JP4420444B2 - 時計 - Google Patents

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本発明は、指針が配置された文字板と、指針を回転させる駆動機構とを備えたアナログ式の時計に関し、駆動機構のバックラッシュに起因する指針と目盛との位置ずれに対処するものである。
指針を駆動する駆動機構は、モータの回転を歯車にて減速し、指針を所定の速度で回転する構成となっている。また通常、駆動機構における歯車には、微量のバックラッシュ(つまり遊び)が設定されており、指針と文字板の目盛との間には、このバックラッシュに起因して位置ずれが生じる場合がある。バックラッシュに起因する指針と目盛との位置ずれは、弾性体や磁性体にて歯車等に適当な負荷をかけることにより、その発生を防止することは可能である。特許文献1乃至3には、負荷によってそのような位置ずれを防止する構成が開示されている。
但し大型の指針になると、比較的大きな負荷が必要となり、バックラッシュに起因する指針と目盛との位置ずれを完全に防止しようとすると、指針を駆動するトルクに悪影響を及ぼしかねない状態となる。また長身の指針であれば、指針と目盛との開きもそれだけ大きくなる訳である。
特に近年では、電波修正時計も広く普及されている。電波修正時計は、秒単位で正確な時刻表示を行うことから、指針と目盛との位置ずれについても、これを低減することの重要性が極めて高い。
特開平8−262153号公報 特開平11−304954号公報 特開2003−121563号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックラッシュに起因する指針と目盛との位置ずれが目立たないように構成された時計を提供することである。
本願第1請求項に記載した発明は、指針が配置された文字板と、前記指針を回転させる駆動機構とを備えた時計において、前記文字板に設ける目盛を部分的にずらすことにより、前記駆動機構のバックラッシュに起因する前記指針と前記目盛との位置ずれを小さくしたものであり、前記バックラッシュに起因して前記指針が回転する角度をX度とするとき、前記バックラッシュに起因して前記指針と前記目盛との位置ずれが発生する部位周辺の目盛を前記指針の回転方向に(X/2)度ずらした構成の時計である。
本願第請求項に記載した発明は、請求項において、前記目盛の基本間隔が6度であるとともに、Xが2度以下である構成の時計である。

