JP4413725B2 - 転写ベルト装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、駆動ローラを含む複数のローラによって転写ベルトを回転自在に張架し、像担持体に形成された現像剤像を転写ベルト又は転写ベルト上を搬送される記録媒体に転写する転写ベルト装置、及び、これを備えた画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置のカラー化は画像形成ステーションを1つ用いた4回転プロセス方式から、高速化の可能な複数の画像形成ステーションを備えたタンデム方式が主流となっている。
タンデム方式の画像形成装置は、記録媒体又は現像剤像が搬送される搬送経路を形成する無端状の転写ベルトを備えた転写ベルト装置、及び、上記搬送経路に沿って並列に配置されて各色相に対応した複数の画像形成ステーションを備え、カラー画像形成だけでなくモノクロ(白黒)画像形成も可能である。
一方、タンデム方式の画像形成装置に備えられる転写ベルト装置は、駆動ローラを含む複数のローラによって無端状の転写ベルトを回転自在に張架している。また、転写ベルト装置には、各画像形成ステーションの像担持体のそれぞれと転写ベルトとの間に転写電界を形成する複数の転写電極部材が備えられる。転写電極部材は、例えば、転写ローラである。各転写電極部材は、転写ユニットにおいて、転写ベルトを挟んで各画像形成ステーションの像担持体のそれぞれに対向する位置に配置されている。
また、タンデム型の画像形成装置は、カラー画像形成を行うカラー画像形成モード及びモノクロ画像形成を行うモノクロ画像形成モードのそれぞれについて異なる画像形成能力を設定することができる。
例えば、カラー画像形成モードよりもモノクロ画像形成モードの画像形成速度を速くし、モノクロ画像形成モードでの画像形成量を多くしたものがある。また、モノクロ画像用の像担持体の直径をカラー画像用の像担持体の直径よりも大きくし、モノクロ画像用の像担持体の使用可能期間をカラー画像用の像担持体の使用可能期間と同等にしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
これは、一般に、カラー画像形成よりもモノクロ画像形成の方が、実行される頻度が高いことを考慮したものである。また、モノクロ画像用の画像形成ステーションに含まれるモノクロ画像用の像担持体は、カラー画像形成及びモノクロ画像形成の両方に使用されるため、カラー画像用の画像形成ステーションに含まれるカラー画像用の像担持体に比べ使用頻度が高く、モノクロ画像用の像担持体の方がカラー画像用の像担持体に比べて使用可能期間が短くなることを考慮したものである。
ところが、機種毎に仕様の異なる画像形成部や転写ベルト装置をそれぞれ設計し、製作することとすると、設計コストや生産コストの高騰を招く。
そこで、転写ベルト装置の転写ユニットを2つの部分に分割して構成し、各部分の組み合わせを変えることで、多数の機種毎に異なる画像形成能力のそれぞれに対応できる転写ユニットを構成できるようにすることが提案されている。
特開2000−242057公報
しかしながら、転写ベルト装置では、像担持体と転写ベルトとの間に転写電界を形成するために、転写電極部材に数百V〜数千Vの高電圧を供給するための電気配線が必要であり、転写電極部材を支持する転写ユニットを組み合わせが変更される2つの部分に分割して構成した場合には、各転写電極部材に対する電気配線を工夫する必要が生じる。特に、2つの部分からなる転写ユニットにおいて、連結部を中心にして一方の部分を他方の部分に対して回動できるようにした場合、一方の部分の回動によって電気配線にストレスが加わった際にも破損を生じないように考慮する必要がある。また、電気配線のために構造が複雑化すると、部品価格の上昇や組立作業の困難化を招き、転写ユニットを分割して構成したことによる設計コストや生産コストの低廉化が損なわれてしまう。
この発明の目的は、安全性及び耐久性に優れた転写電極部材に対する電気配線構造を簡単な構成で実現できるようにし、設計コストや生産コストの低廉化を図ることができる転写ベルト装置、及び、これを備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)回転力の供給を受ける駆動ローラを含む複数のローラ部材と、該複数のローラ部材により回動可能に張架された無端状の転写ベルトと、該転写ベルトに転写電界を作用させる複数の電極部材と、該複数の電極部材を支持する転写ユニットと、主装置から前記複数の電極部材に対する転写電力の供給を受ける給電部と、該給電部を前記複数の電極部材のそれぞれに接続する複数の配線部材と、を含み、
前記転写ユニットは、それぞれが前記複数の電極部材のうちの少なくとも1つの電極部材を支持する複数の部分ユニットに分割して構成され、一方の部分ユニットを他方の部分ユニットに対して回動自在に支持する連結部を備え、
前記給電部は、前記複数の部分ユニットのうちの一方の部分ユニットに配置され、
前記複数の配線部材のうち前記給電部が配置された部分ユニット以外の部分ユニットに支持された電極部材を前記給電部に接続するユニット間配線部材は、バネ性を有する金属製の線材を素材とし、前記連結部における回転軸側に開放した部分円弧を含むループ部を備えたことを特徴とする。
