JP4424645B2 - 紙容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミ箔を容器素材の積層構成から除き、液体取り出し口を内側から覆う積層体に薄紙を使用して、より天然素材に近い構成とした液体食品用の紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
牛乳やジュース等の液体食品を保存する紙容器として、第9図,第10図に示すように、紙からなる基材1に液体取り出し口となる透孔2を設け、少なくとも最外面と最内面(内容物接液面)に低密度ポリエチレンの如き合成樹脂層3,4を積層した層構造のものが一般的に使用されている。
【0003】
第9図は、前記透孔2をストロー孔14とするストロー孔付き紙容器であり、基材1の透孔2を塞いでいる合成樹脂層3,4にストローを突き刺し透孔2を開口するようになっている。
【0004】
第10図は、最外面の合成樹脂層3で、前記基材1に設けられた透孔2を塞いでいる部分にプルタブ15が接着されているプルタブ方式の紙容器であり、プルタブ15を引き上げることにより前記基材1に設けられた透孔2を塞いでいる合成樹脂層3,4の部分を切り取り、透孔2を開口するようになっている。
【0005】
第11図は紙を基材1とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層3,4からなる容器素材16に液体取り出し口となる透孔2が形成され、該透孔2と同じ或いは小さな透孔17を有する合成樹脂製の下板18が、該下板18の有する透孔17が前記容器素材16に形成された透孔2の中に位置するようにして容器素材16の表面に接着され、前記下板18の透孔17に、上板19の有する嵌合突部20が容器素材16の表面側から嵌合され、前記容器素材16の裏面側から前記透孔2周辺と前記上板19の嵌合突部20の頂面に合成樹脂フィルム21が接着された開口装置27が設けられている開口装置付き紙容器である。この紙容器は、上板19を下板18から引き上げることにより、前記容器素材16の前記透孔2周辺と前記上板19の嵌合突部20の頂面に接着されて透孔2を塞いでいる合成樹脂フィルム21の部分を切り取り、透孔2を開口するようになっている。
【0006】
長期間の保存を必要とする内容物の酸化・劣化を嫌う商品である場合、前記紙容器においてはアルミ箔層5がバリヤー層として積層されている。
前記第9図、第10図に示す紙容器では、アルミ箔層5を基材1と合成樹脂層4の中間に積層している。基材1とアルミ箔層5との間には合成樹脂の接着層6が設けられている。また第11図に示す紙容器では、アルミ箔層5を基材1と合成樹脂層4の中間に積層している。基材1とアルミ箔層5との間には合成樹脂の接着層6が設けられている。更に、合成樹脂フィルム21は、2層の合成樹脂層22,23間にアルミ箔層5が積層された3層構造となっており、容器素材16の前記透孔2周辺と前記上板19の嵌合突部20の頂面が合成樹脂層22と接着している。
【0007】
しかるに、容器包装リサイクルの観点から、紙容器の木材繊維をできるだけ回収し易く、再利用し易いことが要望されている昨今では、アルミ箔層5を使用しない紙容器が求められている。また、紙容器の廃棄処理の観点からもアルミ箔層5を使用しない紙容器が求められている。
そのためにアルミ箔層5に代わるバリヤー層として、エチレンビニルアルコール共重合体や脂肪族ポリアミド等の合成樹脂層を使用した長期保存向けの紙容器が見られるようになってきている。例えば、アルミ箔層5の代わりにエチレンビニルアルコール共重合体等をバリヤー層として使用した、前記ストロー孔付き紙容器やプルタブ方式の紙容器では、透孔2はバリヤー層の合成樹脂層と、接液面となる合成樹脂層との2層と、最外面の1層の少くとも3層の樹脂層で塞がれている。また、アルミ箔層5の代わりにエチレンビニルアルコール共重合体等をバリヤー層として使用した前記開口装置付き紙容器では、基材1の内側にバリヤー層の合成樹脂層と、接液面となる合成樹脂層が積層され、更に、合成樹脂フィルム21にバリヤー層の合成樹脂層が積層されている。
【0008】
しかしながら、ストロー孔14を3層の樹脂層で塞いだストロー孔付き紙容器では、ストローを突き刺してストロー孔14を開口する際に、合成樹脂層が本来もつ伸び性により、ストロー孔14部分の合成樹脂層の膜が伸びスムーズにストローを突き刺すことができない問題が生じた。また、プルタブ方式の紙容器でも、プルタブ15を引き上げて透孔2を開口する際に、合成樹脂層が本来もつ伸び性により、透孔2部分の合成樹脂層の膜が伸びてしまい、合成樹脂層の切り取りが困難となり、透孔2をきれいに開口することができない問題が生じた。同様に、開口装置付き紙容器でも、上板19を下板18から引き上げて透孔2を開口する際に、合成樹脂層、合成樹脂フィルムが本来もつ伸び性により、透孔2部分の合成樹脂層、合成樹脂フィルムが伸びてしまい、合成樹脂層、合成樹脂フィルムの切り取りが困難となり、透孔2をきれいに開口することができない問題が生じた。
