JP4423590B2 - 滴下装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収式冷凍機やボイラ等で用いられる流下液膜式熱交換器に設置する滴下装置に係り、特に構成部品数の削減、組立作業の簡略化を図った滴下装置に関する。
従来から、吸収式冷凍機の蒸発器、吸収器内に設置された伝熱管に液を散布して滴下する滴下装置が用いられている。(例えば特許文献1、2参照)
その一つに、吸収冷凍機の蒸発器内で伝熱管に液を分散して滴下する滴下装置がある。この滴下装置は、液を貯留する四角断面の溝を有する長尺のトレイと、そのトレイの側板に取りつけられた導液板とから構成されている。導液板は、トレイの側板内面に接してトレイの液中から立ち上がる内板部分と該内板部分に続いて側板上端で反転して側板外面に接してトレイ下方まで立ち下がる外板部分とからなる一つの板であり、液につかる板の一端からトレイ下方まで立ち下がる板片の他端までトレイの側板の面に接する側に浅い溝状の液通路が、多数、ある間隔をもって並列に成形されている。この導液板においては、トレイ中の液は、毛細管現象により液通路を通じてトレイの側板上端まで上昇し、そこから降下し、他端で液滴となって、伝熱管に落下する。(例えば特許文献1参照)
特許第3387583号公報(第2頁、図5、6) 特許2979379号公報(第2頁左欄、図4、5)
上記のように、従来の滴下装置は、トレイとそれに取り付ける導液板との複数部品からなる上に、特殊な形状の導液板の製造や組立作業などを必要とするためにコストが高くなるという問題があった。
本発明の一課題は、上記問題を解決するために、部品数の低減、組立作業の簡略化を可能にして、製造コストの低減を図った滴下装置を提供することである。
上記一課題を解決するために、本発明の滴下装置は、液を貯留する四角形断面の溝を有するトレイと、トレイの溝の側板の長手方向に沿って間隔を空けて形成された複数の液流出孔と、側板の上部を溝の外側に折り曲げて各液流出孔に対向させ、かつ側板との間に隙間を空けて形成されたガイド板と、ガイド板の下縁に長手方向に沿って間隔を空けて溝の底部より下方に突出して形成された複数の滴下板片を備え、側板と前記ガイド板との隙間は、各液流出孔から流出される液がガイド板の長手方向に広がって隙間に満たされる隙間寸法に形成されていることを特徴とする。
トレイの側板とガイド板間の隙間は側板にもうけた液流出孔の直径の1/8以上1以下の幅で形成することが好ましい。また液流出孔は滴下板片と同じピッチで設ける、あるいは滴下板片のピッチの2倍のピッチで設けてもよい。このように構成された滴下装置において、切欠きの上端をトレイの下面より上方に位置させることが好ましい。
さらに、稀溶液を加熱する再生器と、再生器で生成した冷媒蒸気を液化する凝縮器と、この凝縮器で液化した冷媒を蒸発させて冷媒蒸気を生成する際に二次冷媒を冷却する蒸発器と、この蒸発器で生成された冷媒蒸気を濃溶液に吸収させる吸収器とを有し、再生器、蒸発器及び吸収器のうち少なくとも1つが伝熱管に溶液を滴下する滴下装置として請求項1乃至5のいずれか1項に記載の滴下装置を備えた構成とする。
本発明によれば、トレイの底板、側板、端板とガイド板とを一枚板としてつながるように一体に構成したので、部品数を削減できかつ組立作業を簡略化できる吸収式冷凍機用の滴下装置を提供できる。
以下、本発明を適用してなる滴下装置の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の滴下装置の構成図、図2は一実施形態の滴下装置における液流出孔と液が流通する隙間の寸法関係を説明する図である。
