JP4421241B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4421241B2
JP4421241B2 JP2003302623A JP2003302623A JP4421241B2 JP 4421241 B2 JP4421241 B2 JP 4421241B2 JP 2003302623 A JP2003302623 A JP 2003302623A JP 2003302623 A JP2003302623 A JP 2003302623A JP 4421241 B2 JP4421241 B2 JP 4421241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
forming
insulating film
base
bipolar transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003302623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005072438A (ja
Inventor
浩二 米村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2003302623A priority Critical patent/JP4421241B2/ja
Publication of JP2005072438A publication Critical patent/JP2005072438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4421241B2 publication Critical patent/JP4421241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の製造方法、詳しくはバイポーラトランジスタとCMOSトランジスタとが共通の半導体基板に形成されるBiCMOSと称される半導体装置の製造方法に関する。
従来、共通のシリコン基板上にCMOSとバイポーラトランジスタとを形成してなるBiCMOSは、1チップ上に多機能なシステムを構築できるデバイスとしてアナログ・デジタル混在LSIに広く使用されている。
近年、BiCMOSにおいては、多機能化に伴い、低消費電力性能および高機能化の要求が高まっており、高性能なバイポーラトランジスタと微細CMOSを低コストで共通のシリコン基板上に形成する必要がある。
特に、バイポーラトランジスタにおいては、高速低消費電流性能の要求が高く、セルフアライン技術や微細加工技術の進歩により高速低消費電流化が図られているが、より一層の高速低消費電流化のために選択的気相エピタキシャル成長により形成したSiGe層をベースに用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下、SiGeHBTという)が注目を集めている。このSiGeHBTは、薄いベース層の形成、傾斜型のGeプロファイルによる電界加速効果及び狭バンドギャップ効果により、高周波特性に優れ、且つベース抵抗を低減することができ、BiCMOSに広く応用されてきている。
しかしながら、選択的気相エピタキシャル成長法によるベース形成技術は、イオン注入法によるベース形成技術に比べて、特性の均一性で劣っている。すなわち、選択的気相エピタキシャル成長法によりベースを形成したSiGeHBTとイオン注入法によりベースを形成した通常のバイポーラトランジスタ(以下、BJTという)と比較すると、選択的気相エピタキシャル成長法によりベースを形成したSiGeHBTは、トランジスタ特性のウェーハ面内ばらつき及びウェーハ間相対ばらつきが大きく、製造歩留まりの悪化が懸念される。このばらつきの問題は、特に製造ウェーハの大口径化及び近年のシステムの高精度化に伴い、顕著な問題としてクローズアップされてきている。
一方、高速低消費電流性能に優れたSiGeHBTとCMOSから形成されるBiCMOSに、イオン注入ベースを有するBJTを組み込むには、そのベース形成方法の違いから工程が複雑になり、製造コストの増大の招く問題がある。
この問題を解決するBiCMOSの製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示のBiCMOSの製造方法では、シリコン基板表面のnチャンネル型及びpチャンネル型MOSFET(以下、MOSという)の形成部にゲート絶縁膜を介してゲート電極をそれぞれ形成し、このゲート電極をマスクにして、p型及びn型ソース/ドレイン領域をそれぞれ形成する。
次に、シリコン基板上に全面的に第1の絶縁膜を形成し、HBTの形成部の第1の絶縁膜に開口を形成した後、シリコン基板上に全面的にHBTベース層を構成するp型の高不純物濃度のSiGe膜による第1半導体層とエミッタ層を構成するn型の低不純物濃度のシリコン膜による第2半導体層とを順次エピタキシャル成長して積層構造の半導体層を形成する。
続いて、この積層構造の半導体層をパターンニングして、第1の絶縁膜の開口上の単結晶部分による動作領域と、これより第1の絶縁膜上に跨る多結晶部分のベース引出し領域とを残して他部をエッチング除去する。
次に、シリコン基板上面に全面的に第2の絶縁膜を形成し、パターニングして、第2半導体層上の、HBTの動作領域のエミッタ形成部上とBJTのリンクベース領域の一部上とにそれぞれ開口を形成し、このBJT上の開口を通じて、BJTの真性ベース領域を形成した後、シリコン基板上に全面的にn型不純物を含む多結晶シリコン層を形成する。
