JP4415197B2 - アイ金具縫い付けパターンの自動切替方法 - Google Patents
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Description
本発明は、アイ金具縫い付けミシンを複数台並べて設置して長尺状テープ生地上にアイ金具を当該ミシンの台数と同数列で各アイ金具列の縫い付けパターンを揃えて縫い付けるアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法に関する。
本出願人は、アイ金具縫い付けミシンとして、特許第3038576号公報(特許文献1)に記載のフック・アイ金具縫い付けミシンと、特開2006−305266号公報(特許文献2)に記載のアイ金具縫い付けミシンのアイ金具供給機構とを実用化している。
前記アイ金具縫い付けミシンでは、シュートからアイ金具取り出し板によってアイ金具を1個ずつ取り出してアイ金具送り込み板で受け取り、当該アイ金具を縫合部に送り込んで長尺状テープ生地に1本針本縫千鳥縫いミシン部によって千鳥縫いで縫い付けており、長尺状テープ生地は、縫合部の下流側に設けられているパルスモータで駆動するローラ送り機構によって移送されている。そして、パルスモータで駆動する千鳥縫い針振り機構と共に、前記アイ金具取り出し板、前記アイ金具送り込み板及び前記ローラ送り機構は、全て前記1本針本縫千鳥縫いミシン部の上軸に連結して設けられたエンコーダの信号に基づき動作タイミングを取るようにプログラミングされている。従って、プログラムによってアイ金具間隔を任意に変えて縫い付けることができ、二つ以上の異なるアイ金具間隔を組み合わせて縫い付けることもでき、予め登録されている複数の繰り返しパターンの中から所望の繰り返しパターンを選択すれば、当該繰り返しパターンに従って長尺状テープ生地上にアイ金具がテープ長手方向に沿って1列に縫い付けられる(繰り返し縫い付けの最小単位を「アイ金具縫い付けパターン」または、単に「縫い付けパターン」という。)。
一般に、ブラジャーやボディスーツ等に使用されるアイテープ片は、テープ長手方向に平行に複数列(多くは2列〜4列)のアイ金具縫い付け列を形成した長尺状アイテープを所定位置にて長手方向に対して直角にカットしたものであるため、アイテープ縫製工程においては、前記アイ金具縫い付けミシンを長尺状テープ生地の長手方向に沿って直列に複数台設置し、先頭のミシンが1列目のアイ金具を長尺状テープ生地上に縫い付け、先頭に続く後続のミシンが2列目のアイ金具を1列目のアイ金具の列と同一ピッチで横並びに同じ長尺状テープ生地上に縫い付け、以後、同様にして同じ長尺状テープ生地上にアイ金具を同一ピッチで横並びに縫い付けることにより、同じ長尺状テープ生地上にミシン台数分のアイ金具縫い付け列を形成している。
そして、長尺状アイテープ完成後において各列のアイ金具がテープ生地長手方向に対して直角な方向に精度良く横並びに(並行に)並んで縫い付けられた状態を得るために、アイ金具縫い付けパターンはアイ金具縫い付け間隔寸法が規定され、さらに、第2列目のミシンが第1列目のミシンと同じ縫い付けパターンでアイ金具縫い付けを行ってもテープ生地の移送時の抵抗のわずかな違いによる伸縮の違い等が原因して実際の縫い上がりのアイ金具間隔には縫い付けられた両パターンにおいて微妙な違いが生じるために、後続の各ミシンには、先頭ミシンが縫い付けたアイ金具に対して常に正しく横並びに縫えるように1列目のアイ金具のテープ生地長手方向における位置情報によって2列目のアイ金具の縫い付け位置を微調整しながら縫い付けていく機能を持たせてある。
前記微調整の制御は、後続の各ミシンに先頭ミシンが縫い付けたアイ金具の通過を検知するアイ金具検出センサを設け、当該アイ金具検出センサから得られるアイ金具検知信号に基づき長尺状テープ生地を移送する前記ローラ送り機構のローラ回転量を補正制御してテープ生地長手方向のアイ金具縫い付け位置を逐一微調整することによって実現している。
しかしながら、前記従来のアイテープ縫製工程では、1列目のアイ金具における縫い付けパターンの先頭に揃えて2列目のアイ金具を縫い付けるために、後続のミシンにおける縫い付けパターンの切替えをオペレータが手作業によって実施しなければならないという問題点があった。
