JP4415848B2 - 中継器及び液体噴射装置 - Google Patents

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この発明は、液体を噴射する噴射ヘッドを設けた液体噴射装置等において、噴射ヘッドのノズルから吸引した液体を廃液として排出するのに用いられる中継器、及びその中継器を備えた液体噴射装置に関するものである。
噴射ヘッドのノズルから液体をドット状に噴射するようにした液体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、単にプリンタという)が知られている。このプリンタには、インクカートリッジをキャリッジ上に搭載するオンキャリッジタイプのインク供給システムを備えたものと、インクカートリッジをキャリッジ以外の場所、例えばプリンタ本体側に搭載するオフキャリッジタイプのインク供給システムを備えたものとがある。このオフキャリッジタイプのインク供給システムを備えたプリンタにおいては、大判印刷等のために大容量のインクカートリッジを装備することができるとともに、インクカートリッジを搭載しないことにより、キャリッジを小型化して、プリンタ全体の大型化を避けることができる。
しかしながら、このオフキャリッジタイプのインク供給システムを備えたプリンタにおいても、インクカートリッジがプリンタのフレーム内等の限られたスペースに搭載されるため、インクの容量に制限を受けた。このため、大量の印刷物を連続して印刷する場合等においては、インクカートリッジを頻繁に交換する必要があって、その操作が面倒であるという問題があった。
このような問題に対処するため、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような構成のインク供給装置も従来から提案されている。特許文献1に開示の従来構成においては、台座上に複数のインク供給用カートリッジが並設されたタンクがプリンタの外部に設置され、各インク供給用カートリッジにはインク供給ダクトが接続されている。そして、これらのインク供給ダクトをプリンタのインクカートリッジに接続した状態で、インク供給用カートリッジからインク供給ダクトを介してプリンタのインクカートリッジにインクを自動的に供給するようになっている。
特許文献2に開示の従来構成においては、プリンタのキャリッジ上のインクカートリッジを外して、その代わりにアタッチメントを取付け、そのアタッチメントに対して外部からインクタンクからインクを供給するようにしている。
中国実用新案登録公告CN2355886Y号公報 特開2003―326732号公報
ところで、この種のプリンタにおいては、噴射ヘッドとしての記録ヘッドのノズル部分でインクが乾燥硬化するのを防止するために、フレームの一側部の印刷範囲外領域(記録ヘッドのホームポジションと対応する位置)に、廃インク吸引処理装置が配設されている。この廃インク吸引処理装置は、吸引ポンプと、その吸引ポンプに管路を介して接続された廃液タンクとから構成されている。そして、吸引ポンプにより記録ヘッドのノズルからインクが吸引されて、そのインクが廃液として廃液タンクに回収されるようになっている。
ところが、このような廃インク吸引処理装置を備えたプリンタにおいては、廃液タンクがフレーム内の限られたスペースに搭載されるため、廃液の回収容量が限定された。よって、前述した特許文献1及び特許文献2に開示された従来のインク供給装置を装備して、大量の印刷物を連続して印刷できるよう構成した場合でも、廃液を回収処理する廃インク吸引処理装置側で制約を受けて、結果的に大量の印刷を行うことが難しいという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、廃液を回収するための廃液タンクを容易に接続することができる中継器、及びその中継器を備えた液体噴射装置を提供することにある。
この発明のその上の目的は、装置本体外に大回収容量の廃液タンクを装備することができて、大量の液体噴射作業を連続して行うことができる液体噴射装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明の中継器は、廃液中継通路及び供給液中継通路を有して液体噴射機構のフレームに装着され、前記廃液中継通路の一端には、噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプの排出側に第1廃液管路を介して接続されるポンプ側接続口が設けられる一方、前記廃液中継通路の他端には、液体を廃液として回収するための廃液タンクに少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2廃液管路を介して接続される排出口が設けられ、前記供給液中継通路の一端には、移動しながら液体を噴射する前記噴射ヘッドに少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第1供給管路を介して接続されるヘッド側接続口が設けられる一方、前記供給液中継通路の他端には、前記液体を貯留する供給液タンクに少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2供給管路を介して接続されるタンク側接続口が設けられ、前記廃液タンク、第2廃液管路、前記供給液タンク及び第2供給管路は前記フレームの外部に配置され、前記第2廃液管路は、吸引された液体を排出するために前記フレームの外部に露出するように設けられた前記排出口に対して、螺合構造を介して着脱可能に接続される。
