JP4417696B2 - 止水材及びそれを用いた屋根板材の止水構造 - Google Patents

止水材及びそれを用いた屋根板材の止水構造 Download PDF

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Description

本発明は、例えば住宅の屋根に敷設される屋根板材の継ぎ目において、水の滲入を防止するために用いられる止水材及びそれを用いた屋根板材の止水構造に関するものである。
この種の止水材としては、ゴム等の弾性材質で逆U字状に止水材本体を形成し、該止水材本体の内側対向位置に複数の止水弁を形成すると共に、外側両部には1乃至複数の通風溝を形成したものが知られている(特許文献1を参照)。そして、止水材をその開口部から屋根板材の端部に立ち上げられた立上げ部の突き合わせ部分に押し込むようにして装着する。このとき、止水材の複数の止水弁が屋根板材の立上げ部に摺接して止水機能を発揮するようになっている。
特開平7−54448号公報(第2頁及び第3頁)
ところが、従来の止水材は複数の止水弁が屋根板材の立上げ部に対し摺接して装着しやすいように先端ほど内奥部に向くように傾斜している。このため、止水材を屋根板材の立上げ部に装着した後に、止水材の開口端部から内部へ入った水は止水弁の先端と屋根板材の立上げ部との摺接部から内部へ入り込みやすい。止水材の内奥部へ入り込んだ水は、屋根板材の立上げ部の端部から屋根板材の内側へ浸透するおそれがあり、水に対するシール性能に劣るという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、水に対するシール性能を向上させることができる止水材及びそれを用いた屋根板材の止水構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の止水材は、端部を直立させるように折曲げて形成した第1折曲げ部と、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて形成した第2折曲げ部と、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて形成した第3折曲げ部とを備える複数の屋根板材を、第1折曲げ部を対向させて敷設し、屋根板材の第1折曲げ部間に、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを挟入してなる目地部分において、目地部分に装着される断面略Ω状の目地カバーと屋根板材との間に取り付けられる止水材であって、弾性材料により形成された板状の止水材本体を備え、該止水材本体の両側には二又に開いて延びる一対の止水突条を設け、該止水突条は、断面略逆V字状に開いて斜め下方へ延びるものであり、目地カバーの内面に密着すべく外方へ延びる突条と、屋根板材の第3折曲げ部に密着すべく下方へ延びる突条とから形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明の止水材は、端部を直立させるように折曲げて形成した第1折曲げ部と、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて形成した第2折曲げ部と、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて形成した第3折曲げ部とを備える複数の屋根板材を、第1折曲げ部を対向させて敷設し、屋根板材の第1折曲げ部間に、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを挟入してなる目地部分において、目地部分に装着される断面略Ω状の目地カバーと屋根板材との間に取り付けられる止水材であって、弾性材料により形成された板状の直立部と、該直立部の一端部から両側方へ直交して延びる張出し部とにより断面略T字状に形成された止水材本体を備え、前記張出し部の両端には二又に開いて延びる一対の止水突条を設け、該止水突条は、断面略逆V字状に開いて斜め下方へ延びるものであり、目地カバーの内面に密着すべく外方へ延びる突条と、屋根板材の第3折曲げ部に密着すべく下方へ延びる突条とから形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明の止水材は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記止水材本体の下面側であって、前記一対の止水突条における両下方へ延びる突条の間には、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、又は非加硫ブチルゴムから形成される止水体を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明の止水材は、請求項又は請求項に記載の発明において、前記止水材本体の下面であって、前記一対の止水突条における両下方へ延びる突条の間には、屋根板材の第3折曲げ部に密着するように補助止水突条を突設したことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明の屋根板材の止水構造は、建物の屋根の野地板上に複数の屋根板材を並べて敷設すると共に、屋根板材の端部を直立させるように折曲げて第1折曲げ部を形成し、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて第2折曲げ部を形成し、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて第3折曲げ部を形成し、隣接して配置される屋根板材の第1折曲げ部を対向させた状態で、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを屋根板材の第1折曲げ部間に挟入し、アンカークリップのクリップ部を屋根板材の第2折曲げ部に重合すると共に、断面略Ω状の目地カバー内に請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の止水材を収容して屋根板材の端部及びアンカークリップを包み込むように装着し、前記止水突条のうちの外方へ延びる突条を目地カバーの内面に密着させ、下方へ延びる突条を屋根板材の第3折曲げ部に密着させるように構成し、下方へ延びる突条によって屋根板材の第3折曲げ部を下方へ曲げるとともに屋根板材の第3折曲げ部の先端を第1折曲げ部よりも内方に位置させるように構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1から請求項に記載の発明の止水材によれば、例えば目地カバー内に収容され、屋根板材の端部の折曲げ部が対向して形成された目地部分に装着されたとき、一方の止水突条が目地カバー内面に密着し、他方の止水突条が屋根板材の折曲げ部に密着することにより、水に対するシール性能を向上させることができる。
請求項4に記載の発明の止水材によれば、請求項又は請求項に係る発明の効果に加え、例えば補助止水突条が屋根板材の折曲げ部に密着することにより、水に対するシール性能を一層向上させることができる。
請求項5に記載の発明の屋根板材の止水構造によれば、屋根板材の端部の連係部分において比較的簡単な構成で水に対するシール性能を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態につき、図1〜図4を用いて詳細に説明する。
図4は住宅の屋根に敷設される屋根板材の継ぎ目における止水構造を一部破断して示す斜視図である。同図に示すように、屋根板11は構造用合板12上に断熱材としてのパーティクルボード13が接合され、その上に野地板14が接合された3層構造をなし、所定間隔をおいて配設された垂木15に支持されている。この屋根板11の上には図示しないルーフィングップ(油紙)を介して屋根板材16が固定されている。
屋根板材16は端部が直立するように折曲げられて第1折曲げ部17となり、その第1折曲げ部17の先端が外方斜め下へ延びるように折曲げられて第2折曲げ部18となっている。該第2折曲げ部18の先端は更に内方斜め上へ延びるように折曲げられて第3折曲げ部19となっている。図3(a)に示すように、アンカークリップ20は、断面U字形のチャンネル状をなすクリップ本体21と、その開口端部から両外方斜め下へ傾斜して延びるクリップ部としての傾斜クリップ部22とより構成されている。
そして、図3(b)に示すように、隣接する2枚の屋根板材16の第1折曲げ部17を一定間隔をおいて対向させた状態で、アンカークリップ20を第1折曲げ部17間に挟入し、アンカークリップ20の傾斜クリップ部22を屋根板材16の第2折曲げ部18に重合させるようになっている。図3(c)に示すように、その状態でアンカークリップ20の底部に内面側から固定ねじ23をねじ込み、アンカークリップ20を屋根板11及び垂木15に固定するようになっており、この部分が目地部分になっている。
図1に示すように、止水材24は弾性材料としてのEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)により形成され、板状に延びる直立部25と、該直立部25の一端部(上端部)から両側方へ直交して延びる張出し部26とにより断面略T字状に形成された止水材本体27を備えている。直立部25の上部には長さ方向に貫通するワイヤ25aが一体成形され、止水材24を直線状に保持できるようになっている。止水材本体27の張出し部26両端には断面逆V字状をなすように二又に開いて延びる一対の止水突条28が突設されている。更に、張出し部26の止水突条28より基端側内面(下面)には補助止水突条29が直立部25に向くように湾曲して突設されている。直立部25の他端部(下端部)には先端が張出し部26側へ近づくように斜め上方へ傾斜する一対のガイド突条30が突設されている。
