WO2019187304A1 - 吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

吐出ヘッド接続構造は、通電可能な被通電部及び少なくとも液体が供給される被供給部を有し、支持部材に位置調整可能に支持され、媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドと、少なくとも一部が柔軟性を有し接続方向に沿って被通電部に接続される通電部と、少なくとも一部が柔軟性を有し接続方向に沿って被供給部に接続される供給部とを保持する保持部材と、吐出ヘッド及び保持部材の一方に設けられ、被通電部及び被供給部を囲む仮想円の周方向に沿って配置された被係合部と、吐出ヘッド及び保持部材の他方に回動可能に設けられ、回動により被係合部と係合されることで、被通電部と通電部とを接続させ且つ被供給部と供給部とを接続させる係合部と、を有する。

Description

吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置
 本開示は、吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置に関する。
 特開2009-23218号公報のインクジェット記録ヘッドは、一側面に電気接続部と、インク供給口からなるジョイント部とを備えたカードタイプとされている。キャリッジに対して、一方向に押圧することにより、ヘッド側の電気接続部とインク供給口とが、キャリジ側の電気接続部とインク供給口に、それぞれ接続される。
 特開2006-306041号公報の液体噴射装置は、液体噴射ユニットと、定置ユニットとを備える。液体噴射ユニットは、液体噴射ヘッドと、液体を貯留する液体容器とを有する。定置ユニットは、液体タンクを有する。さらに、液体噴射ユニットが定置ユニットに一体化される際に、液体タンクと液体噴射ヘッドとを連通する液体タンク接続手段を備える。
 特開2009-23218号公報又は特開2006-306041号公報の構成において、被通電部と通電部、及び被供給部と供給部をまとめて接続しようとする場合には、いずれか一方のみを接続する場合に比べて大きな力を要するので、接続方向に作業スペースを確保する必要がある。
 また、被通電部と通電部、及び被供給部と供給部がそれぞれ硬い部材で構成されている場合には、接続後に吐出ヘッドを移動させることが困難となるので、吐出ヘッドの位置調整を行い難くなる。つまり、被通電部と通電部、被供給部と供給部をそれぞれ狭い作業スペースで接続でき、且つ接続作業後に吐出ヘッドの位置調整を行うには、改善の余地がある。
 本開示は、上記事実を考慮して、被通電部と通電部、被供給部と供給部をそれぞれ狭い作業スペースで接続でき、且つ接続作業後に吐出ヘッドの位置調整を行うことができる吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置を提供することを目的とする。
 本開示の第1態様に係る吐出ヘッド接続構造は、通電可能な被通電部及び少なくとも液体が供給される被供給部を有し、支持部材に位置調整可能に支持され、媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドと、少なくとも一部が柔軟性を有し接続方向に沿って被通電部に接続される通電部と、少なくとも一部が柔軟性を有し接続方向に沿って被供給部に接続される供給部とを保持する保持部材と、吐出ヘッド及び保持部材の一方に設けられ、被通電部及び被供給部を囲む仮想円の周方向に沿って配置された被係合部と、吐出ヘッド及び保持部材の他方に回動可能に設けられ、回動により被係合部と係合されることで、被通電部と通電部とを接続させ且つ被供給部と供給部とを接続させる係合部と、を有する。
 本開示の第2態様に係る吐出ヘッド接続構造の被係合部には、接続方向と直交する直交方向から見た場合に、接続方向と交差する交差方向に延び、係合部と接触され、係合部の回転に伴って係合部に接続方向の押付力を作用させる斜面が形成されていてもよい。
 本開示の第3態様に係る吐出ヘッド接続構造の斜面の一部には、斜面から突出され、被通電部と通電部、被供給部と供給部との接続状態において係合部と接触する突出部が形成されていてもよい。
 本開示の第4態様に係る吐出ヘッド接続構造の吐出ヘッド又は保持部材には、接続方向から見た場合に、被通電部と被供給部とを区画し、又は通電部と供給部とを区画する壁部が設けられていてもよい。
 本開示の第5態様に係る吐出ヘッド接続構造は、供給部及び被供給部を複数組有し、少なくとも1組には、他の組の流体とは異なる種類の流体が供給され、吐出ヘッド又は保持部材には、接続方向から見た場合に、複数の供給部又は複数の被供給部を仕切る仕切壁が設けられていてもよい。
 本開示の第6態様に係る吐出ヘッド接続構造の保持部材には係合部としての係合部材が回動可能に設けられ、係合部材は、通電部及び供給部の少なくとも一部を覆っていてもよい。
 本開示の第7態様に係る吐出ヘッド接続構造の係合部材は、円筒状に形成され、係合部材には、回動中心に向けて窪んだ窪み部が形成されていてもよい。
 本開示の第8態様に係る吐出ヘッド接続構造の被係合部よりも回動中心側には、接続方向に延びる案内部が設けられ、係合部よりも回動中心側には、案内部によって案内される被案内部が設けられていてもよい。
 本開示の第9態様に係る吐出ヘッド接続構造の案内部が、被係合部を回動中心側から支持していてもよい。
 本開示の第10態様に係る吐出ヘッド接続構造は、係合部及び被係合部が複数設けられ、接続方向から見た場合に、複数の係合部及び複数の被係合部が、回動中心に対して点対称となる位置に配置されていてもよい。
 本開示の第11態様に係る吐出ヘッド接続構造は、供給部及び被供給部が複数設けられ、接続方向から見た場合に、複数の供給部及び複数の被供給部が、回動中心に対して点対称となる位置に配置されていてもよい。
 本開示の第12態様に係る吐出ヘッド接続構造は、通電部及び被通電部が複数設けられ、接続方向から見た場合に、複数の通電部及び複数の被通電部が、回動中心に対して点対称となる位置に配置されていてもよい。
 本開示の第13態様に係る吐出ヘッド接続構造の被係合部が吐出ヘッドに設けられ、係合部が保持部材に設けられていてもよい。
 本開示の第14態様に係る画像形成装置は、第1態様から第13態様のいずれか1つに記載の吐出ヘッド接続構造と、吐出ヘッドから液体が吐出されることで画像が形成される媒体を、液体の吐出方向と交差する搬送方向に搬送する搬送部と、を有する。
 本開示によれば、被通電部と通電部、被供給部と供給部をそれぞれ狭い作業スペースで接続でき、且つ接続作業後に吐出ヘッドの位置調整を行うことができる吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本実施形態に係るフレーム部材及びヘッドモジュールの斜視図である。 本実施形態に係るホルダ及びカバー部材とヘッドモジュールとを示す斜視図である。 本実施形態に係るホルダ及びカバー部材の斜視図である。 本実施形態に係るホルダ及びカバー部材の縦断面図である。 本実施形態に係るヘッドモジュール上部の斜視図である。 本実施形態に係るホルダ及びカバー部材の横断面図である。 本実地形態に係るヘッドモジュールの平面図である。 本実施形態に係る被係合部と係合部とが係合される状態を示す説明図である。 本実施形態に係るインク供給部材とジョイントとが接続される状態を示す説明図である。 本実施形態に係る電気コネクタに基板が接続される状態を示す説明図である。 第1変形例に係るホルダ及びカバー部材の横断面図である。 第1変形例に係るヘッドモジュールの平面図である。 第2変形例に係るヘッドモジュールの平面図である。
