JP4424077B2 - 部品表情報共有システム - Google Patents

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Description

この発明は、製品に使用される部品の部品表情報を共有するシステムに係り、特に、設計段階における部品表情報を共有する技術に関する。
一般に、新しい製品を製造するまでには、製品を設計する過程や、製造ライン、人員、資材等の製造環境を作る過程等がある。近年、設計から製造までの期間を短縮するために、設計段階から設計部門の有する設計情報を工場部門等が共有し、設計と平行して製造環境を整える試みがなされている。これにより、設計部門も設計段階で工場部門等からの製造情報を共有することができ、設計の手戻りを減らすことができる。ここで、設計部門が有する情報の一つが製品に使用される部品のパーツリストであり、このパーツリストを共有することで製造情報が加えられる。本明細書では、設計情報としてのパーツリストに製造情報を加えたものを、「部品表情報」と呼ぶこととする。
さらに、製造段階に移行するときは、製品の生産又は製造を管理するシステム(例えば、企業資源計画システム(ERPシステム)に例示されるものを含むものであり、以下単に「生産管理システム」という)の下で製品の製造を管理する。この生産管理システムには、予めその製品の部品表情報に関するデータを登録する必要がある。
データの登録は、設計完了後に生産管理システムに直接手入力で行う方法か、あるいは、CSV(Comma Separated Values)形式等の中間ファイルを介して生産管理システムと連携する専用のソフトウエアによって登録する方法が採られている。
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
生産管理システムへの登録を手作業で行った場合、登録するデータが多いときには、単にこの作業によって製造開始時期が遅れるほど膨大な時間がかかる。
また、上述した専用のソフトウエアを用いる場合は、導入時にその運用方法や設計部門と工場部門等とが共有化すべき項目をカスタマイズする必要があり、導入後も運用方法や共有すべき項目の変更の度にカスタマイズする必要が生じてくる。このようなカスタマイズは、ユーザーが容易に行うことはできず、専用のソフトウエアの製造元に依頼する必要があり、高コストになる問題がある。また、ユーザーにとっては、専用のソフトウエアの操作方法を習得する必要があり、部品表情報を円滑に共有できない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、低コストに、かつ、円滑に、部品表情報を共有することができる部品表情報共有システムを提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、設計段階の製品について、その製品に使用される部品に関する部品表情報を有し、設計完了後に製品の製造を管理するために用いる所定のマスターデータを部品表情報から作成するホストコンピュータと、このホストコンピュータに接続されて部品表情報を読み出す端末装置とを有する部品表情報共有システムにおいて、前記ホストコンピュータは、各部品について品目番号、品目名称、加工購買区分、親品目番号、子品目番号、工程番号、及び素材とを少なくとも含む部品表情報を書き換え可能に記憶する部品表情報記憶手段を備え、前記端末装置は、部品表情報記憶手段から部品表情報を読み出す読出手段と、読み出された部品表情報を変更し、部品表情報記憶手段に更新して記憶させる変更手段とを備え、前記読出手段と前記変更手段とは汎用の表計算ソフトウエアで構成され、さらに、前記ホストコンピュータは、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、予め初期値が設定されている設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、部品表情報が不足しているものに対応する設定情報の初期値を部品表情報に補充し、かつ、補充された部品表情報から所定のマスターデータに変換する機能を有し、所定のマスターデータとして、品目番号と品目名と加工購買区分との関連を示す品目マスターデータと、品目番号と親品目番号と子品目番号との関連を示す親子関係マスターデータと、品目番号と工程番号との関連を示す工順マスターデータと、品目番号と素材との関連を示す素材マスターデータとを少なくとも含むマスターデータ作成手段とを備え、前記マスターデータ作成手段は汎用のデータベースソフトウエアで構成されていることを特徴とする。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、ホストコンピュータが有する部品表情報記憶手段に記憶される部品表情報を、端末装置が有する読出手段によって読み出すことができるので、部品表情報を閲覧でき、共有することができる。さらに、この読出手段は、汎用の表計算ソフトウエアで構成されているので、多くのユーザーがその操作方法を知っており、円滑に部品表情報を共有することができる。