3列にアイ金具を縫い付ける3列アイテープ縫製工程を例にとり、3台のアイ金具縫い付けミシンを上流から順に第1列ミシン、第2列ミシン及び第3列ミシンとすれば、縫い付けパターン切替手順は概ね次のようになっていた。即ち、(1)第1列ミシンの縫い付けパターンを第1列ミシンの操作パネルで切替える。(2)オペレータは第2列ミシンの前で長尺状テープ生地上の第1列のアイ金具縫い付けパターン切替え箇所が移送されてくるのを目視にて監視しながら待ち、パターン切替え箇所が縫合部側部に到達したのを確認して第2列ミシンを停止させる。(3)第2列ミシンの縫い付けパターンを第2列ミシンの操作パネルで第1列ミシンと同じパターンに切替える。(4)切替え後の第1列金具の縫い付けパターンの始まりとこれから縫い付けようとする切り替え後パターンである第2列金具の縫い付けパターンの始まりとがテープ生地移送方向に対して直角な直線上において横並びになるように、即ち、縫い付けパターンの先頭アイ金具が揃うように、オペレータが手作業で長尺状テープ生地を移送方向に前後させて適宜調整してセットした後、第2列ミシンを再度起動させる。(5)第3列ミシンにおいても第2列ミシンで行なった前記(2)、(3)及び(4)の手順と同じ手順を繰り返す。
このように、縫い付けパターン切替作業は手間がかかり、手作業により煩雑な手順を踏んで切り替えを行わなければならないため、オペレータにとって大変面倒な作業となっていた。
しかも、縫い付けパターン切替作業における前記横並びのための調製は難しく、また、再度起動させた後の第1列アイ金具と第2列アイ金具における縫い付けパターンの先頭アイ金具の不揃いは2列目のアイ金具が縫い付けられることにより徐々に解消されるが、アイ金具を多数縫い付けた後でないと各列のアイ金具の横並び、即ち、アイ金具の並行が整わず、横並びが不揃いなアイテープの部分は不良箇所として無駄に捨てなくてはならないという問題点があった。
本発明は、前記問題点を改善するためになされたものであり、アイテープ縫製工程におけるアイ金具縫い付けパターン切替時のオペレータ作業を削減すると共に、材料の歩留まりを向上できるアイ金具縫い付けパターン自動切替方法を提供することを目的とする。
本発明は、長尺状テープ生地上に、予め制御装置にプログラムされ、登録された種々の縫い付けパターンでアイ金具を縫い付け可能なアイ金具縫い付けミシンを、前記テープ生地長手方向に沿って直列に複数台設置して前記テープ生地長手方向に平行な複数列のアイ金具縫い付け列を形成可能とし、各ミシン間でデータを送受信する通信手段を備えたアイテープ縫製システムにおいて、先頭ミシンで縫い付けパターンが切替えられた際には該先頭ミシンから切替え後縫い付けパターンデータのパターン切替信号が後続のミシンへ送信され、当該後続のミシンで受信したパターン切替信号は該後続のミシンからさらに後続のミシンへ転送されると共に、先頭ミシンは切替え後縫い付けパターンで縫い付けを始めるのに先立って、先頭ミシンに登録されている各縫い付けパターンにおいて該パターンを構成するアイ金具縫い付け間隔の種類の数より少なくとも一種類多い数のアイ金具縫い付け間隔の種類で構成される切替パターンのパターン切替わり目印となるアイ金具縫い付けを行い、その後、後続の各ミシンは順次、前記テープ生地の下流側に向かってミシン針の左側方に先頭ミシン縫い付け済アイ金具を検知可能に設けたアイ金具検出センサ(検出手段)の検知信号と、前記テープ生地の移送量とから前記アイ金具の縫い付け間隔を常時監視することにより、前記パターン切替わり目印の到着と通過を読み取り、それまでのアイ金具縫い付けパターンを、先頭ミシンからの送信により既に受信している前記切替え後縫い付けパターンに変更するように構成した。
即ち、本発明に係るアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法は、登録された複数の縫い付けパターンを切り替えて長尺状テープ生地上に当該縫い付けパターンでアイ金具を一列に縫い付けるアイ金具縫い付けミシンを長尺状テープ生地長手方向に沿ってアイ金具の列数と同じ台数設置して各列における各縫い付けパターンのアイ金具が揃うようにアイ金具を縫い付けるアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法であって、先頭のアイ金具縫い付けミシンによって縫い付けられたアイ金具を検知する検出手段と前記登録された複数の縫い付けパターンの各縫い付けパターンを構成するアイ金具間隔の種類より少なくとも一種類多い数のアイ金具間隔の種類で構成される切替パターンを記憶する記憶手段とを後続のアイ金具縫い付けミシンにそれぞれ設け、アイ金具の縫い付けパターンを切り替える際に、先頭のアイ金具縫い付けミシンから後続のアイ金具縫い付けミシンに対して切り替え後の縫い付けパターンデータを含むパターン切替信号を送信し、先頭のアイ金具縫い付けミシンにおいて切り替える前の縫い付けパターンの後に前記切替パターンでアイ金具を縫い付けて該切替パターンの後に切り替え後の縫い付けパターンでアイ金具を縫い付け、後続のアイ金具縫い付けミシンにおいて該後続のアイ金具縫い付けミシンの検出手段が先頭のアイ金具縫い付けミシンによって縫い付けられたアイ金具の縫い付け列に前記切替パターンの最初のアイ金具間隔を検知して最後のアイ金具間隔を検知するまで前記切り替える前の縫い付けパターンでアイ金具を縫い付け、前記検出手段が前記最後のアイ金具間隔を検出することにより前記パターン切替信号に基づく切り替え後の縫い付けパターンに切り替えてアイ金具を縫い付けるようにしたものである。