 以下、本開示に係る吐出ヘッド接続構造及び画像形成装置の一例について説明する。
〔全体構成〕
 図1には、本開示の実施形態としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、後述するヘッドモジュール62から液体の一例としてのインクGが吐出されることで、媒体の一例としての枚葉の用紙Pに画像を形成する構成とされている。また、画像形成装置10は、一例として、装置本体11と、給紙部12と、搬送部14と、処理液付与部18と、画像形成部30と、加熱部22と、冷却部24と、排紙部26と、制御部28と、接続構造60とを含んで構成されている。
 装置本体11は、一方向に長い箱状に形成されている。装置本体11の内部には、給紙部12、搬送部14、処理液付与部18、画像形成部30、加熱部22、冷却部24、排紙部26、制御部28及び接続構造60が設けられている。また、装置本体11の内部には、図示しない被取付部が設けられている。被取付部には、後述するフレーム部材38(図2参照)がネジを用いて取付けられる。給紙部12では、用紙Pの搬送経路に用紙Pが給紙される。なお、本実施形態において、一の部分に他の部分が設けられることとは、一の部分に対して他の部分が異なる部材で設けられる場合と、一の部分に他の部分が一体で形成されている場合とを含む概念である。
 搬送部14は、一例として、複数のロール15と、画像形成部30と対向するドラム16と、チェーングリッパ17とを有する。そして、搬送部14は、用紙PをインクGの吐出方向と交差する(一例として直交する)搬送方向に搬送する。複数のロール15は、それぞれ、用紙Pの先端を掴むグリッパ15Aを有する。ドラム16は、用紙Pが搬送される搬送方向と直交する方向を回転軸方向として、回転可能に支持されている。また、ドラム16は、図示しないモータから駆動力が伝達されることにより回転される。
 ドラム16の外周面には、用紙Pの先端を掴むグリッパ16A及び図示しない吸気部を用いて、用紙Pが巻き掛けられる。チェーングリッパ17は、周回移動されるチェーン部材17Aと、チェーン部材17Aに設けられ用紙Pの先端を掴むグリッパ17Bとを有する。搬送部14では、複数のロール15及びドラム16が回転され、チェーングリッパ17が周回移動されることで、各グリッパに掴まれた用紙Pが搬送される。
 以後の説明では、ドラム16の回転軸方向をX方向と称する。また、ドラム16の中心軸に向かうインクGの吐出方向に沿った方向をZ方向(図2参照)と称する。X方向とZ方向とは直交する。さらに、X方向及びZ方向と直交する方向をY方向(図2参照)と称する。Y方向は、ドラム16をX方向から見た場合の外周面の接線方向に相当する。また、Y方向は、インクGの液滴が用紙Pに到達する位置において、用紙Pの搬送方向に相当する。X方向は、用紙Pの幅方向に相当する。各図において、矢印XはX方向、矢印YはY方向、矢印ZはZ方向を意味する。なお、Z方向は、接続方向の一例である。
 処理液付与部18では、用紙Pの画像形成面に、インクGの図示しない顔料を凝集させるための処理液が付与される。加熱部22では、後述する画像形成部30による画像形成後の用紙Pが加熱される。冷却部24では、ドラム16が冷却される。排紙部26では、冷却部24による冷却後の用紙Pが排出される。制御部28では、画像形成装置10の各部の動作が制御される。
<画像形成部>
 画像形成部30は、用紙Pの画像形成面にK(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)の各色のインクGの液滴を吐出して、用紙Pの画像形成面にカラー画像を形成する。具体的には、画像形成部30は、バーヘッド部34K、34Y、34M、34Cと、インラインセンサ36とを含んで構成されている。なお、各色の区別が不要の場合には、単に、バーヘッド部34と称する。バーヘッド部34では、ドラム16により搬送される用紙PにK、Y、M、Cの各色のインクGが液滴として吐出される。
 インラインセンサ36では、用紙Pに形成された画像が読み取られる。読み取られた画像情報は、制御部28に入力された画像情報と比較される。制御部28において、画像情報の比較によって補正が必要と判断された場合には、画像形成部30による画像形成動作が補正される。
 バーヘッド部34K、34Y、34M、34Cは、ドラム16の周方向に沿って配置されている。バーヘッド部34では、ドラム16に向けてインクGの液滴が吐出されることにより、用紙Pに画像が形成される。なお、バーヘッド部34は、一例として、用紙Pの同じ位置にインクを吐出しない構成とされている。すなわち、バーヘッド部34は、多重書きしない構成とされている。また、バーヘッド部34は、インクGを貯留するインクタンク35と、ヘッドモジュール62とインクタンク35とを接続する後述する接続構造60とを含んで構成されている。
 図2には、バーヘッド部34(図1参照)の一部が示されている。バーヘッド部34は、フレーム部材38と、フレーム部材38に支持された複数(一例として3つ)のヘッドモジュール62とを有する。なお、ヘッドモジュール62の詳細については後述する。
(フレーム部材)
 フレーム部材38は、支持部材の一例である。また、フレーム部材38は、装置本体11(図1参照)の既述の被取付部に取付けられている。具体的には、フレーム部材38は、一例として、X方向に長尺で且つZ方向の下部が上部に比べてY方向の幅が狭い三角柱状に形成されている。また、フレーム部材38は、X-Z面に沿った側板39を有する。
 側板39には、ヘッドモジュール62のY方向の一端部をZ方向の下側から支持する図示しない支持面が形成されている。また、側板39には、ヘッドモジュール62のY方向の一端部を支持面に押付ける図示しないバネと、ヘッドモジュール62のX方向及びY方向の位置を調整する図示しない位置調整部とが設けられている。位置調整部は、カムを含んで構成されている。つまり、フレーム部材38は、一例として、ヘッドモジュール62のY方向の一端部を、片持ち状態で、X方向及びY方向に位置調整可能に支持する構成とされている。
 図4には、後述するホルダ86及びカバー部材88が示されている。ホルダ86によって、流体供給部45と、本体側通電部48とが保持されている。また、ホルダ86は、装置本体11(図1参照)内に設けられた図示しないブラケットを用いて、装置本体11内に配置されている。
(流体供給部)
 流体供給部45は、一例として、供給部の一例としてのインク供給部材46と、供給部の一例としてのエア供給部材47とを、複数組(一例として2組)有する構成とされている。インク供給部材46及びエア供給部材47の一方の組は、インクG(図1参照)及びエアの供給用として用いられ、他方の組は、インクG及びエアの還流用として用いられる。
 図5に示すインク供給部材46は、ゴム製のチューブ46Aと、チューブ46Aの軸方向の一端部に設けられた樹脂製のジョイント46Bとを有する。チューブ46Aは、軸方向だけでなく、軸方向と交差する方向にも変形が可能とされている。つまり、インク供給部材46の少なくとも一部は、柔軟性を有する。インク供給部材46の軸方向の他端部は、インクタンク35(図1参照)に接続されている。ジョイント46Bは、後述するジョイント82(図3参照)にZ方向に沿って接続される。
 エア供給部材47は、一例として、チューブ46Aの外径に比べて小さい外径を有するゴム製のチューブ47Aと、チューブ47Aの軸方向の一端部に設けられた樹脂製のジョイント47Bとを有する。チューブ47Aは、軸方向だけでなく、軸方向と交差する方向にも変形が可能とされている。つまり、エア供給部材47の少なくとも一部は、柔軟性を有する。エア供給部材47の軸方向の他端部は、装置本体11(図1参照)内に設けられた図示しないコンプレッサに接続されている。ジョイント47Bは、後述するジョイント84(図3参照)にZ方向に沿って接続される。