【0009】
もちろん、アルミ箔層の代わりに合成樹脂層のバリヤー層を使用している長期保存向けの紙容器に限らず、そもそもアルミ箔層や合成樹脂層のバリヤー層を使用していない最も単純なストロー孔付き紙容器やプルタブ方式の紙容器や開口装置付き紙容器においても、同様な問題が見られる。しかも、かかる問題は透孔2内側の樹脂層が多くなればなるほど大きくなるため、合成樹脂製のバリヤー層を使用した紙容器では特に深刻な問題となった。
【0010】
かかる問題を解消するものとして、内外面からダブルハーフカットを施して紙容器を開口するものがある。しかし、この方式では、紙容器の製造工程にハーフカットを施すといった工程が増え、そのための装置を必要とするといった問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、内外面からのダブルハーフカットといった手段を講じることなく、液体取り出し口となる透孔2の開口をスムーズに行えるようにすることを目的として、液体取り出し口となる透孔2を塞いでいる合成樹脂層3,4や合成樹脂フィルム21の破断性について検討した結果、アルミ箔層5をバリヤー層として使用している従来の紙容器では、合成樹脂層3,4や合成樹脂フィルム21の破断性にアルミ箔層5の剛性が関与していることを認め、合成樹脂層3,4や合成樹脂フィルム21にアルミ箔層に代わる剛性素材を積層し一体化することに着目し、本発明を完成するに至った。
【0012】
本発明の目的とするところは、液体取り出し口の開口を容易に且つ綺麗に行えるようにした紙容器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、紙を基材とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層からなり、前記基材に液体取り出し口となる透孔が設けられている紙容器において、少なくとも前記透孔が内側から合成樹脂層と薄紙層とが一体化された2層以上の積層体で覆われた積層構造になっており、前記透孔を内側から覆う前記積層体が、5〜65g/m の坪量を有する木材繊維及び/または非木材繊維からなる薄紙層を少なくとも1層以上含む紙容器を提供することによって達成される。
前記透孔を内側から覆う前記積層体における薄紙層とこれに隣接する合成樹脂層との各層間強度は、少なくとも30g/15mm以上の強度である。この層間強度とは、引張試験機を用い、15mm幅の短冊型試験片の各層を180度方向に引っ張った時、各層の剥離に要する力を示したものである。
前記透孔を内側から覆う前記積層体の前記合成樹脂層の1以上がバリヤー性と遮光性の少くとも一方を有する。
前記透孔を内側から覆う前記積層体の前記薄紙層の1以上に印刷によりバリヤー性と遮光性の少くとも一方が付与されている。
【0014】
また、本発明の目的は、紙を基材とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層からなる容器素材に液体取り出し口となる透孔が形成され、該透孔と同じ或いは小さな透孔を有する合成樹脂製の下板が、該下板の有する透孔が前記容器素材に形成された透孔の中に位置するようにして容器素材の表面に接着され、前記下板の透孔に、上板の有する嵌合突部が容器素材の表面側から嵌合され、前記容器素材の裏面側から前記透孔周辺と前記上板の嵌合突部の頂面に合成樹脂フィルムが接着された開口装置が設けられている紙容器において、前記合成樹脂フィルムに薄紙が一体に積層され、2層以上の積層体を構成しており、前記積層体に積層された少なくとも1以上の薄紙が、5〜65g/m の坪量を有する木材繊維及び/または非木材繊維からなる紙容器を提供することによって達成される。
前記薄紙とこれに隣接する積層との層間強度が少なくとも30g/15mm以上の強度である。
前記積層体の少なくとも1層はバリヤー性と遮光性の少くとも一方を有する。
前記薄紙の1以上に印刷によりバリヤー性と遮光性の少くとも一方が付与されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙容器を、その実施例を示す図面を参酌して詳述する。
第1図乃至第3図は、それぞれストロー孔付き紙容器を内容とする実施例1乃至3を示し、第4図はプルタブ方式の紙容器を内容とする実施例5を示す。
【0016】
各実施例に示すストロー孔付き紙容器及びプルタブ方式の紙容器では、紙を基材1とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層3,4からなり、前記基材1に液体取り出し口となる透孔2が設けられており、少なくとも前記透孔2が内側から合成樹脂層7、合成樹脂層4又は10と薄紙層8とが一体化された2層以上の積層体で覆われた積層構造になっている。