本発明に係るアイ金具縫い付けパターン自動切替方法によれば、アイ金具の縫い付けパターンを切り替える際には、登録された複数の縫い付けパターンの各縫い付けパターンを構成するアイ金具間隔の種類より少なくとも一種類多い数のアイ金具間隔の種類で構成される切替パターンでアイ金具を縫い付け、後続のアイ金具縫い付けミシンによって前記切替パターンが通過するまでを監視しながら前記切り替える前の縫い付けパターンでアイ金具を縫い付け、前記切替パターンの最後のアイ金具間隔を検出することにより前記パターン切替信号に基づく切り替え後の縫い付けパターンに切り替えてアイ金具を縫い付けるようにしたので、複数列のアイテープ縫製工程においてオペレータが先頭ミシンの操作パネルにて縫い付けパターンに対応したパターン番号を変更さえすれば、後続ミシンに切替え後の縫い付けパターンが送信され、該後続ミシンではパターン切替わり目印の切替パターンを読み取って既に受信している切替え後縫い付けパターンに自動的に切替えてアイ金具を縫い付けるから、パターン切替時のオペレータ作業を大幅に削減できると共に、オペレータの熟練度や能力に左右されて発生していた縫い付けパターンの切替作業の精度の悪さが解消され、アイテープ品質の安定と歩留まり向上とを実現できる。
以下、本発明の代表的な実施の形態として3列にアイ金具を縫い付ける3列アイテープ縫製におけるアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法を図面に基づいて説明する。
図1はアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法に基づき動作するアイテープ縫製システムを簡略的に示す平面図、図2は図1に図示するアイテープ縫製システムの正面図、図3は縫製後におけるアイテープの平面図、図4は図3に図示するアイテープのA−A線縦断面図、図5は図1及び図2に図示するアイテープ縫製システムのブロック図、図6,図7及び図8はアイ金具縫い付けパターンの説明図、図9はアイ金具縫い付けパターンの自動切替プログラムを説明するフローチャート図、図10はパターン切替わり目印の説明図、図11は第2列ミシンの縫合部に位置付けられた長尺状テープ生地の斜視図、図12はアイ金具を縫い付けるための運針図、図13はアイテープの平面図、図14及び図15はパターン切替わり部分を示すアイテープの平面図であり、本実施の形態におけるアイテープ縫製システムは3台のアイ金具縫い付けミシンからなり、当該各アイ金具縫い付けミシン(以下、「ミシン」ともいう。)は長尺状テープ生地Tの移送方向(矢印Q方向)に対して上流側より第1列ミシン1、第2列ミシン2及び第3列ミシン3の順に長尺状テープ生地Tの長手方向に沿って直列に配置され、各ミシン1,2,3はアイ金具Eをそれぞれ長尺状テープ生地T上に縫い付け、上流側から見て長尺状テープ生地Tの左側から第1列、第2列及び第3列の順に所定間隔で各アイ金具縫い付け列が形成されるようになっており、E1は第1列ミシン1によってテープ生地Tに縫い付けられたアイ金具、E2は第2列ミシン2によってテープ生地Tに縫い付けられたアイ金具、E3は第3列ミシン3によってテープ生地Tに縫い付けられたアイ金具、T1は第1列ミシン1において供給されてテープ折り曲げガイド(図示せず。)によって適宜折り畳まれた後、アイ金具E1の縫い付け部位を覆うようにアイ金具E1と共に縫い合わされるテープ状覆い生地、T2は第2列ミシン2において供給されてアイ金具E2の縫い付け部位を覆うようにアイ金具E2と共に縫い合わされるテープ状覆い生地、T3は第3列ミシン3において供給されてアイ金具E3の縫い付け部位を覆うようにアイ金具E3と共に縫い合わされるテープ状覆い生地である。
前記各アイ金具縫い付けミシン1,2,3は、従来と同様にアイ金具取り出し板(図示せず。)によってシュート(図示せず。)からアイ金具Eを1個ずつ取り出してアイ金具送り込み板(図示せず。)で受け取り、当該アイ金具Eを縫合部4に送り込んで1本針本縫千鳥縫いミシン部(以下、「千鳥ミシン部」ともいう。)5の針6によって長尺状テープ生地T上に千鳥縫いで縫い付けており、テープ生地Tは、縫合部4の下流側に設けられているパルスモータで駆動するローラ送り機構7によって移送され、パルスモータで駆動する千鳥縫い針振り機構(図示せず。)と前記アイ金具取り出し板と前記アイ金具送り込み板と前記ローラ送り機構7とは、全て千鳥ミシン部5の上軸に連結して設けられたエンコーダ(図示せず。)の信号に基づき動作タイミングを取るようにプログラミングされている。