次に、多結晶シリコン層中のn型不純物を第2半導体層と真性ベース領域上とに、開口を通じて注入してそれぞれエミッタ領域を形成した後、多結晶シリコン層をパターニングして、それぞれエミッタ引出し電極を形成する。
その後、各エミッタ引出し電極をマスクとして、第2の絶縁膜及び第1の絶縁膜に対して異方性エッチングを行って、各ゲート電極の側面にサイドウォールを形成した後、そのゲート電極とサイドウォールとをマスクとしてn型の高濃度ソース/ドレイン領域を形成する。
最後に、例えば全面的にリフロー膜を形成し、HBTのエミッタ引出し電極及びベース引出し電極上と、コレクタ電極取出し領域上と、BJTのエミッタ引出し電極上と、ベース領域上と、コレクタ電極取出し領域上と、更に各pMOS及びnMOSの各ゲート電極上と、高濃度ソース/ドレイン領域上とにそれぞれコンタクト窓を形成し、これらのコンタクト窓を通じて各部にコンタクトし、層間絶縁層を形成して多層配線層の形成、保護絶縁膜等の形成を行いBiCMOSを形成している。
特開2000−340648号公報(第5頁―第7頁、図1−図10)
ところで、従来のBiCMOSの製造方法は、非選択的気相エピタキシャル成長法を利用しSiGeHBTの製造を簡易化し、製造工程数低減と信頼性向上を図るようにしたものであるが、以下のような問題がある。
まず、ベース層及びエミッタ層を非選択的エピタキシャル成長法により積層形成しており、また、CMOSのゲート電極を先に形成し、その後BJT及びSiGeHBTのエミッタ電極を形成しているため、製造工程が長くて複雑であるという問題がある。
さらに、コレクタ電極をシリコン基板に直接コンタクトさせているので、コンタクト形成工程の段差が大きくコンタクトの信頼性低下が懸念される。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、BJT、SiGeHBT及びCMOSを共通の半導体基板上に、簡便な工程で製造することができ、且つコンタクトの信頼性向上が可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体装置の製造方法は、共通の半導体基板にイオン注入ベース型の第1のバイポーラトランジスタとSiGeベースヘテロ接合型の第2のバイポーラトランジスタと、Pチャネル及びNチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタから構成される相補型絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを有する半導体装置の製造方法にあって、前記半導体基板上全面に第1の絶縁膜を形成する第1工程と、前記第1工程の次に、前記第1の絶縁膜上全面に第1の多結晶半導体膜を形成する第2工程と、前記第2工程の次に、前記第1のバイポーラトランジスタ形成部分にイオン注入法によりベース層を形成する第3工程と、前記第3工程の次に、前記第1の多結晶半導体膜及び前記第1の絶縁膜をパターニングして、前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成部分に第1の開口を形成する第4工程と、前記第4工程の次に、前記第1の開口を通じて露出した前記半導体基板表面を含む前記第1の多結晶半導体膜上全面に非選択的気相エピタキシャル成長法によりSiGe層を形成する第5工程と、前記第5工程の次に、前記SiGe層、前記第1の多結晶半導体膜及び前記第1の絶縁膜をパターニングして、前記第1のバイポーラトランジスタ形成部分と前記第2のバイポーラトランジスタのコレクタ層表面部を露出させる第6工程と、前記第6工程の次に、前記半導体基板上全面に第2の絶縁膜を形成した後、この第2の絶縁膜をパターニングして、前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成予定部分における前記SiGe層を覆い、その部分以外の前記第2の絶縁膜を除去する第7工程と、前記第7工程の次に、前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成予定部分における前記SiGe層部分上の前記第2の絶縁膜に第2の開口を形成する第8工程と、前記第8工程の次に、前記第2の開口を含む前記半導体基板上全面に不純物含有の第2の多結晶半導体膜を形成する第9工程と、前記第9工程の次に、前記第2の開口を通じて前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成予定部分における前記SiGe層にエミッタ層をそれぞれ形成する第10工程と、前記第10工程の次に、前記第2の多結晶半導体膜をパターニングして、前記コレクタ層表面部にコレクタ引出し電極、前記エミッタ層にエミッタ電極及び前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極形成予定部にゲート電極部をそれぞれ形成する第11工程と、前記第11工程の次に、前記ゲート電極部をマスクに前記相補型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ形成部分上の前記SiGe膜、前記第1の多結晶半導体膜及び第1の絶縁膜をパターニングする第12工程と、前記第12工程の次に、前記ゲート電極部により自己整合的にPチャネル及びNチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ形成部分に、低濃度ソース/ドレイン領域をそれぞれ形成する第13工程と、前記第13工程の次に、前記半導体基板上全面に第3の絶縁膜を形成した後、前記エミッタ電極、前記コレクタ引出し電極及び前記ゲート電極部の側壁に、サイドウォールスペーサをそれぞれ形成する第14工程と、前記第15工程の次に、前記サイドウォールスペーサを有するエミッタ電極をマスクにして前記第2の絶縁膜部分をパターニングして前記第1のバイポーラトランジスタにおける前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタにおける前記SiGe層表面部を露出する第16工程と、前記第16工程の次に、前記イオン注入ベース層表面部、前記SiGe層表面部及び前記ソース/ドレイン領域にベース電極及びソース/ドレイン電極をそれぞれ形成する第17工程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、BJT,SiGeHBT及びCMOSを共通の半導体基板上に簡便な工程で製造することができ、且つコンタクトの信頼性を向上できる
以下、本発明の実施例に係るBiCMOSの製造方法について、図1乃至図11を参照して説明する。
本実施例においては、共通の半導体基板に半導体素子として、通常の構成によるBJTと、SiGeによるSiGeHBTと、Nチャンネル型MOS及びPチャンネル型MOSによるCMOSとが形成されたBiCMOSを製造する場合である。図1乃至図11は本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図である。
図1に示すように、P型シリコン基体11上にN型エピタキシャル層12が形成されたシリコン基板10が用意される。
このシリコン基板10には、高耐圧用BJT形成部分Bと高速用SiGeHBT形成部分Hとに跨って、高不純物濃度のN型埋め込み領域13が形成されている。これらのN型埋め込み領域13は、例えば、通常のPEP技術とイオン注入技術によりシリコン基板10中に選択的にN型不純物をイオン注入することにより形成する。また、P型シリコン基板11上にN型エピタキシャル層12をエピタキシャル成長する前に、P型シリコン基板11の表面にN型不純物を拡散しておくことにより形成する。
次に、このシリコン基板10の表面全面に第1の酸化膜、窒化シリコン膜及びTEOS膜(図示せず)を順次積層形成した後、通常のPEP技術とエッチング技術を用いてシリコン基板10上の、BJT形成部分B、SiGeHBT形成部分H、CMOS形成部分Cを各々取り囲むように、ディープトレンチ14aを形成し、ディープトレンチ14a内に絶縁材料14bを埋め込むことによりディープトレンチ素子分離層(以下、単にディープ分離層という)14を形成する。このディープ分離層14によりN型埋め込み層13は、BJT用のN型埋め込み層13aとHBT用のN型埋め込み層13bとに分離される。
さらに、通常のPEP技術とエッチング技術によりディープ分離層14上の、BJT形成部分B及びSiGeHBT形成部分Hにおける後述の電極引出し層形成部分を素子分離するために必要な部分、並びにCMOS形成部分CのPチャンネル型MOSFET(以下、単にpMOSという)形成部分PとNチャンネル型MOSFET(以下、単にnMOSという)形成部分Nとを素子分離するために、シャロートレンチ15aを形成し、このシャロートレンチ15a内に絶縁膜材料15bを埋め込むことによりシャロートレンチ素子分離層(以下、単にシャロー分離層という)15を形成する。
なお、このシャロー分離層15の形成には、通常のPN接合分離技術またはLOCOS技術を用いても構わない。
次に、BJT形成部分B及びSiGeHBT形成部分Hに通常のイオン注入技術を用いてN型コレクタ引出し層16a及び16bをN型埋め込み層13a及び13bにそれぞれ到達するように形成する。
次に、通常のPEP技術及びイオン注入技術を用いて、CMOS形成部分CのnMOS形成領域NにP型不純物をイオン注入してPウエル層17を形成する。また、pMOS形成領域PにN型不純物をイオン注入してNウエル層18を形成する。
次に、図2に示すように、このように形成されたシリコン基板10の表面全面に、例えば、通常の熱酸化技術により第1の絶縁膜としてのゲート絶縁膜20を厚さ9nm成膜し、連続して通常のCVD技術によりCMOS形成部分Cのゲート絶縁膜20を保護するために第1の多結晶シリコン膜21を厚さ100nm成膜する。
さらに、通常のPEP技術により第1のフォトレジスト22aをパターニングして、BJT形成部分Bのベース領域を形成する部分に開口を形成した後、この第1のフォトレジスト22aをマスクとして、通常のイオン注入技術によりN型エピタキシャル層12の表面に、P型不純物のボロン(B)を、例えば加速電圧30KeV、注入量6×1013/cmで注入し、BJTのP型ベース拡散層30を形成する。その後、PEP技術で用いた第1のフォトレジスト22aをアッシング処理により剥離する。
次に、図3に示すように、通常のPEP技術により新たな第2のフォトレジスト22bをパターニングして、SiGeHBT形成部分Hのベース領域を形成する部分に開口を形成した後、この第2のフォトレジスト22bをマスクとして、通常のエッチング技術によりSiGeHBT形成部分Hのベース領域の多結晶シリコン膜20及びゲート酸化膜21をエッチング除去し、第1の開口W1を形成する。
