JP4412972B2 - 車両接近通報システム - Google Patents

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本発明は、車両接近通報システムに関する。
従来より、建設現場などにおいて、建設機械などの積込機に対して接近する作業者を検知することで、作業者が積込機のオペレータに対して接近した旨通報する接近通報システムや、見通しの悪い交差点等で横断待ちをしている歩行者を検知することにより、走行車両に対して注意を促す接近通報システムが知られている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載のシステムでは、無線信号発信用の発信機を作業者もしくは積込機の一方に設けておくとともに、この無線信号を受信する受信機を他方に設けておき、無線信号の無線強度が所定の基準値を超えた場合に通報する。
一方、特許文献2に記載のシステムでは、歩行者側に受動型データキャリアを携帯させておき、交差点付近には当該歩行者の接近情報を検出するデータキャリアリーダを設けておく。そして、車両側に搭載された無線読み取り装置でデータキャリアリーダからの情報を読みとることで、交差点付近で横断待ちする歩行者の存在をドライバーに通報する。
ところで、鉱山などにおいては、ダンプトラック等の搬送車両が積込機に対して製品の積み込みを要求し、積み込みが終了した搬送車両は所定の位置まで製品を搬送し、搬送後に再び戻って製品の積み込みを要求し、これを繰り返す。
一方で積込機側は、搬送車両が製品を搬送している間、製品の分別や、掘削に伴う地形の成形、製品ストック荷姿の成形などの場内整理を行っており、搬送車両が戻ってきたのを確認して積み込み作業に取り掛かる。このため、場内整理を中断して積み込み作業に移る間に搬送車両を待たせておくことになり、この待ち時間が無駄となる。
そこで、前述したような接近通報システムを鉱山などにも適用することにより、搬送車両が近づくのを予め検出して場内整理をタイミングよく中断し、搬送車両の到着とともに積み込み作業を即座に開始できるようにし、よって搬送車両の無駄な待ち時間を削減することが考えられる。
特開平7−168987号公報 特開平11−232569号公報
しかしながら、鉱山においては通常、複数箇所で積み込み作業を行っていることが多く、積込機が複数台稼働し、また、一台の積込機に対して積み込みを要求する搬送車両も複数台運行している。従って、搬送車両の無駄な待ち時間を削減するためには、いずれの搬送車両がいずれの積込機に向かって積み込みを要求しようとしているのかを予め知る必要があるが、特許文献1,2に記載のシステムによれば、搬送車両が積込機に近づいた位置にいることを検出するだけであるから、積込機からすれば、近くにいる搬送車両が自身に向かって接近しているのか、他の積込機に向かっているのかを判別できない。すなわち、積込機としては、自身に関係する搬送車両か否かにかかわらず、搬送車両が接近する毎に通報されるため、場内整理などをタイミングよく中断することは困難であり、搬送車両の無駄な待ち時間を確実に削減できず、作業効率を向上させることができないのである。
また、特許文献1,2に記載のシステムによれば、作業者と積込機とが所定の範囲内で近づいた位置関係にある間や、歩行者と車両とが所定の範囲内で近づいた位置関係にある間は、常時通報状態にある。
従って、このようなシステムを鉱山での積込機および搬送車両に適用すると、積み込みが終了した搬送車両が搬送先に向かい始めた段階では、接近を示す通報状態が依然として維持されるため、本来場内整理を開始できる状態にあるにもかかわらず、その通報状態が維持されることで作業開始が遅れてしまう可能性がある。つまり、積込機側からすれば、次の搬送車両が自身に向かっていることで、通報状態が維持されている可能性もあることから、場内整理を安易に開始できないのである。
本発明の目的は、情報受取手段に向かって接近する車両を確実に特定して作業効率を向上させることができる車両接近通報システムを提供することにある。
本発明の請求項1に係る車両接近通報システムは、個々の車両毎に搭載されて当該車両の車両情報を発信する発信機からなる複数の車両情報発信手段と、前記車両情報を受信する受信機と、受信機で受信した、および前記車両の運転者名と車両IDとからなる車両情報から生成された接近情報を受け取る積込機と、前記受信機で受信した車両情報に基づいて当該車両が前記積込機に向かうように予め定められた特定車両であるか否かを判別する車両判別手段、当該特定車両が前記積込機に向かって接近しているか否かを判別する方向判別手段、および前記積込機が直近に行った積込作業の積込完了予定時刻を記憶する記憶部が設けられたコントローラとを備え、前記受信機は、前記車両が前記受信機を通過する度に、当該車輌に搭載された複数の車両情報発信手段から前記車両情報を受信し、前記コントローラは、前記方向判別手段および前記車両判別手段の判別結果に基づいて前記積込機への前記接近情報の送信を制御し、前記方向判別手段は、前記積込機により行われる積込作業の積込完了予定時刻に余裕時間を加算した時刻と、前記受信機が前記複数の車両情報発信手段から前記車両情報を受信した現在時刻とを比較して前記特定車両が前記積込機に向かって接近しているか否かを判別することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る車両接近通報システムは、請求項1に記載の車両接近通報システムにおいて、前記コントローラには、特定車両の運行状況に応じて前記情報受取手段への前記接近情報の送信を行うか否かを判別する運行状況判別手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両側から発信する車両情報として、当該車両に対応した情報受取手段を特定可能な情報を含ませることにより、コントローラの車両判別手段は、当該車両が情報受取手段にとっての特定車両であるか否かを判別可能であり、特定車両である場合にのみ、その関係する情報受取手段に接近情報を通報する。これにより、関係のない車両が接近しても、その接近状態を知らせる接近情報が情報受取手段側に通報されることはないから、情報受取手段側の作業(例えば場内整理など)をタイミングよく中断できるなど、特定車両に対する作業(例えば積込作業など)がスムーズに行われるようになる。
また、コントローラには方向判別手段が設けられているので、特定車両であっても、情報受取手段から遠ざかって行く場合には、接近情報が送られず、後から来る次の特定車両の接近状態が確実に把握されるようになる。つまり、次の特定車両が接近していないことも確実に認識されるから、情報受取手段単独での作業が迅速に開始されるのである。
以上により、情報受取手段側の作業効率が大幅に向上し、本発明の目的が達成される。
一方、特定車両が情報受取手段に対して待ち状態にある場合や、特定車両がタイムリーに入れ替わるような場合には、情報受取手段による特定車両への作業が途絶えることがないため、次の特定車両の接近が通報されなくとも作業性に何ら影響しない。
従って、請求項2の発明によれば、これらの場合を運行状況判別手段で判別して、接近情報を情報受取手段に送信しないことにより、無駄な通報を無くすことが可能である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、鉱山での第1〜第3採石場において採石された自然石等の石材を破砕現場で製品レベルに砕いた後、砕いた製品を第1〜第3製品置き場へ搬送したり、あるいは第1製品置き場にある製品を他の第2、第3製品置き場に搬送する様子が模式的に示されている。図2には、当該鉱山で用いられている本実施形態に係る車両接近通報システム10の概略構成が示されている。
図1において、第1〜第3採石場では、切り出された石材が油圧ショベル等の積込機1によりダンプトラック等の搬送用車両2に積み込まれ、破砕現場に搬送される。破砕現場には破砕機(本実施形態では自走式)3が配備され、この破砕機3により石材が製品レベルに破砕される。破砕機3で破砕された後の製品は、車両2により予め指定された第1〜第3製品置き場のいずれかに搬送される。また、一旦第1製品置き場に置かれた製品が第2、第3製品置き場に搬送される場合も多く、例えば第1製品置き場で稼働するホイルローダ等の積込機(情報受取手段)4により製品が車両2に積み込まれ、搬送される。
