JP4422758B2 - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に使用されるスパークプラグに関する。
自動車エンジン等の内燃機関用のスパークプラグは、例えば軸線方向に延びる中心電極と、その外側に設けられた絶縁体と、当該絶縁体の外側に設けられた筒状の主体金具と、基端部が前記主体金具の先端面に接合された接地電極とを備える。一般に、接地電極は、断面略矩形状をなし、その先端部内側面が前記中心電極の先端部と対向するように曲げ返されて配置され、これにより中心電極の先端部及び接地電極の先端部間に火花放電間隙が形成される。尚、近年では、中心電極の先端部や、接地電極の先端部に、それぞれ貴金属合金よりなるチップ(貴金属チップ)を接合することで、耐火花消耗性の向上が図られているものもある。
前記主体金具の外周面には、ねじ部が形成されている。スパークプラグは、当該ねじ部において、エンジンのシリンダヘッドに形成された雌ねじを備えるプラグホールに螺着されることで、取付けられる。しかし、スパークプラグの取付状態において、混合気が接地電極の背面に当たるような位置関係になってしまった場合、接地電極が混合気の火花放電間隙への流入を阻害するおそれがある。その結果、着火性にバラツキが生じてしまうおそれがある。
これに対し、2以上の接地電極を有するタイプにおいて、各接地電極の断面を略円形状(つまり略円柱状)とするという技術がある(例えば、特許文献1参照)。このように断面を略円形状とすることで、混合気が接地電極の背面に当たるような位置関係になった場合であっても、混合気がその内側に廻り込んで、火花放電間隙に混合気が到達しやすいものとなる。
特開平11−121142号公報
ところで、昨今では、過給器や可変動弁系などを組み合わせることにより、高圧縮比、高出力のエンジンが開発されている。さらには、インジェクタの開発により高圧縮状態にある筒内に燃料を高圧噴射するスプレーガイドタイプなどと称される直噴エンジンも知られるようになってきている。こういったエンジンにあっては、筒内の温度が著しく高温となる傾向にあり、かかる高温条件下において筒内噴射が行われると、高温に晒された接地電極に、比較的低温の燃料が直撃するケースも起こりうる。この場合、接地電極のうち燃料の直撃した箇所における結晶粒が、粒界から脱落してえぐられるといった現象(いわゆる「虫食い現象」)が起きてしまうことが懸念される。
ところが、上述のように断面が略円形状の接地電極を有するタイプのスパークプラグにあっては、上記燃料直撃に伴う虫食いをさらに助長してしまう傾向がある。そのメカニズムについては必ずしも定かではないが、例えば図8(b)に示すように、接地電極の背面側が湾曲面になっている場合において、当該湾曲面に燃料が直撃したとする。この場合、燃料のもつ熱衝撃ベクトル(図中矢印参照)が1箇所に集中しやすく、このことが一因となって虫食い現象が起こるのではないかと考えられる。すなわち、非常に高温となっている接地電極先端部分の湾曲面状をなす背面側に燃料が直撃することで、当該直撃した部位が局所的に急激に冷却されることとなり、当該部分に虫食い現象が生じてしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、着火性の飛躍的な向上を図るとともに、混合気の流入方向による影響を受けにくくすることができ、かつ、燃料直撃による虫食い現象を抑制することのできる内燃機関用スパークプラグを提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各構成を項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグは、
軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
基端が前記主体金具の先端部に接合され、先端が前記軸線に向けて曲げられて配置された接地電極とを備え、
前記中心電極の先端部及び前記接地電極の先端部間に火花放電間隙を有する内燃機関用スパークプラグであって、
前記接地電極のうち、
前記絶縁体に面する側とは反対側の外周側面であって、かつ、前記軸線側の先端部分には前記軸線側の先端面から前記接地電極の長手方向に沿って0.2mm以上の長さを有する平坦面が形成されるとともに、
当該平坦面を除く前記絶縁体に面する側とは反対側の外周側面には凸状の湾曲面が形成されており、
前記接地電極のうち前記軸線と平行に延びる部位における前記接地電極の長手方向の中心軸に直交する第1断面に関し、断面積をS1、周長をL1とし、