図3(c)に示すように、目地カバー31は下端に開口部を有し上部が断面略横長四角状の筒部32と、その両下端部から斜め下方へ延びる一対の脚部33とから断面略Ω状に形成されている。筒部32と脚部33との間は、最もくびれたくびれ部34となると共に、筒部32の下部と脚部33が幅方向に弾性変形するようになっている。筒部32の上壁は水平に延び、両側壁は下方ほど拡幅されるように傾斜する目地カバー31の内部には前記止水材24が張出し部26を上に、ガイド突条30を下にして収容されている。この場合、外側に位置する止水突条28が目地カバー31の内側面に押圧され、目地カバー31の内側面に沿った形状に変形されている。前記屋根板材16、アンカークリップ20及び目地カバー31は、ステンレス鋼、アルミニウムメッキ鋼鈑又は塩化ビニル樹脂被覆鋼鈑により、厚み0.4mmに形成されている。
そして、図2及び図3(c)に示すように、目地カバー31内に上記の止水材24を収容して屋根板材16の端部及びそれらの端部間に挟入されたアンカークリップ20を包み込むように装着されるようになっている。
次に、止水材24を用いて屋根板材16の止水構造を形成する方法及び作用について説明する。
図3(a)に示すように、隣接する屋根板材16の第1折曲げ部17の対向面間の間隔がアンカークリップ20のクリップ本体21外面間の間隔になるように設定して目地部分を形成し、その目地部分にアンカークリップ20を斜めにしながら装着する。このとき、図3(b)に示すように、アンカークリップ20の傾斜クリップ部22が屋根板材16の第2折曲げ部18に重合される。その状態でアンカークリップ20の底部に内面側から固定ねじ23をねじ込み、アンカークリップ20を屋根板11及び垂木15に固定する。一方、目地カバー31内には止水材24が張出し部26を上に、ガイド突条30を下にして収容される。このとき、止水材24の張出し部26上面が目地カバー31の上壁内面に、外側に位置する各止水突条28が目地カバー31の側壁内面に密接して止水材24が目地カバー31内に保持される。
その後、図3(c)に示すように、止水材24が内包された目地カバー31を屋根板材16の目地部分に対して上方から装着する。すなわち、目地カバー31の両脚部33が屋根板材16の両第3折曲げ部19上に載ると、目地カバー31の両脚部33が両第3折曲げ部19の傾斜に沿って拡げられる。目地カバー31を屋根板材16側へ更に押圧すると、図2に示すように、目地カバー31のくびれ部34が屋根板材16の第2折曲げ部18と第3折曲げ部19との間の最も幅広な部分を乗り越え、両くびれ部34の内面側が屋根板材16の第1折曲げ部17の外面に当接して目地カバー31が屋根板材16の端部に取付けられる。
このとき、止水材24の両ガイド突条30の先端外面がアンカークリップ20のクリップ本体21の内面に摺接しながら下降することから、止水材24の直立部25が垂立した状態で安定に移動することができる。しかも、内側に位置する止水突条28は屋根板材16の第3折曲げ部19に当接して該第3折曲げ部19を下方へ曲げると同時に、自らは先端部が第3折曲げ部19に沿うべく外側へ曲がるように変形する。このため、止水突条28は一方が目地カバー31の側壁内面に密着し、他方が屋根板材16の第3折曲げ部19に密着し、目地カバー31の側壁、屋根板材16の第3折曲げ部19及び止水突条28によって密閉空間35が形成される。従って、屋根板材16と目地カバー31との間から水が滲入したとしても、その水は前記密閉空間35に収容され、そこから更に内部へ滲入することが規制される。
加えて、止水材24の補助止水突条29は屋根板材16の第3折曲げ部19に当接し、該第3折曲げ部19に沿って斜め上方へ変形し、その下面が第3折曲げ部19に密着する。このため、補助止水突条29、内側の止水突条28及び第3折曲げ部19によって補助密閉空間37が形成される。従って、万一内側の止水突条28と第3折曲げ部19との間から水が補助密閉空間37内に滲入しても、その水はそこから更に内側へ入り込むのが規制される。更に、目地カバー31の脚部33と屋根板材16の第1折曲げ部17との間が通気部分となり、通気性を良好にすることによって特に夏季において目地カバー31内の過熱が抑制される。従って、止水材24の熱膨張による変形が抑えられる。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態の止水材24によれば、外側に位置する止水突条28が目地カバー31の内側面に密着すると共に、内側に位置する止水突条28が屋根板材16の第3折曲げ部19に当接して密着する。このため、屋根板材16と目地カバー31との隙間から水が滲入したとしても、その水は断面逆V字状をなす止水突条28によってそれ以上内方へ滲入することが規制される。従って、この止水材24により水に対するシール性能を向上させることができる。
・ 止水材24には更に補助止水突条29が突設されており、その補助止水突条29が止水突条28に加えて二重に止水効果を発揮することから、水に対するシール性能を一層向上させることができる。
・ また、止水材24の直立部25の他端部には先端が張出し部26側へ近づくように傾斜する一対のガイド突条30が突設され、止水材24が屋根板材16の目地部分に装着されるとき、両ガイド突条30の先端部がアンカークリップ20の内側面に摺接して挟入され、アンカークリップ20の内側面に沿う形状に変形される。このため、止水材24の直立部25はアンカークリップ20の側壁間の略中央に位置することができ、該直立部25の姿勢を安定に保持することができる。
