JP4417148B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極を設けた電解質・電極構造体を、一対の金属セパレータで挟持するとともに、水平方向に積層される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持することにより単セルが構成されている。アノード側電極及びカソード側電極は、それぞれカーボンを主体とする基材に貴金属系の電極触媒層を接合している。
この単セルにおいて、アノード側電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給される一方、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されている。アノード側電極に供給された燃料ガスは、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
ところで、燃料電池は、通常、数十〜数百の単セルを積層してスタックを構成している。その際、各単セル同士を正確に位置決めする必要があり、例えば、特許文献1の燃料電池の組立方法が知られている。
この特許文献1では、図8に示すように、加圧板1の四隅に、位置決め穴2が形成されており、各位置決め穴2に長尺なPTFE製のノックピン3が挿入されて、前記ノックピン3が直立姿勢に維持されている。加圧板1上には、複数のセル4が積層されてスタック5が構成されている。各セル4は、ナフィオン膜6の両面に触媒電極7及びカーボンプレート8を重合して構成されており、前記セル4の四隅には、ノックピン3を挿通するための位置決め穴2が形成されている。
特開平9−134734号公報(図5)
しかしながら、上記の特許文献1では、加圧板1の位置決め穴2に一端を挿入して長尺なノックピン3が設けられており、このノックピン3を鉛直上方向に向かって直立状態で確実に支持することができない。
このため、ノックピン3が傾いてしまい、ナフィオン膜6や触媒電極7が変形するおそれがある。しかも、カーボンプレート8を薄肉に構成し、又はこのカーボンプレート8に代替して薄板状金属プレートを使用しようとすると、該カーボンプレート8や該金属プレートにも変形が惹起されてしまう。
これにより、各セル4に設けられてシール部材とカーボンプレート8又は金属プレートとの間に隙間が発生し易く、シール不良が発生したり、カーボンプレート8同士又は金属プレート同士が接触して短絡したりするという問題が指摘されている。
さらに、ノックピン3は、単セル4の内側、すなわち、各単セル4に形成されている位置決め穴2に挿入されている。従って、シール不良や短絡等が発生した場合に、外部からその発生個所を特定することが困難である。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、金属セパレータの外周部を介して正確な位置決めを行うとともに、金属露出部が被水することを確実に阻止することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極を設けた電解質・電極構造体を、一対の金属セパレータで挟持するとともに、水平方向に積層される燃料電池である。金属セパレータは、金属プレートの外周縁部を覆って被覆部材が一体成形されており、前記金属プレートの外周には、積層時に下部となる一辺を除く上部及び少なくとも一方の側部に、前記被覆部材から金属が露出した積層位置決め部が設けられている。
また、積層位置決め部は、少なくとも3個所に設けられることが好ましい。
さらに、金属セパレータは、水平方向の寸法が鉛直方向の寸法よりも長尺な横長形状に構成されるとともに、積層位置決め部は、上部に2個所と一方の側部に1個所との合計3個所に設けられることが好ましい。
さらにまた、金属セパレータの上部には、上部中央に対して略対称位置にそれぞれ積層位置決め部が設けられることが好ましい。
また、金属セパレータの一方の側部には、側部略中央に積層位置決め部が設けられることが好ましい。
本発明によれば、金属プレートの外周には、被覆部材から金属が露出した積層位置決め部が設けられるため、前記積層位置決め部を用いて燃料電池の積層作業を行う際に、前記被覆部材自体を前記積層位置決め部として構成する場合のように金属セパレータの外周が変形することがない。これにより、正確且つ効率的に積層作業が遂行可能になる。
しかも、積層位置決め部は、積層時に下部となる一辺を除く上部及び少なくとも一方の側部に設けられており、特に車載用燃料電池スタックとして使用する際に、金属露出部である前記積層位置決め部が被水することを阻止することが可能になる。このため、燃料電池スタックは、金属セパレータを介して漏電することを良好に阻止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池10の概略分解斜視図である。
燃料電池10は、電解質膜(電解質)・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持するとともに、水平方向(矢印A方向)に積層される第1及び第2金属セパレータ14、16とを備える。燃料電池10は、単セルで構成してもよく、複数積層して燃料電池スタック60(後述する)を構成してもよい。
燃料電池10の矢印B方向の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔20a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔22b、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔24bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔24a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔22a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔20bが、矢印C方向に配列して設けられる。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜26と、該固体高分子電解質膜26の両面に設けられるアノード側電極28及びカソード側電極30とを備える。
アノード側電極28及びカソード側電極30は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布した電極触媒層とをそれぞれ有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜26の両面に接合されている。
図2に示すように、第1金属セパレータ14は、水平方向(矢印B方向)の寸法が鉛直方向(矢印C方向)の寸法よりも長尺な横長形状に構成される。この第1金属セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、燃料ガス供給連通孔24aと燃料ガス排出連通孔24bとに連通する燃料ガス流路32が形成される。この燃料ガス流路32は、例えば、矢印B方向に直線状に延在する複数本の溝部を備える。
図1に示すように、第1金属セパレータ14の面14aとは反対の面14bと第2金属セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体供給連通孔22aと冷却媒体排出連通孔22bとに連通する冷却媒体流路34が形成される。この冷却媒体流路34は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の直線流路溝により構成される。
第2金属セパレータ16は、水平方向(矢印B方向)の寸法が鉛直方向(矢印C方向)の寸法よりも長尺な横長形状に構成される。この第2金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、酸化剤ガス供給連通孔20aと酸化剤ガス排出連通孔20bとに連通する酸化剤ガス流路36が設けられる。酸化剤ガス流路36は、例えば、矢印B方向に直線状に延在する複数本の溝部を備える。
図2〜図4に示すように、第1金属セパレータ14は、波形状にプレス加工された金属プレート40を備え、前記金属プレート40の両面、すなわち、面14a、14bには、この金属プレート40の外周縁部を周回して樹脂製の第1シール部材(被覆部材)42が射出成形等により一体成形される。
金属プレート40は、例えば、厚さが0.05mm〜1.0mmの薄板状金属製プレート、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板や表面に防食処理を施した金属薄板等を用い、プレス成形により所望の形状に成形されている。第1シール部材42は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
第1シール部材42は、面14aにおいて、燃料ガス供給連通孔24a、燃料ガス排出連通孔24b及び燃料ガス流路32を覆って燃料ガスの洩れ止めを行う(図2参照)一方、面14bにおいて、冷却媒体供給連通孔22a、冷却媒体排出連通孔22b及び冷却媒体流路34を覆って冷却媒体の洩れ止めを行う(図1参照)。
第1金属セパレータ14の外周には、互いに隣り合う2つの辺44a、44b、すなわち、矢印B方向(水平方向)に長尺な辺44aと、矢印C方向(鉛直方向)に短尺な辺44bとに、それぞれ金属露出部である2つの積層位置決め部46a、46bと、1つの積層位置決め部46cとが、第1シール部材42から外部に露呈して設けられる。
辺44aは、積層時に上部となる辺であり、この辺44aの中央に対して略対称位置に積層位置決め部46a、46bが設けられる。積層位置決め部46a、46bは、第1金属セパレータ14の両端マニホールド部よりも内方に配置されることが望ましい。辺44bは、積層時に一方の側部となる辺であり、この辺44bの略中央に積層位置決め部46cが設けられる。
積層位置決め部46cの位置は、辺44bに限定されるものではなく、積層時に他方の辺となる辺44cの略中央に設定してもよい。但し、積層位置決め部46a〜46cは、いずれも積層時に下部となる辺44dに設けられることはない。
図1に示すように、第2金属セパレータ16は、波形状にプレス加工された金属プレート50の外周縁部を周回して、樹脂製の第2シール部材(被覆部材)52が射出成形等により一体成形される。第2シール部材52は、面16aにおいて、酸化剤ガス供給連通孔20a、酸化剤ガス排出連通孔20b及び酸化剤ガス流路36を覆って酸化剤ガスの洩れ止めを行う一方、面16bにおいて、冷却媒体供給連通孔22a、冷却媒体排出連通孔22b及び冷却媒体流路34を覆って冷却媒体の洩れ止めを行う。
金属プレート50の外周には、互いに隣り合う2つの辺54a、54bに、それぞれ2つの積層位置決め部56a、56bと、1つの積層位置決め部56cとが、第2シール部材52から外部に露呈して設けられる。積層位置決め部56a〜56cは、上記の積層位置決め部46a〜46cと同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
図5は、燃料電池10を複数積層して燃料電池スタック60を組み付けるための組立装置80の概略斜視説明図であり、図6は、前記組立装置80の側面図である。
組立装置80は、フレーム部材82を備える。フレーム部材82は、矢印A方向両端に配置される固定板84a、84bと、前記固定板84a、84bの四隅に配置されて矢印A方向に延在する互いに平行な4本のガイドバー86と、前記ガイドバー86に支持されて前記固定板84a、84b間に配置される中間固定板84cとを備える。中間固定板84cは、固定板84bに近接している。
フレーム部材82を構成する一方の固定板84aには、ブロック88aを介して一対の滑車部90が取り付けられる。フレーム部材82を構成する他方の固定板84bの下部には、ブロック88bを介して一対の支持ロッド部92が高さ調整可能に固定される。
滑車部90は、ストッパ94に保持されて水平床面F上に配置される一方、支持ロッド部92は、前記水平床面F上に配置される。フレーム部材82は、通常、矢印A1方向先端(固定板84a側)を矢印A2方向先端(固定板84b側)よりも下方に傾斜している。
フレーム部材82は、少なくともユニット化された燃料電池10を含む各積層部品を滑車部90側から矢印A2方向に積層して燃料電池スタック60を得るための載置部96と、前記燃料電池スタック60に矢印A1方向に押圧力を付与するための加圧部98とを備える。
載置部96は、図7に示すように、積層部品、例えば、ユニット化された燃料電池10を位置決め支持する第1及び第2位置決め部102、104を備える。燃料電池10は、一方の長辺(辺44a、54a)に積層位置決め部46a、46b、56a及び56bが設けられるとともに、一方の短辺(辺44b、54b)に積層位置決め部46c、56cが設けられる。第1位置決め部102は、矢印A方向に互いに平行し且つそれぞれの高さ(矢印C方向)が異なる下部支持ロッド106a、106bを設ける一方、第2位置決め部104は、矢印A方向に延在する側部支持ロッド108を設ける。
下部支持ロッド106aは、積層位置決め部46a、56aを支持し、下部支持ロッド106bは、積層位置決め部46b、56bを支持し、側部支持ロッド108は、積層位置決め部46c、56cを支持する。燃料電池10の長辺(辺44a、54a)は、水平面に対して角度θ°だけ上方に傾斜している(図7参照)。この角度θ°は、燃料電池10が下部支持ロッド106a、106b及び側部支持ロッド108を介して安定した状態で保持される角度に設定されている。
例えば、燃料電池10の縦横比が1:2程度の場合には、下部支持ロッド106a、下部支持ロッド106b及び側部支持ロッド108にそれぞれ作用する反力を略等しくするためには、θ°=20°〜30°の範囲内に設定することが望ましい。
図5及び図6に示すように、加圧部98は、フレーム部材82を構成する固定板84bに固定されるシリンダ110を備える。シリンダ110から矢印A1方向に突出するロッド112の先端には、押圧部114が連結されるとともに、この押圧部114が押圧プレート116に係合する。
押圧プレート116は、4本のガイドバー86に支持されて矢印A方向に進退自在である。この押圧プレート116の長手方向(矢印B方向)両端には、作業者が把持可能な取手部120が設けられる。
図6に示すように、水平床面F上には、滑車部90側に近接する位置に、フレーム部材82の下部に係合して前記フレーム部材82を矢印G方向に揺動させる昇降部122が配置される。昇降部122は、例えば、ジャッキ等で構成されており、燃料電池スタック60の積層方向上流を上方に揺動させて前記燃料電池スタック60を水平姿勢に配置可能である。なお、昇降部122は、手動操作あるいは自動操作可能である種々のアクチュエータを採用可能である。
組立装置80を用いて燃料電池スタック60を組み立てる作業について、以下に説明する。
先ず、燃料電池10では、電解質膜・電極構造体12を挟んで第1及び第2金属セパレータ14、16が配置されるとともに、図示しない固定具等により一体的に固定されて燃料電池10が組み付けられる。さらに、燃料電池10は、組立装置80を介して複数積層されることにより、燃料電池スタック60が組み立てられる。
具体的には、図6に示すように、組立装置80を構成するフレーム部材82は、滑車部90と支持ロッド部92とが水平床面F上に配置されることにより、水平方向に対し傾斜している。そこで、フレーム部材82の載置部96には、固定板84a側からエンドプレート150a、絶縁プレート152a及びターミナルプレート154aが、順次、配置される。さらに、ターミナルプレート154aに積層して、複数の燃料電池10が載置部96に配置される。
この場合、燃料電池10では、図1に示すように、一方の長辺(辺44a、54a)に積層位置決め部46a、56aが矢印A方向に重なる位置に設けられるとともに、積層位置決め部46b、56bが同様に、矢印A方向に重なる位置に設けられる。さらに、燃料電池10の一方の短辺(辺44b、54b)には、積層位置決め部46c、56cが矢印A方向に重なる位置に設けられている。
このため、図7に示すように、各燃料電池10では、積層位置決め部46a、56aが下部支持ロッド106aに直接支持されるとともに、積層位置決め部46b、56bが下部支持ロッド106bに直接支持され、さらに積層位置決め部46c、56cが側部支持ロッド108に直接支持される。従って、第1及び第2位置決め部102、104に第1及び第2シール部材42、52の外周部が支持される場合に比べ、燃料電池10を正確且つ確実に位置決め支持することができる。
しかも、本実施形態では、積層位置決め部46a、46bは、辺44aの中央に対して略対称位置に設けられるとともに、積層位置決め部46cは、辺44bの略中央に設けられている。このため、第1及び第2位置決め部102、104を介して燃料電池10を確実且つ安定して支持することができるという利点がある。
これにより、本実施形態では、各燃料電池10を載置部96に、順次、積層するだけで、前記燃料電池10同士が互いに正確に位置決めされ、該燃料電池10の積層作業が高精度且つ迅速に遂行されるという効果が得られる。
次いで、載置部96に所定数の燃料電池10が積層された後、図6に示すように、ターミナルプレート154b、絶縁プレート152b及びエンドプレート150bが積層される。そして、加圧部98を構成するシリンダ110が駆動され、ロッド112を介して押圧部114が矢印A1方向に押し出される。これにより、押圧部114は押圧プレート116を矢印A1方向に押圧し、載置部96に載置されている燃料電池スタック60には、積層方向に沿って所定の押圧力が付与される。
さらに、燃料電池スタック60は、図示しない締め付けロッド等を介して締め付けられ、エンドプレート150a、150b間には、所定の締め付け荷重が付与される。なお、締め付けロッドに代替して、燃料電池スタック60全体をケーシング(図示せず)によって固定する構成を採用してもよい。
燃料電池スタック60が組み立てられた後、昇降部122が駆動されてフレーム部材82が、図6中、矢印G方向に揺動される。これにより、燃料電池スタック60は、水平姿勢に配置され、この燃料電池スタック60をフレーム部材82から容易に取り出すことができる。
次に、上記の燃料電池10の動作について説明する。
図1に示すように、燃料電池10には、空気等の酸素含有ガスである酸化剤ガス、水素含有ガス等の燃料ガス、及び純水やエチレングリコールやオイル等の冷却媒体が供給される。このため、酸化剤ガス供給連通孔20aから第2金属セパレータ16の酸化剤ガス流路36に酸化剤ガスが導入され、この酸化剤ガスが電解質膜・電極構造体12を構成するカソード側電極30に沿って移動する。
また、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔24aから第1金属セパレータ14の燃料ガス流路32に導入され、電解質膜・電極構造体12を構成するアノード側電極28に沿って移動する。従って、電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極30に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極28に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
カソード側電極30に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔20bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード側電極28に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔24bに沿って矢印A方向に排出される。
さらに、冷却媒体供給連通孔22aに供給された冷却媒体は、第1及び第2金属セパレータ14、16間の冷却媒体流路34に導入された後、矢印B方向に沿って流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体排出連通孔22bから排出される。
この場合、本実施形態では、燃料電池10は、図1に示すように、積層時に下部となる辺44bを除く上部及び両側部において、例えば、前記上部となる辺44aに積層位置決め部46a、46bが設けられるとともに、一方の側部となる辺44bに積層位置決め部46cが設けられている。同様に、積層時に上部となる辺54aに積層位置決め部56a、56bが設けられるとともに、積層時に一方の側部となる辺54bに積層位置決め部56cが設けられている。
このため、燃料電池10を積層した燃料電池スタック60を図示しない燃料電池車両に搭載して使用する際に、金属露出部である積層位置決め部46a〜46c及び56a〜56cが被水することを確実に阻止することが可能になる。これにより、簡単な構成で、燃料電池スタック60は、第1及び第2金属セパレータ14、16を介して漏電することがなく、所望の発電性能を確実に維持することができるという効果が得られる。
本発明の実施形態に係る燃料電池の概略分解斜視図である。 前記燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面図である。 前記第1金属セパレータの図2中、III−III線断面図である。 前記第1金属セパレータの図2中、IV−IV線断面図である。 燃料電池スタックを組み立てるための組立装置の概略斜視説明図である。 前記組立装置の側面図である。 前記組立装置の正面図である。 特許文献1の組立方法の説明図である。
符号の説明
10…燃料電池 12…電解質膜・電極構造体
14、16…金属セパレータ 26…固体高分子電解質膜
28…アノード側電極 30…カソード側電極
32…燃料ガス流路 34…冷却媒体流路
36…酸化剤ガス流路 40、50…金属プレート
42、52…シール部材 44a〜44d、54a、54b…辺
46a〜46c、56a〜56c…積層位置決め部
60…燃料電池スタック 80…組立装置
82…フレーム部材 96…載置部
98…加圧部 130…射出成形金型

Claims (3)

  1. 電解質の両側に一対の電極を設けた電解質・電極構造体を、一対の金属セパレータで挟持するとともに、水平方向に積層される燃料電池であって、
    前記金属セパレータは、水平方向の寸法が鉛直方向の寸法よりも長尺な横長形状に構成され、且つ金属プレートの外周縁部を覆って被覆部材が一体成形されており、
    前記金属プレートの外周には、積層時に下部となる一辺を除く上部及び少なくとも一方の側部に、前記被覆部材から前記金属プレートが露出した積層位置決め部が設けられ
    前記上部には、上部中央に対して対称位置にそれぞれ前記積層位置決め部が設けられるとともに、前記一方の側部には、側部中央に前記積層位置決め部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記積層位置決め部は、少なくとも3個所に設けられることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記積層位置決め部は、前記上部に2個所と前記一方の側部に1個所との合計3個所に設けられることを特徴とする燃料電池。
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