンガーレールは、上側のフランジに透孔を有するものとし、前記ばね部品を線ばねとしても良い。この場合に、このばね部品は、ハンガーレール内に配置されてこのハンガーレールの下側リップ部に係合するレール取付部と、このレール取付部から延びてハンガーレールの前記透孔から上方に突出し、タイル裏面の取付溝内の上縁に係合する係合部とを有するものとしても良い。
この構成の場合、線ばね製のばね部品がそのレール取付部を介してハンガーレールの下側リップ部に確実に係合し、そのばね部品の係合部がハンガーレールの上側のフランジの透孔から上方に突出してタイル裏面の取付溝内の上縁に係合するので、ハンガーレールへのタイルの係合がさらに確実になる。
【0008】
この発明における第のタイルの取付装置は、ハンガーレールによるタイルの係合を、取付溝の下縁のみとしたものである。すなわち、このタイルの取付装置は、建築物の壁面の下地材に取付けられて水平方向に沿って延びるハンガーレールと、このハンガーレールの長手方向複数箇所に取付けられるばね部品とを備え、前記ハンガーレールは、弾性を有する材質からなり、かつタイルの裏面に設けられた取付溝内の下縁に係合する係止片を有し、前記ばね部品はハンガーレールの上方に突出してタイル裏面の取付溝内の上縁に係合するものとしている。
この構成によれば、タイル裏面の取付溝の下縁をハンガーレールの係止片に係合させ、ハンガーレールの上方に突出するばね部品をタイル裏面の取付溝の上縁に係合させることで、タイルがハンガーレールに取付けられる。この構成におけるその他の作用,効果は、前述した第1の発明の作用,効果と同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1および図2は、この実施形態に係るタイルの取付装置によるタイル取付構造を示す斜視図および水平断面図である。このタイルの取付装置は、ハンガーレール1とばね部品2とを備える。ハンガーレール1は、下地材5の表面にビス等の固着具9で取付けられる。下地材5は、例えばボード類である。ハンガーレール1は、下地材5に直接に取付けても良いが、この例では、縦ガイドレール6を介して下地材に取付けている。また、下地材5は、表面を防水シート7で覆い、その上にハンガーレール1を取付けている。
縦ガイドレール6は、各柱4に沿って設けられ、ハンガーレール6は、隣合う縦ガイドレール6,6間にわたり、水平方向に沿って延びるように設けられている。縦ガイドレール6は、断面形状がハット形のものが用いられている。ハンガーレール1は、そのウエブ部1aに形成したビス用孔8を貫通するビス等の固着具9により、縦ガイドレール6のウェブ面に締付け固定される。なお、下地材5の側部表面から柱4の側面にわたる部分は水切鉄板10で被覆される。
【0010】
図3(A),(B),(C)は、各々このタイルの取付装置の一部を示す平面図、正面図、および右側面図である。ハンガーレール1は、例えば金属,高耐久樹脂等の弾性を有する材料からなるリップ溝形のものであり、その両フランジ1b,1cが、図3(C)に示すように互いに斜めに開く形状とされている。これら両フランジ1b,1cおよび各フランジから延びるリップ部1b1 ,1c1 は、タイル3の裏面に設けられた取付溝11の上縁および下縁に各々係合する係止片となる。タイル3の取付溝11は蟻溝形状とされている。
【0011】
ハンガーレール1には、長手方向の複数箇所にばね部品2が取付けられる。ばね部品2は線ばねからなり、ハンガーレール1の上下のフランジ1b,1cから延びるリップ部1b1 ,1c1 に係合する左右一対のコ字形のレール取付部2aと、このレール取付部2aから上方に延びる係合部2bとを有する。係合部2bは、ハンガーレール1の上側フランジ1bに形成された透孔12から上方に突出し、タイル2の裏面の取付溝11内の上縁に係合する。レール取付部2aは、図4に示すように、その下側線部2a1 が下側に斜めに開いた形状であるため、このレール取付部2aを、その弾性復元力によりハンガーレール1の上下のリップ部1b1 ,1b1 間に安定良く取付けることができる。
【0012】
タイル3のハンガーレール1への取付手順を、図5を参照して以下に説明する。先ず、ハンガーレール1にタイル3を対向させ(図5(A))、タイル3の裏面の取付溝11の上縁をばね部品2の係合部2bに掛け、タイル3を下方に引き下げる(図5(B))。これにより、ばね部品2の係合部2bは取付溝11の上縁に係合した状態でタイル3側に弾性変形するとともに、ハンガーレール1の上側フランジ1bも下側に若干弾性変形する。次に、タイル3の下部を下地材5側に押し付け、取付溝11の下縁にハンガーレール1の下側フランジ1cを係合させる(図5(C))。この係合の後、ばね部品2の係合部2bおよび、ハンガーレール1の上側フランジ1bは上側に弾性復帰しようとするので、タイル3の裏面の蟻溝形状の取付溝11の上下縁に、ばね部品2の係合部2bおよび、ハンガーレール1の上下フランジ1b,1cが確実に係合する。