また、端末装置が有する変更手段により部品表情報の各項目の内容に止まらず、項目自体について新規に追加、削除、または修正することができるので、部品表情報のフォーマットを変更することもできる。そして、変更手段も汎用の表計算ソフトウエアで構成されているので、特に表計算ソフトウエアの製造元等に依頼してカスタマイズする必要なく、ユーザー自身が部品表情報を変更することができるので低コストである。
また、設計が完了した製品を製造するときに、部品表情報から製造管理に必要なマスターデータを、ホストコンピュータが有するマスターデータ作成手段により作成する。ここで、マスターデータに変換する前に、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、部品表情報が不足しているものに対応する設定情報の初期値を部品表情報に補充する。したがって、部品表情報は、製品に使用される各部品について品目番号、品目名称、加工購買区分、親品目番号、子品目番号、工程番号、及び素材とを少なくとも含むもので足り、マスターデータに必要な情報を全て含む必要がない。これにより、マスターデータに必要な情報であっても、部品表情報にとって不要な情報は含まないようにする等によって、部品表情報の共有をさらに円滑にできる。
補充された部品表情報は所定のマスターデータに機械的に変換されるので、改めてマスターデータを手作業で入力、作成する等の手間がかからない。
また、マスターデータ作成手段が汎用のデータベースソフトウエアで構成されているので、操作者自身によりマスターデータ作成手段を構築し、また、部品表情報や製造管理の運用の変更に応じてマスターデータ作成手段の機能の変更や拡張を行うことができる。したがって、この場合も、特にデータベースソフトウエアの製造元等に依頼してカスタマイズする必要なく低コストである。
なお、品目番号とは部品を一意に識別するための情報であり、品目名称とは部品の名称である。加工購買区分とは、加工品と購買品との別を識別する情報である。親品目番号とは、親子関係の親にあたる品目番号であり、子品目番号とは、親子関係の子にあたる部品の品目番号である。なお、親子関係とは、部品相互間で直接上位、または下位にあたる関係をいう。工程番号は、製品の組み立て、部品の加工等の工程を識別する番号である。また、所定のマスターデータとは、品目番号と品目名と加工購買区分との関連を示す品目マスターデータと、品目番号と親品目番号と子品目番号との関連を示す親子関係マスターデータと、品目番号と工程番号との関連を示す工順マスターデータと、品目番号と素材との関連を示す素材マスターデータとを少なくとも含む。
この発明に係る部品表情報共有システムによれば、部品表情報を汎用の表計算ソフトウエアにより読み出して閲覧することができる。汎用のソフトウエアであれば、多くのユーザーが操作方法を知っているので、部品表情報を円滑に共有することができる。また、汎用の表計算ソフトウエアにより、部品表情報の内容に加えて項目についても、新規に追加、削除、または修正する等の変更をユーザー自身が行うことができる。よって、特にコストをかけてカスタマイズする必要がなく、低コストに部品表情報のフォーマットを変更することができる。
また、汎用のデータベースソフトウエアによりマスターデータを作成するので、この作成機能の変更や拡張を低コストに行うことができる。また、マスターデータを部品表情報から機械的に変換するので、改めてマスターデータを手作業で入力等する手間がかからない。また、マスターデータに変換する前に部品表情報が不足している情報を補充するので、マスターデータに必要な情報であっても部品表情報にとって不要な情報は含まないようにすることができ、部品表情報をさらに円滑に共有できる。
このような部品表情報共有システムにより、低コストに、かつ、円滑に部品表情報を共有することができる。また、設計段階から部品表情報を共有するので、設計と平行して製造環境を整えることができ、設計の手戻りを減らすことができる。よって、設計から製造までの期間を短縮することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例にかかる部品表情報共有システムの機能構成の概略を示すブロック図である。
実施例にかかる部品表情報共有システムは、ホストコンピュータ1と端末装置3とを有し、LAN(Local Area Network)やインターネットで構成されるネットワークによって相互に通信可能に構成されている。ここで、端末装置3は複数台であってもよい。
ホストコンピュータ1は、通常のコンピュータと同様のハードウエア構成であればよい。図示は省略するが、プログラムを読み出して実行する中央演算処理装置(CPU)やその作業領域となるRAM(Random-Access Memory)等に代表される制御部と、プログラムや各種情報を記憶するROM(Read-Only Memory)や、部品表情報等を書き換え可能に記憶する固定ディスク(HDD)等の記憶媒体とを有する。また、プログラムとして、後述するホストコンピュータ1に各種の機能を実現させる汎用のデータベースソフトウエアと汎用の表計算ソフトウエアとがインストールされている。本実施例では、Windows(米国マイクロソフト社の商標)で動作するデータベースソフトウエアであるアクセス(以下、「アクセス(Access)」という)と、Windowsで動作する表計算ソフトウエアであるエクセル(以下、「エクセル(Excel)」という)とがインストールされている。ホストコンピュータ1は、この発明におけるホストコンピュータに相当する。