・ 本実施形態の屋根板材16の止水構造によれば、アンカークリップ20と止水材24が収容された目地カバー31という簡単な構成で、それらを屋根板材16の端部に順に装着することにより、水に対するシール性能を容易に向上させることができる。しかも、目地カバー31は工具を用いることなく容易に装着できることから、止水施工を短期間のうちに行うことができる。
・ 目地カバー31内には止水突条28、補助止水突条29及びガイド突条30を有する止水材24を収容すればよいことから、複数の止水弁が設けられた従来の止水材に比べてその高さを左程高くする必要がなく、屋根の目地部分における外観を良好に維持することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態につき、図5及び図6を用いて詳細に説明する。尚、第2実施形態は主に第1実施形態と異なる部分について説明する。
図5に示すように、第2実施形態の止水材24は第1実施形態の止水材24の補助止水突条29及びガイド突条30が省略され、直立部25も1/3程度に短く形成されている。そして、直立部25の両面、張出し部26の下面及び内側に位置する両止水突条28の間には、一対の止水体38が保持されている。この止水体38は、ブチルゴム(IIR、イソブチレン/イソプレン共重合ゴム)にて形成され、反発弾性が小さく、気体透過性も小さい。第2実施形態の止水材24は、止水材本体27と、止水体38とから構成されている。
尚、図5の二点鎖線で示すように、止水体38の下面、直立部25の下面及び内側に位置する両止水突条28の内側面にわたって仮止めフィルム39が貼着され、使用前に止水体38が直立部25の両面、張出し部26の下面及び内側に位置する両止水突条28の間から外れないようになっている。止水材24の使用時には、この仮止めフィルム39を簡単に剥がすことができるようになっている。
そして、図6に示すように、止水材24が内包された目地カバー31が屋根板材16の目地部分に装着される。このとき、屋根板材16の第3折曲げ部19は内側に位置する止水突条28によって下方へ曲げられると同時に、その先端部が柔軟性のある止水体38内に食い込む。従って、屋根板材16の第3折曲げ部19、内側に位置する止水突条28及び止水体38によって補助密閉空間37が形成され、万一屋根板材16の第3折曲げ部19と内側に位置する止水突条28との間から水が補助密閉空間37に滲入しても、その水が更に内側に入り込むのが規制される。また、止水体38を形成するブチルゴムは密着性に優れていることから、止水体38は直立部25、張出し部26及び止水突条28と十分に密着し、剥れ落ちるのを防止することができる。しかも、止水体38は気体透過性が小さいことから、補助密閉空間37内の水が蒸発して水蒸気となっても止水体38内を透過するおそれを防止することができる。
なお、前記両実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 両実施形態において、直立部25は必ずしも必要ではなく、直立部25を省略して止水材本体27を板状に形成することも可能である。
・ 両実施形態において、止水突条28の断面形状を逆U字状等に開くように形成することもできる。
・ 第1実施形態における補助止水突条29をその先端が外方へ湾曲するように構成することもできる。
・ 第1実施形態において、止水材24のガイド突条30を省略して直立部25を短くすることも可能である。
・ 両実施形態において、屋根板材16の第2折曲げ部18及びアンカークリップ20のクリップ部の折曲げ角度を水平方向にしたり等適宜変更することも可能である。
・ 両実施形態において、屋根板材16、アンカークリップ20及び目地カバー31を亜鉛メッキ鋼鈑等で構成することも可能である。
・ 両実施形態における止水材24を形成する弾性材料として、EPM(エチレン−プロピレン共重合ゴム)等を用いることも可能である。
・ 第2実施形態における止水体38を形成する材料として、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、非加硫ブチルゴム等を用いることも可能である。
・ 第2実施形態において、止水体38を省略することも可能である。
・ 両実施形態において、屋根を構成する建物としては、倉庫、工場、学校、レジャー施設等であってもよい。
更に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記直立部の他端部には先端が張出し部側へ近づくように傾斜する一対のガイド突条を突設したことを特徴とする止水材。このように構成した場合、止水材の直立部の姿勢を安定に保持することができる。
・ 前記第2折曲げ部及びアンカークリップのクリップ部は、斜め下方へ延びるように折曲げられていることを特徴とする屋根板材の止水構造。このように構成した場合、目地カバーが屋根板材の端部から外れるのを抑制することができる。