【0013】
このように、このタイルの取付装置によると、乾式工法による簡単な作業で、下地材5へのタイル3の取付けを行うことができ、施工品質が安定するとともに、施工時間を短縮できる。また、弾性のあるハンガーレール1とばね部材2との併用により、タイル3が堅固に取付けられる。
なお、タイル3に高さの異なる複数種類のものを用いる場合は、ハンガーレール1の上下間隔を変えることで、横一列毎にタイル高さの違いに対応する。
【0014】
図6(A),(B)は、他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す正面図および右側面図である。この実施形態では、ハンガーレール1Aが概略溝形に形成されるが、その上側フランジ1Abは、先端が上方向に延びる断面L字状に形成される。下側フランジ1Acは、先の実施形態の場合と同様に斜めに開き、そのフランジ1Acから延びる先端には、タイル3の取付溝11の下縁に係合する係止片となるリップ部1Ac1 を有する。また、ハンガーレール1Aの上側フランジ1Abの縦片部1Ab1 の表面側には、ばね部品2Aを支持するばね支持部13が設けられている。ばね部品2Aは、ループ状の線ばねからなり、前記ばね支持部13で支持されるレール取付部2Aaと、このレール取付部2Aaから左右に延びるとともにハンガーレール1Aの上側に突出する係合部2Abとを有する。なお、ばね支持部13またはばね部品2Aのレール取付部2Aaには、このレール取付部2Aaがばね支持部13から自由に抜け出すことを防止する抜け防止部(図示せず)を設けることが好ましい。この抜け防止部は、例えば、ばね支持部13の下縁内側に突出した突片や、レール取付部2Aaに設けた屈曲部等で構成される。タイル3の取付溝11が蟻溝形状であることや、その他の構成は先の実施形態の場合と同様である。
【0015】
この実施形態の場合も、タイル3の取付溝11の上縁を、ばね部品2Aの係合部2Abに掛けて、タイル3を下に引き下げてから、タイル3の下部を下地材5側に押し付けることにより、図7に示すように、ばね部品2Aの係合部2Abが取付溝11の上縁に係合するとともに、ハンガーレール1Aの下側フランジ1Acおよびその先端のリップ部1Ac1 が取付溝11の下縁に係合して、ハンガーレール1Aへのタイル3の取付けが行われる。この場合も、簡単な作業により下地材5へのタイル3の取付けを行うことができるので、施工品質が安定するとともに、施工時間を短縮できる。なお、前記ばね部品2Aは、図8(A)に示すように、その係合部2Abの途中が分断した非ループ状としてもよい。また、前記ばね部品2Aは、図8(B)に示すように、レール取付部2Aaが分断されて互いに外側に開くように屈曲する一対のL字状部2Aaaからなるものとしても良い。各L字状部2Aaaの縦辺部は、ばね支持部13aの内側に係合し、横辺部はばね支持部13aの下縁に係合してばね部品2Aの抜け止めが行われる。
【0016】
図9(A),(B),(C)は、さらに他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、正面図および右側面図である。この実施形態では、第1の実施形態におけるハンガーレール1の上側フランジ1bを、先端のリップ部1b1 が上側に延びる断面L字状のフランジ1Bbとしたハンガーレール1Bを用いてている。下側フランジ1Bcは、第1の実施形態の場合の下側フランジ1cと同じ形状であり、その他の構成も第1の実施形態の場合と同様である。
【0017】
この実施形態の場合も、タイル3の取付溝11の上縁を、ばね部品2の係合部2bに掛けて、タイル3を下に引き下げてから、タイル3の下部を下地材5側に押し付けることにより、図10に示すように、ハンガーレール1Bの上側フランジ1Bbとその先端のリップ部1Bb1 、およびばね部品2の係合部2bがタイル3の取付溝11の上縁に係合するとともに、ハンガーレール1Bの下側フランジ1Bcとその先端のリップ部1Bc1 が取付溝11の下縁に係合して、ハンガーレール1Bへのタイル3の取付けが行われる。この場合も、簡単な作業により下地材5へのタイル3の取付けを行うことができるので、施工品質が安定するとともに、施工時間を短縮できる。
【0018】