また、8は各列のアイ金具Eを並行縫い付けするために第1列ミシン1で縫い付けられたアイ金具E1を検知するアイ金具検出センサ(検出手段)であり、第2列ミシン2と第3列ミシン3とに設けられてテープ生地Tの下流側に向かって針6の左側方であって第1列ミシン1が縫い付けたアイ金具E1の嵌合凸部位を検知できる位置にテープ生地Tの移送方向と平行な方向に調整可能に固定されており、第2列ミシン2の第1アイ金具検出センサ8と第3列ミシン3の第2アイ金具検出センサ8とは、それぞれ第2列,第3列ミシン2,3に対して個々のアイ金具E1が常に同じ位置関係になったときに検知するように調整されている。これにより、各アイ金具検出センサ8,8がアイ金具E1を検知すれば、OFFからONに切換わり、アイ金具E1の凸部位がアイ金具検出センサ8の検知範囲を通過すれば、再びONからOFFに戻るようになっており、第1,第2アイ金具検出センサ8,8のON、OFFの状態(検知信号)はミシン2,3の各制御装置10,11に送られ、アイ金具E1は当該制御装置10,11よって常に監視されている。そして、第1列ミシン1においても該ミシン1を制御すると共に、前記制御装置10,11に対して各種データを送信する制御装置9が設けられている。
また、前記各ミシン2,3は、図2に示すように、適当な間隔(例えば、1m程度)の空間を開けて設置され、各ミシン2,3の脚体から上流側に伸びるブラケット12,12を介してミシン2,3の各ミシン縫合部4,4の高さより少し低い位置にテープ緊張検知スイッチ13,13が設けられており、アイテープ連続縫製時に前記空間において上流側ミシンで縫い終えたテープ生地Tがたるみを維持しながら下流側ミシンへと移送され、上流側ミシンが何らかの原因で停止したときなど、たるみが無くなってテープ生地Tが緊張すればその緊張によってテープ緊張検知スイッチ13,13のスイッチが入って下流側ミシンを自動停止させるようになっている。
また、図5に示すように、第1列ミシン1を制御する制御装置(以下、第1制御装置」ともいう。)9には、第2列ミシン2を制御する制御装置(以下、「第2制御装置」ともいう。)10に対して第1制御装置9の第1操作パネル14で切り替えられた縫い付けパターンを示すデータを第1通信ケーブル15を介して第2列ミシン2へ送信する第1データ送受信部16と、各種縫い付けパターンや縫い付けパターンのパターン切替わり日印となる切替パターンに基づいてテープ生地Tを移送させるようにローラ送り機構7を駆動させる第1パルスモータ17を制御する第1制御部18と、前記各種縫い付けパターンのデータや切替パターン(パターン切替わり目印)のデータを記憶する第1記憶部19とが設けられ、第2列ミシンを制御する第2制御装置10には、第1制御装置9の第1データ送受信部16から送られてきた前記縫い付けパターンを示すデータを受信すると共に、該データを第2通信ケーブル20を介して第3列ミシン3へ送信する第2データ送受信部21と、第2列ミシン2に取り付けられたアイ金具検出センサ(以下、「第1センサ」ともいう。)8より受信する検知信号と前記各種縫い付けパターンや切替パターンとに基づいて第2列ミシン2に設けられたローラ送り機構7の第2パルスモータ22を制御する第2制御部23と、前記各種縫い付けパターンのデータや切替パターンのデータとアイ金具縫い付けパターン自動切替プログラム(図9参照)とを記憶する第2記憶部24とが設けられ、第3列ミシン3を制御する制御装置(以下、「第3制御装置」ともいう。)11には、第2制御装置10の第2データ送受信部21から送られてきた前記縫い付けパターンを示すデータを受信する第3データ送受信部25と、第3列ミシン3に取り付けられたアイ金具検出センサ(以下、「第2センサ」ともいう。)8より受信する検知信号と前記各種縫い付けパターンや切替パターンとに基づいて第3列ミシン3に設けられたローラ送り機構7の第3パルスモータ26を制御する第3制御部27と、前記各種縫い付けパターンのデータや切替パターンのデータとアイ金具縫い付けパターン自動切替プログラムとを記憶する第3記憶部28とが設けられている。なお、29は第2制御装置10の第2操作パネル、30は第3制御装置11の第3操作パネルである。
前記記憶部19,24,28に記憶されている図6に示すアイ金具縫い付けパターンは、アイ金具間隔a1で等間隔にアイ金具Eを縫い付ける縫い付けパターンであり、当該縫い付けパターンP1は一個のアイ金具間隔a1からなる。また、図7に示すアイ金具縫い付けパターンは、狭いアイ金具間隔b2と該間隔b2より広いアイ金具間隔a2とを交互に繰り返す縫い付けパターンであり、当該縫い付けパターンP2は一個のアイ金具間隔b2とこれに続く一個のアイ金具間隔a2とからなる。また、図8に示すアイ金具縫い付けパターンは、狭いアイ金具間隔b3が2回続いた後に該アイ金具間隔b3より広いアイ金具間隔a3が1回続く縫い方を繰り返す縫い付けパターンであり、当該縫い付けパターンP3は二個のアイ金具間隔b3とこれに続く一個のアイ金具a3とからなる。