【0017】
前記基材1は、通例この種の紙容器の基材と同じものとなっており、特に限定されるものではないが、150〜400g/m の坪量を有するものが好ましい。
また、最外面の合成樹脂層3の樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリエステル、コポリエステル等が好ましい。
【0018】
また、薄紙層8にあっては、5〜65g/mの坪量を有する木材繊維及び/または非木材繊維からなることが好ましい。坪量が5g/m 未満であるとストローの突き刺し時や切り取り時の抵抗は小さいが剛性が低くなるのでストロー突き刺し性や切り取り性は悪くなり、また坪量が65g/m 以上であると剛性は高いがストローの突き刺し時や切り取り時の抵抗が大きくなる。
また、薄紙層8の薄紙の密度については、ストローの突き刺し時や切り取り時の抵抗を考慮すると0.50〜1.20g/m が好ましい。また、薄紙層8は必ずしも基材1の全面に積層されている必要はなく、透孔2を塞ぐ領域に積層されていればよい。
【0019】
また、前記薄紙層8と一体化される合成樹脂層にあっては、特に限定されるものではない。かかる合成樹脂層としては、最内面の合成樹脂層4や、ガスバリヤー性の合成樹脂層10や、例えばカーボンブラックを含有する遮光性の着色樹脂層や酸化チタンを含有する隠蔽性の合成樹脂層等を例示することができる。
【0020】
最内面の合成樹脂層4の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル、メタロセン系触媒を用いて合成された低密度ポリエチレンが好ましい。バリヤー性を有する合成樹脂層10の樹脂としては、ナイロン、ポリエステル、コポリエステル、エチレンビニルアルコール(EV0H)、ポリビニルアルコール(PVOH)、シリカ蒸着フィルム等が好ましい。
【0021】
また、前記薄紙層8にも、印刷によりバリヤー性、遮光性、隠蔽性等を付与することができる。この場合は、薄紙層8は基材の全面に積層されていることが好ましい。
前記薄紙層8が基材1と接する構造としたときは、薄紙層8と基材1との間に接着剤としての合成樹脂層が積層される。この接着剤としての合成樹脂層の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル、変性低密度ポリエチレン等が好ましい。
また、前記基材1と最内面の合成樹脂層4との間には上記した他にも合成樹脂層や薄紙層が複数積層されていてもよく、かかる合成樹脂層や薄紙層の1以上に上記したようなバリヤー性、遮光性、隠蔽性等が付与されていてもよい。
【0022】
第1図乃至第4図に示す紙容器を構成する積層体においては、合成樹脂層4又は10と薄紙層8と合成樹脂層7との各層間強度は、少なくとも30g/15mm以上の強度であることが好ましい。
このように透孔を内側から覆う積層体における合成樹脂層4又は10と薄紙層8と合成樹脂層7との各層間強度が少なくとも30g/15mm以上の強度であると、合成樹脂層4又は10と薄紙層8と合成樹脂層7との層間強度が強くなって、薄紙層8の剛性が合成樹脂層7と4又は10に確実に付与され、これにより合成樹脂層7と4又は10の伸び性が確実に押さえられることになり、ストロー孔部分へのストローの突き刺しやストロー孔部分の切り取り性がよくなる。
【0023】
次ぎに、前記第1図乃至第4図に示す実施例を、それぞれ更に詳細に説明する。
(実施例1)
第1図は、実施例1のストロー孔付き紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、厚さ15μmの低密度ポリエチレン層からなる熱可塑性の合成樹脂層3、ストロー孔14となる透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7、坪量が30g/mで厚さ40μmの薄紙層8、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層された積層構造となっている。
【0024】
前記積層構造を持つ積層体は、次のようにして製造される。先ず、基材1の内側に、薄紙層8を低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7を介在させてサンドラミネートにて接着・積層し、続いて最外面と最内面にそれぞれ低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層3,4を押出しラミネートにて積層した。
このとき使用した材料は、次の通りである。熱可塑性の合成樹脂層3,4,7としての低密度ポリエチレンは三井化学株式会社製のミラソン16P、基材1は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が200g/mの板紙、薄紙層8は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が30g/mの薄葉紙である。因みに、この時の薄紙層8とその両側の低密度ポリエチレンからなる熱可塑性の合成樹脂層7又は4との間の各層間接着強度は80g/15mmであった。