図1を用いて本発明の一実施形態の滴下装置15Aの構成を説明する。図1(a)に滴下装置15Aを正面から見た形状を、図1(b)、(c)には図1(a)のA−A断面、B−B断面の形状を示す。滴下装置15Aは、液を貯留するトレイ1と該トレイ1で溝2の各側壁を構成する各側板4に形成した孔6から流出する液を流下液膜式熱交換器(図7で後述する)上に滴下するように導くガイド板7とから構成される。トレイ1は液を貯留するために四角形断面の溝2を形成する底板3と、その底板3の両側縁から続いて立ち上がる側板4と、底板3の始終端縁から続いて立ち上がる端板5とから構成され、各側板4には底板3からある高さで溝の長手方向に等間隔に多数の液流出孔6が形成されている。ガイド板7はトレイ1の各側板4の上端から続いて反転し側板4と所定幅の隙間11を明けて底板3より下方まで垂下しており、このガイド板7には、トレイの側板4で隣り合う2つの液流出孔6の中間に対向する各位置に、上部が円弧状でかつ下方に開く切欠き8が形成されており、隣り合う2つの切欠き8間の板部分を滴下板片9としている。従って滴下板片9は液流出孔6の下方に位置し、液流出孔6と滴下板片9は同じピッチで設けている。ここで、切欠き8の上端はトレイの側板4に設けた孔6と底板3下面との間の高さに位置し、滴下板片9は底板3より下方に突出している。トレイの側板4とガイド板7間の隙間11を滴下装置全長にわたって容易に保つために、ガイド板7には板表面側がへこんで裏面側に突出する突起10が孔6のピッチの数倍のピッチで形成されている。
滴下量は液流出孔6の直径及び個数、孔6からの液面高さ、側板4とガイド板7間の隙間11によって決まる。液を均一に分散して滴下させるには孔数が多い方がよいが、孔数が多いと孔径を小さくすることになり、液の表面張力の故に所要の滴下量が得られない、あるいは液面高さを大きくしなければならないという不都合が生じる。本発明では最終的に隙間11の幅により滴下量を調整する。
隙間11の幅Lは、図2に示すように、液流出孔の直径:Dとして、1/8(D)以上かつ1D以下とするのがよい。隙間Lが1/8(D)未満では、液流出孔6からの流量がその径Dに見合う流量範囲より少量に制限されることになり、また隙間Lが1Dを越えると、液流出孔6から出た液がトレイの側板とガイド板との間を渡して充満することが困難になる。
なお、上記滴下装置15Aにおいては、ガイド板に形成した切欠き8の上端はトレイの側板4に設けた液流出孔6と底板3下面との間の高さに位置としたが、切欠き8の上端を底板3より下方の位置に置くこともできる。ただし、切欠き8の上端を底板3より下方の位置にした後者の場合、トレイ1がほぼ水平に保持されている限り、隙間11に満たされた液12は各滴下板片9に分散されて滴下するが、トレイ1がその長手方向にある程度傾いたときに液は分散せずにトレイ1の側板4の下縁に沿って流れ下り、トレイの最も低い箇所から集中的に落下する。一方、切欠き8の上端を液流出孔6と底板3下面との間の高さにした前者の場合、トレイが傾斜しても、隙間11に満たされた液12は切欠きにより分割されて滴下板片9に流れる。したがって、後者の滴下装置は前者のそれより設置条件が制限されることになる。また切欠き8の上端の形状は円弧状に限らず、三角形、四角形でもよく、液を分割できればよい。
次に図3により上記滴下装置の製作方法を説明する。図3は滴下装置の平面展開図である。まず、トレイの底を構成する長い短冊形の底板3を中央にして、該底板3の先後端にそれぞれ続く端板5、該底板3の両横にそれぞれ順次続く側板4およびガイド板7を平面に展開した図形の素材を、各側板4で長手方向に並ぶ液流出孔6、各ガイド板7の横エッジ側に長手方向に並ぶ切欠き8及び切欠き8より中央寄りに長手方向に並ぶ突起10の加工を含めて、1枚の鋼板から抜き出す。次に各側板4に対して各ガイド板7をそれら両者間に所定の隙間を形成するように外方向に180°のヘアピン曲げを行うと共に底板3に対して側板4、端板5を内方向に直角曲げを行う。次いで端板5と側板4との合わせ部を接合する。かくして1枚板から一体物の滴下装置が得られる。