第1実施形態における止水材を示す断面図。 第1実施形態における屋根板材のシール構造を拡大して示す断面図。 (a)〜(c)は屋根板材のシール構造を形成する工程を分解して示す断面図。 屋根板材のシール構造を破断して示す部分斜視図。 第2実施形態における止水材を示す断面図。 第2実施形態における屋根板材のシール構造を拡大して示す断面図。
符号の説明
14…野地板、16…屋根板材、17…第1折曲げ部、18…第2折曲げ部、19…第3折曲げ部、20…アンカークリップ、21…クリップ本体、22…クリップ部としての傾斜クリップ部、24…止水材、25…直立部、26…張出し部、27…止水材本体、28…止水突条、29…補助止水突条、31…目地カバー。

Claims (5)

  1. 端部を直立させるように折曲げて形成した第1折曲げ部と、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて形成した第2折曲げ部と、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて形成した第3折曲げ部とを備える複数の屋根板材を、第1折曲げ部を対向させて敷設し、屋根板材の第1折曲げ部間に、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを挟入してなる目地部分において、目地部分に装着される断面略Ω状の目地カバーと屋根板材との間に取り付けられる止水材であって、
    弾性材料により形成された板状の止水材本体を備え、該止水材本体の両側には二又に開いて延びる一対の止水突条を設け、
    該止水突条は、断面略逆V字状に開いて斜め下方へ延びるものであり、目地カバーの内面に密着すべく外方へ延びる突条と、屋根板材の第3折曲げ部に密着すべく下方へ延びる突条とから形成されていることを特徴とする止水材。
  2. 端部を直立させるように折曲げて形成した第1折曲げ部と、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて形成した第2折曲げ部と、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて形成した第3折曲げ部とを備える複数の屋根板材を、第1折曲げ部を対向させて敷設し、屋根板材の第1折曲げ部間に、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを挟入してなる目地部分において、目地部分に装着される断面略Ω状の目地カバーと屋根板材との間に取り付けられる止水材であって、
    弾性材料により形成された板状の直立部と、該直立部の一端部から両側方へ直交して延びる張出し部とにより断面略T字状に形成された止水材本体を備え、前記張出し部の両端には二又に開いて延びる一対の止水突条を設け、
    該止水突条は、断面略逆V字状に開いて斜め下方へ延びるものであり、目地カバーの内面に密着すべく外方へ延びる突条と、屋根板材の第3折曲げ部に密着すべく下方へ延びる突条とから形成されていることを特徴とする止水材。
  3. 前記止水材本体の下面側であって、前記一対の止水突条における両下方へ延びる突条の間には、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、又は非加硫ブチルゴムから形成される止水体を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の止水材。
  4. 前記止水材本体の下面であって、前記一対の止水突条における両下方へ延びる突条の間には、屋根板材の第3折曲げ部に密着するように補助止水突条を突設したことを特徴とする請求項又は請求項に記載の止水材。
  5. 建物の屋根の野地板上に複数の屋根板材を並べて敷設すると共に、屋根板材の端部を直立させるように折曲げて第1折曲げ部を形成し、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて第2折曲げ部を形成し、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて第3折曲げ部を形成し、隣接して配置される屋根板材の第1折曲げ部を対向させた状態で、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを屋根板材の第1折曲げ部間に挟入し、アンカークリップのクリップ部を屋根板材の第2折曲げ部に重合すると共に、断面略Ω状の目地カバー内に請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の止水材を収容して屋根板材の端部及びアンカークリップを包み込むように装着し、前記止水突条のうちの外方へ延びる突条を目地カバーの内面に密着させ、下方へ延びる突条を屋根板材の第3折曲げ部に密着させるように構成し、下方へ延びる突条によって屋根板材の第3折曲げ部を下方へ曲げるとともに屋根板材の第3折曲げ部の先端を第1折曲げ部よりも内方に位置させるように構成したことを特徴とする屋根板材の止水構造。
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