JP4418742B2 - ホイールローダ - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールローダ、さらに詳しくは、車体の後端部にカウンタウエイトおよび燃料タンクを備えたホイールローダに関する。
周知のホイールローダ(例えば、特許文献1参照)は、車体の前端部にバケットのような作業装置を備え、後端部にバランスウエイトであるカウンタウエイトを備えている。このカウンタウエイトの車体内側の底部には燃料タンクを備えている。燃料タンクをこの位置に設けることにより、作業に必要な比較的頻繁な燃料の補給を地上から容易に行なうことができる。また、燃料の充填された燃料タンクはカウンタウエイトとしても機能させることができる。
典型的なホイールローダは、車体の前後中央に位置した運転席と後端のカウンタウエイトおよび底部の燃料タンクの間に、上部に開閉自在なフードを設けたエンジン室を備えている。エンジン室には、エンジンとともにラジエータ、エアクリーナ、作動油タンク、バッテリー、オイルクーラなど、種々の機器・装置が収容されている。
エンジン室のこれらの機器・装置の保守・点検・整備は、上部のフードを開放して行なわれる。
特開2000−291044号公報
上述したとおりの形態の従来のホイールローダには、カウンタウエイトおよび燃料タンクに関連して、次のとおりの改善の望まれている問題がある。
すなわち、エンジン室の底部に位置した機器・装置類について修理・交換などの作業を行なう場合、燃料タンクがエンジン室の底部に比較的大きなスペースを占めて設置されているために、車体の下方からアクセスするのが困難である。
また、ホイールローダの後端の底部は、ホイールローダの典型的な作業である平坦地から斜面の上方に土砂などをかき上げる作業の場合地面と接触しやすい。したがって、燃料タンクを車体の後端底部に設置するには、損傷しないように、タンク自体の十分な補強、アンダーガードの設置などが必要である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、ホイールローダの後端部にカウンタウエイトとともに設置される燃料タンクを、車体の下方から容易に着脱することができるようにするとともに、ホイールローダの典型的な作業であるかき上げ作業時の地面との接触に対し効果的に保護することができるようにした、ホイールローダを提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決するホイールローダとして、車体の後端部に、車体の幅略一杯に形成されたカウンタウエイトと、車体の幅の中央に位置した燃料タンクとを備え、該カウンタウエイトが、その後端面から車体の後輪の方向に向けて下方に伸びた傾斜面と、この傾斜面に燃料タンクを挿通可能に形成された開口部と、開口部の車体の前後方向に伸びる縁部に沿って形成された傾斜面上に突出した突条部とを備えている、ことを特徴とするホイールローダが提供される。
好適には、燃料タンクの一外面が、車載状態において上記の傾斜面と実質上同一面に位置付けられている。また、突条部の稜線は後輪の外径に略接する方向に伸びている。
本発明に従って構成されたホイールローダは、カウンタウエイトの後端面から下方に伸びた傾斜面に燃料タンクを挿通可能に形成した開口部を備え、開口部の縁部に車体の前後方向に伸び傾斜面上に突出した突条部を備えている。したがって、カウンタウエイトの開口部を通し車体の下方から燃料タンクを容易に着脱することができるとともに、カウンタウエイトに設けた突条部によって燃料タンクを地面との接触に対し効果的に保護することができる。
以下、本発明に従って構成されたホイールローダについて、好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
典型的なホイールローダの側面図である図1を参照して説明する。全体を番号2で示すホイールローダは、前輪4が取り付けられた前車体6と、後輪8が取り付けられた後車体10を備えている。前車体6と後車体10とは鉛直軸線12を中心に屈折操向を自在に連結されている。前車体6の前部にはバケットのような作業装置14が備えられ、後車体10の後端部にはバランスウエイトであるカウンタウエイト16が備えられ、カウンタウエイト16の車体内側の底部に燃料タンク18が備えられている。
ホイールローダ2の前後方向(図1の左右方向)における後車体10の前部には、運転席20を有したキャブ22が備えられている。キャブ22とカウンタウエイト16の間には上部に開閉自在なフード24を備えたエンジン室26が形成されている。エンジン室26には、いずれも図示は省略されているが、エンジンとともにラジエータ、エアクリーナ、作動油タンク、バッテリー、オイルクーラなどの機器・装置が収容されている。
図1とともに、ホイールローダ2の後方からカウンタウエイト16および燃料タンク18の部分を見た図2、およびカウンタウエイト16および燃料タンク18の部分拡大断面図である図3を参照して説明する。カウンタウエイト16は、後端面Fから後輪8の方向に向けて下方に伸びた傾斜面Kと、傾斜面Kに燃料タンク18を挿通可能に形成された開口部28と、開口部28の車体前後方向に伸びる縁部30,30に沿って形成された傾斜面K上に突出した一対の突条部32,32を備えている。
カウンタウエイト16は、鋳鉄によって後車体10の後端部を挟み囲う形態に一体的に成形されている。後端面Fには、エンジンの通気口16a、16b、16c、後車体フレームへの取付孔16d、16dを備えている。
開口部28は傾斜面Kの、車体幅方向(図1の紙面に垂直の方向、図2の左右方向)中央部に、燃料タンク18(燃料タンク18については後に詳述する)の幅W1を挿通可能な幅W2で、下端先端側を開放した矩形の一辺を開放した凹状に形成されている。