図11(A),(B),(C)は、さらに他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、正面図および右側面図である。この実施形態では、第1の実施形態におけるハンガーレール1の上側フランジ1bを、先端のリップ部1Cb1 が上側に延びる断面L字状のフランジ1Cbとし、ハンガーレール1の下側フランジ1cを、先端のリップ部1Cc1 が下側に延びる断面L字状のフランジ1Ccとしたハンガーレール1Cを使用している。その他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
【0019】
この実施形態の場合も、タイル3の取付溝11の上縁を、ばね部品2の係合部2bに掛けて、タイル3を下に引き下げてから、タイル3の下部を下地材5側に押し付けることにより、図12に示すように、ハンガーレール1Cの上側フランジ1Cbのリップ部1Cb1 、およびばね部品2の係合部2bがタイル3の取付溝11の上縁に係合するとともに、ハンガーレール1Cの下側フランジ1Ccとその先端のリップ部1Cc1 がタイル3の取付溝11の下縁に係合して、ハンガーレール1Cへのタイル3の取付けが行われる。この場合も、簡単な作業により下地材5へのタイル3の取付けを行うことができるので、施工品質が安定するとともに、施工時間を短縮できる。
【0020】
図13(A),(B),(C)は、さらに他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、正面図および右側面図である。この実施形態では、ハンガーレール1Dを概形が溝形のものとし、その上側フランジ1Dbは、その先端のリップ部1Db1 が下向きとなる断面L字状で、下側フランジ1Dcは内向きに傾斜していて、その先端のリップ部1Dc1 が下向きとなる断面L字状としている。ばね部品2の係合部2bが突出する上側フランジ1Dbの透孔12は、第1の実施形態の場合に比べてリップ部1Db1 寄りに偏らせて形成されている。このため、ハンガーレール1Dに取付けられるばね部品2は、その上端の係合部2bがタイル3側に偏る傾斜姿勢となる。その他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。
【0021】
この実施形態の場合、タイル3の取付溝11の上縁を、ばね部品2の係合部2bに掛けて、タイル3を下に引き下げてから、タイル3の下部を下地材5側に押し付けることにより、図14に示すように、ばね部品2の係合部2bがタイル3の取付溝11の上縁に係合するとともに、ハンガーレール1Dの下側フランジ1Dcの先端のリップ部1Dc1 がタイル3の取付溝11の下縁に係合して、ハンガーレール1Dへのタイル3の取付けが行われる。この場合も、簡単な作業により下地材5へのタイル3の取付けを行うことができるので、施工品質が安定するとともに、施工時間を短縮できる。
【0022】
図15(A),(B),(C)は、参考提案例に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、正面図および右側面図である。この参考提案例では、ばね部品2Bを、水平方向に延びる上下のレール取付部2Baと、これら両レール取付部2Baに連続してU字状に湾曲し、レール取付部2Baの延長方向に対して所定の傾斜角度でタイル3側に向けて突出しタイル3の裏面に押し付ける押付け部2Bbとを有するものとしている。ハンガーレール1は図1の実施形態と同一形状のものであり、その上下のフランジ1b,1cのリップ部1b1 ,1c1 に、ばね部品2Bの上下のレール取付部2Baが係合する。
【0023】
この参考提案例の場合、タイル3の取付溝11の上縁を、ハンガーレール1の上側フランジ1bに係合させ、その上側フランジ1bが下側に弾性変形し、タイル3の取付溝11の下縁がハンガーレール1の下側フランジ1cに係合可能となるまでタイル3を引き下げてから、ばね部品2Bの押付け部2Bbの押付け力に抗してタイル3の下部を下地材5側に押し付けることにより、図16に示すように、ハンガーレール1の上下のフランジ1b,1cおよびリップ部1b1 ,1c1がタイル3の取付溝11の上下縁に係合する。このとき、タイル3の裏面にはばね部品2Bの押付け部2Bbが押し付けられるので、ハンガーレール1へのタイル3の取付け確実となる。この場合も、簡単な作業により下地材5へのタイル3の取付けを行うことができるので、施工品質が安定するとともに、施工時間を短縮できる。
【0024】
【発明の効果】
この発明のタイルの取付装置は、乾式工法による施工品質の安定、施工時間の短縮が図れ、具体的には次の各効果が得られる。
▲1▼弾性のあるハンガーレールによる取付けの乾式化。
▲2▼ばね部材の併用による接合力の強化。
