JP4412972B2 - 車両接近通報システム - Google Patents
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一方、特許文献2に記載のシステムでは、歩行者側に受動型データキャリアを携帯させておき、交差点付近には当該歩行者の接近情報を検出するデータキャリアリーダを設けておく。そして、車両側に搭載された無線読み取り装置でデータキャリアリーダからの情報を読みとることで、交差点付近で横断待ちする歩行者の存在をドライバーに通報する。
一方で積込機側は、搬送車両が製品を搬送している間、製品の分別や、掘削に伴う地形の成形、製品ストック荷姿の成形などの場内整理を行っており、搬送車両が戻ってきたのを確認して積み込み作業に取り掛かる。このため、場内整理を中断して積み込み作業に移る間に搬送車両を待たせておくことになり、この待ち時間が無駄となる。
そこで、前述したような接近通報システムを鉱山などにも適用することにより、搬送車両が近づくのを予め検出して場内整理をタイミングよく中断し、搬送車両の到着とともに積み込み作業を即座に開始できるようにし、よって搬送車両の無駄な待ち時間を削減することが考えられる。
従って、このようなシステムを鉱山での積込機および搬送車両に適用すると、積み込みが終了した搬送車両が搬送先に向かい始めた段階では、接近を示す通報状態が依然として維持されるため、本来場内整理を開始できる状態にあるにもかかわらず、その通報状態が維持されることで作業開始が遅れてしまう可能性がある。つまり、積込機側からすれば、次の搬送車両が自身に向かっていることで、通報状態が維持されている可能性もあることから、場内整理を安易に開始できないのである。
また、コントローラには方向判別手段が設けられているので、特定車両であっても、情報受取手段から遠ざかって行く場合には、接近情報が送られず、後から来る次の特定車両の接近状態が確実に把握されるようになる。つまり、次の特定車両が接近していないことも確実に認識されるから、情報受取手段単独での作業が迅速に開始されるのである。
以上により、情報受取手段側の作業効率が大幅に向上し、本発明の目的が達成される。
従って、請求項2の発明によれば、これらの場合を運行状況判別手段で判別して、接近情報を情報受取手段に送信しないことにより、無駄な通報を無くすことが可能である。
図1には、鉱山での第1〜第3採石場において採石された自然石等の石材を破砕現場で製品レベルに砕いた後、砕いた製品を第1〜第3製品置き場へ搬送したり、あるいは第1製品置き場にある製品を他の第2、第3製品置き場に搬送する様子が模式的に示されている。図2には、当該鉱山で用いられている本実施形態に係る車両接近通報システム10の概略構成が示されている。
つまり、車両判別手段31は先ず、記憶部26内の車両データおよび積込機データを参照し、受信した無線タグID(xtid1),(xtid2)が付された車両ID(xi)の車両2を抽出し、次いで、抽出された車両2のフリートパターンID(xf)と一致するフリートパターンID(yf)の積込機1,4を検索し、該当する積込機1,4がある場合に、車両2をその積込機1,4に対する特定車両2Aであると判別する。従って、本実施形態では、受信した無線タグID(xtid1),(xtid2)により抽出される車両2が、フリートパターンID(xf)として「#4」、「#5」を有している場合に、フリートパターンID(yf)として同じ「#4」、「#5」を有した積込機4が抽出され、当該車両2が積込機4に対して積込を要求する特定車両2Aであると判別される。
反対に現在時刻が小さい場合には、積込終了直後に受信機14を通過したことになるから(前記余裕時間分程度、現在時刻が小さくなる)、第1製品置き場から第2、第3製品置き場に向かっていると判別する。
さらに、待機状態に陥る場合には、待ち行列有無フラグ(yw)に「1」が、待機することなしに積込作業を開始できる場合には、待ち行列有無フラグ(yw)に「0」がそれぞれ入力される。
そして、休息直後の検出時刻(xchkend)から休息直前の検出時刻(xchkstart)を減じ、これからさらに平均周回時間を減じることで休息時間を算出する。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)1:受信機14が作動している状態において、受信機14を車両2が通過すると、受信機14は車両2に取り付けられた第1、第2無線タグ11,12から無線タグID(xtid1),(xtid2)を受信する。この際、受信した時刻を検出時刻あるいは現在時刻として記憶部26に記憶し、また、受信日等の日付も記憶する。
S3:そして、方向判別手段32が起動し、(xto+3分>現在時刻)の式により、車両2が積込機1,4に向かっているのかを判別する。図12に示すように、車両2が積込機1,4に向かっている場合にはS4に進み、図13に示すように、そうでない場合にはS11に進む。
なお、車両2が特定車両2Aでない場合には、他の積込機(例えば積込機1のいずれか)に対して積込を要求する別の特定車両として扱われ、以降の処理がなされることになる。要するにここでは、接近情報をいずれの積込機に対して送信するかを判断している。
S6:YESであれば、図14に示すように、前に特定車両2Aが存在すると判断し、受信機14を通過した特定車両2Aは待機状態となるため、積込完了予定時刻(xto)として「yto+Tb」を入力し、待ち行列有無フラグ(yw)として「0」を入力する。
S7:NOであれば、前に特定車両2Aが存在しないと判断し、受信機14を通過した特定車両2Aはそのまま積込作業を開始できるため、積込完了予定時刻(xto)として「現在時刻+Ta+Tb」を入力し、待ち行列有無フラグ(yw)として「1」を入力する。
S8:さらに、前車両積込終了予定時刻(yto)として「xto」を入力し、前回検出時刻(xta)として「現在時刻」を入力する。