前記接地電極のうち前記軸線と直交する方向に延び、前記平坦面を含む部位における前記接地電極の長手方向の中心軸に直交する第2断面に関し、断面積をS2、周長をL2としたとき、
0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995
を満たすことを特徴とする。
尚、「前記絶縁体に面する側とは反対側の外周側面には凸状の湾曲面が形成され」とあるのは、接地電極を背面側から見たとき、当該視認される部位が湾曲面になっていることを意味する。従って、「前記軸線と前記接地電極の長手方向の中心軸とを含む面方向において、前記接地電極を外側から視認したとき、視認される接地電極の外周側面が外側に膨出する湾曲面となっている」といった表現に置き換えることも可能である。それ故、例えば、断面矩形状の接地電極の背面側両側の角部を湾曲状に面取りしたような場合(図12(d)参照)には、両角部間の面取りされていない面は依然として平面であり、凸状の湾曲面(外側に膨出する湾曲面)とはいえない。
また、接地電極(の本体部)の先端部、中心電極(の本体部)の先端部に貴金属チップが設けられていてもよい。双方に貴金属チップが設けられている場合には、相対向する貴金属チップ間で火花放電間隙が形成される。また、いずれか一方にのみ貴金属チップが設けられていてもよい。中心電極にのみ貴金属チップが設けられている場合には、相対向する貴金属チップと接地電極との間で火花放電間隙が形成され、接地電極にのみ貴金属チップが設けられている場合には、相対向する貴金属チップと中心電極との間で火花放電間隙が形成される。さらに、いずれにも貴金属チップを設けないこととしてもよい。この場合には、中心電極と接地電極との間で火花放電間隙が形成される。
上記構成1によれば、基本的には、中心電極側とは反対側の外周側面には凸状の湾曲面が形成されているため、混合気が接地電極の背面(外周側面)に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気が接地電極の内側に廻り込んで、火花放電間隙に混合気が到達しやすい。そのため、着火性や火炎伝播性の向上を図ることができる。
また、接地電極先端部分は、接地電極のうちでも最も高温となっている部位であり、その外周面側に燃料が直撃することが想定される。この点、構成1では、絶縁体に面する側とは反対側の外周側面であって、かつ、軸線側の先端部分には軸線側の先端面から接地電極の長手方向に沿って0.2mm以上の長さを有する平坦面が形成されている。従って、噴射された燃料が前記平坦面に直撃した場合であっても、燃料のもつ熱衝撃ベクトルが集中しにくく、接地電極の結晶粒子が界面から脱落することが起こりにくいものとなる。その結果、虫食い現象を抑制することができる。
さらに、前記平坦面は、所定の幅を有している必要があるのは勿論のこと(例えば0.4mm〜1.2mm、より望ましくは0.5mm〜1.0mm、さらに望ましくは0.6mm〜0.7mm)、軸線側の先端面から接地電極の長手方向に沿って0.2mm以上の長さを有している必要がある。長さが0.2mm未満の場合には、結晶粒子の脱落が起こりやすくなってしまい、虫食い現象が効果的に抑制されないものとなってしまうおそれがある。
また特に、接地電極のうち軸線と平行に延びる部位における前記接地電極の長手方向の中心軸に直交する第1断面に関し、断面積をS1、周長をL1とし、接地電極のうち軸線と直交する方向に延び、平坦面を含む部位における前記接地電極の長手方向の中心軸に直交する第2断面に関し、断面積をS2、周長をL2としたとき、0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995を満たしていることから、上述の虫食い現象を抑制することができるという作用効果がより確実に奏される。尚、(S2/L2)/(S1/L1)<0.950の場合、或いは、(S2/L2)/(S1/L1)>0.995の場合には、平坦面を形成することによる作用効果をさほど期待できず、虫食い現象が起こりやすいものとなってしまう。
また、着火性等の更なる向上を図るという観点、及び、上記作用効果をより有効とならしめるという観点からは、次の構成2とするのが望ましい。
構成2.本構成のスパークプラグは、構成1に記載の内燃機関用スパークプラグにおいて、
前記接地電極の前記外周側面の前記凸状の湾曲面は、断面円弧状をなしており、当該円弧の曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下であることを特徴とする。