▲3▼ハンガーレールの弾性とばね部材による剥離応力・外力の吸収。
▲4▼乾式工法による非熟練者の作業可能化。
▲5▼乾式工法の実現による養生時間の極小ないし零化。
▲6▼ハンガーレールを長尺化した場合の個々のタイルのレベル出しの不要化。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るタイルの取付装置を用いたタイル取付構造を示す斜視図である。
【図2】同タイル取付構造の水平断面図である。
【図3】(A)は前記タイルの取付装置の一部を示す平面図、(B)は同正面図、(C)は同右側面図である。
【図4】同タイルの取付装置におけるばね部品の正面図である。
【図5】同タイルの取付装置によるタイルの取付手順を示す説明図である。
【図6】(A)はこの発明の他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、(B)は同右側面図である。
【図7】同タイルの取付装置のハンガーレールへタイルを取付けた状態を示す縦断面図である。
【図8】(A)は同タイルの取付装置におけるばね部品の変形例を示す正面図、(B)はばね部品の他の変形例をハンガーレールの一部と共に示す正面図である。
【図9】(A)はこの発明のさらに他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、(B)は同正面図、(C)は同右側面図である。
【図10】同タイルの取付装置のハンガーレールへタイルを取付けた状態を示す縦断面図である。
【図11】(A)はこの発明のさらに他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、(B)は同正面図、(C)は同右側面図である。
【図12】同タイルの取付装置のハンガーレールへタイルを取付けた状態を示す縦断面図である。
【図13】(A)この発明のさらに他の実施形態に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、(B)同正面図、(C)は同右側面図である。
【図14】 同タイルの取付装置のハンガーレールへタイルを取付けた状態を示す縦断面図である。
【図15】 (A)この発明の参考提案例に係るタイルの取付装置の一部を示す平面図、(B)同正面図、(C)は同右側面図である。
【図16】 同タイルの取付装置のハンガーレールへタイルを取付けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D…ハンガーレール
1b,1c,1Ab,1Ac,1Ba,1Bc,1Cb,1Cc,1Db,1Dc…フランジ(係止片)
1b1 ,1c1 ,1Ab1 ,1Ac1 ,1Bb1 ,1Bc1 ,1Cb1 ,1Cc1 1Db1 ,1Dc1 …リップ部(係止部)
2,2A…ばね部品
2a,2Aa…レール取付部
2b,2Ab…係合部
3…タイル
5…下地材
11…取付溝
12…透孔

Claims (4)

  1. 建築物の壁面の下地材に取付けられて水平方向に沿って延びるハンガーレールと、このハンガーレールの長手方向複数箇所に取付けられるばね部品とを備え、前記ハンガーレールは、弾性を有する材質からなり、かつタイルの裏面に設けられた取付溝内の上縁および下縁に各々係合する上下一対の係止片を有し、前記ばね部品は、前記ハンガーレールの上方に突出してタイル裏面の取付溝内の上縁に係合するものとしたタイルの取付装置。
  2. 前記タイルの取付溝は蟻溝形状であり、前記ハンガーレールは、リップ溝形に形成されて、両フランジが互いに斜めに開き、これらフランジおよび各フランジから延びるリップ部が、前記上下の係止片となる請求項1記載のタイルの取付装置。
  3. 前記ハンガーレールは、上側のフランジに透孔を有し、前記ばね部品は、線ばねであって、ハンガーレール内に配置されてこのハンガーレールの下側リップ部に係合するレール取付部と、このレール取付部から延びてハンガーレールの前記透孔から上方に突出し、タイル裏面の取付溝内の上縁に係合する係合部とを有するものとした請求項2記載のタイルの取付装置。
  4. 建築物の壁面の下地材に取付けられて水平方向に沿って延びるハンガーレールと、このハンガーレールの長手方向複数箇所に取付けられるばね部品とを備え、前記ハンガーレールは、弾性を有する材質からなり、かつタイルの裏面に設けられた取付溝内の下縁に係合する係止片を有し、前記ばね部品は前記ハンガーレールの上方に突出してタイル裏面の取付溝内の上縁に係合するものとしたタイルの取付装置。
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