(本体側通電部)
 図4に示す本体側通電部48は、通電部の一例としての2つの通電部材52を有する。通電部材52は、一例として、FPC(Flexible printed circuits)53と、基板55とを有する。FPC53は、一例として、絶縁性を有する樹脂製のベースフィルムと導電性を有する金属とを貼り合せた矩形状の基材に、電気回路が形成された構成とされている。基板55は、FPC53の一端部に形成された図示しない端子部に、はんだ付けされている。また、基板55は、一例として、面内方向がX-Z面に沿った状態で配置される。基板55の下端部には、複数の端子55Aが形成されている。複数の端子55Aは、一例として、基板55の厚さ方向の両側に、X方向に並んで形成されている。そして、基板55は、後述する電気コネクタ75及び電気コネクタ76(図3参照)にZ方向に沿って接続される。
 FPC53は、長手方向だけでなく、長手方向と交差する方向にも変形が可能とされている。つまり、本体側通電部48の少なくとも一部は、柔軟性を有する。複数の端子55Aは、後述する複数の端子79(図3参照)にそれぞれ接続される。FPC53の長手方向の他端部には、図示しない複数の端子が形成されている。そして、FPC53の長手方向の他端部は、制御部28(図1参照)又は装置本体11内に設けられた図示しない電源に接続されている。
〔要部構成〕
 次に、接続構造60について説明する。
 図3に示す接続構造60は、吐出ヘッド接続構造の一例である。また、接続構造60は、吐出ヘッドの一例としてのヘッドモジュール62と、保持部材の一例としてのホルダ86と、係合部及び係合部材の一例としてのカバー部材88と、被係合部122と、案内部134と、係合部136(図4参照)とを有する。
<ヘッドモジュール>
 図2に示すヘッドモジュール62は、ヘッド本体64と、吐出部68と、ブラケット72と、電気用接続部74及び流体用接続部77(図3参照)とを有する。そして、ヘッドモジュール62は、搬送されている用紙P(図1参照)に向けてインクG(図1参照)を吐出する。
 ヘッド本体64は、一例として、Z方向から見た場合に平行四辺形状とされた角筒体状に形成されている。具体的には、ヘッド本体64は、Z方向に長い中空の本体部65と、本体部65のZ方向下部を覆う底板部66と、本体部65のZ方向上部を覆う上板部67とを有する。底板部66及び上板部67は、Z方向を板厚方向として配置されている。上板部67におけるY方向のフレーム部材38側の側面67A(図7B参照)は、Z方向から見た場合に、側板39に沿ってX方向に延びている。また、上板部67は、上面67Bを有する。
 吐出部68は、Z方向を板厚方向とする板状に形成されており、底板部66とZ方向に重なる大きさ及び形状を有している。また、吐出部68は、底板部66にZ方向の下側から重ねられ、図示しないネジを用いて底板部66に固定されている。吐出部68のZ方向下面には、ノズル面68Aが形成されている。ノズル面68Aは、X方向に長い帯状に形成されている。また、ノズル面68Aには、インクG(図1参照)が液滴として吐出される複数のノズルNが、二次元マトリクス状に配置されている。複数のノズルNは、Z方向から見た場合に、隣り合うノズルNを結んだ形状が平行四辺形状となる配置とされている。
 図示を省略するが、吐出部68の内部には、ノズルNと接続された複数の圧力室と、圧力室に供給されるインクGが流れるインク供給路と、複数の圧力室内のインクGを加圧又は加圧停止させる圧電素子と、図示しないエア供給室とが設けられている。圧力室には、インクタンク35(図1参照)から、インク供給路を介してインクGが供給される。エア供給室には、装置本体11に設けられた図示しないコンプレッサからチューブ47A(図5参照)を介してエアが供給される。
 ブラケット72は、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されている。また、ブラケット72は、ヘッド本体64に固定されており、側板39とY方向に接触している。ブラケット72がフレーム部材38の図示しない支持面に押付けられ且つ支持されることで、ヘッドモジュール62が、片持ち状態で、X方向及びY方向に位置調整可能とされている。
 図6に示す電気用接続部74は、上板部67に設けられた電気コネクタ75及び電気コネクタ76で構成されている。電気コネクタ75及び電気コネクタ76は、通電可能な被通電部の一例である。また、電気コネクタ75及び電気コネクタ76は、それぞれ、X方向から見た場合の断面形状がU字形状とされ、X方向に長尺で且つZ方向上側に開口された箱状の部材とされている。
 電気コネクタ75及び電気コネクタ76のY方向で対向する内側面には、X方向に並ぶ複数の端子79が設けられている。複数の端子79は、板バネで構成されており、接触によってY方向に弾性力を付与する。また、電気コネクタ75及び電気コネクタ76におけるX方向の両端部には、爪部78が形成されている。
 図7Bには、上板部67をZ方向から見た状態が示されている。上板部67の形状は、一例として、X方向に沿った底辺67C及び上辺67Dと、Y方向に対して交差する方向に延びる斜辺67E及び斜辺67Fとを有する平行四辺形状とされている。上板部67をZ方向から見た場合の中央位置を点CAで表す。点CAは、回動中心の一例である。
 電気コネクタ75及び電気コネクタ76は、Z方向から見た場合に、それぞれX方向を長手方向として上板部67に設けられている。具体的には、上板部67に形成された図示しない貫通孔にZ方向の下側から電気コネクタ75及び電気コネクタ76が挿通され、爪部78(図6参照)が貫通孔の周縁部と係合されることで、電気コネクタ75及び電気コネクタ76が上板部67に取付けられている。
 電気コネクタ75及び電気コネクタ76のX方向の長さは、一例として、それぞれ上板部67のX方向長さの2/3程度とされている。また、電気コネクタ75及び電気コネクタ76は、Z方向から見た場合に、点CAに対して点対称となる位置に配置されている。電気コネクタ75は、点CAに対して、フレーム部材38に近い側で且つ右側に配置されている。電気コネクタ76は、点CAに対して、フレーム部材38から遠い側で且つ左側に配置されている。
 図6に示す流体用接続部77には、エア(気体の一例としての空気)と、エアとは異なる種類の流体であるインクG(図1参照)とが供給される。流体とは、気体及び液体を含む概念である。また、流体用接続部77は、一例として、上板部67に設けられた2つのジョイント82及び2つのジョイント84で構成されている。
 2つのジョイント82及び2つのジョイント84は、被供給部の一例である。また、2つのジョイント82及び2つのジョイント84は、それぞれ、樹脂製であり、Z方向に開口する円筒状に形成されている。上板部67の上面に対して、2つのジョイント82及び2つのジョイント84の上面のZ方向における高さは、一例として、電気コネクタ75及び電気コネクタ76のZ方向における高さに比べて高い。
 ジョイント82の下端部は、ヘッド本体64(図2参照)内の図示しないインク供給路に接続されている。そして、ジョイント82の内側には、インクG(図1参照)が流される。ジョイント84の下端部は、ヘッド本体64内の図示しないエア供給路に接続されている。そして、ジョイント84の内側には、エアが流される。