従って、前記縫い付けパターンの例では、前記記憶部19,24,28には二種類のアイ金具間隔を記憶する領域と当該各アイ金具間隔に対応する繰り返し回数を記憶する領域とに各アイ金具間隔の数値と各回数とをパターン番号に従って登録したパターンテーブルが設けられており、当該パターンテーブルには前記縫い付けパターンの外に、例えば、図8におけるアイ金具間隔b3を続ける回数が3回以上の縫い付けパターンも登録されおり、図6、図7及び図8においてアイ金具間隔の数値が異なればそれぞれ別の縫い付けパターンとして扱われ、これらの縫い付けパターンは前記パターン番号によって管理されている。そして、第1制御装置9の第1操作パネル14で前記パターン番号に基づいて一つのアイ金具間隔の数値を変更すれば、第2制御装置10の第2記憶部24及び第3制御装置11の第3記憶部28の同じパターン番号に対して反映されるようになっている。
また、前記第2記憶部24と前記第3記憶部28には、第1列ミシン1の第1操作パネル14にて縫い付けパターンの切替えがなされることにより、第1列ミシン1で縫われた切替え前縫い付けパターンのアイ金具列と切替え後縫い付けパターンのアイ金具列との間に縫い付けられたパターン切替わり目印のアイ金具列を後続のミシンにて検知し、第1列ミシン1によって縫い付けられた切替え後縫い付けパターンの先頭アイ金具E1に揃えて後続のミシンにてアイ金具を切替え後縫い付けパターンにて縫い付けを始めるアイ金具縫い付けパターン自動切替プログラム(図9参照)が記憶され、当該パターン切替わり目印(切替パターン)はそれぞれ前記第1記憶部19と前記第2記憶部24と前記第3記憶部28とに記憶されている。
本実施の形態では、アイ金具縫い付けパターンが二種類のアイ金具間隔によって形成されているので、パターン切替わり目印はそれより一つ多い三種類の異なるアイ金具間隔により構成されている。パターンテーブルに登録されている二種類のアイ金具間隔からなるアイ金具縫い付けパターンには三種類からなるパターン切替わり目印のパターンが存在しないので、前記第2制御部23及び前記第3制御部27においてパターン切替わり目印を縫い付けパターンとして誤認することはない。なお、アイ金具縫い付けパターンが三種類のアイ金具間隔によって形成されている場合には、パターン切替わり目印を四種類の異なるアイ金具間隔により構成すればよい。即ち、パターン切替わり目印は、アイ金具縫い付けパターンを形成しているアイ金具間隔の種類の数より少なくとも一種類多い数のアイ金具間隔の種類で形成する。
図10に示すパターン切替わり目印PXは三種類の異なるアイ金具間隔(11mm,16mm,21mm)を一つずつ昇順になるように組み合わせて3個のアイ金具列を縫い付けたものとしている。なお、パターン切替わり目印PXの最後のアイ金具E1から切替え後アイ金具縫い付けパターンの先頭アイ金具E1までの間隔(27mm)はパターン切替わり目印PXの最後のアイ金具E1を後続ミシンのアイ金具センサ8が検知して当該後続ミシンが切替え後アイ金具縫い付けパターンの先頭アイ金具E(E2,E3)を縫い付け位置に投入して縫い付けるのに必要な切替縫い目PAである。
前記第2制御部23及び前記第3制御部27は、第1列ミシン1で縫い付けられたアイ金具E1の通過を検知するアイ金具検出センサ8,8から出力される検知信号と、パルスモータ22,26に与えるパルス数から換算される一つのアイ金具E1を検知してから次のアイ金具E1を検知するまでのテープ生地Tの移送量とにより、アイ金具E1の縫い付け間隔幅を演算し、当該間隔幅の列を記憶部24,28に記憶されているパターン切替わり目印PXにおける間隔幅と比較することにより、当該パターン切替わり目印PXを特定する機能を備える。
次に、前記構成を有するアイテープ縫製システムの作用について説明する。3台のアイ金具縫い付けミシン1,2,3の電源を入れ、第1列ミシン1の第1操作パネル14で縫い付けパターン番号を選択することにより、当該パターン番号が第1データ送受信部16によって第2列ミシン2の第2データ送受信部21へ送られ、該第2データ送受信部21を介してさらに第3列ミシン3の第3データ送受信部25に送られ、これにより、3台のミシン1,2,3を全て同一の縫い付けパターンで運転する準備が整う。なお、第1列ミシン1から送信され、第2列ミシン2で受信され、第2列ミシン2から第3列ミシン3へと転送されるデータは上記の如くの縫い付けパターン番号のみでなく、第1列ミシン1の第1操作パネル14で選択され、修正、編集された縫い付けパターンの編集データが付加されたものであってもよい。
先ず、図1に示すように、第1列ミシン1でテープ生地Tに第1列のアイ金具E1が供給され縫い付けられる。このとき、アイ金具E1の上に該アイ金具E1の縫い付け部を覆うようにテープ状覆い生地T1も供給され縫い合わされる。
次いで、第2列ミシン2においては、第1列アイ金具E1縫い付け済のテープ生地Tに、第1列アイ金具E1に並行する位置に新たに第2列アイ金具E2の縫い付けを行なう。このとき、第1列ミシン1と同様にアイ金具E2の縫い付け部を覆うようにテープ状覆い生地T2が縫い合わされる。