構成2によれば、混合気が接地電極の背面(外周側面)に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気が接地電極の内側に廻り込みやすく、火花放電間隙に混合気が一層到達しやすい。そのため、より一層の着火性や火炎伝播性の向上を図ることができる。また、当該円弧の曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下となっており、当該曲率半径の湾曲面が接地電極の先端まで延びている場合には、上述した虫食い現象が起こりやすい。かかる意味で、平坦部以外の湾曲面を構成する円弧の曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下の場合に、虫食い現象を効果的に抑制できるといえる。これに対し、円弧の曲率半径が0.5mm未満の場合には、接地電極の長手方向の中心軸と表面との距離が短いものとなるため、表面からの放熱の影響が大きく、接地電極の先端部分の温度がさほど高くなりにくい。そのため、燃料直撃による虫食い現象が起こりにくいといえる。一方、円弧の曲率半径が1.0mmを超える場合には、平坦面との差がそれほど大きくはならず、燃料のもつ熱衝撃ベクトルが集中しにくいといえる。そのため、この場合にも燃料直撃による虫食い現象が起こりにくいといえる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、スパークプラグ1を示す一部破断正面図である。なお、図1では、スパークプラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ1の先端側、上側をスパークプラグ1の後端側として説明する。
スパークプラグ1は、長尺状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って軸孔4が貫通形成されている。そして、軸孔4の先端部側には中心電極5が挿入、固定され、後端部側には端子電極6が挿入、固定されている。軸孔4内における中心電極5と端子電極6との間には、抵抗体7が配置されており、この抵抗体7の両端部は導電性のガラスシール層8,9を介して、中心電極5と端子電極6とにそれぞれ電気的に接続されている。
中心電極5は、絶縁碍子2の先端から突出し、端子電極6は絶縁碍子2の後端から突出した状態でそれぞれ固定されている。また、中心電極5には、その本体部の先端に、イリジウムを主成分とする貴金属チップ(中心電極用貴金属チップ)31が溶接により接合されている。
一方、絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、軸線CL1方向略中央部において径方向外向きに突出形成されたフランジ状の大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12と、当該中胴部12よりも先端側においてこれより細径に形成され、内燃機関(エンジン)の燃焼室に晒される脚長部13とを備えている。絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、脚長部13を含む先端側は、筒状に形成された主体金具3の内部に収容されている。そして、脚長部13と中胴部12との連接部には段部14が形成されており、当該段部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その外周面にはスパークプラグ1をエンジンのシリンダヘッドに取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されている。ねじ部15の後端側の外周面には座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。さらに、主体金具3の後端側には、主体金具3をシリンダヘッドに取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
また、主体金具3の内周面には、絶縁碍子2を係止するための段部21が設けられている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3の後端側から先端側に向かって挿入され、自身の段部14が主体金具3の段部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって固定される。なお、絶縁碍子2及び主体金具3双方の段部14,21間には、円環状の板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、燃焼室内に晒される絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との隙間に入り込む燃料空気が外部に漏れないようにしている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、主体金具3の先端面26には、接地電極27が接合されている。