次に、図4に示すように、PEP技術で用いた第2のフォトレジスト22bをアッシング処理により剥離した後、気相エピタキシャル成長法により、非選択的に8×1018/cmのボロンB濃度のP型SiGeベースエピタキシャル層31を形成する。このベースエピタキシャル層31は、気相エピタキシャル成長が横(水平)方向にも行われるため、第1の開口W1内のベース領域以外の多結晶シリコン膜20部分上にも形成される。
次に、図5に示すように、通常のPEP技術により第3のフォトレジスト22cを用いて、SiGeHBT形成部分Hのコレクタ引き出し層16b及びBJT形成部分Bのみを開口した後、この第3のフォトレジスト22cをマスクとして通常のエッチング技術によりベースエピタキシャル層31及び多結晶シリコン膜21をエッチング除去する。連続して、バッファードフッ酸処理により、ゲート酸化膜20をエッチング除去する。その後、PEP技術で用いた第3のフォトレジスト22cを剥離する。
次に、図6に示すように、CVD技術により、シリコン基板10の表面全面に、第2の絶縁膜としての酸化シリコン膜23を厚さ50nm成膜する。更に、通常のPEP技術により第4のフォトレジスト22dをパターニングして、BJT形成部分Bのエミッタ領域及びSiGeHBT形成部分Hのエミッタ領域を形成する部分にそれぞれ第2の開口W2を形成する。この時、バイポーラトランジスタのベース押し出し効果(カーク効果)を抑制するためのSIC(Selective Implanted Collector)24をイオン種リンPを加速電圧150KeV、注入量2×1012/cmで注入しても構わない。
さらに、反応性異方エッチング(以下、RIEという)技術によりBJT形成部分Bのエミッタ領域及びSiGeHBT形成部分Hのエミッタ領域の酸化シリコン膜23をエッチング除去する。この時、ベース領域へのRIEダメージを回避するため、20nm程度の酸化シリコン膜23の残膜が残るように制御する。その後、PEP技術で用いた第4のフォトレジスト22dを剥離する。
次に、図7に示すように、通常のPEP技術により、第5のフォトレジスト22eをパターニングして、BJT形成部分Bのベース領域及びエミッタ領域とSiGeHBT形成部分Hのベース領域及びエミッタ領域を第5のフォトレジスト22eで覆い、この第5のフォトレジスト22eをマスクとして、それ以外の酸化シリコン膜23を通常のエッチング技術によりエッチング除去する。その後、PEP技術で用いた第5のフォトレジスト22eをアッシング処理にて除去する。
次に、図8に示すように、ベース領域にダメージが入らないようバッファードフッ酸処理をシリコン基板10全面に施して、BJT形成部分B及びSiGeHBT形成部分Hのエミッタ領域の酸化シリコン膜23の残膜を完全に除去する。
更に、通常のCVD技術により第2の多結晶シリコン膜33をシリコン基板10全面に厚さ200nm成膜し、通常のイオン注入技術により砒素(As)を加速電圧40KeV、注入量1×1016/cmで、砒素(As)濃度が1×1020/cm程度になるように注入する。更に、通常のRTA技術により990℃,20secの熱処理を行い、BJT形成部分B上の酸化シリコン膜23の第2の開口W2及びSiGeHBT形成部分H上の酸化シリコン膜23の第2の開口W2を通じて砒素(As)を注入し、BJT形成部分Bのエミッタ領域25及びSiGeHBT形成部分Hのエミッタ領域26をそれぞれ形成すると共にエミッタ不純物を活性化する。
次に、図9に示すように、通常のPEP技術により、第6のフォトレジスト22fがBJT形成部分BとSiGeHBT形成部分Hのコレクタ電極引出し部とエミッタ電極引出し部及びCMOS形成部分Cのゲート電極部の形成予定領域上のみ覆うようにパターニングする。
次に、このフォトレジスト22fをマスクとして通常のRIE技術により、多結晶シリコン膜33をエッチングし、BJT形成部分B及びSiGeHBT形成部分Hに各々コレクタ電極引出し部34及びエミッタ電極引出し部35を形成すると同時に、更に、CMOS形成部分Cにおける第1の多結晶シリコン膜21及びSiGeベースエピタキシャル層31をエッチングしてCMOS形成部分Cにゲート電極部36を形成する。また、これによりSiGeHBT形成部分H上にのみSiGeエピタキシャル層31が残され、最終的にSiGeHBTのSiGeベース層となる。その後、PEP技術で用いた第6のフォトレジスト22fをアッシング処理にて除去する。
次に、図10に示すように、通常のPEP技術により、フォトレジスト(図示せず)がBJT形成部分BとSiGeHBT形成部分H及びnMOS形成部分Nを覆うようにパターニングし、pMOS形成部分PにはボロンBを通常のイオン注入法により適切な条件で注入し、P型低濃度ソース/ドレイン領域(以下P型LDD部という)37を形成する。同様にフォトレジスト(図示せず)がBJT形成部分BとSiGeHBT形成部分H及びpMOS形成部分Pを覆うようにパターニングし、nMOS形成部分Nにはリン(P)を通常のイオン注入法により適切な条件で注入し、N型低濃度ソース/ドレイン領域(以下N型LDD部という)38を形成する。
なお、言うまでもなく、N型LDD部38を先に形成し、P型LDD部37をその後に形成することもできる。
次に、図11に示すように、P型シリコン基板10全面に酸化シリコン膜(図示せず)を成膜し、通常のRIE技術により、コレクタ電極引出し部34とエミッタ電極引出し部35及びゲート電極部36の側面にサイドウォールスペーサ39を形成する。このサイドウォールスペーサ39の形成時にBJT形成部分Bにおけるベース層30、及びSiGeHBT形成部分HにおけるSiGeエピタキシャル層(ベース層)31上の所定部分の酸化シリコン膜23をエッチングしてベース引出し部27を露出する。また、CMOS形成部分CにおけるLDD部37、38上のゲート酸化膜20を除去する。