この構成によれば、廃液中継通路の排出口に廃液を回収するための廃液タンク等を接続することができる。そして、吸引ポンプにて噴射ヘッドのノズルから吸引された液体を中継器を介してプリンタ等の装置外の廃液タンク等に回収することができる。よって、プリンタ等のフレーム内の収容スペースに制限されることなく、大回収容量の廃液タンクを装備することができ、インク等の廃液を廃液タンク内に連続して大量に回収することができる。また、廃液タンク内に廃液が満杯になった場合は、廃液タンクを前記フレームの外部に設置できるため、その廃液タンクの交換が容易である。従って、以上のように構成された中継器を用いれば、大量印刷に好適に対応できるものとなる。また、廃液中継通路の排出口と廃液タンクとの間に介在される第2廃液管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、廃液タンクを任意の位置に設置することができる。さらに、第2廃液管路が接続される排出口はフレームの外部に露出されているので、螺合構造を介して第2廃液管路の接離を簡単かつ確実に行うことができて、廃液タンクの交換操作を容易に行うことができる。
また、吸引ポンプから廃液タンク等への廃液の中継と、供給液タンクから噴射ヘッドへの供給液の中継とを共に行うことができ、部品点数を減らすことができる。また、移動しながら液体を噴射する噴射ヘッドと供給液中継通路のヘッド側接続口との間に介在される第1供給管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、噴射ヘッドが移動されながら噴射動作が行われる場合に、第1供給管路が噴射ヘッドに追従して容易に変形をともないながら移動され、噴射ヘッドの移動や液体の供給に悪影響を及ぼすおそれを抑制することができる。さらに、供給液タンクと供給液中継通路との間に介在される第2供給管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、中継器に対する第2供給管路の脱着が容易であるとともに、供給液タンクの設置位置に対する拘束が少なくなり、供給液タンクを任意の位置に設置できる。
この発明の液体噴射装置では、液体を噴射する噴射ヘッドと、その噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプとを有し、前記のような構成の中継器の廃液中継通路をポンプ側接続口において第1廃液管路を介して吸引ポンプの排出側に接続するとともに、供給液中継通路をヘッド側接続口において第1供給管路を介して噴射ヘッドに接続している。この構成によれば、吸引ポンプから廃液タンク等への廃液の回収と、供給液タンクから噴射ヘッドへの供給液の供給とを、廃液中継通路及び供給液中継通路を介して連続的に行うことができる。よって、大量の液体の噴射動作を継続して行うことができ、例えばプリンタにおいて大量印刷に好適である。
この発明の液体噴射装置では、液体を噴射する噴射ヘッドと、噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプと、前記液体を廃液として回収するための廃液タンクと、一端にポンプ側接続口が設けられるとともに他端に排出口が設けられた廃液中継通路を有して液体噴射機構のフレームに装着され、前記ポンプ側接続口が第1廃液管路を介して前記吸引ポンプの排出側に接続される一方、前記排出口が少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2廃液管路を介して前記廃液タンクに接続される中継器とを有し、前記廃液タンク及び前記第2廃液管路は前記フレームの外部に配置され、前記第2廃液管路は、吸引された液体を排出するために前記フレームの外部に露出するように設けられた前記排出口に対して、螺合構造を介して着脱可能に接続される
この構成によれば、廃液中継通路の排出口に大回収容量の廃液タンク等を容易に接続することができるとともに、吸引ポンプにて噴射ヘッドのノズルから吸引される液体を、廃液中継通路を介して廃液タンク等に連続して回収することができる。よって、プリンタ等のフレーム内の収容スペースに制限されることなく、大回収容量の廃液タンクを装備することができ、インク等の廃液を廃液タンク内に連続して大量に回収することができる。また、廃液タンク内に廃液が満杯になった場合は、廃液タンクを前記フレームの外部に設置できるため、その廃液タンクの交換が容易である。従って、大量印刷に好適に対応できるものとなる。また、廃液中継通路の排出口と廃液タンクとの間に介在される第2廃液管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、廃液タンクを任意の位置に設置することができる。さらに、第2廃液管路が接続される排出口はフレームの外部に露出されているので、螺合構造を介して第2廃液管路の接離を簡単かつ確実に行うことができて、廃液タンクの交換操作を容易に行うことができる。
この発明の液体噴射装置は、移動しながら液体を噴射する噴射ヘッドと、前記液体を貯留する供給液タンクと、前記噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプと、前記液体を廃液として回収するための廃液タンクと、一端にポンプ側接続口が設けられるとともに他端に排出口が設けられた廃液中継通路を有して液体噴射機構のフレームに装着され、前記ポンプ側接続口が第1廃液管路を介して前記吸引ポンプの排出側に接続される一方、前記排出口が少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2廃液管路を介して前記廃液タンクに接続される廃液用中継器と、一端にヘッド側接続口が設けられるとともに他端にタンク側接続口が設けられた供給液中継通路を有して前記フレームに装着され、前記ヘッド側接続口が第1供給管路を介して前記噴射ヘッドに接続される一方、前記タンク側接続口が第2供給管路を介して前記供給液タンクに接続される供給液用中継器とを備え、前記廃液タンク、第2廃液管路、前記供給液タンク及び第2供給管路は前記フレームの外部に配置され、前記第2廃液管路は、吸引された液体を排出するために前記フレームの外部に露出するように設けられた前記排出口に対して、螺合構造を介して着脱可能に接続される。