この構成においては、複数の部分ユニットで構成された転写ユニットに支持された各電極部材が、特定の給電用部分ユニットにおいて主装置からの転写電力の供給を受ける給電部に配線部材を介して接続され、特に、給電用部分ユニット以外の部分ユニットに支持された電極部材は、ユニット間配線部材を介して給電部に接続される。ユニット間配線部材には、各部分ユニットを回動自在に連結する連結部材の回動軸側に開放した部分円弧を含むループ部が形成されている。
したがって、隣接する2つの部分ユニットの一方が他方に対して回動した際に、ユニット間配線部材のループ部が絞まる方向又は拡がる方向に変形し、ユニット間配線部材のループ部以外の部分に作用する曲げ方向の力が緩和される。
また、弾性を有する金属製の線材を素材としてユニット間配線部材が形成される。したがって、部分ユニットの回動時に曲げ方向の力が作用しても、弾性を有するユニット間配線部材がループ部において容易に弾性変形し、ユニット間配線部材に塑性変形や破断を生じることがない。
(2)前記ループ部少なくとも1つの半径方向が前記連結部における回動軸の少なくとも1つの半径方向に一致することを特徴とする。
この構成においては、ユニット間配線部材のループ部が、少なくとも1つの半径方向について連結部における回動軸と一致する。したがって、隣接する2つの部分ユニットの一方が他方に対して回動した際に、連結部材の回動軸周りにおける曲げ方向の力はユニット間配線部材のループ部が絞まる方向又は拡がる方向により確実に変換され、ユニット間配線部材のループ部以外の部分に作用する曲げ方向の力がより緩和される。
)上記(1)又は2)において、前記ユニット間配線部材は、複数の部材に分割して構成され、各部材間を接続する接続部材を含むことを特徴とする。
この構成においては、複数の部分ユニットを経由して配置されるために長さが長くなるユニット間配線部材が、接続部材を介して互いに接続される複数の部材に分割して構成される。したがって、ユニット間配線部材にループ部を形成するための巻き加工を施すべき部材の長さが短縮される。
長さが長く巻き加工が複数ヶ所におよぶ場合には加工時に線材が引っ掛からないような広いスペースが必要となるが、分割して加工を行えば配線部材の長さを短くすることができ加工機に対する制約を緩和できる。
)上記()において、前記接続部材は、前記複数の部材のうちループ部からの長さが長い方の部材に配置したことを特徴とする。
この構成においては、ユニット間配線部材においてループ部から先端までの長さが長い方の部分が、複数の部材に分割される。したがって、ループ部を形成すべきユニット間配線部材の全長が、より短縮可能になる。
)上記(1)乃至()において、前記連結部は、前記ループ部を保持する保持部を一体的に設けたことを特徴とする。
この構成においては、ユニット間配線部材のループ部が、各部分ユニットを連結する連結部に形成された保持部において保持される。したがって、ユニット間配線部材のループ部を保持する保持部を、連結部と別体に設ける必要がない。
)上記(1)乃至()の何れかに記載の転写ベルト装置を備え、電子写真方式の画像形成処理によって像担持体に形成されたトナー像を前記転写ベルト装置の転写ベルト自体、又は該転写ベルトによって搬送される記録媒体に転写することを特徴とする。
この構成においては、給電用部分ユニットと異なる部分ユニットに支持された電極部材が各部分ユニット間を連結する連結部の回動軸側に開放したループ部を有するユニット間配線部材を介して給電部に接続された転写ユニット装置を用いて、電子写真方式の画像形成が行われる。したがって、画像形成時に、給電部に供給された転写電力が、給電用部分ユニット以外の部分ユニットに支持された電極部材に対して、給電部からループ部を有するユニット間配線部材を介して供給される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)隣接する2つの部分ユニットの一方が他方に対して回動した際に、ユニット間配線部材のループ部が絞まる方向又は拡がる方向に変形するようにし、ユニット間配線部材のループ部以外の部分に作用する曲げ方向の力を緩和することができる。これによって、
隣接する2つの部分ユニットの一方が他方に対して回動した際にも、ユニット間配線部材のループ部以外の部分に大きなストレスが作用することがなく、ユニット間配線部材の塑性変形や破断を防止することができる。
(2)隣接する2つの部分ユニットの一方が他方に対して回動した際に、連結部材の回動軸周りにおける曲げ方向の力をユニット間配線部材のループ部が絞まる方向又は拡がる方向に確実に変換することができ、ユニット間配線部材のループ部以外の部分に作用する曲げ方向の力をさらに緩和することができる。
(3)部分ユニットの回動時に曲げ方向の力が作用しても、弾性を有するユニット間配線部材をループ部において容易に弾性変形させることができる。これによって、ユニット間配線部材における塑性変形や破断の発生を、より確実に防止することができる。