すなわち、接地電極27は、前記主体金具3の先端面26に対しその基端部が溶接されるとともに、先端側が前記軸線CL1側に曲げ返されて、その先端面が中心電極5の先端部(本実施形態では中心電極用貴金属チップ31の先端面)とほぼ対向するように配置されている。また、本実施形態では、当該接地電極27(の本体部)には、前記貴金属チップ31の先端面に対向するようにして貴金属チップ32が設けられている。より詳しくは、当該貴金属チップ32は、接地電極27本体部の内周側面に対し、レーザー溶接或いは電子ビーム溶接で接合されているとともに、当該内周側面から軸線CL1に沿って突出している(図2参照)。そして、これら貴金属チップ31,32間の隙間が火花放電間隙33となっている。つまり、本実施形態では、軸線CL1方向にほぼ沿って火花放電が行われるようになっている。
尚、図2に示すように、中心電極5の本体部は、銅又は銅合金からなる内層5Aと、ニッケル(Ni)合金からなる外層5Bとにより構成されている。中心電極5の本体部は、その先端側が縮径されるとともに、全体として棒状(円柱状)をなし、その先端面が平坦に形成されている。ここに円柱状をなす上記貴金属チップ31を重ね合わせ、さらにその接合面外縁部に沿ってレーザー溶接、或いは、電子ビーム溶接等を施すことにより貴金属チップ31と中心電極5本体部とが溶け合い、溶融部41が形成される。すなわち、貴金属チップ31は、中心電極5本体部先端に対し、溶融部41で固着されることで接合されている。
一方、接地電極27本体部は、内層27A及び外層27Bからなる2層構造となっている。本実施形態における外層27Bは、インコネル600やインコネル601(いずれも登録商標)等のニッケル合金で構成されている。これに対し、内層27Aは、前記ニッケル合金よりも良熱伝導性金属である銅合金或いは純銅で構成されている。当該内層27Aの存在によって、熱引き性の向上が図られている。そして上述のとおり、接地電極27用の貴金属チップ32は、その内周側面に当接させられた上でレーザー溶接、或いは、電子ビーム溶接等が施されることにより貴金属チップ32と接地電極27本体部とが溶け合い、溶融部42が形成される。すなわち、貴金属チップ32は、接地電極27本体部内周面側に対し、溶融部42で固着されることで接合されている。尚、レーザー溶接、或いは、電子ビーム溶接以外にも、抵抗溶接で接合することとしてもよい。
また、上記中心電極5用の貴金属チップ31がイリジウムを主成分としている点については言及したが、接地電極27用の貴金属チップ32は、例えば白金を主成分とし、20質量%のロジウムを含有する貴金属合金により構成されている。但し、これらの素材構成はあくまでも例示であって、上記記載に何ら限定されるものではない。これら貴金属チップ31,32は、例えば次のようにして製造される。まず、主成分をイリジウム、或いは白金とするインゴットを用意し、上述した所定の組成となるよう各合金成分を配合・溶融し、当該溶融合金に関し再度インゴットを形成し、その後、当該インゴットについて熱間鍛造、熱間圧延(溝ロール圧延)を施す。その後、線引き加工を施すことで、棒状素材を得た後、それを所定長に切断することで、それぞれ円柱状の貴金属チップ31,32が得られる。
さて、本実施形態では、接地電極27に特徴を有しており、以下には、当該特徴部分についてより詳細に説明する。
図3,4,5に示すように、本実施形態における接地電極27(本体部)は、基本的には断面円形状をなしている。また、これとともに、接地電極27のうち、中心電極5側とは反対側の(絶縁碍子2に面する側とは反対側の)外周側面であって、かつ、軸線CL1側の先端部分には軸線CL1側の先端面27sから接地電極27の長手方向に沿って0.2mm以上の長さを有する平坦面51が形成されている。本実施形態における平坦面51は、接地電極27の先端部分の背面側の一部が切削加工等で切り欠かれることで形成されているが、例えばプレス加工等で形成されていてもよい。
また、接地電極27のうち軸線CL1と平行に延びる部位における接地電極27の長手方向の中心軸に直交する第1断面(例えば図6のJ−J断面)に関し、断面積をS1、周長をL1とし(図7(a)参照)、接地電極27のうち軸線CL1と直交する方向に延び、前記平坦面51を含む部位における接地電極27の長手方向の中心軸に直交する第2断面(例えば図6のK−K断面)に関し、断面積をS2、周長をL2としたとき(図7(b)参照)、0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995を満たしている。