この構成によれば、廃液中継通路の排出口に廃液を回収するための廃液タンク等を接続することができる。そして、吸引ポンプにて噴射ヘッドのノズルから吸引された液体を中継器を介してプリンタ等の装置外の廃液タンク等に回収することができる。よって、プリンタ等のフレーム内の収容スペースに制限されることなく、大回収容量の廃液タンクを装備することができ、インク等の廃液を廃液タンク内に連続して大量に回収することができる。また、廃液タンク内に廃液が満杯になった場合は、廃液タンクを前記フレームの外部に設置できるため、その廃液タンクの交換が容易である。従って、以上のように構成された中継器を用いれば、大量印刷に好適に対応できるものとなる。また、廃液中継通路の排出口と廃液タンクとの間に介在される第2廃液管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、廃液タンクを任意の位置に設置することができる。さらに、第2廃液管路が接続される排出口はフレームの外部に露出されているので、螺合構造を介して第2廃液管路の接離を簡単かつ確実に行うことができて、廃液タンクの交換操作を容易に行うことができる。
また、吸引ポンプから廃液タンク等への廃液の中継と、供給液タンクから噴射ヘッドへの供給液の中継とを共に行うことができ、部品点数を減らすことができる。また、移動しながら液体を噴射する噴射ヘッドと供給液中継通路のヘッド側接続口との間に介在される第1供給管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、噴射ヘッドが移動されながら噴射動作が行われる場合に、第1供給管路が噴射ヘッドに追従して容易に変形をともないながら移動され、噴射ヘッドの移動や液体の供給に悪影響を及ぼすおそれを抑制することができる。さらに、供給液タンクと供給液中継通路との間に介在される第2供給管路は少なくとも一部がフレキシブルパイプからなるので、中継器に対する第2供給管路の脱着が容易であるとともに、供給液タンクの設置位置に対する拘束が少なくなり、供給液タンクを任意の位置に設置できる。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態の液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11においては、そのフレーム12にプラテン13が架設され、図示しない紙送り機構により、このプラテン13上に印刷媒体としての用紙Pが給送されるようになっている。フレーム12にはガイド部材14がプラテン13と平行に架設され、このガイド部材14にはキャリッジ15が移動可能に支持されている。そして、このキャリッジ15は、タイミングベルト16を介してキャリッジ用モータ17に作動連結され、そのキャリッジ用モータ17の駆動により、ガイド部材14に沿って所定範囲内で往復移動されるようになっている。
前記キャリッジ15のプラテン13と対向する面には、噴射ヘッドとしての記録ヘッド18が搭載されている。キャリッジ15上には記録ヘッド18に液体としてのインクを供給するための6個のバルブユニット19が搭載されている。これらのバルブユニット19は、プリンタ11に使用される6色(種類)のインクを内部に一時的に貯留するようになっている。記録ヘッド18には下方へ向かって図示しない複数のノズルが設けられ、これらのノズルからターゲットとしての用紙P上にインクがドット状に噴射されて、印刷が行われるようになっている。
図1に示すように、前記フレーム12の後部側には凹状をなすとともに、後方に向かって開放した一対の装着部20A,20Bが形成されている。一方の装着部20A内の一側部には6個のインクカートリッジ21が着脱可能に装着され、それらのインクカートリッジ21には前記6色のインクが貯留されている。各インクカートリッジ21にはフレキシブルチューブからなる供給管路22が接続され、それらの供給管路22の先端が記録ヘッド18側の各バルブユニット19に接続されている。そして、図示しない加圧ポンプからの空気圧により、各インクカートリッジ21から供給管路22を介して、記録ヘッド18側のバルブユニット19にインクが供給されるようになっている。
図1及び図2に示すように、前記フレーム12の一側部の印刷範囲外領域であって、記録ヘッド18のホームポジションと対応する部分には、記録ヘッド18のノズルからインクを吸引するためのインク吸引処理装置25が配設されている。このインク吸引処理装置25は、上面を開口したほぼ扁平四角箱状をなす昇降可能なキャップ26と、そのキャップ26の底部から延びるインクチューブ27と、そのインクチューブ27の入口付近に設けられた逆止弁28と、インクチューブ27の出口付近に設けられたスクイズ式のチューブポンプよりなる吸引ポンプ29とを備えている。キャップ26内にはインクを含む吸収体30が配設されている。そして、非印刷時にキャリッジ15がホームポジションに移動されて、キャップ26が図示しない駆動手段により上昇されて、そのキャップ26により記録ヘッド18のノズルが覆われ、ノズル部のインクの乾燥が抑制されるようになっている。