第2列ミシン2にてアイ金具E2を縫い付けるとき、第1列アイ金具E1に対する第2列アイ金具E2の横並び合わせ、即ち、並行合わせは次のように行なわれる。
図11は第2列ミシン2において、第1列ミシン1で縫い付けたアイ金具E1縫い付け列の隣に新たに第2列のアイ金具E2縫い付け列を形成していく様子を示したものであるが、テープ状覆い生地T1は既に第1列ミシン1によってアイ金具E1と共に縫い合わされており、第2列ミシン2では第1列ミシン縫い付け済テープ状覆い生地T1上にテープ状覆い生地T2が新たに供給され、両者の間にアイ金具E2の縫い付け部分が滑り込むように供給される。
また、図12において、直線縫いから千鳥縫いに変わる針位置をN2、その1針前の針位置をN1とし、針位置N1と針位置N2の間に形成される直線縫い最終縫い目をS1とする。針位置N1で針6が上昇して重なったテープ状覆い生地とテープ生地Tとの両生地から抜けてまもなく、前記ローラ送り機構7が作動してテープ生地Tは矢印Q方向に移送される。そして、テープ生地Tの移送が終わった後、針6が針位置N2で重なった両生地にささる。こうして縫い目S1が形成される。他の針位置間についてもテープ生地Tの長手方向への縫い動作は矢印Q方向へのテープ生地Tの移送によって、また、テープ生地Tの長手方向に対して直角な方向への縫い動作は針振りによって、各々単独又はそれらの合成により縫い目が形成される。
図11における第2列ミシン2の針6が図12に示す針位置N1とN2の間にあるものとして、図12の運針図におけるアイ金具Eとアイ金具Eの中間の直線縫いについて具体的に説明する。
前記ローラ送り機構7による1針ごとのテープ生地移送量を1.7mm(この量は前記アイ金具縫い付けパターンによってあらかじめ規定される。)とし、第2列ミシン2における上記運針図の針位置N1とN2の間に関してのみ、例えば1.7mm±0.5mm(1.2mm〜2.2mm)で随時可変としておく。
図11において、第1センサ8はアイ金具E1を検知するとOFFからONに切換わるので、第2列ミシン2の第2制御部23は針位置N1から1.2mmテープ生地Tを移送した時点より2.2mm移送するまでの間、第1センサ8がOFFからONに切換わる瞬間を監視し、切換わった時点でテープ生地Tの移送を停止させる。そして、針6がテープ生地に刺さって次のアイ金具E2縫い付けのための千鳥縫いが始まる。その結果、テープ生地長手方向に対して直角な方向に並ぶ第1列アイ金具E1と第2列アイ金具E2はテープ生地長手方向において常に同じ位置関係となる。即ち、この並行合わせ動作により、第1列ミシン1と第2列ミシン2とを個別に運転したときのテープ生地長手方向のアイ金具縫い付け間隔のわずかな相違は補正され、両ミシンのアイ金具縫い付け並行位置関係はいつも同一に保たれる。
なお、針位置N1からテープ生地Tを1.2mm移送したときに第1センサ8が既にONになっていた場合と、針位置N1から2.2mm移送しても第1センサ8がONにならなかった場合とにおいては、移送をその場で停止させて針6をテープ生地に降ろすようになっている。これらの状態は、例えば、第2列縫い始め時のオペレータのテープ生地長手方向セット位置が悪いときなどに起こる。ただし、そのときは第2列アイ金具E2と第1列アイ金具E1の並行がずれた状態になっていたとしても、その後、続けてアイ金具E2縫い付けを繰り返すうちに並行ずれは徐々に縮小し、最終的には並行ずれが無くなる。その部分は不良箇所として処理される。
また、例えば、図13に示すように、第2列のアイ金具E2縫い付け列が第1列のアイ金具E1縫い付け列より全体的にテープ生地Tの移送方向に寸法cだけ進んだ縫い上がりになった場合は、図11に示す第1センサ8の固定位置をテープ生地Tの移送方向へ寸法cだけ移動すれば、第2列のアイ金具E2は第1列のアイ金具E1に対して正しく並行して縫い付けられるようになる。
第2列ミシン2におけるアイ金具E2の並行合わせは、第3列ミシン3でも同じ方法で実施され、図1に示す第3列ミシン3の第2センサ8が第1列アイ金具E1を検知して当該第1列アイ金具E1を基準にして第3列アイ金具E3の並行合わせが行なわれる。こうして、3列全てのアイ金具が縫い付けられた長尺アイテープが完成する。
次に、アイ金具縫い付けパターン自動切替方法を図9に示すアイ金具縫い付けパターンの自動切替プログラムに基づいて動作を詳細に説明する。
例として、図6に示す縫い付けパターンP1から図7に示す縫い付けパターンP2に切替えるものとして、図6におけるアイ金具間隔a1を19.1mm、図7におけるアイ金具間隔b2を12.7mm、アイ金具間隔a2を22.2mmとする。
