JP4417158B2 - 充填機取付構造 - Google Patents

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本発明は、成形室を構成する中型と、蒸気室を構成するバックプレートとを具備してなる成形金型に、発泡性プラスチック原料を供給するための充填機の主管ノズルを挿入して取り付ける充填機取付構造に関する。
充填機は、例えば発泡ポリスチレンの他、発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレン等の種々な発泡プラスチックを型内成形を行う際に、成形室内に発泡性プラスチック原料を充填するために用いられるものである。該充填機は、一般に、発泡性プラスチック原料を成形室内に送り込むための主管ノズル部分と、プランジャを往復移動させるシリンダ部及び発泡プラスチック原料を主管ノズル部分に供給する分岐管部を有する基管部分とで構成され、前記主管ノズルを成形室と連通するように成形金型に挿入して取り付けられる。
図13は従来の充填機及び成形金型への取付構造の一例を示すものであるが、図に示すように、従来の充填機900は、発泡性プラスチック原料Pを成形室A内に送り込むための主管ノズル901と、該主管ノズル901に発泡性プラスチック原料Pを供給する分岐管部902と、主管ノズル901内でプランジャ904を往復移動させるためのシリンダ部903とを備えてなるものである。他方、成形金型90は、成形室Aを構成する中型91と、蒸気室Bを構成するバックプレート92とを具備してなる。なお、図では一方の中型91側の蒸気室及びバックプレートは省略しているが、蒸気室Bは前記中型91を囲繞されるように構成されている。
発泡成形を行う際には、前記成形金型90に充填機900が取り付けられる。充填機900は、バックプレート92にネジ止めされたり、取付フランジを用いて固定されるが、ここでは取付フランジを用いる固定方法について説明する。なお、図13では、説明の便宜上、成形金型90に対して1機の充填機900が取り付けられているが、実際には、1つの成形金型90に対して複数の充填機が取り付けられる。バックプレート92の挿入孔92aには、充填機900の主管ノズル901を固定するための取付フランジ93が設けられ、充填機900の主管ノズル901は、取付フランジ93からバックプレート92の挿入孔92a,中型91の挿入孔91aへと挿入される。主管ノズル901の先端が成形室Aに達するまで挿入した後、目視により、主管ノズル901の先端面と中型91の内面とが面一となるように面合わせし、取付フランジ93により主管ノズル901を半径方向に緊締して、充填機900をバックプレート92に固定する。
このように成形金型90に取り付けられた充填機900により、成形室A内に発泡性プラスチック原料Pを充填し、蒸気室B等に蒸気を流入して発泡性プラスチック原料Pを発泡成形する。発泡成形した後、成形金型90内を減圧し、更に蒸気室B等に水やエアーを流入して冷却してから、成形品を中型91から脱型する。
前述したように、充填機900を成形金型90に取り付ける際には、成形品の外形に凹凸の痕跡が生じないように、主管ノズル901の先端面と中型91の内面とが面一であるかどうかを目視により確認しながら取付フランジ93により主管ノズル901を緊締する必要がある。例えば発泡プラスチックの成形品に求められる寸法等の規格は使用目的により異なるが、成形品を魚や野菜等の生鮮食料品の保冷箱、電気製品を梱包する際の緩衝材等として用いるのであれば1〜2mm程度の凹凸は許容されるが、建材用の断熱パネルや精密部品を収容するトレイ等として用いる成形品には寸法誤差が1mm以下程度が一般的であるが、特別な場合には0.1〜0.3mm以下程度が求められるものがある。したがって、高い寸法精度が求められる成形品では、中型91と主管ノズル901との面合わせも特に精度よく行う必要がある。しかし、成形金型90に取り付ける複数の充填機900について、各々目視で確認しながら取り付ける作業は面倒であり、正確な面合わせが難しく、作業時間も長いという問題がある。また、中型91を取り替える際には、すべての充填機900を一端取り外して、別の中型を成形機に装着した後、該中型に充填機900を位置調整しながら取り付ける作業は大変な労力であった。