【0025】
(実施例2)
第2図は、実施例2のストロー孔付き紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層3、ストロー孔14となる透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7、黒色印刷層9、坪量が40g/mで厚さ50μmの薄紙層8、エチレンビニルアルコールからなる厚さ10μmのバリヤー樹脂層10、低密度ポリエチレンからなる厚さ20μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層された積層構造となっている。
【0026】
前記積層構造を持つ積層体は、次のようにして製造される。先ず、基材1の内側に、黒色印刷層9を施した薄紙層8を、黒色印刷層9を基材1側に向け低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7を介在させてサンドラミネートにて接着・積層し、続いて最外面には低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層3を押し出しラミネートし、最内面にはエチレンビニルアルコールからなる厚さ10μmのバリヤー樹脂層10と低密度ポリエチレンからなる厚さ20μmの熱可塑性の合成樹脂層4をバリヤー樹脂層10が薄紙層8と接するように共押出しラミネートして積層した。
【0027】
このとき使用した材料は、次の通りである。熱可塑性の合成樹脂層3,7としての低密度ポリエチレンは三井化学株式会社製のミラソン16P、基材1は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が200g/mの板紙、薄紙層8は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が40g/mの薄葉紙、バリヤー樹脂層10としてのエチレンビニルアルコールは株式会社クラレ製EP−E105、最内層の熱可塑性の合成樹脂層4としての低密度ポリエチレンは日本ポリオレフィン株式会社製のジェイレクス154である。因みに、この時の薄紙層8と低密度ポリエチレンからなる熱可塑性の合成樹脂層7又はエチレンビニルアルコールからなるバリヤー樹脂層10との間の各層間強度は70g/15mmであった。
【0028】
(実施例3)
第3図は、実施例3のストロー孔付き紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層3、ストロー孔14となる透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7、黒色印刷層9、坪量が20g/mで厚さ30μmの薄紙層8、エチレンビニルアルコールからなる厚さ10μmのバリヤー樹脂層10、白色印刷層11、坪量が20g/mで厚さ30μmの薄紙層12、低密度ポリエチレンからなる厚さ20μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層された積層構造となっている。
【0029】
前記積層構造を持つ積層体は、次のようにして製造される。先ず、基材1の内側に、黒色印刷層9を施した薄紙層8を、黒色印刷層9を基材1側に向け低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7を介在させてサンドラミネートにて接着・積層し、更にその内側に白色印刷層11を施した薄紙層12を、白色印刷層11を基材1側に向けエチレンビニルアルコールからなる厚さ10μmのバリヤー樹脂層10を介在させてサンドラミネートにて接着・積層し、最外面に低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層3を、最内面に低密度ポリエチレンからなる厚さ20μmの熱可塑性の合成樹脂層4を押出しラミネートにて積層した。
【0030】
このとき使用した材料は、次の通りである。熱可塑性の合成樹脂層3,7としての低密度ポリエチレンは三井化学株式会社製のミラソン16P、基材1は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が200g/mの板紙、薄紙層8,12は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が20g/mの薄葉紙、バリヤー樹脂層10としてのエチレンビニルアルコールは株式会社クラレ製EP−E105、最内層の熱可塑性合成樹脂層4としての低密度ポリエチレンは日本ポリオレフィン株式会社製のジェイレクス154である。因みに、この時の薄紙層8と低密度ポリエチレンからなる熱可塑性の合成樹脂層7又はエチレンビニルアルコールからなるバリヤー樹脂層10との間の各層間強度、及び、薄紙層12とエチレンビニルアルコールからなるバリヤー樹脂層10と低密度ポリエチレンからなる熱可塑性の合成樹脂層4との間の各層間強度は50〜70g/15mmであった。