突状部32について図1〜図3とともに図4を参照して説明する。突条部32は断面を略台形にして縁部30の長さ略一杯に形成されている。
突条部32の稜線Rは、図1に明示されているように、後輪8の外径Dに略接する方向に伸び、この稜線Rと地面Gとによっていわゆる離反角θが形成されている。傾斜面Kもこの稜線Rと略平行に形成されている。
燃料タンク18について図1〜図4とともに図5を参照して説明する。燃料タンク18は直方体に近似した容器状に、成形した鋼板を一体的に溶接接合して形成され、車体前後方向に伸び間隔をおいて平行に配設された一対の側板18a、18aと、この側板18a、18aが立設された底板18bと、底板18bと側板18a、18aにまたがった断面チャンネル形状の本体板18cを備えている。本体板18cの上面に給油管34が先端に開閉キャップ34aを備えて立設されている。
底板18bは、矩形の鋼板を断面山形状に曲げ成形し、燃料タンク18の一外面を形成する山形の一面19が、燃料タンク18を後車体フレーム36に取り付けた状態において傾斜面Kと実質上同一面に位置付けられている(図4)。底板18bは、側板18a、本体板18cよりも厚板によって形成されている。
底板18bは、一対の側板18a、18aそれぞれから車体の幅方向の両側に突出した帯状部38を備えている。燃料タンク18はこの帯状部38に形成されたボルト孔38aを通したボルト42によって後車体フレーム36に取り付けられる。
上述したとおりのホイールローダ2における燃料タンク18の着脱について説明する。燃料タンク18を後車体10から取り外すには、燃料タンク18を地面Gとの間に入れた油圧ジャッキ(図示していない)によって支え、燃料タンク18につながる燃料配管を配管途中のコック(いずれも図示していない)を閉めて外し、取付ボルト42をゆるめて外しカウンタウエイト16の開口28を通して地面Gに降ろす。燃料タンク18の取り付けは逆の手順で行なえばよい。
上述したとおりのホイールローダ2の作用について説明する。
ホイールローダ2は、カウンタウエイト16の後端面Fから下方に伸びた傾斜面Kに燃料タンク18を挿通可能に形成した開口部28を備え、開口部28の縁部30に車体の前後方向に伸び傾斜面K上に突出した突条部32を備えている。したがって、カウンタウエイト16の開口部28を通して車体の下方から燃料タンク18を容易に着脱することができるとともに、カウンタウエイト16に設けた突条部32によって燃料タンク18を地面Gとの接触に対し効果的に保護することができる。
すなわち、エンジン室26の底部に位置した機器・装置類の修理・交換などを行なう場合には、必要により、エンジン室26の底部に大きなスペースを占めて設置されている燃料タンク18をカウンタウエイト16など取り外すことなく容易に着脱することができ、車体の下方からエンジン室26に容易にアクセスすることがきる。
さらに、ホイールローダ2の典型的な作業である平坦な地面Gから斜面の上方に土砂などをかき上げる作業の場合、地面Gと接触しやすい燃料タンク18の部分を保護するようにカウンタウエイト16に突出した突条部32を設けているので、燃料タンク18が地面Gと接触するのを防止できる。したがって、燃料タンク18の過度の補強や、保護のためのアンダーガードの設置の必要がない。
燃料タンク18を車体の後方、カウンタウエイト16の傾斜面Kの部分まで寄せて設置できるので、エンジン室26を広くすることが、また燃料タンク18の容量を大きくすることができ、さらに燃料タンク18をカウンタウエイトとして有効に機能させることができる。
そして、カウンタウエイト16の開口部28に位置する燃料タンク18の一外面19は、車載状態において傾斜面Kと実質上同一面に位置付けられているので、ホイールローダ2の外観、見栄えを損なわない。
また、カウンタウエイト16の突条部32の稜線Rを後輪8の外径Dに略接する方向に伸ばし、稜線Rと地面Gによって離反角θを形成したので、ホイールローダ2の典型的な作業であるかき上げ作業時の地面Gとの接触に対し、より効果的に燃料タンク18を保護することができる。
本発明に従って構成されたホイールローダの側面図。 図1のA−A矢印方向に、ホイールローダの後方からカウンタウエイトおよび燃料タンクの部分を見た図。 図2のB−B矢印方向に見たカウンタウエイトおよび燃料タンクの拡大部分断面図。 図3のC−C矢印方向に見た断面図。 燃料タンクの斜視図。
符号の説明
2:ホイールローダ
6:前車体
8:後輪
10:後車体
16:カウンタウエイト
18:燃料タンク
28:開口部
32:突条部
F:後端面
K:傾斜面
R:稜線

Claims (3)

  1. 車体の後端部に、車体の幅略一杯に形成されたカウンタウエイトと、車体の幅の中央に位置した燃料タンクとを備え、
    該カウンタウエイトが、
    その後端面から車体の後輪の方向に向けて下方に伸びた傾斜面と、
    この傾斜面に燃料タンクを挿通可能に形成された開口部と、
    開口部の車体の前後方向に伸びる縁部に沿って形成された傾斜面上に突出した突条部と
    を備えている、
    ことを特徴とするホイールローダ。
  2. 燃料タンクの一外面が、車載状態において上記の傾斜面と実質上同一面に位置付けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のホイールローダ。
  3. 突条部の稜線が、後輪の外径に略接する方向に伸びている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のホイールローダ。
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