また、本実施形態では、前記第1断面[接地電極27が断面円形状をなす点については上述したが、当該円(外周側面の円弧)]の曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下となるよう設定されている。
次に、上記のように構成されてなるスパークプラグ1の製造方法について説明する。まず、主体金具3を予め加工しておく。すなわち、円柱状に形成された金属素材(例えばS15CやS25Cといった鉄系素材やステンレス素材)を冷間鍛造加工により貫通孔を形成し、概形を製造する。その後、切削加工を施すことで外形を整え、主体金具中間体を得る。
一方で、断面円形状の接地電極27の中間体を製造する。すなわち、接地電極27の中間体は、未だ屈曲前の直棒状のものである。当該屈曲前の接地電極27は、例えば次のようにして得られる。
すなわち、内層27Aを構成する金属材料よりなる芯材と、外層27Bを構成する金属材料よりなる有底筒状体とを用意する(いずれも図示略)。そして、有底筒状体の凹部に対し、芯材を嵌入することにより、カップ材を形成する。次に、当該2層構造をもつカップ材に関し、冷間にて細化加工を施す。冷間での細化加工としては、例えば、ダイス等を用いた線引き加工、雌型等を用いた押出成形加工等により、細径化された棒状体が形成される。
続いて、前記主体金具中間体の先端面に、屈曲前、チップ接合前の接地電極27(棒状体)を抵抗溶接により接合する。尚、抵抗溶接に際してはいわゆる「ダレ」が生じるので、その「ダレ」を除去する作業が行われる。
その後、主体金具中間体の所定部位に、ねじ部15が転造によって形成される。これにより、屈曲前の接地電極27の溶接された主体金具3が得られる。主体金具3等には、亜鉛メッキ或いはニッケルメッキが施される。尚、耐食性向上を図るべく、その表面に、さらにクロメート処理が施されることとしてもよい。
また、前記接地電極27の先端部分に関し、切削又はプレスといった加工を行うことで前述の平坦面51を形成する。当該切削又はプレス加工は、ねじ部15の転造の後段階に行われてもよいし、前段階に行われてもよい。ねじ部15の転造の前段階に行われる場合には、主体金具中間体への溶接の前段階に行われてもよいし、後段階に行われてもよい。
一方で、上述のように、円柱状の貴金属チップ32を形成しておき、当該貴金属チップ32を接地電極27の内周側面に対し、レーザー溶接、或いは、電子ビーム溶接、或いは抵抗溶接により接合する。尚、溶接をより確実なものとするべく、当該溶接に先だって溶接部位のメッキ除去が行われたり、或いは、メッキ工程に際し溶接予定部位にマスキングが施されたりする。勿論、貴金属チップ32或いは接地電極27の内周側面のうち一方が他方の当接面に倣うよう適宜加工を施してもよい。また、当該貴金属チップ32の溶接を、後述する組付けの後(曲げ加工の前)に行うこととしてもよい。
一方、前記主体金具3とは別に、絶縁碍子2を成形加工しておく。例えば、アルミナを主体としバインダ等を含む原料粉末を用い、成形用素地造粒物を調製し、これを用いてラバープレス成形を行うことで、筒状の成形体が得られる。得られた成形体に対し、研削加工が施され整形される。そして、整形されたものが焼成炉へ投入され焼成されることで、絶縁碍子2が得られる。
また、前記主体金具3、絶縁碍子2とは別に、中心電極5を製造しておく。すなわち、Ni系合金が鍛造加工され、その中央部に放熱性向上を図るべく銅芯が設けられる。そして、その先端部には、上述した貴金属チップ31が、レーザー溶接等により接合される。
そして、上記のようにして得られた貴金属チップ31が接合された中心電極5と、端子電極6とが、やはり図示しないガラスシールによって前記絶縁碍子2の軸孔4へ封着固定される。ガラスシールとしては、一般的にホウ珪酸ガラスと金属粉末とが混合されて調製されたものが用いられる。そして先ず中心電極5を絶縁碍子2の軸孔4へ挿通した状態とし、前記調製されたシール材が絶縁碍子2の軸孔4に注入された後、後方から前記端子電極6が押圧された状態とした上で、焼成炉内にて焼き固められる。尚、このとき、絶縁碍子2の後端側の胴部表面には釉薬層が同時に焼成されることとしてもよいし、事前に釉薬層が形成されることとしてもよい。
その後、上記のようにそれぞれ作製された中心電極5及び端子電極6を備える絶縁碍子2と、直棒状の接地電極27を備える主体金具3とが組付けられる。より詳しくは、比較的薄肉に形成された主体金具3の後端部に対し、冷間加締めや熱間加締めが行われることで、周方向から絶縁碍子2の一部が主体金具3に取り囲まれるようにして保持される。