 図7Bに示す2つのジョイント82及び2つのジョイント84は、Y方向における電気コネクタ75と電気コネクタ76との間に配置されている。そして、2つのジョイント82及び2つのジョイント84は、上板部67からZ方向の上側へ突出されている。また、2つのジョイント82及び2つのジョイント84の外径の大きさは、同程度の大きさに揃えられている。また、2つのジョイント82及び2つのジョイント84の外径の大きさは、既述のジョイント46B及びジョイント47B(図5参照)を嵌め込み及び離脱可能な大きさとされている。
 2つのジョイント82及び2つのジョイント84は、Z方向から見た場合に、点CAに対して点対称となる位置に配置されている。具体的には、1組のジョイント82及びジョイント84は、Y方向におけるフレーム部材38に近い側に配置されている。他の1組のジョイント82及びジョイント84は、Y方向におけるフレーム部材38から遠い側に配置されている。そして、2つのジョイント82の並ぶ方向と、2つのジョイント84の並ぶ方向とが交差している。
<ホルダ>
 図5に示すホルダ86は、基部92と、2つのガイド部93と、壁部の一例としての縦壁部94と、取付部95(図4参照)とを有する。なお、ホルダ86の各部の配置については、ホルダ86がZ方向を軸方向として配置された状態で説明する。
 基部92は、一例として、Z方向を厚さ方向とする円板において、径方向に対向する1組の外周部を径方向と直交する方向に切断した形状に形成されている。換言すると、基部92の外周部は、Z方向から見た場合に、直線状の弦部と曲線状の円弧部とを有する。また、基部92は、Z方向上側の上面92Aと、上面92Aに対して下側に配置された下面92Bとを有する。なお、基部92をZ方向から見た場合の円の中央に相当する位置を点CB(図7A参照)で表す。径方向は、既述の接続方向と直交する直交方向の一例である。点CBは、一例として、Z方向から見た場合に既述の点CA(図7B参照)と重なる。つまり、点CBは、カバー部材88が回動される場合の回動中心となる。
 基部92には、Z方向に貫通され、且つ2つのジョイント46B及び2つのジョイント47Bが1つずつ嵌め込まれる図示しない4つの貫通孔が形成されている。4つの貫通孔は、一例として、Z方向から見た場合に、点CBを中心として、基部92の周方向に90°ずらして配置されている。4つの貫通孔に2つのジョイント46B及び2つのジョイント47Bが嵌め込まれることで、ホルダ86は、2つのジョイント46B及び2つのジョイント47Bを保持する。
 2つのガイド部93は、上面92Aの外周縁よりも径方向における内側で且つ基部92の貫通孔よりも外側の部位において、上面92Aから上側へ、Z方向に沿って直立されている。ガイド部93の外側面93Aと上面92Aとで、段差部98が形成されている。また、2つのガイド部93は、Z方向上側から見た場合に円弧状に形成されており、点CB(図7A参照)に対して点対称となる位置に配置されている。
 縦壁部94は、下面92Bの外周縁よりも径方向における内側で且つ基部92の貫通孔よりも外側の部位に設けられている。また、縦壁部94は、下面92Bから下側に、Z方向に沿って延びている。
 図4に示す取付部95は、基部92の外周部のうち弦部に設けられている。また、取付部95は、X-Z面に沿った板状に形成されている。取付部95には、Y方向に貫通された図示しない締結孔が形成されている。取付部95には、基板55を取付部95に重ねた状態でビス59を締結孔に締結することで、基板55が取付けられている。
 図7Aには、縦壁部94をX-Y面に沿って切断し、且つ基部92をZ方向の下側から見た状態が示されている。縦壁部94は、一例として、Y方向に対向する1組の第1壁部96と、X方向に対向する1組の第2壁部97とが、X-Y面内で繋がった周壁として構成されている。第1壁部96及び第2壁部97に対する内側には、Z方向から見た場合に四角形状の空間部99が形成されている。
 1組の第1壁部96は、それぞれ、Y方向を厚さ方向としてX方向に長い板状に形成されている。1組の第2壁部97は、それぞれ、Y方向に延びる板状部97Aと、板状部97AからX方向の外側へ円弧状に広がる厚肉部97Bと、厚肉部97Bの頂部に形成され、X方向の内側へ向けて窪んだ溝部97Cとを有する。溝部97Cは、被案内部の一例であり、Z方向から見た場合に円弧状の曲面を有し且つZ方向に延びている。また、溝部97Cは、後述する係合部136よりも点CB側に設けられて(形成されて)いる。
 空間部99には、流体供給部45が配置されている。また、縦壁部94に対する外側には、本体側通電部48が配置されている。そして、縦壁部94のZ方向の高さは、ジョイント46B及びジョイント47BのZ方向の高さに比べて高い。また、縦壁部94は、基板55のZ方向の下端よりも下側へ延びている。つまり、縦壁部94は、Z方向から見た場合に、本体側通電部48と流体供給部45とをY方向に区画している。
 また、空間部99には、下面92Bから下側へ延びる仕切壁102及び仕切壁104が設けられている。仕切壁102は、X方向を厚さ方向とする板状に形成されており、1組の第1壁部96のX方向中央部をY方向に繋いでいる。仕切壁104は、1組の第2壁部97のY方向中央部をX方向に繋いでいる。仕切壁102及び仕切壁104は、Z方向から見た場合に、点CBで互いに交差されている。つまり、仕切壁102及び仕切壁104は、空間部99を4つに区分している。換言すると、仕切壁102及び仕切壁104は、インク供給部材46とエア供給部材47とをX方向及びY方向に仕切っている。
 2つのインク供給部材46は、Z方向から見た場合に、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。2つのエア供給部材47は、Z方向から見た場合に、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。2つの通電部材52は、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。
<カバー部材>
 図4に示すカバー部材88は、一例として、X-Z面に沿った図示しない分割面で2つに分割されており、第1カバー部材88Aと、第2カバー部材88Bとで構成されている。第1カバー部材88Aと第2カバー部材88Bとが、ホルダ86を挟んでY方向に接合されることで、カバー部材88は、Z方向を軸方向とする多段の円筒状に形成されている。
 また、カバー部材88は、接合状態において、Z方向を軸方向としてホルダ86に対して相対的な回動が可能に設けられている。なお、第1カバー部材88Aと第2カバー部材88Bとは、一例として、接合される部位を除いて同様の形状とされているため、以後は第1カバー部材88Aについて説明し、第2カバー部材88Bの説明を省略する。
 図5に示す第1カバー部材88Aは、一例として、第1筒部106と、第2筒部108と、2箇所の延出部112と、2箇所の抜止部114とを有する。
 第1筒部106は、Z方向を軸方向とする半円筒状に形成されている。第1筒部106をZ方向から見た場合の内径は、基部92の円弧部の外径に比べて大きい。また、第1筒部106は、Z方向から見て半円状に形成された側壁106Aと、側壁106AのZ方向上側から径方向の内側へ向けて延びる上壁106Bとを有する。上壁106Bは、Z方向から見た場合に半円環状に形成されている。第1筒部106のZ方向下側は、解放されている。
 第2筒部108は、上壁106Bの内側端部からZ方向に沿って延びており、Z方向を軸方向とする半円状に形成されている。つまり、第2筒部108をZ方向から見た場合の内径及び外径は、側壁106Aの内径に比べて小さい。第2筒部108の内径の大きさは、チューブ46A、チューブ47A及びFPC53をZ方向に挿入可能な大きさとされている。第2筒部108の内径が第1筒部106の内径に比べて小さいことで、カバー部材88には、回動中心に向けて径方向の内側へ窪んだ窪み部109が形成されている。