図4により一実施形態の滴下装置15Aにおける液の流れを説明する。図4(a)にガイド板7の板面方向から見た液の流れを、図4(b)に溝断面から見た液の流れを示す。トレイ1中に溜まった液12は各液流出孔6から流出してトレイの側板4とガイド板7間の隙間11を満たし、滴下板片9に沿って降下すると共に隙間11内の横方向にも広がって一体の液領域を形成する。そして液領域を形成した液は滴下板片9に沿って降下し、滴下板片9の先端で液滴12aとなって滴下する。
このように滴下装置15Aを、トレイ1から液流出孔6を通じて流出した液はトレイ1の側板4とガイド板7間の隙間11に広がって液領域を形成し、そこから滴下板片9を通じて滴下するように構成したので、局部的にある液流出孔が詰まってそこの液流出が止まっても、それを補うように他の液流出孔からの液が液領域を形成するので、所定の滴下性能を維持できる。なお、滴下板片9は液流出孔6の直下に位置するが、全体的に横方向にずれた位置にしてもよく、ただ均等に配置されていればよい。それは液流出孔6を有する側板4と滴下板片9を有するガイド板間の隙間11に液領域が形成されるからである。
次に図5を参照して本発明の別の実施形態の滴下装置15Bについて説明する。図5(a)に滴下装置15Bを正面から見た形状を、図5(b)、(c)には図5(a)のA−A断面、B−B断面の形状を示す。滴下装置15Bは、機能的には前述の滴下装置15Aと同様に、トレイとガイド板とから構成されている。滴下装置15Bのトレイは滴下装置15Aのトレイ1と構成は同じであるので、その構成要素には同一の符合を付す。一方、滴下装置15Bのガイド板17は、滴下装置15Aのガイド板7とは、構造上、トレイ1に設けた孔6に対する切欠き及び滴下板片の位置を異にしている。従って、ここでは滴下装置15Bのガイド板17について説明し、トレイ1の説明を省略する。
滴下装置15Bのガイド板17はトレイ1の各側板4の上端から続いて反転し側板4と所定の隙間11をもってトレイ1の底板3より下方まで垂下する。ガイド板17には、トレイの側板4に設けた液流出孔6に対向する位置と、隣り合う2つの孔6の中間に対向する位置に、上部が円弧状でかつ下方に開く切欠き18が形成されており、隣り合う2つの切欠き18間の板部分を滴下板片19としている。ここで、切欠き18の頂点はトレイの孔6と底板3下面との間の高さに位置し、滴下板片19は底板3より下方に突出している。そしてトレイの側板4とガイド板17間の隙間11を容易に保つためにガイド板17には板表面側がへこんで裏面側に突出する突起10が適宜間隔で形成されている。
別の実施形態の滴下装置15B側板4とガイド板17との間の隙間11は、前述の図2に示すように、液流出孔の直径:Dとして、1/8(D)以上かつ1D以下とする。またこの滴下装置15Bの製作方法は、前述の一実施形態の滴下装置15Aのそれと同じである(図3参照)。
上記の滴下装置15Bにおける液の流れを図6により説明する。図6(a)にガイド板17の板面方向から見た液の流れを、図6(b)に溝断面から見た液の流れを示す。トレイ1内に溜まった液12は各液流出孔6から流出して側板4とガイド板17間の隙間11内に広がり一つの液領域を形成し、そしてこの液領域中の液は各液流出孔6両側で下方に位置する2つの滴下板片19に分流して降下しそれぞれ滴下板片19の先端で液滴となって落下する。
このように滴下装置15Bは、各液流出孔6より流出した液はトレイ1の側板4とガイド板17間の隙間11に広がって液領域を形成し、そこから滴下板片19を通じて滴下するように構成したので、一部液流出孔が詰まってそこからの液流出が止まったとしても、それを補うように他の液流出孔からの液が液領域を形成するので、所定の滴下性能を維持することができる。