(4)ユニット間配線部材にループ部を形成するための巻き加工を施すべき部材の長さを短縮することができ、巻き加工作業時のユニット間配線部材の取り扱いを容易にすることができる。
(5)ループ部を形成すべきユニット間配線部材の全長を、より短縮できるようになり、巻き加工作業時のユニット間配線部材の取り扱いをさらに容易にすることができる。
(6)ユニット間配線部材のループ部を保持する保持部を、連結部と別体に設ける必要をなくし、部品点数の削減によるコストダウンを実現できる。
(7)画像形成時に、給電部に供給された転写電力を、給電用部分ユニット以外の部分ユニットに支持された電極部材に対して、給電部からループ部を有するユニット間配線部材を介して供給することができる。
以下、この発明の最良の実施形態に係る転写ベルト装置及び画像形成装置を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る転写ベルト装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。この発明の主装置である画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、用紙等の記録媒体に対して多色および単色の画像を形成する。このため、画像形成装置100は、露光ユニットE、感光体ドラム(本発明の像担持体に相当する。)101(101a〜101d)、現像ユニット102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)、転写ベルト11、一次転写ローラ(本発明の電極部材に相当する。)13(13a〜13d)、二次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路P1,P2,P3、給紙カセット16、手差し給紙トレイ17及び排紙トレイ18等を備えている。
画像形成装置100は、ブラック(K)と、カラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(Y)の3色との計4色の各色相に対応した画像データを用いて画像形成を行う。感光体ドラム101(101a〜101d)、現像ユニット102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、一次転写ローラ13(13a〜13d)及びクリーニングユニット104(104a〜104d)は、各色相に応じてそれぞれ4個ずつ設けられており、4つの画像形成ステーションPa〜Pdを構成している。画像形成ステーションPa〜Pdは、転写ベルト11の回動方向(副走査方向)に並列に配置されている。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。帯電ローラ103に代えて、帯電ブラシを用いた接触方式の帯電器、又は、帯電チャージャを用いた非接触方式の帯電器を用いることもできる。
露光ユニットEは、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー4及び反射ミラー8等を備えており、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによる潜像が形成される。
現像ユニット102は、潜像が形成された感光体ドラム101の表面に現像剤(トナー)を供給し、潜像をトナー像に顕像化する。現像ユニット102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナー剤を収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の潜像をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナー像に顕像化する。クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム101の上方に配置されている転写ベルト11は、駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に張架されてトナー像を搬送する搬送経路を形成している。転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101b及び感光体ドラム101aにこの順に対向する。この転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置に、一次転写ローラ13a〜13dが配置されている。転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが一次転写位置である。
転写ベルト11は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されており、体積抵抗率は1011〜1012Ω・cmのレベルである。転写ベルト11の抵抗値がこのレベルよりも低い場合には転写ベルト11からのリークが生じて一次転写時に充分な転写電力を維持することができず、転写ベルト11の抵抗値がこのレベルよりも高い場合には各転写位置を通過後の転写ベルト11を除電する手段が別途必要になるからである。