 窪み部109は、上壁106Bと第2筒部108とで構成された段差部に相当する。第1筒部106と第2筒部108とは一体化されている。そして、窪み部109における第2筒部108が回動されることで、カバー部材88が回動される。つまり、第2筒部108に比べて外径が大きい第1筒部106を回動させなくても、カバー部材88を回動可能となっている。
 図7Aに示す2箇所の延出部112は、側壁106Aの周方向の一部で、Z方向の下端から下側へ延びている。2箇所の延出部112は、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。また、2箇所の延出部112は、側壁106Aの曲率に合わせて湾曲され、側壁106Aの径方向を厚さ方向とする湾曲板状に形成されている。2箇所の延出部112は、ホルダ86へのカバー部材88の組付け状態において、厚肉部97Bと径方向に対向し、板状部97Aとは径方向に対向しない。換言すると、カバー部材88は、2箇所の延出部112が厚肉部97Bと径方向に対向する範囲内で回動される。なお、2箇所の延出部112には、後述するピン116及び係合部136(図5参照)が通される貫通孔が形成されている。
 図5に示す2箇所の抜止部114は、それぞれ、張出部115と、ピン116とを有する。また、抜止部114は、延出部112における径方向内側の部位で且つZ方向上端部となる部位から、径方向の内側へ延びている。
 張出部115は、上面92Aに接触され且つ外側面93Aに外側から接触されている。そして、張出部115は、ホルダ86に対してカバー部材88を相対回転させた場合に、外側面93Aに沿って案内される。つまり、張出部115は、ホルダ86に対して、抜け止めの機能及び案内される機能を有する。
 ピン116は、延出部112に形成された貫通孔に挿入され、下面92Bに接触されている。つまり、張出部115とピン116とで基部92がZ方向に挟まれることで、ホルダ86に対するカバー部材88の抜けが抑制されている。ホルダ86にカバー部材88が設けられた状態において、カバー部材88は、インク供給部材46、エア供給部材47及び通電部材52のホルダ86側の一部を覆っている。
<被係合部>
 図7Bに示す2つの被係合部122は、一例として、ヘッドモジュール62の上面67Bに設けられている。具体的には、2つの被係合部122は、Z方向から見た場合に、電気コネクタ75と電気コネクタ76とが並ぶ方向に対して交差する方向において、ジョイント82及びジョイント84よりも外側の部位に設けられている。また、2つの被係合部122は、ジョイント82及びジョイント84に対して、一方側と他方側とに配置されている。なお、2つの被係合部122は、Z方向から見た場合に、点CAに対して点対称となる位置に配置されているので、一方側の被係合部122について説明し、他方側の被係合部122の説明を省略する。
 図7Bには、Z方向から見た場合に、点CAを中心として、電気コネクタ75及び電気コネクタ76と、ジョイント82及びジョイント84とを囲む仮想円Aが示されている。
 被係合部122は、Z方向から見た場合に、点CAに対して外側に向けて湾曲された弓状に形成されており、仮想円Aの周方向に沿って配置されている。また、被係合部122は、上面122Aと、外側面122Bと、内側面122Cと、前端面122Dと、後端面122Eとを有する。さらに、被係合部122は、前端面122Dが電気コネクタ76側に寄せて配置されている。
 図8には、2つの被係合部122を径方向の外側から見た状態が、直線状に展開された状態で模式的に示されている。被係合部122は、一例として、前端面122Dが上底に相当し、後端面122Eが下底に相当する台形状に形成されている。前端面122D及び後端面122Eは、Z方向に沿っている。後端面122EのZ方向の高さは、前端面122DのZ方向の高さに比べて高い。つまり、上面122Aは、一例として、後端面122E側が前端面122D側に比べて高い傾斜面とされている。
 また、被係合部122には、外側面122Bから径方向の内側へ向けて窪んだカム溝124が形成されている。カム溝124は、後端面122Eから、前端面122Dよりも後側の部位まで延びている。換言すると、カム溝124は、周方向において、後端面122E側が解放され、前端面122D側が閉塞されている。カム溝124のZ方向の幅は、後述する突出部128が形成された部位を除いて、ほぼ同じ幅とされている。
 カム溝124は、Z方向と交差する交差方向に延びる斜面126を有する。換言すると、被係合部122には、斜面126が形成されている。斜面126は、カム溝124におけるZ方向上側の壁面として構成されている。斜面126の後端面122E側は、前端面122D側よりも上側に配置されている。なお、斜面126は、後述する係合部136とZ方向に接触されることで、係合部136の回転に伴って係合部136にZ方向の下側に向けた押付力を作用させる構成とされている。
 斜面126の一部(交差方向における中央よりも前端面122D側の部位)には、斜面126からZ方向下側へ突出された突出部128が形成されている。突出部128のZ方向の突出長さは、一例として、カム溝124のZ方向の幅の1/4程度とされている。また、突出部128は、一例として、半球状に形成されている。突出部128は、電気コネクタ75及び電気コネクタ76と、通電部材52との接続状態、ジョイント82及びジョイント84と、インク供給部材46及びエア供給部材47との接続状態(いずれも図3参照)において、係合部136と接触する構成とされている。
<案内部>
 図7Bに示す被係合部122よりも点CA側には、案内部134が設けられている。案内部134は、一例として、1つの内側面122Cに接触して1箇所設けられている。具体的には、案内部134は、上面67BからZ方向を軸方向として上側に延びる円柱状に形成されている。案内部134は、内側面122Cに接触することで、被係合部122を点CA側から支持している。2つの案内部134は、Z方向から見た場合に、点CAに対して点対称となる位置に配置されている。
 案内部134の上端部は、円錐台状に形成されている。そして、案内部134は、ホルダ86の溝部97C(図7A参照)が接触されることで、溝部97C及びホルダ86をZ方向に案内する。なお、案内部134は、一例として、Z方向から見た場合に、仮想円Aの周方向において、被係合部122の中央よりも後端面122E側(カム溝124の解放側)に配置されている。
<係合部>
 図5に示す係合部136は、一例として、カバー部材88に2つ設けられている。換言すると、2つの係合部136は、カバー部材88を介して、ホルダ86に回動可能に設けられている。具体的には、2つの係合部136は、一例として、それぞれ円柱状のピンで構成されている。そして、2つの係合部136は、延出部112の下端部に形成された貫通孔に挿入されることで、径方向の内側へ向けて突出されている。また、2つの係合部136は、Z方向から見た場合に、点CB(図7A参照)に対して点対称となる位置に配置されている。
 図8に示す係合部136の大きさ及び形状は、カム溝124に挿入可能で且つカム溝124の延びる方向に移動可能な大きさ及び形状とされている。また、係合部136の大きさは、カム溝124における突出部128と下側の斜面126とが対向する部位の幅に比べて僅かに大きい。つまり、係合部136は、斜面126に沿って移動された場合には、突出部128と接触する。そして、係合部136は、突出部128と接触した状態で、さらに力が加えられることで、突出部128を越えて前端面122D側へ移動される。