なお、上記滴下装置15Bにおいても、滴下装置15Aと同様に、切欠き18の上端を底板3より下方の位置に置くこともできる。ただし、その場合、設置条件が制限されることは前述のとおりである。また切欠き18の上端の形状は円弧状に限らず、三角形、四角形でもよく、液を分割できればよい。また液流出孔6に対する滴下板片19の位置は、液領域の故に、全体的に横方向にずれてもよく、ただ滴下板片19が均等に配置されていればよい。
滴下装置15Bでは液流出孔6と滴下板片19は1対2で対応するが流出孔から流出した液は隙間11内に広がるので、液流出孔と滴下板片との個数比は1対n(n:3以上)とすることも可能である。なお、滴下装置15Aではこの比は1対1である。さらに滴下板片の配置ピッチと液流出孔の配置ピッチの比は1以上、例えば1.5のように整数値でなくてもかまわない。
図7により本発明の実施形態の滴下装置を伝熱管上に設置した流下液膜式熱交換器の一例を説明する。ここでは上記二つの実施形態を代表して実施形態1の滴下装置15Aを用いる。この熱交換器では、縦方向に多段に配列された伝熱管16の1群が横方向に偶数列で設置されており、そして滴下装置15Aは伝熱管の2群に1つの割合で設置されている。滴下装置15Aのトレイ1中の液は、トレイ1側面に設けた一方のガイド板7から2群のうちの一群の伝熱管16に滴下され、他方のガイド板7からは他群の伝熱管16に滴下される。最上段の伝熱管にその長手方向に分散して滴下された液は、管表面で広がりながら順次下段の伝熱管に落下して、各伝熱管表面に液膜を形成する。そして液膜と伝熱管中を通流する熱媒体との間で熱交換が行われる。
図8により、本発明の滴下装置を適用する吸収式冷凍機の一例について説明する。この吸収式冷凍機は、稀溶液を加熱して冷媒を蒸発させて該稀溶液を濃溶液とする再生器21と、再生器21からの冷媒蒸気を冷却して冷媒液とする凝縮器22と、凝縮器22からの冷媒液を二次冷媒と熱交換して蒸発させる蒸発器23と、再生器21からの濃溶液を冷却し、その冷却した濃溶液に蒸発器23からの冷媒蒸気を吸収して稀溶液を生成する吸収器24等を備えている。吸収器24で生成された稀溶液は再生器21に戻され、また二次冷媒は冷房、飲料水などに利用される。本発明の滴下装置は蒸発器23及び吸収器24のいずれか、あるいはその両方に設置される。
再生器21内には稀溶液を分散、滴下する滴下装置27と滴下された稀溶液を加熱する熱媒を通流する伝熱管25が設置されている。加熱された稀溶液から発生する冷媒蒸気は再生器21と連通する凝縮器22に流出し、再生器21の底部に溜まった濃溶液は濃溶液管路39を通じて吸収器24に導かれる。伝熱管25に熱媒を供給する熱媒管28の入り側には熱媒温度の変動を補正するための補助ボイラ26が設けられている。この再生器21は、熱媒として地熱、工業排熱を利用するために滴下装置、伝熱管を設置する特殊な方式であるが、一般的には容器中に稀溶液を溜め、その稀溶液中に伝熱管を浸すプール沸騰式の再生器などが用いられている。
凝縮器22は、再生器21からの冷媒蒸気を冷却する伝熱管33を内部に備えている。伝熱管33通流する冷却水は冷却塔(図示しない)との間を循環する。凝縮器22の底部に溜まった冷媒液は液管路36を通じて蒸発器23に供給される。また、凝縮器22の底部には液管路36と並列に、蒸発器23の液の滴下量を調整すると共に凝縮器22に溜まる液量を調整して濃溶液濃度を調整するために、液流量調整用管路37が連結しており、液流量調整用管路37には液流量調整弁38を設けている。
蒸発器23内には凝縮器22から供給された冷媒液を分散して滴下する滴下装置30と滴下された液と熱交換する二次冷媒を通流させる伝熱管29が設置されている。伝熱管29につながる二次冷媒管42の出側には温度センサ43を設けている。また、蒸発器23は、その内部で発生した冷媒蒸気が通流できるように吸収器24と連通している。