本発明の転写部材である一次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、転写ベルト11の外周面にカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体101のみにおいて潜像及びトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像の転写時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて潜像の形成及びトナー像の形成が行われ、転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
なお、この発明の実施形態では、転写ベルト11に付与される一次転写バイアス値を一定にするため、カラー画像用の感光体ドラム101b〜101dの周面に形成されるトナー像及びモノクロ画像用の感光体ドラム101aの周面に形成されるトナー像を転写ベルト11に転写するカラー画像の転写時であっても、モノクロ画像用の感光体ドラム101aの周面に形成されたトナー像を転写ベルト11に転写するモノクロ画像の転写時であっても常に全ての一次転写ローラ13a〜13dに同一の一次転写バイアスが印加される。それに伴って、常に全ての一次転写ローラ13a〜13dが転写ベルト11に当接した状態となる。常に当接していないと、画像形成時毎に転写ベルト11に付与される一次転写バイアス値が変化し、転写ベルト11へのトナー像の転写精度がばらついてしまうからである。
一次転写バイアスは、最初のトナー像の転写ベルト11に対する転写が開始されてから全てのトナー像の転写が終了するまでの間において一次転写ローラ13a〜13dの全てに印加される。これは、カラー画像の転写時及びモノクロ画像の転写時において、全てのトナー像の転写ベルト11への転写が終了するまで一次転写ローラ13a〜13dに当接された転写ベルト11に常に同一の一次転写バイアスを供給し、カラー画像の転写時及びモノクロ画像の転写時におけるトナー像の転写精度を適切に保持するためである。
例えば、カラー画像の転写時においては、少なくとも感光体ドラム101dの周面に形成されたイエローのトナー像を転写ベルト11に転写開始する時から感光体ドラム101aの周面に形成された黒色のトナー像の転写が終了する間、常に一次転写ローラ13a〜13dに一次転写バイアスが印加される。また、モノクロ画像の転写時においては、少なくとも感光体ドラム101aの周面に形成された黒色のトナー像を転写ベルト11に転写開始する時から転写が終了する間、常に一次転写ローラ13a〜13dに一次転写バイアスが印加される。
各一次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって転写ベルト11に均一に高電圧を印加する。中間転写ローラ103に代えて、ブラシ状の中間転写部材を用いることもできる。
なお、一次転写ローラ13a〜13dのそれぞれは、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに対して、感光体ドラム101a〜101dの周面における転写ベルト11の当接位置における法線方向と異なる方向に付勢されている。
各一次転写位置において転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、転写ベルト11の回転によって、二次転写ローラ14との対向位置に搬送される。二次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ11aの周面に接触する転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。給紙カセット16又は手差し給紙トレイ17から給紙された用紙が二次転写ローラ14と転写ベルト11との間を通過する際に、二次転写ローラ14にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、転写ベルト11の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。
なお、二次転写ローラ14と転写ベルト11とのニップ圧を所定値に維持するために、二次転写ローラ14又は駆動ローラ11aの何れか一方を硬質材料(金属等)によって構成し、残る他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)とする。