先ず、第1列ミシン1の操作パネル14にてオペレータが入力した切替え後縫い付けパターン番号を第1制御装置9の第1制御部18が受け取ることにより、第1列ミシン1は、第1記憶部19に記憶されている、図10に示す異なるアイ金具間隔三種類を昇順に並べた11mm、16mm及び21mmからなるパターン切替わり目印PXと前記切替縫い目PA27mmとに従って、切替え前縫い付けパターンP1の後に切替パターン(パターン切替わり目印PX)と切替縫い目PAとの縫い付けを行なう。アイ金具E1はパターン切替わり前には縫い付けパターンP1にて縫い付けられ、次に、切替パターンPXにて縫い付けられ、針6が切替縫い目PA分縫い進んだ後、続いて、切替え後縫い付けパターンP2にて縫い付けられる。
前記第1列ミシン1でのパターン番号切替えにより切替え後縫い付けパターン番号等のデータ(パターン切替信号)が第1列ミシン1の第1データ送受信部16から第2列ミシン2の第2データ送受信部21及び第3列ミシン3の第3データ送受信部25へ送信され、当該パターン切替信号は切替え前縫い付けパターンP1のパターン番号と切替え後縫い付けパターンP2のパターン番号とに関連付けられて第2制御装置10の第2記憶部24と第3制御装置11の第3記憶部28とに記憶される。
電源オンにより自動切替プログラムが実行されると当該第2記憶部24(第3記憶部28)にパターン切替信号が記憶されるか否かを判断し(ステップS1)、パターン切替信号が記憶されることにより、テープ生地T上のパターン切替わり目印PXの到着と通過を読み取ることとなる。
第1列ミシン1において切替え後縫い付けパターンP2の縫い付けが進むと共に、第2列ミシン2(第3列ミシン3)にて切替え前縫い付けパターンP1の縫い付けが縫い進み(ステップS2)、テープ生地T上に第1列ミシン1が縫い付けたパターン切替わり目印PXが第2列ミシン2に移送されてくる。第2制御装置10(第3制御装置11)では、第1センサ8(第2センサ8)にて検知した第1列アイ金具E1の検知信号とテープ生地移送量とから第1列アイ金具E1の縫い付け間隔を常時監視しており、第1列アイ金具E1縫い付け間隔がパターン切替わり目印PXの前においては19.1mmであったものがアイ金具間隔11mmとなれば、第2制御部23(第3制御部27)においてパターン切替わり目印PXの最初のアイ金具間隔と同じ値であると判断するが、パターン切替わり目印PXの全ての切替パターンを満足していないので(ステップS3)、ステップS2へ戻って切替え前縫い付けパターンP1で縫い付ける(ステップS2)。第2列ミシン2(第3列ミシン3)においてパターン切替わり目印部分が第1センサ8(第2センサ8)下を通過してアイ金具間隔11mm、16mm、21mmと続いた時点で、パターン切替わり目印PXが到着し、通過中であることを認識し確定する(ステップS3)。即ち、アイ金具間隔11mmと16mm部分が通過した時点では、これらに近い寸法のアイ金具間隔を組み合わせた縫い付けパターンが存在し得ることを考慮すると、まだそれをパターン切替わり目印PXであるとは確定できない場合がある。続いて、21mm部分の通過を確認することにより、三種類の異なるアイ金具間隔の組み合わせから成るアイ金具縫い付けパターンは存在せず、制御装置9,10,11内に登録されていないという条件下において、それがパターン切替わり目印PXであると確定できる。この確定ができるまで第2列ミシン2(第3列ミシン3)は切替え前縫い付けパターンP1で第2列アイ金具E2(第3列アイ金具E3)の縫い付けを行なう。
次いで、第2制御装置10(第3制御装置11)の第2記憶部24(第3記憶部28)は、パターン切替わり目印PXの最後のアイ金具間隔21mmの次は切替縫い目PA27mmであることを記憶しており、次のアイ金具E2(アイ金具E3)からは切替え後縫い付けパターンP2で縫い付けねばならないことを第1列ミシン1より既に受信しているので、21mmのアイ金具間隔取得時点からさらに27mmだけ直線縫いしながらテープ生地Tを移送し(ステップS4)、第2列ミシン2(第3列ミシン3)では切替縫い目PA縫いの間に切替え後縫い付けパターンP2の最初のアイ金具E2(アイ金具E3)の千鳥縫いを開始できるように動作を進める。
そして、前記直線縫いの最終縫い目形成時のテープ生地移送において必ず第1センサ8(第2センサ8)が第1列アイ金具E1を検知してOFFからONに切換わる瞬間があり、ここで前記並行合わせの機能が働いてテープ生地Tの移送が停止した後、切替え後縫い付けパターンP2でのアイ金具E2(アイ金具E3)縫い付けが始まる。従って、図14に示すように、第1列アイ金具E1の列と第2列アイ金具E2の列は切替え後縫い付けパターンP2の先頭から頭を揃えて縫い付けられる。