 また、図3に示す係合部136は、カバー部材88の回動によって被係合部122と係合されることで、ホルダ86とヘッドモジュール62とをZ方向に互いに近づける構成とされている。つまり、係合部136は、回動によって、電気コネクタ75及び電気コネクタ76と通電部材52とを接続させ、且つジョイント82及びジョイント84とインク供給部材46及びエア供給部材47とを接続させる。
〔作用〕
 次に、本実施形態の接続構造60及び画像形成装置10の作用について、図1から図9Bまでを参照して説明する。
 画像形成装置10では、バーヘッド部34が装置本体11に取付けられる。ヘッドモジュール62は、図示しない位置調整部によるX方向及びY方向の位置調整が可能な状態で、フレーム部材38により支持される。続いて、ホルダ86及びカバー部材88が、ヘッドモジュール62に対してZ方向の上側から近付けられる。係合部136は、被係合部122に対して後端面122E側に配置される。
 カバー部材88がホルダ86に対して回動される直前の状態では、2つのジョイント82と2つのジョイント46Bとが、嵌まらない程度に接触されており、2つのジョイント84と2つのジョイント47Bとが、嵌まらない程度に接触されている。続いて、カバー部材88がホルダ86に対して回動される。
 被係合部122では、カバー部材88がZ方向を軸方向として(X-Y面に沿って)回動されることで、係合部136が、カム溝124に対して後端面122E側から進入される。そして、係合部136は、カバー部材88の回動に伴って移動され、斜面126と接触する。さらにカバー部材88が回動された場合には、係合部136が斜面126に沿って、突出部128側(斜め下側)に移動される。換言すると、係合部136がZ方向の下側に移動されることで、ホルダ86がヘッドモジュール62に近づく。なお、係合部136は、突出部128を越えて前端面122D側へ移動される。
 そして、図9Aに示すジョイント46Bが、ジョイント82に対してZ方向の上側から接続される。同様に、ジョイント47B(図7A参照)が、ジョイント84(図7B参照)に対してZ方向の上側から接続される。
 また、図9Bに示す通電部材52の基板55が、電気コネクタ75及び電気コネクタ76(図7B参照)に対してZ方向の上側から差し込まれることで、接続される。なお、図9Bでは、基板55の厚さ方向一方側の端子55A及び端子79のみを図示しており、他方側の端子55A及び端子79の図示を省略している。
 以上、説明した通り、接続構造60では、係合部136を回動させて被係合部122と係合させることで、カバー部材88(係合部136)の回動がZ方向の並進運動に変換され、ジョイント82とインク供給部材46とが接続される。また、ジョイント84とエア供給部材47とが接続される。さらに、基板55と電気コネクタ75及び電気コネクタ76とが接続される。つまり、接続構造60では、回動を並進運動に変換しているので、並進運動のみで接続を行う構成に比べて、狭い作業スペースで接続することができる。
 さらに、インク供給部材46、エア供給部材47及び通電部材52が、それぞれ柔軟性を有しているので、ヘッドモジュール62側の各部材とホルダ86側の各部材とが接続された後に、ヘッドモジュール62の位置調整を行うことができる。まとめると、接続構造60では、ヘッドモジュール62側の各部材とホルダ86側の各部材とを、それぞれ狭い作業スペースで接続でき、且つ接続作業後に、ヘッドモジュール62の位置調整を行うことができる。
 なお、以後の説明では、ジョイント82とインク供給部材46(ジョイント46B)との接続、ジョイント84とエア供給部材47(ジョイント47B)との接続、基板55と電気コネクタ75及び電気コネクタ76との接続を、「各部材の接続」と称する。
 接続構造60では、Z方向における各部材の接続において、各部材をZ方向に接続するために必要な力が、斜面126に沿った方向の力に低減される。つまり、Z方向のみの移動で接続する構成に比べて、各部材を接続する場合に必要な力が小さくなる。
 また、接続構造60では、Z方向における各部材の接続状態において、ホルダ86が受ける反力によって、係合部136が前端面122D側とは反対側へ移動される場合に、係合部136が突出部128と接触される。係合部136が突出部128と接触されることで、係合部136が、各部材の接続を解除する側に移動されることが規制されるので、各部材の接続状態を保持することができる。
 さらに、接続構造60では、インク供給部材46から電気コネクタ75及び電気コネクタ76へインクGが移動(飛散)する場合に、縦壁部94によりインクGの移動が規制される。縦壁部94によりインクGの移動が規制されることで、電気コネクタ75及び電気コネクタ76にインクGが付着するのを抑制することができる。
 加えて、接続構造60では、インク供給部材46からエア供給部材47へのインクGの移動(飛散)が、仕切壁102及び仕切壁104によって規制されるので、インクGと空気とが混ざるのを抑制することができる。
 また、接続構造60では、カバー部材88が通電部材52、インク供給部材46及びエア供給部材47の一部を覆うので、作業者がカバー部材88を回動させる場合に、手が通電部材52、インク供給部材46及びエア供給部材47と接触することを抑制できる。
 さらに、接続構造60では、カバー部材88に窪み部109が形成されていることによって、第2筒部108の最外径が第1筒部106の最外径に比べて小さい。つまり、カバー部材88を回転させる場合に、窪み部109と径方向に隣り合う空間部が作業スペースとなるので、カバー部材88の径方向の外側に操作スペースを設けなくて済む。
 加えて、接続構造60では、各部材を接続させる場合に、案内部134に対して溝部97Cを接触させることで、溝部97CがZ方向に案内される。換言すると、ホルダ86及びカバー部材88がZ方向に沿って直線状に移動されるので、案内部134が無い構成に比べて、各部材を接続(係合)させ易くすることができる。
 また、接続構造60では、案内部134が被係合部122を内側(点CA側)から支持しているので、被係合部122に対して回動方向と交差する方向に力が作用した場合に、案内部134が力に抵抗する。案内部134が力に抵抗することで、被係合部122がZ方向に対して傾くのを抑制することができる。
 さらに、接続構造60では、2つの被係合部122及び2つの係合部136が、点CA、点CBに対して点対称となる位置に配置されているので、2つの係合部136を2つの被係合部122に係合させる場合に、2つの被係合部122に均等に荷重が作用する。つまり、一部の係合部136及び被係合部122に荷重が集中するのを抑制することができる。
 加えて、接続構造60では、2つのインク供給部材46及び2つのエア供給部材47が、それぞれ、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。さらに、2つのジョイント82及び2つのジョイント84が、それぞれ、点CAに対して点対称となる位置に配置されている。つまり、各部材の接続において、2つのジョイント82及び2つのジョイント84に均等に荷重が作用するので、一部のジョイント82及びジョイント84に荷重が集中するのを抑制することができる。
 また、接続構造60では、2つの通電部材52と、電気コネクタ75及び電気コネクタ76とが、それぞれ、点CA、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。つまり、各部材の接続において、電気コネクタ75及び電気コネクタ76に均等に荷重が作用するので、電気コネクタ75及び電気コネクタ76の一方に荷重が集中するのを抑制することができる。
 さらに、接続構造60では、被係合部122がヘッドモジュール62に設けられ、回動される係合部136がホルダ86に設けられている。つまり、交換部品であるヘッドモジュール62側に係合部136の回動させる構造を設けなくて済み、ヘッドモジュール62を軽くすることが可能となるので、ヘッドモジュール62の交換作業を行い易くなる。