図1及び図2に示すように、前記フレーム12の後部の他方の装着部20Bには、廃液用の中継器31が後面をフレーム12の外部に露出させた状態で装着固定されている。この中継器31の本体32はブロック状に形成され、その本体32内には廃液中継通路33が形成されている。廃液中継通路33の前端には円筒状のポンプ側接続口33aが突出形成されるとともに、後端には円筒状の排出口33bが突出形成されている。廃液中継通路33のポンプ側接続口33aは、フレキシブルチューブからなる第1廃液管路34を介して前記吸引ポンプ29の排出側に接続されている。
前記フレーム12の後方には廃液タンク35が配設され、その内部にはインクの吸収体36が積層配置されている。廃液タンク35にはフレキシブルチューブからなる第2廃液管路37が接続固定され、その第2廃液管路37の先端が中継器31の廃液中継通路33の排出口33bに対して着脱可能に接続されるようになっている。すなわち、図2及び図3に示すように、前記中継器31の排出口33bの外周にはネジ部38が形成されている。第2廃液管路37の先端には、ナット39が支持筒40を介して回転可能に取り付けられている。そして、このナット39をネジ部38に螺合させることにより、第2廃液管路37が排出口33bに対して着脱可能に接続されるようになっている。
前記中継器31の排出口33bと第2廃液管路37との接続部分には、弁機構41が設けられている。この弁機構41は、第2廃液管路37の支持筒40内に形成された弁座42と、その弁座42に接離可能に対向配置された弁体43と、その弁体43を弁座42側に付勢するバネ44と、弁体43を開閉するために排出口33bに突設された通孔45aを有する開閉ドッグ45とから構成されている。そして、第2廃液管路37が排出口33bに接続されたときには、開閉ドッグ45により弁体43が押圧開放され、第2廃液管路37が排出口33bから切り離されたときには、バネ44の付勢力により弁体43が閉鎖されるようになっている。
さらに、前記第2廃液管路37が中継器31の排出口33bに接続された状態で、キャップ26により記録ヘッド18のノズルが覆われるとともに、吸引ポンプ29が駆動されることにより、ノズル付近に付着している高粘度のインクや塵埃等がインクチューブ27を介して吸引される。この吸引により、記録ヘッド18のインク噴射機能が良好に維持される。そして、この吸引されたインク等が廃液として、第1廃液管路34、廃液中継通路33及び第2廃液管路37を介して廃液タンク35に排出されて、吸収体36に吸収貯留されるようになっている。
次に、前記のように構成された中継器31を備えるプリンタの動作を説明する。
図1及び図2に示す状態では、フレーム12の後方に配置された廃液タンク35から延びる第2廃液管路37の先端が中継器31の排出口33bに接続されている。この状態で、プリンタが印刷動作されると、キャリッジ15が移動されながら、各インクカートリッジ21内に貯留されたインクが供給管路22を介してバルブユニット19に供給され、記録ヘッド18のノズルから用紙P上に対してドット状に噴射されて印刷が行われる。
また、プリンタの印刷動作が休止される場合等には、キャリッジ15がインク吸引処理装置25のキャップ26と対応するホームポジションに移動される。この状態で、図2に示すように、上昇したキャップ26により記録ヘッド18のノズルが覆われて、キャップ26内の吸収体30によりノズルの乾燥が抑制される。
さらに、記録ヘッド18のノズルをクリーニングするためのスイッチ(図示しない)が操作された場合、印刷中の適当なタイミングに達した場合、あるいはインクカートリッジ21の交換が行われる場合等には、前記の休止時と同様にキャリッジ15がホームポジションに移動されて、キャップ26により記録ヘッド18のノズルが覆われる。この状態で、吸引ポンプ29が駆動されると、ノズル付近に付着している高粘度のインクや塵埃等が吸引され、第1廃液管路34、廃液中継通路33及び第2廃液管路37を介して廃液タンク35に排出されて、吸収体36に吸収貯留される。
この場合、廃液タンク35がフレーム12の外部に配設されているため、フレーム12内の収容スペースに制限されることなく、大回収容量の廃液タンク35を装備することができる。よって、短期間のうちに廃液タンク35の回収容量に制限を受けることはほとんどなく、吸引ポンプ29にて記録ヘッド18のノズルから吸引した廃液を、廃液タンク35内に連続して回収することができる。
次に、廃液タンク35内に廃液が満杯に回収されて、廃液タンク35を交換する必要がある場合には、その満杯の廃液タンク35から延びる第2廃液管路37の先端のナット39を中継器31の排出口33bのネジ部38から取り外して、第2廃液管路37を排出口33bから切り離す。その後、満杯の廃液タンク35と空の廃液タンク35とを交換し、その空の廃液タンク35から延びる第2廃液管路37の先端のナット39を中継器31の排出口33bのネジ部38に螺合させて、第2廃液管路37を排出口33bに接続する。
このように、廃液タンク35の交換時に、中継器31を介して廃液タンク35側の第2廃液管路37を吸引ポンプ29の排出側の第1廃液管路34に対して切り離し及び接続することができる。このため、それらの廃液管路34,37間の接離を簡単かつ確実に行うことができて、廃液タンク35の交換操作を容易に行うことができる。また、第2廃液管路37がフレキシブルパイプから構成されているため、廃液タンク35をフレーム12の後方の任意の位置に設置できる。しかも、廃液タンク35がこのように任意の位置に設置されていても、中継器31の排出口33bに対して第2廃液管路37を簡単に着脱することができて、廃液タンク35の交換作業を容易に行うことができる。さらに、第2廃液管路37の先端と中継器31の排出口33bとの接続部分に弁機構41が設けられて、その接続部分の切り離し時に弁機構41が閉鎖されるようになっているため、廃液タンク35の交換時に、廃液が漏出するおそれを防止することができる。