そして、最後に、直棒状の接地電極27を曲げ返すことで、中心電極5(の貴金属チップ31)及び接地電極27(の貴金属チップ32)間の前記火花放電間隙33を調整する加工が実施される。
このように一連の工程を経ることで、上述した構成を有するスパークプラグ1が製造される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、接地電極27が円柱状をなしている。すなわち、接地電極27のうち、絶縁碍子2に面する側とは反対側の外周側面に凸状の湾曲面が形成されていることとなる。このため、図4に示すように、混合気が接地電極27の背面(外周側面)に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気が接地電極27の内側に廻り込んで、火花放電間隙33に混合気が到達しやすい。そのため、着火性や火炎伝播性の向上を図ることができる。
また、接地電極27先端部分は、接地電極27のうちでも最も高温となっている部位であり、その外周面側に燃料が直撃することが想定される。この点、本実施形態では、絶縁碍子2に面する側とは反対側の外周側面であって、かつ、軸線CL1側の先端部分には軸線CL1側の先端面から0.2mm以上の長さを有する平坦面51が形成されている。従って、例えば図8(a)に示すように、噴射された燃料が前記平坦面51に直撃した場合であっても、燃料のもつ熱衝撃ベクトル(図中矢印参照)が1点に集中しにくく、接地電極27の結晶粒子が界面から脱落することが起こりにくいものとなる。その結果、虫食い現象を効果的に抑制することができる。
ここで、上記効果を確認するべく、種々のサンプルを作製し、種々の評価を試みた。その実験結果を以下に記す。
まず第1に、平坦面51の長さをA(mm)とし、当該長さA(mm)を種々変更するとともに、第1断面及び第2断面の、断面積たるS1及びS2、周長たるL1及びL2を種々変更した接地電極を有するスパークプラグのサンプルを作製した。そして、各サンプルに関し、耐久試験を実施した。より詳しくは、各サンプルを2.0L、筒内直接噴射(DI)エンジンに取付け、高速道路模擬走行パターンを920時間継続実施(約10万km走行した場合に相当する試験を実施)した。そして、耐久試験の前と後とで、接地電極先端面から2.0mmまでにおけるCTスキャン画像に基づき断面積を計測した。その場合における試験前後の断面積比を求め、最小の断面積比を評価することとした。この場合において、断面積比が小さい場合には、えぐれ度合いが大きい、つまり虫食い現象が起きやすいといえる。図9に、(S2/L2)/(S1/L1)に対する耐久試験前後の断面積比の関係を示す。
同図からも明らかなように、平坦面51の長さであるA(mm)が0.2mmを下回る場合(例えば0.1mmの場合)には、試験前後における断面積比が著しく小さいものとなってしまった。これは、平坦部が十分でないことから、結晶粒子の脱落が起こり、虫食い現象が起こってしまったことによるものと考えられる。一方、平坦面51の長さであるA(mm)が0.2mm以上の場合には、断面積比の低下が起こりにくく、効果的に虫食い現象を抑制できることが明らかとなった。
特に、A≧0.2mmの場合において、0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995を満たす場合には、断面積比の低下がほとんど起こらず、虫食い現象が飛躍的に抑制できることが明らかとなった。逆に、A≧0.2mmを満たす場合であっても、(S2/L2)/(S1/L1)<0.950の場合、或いは、(S2/L2)/(S1/L1)>0.995の場合には、断面積比の低下が起こってしまうことが明らかとなった。
次に、上記断面積比が低下することによるプレイグニッションの影響を検証するべく、断面積比に対する、プレイグニッションが発生したときの点火時期(゜CA)の関係を検討した。その結果を図10に示す。尚、プレイグニッションが発生したときの点火時期を計測するべく、排気量2.0L、6気筒のエンジンを用い、スロットル全開条件下一定の点火時期にて運転を継続していき、プレイグニッションが発生したときの点火時期を測定した。同図に示すように、断面積比が0.995以上の場合には、プレイグニッションの発生する点火時期が、フル進角に相当するBTDC33(゜CA)であったのに対し、断面積比が0.995を下回る場合には、プレイグニッションの発生する点火時期がより遅角側、つまり、より緩やかな条件たる点火時期においてプレイグニッションが発生してしまった。このことから、断面積比が0.995を下回る範囲[(図9では0.995よりも下側、図10では0.995よりも右側]が、耐プレイグニッションレベルが低下する範囲であるといえる。