端末装置3も、通常のコンピュータと同様のハードウエア構成であればよい。図示は省略するが、中央演算処理装置やRAM等に代表される制御部と、ROMや固定ディスク(HDD)等の記憶媒体とを有する。また、プログラムとして、後述する端末装置3に各種の機能を実現させる汎用の表計算ソフトウエアがインストールされている。本実施例では、エクセル(Excel)がインストールされている。端末装置3は、この発明における端末装置3に相当する。
ホストコンピュータ1は、部品表情報記憶部11と設定情報記憶部13とマスターデータ作成部15とを有している。部品表情報記憶部11と設定情報記憶部13とは、記憶媒体などで構成されている。また、マスターデータ作成部15は、アクセス(Access)などで構成されている。
部品表情報記憶部11は、図2に示すような部品表情報をエクセル(Excel)のシート形式で記憶している。ここで、部品表情報は、設計段階の製品について、製品に使用される部品に関する情報であり、製品ごとに作成される。「品目番号」とは部品を一意に識別するための情報であり、「品目名称」とは部品の名称である。「加工購買区分」とは、部品について加工品と購買品と組立品との別を識別する情報である。図2では、「ハウジング」は加工品であり、「ボルト」は購買品であり、「バルブ」は組立品であることが示されている。「親品目番号」とは、親子関係の親にあたる品目番号であり、「子品目番号」とは、親子関係の子にあたる部品の品目番号である。なお、親子関係とは、部品相互間で直接上位、または下位にあたる関係をいう。図2では、「バルブ」は親品目番号がないので最終製品であり、「バルブ」の子品目番号の欄には「ハウジング」と「ボルト」の品目番号があるので、「バルブ」は「ハウジング」と「ボルト」とから直接製造される(組立られる)ことが示されている。「個数」とは、製品を一単位製造するのに必要な部品の個数である。図2では、「バルブ」を1個製造するのに、「ハウジング」が1個と「ボルト」が2本必要であることが示されている。「素材」は、部品の原料または材料である。図2に示される「ハウジング」の素材の欄の「6061」は、アルミニウムの材料記号を意味する。「工程番号」は、製品の組み立て、部品の加工等の工程を識別する番号である。「リードタイム」とは、部品の加工、購買、又は組立に要する期間である。部品表情報記憶部11は、この発明における部品表情報記憶手段に相当する。
設定情報記憶部13は、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、予め初期値が設定されている設定情報を記憶する。ここで、マスターデータとは、製品の生産又は製造を管理するために用いる所定のデータである。また、生産又は製造の管理とは、例えば、企業資源計画(ERP:Enterprise Resourse Planning)システムのように、企業全体の資源を統合的に管理するシステムのもとで行われることも含まれる。なお、ERPシステムとしては、BAAN社やSAP社が提供するものが例示される。そして、以下では、ERPシステムを含め、生産又は製造を管理するシステムを、単に「生産管理システム」と総称して記載する。
このような生産管理システムに登録すべき部品のデータがマスターデータとなる。したがって、マスターデータの項目は、製造段階で運用される生産管理システムに応じて規定される。
そして、設定情報は、各部品についてマスターデータに必要な項目に初期値が設定されている情報である。具体的には、設定情報の項目として、上述した部品表情報に含まれる各項目に加えて、部品が保管される倉庫を識別する「倉庫番号」等が例示される。設定情報記憶部13は、この発明における設定情報記憶手段に相当する。
マスターデータ作成部15は、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、部品表情報が不足しているものに対応する設定情報の初期値を部品表情報に補充し、かつ、補充された部品表情報から所定のマスターデータに変換する機能を有する。本実施例では、品目マスターデータと親子関係マスターデータと工順マスターデータと素材マスターデータとの4種類のマスターデータに変換する。ここで、品目マスターデータは、品目番号と品目名と加工購買区分との関連を示すものであり、親子関係マスターデータは、品目番号と親品目番号と子品目番号と個数との関連を示すものであり、工順マスターデータは、品目番号と工程番号とリードタイムとの関連を示すものであり、素材マスターデータは、品目番号と素材との関連を示すものである。なお、各マスターデータの形式は、生産管理システムに応じたものとなる。
ここで、各マスターデータに必要な情報であって、部品表情報が有していないものについては、マスターデータに変換する前に設定情報の初期値を部品表情報に加えて補充する。そして、補充された部品表情報から上述する各マスターデータに変換する。この一連の処理は、アクセス(Access)の標準機能によって行われる。マスターデータ作成部15は、この発明におけるマスターデータ作成手段に相当する。