以上に述べたこの第1実施形態の効果を列挙すれば以下の通りである。
・ 中継器31の廃液中継通路33の排出口33bに廃液を回収するための廃液タンク等をプリンタ11のフレーム12外において接続することができる。従って、前記フレーム12内の収容スペースに制限されることなく、大回収容量の廃液タンクを装備することができ、大量印刷に対応できる。
・ 廃液タンク35内に廃液が満杯になった場合は、中継器31のポンプ側接続口33aに対して第2廃液管路37を脱着することにより、廃液タンクの交換が容易である。従って、大量印刷を継続して実行できる。
・ タンク側の排出口33bに、接続時に開放するとともに、切り離し時に閉鎖される弁機構41が設けられているため、廃液タンク35の交換等を行う場合に、廃インクが漏出するおそれを抑制することができる。
・ 中継器31をインクジェット式プリンタ11に設けたことにより、記録ヘッド18のノズルからの廃インクを廃液タンク35を大量に回収でき、大量印刷に寄与できる。しかも、廃液タンク35は、プリンタ11のフレーム12外に設置されるものであるため、プリンタ11が大型化してしまうのを避けることができる。
・ 中継器31をフレーム12に装着するための装着部20A,20Bが凹状をなし、しかも、その装着部20A,20Bがフレームの後部側に設けられているため、中継器31がフレーム12の前部側等に露出することがなく、装置の外観を良好に保つことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を説明する。なお、この第2実施形態以降の各実施形態の説明においては、それ以前の実施形態とは異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図4及び図5に示すように、前記第1実施形態のインクカートリッジ21に代えて、フレーム12の後部の装着部20Aに供給液用の中継器51が後面をフレーム12の外部に露出させた状態で装着固定されている。この中継器51の本体52はブロック状に形成され、その本体52内には複数の供給液中継通路53が所定間隔おきで平行に形成されている。各供給液中継通路53の前端には円筒状のヘッド側接続口53aが突出形成されるとともに、後端には円筒状のタンク側接続口53bが突出形成されている。各供給液中継通路53のヘッド側接続口53aにはフレキシブルチューブからなる第1供給管路54が接続固定され、それらの第1供給管路54の先端が記録ヘッド18側の各バルブユニット19にそれぞれ接続されている。
前記フレーム12の後方にはタンクホルダ55が配設されている。タンクホルダ55内には6個の大容量の供給液タンク56が着脱可能に収容され、それらの供給液タンク56内には前記6色のインクが貯留されている。各供給液タンク56にはフレキシブルチューブからなる第2供給管路57が接続固定され、それらの第2供給管路57の先端が中継器51の各供給液中継通路53のタンク側接続口53bに対して着脱可能に接続されている。すなわち、前記第1実施形態と同様に、タンク側接続口53bの外周に形成されたネジ部58と、第2供給管路57の先端に支持筒60を介して回転可能に取り付けられたナット59との螺合により、各第2供給管路57がタンク側接続口53bに対して着脱可能に接続されるようになっている。
前記各第2供給管路57とタンク側接続口53bとの接続部分には、弁機構61が設けられている。この弁機構61は、前記第1実施形態の弁機構41と同様に、第2供給管路57の支持筒60内に設けられた弁座62、弁体63及びバネ64と、タンク側接続口53bに突設された通孔65aを有する開閉ドッグ65とから構成されている。そして、第2供給管路57がタンク側接続口53bに接続されたときには、開閉ドッグ65により弁体63が押圧開放され、第2供給管路57がタンク側接続口53bから切り離されたときには、バネ64の付勢力により弁体63が閉鎖されるようになっている。
前記各供給液中継通路53内に位置するように、各タンク側接続口53bの内部にはフィルタ66が配設されている。そして、各第2供給管路57が中継器51のタンク側接続口53bに接続された状態で、図示しない加圧ポンプからの空気圧により、各供給液タンク56から第2供給管路57、中継器51及び第1供給管路54を介して、記録ヘッド18側のバルブユニット19にインクが供給されるようになっている。この場合、中継器51の供給液中継通路53内において、フィルタ66によりインクに含まれる不純物等が濾過されるようになっている。
廃インク排出経路の中継器31及びその関連構成については、前記第1実施形態と同様である。
さて、この第2実施形態においては、供給液タンク56がフレーム12の外部に配設されているため、フレーム12内の収容スペースに制限されることなく、大容量の供給液タンク56を装備することができる。よって、供給液タンク56を頻繁に交換することなく、記録ヘッド18にインクを連続的に供給することができる。従って、中継器31を介して廃液タンク35をフレーム12の外部に設置したことと相まって、大量の印刷作業を継続して行うことができる。また、第1供給管路54がフレキシブルパイプから構成されているため、記録ヘッド18が移動されながら印刷動作が行われる際に、第1供給管路54が記録ヘッド18に追従して容易に移動される。よって、記録ヘッド18の移動やインクの供給に悪影響を及ぼすおそれを抑制することができる。