以上のようにして第2列ミシン2での縫い付けパターン自動切替えが終わり、続く第3列ミシン3においても第2列ミシン2での制御と同様に制御される。本実施の形態により完成したアイテープのパターン切替わり部分を示す図15を参照すれば、第2列、第3列アイ金具E2、E3は第1列アイ金具E1のパターン切替わり目印PXの位置の途中までは切替え前縫い付けパターンP1で縫い付けが行なわれ、切替え後縫い付けパターンP2の始まりからすぐに第1列、第2列及び第3列のアイ金具E1、E2、E3が横一線に(並行に)縫い付けられたアイテープが得られる。このため、後の工程で使えずに捨てる部分はパターン切替わり目印PXにより縫い付けられる最初の第1列アイ金具E1の直前の直線縫い部の中間あたりから切替縫い目PAにおける直線縫い部中間あたりまでの長さだけで済むことになる。
本実施の形態では、3列アイテープ縫製システムについて説明したが、他の複数列数のアイテープ縫製システムの場合はミシン台数を列数に応じて増減し、各ミシン間を通信ケーブルで接続すればよい。また、本実施の形態では通信にケーブルを用いているが、無線通信であってもよい。
また、制御装置9,10,11にはマイクロコンピュータ又はシーケンサが内蔵されていればよい。
また、第2列ミシン2及び第3列ミシン3では、第1列アイ金具E1との並行合わせ用に設置していた従来のアイ金具センサ8のアイ金具検知信号を、アイ金具並行合わせ用に加えてパターン切替わり目印読み取り用としても使用しているが、アイ金具並行合わせ用とは別個にパターン切替わり目印読み取り専用のアイ金具検出センサを設けてもよい。
1 第1列ミシン
2 第2列ミシン
3 第3列ミシン
8 アイ金具検出センサ(第1センサ、第2センサ)
9 第1ミシンの制御装置
10 第2ミシンの制御装置
11 第3ミシンの制御装置
17 第1パルスモータ
18 第1制御部
19 第1記憶部
22 第2パルスモータ
23 第2制御部
24 第2記憶部
26 第3パルスモータ
27 第3制御部
28 第3記憶部
E アイ金具
E1 第1列のアイ金具
E2 第2列のアイ金具
E3 第3列のアイ金具
P1 縫い付けパターン
P2 縫い付けパターン
PX パターン切替わり目印(切替パターン)
PA 切替縫い目
2 第2列ミシン
3 第3列ミシン
8 アイ金具検出センサ(第1センサ、第2センサ)
9 第1ミシンの制御装置
10 第2ミシンの制御装置
11 第3ミシンの制御装置
17 第1パルスモータ
18 第1制御部
19 第1記憶部
22 第2パルスモータ
23 第2制御部
24 第2記憶部
26 第3パルスモータ
27 第3制御部
28 第3記憶部
E アイ金具
E1 第1列のアイ金具
E2 第2列のアイ金具
E3 第3列のアイ金具
P1 縫い付けパターン
P2 縫い付けパターン
PX パターン切替わり目印(切替パターン)
PA 切替縫い目
Claims (1)
- 登録された複数の縫い付けパターンを切り替えて長尺状テープ生地上に当該縫い付けパターンでアイ金具を一列に縫い付けるアイ金具縫い付けミシンを長尺状テープ生地長手方向に沿ってアイ金具の列数と同じ台数設置して各列における各縫い付けパターンのアイ金具が揃うようにアイ金具を縫い付けるアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法であって、先頭のアイ金具縫い付けミシンによって縫い付けられたアイ金具を検知する検出手段と前記登録された複数の縫い付けパターンの各縫い付けパターンを構成するアイ金具間隔の種類より少なくとも一種類多い数のアイ金具間隔の種類で構成される切替パターンを記憶する記憶手段とを後続のアイ金具縫い付けミシンにそれぞれ設け、アイ金具の縫い付けパターンを切り替える際に、先頭のアイ金具縫い付けミシンから後続のアイ金具縫い付けミシンに対して切り替え後の縫い付けパターンデータを含むパターン切替信号を送信し、先頭のアイ金具縫い付けミシンにおいて切り替える前の縫い付けパターンの後に前記切替パターンでアイ金具を縫い付けて該切替パターンの後に切り替え後の縫い付けパターンでアイ金具を縫い付け、後続のアイ金具縫い付けミシンにおいて該後続のアイ金具縫い付けミシンの検出手段が先頭のアイ金具縫い付けミシンによって縫い付けられたアイ金具の縫い付け列に前記切替パターンの最初のアイ金具間隔を検知して最後のアイ金具間隔を検知するまで前記切り替える前の縫い付けパターンでアイ金具を縫い付け、前記検出手段が前記最後のアイ金具間隔を検出することにより前記パターン切替信号に基づく切り替え後の縫い付けパターンに切り替えてアイ金具を縫い付けることを特徴とするアイ金具縫い付けパターンの自動切替方法。
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EP3987966A1 (en) | 2020-10-08 | 2022-04-27 | Mast Industries (Far East) Limited | Hook and eye closure with alternative spacing |
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