端末装置3は、読出部21と変更部23とを有している。読出部21と変更部23とは、エクセル(Excel)などで構成されている。
読出部21は、部品表情報記憶部11から部品表情報を読み出す。本実施例では、エクセル(Excel)によって、シート形式のファイルである部品表情報を「開く」ことにより行う。読出部21は、この発明における読出手段に相当する。
変更部23は、読み出された部品表情報を変更し、部品表情報記憶部11に更新して記憶させる。ここで、変更とは、部品表情報の項目の内容を新規に書き込む、または、訂正削除することは勿論であるが、さらに、部品表情報の項目を追加する、削除する、項目の順番を変えることも含まれる。なお、この作業は、エクセル(Excel)の標準機能によって行われる。変更部23は、この発明における変更手段に相当する。
次に、本実施例にかかる部品表情報共有システムの動作について、図3を参照して説明する。図3は、部品表情報共有システムの動作を説明するフローチャートである。
<ステップS1> 部品表情報を新規に作成、又は部品表情報を変更する
新たに製品の設計が開始されると、ユーザーが新規にシート形式の部品表情報を作成し、部品表情報記憶部11に保存する。なお、ホストコンピュータ1と端末装置3とはネットワークを介して接続されており、この部品表情報を共有することができる。
また、後述するステップS3から戻って部品表情報を変更するときは、ユーザーは、読み出した部品表情報について変更部23により変更内容を入力し、その内容を更新して部品表情報記憶部11に上書きして記憶させる。変更部23はエクセル(Excel)で構成されている。エクセル(Excel)は、非常に有名なソフトウエアであるため、多くのユーザーが操作することができる。よって、新たに操作方法を習得することなく円滑に部品表情報を変更することができる。また、部品表情報の項目、及びその内容を、新規に追加、削除、または修正する等の変更も容易に行うことができるので、部品表情報のフォーマットを変えることもできる。したがって、ソフトウエアの製造元等に依頼してコストをかけてカスタマイズする必要なく、ユーザー自身が部品表情報のフォーマットまで変更することができる。
ここで、部品表情報の各項目については、設計部門が入力すべきものと、工場部門が入力すべきものに分けられる場合がある。そこで、各項目について、変更することができる権限を特定のユーザーに与えてもよい。たとえば、図2に示す各項目において、品目番号、品目名称、加工購買区分、親品目番号、子品目番号、及び個数については、設計部門の者のみが変更することができ、素材、工程番号、及びリードタイムについては、工場部門の者のみが変更することができるようにしてもよい。
<ステップS2> 部品表情報を読み出して閲覧する
ユーザーが、読出部21により部品表情報記憶部11に記憶される部品表情報を読み出して、閲覧することができる。そして、読出部21もエクセル(Excel)で構成されているので、円滑に部品表情報を共有することができる。
たとえば、設計部門と工場部門とが部品表情報を共有することによって、工場部門による部品表情報のチェックを設計段階にかけることができ、設計部門の手戻りを抑えることができる。また、工場部門は、設計段階にある製品を想像・想定し、設計と平行して製造ライン、人員、資材等の製造環境を整えることが可能となる。そして、設計が完了した後にスムーズに製造を行うことができ、設計から製造までの期間を短縮することができる。
<ステップS3> 変更があるか?
設計段階にある場合等は設計変更に伴い部品表情報も変更される。部品表情報が確定するまでは、繰り返しステップS1に戻って部品表情報を変更して更新する。他方、設計が完了した後等は部品表情報も確定するので部品表情報に変更はない。このときは、ステップS4に進む。
<ステップS4> 初期値を補充する
所定のマスターデータに変換するために必要な情報であって、部品表情報が不足しているものに対応する設定情報の初期値を部品表情報に補充する。
たとえば、生産管理システムに応じて品目マスターデータには、品目番号と品目名と加工購買区分とに加えて、各部品が保管される「倉庫番号」の情報が必要である場合であって、部品表情報が「倉庫番号」の情報を有していないときは、設定情報の「倉庫番号」の情報(初期値)を部品表情報に加えて補充する。
このように部品表情報を補充する処理を有するので、設計段階において部品表情報はマスターデータに必要な情報を全て含む必要がない。よって、生産管理システムに入力すべき情報であったとしても設計段階には必要がないときは、部品表情報に含まないように部品表情報を構成することができる。したがって、ステップS1からステップS3までの過程において、部品表情報をさらに円滑に共有することができる。
<ステップS5> マスターデータに変換する
補充された部品表情報から所定のマスターデータに変換する。本実施例では、品目マスターデータと親子関係マスターデータと工順マスターデータと素材マスターデータとに変換する。