本発明によれば、バックラッシュに起因する指針と目盛との位置ずれが目立たないように構成された時計を得ることができる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示す時計1は、アナログ式の壁掛時計又は置時計である。この時計1は、指針たる時針21、分針22、及び秒針23が配置された文字板30と、各指針21,22,23を右回りに回転させる駆動機構40と、文字板30及び駆動機構40を収納する時計ケース50とを備えたものである。時計ケース50は、文字板30を保持する枠体51、及び文字板30の正面に位置する透明板52等にて構成されている。駆動機構40は、文字板30の裏面に配置されている。
駆動機構40は、文字板30を貫通する時針パイプ41、分針パイプ42、及び秒針パイプ43を備え、時針21、分針22、及び秒針23は、各パイプ41,42,43にそれぞれ支持されている。文字板30の中央には、各パイプ41,42,43を貫通する孔部32が設けられている。
また駆動機構40は、不図示のステップモータ及び減速歯車列を備え、時針パイプ41及び時針21を12時間に1回転、分針パイプ42及び分針22を1時間に1回転、秒針パイプ43及び秒針23を1分間に1回転する構成となっている。秒針23は、1秒間隔で基本的に6度ずつステップ運針される。文字板30に設けられた目盛31の基本間隔は6度である。
更に、減速歯車列の要所には弾性体が当接されており、駆動機構40のバックラッシュに起因する指針21,22,23と目盛31との位置ずれは、弾性体の負荷によってある程度抑制されている。但しかかる弾性体の負荷の大きさは、指針21,22,23の大きさや長さに対して小さいものであり、特に秒針23の重心が下降する際には、秒針23と目盛31との位置ずれの発生が不可避となっている。具体的には、秒針23が真上を指すときの角度を0度とすると、秒針23が30度以上回転したところでバックラッシュに起因する秒針23と目盛31との位置ずれが発生する。そして、秒針23が150度以上回転する手前で、弾性体の負荷よってかかる位置ずれが無い状態に復帰する。
尚、このような位置ずれが発生する角度及び解消される角度は、駆動機構40における弾性体の負荷の大きさや、秒針23の大きさや長さによって異なってくる。弾性体の負荷は、指針を駆動するトルクが良好に維持されるように設定される。そして、図3及び図4に示すように、秒針23の角度をθ、秒針パイプ43の回転軸から秒針23の重心Gまでの距離をlg、秒針23の重さをw、秒針パイプ43にかかる負荷トルクをTaとするとき、これらの関係式は、Ta=w×lg×sinθ、となる。負荷トルクTaの最大値を1とすると、角度θが30度及び150度の際の負荷トルクTaは0.5となる。つまり本例では、駆動機構40における弾性体の負荷は、負荷トルクTaの最大値の約半分と釣合う構成となっている。
本例の時計1の特徴は、以上説明した基本構成に加えて、文字板30に設ける目盛31を部分的にずらすことにより、駆動機構40のバックラッシュに起因する秒針23と目盛31との位置ずれを小さくしたことである。より詳細には、バックラッシュに起因して秒針23が回転する角度をX度とするとき、バックラッシュに起因して秒針23と目盛31との位置ずれが発生する部位周辺の目盛31を秒針23の回転方向に(X/2)度ずらしている。すなわち、30度の目盛31(1時を示す目盛)とその次の目盛31との間隔を6+(X/2)度とし、150度の目盛31(5時を示す目盛)とその前の目盛31との間隔を6−(X/2)度としている。30度の目盛31と150度の目盛31との間に位置する19個の目盛31は、秒針23の回転方向に(X/2)度ずれている(図2参照)。
尚、バックラッシュに起因して秒針23が回転する角度Xは2度以下となっている。この角度Xの値は、目盛31の基本間隔6度に対し、現状における駆動機構40の製造技術と、目盛31のずれとを踏まえて設定された合理的な値となっている。かかる構成によれば、目盛31がずれていても、これが不自然に見えることはない。
以下、角度Xを2度として説明する。まず、目盛31をずらさない場合は、バックラッシュに起因して位置ずれが発生すると、目盛31に対する秒針23の位置ずれは+2度となる。これに対し本例においては、バックラッシュに起因して秒針23と目盛31との位置ずれが発生する部位周辺の目盛31を秒針23の回転方向に(X/2)度ずらしているので、位置ずれが発生しても、目盛31に対する秒針23の位置ずれは+1度となる。
また、バックラッシュに起因する位置ずれの発生は、各部の微妙なバランスに影響するため、秒針23が目盛31をずらした部位に進入しても直ちに発生しないことや、指針23が目盛31をずらした部位から脱出する前に解消されることも考えられる。しかるに、そのような場合であっても、目盛31に対する秒針23の位置ずれは−1度であり、目盛31と秒針23との位置ずれは±1度の範囲となる。
このように本例の時計1は、目盛31を部分的にずらすという簡単な構成を以ってして、駆動機構のバックラッシュに起因する秒針23と目盛31との位置ずれを従来の半分になさしめるという顕著な効果を達成してなるものである。尚、本例における各部の構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。電波修正時計においては、本例の構成が特に有効である。
本発明の時計は、バックラッシュに起因する指針と目盛との位置ずれが目立たないように構成されたものであり、壁掛時計や置時計として好適に利用することが可能である。
本発明の実施例に係り、時計を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、文字板を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、秒針を示す説明図である。 本発明の実施例に係り、秒針における負荷トルク−角度特性グラフである。
符号の説明
1 時計
21 時針
22 分針
23 秒針
30 文字板
31 目盛
32 孔部
40 駆動機構
41 時針パイプ
42 分針パイプ
43 秒針パイプ
50 時計ケース
51 枠体
52 透明板

Claims (2)

  1. 指針が配置された文字板と、前記指針を回転させる駆動機構とを備えた時計において、
    前記文字板に設ける目盛を部分的にずらすことにより、前記駆動機構のバックラッシュに起因する前記指針と前記目盛との位置ずれを小さくしたものであり、
    前記バックラッシュに起因して前記指針が回転する角度をX度とするとき、前記バックラッシュに起因して前記指針と前記目盛との位置ずれが発生する部位周辺の目盛を前記指針の回転方向に(X/2)度ずらしたことを特徴とする時計。
  2. 前記目盛の基本間隔が6度であるとともに、Xが2度以下であることを特徴とする請求項1記載の時計。
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