さらに、供給液タンク56内のインクが消費されて、供給液タンク56を交換する場合には、第2供給管路57の先端のナット59をタンク側接続口53bのネジ部58に対して係脱させることにより、第2供給管路57をタンク側接続口53bに簡単に接離することができる。よって、空の供給液タンク56とインクが満たされた供給液タンク56とを容易に交換することができる。この場合、第2供給管路57がフレキシブルパイプから構成されているため、供給液タンク56がフレーム12の後方の任意の位置に設置することができるとともに、このように任意の位置に設置されていても、タンク側接続口53bに対して第2供給管路57を簡単に着脱することができて、供給液タンク56の交換作業を容易に行うことができる。しかも、第2供給管路57の先端と中継器51のタンク側接続口53bとの接続部分に弁機構61が設けられて、その接続部分の切り離し時に弁機構61が閉鎖されるようになっているため、供給液タンク56の交換時に、インクが漏出するおそれを防止することもできる。
以上のように、この第2実施形態では、前記第1実施形態の効果に加えて以下の効果がある。
・ 吸引ポンプ29から廃液タンク35への廃液の中継と、供給液タンク56から記録ヘッド18へのインクの中継とを共に行うことができ、部品点数を減らすことができるとともに、大量印刷に寄与できる。
・ インク側の中継器51のタンク側接続口53bに、供給液タンク56との間の第2供給管路57が着脱可能に接続されるため、供給液タンク56の交換操作を容易に行うことができ、大量印刷を連続して行う場合に都合がよい。
・ 供給液タンク56の第2供給管路57の先端部に、接続時に開放するとともに、切り離し時に閉鎖される弁機構61が設けられているため、供給液タンク56の交換等を行う場合に、インクが漏出するおそれを抑制することができる。
・ 中継器51の供給液中継通路53内のフィルタ66により、インクに含まれる不純物等が記録ヘッド18に送られるのを阻止でき、記録ヘッド18の故障や、インクの噴射不良を未然に防止できる。
・ 中継器51と記録ヘッド18との間の第1供給管路54がフレキシブルパイプとなっているため、記録ヘッド18が移動される際、第1供給管路54が容易に変形をともないながら移動される。このため、記録ヘッド18の移動等がスムーズである。
・ 中継器51と供給液タンク56との間の第2供給管路57がフレキシブルパイプによって構成されているため、中継器51に対する同第2供給管路57の脱着が容易であるとともに、供給液タンク56の設置位置に対する拘束が少なくなり、供給液タンク56を任意の位置に設置できる。
・ 中継器51の装着部20Aがフレーム12の後部側に設けられているため、中継器51がフレーム12の前部側等に露出することがなく、装置の外観を良好に保つことができる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を説明する。
さて、この第3実施形態においては、図6に示すように、フレーム12の後部の装着部20は1箇所にのみ設けられ、その装着部20に中継器71が装着固定されている。この中継器71の筐体としての本体72には、前記第1及び第2実施形態と同様の廃液中継通路33及び複数の供給液中継通路53が平行に延びるように形成されている。従って、この第3実施形態においては、中継器71の共通の本体72に廃液中継通路33及び複数の供給液中継通路53が設けられている。
そして、この中継器71の前面に設けられたポンプ側接続口33aが第1廃液管路34を介して吸引ポンプ29の排出側に接続されるとともに、複数のヘッド側接続口53aが第1供給管路54を介して記録ヘッド18側の各バルブユニット19に接続されている。また、中継器71の後面に設けられた排出口33bが第2廃液管路37を介して廃液タンク35に接続されるとともに、複数のタンク側接続口53bが第2供給管路57を介して供給液タンク56に接続されている。廃液中継通路33と第1廃液管路34及び第2廃液管路37との接続構成、供給液中継通路53と第1供給管路54及び第2供給管路57との接続構成は前記第1,第2実施形態と同様である。
従って、この第3実施形態においては、前記第1及び第2実施形態の作用効果に加えて、吸引ポンプ29から廃液タンク35への廃液の中継と、供給液タンク56から記録ヘッド18へのインクの中継とを、1つの中継器71にて共に行うことができる。よって、部品点数を少なくできるとともに、廃液中継通路33及び供給液中継通路53に対する各管路の接続を一箇所においてまとめて行うことができる。
以上のように、この第3実施形態においては、以下の効果を発揮する。
・ 廃液中継通路33と供給液中継通路53とが共通の本体72上に設けられているため、部品点数を少なくできるとともに、各管路をまとめることができて、プリンタ11の外観を向上できる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を説明する。
さて、この第4実施形態においては、図7及び図8に示すように、フレーム12の後部に設けられた凹状の装着部20に、前記第3実施形態とほぼ同一構成の中継器71が後面をフレーム12の外部に露出させた状態で着脱可能に装着されている。装着部20を構成する奥壁20aには複数の第1嵌合孔75及び1つの第2嵌合孔76が所定間隔おきに形成されている。各第1嵌合孔75には記録ヘッド18側のバルブユニット19から延びる第1供給管路54が接続されるとともに、第2嵌合孔76には吸引ポンプ29の排出側から延びる第1廃液管路34が接続されている。そして、フレーム12の装着部20に中継器71が装着されたとき、中継器71の各ヘッド側接続口53a及びポンプ側接続口33aが装着部20の各第1嵌合孔75及び第2嵌合孔76に嵌合接続されるようになっている。
中継器71の本体72の外側面及び装着部20を構成する側壁20bには、互いに係合可能な板ばね70b及び凹部20cが形成され、装着部20に対する中継器71の装着が弾性的に保持されるようになっている。