【0031】
(実施例4)
この紙容器は図示しないが、薄紙層8の坪量以外は実施例1と同じ積層構造となっている。本実施例における薄紙層8の坪量は65g/m 、厚さは80μmとなっている。
【0032】
(実施例5)
第4図は、実施例5のプルタブ方式の紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、厚さ15μmの低密度ポリエチレン層からなる熱可塑性の合成樹脂層3、透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7、坪量が30g/mで厚さ40μmの薄紙層8、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層され、この積層体の最外面の合成樹脂層3で、前記基材1に設けられた透孔2を塞いでいる部分にプルタブ15がヒートシールにより接着されている。
【0033】
前記積層構造を持つ積層体は、次のようにして製造される。先ず、基材1の内側に、薄紙層8を低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7を介在させてサンドラミネートにて接着・積層し、続いて最外面と最内面にそれぞれ低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層3,4を押出しラミネートにて積層した。
【0034】
このとき使用した材料は、次の通りである。熱可塑性の合成樹脂層3,4,7としての低密度ポリエチレンは三井化学株式会社製のミラソン16P、基材1は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が200g/mの板紙、薄紙層8は針葉樹と広葉樹のバージンパルプから抄造された坪量が30g/mの薄葉紙である。因みに、この時の薄紙層8とその両側の低密度ポリエチレンからなる熱可塑性の合成樹脂層7又は4との間の各層間接着強度は80g/15mmであった。
プルタブ方式の紙容器の他の実施例として、図示しないが、前記実施例2乃至4の積層構造を持つ積層体の最外面の合成樹脂層3で、前記基材1に設けられた透孔2を塞いでいる部分にプルタブ15がヒートシールにより接着されているものが挙げられる。
【0035】
(比較例1)
第5図は、比較例1のストロー孔付き紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、厚さ15μmの低密度ポリエチレン層からなる熱可塑性の合成樹脂層3、ストロー孔14となる透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層7、坪量が81g/mで厚さ100μmの上質紙層13、低密度ポリエチレンからなる厚さ15μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層された積層構造となっている。
【0036】
(比較例2)
第6図は、比較例2のストロー孔付き紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、厚さ15μmの低密度ポリエチレン層からなる熱可塑性の合成樹脂層3、ストロー孔14となる透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ30μmの熱可塑性の合成樹脂層7、厚さ7μmのアルミ箔層5、低密度ポリエチレンからなる厚さ35μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層された積層構造となっている。
【0037】
(比較例3)
第7図は、比較例3のストロー孔付き紙容器の積層構造を示す断面図である。
この紙容器においては、外側から内側(内容物接液側)に向かって、厚さ15μmの低密度ポリエチレン層からなる熱可塑性の合成樹脂層3、ストロー孔14となる透孔2が設けられている坪量が200g/mの基材1、低密度ポリエチレンからなる厚さ20μmの熱可塑性の合成樹脂層7、エチレンビニルアルコールからなる厚さ8μmのバリヤー樹脂層10、低密度ポリエチレンからなる厚さ20μmの熱可塑性の合成樹脂層4が積層された積層構造となっている。
【0038】
表1は、前記した実施例1〜4と比較例1〜3の紙容器において、実際にストロー孔にストローを突き刺し、その突き刺し性の評価を示したものである。
【表1】
Figure 0004424645
【0039】