さらに、通常のPEP技術によりフォトレジスト(図示せず)がBJT形成部分BとSiGeHBT形成部分H及びnMOS形成部分Nを覆うようにパターニングし、pMOS形成部分Pに、通常のイオン注入技術により、BF2を加速電圧40KeV、注入量5×1015/cmの条件で注入し、P型高濃度ソース/ドレイン領域40を形成する。同様にして、通常のPEP技術によりフォトレジスト(図示せず)がBJT形成部分BとSiGeHBT形成部分H及びpMOS形成部分Pを覆うようにパターニングし、nMOS形成部分Nに、通常のイオン注入技術により、砒素(As)を加速電圧40KeV、注入量5×1510/cmの条件で注入し、N型高濃度ソース/ドレイン領域41を形成する。
なお、言うまでもなく、N型ソース/ドレイン領域41を先に形成し、P型ソース/ドレイン領域40をその後に形成することもできる。
次に、図12に示すように、通常のスパッタ技術により、シリコン基板10全面に、チタン(図示せず)を厚さ100nm成膜し、さらに、RTA技術により、650℃、30secの条件で、コレクタ電極引出し部34上面とP型ベース拡散層30上面とエミッタ電極引出し部35上面とSiGeエピタキシャル層31上面とゲート電極36上面とP型高濃度ソース/ドレイン領域40及びN型高濃度ソース/ドレイン領域41表面上に自己整合的にシリサイデーション反応を行う。
次に、通常の酸によるエッチングにより、未反応のチタン(図示せず)を除去した後、再度RTA法により800℃、30secの条件で相転移反応を行い低抵抗化することでサリサイド工程を終了し、BJT形成部分B及びSiGeHBT形成部分Hのコレクタ電極引出し部34上面とエミッタ電極引出し部35上面とベース引出し部27上面とCMOS形成部分Cのゲート電極部36上面とソース/ドレイン領域40、41上面に自己整合的にチタンシリサイド層42が形成される。
次に、図示はしないが、周知の方法で、シリコン基板10全面に表面保護のための絶縁膜を成膜し、電極のためのコンタクトホールを形成し、アルミ電極配線形成することで、BiCMOSが完成する。
この実施例のBiCMOSの製造方法によれば、SiGeHBT形成部分Hのエミッタは、図8に示すように、多結晶シリコン膜33に砒素(As)をイオン注入し、熱処理を行うことによりエミッタ不純物を活性化し形成しているので、従来技術のように、P型SiGeベースエピタキシャル層上にエミッタ形成のためのエピタキシャル成長させる連続のエピタキシャル成長の工程が不要となり工程を簡便にすることができる。
また、図10に示すように、BJT形成部分B及びSiGeHBT形成部分Hのコレクタ電極引出し部34とエミッタ電極引出し部35とCMOS形成部分Cのゲート電極部36を同時に形成することができるので、製造工程を簡便にすることができる。
さらに、従来技術のように、コレクタ電極をシリコン基板10に直接コンタクトさせるのではなく、図10に示すように、コレクタ電極は多結晶ポリシリコン33を利用したコレクタ電極引出し部34を介してコンタクトさせているので、コンタクト形成工程の段差が緩和され、コンタクトの信頼性を向上できる。
なお、本発明は、上述した一実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々、変形して実施できることは勿論である。
本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。 本発明のBiCMOSの製造工程を示す概略工程断面図。
符号の説明
10 シリコン基板
11 P型シリコン基板
12 Nエピタキシャル層
13 N型埋め込み領域
14 ディープトレンチ素子分離層
14a ディープトレンチ
14b、15b 絶縁材料
15 シャロートレンチ素子分離層
15a シャロートレンチ
16 N型コレクタ引出し層
17 Pウェル層
18 Nウェル層
20 ゲート絶縁膜
21、33 多結晶シリコン膜
22 フォトレジスト
23 酸化シリコン膜
25、26 エミッタ領域
27 ベース引出し部
28 ソース・ドレイン引出し部
30 P型ベース拡散層
31 P型SiGeベースエピタキシャル層
34 コレクタ電極引出し部
35 エミッタ電極引出し部
36 ゲート電極部
37 P型低濃度ソース/ドレイン領域
38 N型低濃度ソース/ドレイン領域
39 サイドウォールスペーサ
40 P型高濃度ソース/ドレイン領域
41 N型高濃度ソース/ドレイン領域
42 シリサイド層
B BJT形成部分
H SiGeHBT形成部分
P pMOS形成部分
N nMOS形成部分
C CMOS形成部分

Claims (5)

  1. 共通の半導体基板にイオン注入ベース型の第1のバイポーラトランジスタとSiGeベースヘテロ接合型の第2のバイポーラトランジスタと、Pチャネル及びNチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタから構成される相補型絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを有する半導体装置の製造方法にあって、
    前記半導体基板上全面に第1の絶縁膜を形成する第1工程と、
    前記第1工程の次に、前記第1の絶縁膜上全面に第1の多結晶半導体膜を形成する第2工程と、