前記中継器71のヘッド側接続口53aと装着部20の第1嵌合孔75との接続部分には、前記第2実施形態とほぼ同一構成の弁機構61が設けられている。すなわち、この弁機構61は、ヘッド側接続口53a内に設けられた弁座62、弁体63及びバネ64と、第1嵌合孔75側に突設された開閉ドッグ65とから構成されている。そして、ヘッド側接続口53aが第1嵌合孔75に嵌合接続されたときには、開閉ドッグ65により弁体63が押圧開放され、ヘッド側接続口53aが第1嵌合孔75から切り離されたときには、バネ64の付勢力により弁体63が閉鎖されるようになっている。また、前記弁機構61に近接して、供給液中継通路53内にはフィルタ66が配設されている。
前記中継器71のポンプ側接続口33aと装着部20の第2嵌合孔76との接続部分には、前記第1実施形態とほぼ同一構成の弁機構41が設けられている。すなわち、この弁機構41は、ポンプ側接続口33a内に設けられた弁座42、弁体43及びバネ44と、第2嵌合孔76側に突設された開閉ドッグ45とから構成されている。そして、ポンプ側接続口33aが第2嵌合孔76に嵌合接続されたときには、弁体43が押圧開放されるとともに、ポンプ側接続口33aが第2嵌合孔76から切り離されたときには、弁体43が閉鎖されるようになっている。
さて、この第4実施形態においては、中継器71をフレーム12の装着部20に対して取り外しまたは装着することにより、供給液タンク56側の第2供給管路57を記録ヘッド18側の第1供給管路54に対して簡単に切り離しまたは接続することができる。それと同時に、廃液タンク35側の第2廃液管路37を吸引ポンプ29側の第1廃液管路34に対して簡単に切り離しまたは接続することができる。よって、供給液タンク56や廃液タンク35の交換あるいは装置の配置替え等を容易に行うことができる。また、中継器71を装着部20から取り外して、ヘッド側接続口53a及びポンプ側接続口33aが嵌合孔75,76から切り離されたときには、弁機構61,41が閉鎖されるようになっている。このため、供給液タンク56や廃液タンク35の交換時にインク漏れや廃液漏れが生じるおそれを防止することができる。
従って、この第4実施形態では以下の効果がある。
・ 中継器71がフレーム12に対して着脱可能であるため、中継器71の脱着のみで、複数の各管路の接続及び切り離しを行うことができ、廃液タンク35や供給液タンク56の交換等をワンタッチで簡単に行うことができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1実施形態では、記録ヘッド18側に6個のバルブユニット19を設けるとともに、フレーム12側に6個のインクカートリッジ21を装備しているが、このバルブユニット19及びインクカートリッジ21の数は何個でもよい。例えば、プリンタが単色対応であればバルブユニット19及びインクカートリッジ21はそれぞれ1個でよく、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー対応であれば、それぞれ4個でよい。
・ 前記第2〜第4実施形態では、記録ヘッド18側に6個のバルブユニット19を設けるとともに、タンクホルダ55側に6個の供給液タンク56を装備しているが、このバルブユニット19及び供給液タンク56の数は何個でもよい。すなわち、プリンタが単色対応であればバルブユニット19及び供給液タンク56はそれぞれ1個でよく、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー対応であれば、それぞれ4個でよい。
・ 前記第1及び第2実施形態では、廃液用の中継器31がフレーム12の後部の装着部20に装着固定されているが、この中継器31を第4実施形態の中継器71と同様に、装着部20に対して着脱可能に装着するように構成してもよい。
・ 前記第2実施形態では、供給液用の中継器51がフレーム12の装着部20に装着固定されているが、この中継器51を第4実施形態の中継器71と同様に、装着部20に対して着脱可能に装着するように構成してもよい。
・ 前記各実施形態において、中継器31,51,71に接続される各管路34,37,54,57として、例えば両端部をステンレススチール等の金属または硬質合成樹脂の剛体により構成し、それらの間をフレキシブルパイプによって構成する等、少なくとも一部をフレキシブルパイプにより構成してもよい。
・ 前記各実施形態において、弁機構41,61を設けた第2廃液管路37,第2供給管路57等において、弁機構41,61を省略して、それに代えて、第2廃液管路37,第2供給管路57等の開口を栓をするためのキャップを設けてもよい。この場合には、第2廃液管路37,第2供給管路57等を中継器31,51,71から外した際に、その第2廃液管路37,第2供給管路57の端部開口をキャップによって閉鎖することができる。
・ 中継器31,51,71内の中継通路33,53内に、外部操作により作動されて、同中継通路33,53を開閉するようにしたバルブを設けてもよい。このようにすれば、中継通路33,53を閉鎖することができて、第2廃液管路37,第2供給管路57の脱着時等において、開放された接続口33a,33b,53a,53b等からの廃インクやインクの漏出を抑制できる。
・ 前記各実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタに使用したが、インク以外の液体を噴射する液体噴射装置に応用してもよい。例えば、液晶ディスプレイやEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