尚、虫食い現象が起こると(断面積比が低下)すると、えぐれた部位の周囲が尖った形状となり、かかる尖った部分がいわば熱だまりとなりやすい。そのため、その部分がより高温となり、所期の点火時期よりも前に、前記高温部分が起点となって着火燃焼が起こってしまう(プレイグニッション)。この点、A≧0.2mmの場合において、0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995を満たすことで、断面積比を0.995以上とすることができ、ひいては耐プレイグニッションレベルの低下を抑制できるといえる。
次に、平坦面51の長さたるA(mm)を0.3mmに固定し、接地電極の半径(外周面側の曲率半径に等しい)を種々変更するとともに、第1断面及び第2断面の、断面積たるS1及びS2、周長たるL1及びL2を種々変更した接地電極を有するスパークプラグのサンプルを作製した。そして、各サンプルに関し、上記第1の試験と同様の耐久試験を実施した。尚、この場合において、接地電極として、その半径(=外周面側の曲率半径)R(mm)が、「0.4(mm)」、「0.5(mm)」、「0.8(mm)」、「1.0(mm)」、「1.1(mm)」のものを用いた。その結果を図11に示す。
図11に示すように、0.5(mm)≦R≦1.0(mm)を満たすサンプルについては、0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995の範囲で断面積比の低下を防止でき、ひいては虫食い現象を抑制できることが明らかとなった。
これに対し、R<0.5(mm)の場合、R>1.0(mm)の場合には、虫食い現象自体が起こりにくく、平坦面を設け、0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995とすることの意義が小さいといえる。尚、R<0.5(mm)の場合には、接地電極の長手方向の中心軸と表面との距離が短いものとなるため、表面からの放熱の影響が大きく、接地電極の先端部分の温度がさほど高くなりにくいため、虫食い現象が起こりにくいと考えられる。一方、R>1.0(mm)の場合には、平坦面との差がそれほど大きくはならず、燃料のもつ熱衝撃ベクトルが集中しにくいため、虫食い現象が起こりにくいと考えられる。
尚、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施形態では、平坦面51を除き、断面円形状をなす接地電極27を用いることとしているが、必ずしも断面円形状に限られるものではなく、外周側面に凸状の湾曲面が形成されていればよい。従って、例えば図12(a),(b),(c)に示すように、接地電極27のうち、外周面側が断面円弧状をなしている一方で、内周面側が平坦面を有するような断面形状であってもよい。すなわち、同図矢印方向に示すように、接地電極27を背面側(外周面側)から見たとき、当該視認される部位が湾曲面になっていればよい。但し、例えば、図12(d)に示すように、断面矩形状の接地電極の背面側両側の角部を湾曲状に面取りしたような場合には、両角部間の面取りされていない面(同図太線で示す部位)は依然として平面であり、凸状の湾曲面とはいえない。
(b)上記実施形態では、接地電極27、中心電極5の双方ともに、貴金属チップ31,32を有する場合について具体化されているが、いずれか一方にのみ貴金属チップが設けられていてもよい(例えば、図13に示すように、中心電極5にのみ貴金属チップ31を設け、接地電極27側の貴金属チップを省略することとしてもよい)。中心電極5にのみ貴金属チップ31が設けられている場合には、相対向する貴金属チップ31と接地電極27との間で火花放電間隙33が形成される。また逆に、接地電極27にのみ貴金属チップ32が設けられている場合には、相対向する貴金属チップ32と中心電極5との間で火花放電間隙33が形成されることとなる。さらに、いずれにも貴金属チップを設けないこととしてもよい。この場合には、中心電極5と接地電極27との間で火花放電間隙33が形成されることとなる。
(c)上記実施形態では、貴金属チップ32は、接地電極27の内周側面に溶接されており、貴金属チップ32の軸線CL1方向における端面(図2の下端面)が、中心電極用貴金属チップ31の先端面と対向して配置された構成が採用されている。すなわち、前記軸線CL1方向にほぼ沿って火花放電が行われるタイプのスパークプラグに具体化されている。これに対し、図14,15に示すように、接地電極27の先端面27sから軸線CL1に向けて突出し、中心電極用貴金属チップ31の外周(或いは中心電極5の外周)と、貴金属チップ32との間の隙間が火花放電間隙33となるように構成してもよい。つまり、この場合には、軸線CL1方向と直交する方向にほぼ沿って(いわば横方向に)火花放電が行われる。