また、感光体ドラム101から転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙上に転写されずに転写ベルト11上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、クリーニングユニット104によって回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して加熱及び加圧を受ける。これによって、トナー像が、用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置100には、用紙カセット16に収納されている用紙を二次転写ローラ14と転写ベルト11との間及び定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。用紙搬送路P1には、用紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラr、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで二次転写ローラ14と転写ベルト11との間に導くレジストローラ19、及び、用紙を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17a及び搬送ローラrを配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在にされており、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時、及び、用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙を排紙トレイ18に排出する。一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排出ローラ18aは、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙は、表裏面及び前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、用紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され、又は、用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙を、転写ベルト11の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ14と転写ベルト11との間に導く。このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や転写ベルト11の動作開始時には回転を停止しており、転写ベルト11の回転に先立って給紙又は搬送された用紙は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。この後、レジストローラ19は、2次転写ローラ14と転写ベルト11とが圧接する位置で、用紙の前端部と転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
図2は、この発明の実施形態に係る転写ベルト装置の構成を示す正面図である。この実施形態に係る転写ベルト装置200では、駆動ローラ11a及び従動ローラ11bに張架された転写ベルト11のトナー像の搬送経路の下側に対向するように一次転写位置Ta〜Tdを配置している。また、矢印Q方向の転写ベルト11の移動方向における最も下流側に配置された一次転写ローラ13aの下流側で、この一次転写ローラ13aに近接する位置に二次転写ローラ14を配置している。
これは、略垂直方向に搬送される用紙に対して転写ベルト11からトナー像を二次転写する構成において、画像形成装置100の小型化を実現しつつ、最も上流側の一次転写ローラ13dによる一次転写を開始した後に二次転写ローラ14による二次転写を終了するまでの時間を短縮して画像形成速度を高速化するためである。
各一次転写位置Ta〜Tdにおいて、一次転写ローラ13a〜13dは、転写ベルト11の移動方向における感光体ドラム101a〜101dの下流側で、転写ベルト11を挟んで感光体ドラム101a〜101dに接触しない位置に配置されている。転写ベルト11は、一次転写ローラ13a〜13dによって感光体ドラム101a〜101dに当接する方向に常に押圧されている。
一次転写ローラ13a〜13dは、L字形状を呈するローラ昇降部材21a〜21dの一端に軸支されている。ローラ昇降部材21a〜21dは、屈曲部において一転写ローラ13a〜13dの軸方向に平行な軸で揺動自在に支持されている。ローラ昇降部材21aの上端(他端)には、スライド部材22aが係止されている。ローラ昇降部材21b〜21dの上端(他端)には、スライド部材22bが係止されている。
各スライド部材22a及び22bは、周面が同軸上に配置された第1の回転カム23a及び第2の回転カム23bに係合し、各回転カム23a,23bの回転による周面の変位及びスプリング24a,24bにより生じる矢印Q方向に略平行な水平方向の弾性力によって水平方向に往復移動自在にされている。スライド部材22a,22bが水平方向に移動することにより、ローラ昇降部材21a〜21dが揺動し、一次転写ローラ13aは単独で、一次転写ローラ13b〜13dは一体的に感光体ドラム101a〜101dに接近する位置と離間する位置との間を移動(昇降)する。