S10:待ち行列有無フラグ(yw)が「1」であり、YESの場合には、受信機14から積込機4に接近情報を送信し、特定車両2Aが接近していることを積込機4に知らせる。そして、積込機4側では通報装置23が作動したり、その接近情報を表示装置22に表示し、オペレータに通報する。
S12:S11において、YESの場合には、無線タグID(xtid1),(xtid2)の検出回数n1,n2のカウント数をゼロクリアする。
S16,17:次に、検出回数n1,n2のカウント数を比較し、等しくなければ、カウント数の少ない無線タグが異常である旨の信号を管理事務所あるいは車両2側の図示しない端末等に送信する。
S24:この後、周回時間が予め設定された標準周回時間内であるか否かを判断する。この標準周回時間はフリートパターンによっても異なるが、例えば10〜15分のように設定される。そして、周回時間が10分よりも短い場合には、運搬途中で引き返す等して受信機14を通過したと考えられ、15分よりも長い場合には、途中で車両故障等が生じた等の理由が考えられ、いずれの場合でも通常の運行とは異なるので、このような周回時間は休息時間算出用のデータからは除かれる。
S27:そして、(xchkend−xchkstart−time_sum/累積回数)により、休息時間を算出する。
ここで算出された休息時間は、休息時間管理用のデータとして、事務所側コントローラ29に送信され、記憶部30にデータとし蓄積される。
すなわち、受信機14では、受信機側コントローラ25の車両判別手段31により、車両2側から発信される第1、第2無線タグID(xtid1),(xtid2)と、記憶部26に記憶された車両データおよび積込機データとに基づいて、車両2の車両ID(xi)、フリートパターンID(xf)、ひいては同一フリートパターンID(yf)を有する積込機ID(yi)を特定でき、多くの車両2が運行している鉱山においても、いずれの車両2が積込機4に積込作業を要求する特定車両2Aであるかを確実に判別できる。従って、特定車両2Aである場合のみ、積込機4に対して接近情報を送信すればよく、関係のない車両2が接近しても、接近情報が積込機4に通報されないから、積込機4による場内整理をタイミングよく中断できるなど、特定車両2Aに対する積込作業をスムーズに開始でき、作業効率を向上させることができる。
前記実施形態では、本発明の車両情報発信手段として無線タグ11,12が用いられ、車両情報として無線タグID(xtid1),(xtid2)が用いられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両情報発信手段としては、より大きな送信アンテナを備えた発信機であってもよく、車両情報としては、個々の車両の発信機毎に発信周波数を異ならせることにより、この周波数自身を車両情報としてもよい。しかし、車両情報発信手段として特に無線タグを用いることにより、嵩張らず、かつ安価にシステムを構築でき、また、車両情報も個々の車両に対して容易に付与できる。
また、前記実施形態では、それらの手段31〜35が受信機側コントローラ25に設けられていたが、受信機14としては受送信部24のみを備え、各手段31〜35を事務所側コントローラ29に設けてもよい。
また、同系列の複数の小売店、およびこれらの小売店に荷を運ぶ多くの車両が存在する場合など、所定の小売店に対して荷下ろしする特定車両を検出し、この特定車両の到着を予め小売店に通報するのに本発明を利用でき、このような場合には、小売店側での荷の受入れに要する作業をタイミングよく開始でき、作業効率が向上する。
Claims (2)
- 個々の車両(2)毎に搭載されて当該車両(2)の車両情報(xtid1,xtid2)を発信する発信機からなる複数の車両情報発信手段(11,12)と、
前記車両情報(xtid1,xtid2)を受信する受信機(14)と、
受信機(14)で受信した車両情報(xtid1,xtid2)、および前記車両(2)の運転者名(xn)と車両ID(xi)とからなる接近情報(xi,xn)を受け取る積込機(4)と、
前記受信機(14)で受信した車両情報(xtid1,xtid2)に基づいて当該車両(2)が前記積込機(4)に向かうように予め定められた特定車両(2A)であるか否かを判別する車両判別手段(31)、当該特定車両(2A)が前記積込機(4)に向かって接近しているか否かを判別する方向判別手段(32)、および前記積込機(4)が直近に行った積込作業の積込完了予定時刻(xto)を記憶する記憶部(26)が設けられたコントローラ(25)とを備え、
前記受信機(14)は、前記車両(2)が前記受信機(14)を通過する度に、当該車輌(2)に搭載された複数の車両情報発信手段(11,12)から前記車両情報(xtid1,xtid2)を受信し、
前記コントローラ(25)は、前記方向判別手段(32)および前記車両判別手段(31)の判別結果に基づいて前記積込機(4)への前記接近情報(xi,xn)の送信を制御し、
前記方向判別手段(32)は、前記積込機(4)により行われる積込作業の積込完了予定時刻(xto)に余裕時間を加算した時刻と、前記受信機(14)が前記複数の車両情報発信手段(11,12)から前記車両情報(xtid1,xtid2)を受信した現在時刻とを比較して前記特定車両(2A)が前記積込機(4)に向かって接近しているか否かを判別する
ことを特徴とする車両接近通報システム(10)。 - 請求項1に記載の車両接近通報システム(10)において、
前記コントローラ(25)には、特定車両(2A)の運行状況に応じて前記情報受取手段(4)への前記接近情報(xi,xn)の送信を行うか否かを判別する運行状況判別手段(33)が設けられていることを特徴とする車両接近通報システム(10)。
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