第1実施形態のプリンタを示す斜視図。 図1のプリンタの廃インク吸引処理装置を拡大して示す要部断面図。 図2の廃インク吸引処理装置における中継器の弁機構を拡大して示す要部分解断面図。 第2実施形態のプリンタを示す部分平面図。 図4のプリンタにおける中継器の弁機構を拡大して示す要部分解断面図。 第3実施形態のプリンタを示す部分平面図。 第4実施形態のプリンタを示す部分平面図。 図7のプリンタにおける中継器の弁機構を拡大して示す要部分解断面図。
符号の説明
11…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、12…フレーム、15…キャリッジ、18…噴射ヘッドとしての記録ヘッド、19…バルブユニット、20,20A,20B…装着部、25…インク吸引処理装置、26…キャップ、29…吸引ポンプ、31…廃液用の中継器、32…本体、33…廃液中継通路、33a…ポンプ側接続口、33b…排出口、34…第1廃液管路、35…廃液タンク、37…第2廃液管路、38,58…ネジ部、39,59…ナット、41,61…弁機構、42,62…弁座、43,63…弁体、45,65…開閉ドッグ、51…供給液用の中継器、53…供給液中継通路、53a…ヘッド側接続口、53b…タンク側接続口、54…第1供給管路、56…供給液タンク、57…第2供給管路、66…フィルタ、71…共通のフレームとしての中継器、75…第1嵌合孔、76…第2嵌合孔、P…印刷媒体としての用紙。

Claims (4)

  1. 廃液中継通路及び供給液中継通路を有して液体噴射機構のフレームに装着され、
    前記廃液中継通路の一端には、噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプの排出側に第1廃液管路を介して接続されるポンプ側接続口が設けられる一方、前記廃液中継通路の他端には、液体を廃液として回収するための廃液タンクに少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2廃液管路を介して接続される排出口が設けられ、
    前記供給液中継通路の一端には、移動しながら液体を噴射する前記噴射ヘッドに少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第1供給管路を介して接続されるヘッド側接続口が設けられる一方、前記供給液中継通路の他端には、前記液体を貯留する供給液タンクに少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2供給管路を介して接続されるタンク側接続口が設けられ、
    前記廃液タンク、第2廃液管路、前記供給液タンク及び第2供給管路は前記フレームの外部に配置され、
    前記第2廃液管路は、吸引された液体を排出するために前記フレームの外部に露出するように設けられた前記排出口に対して、螺合構造を介して着脱可能に接続されることを特徴とする中継器。
  2. 液体を噴射する噴射ヘッドと、その噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプとを有し、請求項1に記載の中継器の廃液中継通路をポンプ側接続口において第1廃液管路を介して吸引ポンプの排出側に接続するとともに、供給液中継通路をヘッド側接続口において第1供給管路を介して噴射ヘッドに接続したことを特徴とする液体噴射装置。
  3. 液体を噴射する噴射ヘッドと、
    該噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプと、
    前記液体を廃液として回収するための廃液タンクと、
    一端にポンプ側接続口が設けられるとともに他端に排出口が設けられた廃液中継通路を有して液体噴射機構のフレームに装着され、前記ポンプ側接続口が第1廃液管路を介して前記吸引ポンプの排出側に接続される一方、前記排出口が少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2廃液管路を介して前記廃液タンクに接続される中継器とを有し、
    前記廃液タンク及び前記第2廃液管路は前記フレームの外部に配置され、
    前記第2廃液管路は、吸引された液体を排出するために前記フレームの外部に露出するように設けられた前記排出口に対して、螺合構造を介して着脱可能に接続されることを特徴とする液体噴射装置。
  4. 移動しながら液体を噴射する噴射ヘッドと、
    前記液体を貯留する供給液タンクと、
    前記噴射ヘッドのノズルから液体を吸引するための吸引ポンプと、
    前記液体を廃液として回収するための廃液タンクと、
    一端にポンプ側接続口が設けられるとともに他端に排出口が設けられた廃液中継通路を有して液体噴射機構のフレームに装着され、前記ポンプ側接続口が第1廃液管路を介して前記吸引ポンプの排出側に接続される一方、前記排出口が少なくとも一部がフレキシブルパイプからなる第2廃液管路を介して前記廃液タンクに接続される廃液用中継器と、
    一端にヘッド側接続口が設けられるとともに他端にタンク側接続口が設けられた供給液中継通路を有して前記フレームに装着され、前記ヘッド側接続口が第1供給管路を介して前記噴射ヘッドに接続される一方、前記タンク側接続口が第2供給管路を介して前記供給液タンクに接続される供給液用中継器とを備え、
    前記廃液タンク、第2廃液管路、前記供給液タンク及び第2供給管路は前記フレームの外部に配置され、
    前記第2廃液管路は、吸引された液体を排出するために前記フレームの外部に露出するように設けられた前記排出口に対して、螺合構造を介して着脱可能に接続されることを特徴とする液体噴射装置。
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