なお、一次転写ローラ13a〜13dがカラー画像の転写(カラー画像形成モード)時、モノクロ画像の転写(モノクロ画像形成モード)時及び待機時のそれぞれに応じた位置に移動することにより、転写ベルト11のトナー像の搬送経路が変形する。これにともなって、図2に示す一端にスプリング27が係止されたレバー26の他端に支持されているテンションローラ25が上下に変位し、転写ベルト11の張力が一定に維持される。また、テンションローラ25は接地されている。
図3は、この発明の実施形態に係る転写ベルト装置の動作状態を示す背面図である。カラー画像形成を行うカラー画像形成モード時には、図3(A)に示すように一次転写位置Ta〜Tdの全てにおいて一次転写が行われるため、モノクロ画像用の一次転写ローラ13a及びカラー画像用の一次転写ローラ13b〜13dの全てが感光体ドラム101a〜101dに近接する下降位置に下降している。
モノクロ画像形成を行うモノクロ画像形成モード時には、図3(B)に示すように一次転写位置Taにおいてのみ一次転写が行われるため、モノクロ画像用の一次転写ローラ13aのみが感光体ドラム101aに近接する下降位置に下降している。
画像形成を行わない待機処理を行う待機時には、図3(C)に示すように一次転写ローラ13a〜13dの全てが感光体ドラム11から離間する上側の位置に上昇している。
図3(B)に示したモノクロ画像形成時の転写ベルト装置200において、上昇している一次転写ローラ13b〜13dが転写ベルト11に接触しない程度に上昇しているように図示されているが、自重によって実際は図示した状態よりも下降しているので転写ベルト11に当接する。また、一次転写バイアスによっても転写ベルト11を引き付けるので、常に一次転写ローラ13a〜13dは転写ベルト11に当接した状態となっている。
図4は、この発明の実施形態に係る転写ベルト装置の組立図である。転写ベルト装置200は、転写ユニット70を備えている。転写ユニット70は、この発明の複数の部分ユニットである第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bによって構成されている。
第1転写ユニット70aは、モノクロ画像用フレーム50aにおいて、駆動ローラ11a、ローラ昇降部材21a、スライド部材22a及び一次転写ローラ13a等を支持している。第2転写ユニット70bは、カラー画像用フレーム50bにおいて、従動ローラ11b、ローラ昇降部材21b〜21d、スライド部材22b〜22d及び一次転写ローラ13b〜13d等を支持している。
第1転写ユニット70aのモノクロ画像用フレーム50aと第2転写ユニット70bのカラー画像用フレーム50bとは、それぞれの一端51a,51bにおいて後述する連結部を介して連結されており、第1転写ユニット70aは、第2転写ユニット70bに対して回動自在にされている。第1転写ユニット70aは、カム23a,23bを固定したカム軸23cを回動軸として第2転写ユニット70bに対して回動する。
図5は、上記転写ベルト装置の背面下方からの斜視図である。図6は、同転写ベルト装置の平面図である。図7は、同転写ベルト装置の要部の構成及び動作を説明する正面図である。転写ベルト装置200の裏面には、2本のガイドピン201a,201bが突出している。転写ベルト装置200は、ガイドピン201a,201bにより、画像形成装置100における装着位置に案内される。
また、転写ベルト装置200の背面には、給電部40(40a〜40d)が設けられている。給電部40は、画像形成装置100の電源部に接続され、一次転写ローラ13a〜13dに供給すべき一次転写バイアス電圧の供給を受ける。給電部40は、第2転写ユニット70bに設けられている。したがって、第2転写ユニット70bが、この発明の給電用部分ユニットである。
一次転写ローラ13a〜13dのそれぞれに印加すべき一次転写バイアス電圧の供給を受ける給電部40a〜40dは、配線部材80a〜80dのそれぞれを介して一次転写ローラ13a〜13dに電気的に接続される。給電部40b〜40dのそれぞれと一次転写ローラ13b〜13dのそれぞれとの間を接続する配線部材80b〜80dは、第2転写ユニット70bに固定されている。
なお、配線部材80a〜80dのそれぞれの一端部を複数回巻回し、給電部40b〜40dを配線部材80a〜80dのそれぞれの一端部に一体的に形成してもよい。
配線部材80aは、給電用部分ユニットである第2転写ユニット70bに配置された給電部40aと、給電用部分ユニット以外の部分ユニットである第1転写ユニット70aに支持されている一次転写ローラ13aと、を接続する。したがって、配線部材80aは、この発明のユニット間配線部材である。
配線部材80a〜80dは、バネ性を有する金属製の線材、例えばピアノ線を素材として巻き加工によって形成される。配線部材80a〜80dは、一例として、線径φ0.5mm程度のピアノ線に、電気接点での導通を安定化させるためにニッケルメッキを施したものを用いることができる。メッキはニッケルメッキに限定されるものではなく、電気的な導通性に優れていることを条件に、コストを考慮して適宜選択できる。