なお、ステップS4とステップS5とは、マスターデータ作成部15により実現される機能である。さらに、本実施例では、ステップS4とステップS5とに示す処理をアクセス(Access)のマクロにより実行している。したがって、製造管理に必要なマスターデータを部品表情報から機械的に作成できるので、改めてマスターデータを手入力等する必要はない。また、部品表情報が有していない項目についても、初期値を設定して補充するので改めてマスターデータを手入力等する必要はない。さらに、操作者自身によってマスターデータ作成部15を簡便に構築することができ、生産管理システムに応じてマスターデータ作成部15の機能の変更や拡張を行うことができる。よって、特にコストをかけてカスタマイズする必要がないので、低コストに運用することができる。
以上のように、本実施例にかかる部品表情報共有システムは、汎用の表計算ソフトウエアと汎用のデータベースソフトウエアとによって構築し変更することができるので、コストをかけずに運用方法の変更に柔軟に対応できる。また、多くのユーザーが汎用の表計算ソフトウエア等の操作方法を知っているので、部品表情報を円滑に共有することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例で示した部品表情報に含まれる項目は一例であり、これに限られない。また、変換されるマスターデータの種類やその数も一例であり、これに限られない。
たとえば、図4に示すように、部品表情報を構成してもよい。図4は、図2に例示した部品表情報を2つの表形式に分離したときの構成を模式的に示す図である。すなわち、図4(a)は、品目番号と品目名称と加工購買区分と素材と工程番号とリードタイムとの項目について表形式で構成される部品表情報であり、図4(b)は、親品目番号と子品目番号と個数との項目について表形式で構成される部品表情報である。図4に示すような構成で部品表情報を表す方が都合のよいときは、部品表情報を柔軟に構成することができる。
(2)上述した実施例では、マスターデータ作成部15は、アクセス(Access)で構成されていたが、汎用の表計算ソフトウエアで構成してもよい。また、アクセス(Access)やエクセル(Excel)は、汎用のソフトウエアの一例であり、これに限られるものではない。また、マスターデータ作成部15は、アクセス(Access)のマクロにより実現していたが、これに限られるものでもない。
(3)上述した実施例では、マスターデータ作成部15によって作成されるマスターデータの形式については、特に限定していないが、勿論、その後の製造管理に応じて、CSV形式等に変換するものとしてもよい。
(4)上述した実施例では、部品表情報を設計部門と工場部門等とで共有する場合を例示したが、これに限定されず、例えば品質保証部門、営業部門等と共有してもよい。また、共有する部門に応じて、部品表情報に含まれる項目も適宜に選択される。
実施例にかかる部品表情報共有システムの機能構成の概略を示すブロック図である。 部品表情報の構成を示す模式図である。 部品表情報共有システムの動作を説明するフォローチャートである。 変形例にかかる部品表情報の構成を示す模式図である。
符号の説明
1 …ホストコンピュータ
3 …端末装置
11 …部品表情報記憶部
13 …設定情報記憶部
15 …マスターデータ作成部
21 …読出部
23 …変更部

Claims (1)

  1. 設計段階の製品について、その製品に使用される部品に関する部品表情報を有し、設計完了後に製品の製造を管理するために用いる所定のマスターデータを部品表情報から作成するホストコンピュータと、このホストコンピュータに接続されて部品表情報を読み出す端末装置とを有する部品表情報共有システムにおいて、前記ホストコンピュータは、各部品について品目番号、品目名称、加工購買区分、親品目番号、子品目番号、工程番号、及び素材とを少なくとも含む部品表情報を書き換え可能に記憶する部品表情報記憶手段を備え、前記端末装置は、部品表情報記憶手段から部品表情報を読み出す読出手段と、読み出された部品表情報を変更し、部品表情報記憶手段に更新して記憶させる変更手段とを備え、 前記読出手段と前記変更手段とは汎用の表計算ソフトウエアで構成され、さらに、前記ホストコンピュータは、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、予め初期値が設定されている設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、所定のマスターデータに変換するために必要な各部品の情報であって、部品表情報が不足しているものに対応する設定情報の初期値を部品表情報に補充し、かつ、補充された部品表情報から所定のマスターデータに変換する機能を有し、所定のマスターデータとして、品目番号と品目名と加工購買区分との関連を示す品目マスターデータと、品目番号と親品目番号と子品目番号との関連を示す親子関係マスターデータと、品目番号と工程番号との関連を示す工順マスターデータと、品目番号と素材との関連を示す素材マスターデータとを少なくとも含むマスターデータ作成手段とを備え、前記マスターデータ作成手段は汎用のデータベースソフトウエアで構成されていることを特徴とする部品表情報共有システム。

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