 画像形成装置10では、接続構造60において、各部材を接続させた後でヘッドモジュール62の位置調整を行うことができるので、用紙Pに形成された画像の予め設定された設定位置からの位置ずれを抑制することができる。
 なお、本開示は上記の実施形態に限定されない。以下、各変形例について説明する。本実施形態と基本的に同一の構成については、本実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
<第1変形例>
 図10A及び図10Bには、吐出ヘッド接続構造の一例として、第1変形例の接続構造140が示されている。接続構造140は、ヘッドモジュール62と、ホルダ86と、カバー部材142と、被係合部144と、案内部134と、係合部146とを有する。
 図10Aに示すカバー部材142は、被係合部144を除いてカバー部材88(図4参照)と同様の構成とされている。また、カバー部材142は、図示しないネジを用いてホルダ86に固定されている。カバー部材142の2つの延出部112には、2つの係合部136(図7A参照)に替えて、2つの被係合部144が設けられている。換言すると、2つの被係合部144は、回転されない状態でホルダ86に設けられている。
 2つの被係合部144は、被通電部の一例としての通電部材52と、被供給部の一例としてのインク供給部材46及びエア供給部材47とを囲む図示しない仮想円の周方向に沿って配置されている。また、2つの被係合部144は、延出部112の下端部から径方向の外側へ向けて突出された円柱状の突起で構成されている。さらに、2つの被係合部144は、Z方向から見た場合に、点CBに対して点対称となる位置に配置されている。
 図10Bに示すヘッドモジュール62は、被係合部122(図7B参照)に替えて、回動部材145が設けられた構成とされている。また、ヘッドモジュール62の上板部67には、Z方向から見た場合に円形で且つ円の周方向から見た場合に断面がL字状の段差部149が形成されている。電気コネクタ75、電気コネクタ76、ジョイント82、ジョイント84及び2つの案内部134は、段差部149よりも上側に配置されている。
 回動部材145は、Z方向から見た場合に、点CAを中心とする環状で且つZ方向の高さが段差部149の高さとほぼ同じ本体部152と、本体部152の周方向の一部で、Z方向の上側へ延びる2箇所の係合部146とを有する。本体部152は、段差部149の側面に対する径方向の外側に配置され、上板部67に点CAを中心として相対的に回動可能に設けられている。なお、本体部152は、図示しないストッパにより押えられることで、上板部67からの離脱が規制されている。回動部材145は、一例として、2箇所の係合部146が電気コネクタ75及び電気コネクタ76と径方向に対向しない範囲内で回動可能とされている。
 2箇所の係合部146は、点CAに対して点対称となる位置に配置されている。また、2箇所の係合部146は、本体部152の曲率に合わせて湾曲され、径方向を厚さ方向とする湾曲板状に形成されている。さらに、2箇所の係合部146には、それぞれ、点CA側の内側面から径方向の外側へ向けて窪んだカム溝154が形成されている。
 カム溝154は、周方向の一端側が解放され、他端側が閉塞されている。カム溝154の大きさは、カム溝154内で被係合部144(図10A参照)が周方向に移動可能となる大きさとされている。カム溝154には、斜面126(図8参照)が形成されている。斜面126は、被係合部144とZ方向に接触されることで、回動部材145の回動に伴って、被係合部144にZ方向の押付力を作用させる構成とされている。斜面126の一部には、突出部128(図8参照)が形成されている。そして、2箇所の係合部146は、回動により被係合部144と係合されることで、既述の各部材をZ方向に接続させる構成とされている。以上、説明した通り、接続構造140では、ホルダ86に被係合部144が設けられ、ヘッドモジュール62に係合部146が回動可能に設けられた構成とされている。
 図10A及び図10Bに示す接続構造140では、ヘッドモジュール62にホルダ86及びカバー部材142を近づけた状態において、係合部146を回動させて被係合部144と係合させることで、回動がZ方向の並進運動に変換され、各部材が接続される。つまり、接続構造140では、回動を並進運動に変換しているので、並進運動のみで接続を行う構成に比べて、狭い作業スペースで接続することができる。さらに、インク供給部材46、エア供給部材47及び通電部材52が、それぞれ柔軟性を有しているので、各部材が接続された後に、ヘッドモジュール62の位置調整を行うことができる。
<第2変形例>
 図11には、吐出ヘッド接続構造の一例として、第2変形例の接続構造160が示されている。接続構造160は、接続構造60(図3参照)において、案内部134(図7B参照)がホルダ86に設けられ、縦壁部94、仕切壁102及び仕切壁104がヘッドモジュール62に設けられた構成とされている。なお、ホルダ86の図示は省略する。
 縦壁部94は、2つのジョイント82及び2つのジョイント84と、電気コネクタ75及び電気コネクタ76とを区画している。仕切壁102及び仕切壁104は、2つのジョイント82と2つのジョイント84とを区画している。
 接続構造160では、インク供給部材46(図7A参照)から電気コネクタ75及び電気コネクタ76へのインクGの移動(飛散)が、縦壁部94によって規制されるので、電気コネクタ75及び電気コネクタ76にインクGが付着するのを抑制することができる。また、接続構造160では、ジョイント82からジョイント84へのインクGの移動(飛散)が、仕切壁102及び仕切壁104によって規制されるので、インクGと空気とが混ざるのを抑制することができる。
<他の変形例>
 接続構造60において、係合部136及び被係合部122が、雄ネジ及び雌ネジで構成されていてもよい。また、カバー部材88の回転を規制する部材をヘッドモジュール62に設けて、被係合部122に突出部128を形成しなくてもよい。さらに、縦壁部94が設けられていなくてもよい。加えて、仕切壁102及び仕切壁104の少なくとも一方が設けられていなくてもよい。
 接続構造60において、カバー部材88に替えて、ホルダ86に対して回動され且つ係合部136を有する部材を設けて、通電部材52、インク供給部材46及びエア供給部材47を覆わなくてもよい。係合部136と一体とされたカバー部材88は、通電部材52、インク供給部材46及びエア供給部材47の全体(全部)を覆っていてもよい。また、カバー部材88には、窪み部109が形成されていなくてもよい。さらに、溝部97C及び案内部134が形成されていなくてもよい。加えて、案内部134は、被係合部122を回動中心側から支持していなくてもよい。
 接続構造60において、係合部136及び被係合部122は、点CA、点CBに対して点対称となる位置に配置されるだけではなく、点CA、点CBを通る仮想線に対して線対称となる位置に配置されてもよい。通電部材52と電気コネクタ75及び電気コネクタ76とは、点CA、点CBに対して点対称となる位置に配置されていなくてもよい。インク供給部材46及びエア供給部材47と、ジョイント82、ジョイント84とは、点CA、点CBに対して点対称となる位置に配置されていなくてもよい。
 カム溝124に替えて、Z方向の上側の斜面126のみを有する構成であってもよい。