配線部材80a〜80dは、中間部において1回以上巻回されており(図6参照)、一端部が給電部40a〜40dに接続されているとともに、他端部が一次転写ローラ13a〜13dのそれぞれに上方から当接している(図7(A)参照)。配線部材80a〜80dは、巻回された中間部において第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bに固定されている。配線部材80a〜80dにおける一次転写ローラ13a〜13d側の端部には、中間部からの変形によって一次転写ローラ13a〜13dに圧接する方向の弾性力が作用し、一次転写ローラ13a〜13dに対する接触状態が確実に維持される。
前述のように、第1転写ユニット70aは、第2転写ユニット70bに対してカム軸23cを回転軸を中心に回動する。第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bには、カム軸23cの軸受30が嵌合している。したがって、第1転写ユニット70aと第2転写ユニット70bとは、軸受30を介して連結されており、軸受30がこの発明の連結部に相当する(図7参照)。
図7に示すように、配線部材80aは、中間部分に、回動軸であるカム軸23c側を開放した軸受30と同心上の部分円弧を含むループ部81が形成されている。配線部材80aは、ループ部81を軸受30に外嵌させて、第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bに取り付けられる。
図7(A)に示すように、第1転写ユニット70aと第2転写ユニット70bとが、それぞれの長手方向を一致させた状態で、転写ベルト11が転写ベルト装置200において所定の張力で張架され、画像形成装置100に装着される。
転写ベルト装置200において転写ベルト11を着脱する際には、図7(B)に示すように、第1転写ユニット70aが第2転写ユニット70bに対して、一例として90度回動される。これによって、第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bを含む転写ユニット70の周囲の長さが短くなり、転写ベルト11に張力が作用しなくなる結果、転写ベルト装置200における転写ベルト11の着脱作業を容易に行うことができる。
図7(B)に示す状態では、配線部材80aは、ループ部81において90度に折れ曲がる。このとき、ループ部81が拡がる方向に変形することにより、配線部材80aに作用する曲げ方向の力が緩和される。これによって、配線部材80aに塑性変形や破断を生じることが防止される。
図8は、上記転写ベルト装置における連結部である軸受の構成を示す断面図である。転写ベルト装置200において、第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bに嵌合し、カム軸23cを軸支する軸受30は、図8(A)又は(B)に示すように、内部にカム軸23cの端部が貫通する軸支孔30aが形成されている。軸受30の外周部には、凹部30bを備えたフランジ部30cが設けられている。この凹部30bに配線部材80aのループ部81が嵌入して保持され。したがって、凹部30bは、この発明の保持部に相当する。
このように、配線部材80aのループ部81の保持部である凹部30bを、カム軸23cを軸支する軸受30に一体的に形成することにより、ループ部81の保持部を単独の部材として備える必要がなく、構成の小型化及びコストの低廉化を図ることができる。
なお、軸受30は、一例として、POM(ポリアセタール樹脂)を素材とすることができるが、これに限るものではなく、絶縁性と自己潤滑性に優れていることを条件に、他の素材を適宜用いることができる。
また、図7に示した例では、配線部材80aのループ部81を、回動軸であるカム軸23cと同心状の部分円弧によって構成した。しかし、第1転写ユニット70aが第2転写ユニット70bに対して回動した際に、ループ部81を変形させることによって配線部材80aに作用する曲げ方向の力を緩和するためには、必ずしもループ部81を構成する円弧が回動軸と同心状である必要はない。
ループ部81が、例えば、図9(A)に示すように、少なくとも回動軸90側に開放した部分円弧を含む形状であれば、第1転写ユニット70aが第2転写ユニット70bに対して回動した際に、ループ部81を変形させることによって配線部材80aに作用する曲げ方向の力を緩和できる。
ただし、図9(B)に示すように、少なくとも1つの半径方向が回動軸90に一致する部分円弧によってループ部81を形成することにより、第1転写ユニット70aが第2転写ユニット70bに対して回動した際に、ループ部81をより円滑に変形させることができる。さらに、図9(C)に示すように、回動軸90と同心状の部分円弧によってループ部81を形成することにより、ループ部81の配置スペースが小型化される。
さらに、配線部材80a〜80dを、複数の部材によって構成することもできる。例えば、ユニット間配線部材である配線部材80aは、第1転写ユニット70a及び第2転写ユニット70bに跨がって配置されるため、単一の線材によって構成すると比較的長い部材となる。配線部材80aには、ループ部81だけでなく、第1転写ユニット70aに対する固定部として中間部に巻回部分が形成される。また、一端部を多数回巻回して給電部40aを一体的に形成することも考えられる。