    前記第2工程の次に、前記第1のバイポーラトランジスタ形成部分にイオン注入法によりベース層を形成する第3工程と、
    前記第3工程の次に、前記第1の多結晶半導体膜及び前記第1の絶縁膜をパターニングして、前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成部分に第1の開口を形成する第4工程と、
    前記第4工程の次に、前記第1の開口を通じて露出した前記半導体基板表面を含む前記第1の多結晶半導体膜上全面に非選択的気相エピタキシャル成長法によりSiGe層を形成する第5工程と、
    前記第5工程の次に、前記SiGe層、前記第1の多結晶半導体膜及び前記第1の絶縁膜をパターニングして、前記第1のバイポーラトランジスタ形成部分と前記第2のバイポーラトランジスタのコレクタ層表面部を露出させる第6工程と、
    前記第6工程の次に、前記半導体基板上全面に第2の絶縁膜を形成した後、この第2の絶縁膜をパターニングして、前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成予定部分における前記SiGe層を覆い、その部分以外の前記第2の絶縁膜を除去する第7工程と、
    前記第7工程の次に、前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成予定部分における前記SiGe層部分上の前記第2の絶縁膜に第2の開口を形成する第8工程と、
    前記第8工程の次に、前記第2の開口を含む前記半導体基板上全面に不純物含有の第2の多結晶半導体膜を形成する第9工程と、
    前記第9工程の次に、前記第2の開口を通じて前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタのベース形成予定部分における前記SiGe層にエミッタ層をそれぞれ形成する第10工程と、
    前記第10工程の次に、前記第2の多結晶半導体膜をパターニングして、前記コレクタ層表面部にコレクタ引出し電極、前記エミッタ層にエミッタ電極及び前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲート電極形成予定部にゲート電極部をそれぞれ形成する第11工程と、
    前記第11工程の次に、前記ゲート電極部をマスクに前記相補型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ形成部分上の前記SiGe膜、前記第1の多結晶半導体膜及び第1の絶縁膜をパターニングする第12工程と、
    前記第12工程の次に、前記ゲート電極部により自己整合的にPチャネル及びNチャネル型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ形成部分に、低濃度ソース/ドレイン領域をそれぞれ形成する第13工程と、
    前記第13工程の次に、前記半導体基板上全面に第3の絶縁膜を形成した後、前記エミッタ電極、前記コレクタ引出し電極及び前記ゲート電極部の側壁に、サイドウォールスペーサをそれぞれ形成する第14工程と、
    前記第15工程の次に、前記サイドウォールスペーサを有するエミッタ電極をマスクにして前記第2の絶縁膜部分をパターニングして前記第1のバイポーラトランジスタにおける前記イオン注入ベース層及び前記第2のバイポーラトランジスタにおける前記SiGe層表面部を露出する第16工程と、
    前記第16工程の次に、前記イオン注入ベース層表面部、前記SiGe層表面部及び前記ソース/ドレイン領域にベース電極及びソース/ドレイン電極をそれぞれ形成する第17工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ゲート電極部及び前記第2の絶縁膜をマスクとして前記SiGe層及び第1の多結晶半導体膜を除去することにより、前記第2のバイポーラトランジスタの形成部分上にベース層となる前記SiGe層を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の開口を通じて前記第2の多結晶半導体膜から前記イオン注入ベース層及び前記SiGe層に対して前記エミッタ層を形成する不純物注入と、前記コレクタ層表面部に対する不純物注入とを同時に行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記エミッタ層の形成は、前記第2の多結晶半導体膜にエミッタ不純物をイオン注入した後、熱処理してエミッタ不純物を活性化することにより行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記エミッタ電極、前記コレクタ引出し電極及び前記ゲート電極部は、前記第2の多結晶半導体膜のパターニングにより同時に形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
JP2003302623A 2003-08-27 2003-08-27 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4421241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302623A JP4421241B2 (ja) 2003-08-27 2003-08-27 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302623A JP4421241B2 (ja) 2003-08-27 2003-08-27 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005072438A JP2005072438A (ja) 2005-03-17