吸収器24内には再生器21から送給された濃溶液を分散、滴下する滴下装置31と、滴下された濃溶液を冷却する伝熱管32が設置されている。この伝熱管32を通流する冷却水は上述の冷却塔(図示しない)との間を循環するように冷却水管路34で連結されている。濃溶液は蒸発器23から流入した冷媒蒸気を吸収して稀溶液となって吸収器24の底部に溜り、稀溶液はそこから稀溶液管路41を通じて、該管路41に設けたポンプ44により再生器21の滴下装置27に戻される。稀溶液が再生器21に戻る途中、稀溶液管路41内の稀溶液と濃溶液管路39内の濃溶液との間で熱交換を行う熱交換器45を設けている。
上記の吸収式冷凍機の蒸発器、吸収器は、それぞれ滴下装置と伝熱管とを備える流下液膜式熱交換器である。ここで伝熱管として、図7に示す直管で構成されるものの他に、小径から大径まで巻き径の異なるコイルを同軸的に配置した多重コイルも用いられる。実際にはレーストラック形の多重コイルも用いられる。したがって、滴下装置も伝熱管の形状に合わせたものが用いられることになるが、このような伝熱管への滴下装置にも本発明を適用できる。そしてこれら滴下装置は、吸収式冷凍機の蒸発器、吸収器に適用するばかりでなく、ボイラ等の様々な流下液膜式熱交換器等に適用することができる。
以上述べたように、本発明の各実施形態の滴下装置は、トレイの底板、側板および端板とガイド板の全部品がつながるように一体物として構成したので、一枚板から製作でき、これにより部品数の削減、及び組立作業の簡略化に効果がある。
本発明の一実施形態の滴下装置の構成図である。 実施形態1の滴下装置における液流出孔と液の流通する隙間の寸法関係を説明する図である。 本発明の一実施形態の滴下装置の製作方法をその平面展開図形を用いて説明する図である。 一実施形態の滴下装置における液の流れを説明する図である。 本発明の別の実施形態の滴下装置の構成図である。 本発明の別の実施形態2の滴下装置における液の流れを説明する図である。 本発明の実施形態1の滴下装置を備える流下液膜式熱交換器の模式図である。 本発明の実施形態1の滴下装置を備える吸収冷凍機の構成図である。
符号の説明
1 トレイ
2 溝
3 底板
4 側板
5 端板
6 液流出孔
7 ガイド板
8 切欠き
9 滴下板片
11 隙間
15A、15B 滴下装置
17 ガイド板
18 切欠き
19 滴下板片

Claims (3)

  1. 液を貯留する四角形断面の溝を有するトレイと、該トレイの溝の側板の長手方向に沿って間隔を空けて形成された複数の液流出孔と、前記側板の上部を前記溝の外側に折り曲げて前記各液流出孔に対向させ、かつ前記側板との間に隙間を空けて形成されたガイド板と、該ガイド板の下縁に前記長手方向に沿って間隔を空けて前記溝の底部より下方に突出して形成された複数の滴下板片を備え、
    前記側板と前記ガイド板との隙間は、前記各液流出孔から流出される液が前記ガイド板の長手方向に広がって前記隙間に満たされる隙間寸法に形成されている滴下装置。
  2. 請求項1に記載の滴下装置において、
    前記ガイド板には、前記側板に向かって突出させた突起が設けられていることを特徴とする滴下装置。
  3. 稀溶液を加熱する再生器と、前記再生器で生成した冷媒蒸気を液化する凝縮器と、該凝縮器で液化した冷媒を蒸発させて冷媒蒸気を生成する際に二次冷媒を冷却する蒸発器と、該蒸発器で生成された冷媒蒸気を濃溶液に吸収させる吸収器とを有し、前記再生器、前記蒸発器及び前記吸収器のうち少なくとも1つが伝熱管にを滴下する滴下装置として請求項1又は2に記載の滴下装置を備えたことを特徴とする吸収式冷凍機。
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