第8図は、開口装置付き紙容器を内容とする実施例6を示すものであり、この開口装置付き紙容器の要部断面図である。
本実施例に示す開口装置付き紙容器では、紙を基材1とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層3,4からなる容器素材16に液体取り出し口となる透孔2が形成され、該透孔2と同じ或いは小さな透孔17を有する合成樹脂製の下板18が、該下板18の有する透孔17が前記容器素材16に形成された透孔2の中に位置するようにして容器素材16の表面に接着され、前記下板18の透孔17に、上板19の有する嵌合突部20が容器素材16の表面側から嵌合され、前記容器素材16の裏面側から前記透孔2周辺と前記上板19の嵌合突部20の頂面に、2層の合成樹脂層24,25間に薄紙26が一体に積層された合成樹脂フィルム21が接着された開口装置27が設けられている。本例では、合成樹脂フィルム21として3層構造の積層体を用いたが、特にこれに限定されるものではない。
【0040】
前記基材1は、通例この種の紙容器の基材と同じものとなっており、特に限定されるものではないが、坪量が150〜400g/m が好ましい。
また、最外面の合成樹脂層3の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル等が好ましい。
また。最内面の合成樹脂層4の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル、メタロセン系触媒を用いて合成された低密度ポリエチレンが好ましい。
【0041】
また、前記合成樹脂フィルム21を構成する合成樹脂層24,25のうちの、液面側の合成樹脂層25にあっては、樹脂として、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル、コポリエステル、メタロセン系触媒を用いて合成された低密度ポリエチレンが好ましい。そして、他の合成樹脂層24としては、特に限定されるものではないが、接着性の合成樹脂層、ガスバリヤー性の合成樹脂層、更に、例えばカーボンブラックを含有する遮光性の着色樹脂層や酸化チタンを含有する隠蔽性の合成樹脂層等を積層することができる。バリヤー性を有する合成樹脂層の樹脂としては、ナイロン、ポリエステル、コポリエステル、エチレンビニルアルコール、ポリビニルアルコール、シリカ蒸着フィルム等が好ましい。
【0042】
前記合成樹脂フィルム21を構成する合成樹脂層24,25間に積層された薄紙26にあっては、5〜65g/mの坪量を有する木材繊維及び/または非木材繊維からなることが好ましい。坪量が5g/m 未満であると切り取り時の抵抗は小さいが剛性が低くなるので切り取り性は悪くなり、また坪量が65g/m 以上であると剛性は高いが切り取り時の抵抗が大きくなる。また、薄紙26の密度については、切り取り時の抵抗を考慮すると0.50〜1.20g/m が好ましい。
また、前記合成樹脂フィルム21を構成する合成樹脂層24,25と薄紙26との各層間強度にあっては、少なくとも30g/15mm以上の強度であることが好ましい。
【0043】
このように合成樹脂フィルム21を構成する合成樹脂層24,25と薄紙26との層間強度が少なくとも30g/15mm以上の強度であると、合成樹脂フィルム21を構成する合成樹脂層24,25と薄紙26との層間強度が強くなって、薄紙26の剛性が合成樹脂フィルム21に確実に付与され、これにより合成樹脂フィルム21の伸び性が確実に押さえられることになり、透孔2の部分の切り取り性がよくなる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、紙を基材とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層からなり、前記基材に液体取り出し口となる透孔が設けられている紙容器において、少なくとも前記透孔が内側から合成樹脂層と薄紙層とが一体化された2層以上の積層体で覆われた積層構造になっているので、薄紙層が一体化された合成樹脂層に薄紙層の剛性が付与され、これにより合成樹脂層の伸び性が押さえられることになり、透孔部分へのストローの突き刺しや透孔部分の切り取りを容易に行うことができ、アルミ箔層に代わるバリヤー層として、ガスバリヤー性の合成樹脂層を使用した紙容器であっても透孔部分へのストローの突き刺しや透孔部分の切り取りを容易に行うことができる。
【0045】
