JP4417696B2 - 止水材及びそれを用いた屋根板材の止水構造 - Google Patents
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Description
請求項1から請求項2に記載の発明の止水材によれば、例えば目地カバー内に収容され、屋根板材の端部の折曲げ部が対向して形成された目地部分に装着されたとき、一方の止水突条が目地カバー内面に密着し、他方の止水突条が屋根板材の折曲げ部に密着することにより、水に対するシール性能を向上させることができる。
以下、本発明の第1実施形態につき、図1〜図4を用いて詳細に説明する。
図4は住宅の屋根に敷設される屋根板材の継ぎ目における止水構造を一部破断して示す斜視図である。同図に示すように、屋根板11は構造用合板12上に断熱材としてのパーティクルボード13が接合され、その上に野地板14が接合された3層構造をなし、所定間隔をおいて配設された垂木15に支持されている。この屋根板11の上には図示しないルーフィングップ(油紙)を介して屋根板材16が固定されている。
図3(a)に示すように、隣接する屋根板材16の第1折曲げ部17の対向面間の間隔がアンカークリップ20のクリップ本体21外面間の間隔になるように設定して目地部分を形成し、その目地部分にアンカークリップ20を斜めにしながら装着する。このとき、図3(b)に示すように、アンカークリップ20の傾斜クリップ部22が屋根板材16の第2折曲げ部18に重合される。その状態でアンカークリップ20の底部に内面側から固定ねじ23をねじ込み、アンカークリップ20を屋根板11及び垂木15に固定する。一方、目地カバー31内には止水材24が張出し部26を上に、ガイド突条30を下にして収容される。このとき、止水材24の張出し部26上面が目地カバー31の上壁内面に、外側に位置する各止水突条28が目地カバー31の側壁内面に密接して止水材24が目地カバー31内に保持される。
・ 本実施形態の止水材24によれば、外側に位置する止水突条28が目地カバー31の内側面に密着すると共に、内側に位置する止水突条28が屋根板材16の第3折曲げ部19に当接して密着する。このため、屋根板材16と目地カバー31との隙間から水が滲入したとしても、その水は断面逆V字状をなす止水突条28によってそれ以上内方へ滲入することが規制される。従って、この止水材24により水に対するシール性能を向上させることができる。
以下、本発明の第2実施形態につき、図5及び図6を用いて詳細に説明する。尚、第2実施形態は主に第1実施形態と異なる部分について説明する。
・ 両実施形態において、直立部25は必ずしも必要ではなく、直立部25を省略して止水材本体27を板状に形成することも可能である。
・ 第1実施形態における補助止水突条29をその先端が外方へ湾曲するように構成することもできる。
・ 両実施形態において、屋根板材16の第2折曲げ部18及びアンカークリップ20のクリップ部の折曲げ角度を水平方向にしたり等適宜変更することも可能である。
・ 両実施形態における止水材24を形成する弾性材料として、EPM(エチレン−プロピレン共重合ゴム)等を用いることも可能である。
・ 第2実施形態において、止水体38を省略することも可能である。
更に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
Claims (5)
- 端部を直立させるように折曲げて形成した第1折曲げ部と、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて形成した第2折曲げ部と、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて形成した第3折曲げ部とを備える複数の屋根板材を、第1折曲げ部を対向させて敷設し、屋根板材の第1折曲げ部間に、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを挟入してなる目地部分において、目地部分に装着される断面略Ω状の目地カバーと屋根板材との間に取り付けられる止水材であって、
弾性材料により形成された板状の止水材本体を備え、該止水材本体の両側には二又に開いて延びる一対の止水突条を設け、
該止水突条は、断面略逆V字状に開いて斜め下方へ延びるものであり、目地カバーの内面に密着すべく外方へ延びる突条と、屋根板材の第3折曲げ部に密着すべく下方へ延びる突条とから形成されていることを特徴とする止水材。 - 端部を直立させるように折曲げて形成した第1折曲げ部と、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて形成した第2折曲げ部と、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて形成した第3折曲げ部とを備える複数の屋根板材を、第1折曲げ部を対向させて敷設し、屋根板材の第1折曲げ部間に、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを挟入してなる目地部分において、目地部分に装着される断面略Ω状の目地カバーと屋根板材との間に取り付けられる止水材であって、
弾性材料により形成された板状の直立部と、該直立部の一端部から両側方へ直交して延びる張出し部とにより断面略T字状に形成された止水材本体を備え、前記張出し部の両端には二又に開いて延びる一対の止水突条を設け、
該止水突条は、断面略逆V字状に開いて斜め下方へ延びるものであり、目地カバーの内面に密着すべく外方へ延びる突条と、屋根板材の第3折曲げ部に密着すべく下方へ延びる突条とから形成されていることを特徴とする止水材。 - 前記止水材本体の下面側であって、前記一対の止水突条における両下方へ延びる突条の間には、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、又は非加硫ブチルゴムから形成される止水体を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の止水材。
- 前記止水材本体の下面であって、前記一対の止水突条における両下方へ延びる突条の間には、屋根板材の第3折曲げ部に密着するように補助止水突条を突設したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の止水材。
- 建物の屋根の野地板上に複数の屋根板材を並べて敷設すると共に、屋根板材の端部を直立させるように折曲げて第1折曲げ部を形成し、その第1折曲げ部の先端を外方へ折曲げて第2折曲げ部を形成し、その第2折曲げ部の先端を更に内方へ傾斜させるように折曲げて第3折曲げ部を形成し、隣接して配置される屋根板材の第1折曲げ部を対向させた状態で、断面U字形をなすチャンネル状のクリップ本体とその開口端部から外方へ延びるクリップ部とよりなるアンカークリップを屋根板材の第1折曲げ部間に挟入し、アンカークリップのクリップ部を屋根板材の第2折曲げ部に重合すると共に、断面略Ω状の目地カバー内に請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の止水材を収容して屋根板材の端部及びアンカークリップを包み込むように装着し、前記止水突条のうちの外方へ延びる突条を目地カバーの内面に密着させ、下方へ延びる突条を屋根板材の第3折曲げ部に密着させるように構成し、下方へ延びる突条によって屋根板材の第3折曲げ部を下方へ曲げるとともに屋根板材の第3折曲げ部の先端を第1折曲げ部よりも内方に位置させるように構成したことを特徴とする屋根板材の止水構造。
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