(d)さらに、図16に示すように、内側面が平坦面27fとなっている略かまぼこ型の接地電極27の前記平坦面27fに対し、その先端面から中心電極に向かって突出するようにして、角柱状の貴金属チップ321を接合することとしてもよい。また、同図に示すように、貴金属チップ321の一部が前記平坦面27fに対し埋没するようなかたちで接合(例えば抵抗溶接)することとしてもよい。
(e)上記実施形態では、1本の接地電極27が設けられたスパークプラグについて例示されているが、2本以上の接地電極を有するタイプのスパークプラグに具現化することもできる。
(f)上記実施形態では、説明の便宜上、接地電極27(本体部)や中心電極5(本体部)を単なる2層構造をなすものとして説明しているが、3層構造或いは4層以上の多層構造をなしていてもよい。また、複層構造ではなく、単層構造をなしていてもよい。
本実施形態のスパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 スパークプラグの部分拡大断面図である。 接地電極の背面(外周側面)等を示すスパークプラグの部分側面図である。 スパークプラグの部分平面図である。 接地電極等を示す部分斜視図である。 第1断面、第2断面等の外面を説明する図であって、接地電極等の部分正面図である。 (a)は接地電極の第1断面を示す図6のJ−J線断面図であり、(b)は接地電極の第2断面を示す図6のK−K線断面図である。 (a)は本実施形態の燃料直撃時のメカニズムを説明する概念図であり、(b)は従来技術における燃料直撃時のメカニズムを説明する概念図である。 (S2/L2)/(S1/L1)に対する試験前後の断面積比の関係を示すグラフである。 断面積比に対するプレイグニッション発生時の点火時期の関係を示すグラフである。 接地電極の曲率半径を変更させた場合における(S2/L2)/(S1/L1)に対する試験前後の断面積比の関係を示すグラフである。 (a)〜(c)は別の実施形態における接地電極の断面形状を示す模式図であり、(d)は本実施形態に含まれない態様を示す模式図である。 別の実施形態におけるスパークプラグを示す部分拡大断面図である。 別の実施形態におけるスパークプラグを示す部分拡大断面図である。 別の実施形態における接地電極等を示す部分斜視図である。 別の実施形態における接地電極等を示す部分斜視図である。
符号の説明
1…スパークプラグ、2…絶縁碍子、3…主体金具、5…中心電極、27…接地電極、27s…先端面、33…火花放電間隙、51…平坦面。

Claims (2)

  1. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
    基端が前記主体金具の先端部に接合され、先端が前記軸線に向けて曲げられて配置された接地電極とを備え、
    前記中心電極の先端部及び前記接地電極の先端部間に火花放電間隙を有する内燃機関用スパークプラグであって、
    前記接地電極のうち、
    前記絶縁体に面する側とは反対側の外周側面であって、かつ、前記軸線側の先端部分には前記軸線側の先端面から前記接地電極の長手方向に沿って0.2mm以上の長さを有する平坦面が形成されるとともに、
    当該平坦面を除く前記絶縁体に面する側とは反対側の外周側面には凸状の湾曲面が形成されており、
    前記接地電極のうち前記軸線と平行に延びる部位における前記接地電極の長手方向の中心軸に直交する第1断面に関し、断面積をS1、周長をL1とし、
    前記接地電極のうち前記軸線と直交する方向に延び、前記平坦面を含む部位における前記接地電極の長手方向の中心軸に直交する第2断面に関し、断面積をS2、周長をL2としたとき、
    0.950≦(S2/L2)/(S1/L1)≦0.995
    を満たすことを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  2. 前記接地電極の前記外周側面の前記凸状の湾曲面は、断面円弧状をなしており、当該円弧の曲率半径が0.5mm以上1.0mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用スパークプラグ。
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