また、本発明によれば、紙を基材とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層からなる容器素材に液体取り出し口となる透孔が形成され、該透孔と同じ或いは小さな透孔を有する合成樹脂製の下板が、該下板の有する透孔が前記容器素材に形成された透孔の中に位置するようにして容器素材の表面に接着され、前記下板の透孔に、上板の有する嵌合突部が容器素材の表面側から嵌合され、前記容器素材の裏面側から前記透孔周辺と前記上板の嵌合突部の頂面に合成樹脂フィルムが接着された開口装置が設けられている紙容器において、前記合成樹脂フィルムに薄紙が一体に積層されているので、合成樹脂フィルムに薄紙層の剛性が付与され、これにより合成樹脂フィルムの伸び性が押さえられることになり、透孔部分の切り取りを容易に行うことができ、アルミ箔層に代わるバリヤー層として、バリヤー性の合成樹脂層を使用した紙容器であっても透孔部分の切り取りを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図1】本発明の実施例1の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図2】本発明の実施例2の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図3】本発明の実施例3の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図4】本発明の実施例5の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図5】比較例1の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図6】比較例2の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図7】比較例3の紙容器の積層構造を示す断面図。
【図8】本発明の実施例6の紙容器の要部断面図。
【図9】従来の紙容器の層構造の一例を示す断面図。
【図10】従来の紙容器の層構造の他例を示す断面図。
【図11】従来の紙容器の他例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 基材
2 透孔
3,4,7 合成樹脂層
8 薄紙層
9 黒色印刷層
10 合成樹脂層
11 白色印刷層
12 薄紙層

Claims (8)

  1. 紙を基材とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層からなり、前記基材に液体取り出し口となる透孔が設けられている紙容器において、前記透孔が内側から合成樹脂層と薄紙層とが一体化された少なくとも2層以上の積層体で覆われた積層構造になっており、前記透孔を内側から覆う前記積層体が、5〜65g/m の坪量を有する木材繊維及び/または非木材繊維からなる薄紙層を少なくとも1層以上含むことを特徴とする紙容器。
  2. 前記透孔を内側から覆う前記積層体における薄紙層とこれに隣接する合成樹脂層との各層間強度が少なくとも30g/15mm以上の強度であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の紙容器。
  3. 前記透孔を内側から覆う前記積層体の前記合成樹脂層の1以上がバリヤー性と遮光性の少くとも一方を有することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の紙容器。
  4. 前記透孔を内側から覆う前記積層体の前記薄紙層の1以上に印刷によりバリヤー性と遮光性の少くとも一方が付与されていることを特徴とする請求の範囲第1項,第2項,第3項のいずれか一項に記載の紙容器。
  5. 紙を基材とした積層構成中の少なくとも最外面と最内面が合成樹脂層からなる容器素材に液体取り出し口となる透孔が形成され、該透孔と同じ或いは小さな透孔を有する合成樹脂製の下板が、該下板の有する透孔が前記容器素材に形成された透孔の中に位置するようにして容器素材の表面に接着され、前記下板の透孔に、上板の有する嵌合突部が容器素材の表面側から嵌合され、前記容器素材の裏面側から前記透孔周辺と前記上板の嵌合突部の頂面に合成樹脂フィルムが接着された開口装置が設けられている紙容器において、前記合成樹脂フィルムに薄紙が一体に積層され、2層以上の積層体を構成しており、前記積層体に積層された少なくとも1以上の薄紙が、5〜65g/m2の坪量を有する木材繊維及び/または非木材繊維からなることを特徴とする紙容器。
  6. 前記薄紙とこれに隣接する層との層間強度が少なくとも30g/15mm以上の強度であることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の紙容器。
  7. 前記積層体の少なくとも1層はバリヤー性と遮光性の少くとも一方を有することを特徴とする請求の範囲第5項または第6項に記載の紙容器。
  8. 前記薄紙の1以上に印刷によりバリヤー性と遮光性の少くとも一方が付与されていることを特徴とする請求の範囲第5項,第6項,第7項のいずれか一項に記載の紙容器。
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