これに対し、中型91の挿入孔91aの内径を主管ノズル901の外径より小さくするとともに、主管ノズル901の先端部の外径を該挿入孔91aに合わせて縮径して主管ノズル901の先端部に半径方向の当接面を形成することにより、該当接面を挿入孔91a周りの外面に当接させて、主管ノズル901の先端面と中型91の内面との面合わせを行う手段が考案されている(特許文献1参照)。
また、バックプレート92との固定位置において、主管ノズル901から半径方向に突出する鍔部を設け、前記取付フランジ93に代えて、該鍔部を嵌合可能な凹部を有する取付フランジをバックプレート92に固定し、該鍔部と凹部とを嵌合させることにより主管ノズル901の軸方向の位置決めを行って、主管ノズル901の先端面と中型91の内面との面合わせを行う手段が考案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、成形金型90の中型91とバックプレート92とは材質や厚み、形状等が異なるため、中型91とバックプレート92とでは、発泡成形時の加熱及び冷却等の熱変化による形状変化は夫々異なる挙動を示す。また、蒸気室Bに流入された蒸気圧により中型91が成形室Aへ膨れるように撓むこともある。さらに、同一のバックプレート92内においても、撓み等の形状変化はバックプレート92上の平面位置によって夫々異なる。したがって、中型91及びバックプレート92の形状変化により、中型91と主管ノズル901との間にズレが生じ、該ズレの痕跡が成形品に現れるという問題がある。前述したような高い寸法精度が求められる成形品では、中型91と主管ノズル901との面合わせの精度は、充填機900の取付時のみならず、発泡成形を繰り返す間に渡っても維持されることが必要である。
本発明者は、既に、主管ノズル901の先端部近傍から半径方向外側に突設された鍔部を設けるとともに、中型91の挿入孔91a周囲に鍔受け部を設け、該挿入孔91aに主管ノズル901を挿入した後、該主管ノズル901を軸線中心に回転することにより、鍔部と鍔受け部とを嵌合して固定する構造を考案している。これによれば、前記鍔部が挿入孔91a周囲に当接することにより主管ノズル901の先端面と中型91の内面とが面一の状態となり、バックプレート92の外側において主管ノズル901を回転させることにより、中型91への主管ノズル901の着脱を行うことができ、主管ノズル901の先端面と中型91の内面とが面一の状態で、中型91に対して主管ノズル901の軸方向の動きを拘束できる(特許文献3)。
実開昭56−123219号公報(第2図) 特開昭55−53540号公報(第4〜6頁、第3図) 特願2003−005089号
しかし、鍔部と鍔受け部との嵌合により主管ノズル901を中型91に固定する構造では、主管ノズル901と中型91との面一状態を維持できるという利点がある一方、主管ノズル901と中型91との嵌合部位がバックプレート92に覆われて目視で確認できないので、充填機900の着脱は作業者の感覚に頼るところが多く、作業を迅速に行うには多少なりとも慣れが必要であった。
また、主管ノズル901を中型91に固定するには、中型91に鍔受け部等の嵌合構造を設ける必要があるが、すべての成形品について主管ノズル901の先端と中型91の内面との高い面合わせ精度が求められるわけではない。しかし、主管ノズル901を中型91に固定する構造では、高い面合わせ精度を必要としない成形品の中型にも嵌合構造を設ける必要があり、そのような成形品に対してはコストが高くなるという不利益もある。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、成形室を構成する中型と蒸気室を構成するバックプレートとを具備し、該中型及びバックプレートに挿入孔が連穿されてなる成形金型に、発泡性プラスチック原料を供給するための充填機の主管ノズルを挿入して取り付ける充填機取付構造において、主管ノズルの先端面と中型の内面との面合わせの精度が高く、装着が容易で、高い精度を要しない成形品の中型にも取付可能な充填機取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係る充填機取付構造は、成形室を構成する中型と蒸気室を構成するバックプレートとを具備し、該中型及びバックプレートに挿入孔が連穿されてなる成形金型に、発泡性プラスチック原料を供給するための充填機の主管ノズルを挿入して取り付ける充填機取付構造において、前記主管ノズルの所定位置から径方向に突設されたフランジ片と、前記バックプレートに設けられ、主管ノズルの周方向の所定位置で主管ノズルの挿抜を所定範囲に規制するように前記フランジ片と遊嵌するストッパと、前記バックプレートとフランジ片との間に介設されて該フランジ片を引抜方向へ付勢するスプリングと、前記フランジ片及びストッパに設けられ、遊嵌したフランジ片とストッパとが圧接することにより嵌合して該フランジ片を周方向に固定する嵌合部と、前記主管ノズルの先端部外周の所定位置に形成されたロック溝と、前記中型の挿入孔周囲に、径方向へ出没自在且つ挿入方向へ倒伏自在に設けられ、前記フランジ片とストッパとが圧接する所定位置において前記ロック溝と係合するロック片と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記充填機取付構造において、前記嵌合部は、軸方向に嵌脱する嵌合凸部又は嵌合凹部が前記フランジ片又はストッパに夫々形成されたものである。
なお、成形室とは、発泡合成樹脂を成形するための金型空間であり、他の表現では金型キャビティとも称されるものである。蒸気室とは、発泡性プラスチック原料の発泡や成形品の冷却等を行うために蒸気や空気、水等を注入可能な空間であって、中型を囲繞するように設けられたものである。また、本発明においては、成形金型は、成形室を構成する中型と、蒸気室を構成するバックプレートとを具備してなるものであり、成形機に装着されて発泡合成樹脂の成形が行われるが、該成形金型の構成は限定的なものではなく、成形を行う状態において成形室と蒸気室とが構成されていれば十分であり、例えば、成形機側に蒸気室を構成するバックプレート等を設けるような構成を本発明から除外するものではない。さらに、バックプレートとは、蒸気室を構成するフレームのうち、成形室内に発泡性プラスチック原料を供給するために充填機の主管ノズルを取り付けるための挿入孔が形成された部材をいい、一般的に平板状のものであるが、前記フレームと一体に構成されていてもよい。また、本発明において発泡性プラスチック原料とは、発泡性を付与した合成樹脂であり、例えば、ポリスチレン等のスチレン系樹脂や、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等に発泡剤を含浸させたものである。
本発明に係る充填機取付構造によれば、成形金型の挿入孔に充填機の主管ノズルを挿入した後、該主管ノズルを軸線中心に回転することによりフランジ片がストッパに遊嵌され、その状態で主管ノズルを開放するとスプリングの付勢力により該フランジ片とストッパとが圧接され、これにより、主管ノズルが引抜方向に対して拘束される。この状態でフランジ片及びストッパの嵌合部が嵌合してフランジ片を周方向に固定することにより、成形の際に成形金型が移動したり若干の振動や圧力が生じても、主管ノズルが軸線中心に回転することがなく成形金型から外れるおそれがない。一方、前記主管ノズルの先端部外周のロック溝と、前記中型の挿入孔周囲のロック片とが係合することにより、引抜方向に対して主管ノズルが中型に固定される。これにより、蒸気圧等によって中型が撓んでも、主管ノズルの先端面が中型の内面から凹陥することがなく、主管ノズルの先端面と中型の内面とを常に面一とすることができる。また、取り外しの際には、スプリングの付勢力に反して主管ノズルを若干挿入方向へ押し込んでフランジ片とストッパとを離間させ、その状態で主管ノズルを軸方向に回転するとストッパからフランジ片が脱離して、主管ノズルが引抜可能となる。前記ロック片は、径方向へ出没自在且つ挿入方向へ倒伏自在なので、ロック片とロック溝とが係合状態にあっても主管ノズルを挿入方向へ押し込むことが可能であり、引抜時には主管ノズルを軸線中心に回転させることによって前記ロック片とロック溝とを脱離可能である。このようにして、成形金型への主管ノズルの着脱を簡易且つ迅速に行うことができる。
また、本発明によれば、前記嵌合部は、軸方向に嵌脱する嵌合凸部又は嵌合凹部が前記フランジ片又はストッパに夫々形成されたものとしたので、フランジ片とストッパとの接離と、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌脱とを、主管ノズルを挿抜方向の移動により一度に行うことができ、主管ノズルの着脱をより一層簡易且つ迅速に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る充填機100を示すものであるが、図に示すように、充填機100は、発泡性プラスチック原料Pを成形室A内に送り込むための主管ノズル101と、該主管ノズル101に発泡性プラスチック原料を供給する分岐管部102と、主管ノズル101内でプランジャ30を往復移動させるためのシリンダ部103とを備えてなるものである。該主管ノズル101には、所定位置から径方向にフランジ片10が突設されるとともに、先端部外周の所定位置にはロック溝11が形成されている。
他方、成形金型1は、成形室Aを構成する中型2,3と、蒸気室Bを構成するバックプレート4とを具備してなるものであり、中型3には、成形室A内に発泡性プラスチック原料を充填するための挿入孔3aが穿設されており、バックプレート4にも同様に、挿入孔4aが穿設されている。バックプレート4の外側面には、前記主管ノズル101のフランジ片10と遊嵌するストッパ5が設けられており、中型3の外側面の挿入孔3a周囲には、前記ロック溝11と係合するロック片6が設けられている。
以下、更に詳細に説明するに、前記主管ノズル101は、その内空に発泡性プラスチック原料を流通可能な円筒状のものであり、その外径は中型3の挿入孔3a及びバックプレート4の挿入孔4aの内径と同一である。一方、分岐管部102は、主管ノズル101と連通されており、発泡性プラスチック原料が分岐管部102から主管ノズル101へ流入するようになっている。また、シリンダ部103により往復移動されるプランジャ30は、主管ノズル101の内空を先端から基端まで移動可能であり、プランジャ30が主管ノズル101の先端まで前進されると、主管ノズル101の先端がプランジャ30により封止され、発泡性プラスチック原料の供給が停止され、一方、プランジャ30が主管ノズル101の基端まで後退されると、発泡性プラスチック原料Pが分岐管部102から主管ノズル101へ流入して、主管ノズル101の先端から流出されるようになっている。なお、図には示していないが、充填機100には、発泡性プラスチック原料の供給、充填用エアーやシリンダ部の駆動用エアーの供給のための各種ホース等が接続されている。
前記主管ノズル101の所定位置にはフランジ片10が突設されている。フランジ片10の突設位置は、該フランジ片10が前記ストッパ5と圧接した状態で主管ノズル101の先端が中型3の内面と面一になる位置である。該フランジ片10は、図2に示すように、主管ノズル101に外嵌可能な環状の固定金具12の一部からなり、該固定金具12の一部分は開環して緊締部13が形成されている。緊締部13には固定金具12の内径を縮径するようにネジ14が螺合されており、主管ノズル101に外嵌された固定金具12はネジ14を締めることにより縮径されて所定位置に固定される。したがって、固定金具12は主管ノズル101の軸方向に適宜位置調整が可能である。緊締部13の径方向反対側にはフランジ片10が突設されている。該フランジ片10は径方向外側へ舌状に突出しており、その略中央にはネジ孔10aが軸方向に穿設されている。該ネジ孔10aには固定ピン15が螺合され、該固定ピン15の先端部(嵌合凸部)15aがフランジ片10から軸方向に突出するようになっている。
前記主管ノズル101の先端部外周の所定位置に形成された一対のロック溝11は、図3に示すように、主管ノズル101の左右を軸方向に所定幅で夫々切り欠いたものであり、各ロック溝11の底面は互いに並行しており、主管ノズル101の外周面と段差なく連続している。これら各ロック溝11は、前記ロック片6と係合した状態で主管ノズル101の先端が中型3の内面と面一になる位置に形成されており、図に示すように、前記固定金具12は、該ロック溝11とフランジ片10の位置が主管ノズル101の周方向に略90°異なる位置となるように固定されている。
また、図1に示すように、前記主管ノズル101にはコイルスプリング104が外嵌されている。該コイルスプリング104は主管ノズル101の外径より大きな円筒コイルであり、主管ノズル101に外嵌されて、その基端が前記固定金具12と当接するようになっている。一方、コイルスプリング104の先端は、主管ノズル101がバックプレート4の挿入孔4aに挿入されることにより、該挿入孔4aの周囲に取り付けられた固定フランジ50に当接する。
前記バックプレート4には、図4及び図5に示すように、主管ノズル101のフランジ片10と遊嵌するストッパ5が設けられている。該ストッパ5は、図に示すように、バックプレート4の挿入孔4aの周囲に取り付けられて主管ノズル101が挿通される環状の固定フランジ50と、該固定フランジ50から径方向下側へ延設された取付片51と、該取付片51から挿通孔4aの軸線方向に延設されたL型金具52とを備えてなる。固定フランジ50は挿入孔4aと略同径の中空部分50aを有するものであり、該中空部分50aの両側に形成された貫通孔50cに挿通されたボルト53により、該中空部分50aと挿入孔4aとが同一軸線となるようにしてバックプレート4に固定される。また、該中空部分50aは表面側が若干拡径されており、該拡径部分50bにOリング54及びバネ押え55が嵌め込まれている。前記主管ノズル101が挿入孔4aに挿入されることにより、前記コイルスプリング104がOリング54及びバネ押え55を押圧しながら拡径部分50bに嵌まり込む。該バネ押え55がOリング54と当接する面は内径方向にテーパー状に肉薄となっており、Oリング54と圧接した際にOリング54を縮径するようになっている。また、固定フランジ50とバックプレート4との間には気密の確保のためにパッキン57が介設されている。
取付片51は、前記固定フランジ50と一体に構成されており、固定フランジ50の下側が径方向へ延出することにより形成されている。該取付片51の先端付近には取付孔51aが穿たれており、該取付孔51aに挿通されたボルト56によりL型金具52が固定されている。L型金具52は、水平片52aと垂直片52bが側面視でL字状に構成されたものであり、水平片52aが前記取付片51の先端から水平方向に延出し、且つ垂直片52bが上側へ突出するようにして取付片51に固定されている。取付片51及びL型金具52の寸法は、前記フランジ片10の寸法との関係で設定されており、取付片51の下方への延設寸法は、前記フランジ片10が挿通孔4aに挿通された主管ノズル101とともに回動されても、取付片51に固定されたL型金具52の水平片52aに当接しないように設定されており、L型金具52の垂直片52bの突出寸法は、前記フランジ片10と当接可能であって主管ノズル101とは当接しない寸法に設定されている。また、L型金具52の水平片52aの寸法は、主管ノズル101を回転させてフランジ片10を固定フランジ50と垂直片52bとの間に位置せしめることが容易であって、該位置で前記ロック溝11の幅以上に主管ノズル101を進退できるように、コイルスプリング104の寸法等を考慮して設定される。なお、L型金具52の垂直片52bと主管ノズル101のフランジ片10とが当接した状態で、主管ノズル101の先端は中型3の内面と面一となるが、前述したように主管ノズル101に対して固定金具12の固定位置を調整することによりフランジ片10の位置が適宜変更できるので、主管ノズル101の先端面の調整は固定金具12の位置調整により行えばよい。
また、L型金具52の垂直片52bには、軸線方向に貫通孔(嵌合凹部)52cが穿設されている。該貫通孔52cは、前記フランジ片10のネジ孔10aに螺合された固定ピン15の先端部15aに対応するものであり、フランジ片10が垂直片52bと当接した場合に、該先端部15aと貫通孔52cとが嵌合するようになっている。これにより、フランジ片10の回動が制止されて主管ノズル101の回転も制止できる。
一方、図6及び図7に示すように、前記中型3の挿入孔3aの周囲には、ロック片6が左右に一対設けられている。該ロック片6は、挿入孔3aの周囲に設けられた支持部材7により、径方向へ出没自在且つ挿入方向へ倒伏自在となっている。さらに詳細に説明するに、支持部材7は、中型3に固定するための基部70と、ロック片6を支持するための支持部71が平面視で略L字状に構成されたものであり、該支持部71にロック片6が軸支されて挿入孔3aの径方向内側へ突出している。一対の支持部材7間は挿入孔3aの直径より若干広く、該挿入孔3aに挿入される主管ノズル101が支持部材7に接触することはない。一方、ロック片6は、挿入孔3aに挿入された主管ノズル101のロック溝11と係合するに十分なほど各支持部材7から挿入孔3aの径方向内側へ突出している。
図6に示すように、支持部材7の基部70は、不図示の取付孔にボルト72が挿通されて中型3の挿入孔3a周囲に固定されている。図7に示すように、支持部71は、挿入孔3a側に切欠部71aが形成されており、該切欠部71aに直方体状のロック片6が嵌め込まれている。さらに切欠部71aの奥側にバネ受け部71bが形成されている。一方、ロック片6の基部側には長穴6aが穿設されており、支持部71に設けられた軸73が該長穴6aに挿通されることによりロック片6が切欠部71a内で軸支されている。前記バネ受け部71bには該ロック片6を先端側へ付勢する圧縮コイルバネ74が設けられており、これにより、ロック片6は支持部71から挿入孔3aの径方向へ長穴6aの範囲で常時最大に突出し、且つ圧縮コイルバネ74の付勢力に反して径方向へ退避可能となっている。
また、ロック片6の中央部分は前記長穴6aの周りに沿って凹欠部6bが形成されており、軸73にコイル部分が外嵌された捻りコイルバネ75の一端が該凹欠部6bに嵌められてロック片6の挿入孔3a側の面と圧接している。一方、支持部71にはバネ受け孔71cが穿設されており、該バネ受け孔71cに前記捻りコイルバネ75の他端が挿入されている。このように設けられた捻りコイルバネ75により、ロック片6は、バックプレート4側の面が切欠部71aの内面に当接するように付勢されて挿入孔3aの径方向へ常時突出した状態にあり、捻りコイルバネ75の付勢力に反して挿入孔3aの方向へ軸73を中心に倒伏可能となっている。なお、ロック片6の先端であってバックプレート4側の隅部は、主管ノズル101の外周面が摺動し易いように面取りされている。このように構成された一対のロック片6は、中型3の挿入孔3aに主管ノズル101が挿入されることにより、該主管ノズル101のロック溝11と係合して、主管ノズル101の先端を中型3の内面と面一になるように固定する。
以下、成形金型1への充填機100の着脱方法について説明する。
予め、成形金型1の中型3の挿入孔3a周囲には、前記ロック片6が支持部材7により取り付けられ、バックプレート4の挿入孔4a周囲には、前記ストッパ5が取り付けられている。この成形金型1に、充填機100の主管ノズル101をバックプレート4の外側から挿入孔4a、3aへと挿入する。
図8に示すように、主管ノズル101のフランジ片10が前記ストッパ5のL型金具52の垂直片52bと当接しないように、フランジ片10を下方以外のいずれかの位置、例えば水平方向に突出した状態で、主管ノズル101をバックプレート4の挿入孔4a、中型3の挿入孔3aに挿入する。挿入途中で前記コイルスプリング104の先端が固定フランジ50に当接するが、該コイルスプリング104の付勢力に反して更に挿入すると、バネ押え55がコイルスプリング104の付勢力を受けてOリング54を縮径する。これにより、挿入孔4aと主管ノズル101との気密が確保される。
前記ロック片6は挿入孔3aの径方向内側へ常時突出した状態なので、主管ノズル101の先端は中型3の挿入孔3aに挿入する前に該ロック片6と当接するが、図9に示すように、該ロック片6は主管ノズル101に押されることにより、捻りコイルバネ75の付勢力に反して挿入孔3aの方向へ軸73を中心に回動するように倒伏するので、主管ノズル101は挿入孔3aに挿入可能である。一方、該主管ノズル101の先端が中型3の内面から突出するまで挿入すると、図8に示したように、前記フランジ片10はストッパ5の垂直片52bより挿入孔4a側に位置することになる。この状態で、図10に示すように、主管ノズル101を軸線中心に回転してフランジ片10を下方へ位置せしめることにより、フランジ片10が固定フランジ50と垂直片52bとの間に位置してストッパ5に遊嵌され、主管ノズル101の軸方向の移動可能範囲が一定範囲に規制される。
作業者が主管ノズル101を開放すると、図11に示すように、コイルスプリング104により主管ノズル101が押し戻されて、フランジ片10と垂直片52bとが圧接するとともに、固定ピン15の先端部15aが垂直片52bの貫通孔52cと嵌合する。フランジ片10と垂直片52bとが圧接することにより、主管ノズル101の引抜方向の位置決めがなされるとともに、バックプレート4に引抜方向に対して固定される。該位置は、主管ノズル101の先端が中型3の内面と面一になるように予め調整されているので、フランジ片10と垂直片52bとの圧接により中型3の内面を目視で確認することなく面合わせを行うことができる。また、固定ピン15の先端部15aと垂直片52bの貫通孔52cとが嵌合することにより、フランジ片10の周方向の回動が制止され、成形の際に成形金型1が移動したり若干の振動や圧力が生じても、主管ノズル101が軸線中心に回転することがなく成形金型1から外れるおそれがない。
一方、前述したように主管ノズル101を軸線中心に回転してフランジ片10を下方に位置せしめると、図12に示すように、該フランジ片10と略90°異なる位置に形成されたロック溝11は水平方向となり、フランジ片10と垂直片52bとが圧接する位置まで主管ノズル101が押し戻されると、倒伏していたロック片6の先端がロック溝11に嵌まり込み、圧縮コイルバネ74及び捻りコイルバネ75の付勢力により挿入孔3aの径方向へ突出して、ロック溝11とロック片6とが係合する。これにより、主管ノズル101は引抜方向に対して中型3に固定される。
このように取り付けられた充填機100から成形金型1の成形室Aへ発泡性プラスチック原料を供給し、蒸気室Bに蒸気を流入して発泡成形するが、蒸気室Bの蒸気圧により中型3が成形室Aへ膨れるように撓んでも、前述したように、ロック溝11とロック片6との係合により、主管ノズル101は引抜方向に対して中型3に固定されているので、主管ノズル101は中型3の撓みに従動し、その先端は中型3の内面と面一の状態が常に維持される。したがって、成形品の外形に凹凸の痕跡が生じず、寸法精度の高い成形品を得ることができる。また、中型3と主管ノズル101との面合わせを目視確認することなく行え、取付作業が容易である。また、主管ノズル101のロック溝11とロック片6とは、フランジ片10と垂直片52bとが圧接する位置で係合可能となるので、バックプレート4の外側から目視確認できない状態でも、係合作業を容易に行うことができる。
また、主管ノズル101を成形金型1から取り外す手順は、前述の逆の手順を行えばよい。詳細には、まず、主管ノズル101を一端挿入方向へ押し込む。前述したように、主管ノズル101は、フランジ片10とストッパ5の垂直片52bとの圧接、及びロック片6とロック溝11との係合により引抜方向に対しては固定されているが、挿入方向へは固定されてないので、押し込むことは可能である。これにより、フランジ片10が垂直片52bから離間されて、固定ピン15の先端部15aと垂直片52bの貫通孔52cとの嵌合が外れ、主管ノズル101を回転することが可能となる。また、ロック片6は、主管ノズル101とともにロック溝11が挿入方向へ移動することにより挿入孔3a側へ倒伏して、ロック溝11との係合が外れる。
この状態で主管ノズル101を軸線中心に回転して、フランジ片10をストッパ5との遊嵌状態を脱離させ、垂直片52bと当接しない位置に位置せしめる。本実施の形態では、ロック片6及びロック溝11が主管ノズル101の軸線対称に一対設けられているので、主管ノズル101を引き抜く際にロック溝11がロック片6と嵌合しないように、フランジ片10を下方及び上方以外の位置、例えば水平方向に位置せしめる。その状態で主管ノズル101を挿入孔3a,4aから引き抜く。フランジ片10を水平方向とした場合にロック溝11は上下方向にあるので、ロック片6は主管ノズル101の外周面に当接して挿入孔3a側へ倒伏した状態か径方向へ後退した状態にある。したがって、これらの状態で主管ノズル101を引き抜いてもロック溝11がロック片6と嵌合することはない。また、フランジ片10もストッパ5の垂直片52bと当接しない。充填機100の取り外しの際にも、ロック溝11とロック片6との係合はバックプレート4の外側から目視確認できないが、フランジ片10をストッパ5から脱離することにより該係合が外れるので、取外し作業も容易である。このように、成形金型1への主管ノズル101の着脱を簡易且つ迅速に行うことができる。
また、本充填機100は、中型3にロック片6を取り付けていない成形金型1に取り付けることも可能である。一般に、中型3は成形品の形状に応じて取り替えられるものである。前記中型3の挿入孔3aの周囲に取り付けられた前記ロック片6は、主管ノズル101のロック溝11と係合することにより主管ノズル101を引抜方向に対して中型3に固定し、発泡成形の際に主管ノズル101の先端と中型3の内面との面合わせの状態を維持するものであるが、成形品によっては高い寸法精度は不要で、外形に生じた多少の凹凸は許容されるものがあり、そのような成形品では寸法精度より成形コストが安いことが重要である。したがって、高い寸法精度が求められない成形品の中型では、コスト面からロック片6及び支持部材7を設けない方が好ましい。本充填機取付構造では、前述したように、フランジ片10とストッパ5の垂直片52bとが圧接することにより、主管ノズル101の先端が中型3の内面と面一になる位置で引抜方向に対して固定されるので、多少の凹凸が許容される成形品の中型にはロック片6及び支持部材7を設けなくても、主管ノズル101の先端を中型の内面と略面一の状態で取り付けることができる。このように、本充填機100は、高い寸法精度が求められロック片6が取り付けられた中型3、及び高い寸法精度を必要とせずロック片6が設けられない成形品の中型のいずれにも取り付けることができるので、中型の種類によって充填機100を専用のものに取り替える必要がなく、作業性がよくコストの低減を図ることが可能である。
本発明の実施の形態に係る充填機取付構造の概略構成を示す図である。 固定金具12の構成を示す分解斜視図である。 図1のI−I断面図である。 ストッパ5の構成を示す分解斜視図である。 バックプレート4に取り付けられたストッパ5の縦断面図である。 ロック片6近傍の外観構成を示す斜視図である。 図6のII−II断面図である。 充填機100の取付け時に主管ノズル101を挿入孔3a,4aに挿通した状態を示す縦断面図である。 充填機100の取付け時に主管ノズル101を挿入孔3aに挿通した状態を示す横断面図である。 主管ノズル101を回転してフランジ片10をストッパ5に遊嵌させた状態を示す縦断面図である。 主管ノズル101を開放してフランジ片10と垂直片52bとを圧接させるとともに、固定ピン15の先端部15aを垂直片52bの貫通孔52cに嵌合させた状態を示す縦断面図である。 ロック片6とロック溝11とを係合させた状態を示す横断面図である。 従来の充填機取付構造の概略構成を示す図である。
符号の説明
A 成形室
B 蒸気室
1 成形金型
2,3 中型
3a,4a 挿入孔
4 バックプレート
5 ストッパ
6 ロック片
10 フランジ片
11 ロック溝
15a 先端部(嵌合凸部)
52c 貫通孔(嵌合凹部)
100 充填機
101 主管ノズル
104 コイルスプリング

Claims (2)

  1. 成形室を構成する中型と蒸気室を構成するバックプレートとを具備し、該中型及びバックプレートに挿入孔が連穿されてなる成形金型に、発泡性プラスチック原料を供給するための充填機の主管ノズルを挿入して取り付ける充填機取付構造において、
    前記主管ノズルの所定位置から径方向に突設されたフランジ片と、
    前記バックプレートに設けられ、主管ノズルの周方向の所定位置で主管ノズルの挿抜を所定範囲に規制するように前記フランジ片と遊嵌するストッパと、
    前記バックプレートとフランジ片との間に介設されて該フランジ片を引抜方向へ付勢するスプリングと、
    前記フランジ片及びストッパに設けられ、遊嵌したフランジ片とストッパとが圧接することにより嵌合して該フランジ片を周方向に固定する嵌合部と、
    前記主管ノズルの先端部外周の所定位置に形成されたロック溝と、
    前記中型の挿入孔周囲に、径方向へ出没自在且つ挿入方向へ倒伏自在に設けられ、前記フランジ片とストッパとが圧接する所定位置において前記ロック溝と係合するロック片と、を備えたことを特徴とする充填機取付構造。
  2. 前記嵌合部は、前記主管ノズルの軸方向に嵌脱する嵌合凸部又は嵌合凹部が前記フランジ片又はストッパに夫々形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の充填機取付構造。
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