JP4421241B2 true JP4421241B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=34406853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003302623A Expired - Fee Related JP4421241B2 (ja) 2003-08-27 2003-08-27 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4421241B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012700A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Ckd Corp 小型電磁弁
CN103035576B (zh) * 2012-05-28 2014-10-08 上海华虹宏力半导体制造有限公司 锗硅hbt和cmos器件集成的制造方法和器件结构
CN103050493B (zh) * 2012-09-05 2015-10-14 上海华虹宏力半导体制造有限公司 锗硅多晶硅栅BiCMOS器件及制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005072438A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7871869B2 (en) Extremely-thin silicon-on-insulator transistor with raised source/drain
JP3329640B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US9704967B2 (en) Heterojunction bipolar transistor
US20050095820A1 (en) Technique for forming transistors having raised drain and source regions with different heights
US20050095796A1 (en) Technique for forming a transistor having raised drain and source regions with a reduced number of process steps
US5348896A (en) Method for fabricating a BiCMOS device
JP3638313B2 (ja) 併合された装置を支援するBiCMOS処理工程
JP4421241B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4444786B2 (ja) BiCMOS製造方法
JP3123453B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004079726A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP3038740B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008166431A (ja) 接合型電界効果トランジスタ及びその製造方法及び半導体装置
JP2953061B2 (ja) 高耐圧mosトランジスタとその製造方法
WO2006109221A2 (en) Lateral bipolar transistor
KR100188093B1 (ko) 고속 바이 시 모스 트랜지스터 및 그 제조 방법
JP3062028B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11307771A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH02241057A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JP3902412B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2770576B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5017744B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3956879B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH04372164A (ja) BiCMOS型半導体装置の製造方法
JP2005268261A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050415

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees