JP4416345B2 - ロータリソレノイド及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
本発明はロータリソレノイドに関し、特にロータリソレノイドに用いられるシャフトと永久磁石をマグネットカバーにより固定するロータリソレノイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマグネットカバーの例を図5に示す。図5(a)は従来のマグネットカバーの平面図、図5(b)は従来のマグネットカバーのA-A’縦断面図である。
【0003】
図5において、1はマグネットカバー、4はしきり、5は鍔である。
マグネットカバー1は円筒状で底面を円周状に覆うごとく鍔5を有する。また、マグネットカバー1の内壁には、複数個のしきり4が鍔5に直交するごとく設けられ、マグネットカバー1の内側は複数個(本従来例では4個)の空間に分割されている。
【0004】
従来のマグネットカバー1に、永久磁石8を取り付ける方法について図6と図7に基づいて説明する。図6(a)は従来のマグネットカバーの永久磁石取付け作業図、図6(b)は 従来のマグネットカバーのシャフト取付け作業図である。図7(a)は従来例の組立完了後のB-B’断面図、図7(b)は従来例の組立完了後の縦断面図である。
【0005】
図6及び図7において、1はマグネットカバー、4はしきり、5は鍔、6はシャフト、7はC型止め輪、8は永久磁石、9は平行ピンである。
【0006】
シャフト6には、平行ピン9を貫通させるための孔がシャフト6の軸方向に直交するごとく設けられている。また、シャフト6には、C型止め輪7を接続させるための溝がシャフト6の径方向に一周するごとく設けられている。
【0007】
永久磁石8は中空円筒を軸方向に複数個(本従来例では4分割)に分割された扇形状をしている。ここで、マグネットカバー1の内側にしきり4によって形成される空間の数と、永久磁石8の分割数は等しくなっている。
【0008】
従来のマグネットカバー1に、永久磁石8を取り付ける際には、まずシャフト6に設けられた溝にC型止め輪7を嵌合させる。次に、平行ピン9をシャフト6に設けられた孔に貫通させる。このとき、シャフト6と平行ピン9は直交した状態になる。次に、図6(a)に示すように、シャフト6に永久磁石8を接着剤にて固着させる。このとき、永久磁石8の内壁がシャフト6に密着するように固着され、最終的にシャフト6の軸周りは永久磁石8によって覆われる。
【0009】
その後、図6(b)に示すように、永久磁石8と一体になったシャフト6をマグネットカバー1に貫通させる。このとき、平行ピン9により、マグネットカバー1の内側にしきり4によって形成された空間に永久磁石8が誘導され、永久磁石8はしきり4によって形成された空間に確実に収納される。また、C型止め輪7により、永久磁石8はマグネットカバー1から離脱することはない。
【0010】
しかし、従来のマグネットカバーでは、永久磁石8を取り付ける際に、複数枚の永久磁石をわざわざ一つずつシャフト6に固着させなければならず、手間が掛かっていた。そのため、生産性が悪く手作業による工程が多いので、製品にバラツキができていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、簡単な作業でバラツキなく、シャフト6と永久磁石8を強固に固着できるマグネットカバーを有するロータリソレノイドを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シャフトに永久磁石を固着させるロータリソレノイドにおいて、永久磁石をシャフトに固定するためのマグネットカバーは、雄マグネットカバーと雌マグネットカバーの2個に分割され、雄マグネットカバーはしきりを有し、しきりには嵌合用突部が設けられ、他方の雌マグネットカバーもしきりを有し、しきりには嵌合用凹部が設けられ、嵌合用突部を嵌合用凹部に嵌合することでマグネットカバーを係止し、かつ複数個の部材を一体に強固に係止することを可能にした。
請求項2の発明は、シャフトに永久磁石を固着させるロータリソレノイドにおいて、永久磁石をシャフトに固定するためのマグネットカバーは、雄マグネットカバーと雌マグネットカバーの2個に分割され、一方の雄マグネットカバーはしきりを有し、しきりによって形成される空間に永久磁石を収納し、しきりには嵌合用突部を設け、他方の雌マグネットカバーもしきりを有し、しきりによって形成される空間に永久磁石を収納し、しきりには嵌合用凹部が設けられ、嵌合用突部を嵌合用凹部に嵌合することで、簡単な作業と少ない工程で、マグネットカバーを係止することを可能にした。
【0013】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は本発明のマグネットカバーの平面図、図1(b)は本発明のマグネットカバーのA-A’縦断面図である。図2(a)は本発明の雄マグネットカバー1aの斜視図、図2(b)は本発明の雌マグネットカバー1bの斜視図である。
【0014】
図1及び図2において、1aは雄マグネットカバー、1bは雌マグネットカバー、2は嵌合用突部、3は嵌合用凹部、4はしきり、5は鍔である。
雄マグネットカバー1aは中空円筒を軸方向に二分した形状で、底面を半円周状に覆うごとく鍔5を有する。また、雄マグネットカバー1aの内壁には、複数個のしきり4が鍔5に直交するごとく設けられ、雄マグネットカバー1aの内側は複数個(本実施例では2個)の空間に分割されている。しきり4には、しきり4に直立するごとく嵌合用突部2が設けられ、嵌合用突部の先端は細く形成されている。
【0015】
雌マグネットカバー1bは中空円筒を軸方向に二分した形状で、底面を半円周状に覆うごとく鍔5を有する。また、雌マグネットカバー1bの内壁には、複数個のしきり4が鍔5に直交するごとく設けられ、雌マグネットカバー1bの内側は複数個(本実施例では2個)の空間に分割されている。しきり4には、しきり4に直立するごとく嵌合用凹部3が設けられ、嵌合用凹部の先端には穴が設けられている。嵌合用凹部の前記穴には、雄マグネットカバー1aの嵌合用突部の細く形成された先端部が嵌合するようになっている。
【0016】
次に、本発明のマグネットカバーに永久磁石8を組み付ける方法について図3と図4に基づいて説明する。図3(a)は本発明のマグネットカバーの永久磁石取付け作業図、図3(b) は本発明のマグネットカバーのシャフト取付け作業図である。図4(a)は本発明の組立完了後のB-B’断面図、図4(b)は本発明の組立完了後の縦断面図である。
【0017】
図3及び図4において、1aは雄マグネットカバー、1bは雌マグネットカバー、2は嵌合用突部、3は嵌合用凹部、4はしきり、6はシャフト、7はC型止め輪、8は永久磁石である。
【0018】
シャフト6には、雄マグネットカバー1aの嵌合用突部2と雌マグネットカバー1bの嵌合用凹部3を貫通させるための孔がシャフト6の軸方向に直交するごとく設けられている。また、シャフト6には、C型止め輪7を接続させるための溝がシャフト6の径方向に一周するごとく設けられている。
永久磁石8は中空円筒を軸方向に複数個(本実施例では4分割)に分割された形状をしている。
【0019】
まず、シャフト6に設けられた溝にC型止め輪7を嵌合させる。次に、図3(a)に示すように、雄マグネットカバー1aと雌マグネットカバー1bのしきり4によって形成される空間に永久磁石8をそれぞれ収納する。このとき、わざわざ永久磁石をシャフトに固着する必要はなく、特別な治具を使用せずに、簡単に永久磁石をマグネットカバーに収納することができる。
【0020】
それから、図3(b)に示すように、雄マグネットカバー1aの嵌合用突部2と雌マグネットカバー1bの嵌合用凹部3をシャフト6の軸方向に直交するごとく設けられた孔に貫通させる。更に、前記孔の内部で雄マグネットカバー1aの嵌合用突部2の先端部を雌マグネットカバー1bの嵌合用凹部3の穴に嵌合させる。
これにより、雄マグネットカバー1aと雌マグネットカバー1bは一体化しシャフト6の周囲を包囲するごとく略円筒状になる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の効果としては、
請求項1の発明により、シャフトに永久磁石を固着させるロータリソレノイドにおいて、永久磁石をシャフトに固定するためのマグネットカバーは、雄マグネットカバーと雌マグネットカバーの2個に分割され、雄マグネットカバーはしきりを有し、しきりには嵌合用突部が設けられ、雌マグネットカバーもしきりを有し、しきりには嵌合用凹部が設けられ、嵌合用突部を嵌合用凹部に嵌合することでマグネットカバーを係止し、且つ複数個の部材を一体に強固に係止することが可能になった。
請求項2の発明は、シャフトに永久磁石を固着させるロータリソレノイドにおいて、永久磁石をシャフトに固定するためのマグネットカバーは、雄マグネットカバーと雌マグネットカバーの2個に分割され、雄マグネットカバーはしきりを有し、しきりによって形成される空間に永久磁石を収納し、しきりには嵌合用突部が設けられ、雌マグネットカバーもしきりを有し、しきりによって形成される空間に永久磁石を収納し、しきりには嵌合用凹部が設けられ、嵌合用突部を嵌合用凹部に嵌合することで、簡単な作業と少ない工程で、マグネットカバーを係止することが可能になった。
また、永久磁石8をシャフト6に組み付ける際に、特別な技術が必要とされないので、短時間で着実に作業することができ、生産性が向上した。
以上説明したように、本発明は産業上の利用可能性大なるものである。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明のマグネットカバーの平面図
(b)本発明のマグネットカバーのA-A’縦断面図
【図2】(a)本発明の雄マグネットカバー1aの斜視図
(b)本発明の雌マグネットカバー1bの斜視図
【図3】(a)本発明のマグネットカバーの永久磁石取付け作業図
(b)本発明のマグネットカバーのシャフト取付け作業図
【図4】(a)本発明の組立完了後のB-B’断面図
(b)本発明の組立完了後の縦断面図
【図5】(a)従来のマグネットカバーの平面図
(b)従来のマグネットカバーのA-A’縦断面図
【図6】(a)従来のマグネットカバーの永久磁石取付け作業図
(b) 従来のマグネットカバーのシャフト取付け作業図
【図7】(a)従来例の組立完了後のB-B’断面図
(b)従来例の組立完了後の縦断面図
【符号の簡単な説明】
1.マグネットカバー
1a.雄マグネットカバー
1b.雌マグネットカバー
2.嵌合用突部
3.嵌合用凹部
4.しきり
5.鍔
6.シャフト
7.C型止め輪
8.永久磁石
9.平行ピン
Claims (2)
- シャフトに永久磁石を固着させるロータリソレノイドにおいて、
永久磁石をシャフトに固定するためのマグネットカバーは、2個に分割され、一方のマグネットカバーはしきりを有し、前記しきりには嵌合用突部が設けられ、他方のマグネットカバーはしきりを有し、前記しきりには嵌合用凹部が設けられ、
前記嵌合用突部を前記嵌合用凹部に嵌合することでマグネットカバーを係止することを特徴としたロータリソレノイド。 - シャフトに永久磁石を固着させるロータリソレノイドにおいて、
永久磁石をシャフトに固定するためのマグネットカバーは、2個に分割され、一方のマグネットカバーはしきりを有し、前記しきりによって形成される空間に永久磁石を収納し、前記しきりには嵌合用突部が設けられ、
他方のマグネットカバーにもしきりを有し、前記しきりによって形成される空間に永久磁石を収納し、前記しきりには嵌合用凹部が設けられ、
前記嵌合用突部を前記嵌合用凹部に嵌合することでマグネットカバーを係止することを特徴としたロータリソレノイドの製造方法。
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