このような巻回部分は、巻き加工によって行われるが、この作業において被加工物の長さが長くなるほど、取り扱いが困難になって作業性が低下する。そこで、配線部材80aを複数の部材に分割して構成し、巻き加工時の作業性の向上を図る。この場合に、ループ部81から端部までの長さが長い方を分割することで、配線部材80aの全長をより短くすることができる。
配線部材80aを複数の部材に分割して構成した場合、複数の部材は、例えば、図10(A)に示すように、各部材82,83の端部を導電性パイプ84にカシメによって固定する方法、及び、図10(B)に示すように、各部材82,83の端部を円弧状に形成し、両者を第1転写ユニット70a又は第2転写ユニット70bに止めネジを介して固定する方法等が考えられる。なお、他の配線部材80b〜80dについても同様に、複数の部材で構成することもできる。
加えて、図11に示すように、ループ部81を1回以上巻回して構成してもよい。第1転写ユニット70aが第2転写ユニット70bに対して回動した際における配線部材80aに作用する曲げ方向の力を緩和するためには、ループ部81の巻き数を多くするほど、効果が高いと考えられる。ただし、巻き数が多くなると配置スペースが大型化するとともに、組立時の作業性が低下する。したがって、ループ部81の巻き数は1巻程度が好ましい。
また、第1転写ユニット70aが第2転写ユニット70bに対して回動した際に、ループ部81が絞まる方向、又は、拡がる方向の何れに変形してもよい。
なお、本発明の実施形態では、転写ベルト11にトナー像を転写して搬送する構成を用いているが特にこれに限定されるものではなく、転写ベルト11で記録媒体を搬送しつつ、記録媒体にトナー像を転写する構成であってもよい。
この発明の実施形態に係る転写ベルト装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。 同転写ベルト装置の構成を示す正面図である。 同転写ベルト装置の動作状態を示す背面図である。 同転写ベルト装置の組立図である。 上記転写ベルト装置の背面下方からの斜視図である。 同転写ベルト装置の平面図である。 同転写ベルト装置の要部の構成及び動作を説明する正面図である。 同転写ベルト装置における連結部である軸受の構成を示す断面図である。 同転写ベルト装置に備えられる配線部材のループ部の形状を示す図である。 同転写ベルト装置に備えられる配線部材の別の構成を示す図である。 同転写ベルト装置に備えられる配線部材のループ部の別の構成を示す図である。
符号の説明
11 転写ベルト
11a 駆動ローラ
13 一次転写ローラ(電極部材)
23c カム軸(回動軸)
70 転写ユニット
70a 第1転写ユニット
70b 第2転写ユニット(給電用部分ユニット)
80a 配線部材
81 ループ部
100 画像形成装置
101 感光体ドラム
200 転写ベルト装置

Claims (6)

  1. 回転力の供給を受ける駆動ローラを含む複数のローラ部材と、該複数のローラ部材により回動可能に張架された無端状の転写ベルトと、該転写ベルトに転写電界を作用させる複数の電極部材と、該複数の電極部材を支持する転写ユニットと、主装置から前記複数の電極部材に対する転写電力の供給を受ける給電部と、該給電部を前記複数の電極部材のそれぞれに接続する複数の配線部材と、を含み、
    前記転写ユニットは、それぞれが前記複数の電極部材のうちの少なくとも1つの電極部材を支持する複数の部分ユニットに分割して構成され、一方の部分ユニットを他方の部分ユニットに対して回動自在に支持する連結部を備え、
    前記給電部は、前記複数の部分ユニットのうちの一方の部分ユニットに配置され、
    前記複数の配線部材のうち前記給電部が配置された部分ユニット以外の部分ユニットに支持された電極部材を前記給電部に接続するユニット間配線部材は、バネ性を有する金属製の線材を素材とし、前記連結部における回転軸側に開放した部分円弧を含むループ部を備えたことを特徴とする転写ベルト装置。
  2. 前記ループ部少なくとも1つの半径方向が前記連結部における回動軸の少なくとも1つの半径方向に一致することを特徴とする請求項1に記載の転写ベルト装置。
  3. 前記ユニット間配線部材は、複数の部材に分割して構成され、各部材間を接続する接続部材を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の転写ベルト装置。
  4. 前記接続部材は、前記複数の部材のうちループ部からの長さが長い方の部材に配置したことを特徴とする請求項に記載の転写ベルト装置。
  5. 前記連結部は、前記ループ部を保持する保持部を一体的に設けたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の転写ベルト装置。
  6. 請求項1乃至の何れかに記載の転写ベルト装置を備え、電子写真方式の画像形成処理によって像担持体に形成されたトナー像を前記転写ベルト装置の転写ベルト自体、又は転写ベルトによって搬送される記録媒体に転写することを特徴とする画像形成装置。
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