 2018年3月27日に出願された日本国特許出願2018-060770の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 画像形成装置、11 装置本体、12 給紙部、14 搬送部、15 ロール、15A グリッパ、16 ドラム、16A グリッパ、17 チェーングリッパ、17A チェーン部材、17B グリッパ、18 処理液付与部、22 加熱部、24 冷却部、26 排紙部、28 制御部、30 画像形成部、34 バーヘッド部、34K バーヘッド部、35 インクタンク、36 インラインセンサ、38 フレーム部材(支持部材の一例)、39 側板、45 流体供給部、46 インク供給部材(供給部の一例)、46A チューブ、46B ジョイント、47 エア供給部材(供給部の一例)、47A チューブ、47B ジョイント、48 本体側通電部、52 通電部材(通電部の一例)、55 基板、55A 端子、59 ビス、60 接続構造(吐出ヘッド接続構造の一例)、62 ヘッドモジュール(吐出ヘッドの一例)、64 ヘッド本体、65 本体部、66 底板部、67 上板部、67A 側面、67B 上面、67C 底辺、67D 上辺、67E 斜辺、67F 斜辺、68 吐出部、68A ノズル面、72 ブラケット、74 電気用接続部、75 電気コネクタ(被通電部の一例)、76 電気コネクタ(被通電部の一例)、77 流体用接続部、78 爪部、79 端子、82 ジョイント(被供給部の一例)、84 ジョイント(被供給部の一例)、86 ホルダ(保持部材の一例)、88 カバー部材(係合部及び係合部材の一例)、88A 第1カバー部材、88B 第2カバー部材、92 基部、92A 上面、92B 下面、93 ガイド部、93A 外側面、94 縦壁部(壁部の一例)、95 取付部、96 第1壁部、97 第2壁部、97A 板状部、97B 厚肉部、97C 溝部(被案内部の一例)、98 段差部、99 空間部、102 仕切壁、104 仕切壁、106 第1筒部、106A 側壁、106B 上壁、108 第2筒部、109 窪み部、112 延出部、114 抜止部、115 張出部、116 ピン、122 被係合部、122A 上面、122B 外側面、122C 内側面、122D 前端面、122E 後端面、124 カム溝、126 斜面、128 突出部、134 案内部、136 係合部、140 接続構造(吐出ヘッド接続構造の一例)、142 カバー部材、144 被係合部、145 回動部材、146 係合部、149 段差部、152 本体部、154 カム溝、160 接続構造(吐出ヘッド接続構造の一例)、A 仮想円、CA 点(回動中心の一例)、CB 点(回動中心の一例)、G インク(液体の一例)、N ノズル、P 用紙(媒体の一例)

Claims (14)

  1.  通電可能な被通電部及び少なくとも液体が供給される被供給部を有し、支持部材に位置調整可能に支持され、媒体に向けて液体を吐出する吐出ヘッドと、
     少なくとも一部が柔軟性を有し接続方向に沿って前記被通電部に接続される通電部と、少なくとも一部が柔軟性を有し前記接続方向に沿って前記被供給部に接続される供給部とを保持する保持部材と、
     前記吐出ヘッド及び前記保持部材の一方に設けられ、前記被通電部及び前記被供給部を囲む仮想円の周方向に沿って配置された被係合部と、
     前記吐出ヘッド及び前記保持部材の他方に回動可能に設けられ、回動により前記被係合部と係合されることで、前記被通電部と前記通電部とを接続させ且つ前記被供給部と前記供給部とを接続させる係合部と、
     を有する吐出ヘッド接続構造。
  2.  前記被係合部には、前記接続方向と直交する直交方向から見た場合に、前記接続方向と交差する交差方向に延び、前記係合部と接触され、前記係合部の回転に伴って前記係合部に前記接続方向の押付力を作用させる斜面が形成されている請求項1に記載の吐出ヘッド接続構造。
  3.  前記斜面の一部には、前記斜面から突出され、前記被通電部と前記通電部、前記被供給部と前記供給部との接続状態において前記係合部と接触する突出部が形成されている請求項2に記載の吐出ヘッド接続構造。
  4.  前記吐出ヘッド又は前記保持部材には、前記接続方向から見た場合に、前記被通電部と前記被供給部とを区画し、又は前記通電部と前記供給部とを区画する壁部が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  5.  前記供給部及び前記被供給部を複数組有し、少なくとも1組には、他の組の流体とは異なる種類の流体が供給され、
     前記吐出ヘッド又は前記保持部材には、前記接続方向から見た場合に、複数の前記供給部又は複数の前記被供給部を仕切る仕切壁が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  6.  前記保持部材には前記係合部としての係合部材が回動可能に設けられ、
     前記係合部材は、前記通電部及び前記供給部の少なくとも一部を覆っている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  7.  前記係合部材は、円筒状に形成され、
     前記係合部材には、回動中心に向けて窪んだ窪み部が形成されている請求項6に記載の吐出ヘッド接続構造。
  8.  前記被係合部よりも回動中心側には、前記接続方向に延びる案内部が設けられ、
     前記係合部よりも前記回動中心側には、前記案内部によって案内される被案内部が設けられている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  9.  前記案内部が、前記被係合部を前記回動中心側から支持している請求項8に記載の吐出ヘッド接続構造。
  10.  前記係合部及び前記被係合部が複数設けられ、
     前記接続方向から見た場合に、複数の前記係合部及び複数の前記被係合部が、回動中心に対して点対称となる位置に配置されている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  11.  前記供給部及び前記被供給部が複数設けられ、
     前記接続方向から見た場合に、複数の前記供給部及び複数の前記被供給部が、回動中心に対して点対称となる位置に配置されている請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  12.  前記通電部及び前記被通電部が複数設けられ、
     前記接続方向から見た場合に、複数の前記通電部及び複数の前記被通電部が、回動中心に対して点対称となる位置に配置されている請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  13.  前記被係合部が前記吐出ヘッドに設けられ、
     前記係合部が前記保持部材に設けられた請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造。
  14.  請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の吐出ヘッド接続構造と、
     前記吐出ヘッドから液体が吐出されることで画像が形成される媒体を、液体の吐出方向と交差する搬送方向に搬送する搬送部と、
     を有する画像形成装置。
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US4330010A (en) * 1979-02-26 1982-05-18 Olympia Werke Ag Apparatus for the leakage-free connection of cavities in tubes and vessels
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