そして、本実施形態では、この第1製品置き場で稼働する積込機4と、これに対して積込を要求する複数の特定車両2Aとに係る車両接近通報システム10について代表して説明する。つまり、車両接近通報システム10は、第1製品置き場で場内整理等を行っている積込機4に対して特定車両2Aが近づいていることを通報し、場内整理をタイミングよく中断して特定車両2Aに対する積込作業をスムーズに開始させるものである。勿論、本発明に係る車両接近通報システムとしては、第1〜第3採石場での積込機1に対する車両2の接近を通報したり、破砕現場で稼働する図示略の作業機などに対して車両2の接近を通報するために用いられてもよい。
なお、本実施形態の車両接近通報システム10は、車両2の運行状況を適切に把握することにより、より効率的な搬送作業を実現可能にする運行管理システムの一部を形成するものであり、この運行管理システムについては、概略後述する。
図1、図2において、車両接近通報システム10は、車両2に設けられた第1、第2無線タグ(車両情報発信機)11,12と、積込機4に設けられた積込機側端末13と、第1製品置き場および第2、第3製品置き場の間であって、はるかに第1製品置き場寄りに設置された受信機14と、第1製品置き場内の管理事務所に設置された事務所側端末15とを備え、受信機14および各端末13,15は無線LAN(ローカルエリアネットワーク)により相互通信可能とされている。また、この無線LANは、インターネット等のグローバルコンピュータネットワークに接続されている。
第1、第2無線タグ11,12は、いわゆるRF-ID(Radio Frequency Identification)のことであり、安価で携帯可能な小型の発信機のことである。これら第1、第2無線タグ11,12としては、特に限定されるものではないが、本実施形態では1次電池等の電源を備えた発信専用型であり、内部の半導体チップに記憶された第1、第2無線タグID(車両情報)を受信機14に発信可能に設けられている。
積込機側端末13は、無線LAN装置等で構成された受送信部21、受送信に係る情報を表示させる表示装置22、および受信機14から送信される車両2の接近情報をオペレータに通報する通報装置23を備えている。
受信機14は、同様に無線LAN装置等で構成されて車両2が通過する度に第1、第2無線タグIDを受信し、かつ第1、第2無線タグIDから生成された接近情報を送信する受送信部24、当該接近情報を生成する機能を有するとともに、前記第1、第2無線タグIDを受信した時刻や後述の車両データ、積込機データに基づいて所定の処理を行う受信機側コントローラ25、および受信機側コントローラ25で実行されるソフトウェアや各種データが記憶された記憶部26を備えている。この受信機側コントローラ25については後述する。
ここで、図3には、記憶部26に記憶された車両2毎の車両データが示されている。すなわち、車両データとしては、第1無線タグID(xtid1)、第2無線タグID(xtid2)、運転者名(xn)、車両ID(xi)、受信機14による前回検出時刻(xta)、積込機4による積込完了予定時刻(xto)、フリートパターンID(xf)、第1無線タグ当日検出回数(n1)、および第2無線タグ当日検出回数(n2)である。これらのうち、第1、第2無線タグID(xtid1)(xtid2)、運転者名(xn)、車両ID(xi)は、積込機4の積込機側端末13から無線LANを介して記憶部26に初期値として入力される。そして、運転者名(xn)、車両ID(xi)が接近情報として用いられる。
また、記憶部26には、図4に示す積込機データが積込機1,4毎に記憶されている。積込機データとしては、運転者名(yn)、積込機ID(yi)、フリートパターンID(yf)、前車両積込終了予定時刻(yto)、および待ち行列有無フラグ(yw)である。これらのうち、運転者名(yn)、積込機ID(yi)は、積込機4の積込機側端末13から無線LANを介して記憶部26に初期値として入力される。
なお、フリートパターンID(xf)としては、図5に示すように、#1が第1採石場←→破砕現場の間で運行する車両2に、#2が第2採石場←→破砕現場の間で運行する車両2に、#3が第3採石場←→破砕機3の間で運行する車両2に、#4が第1製品置き場←→第2製品置き場の間で運行する車両2Aに、#5が第1製品置き場←→第3製品置き場の間で運行する車両2Aに、#6が破砕現場←→第1製品置き場の間で運行する車両2に、#7が破砕現場←→第2製品置き場の間で運行する車両2に、#8が破砕現場←→第3製品置き場の間で運行する車両2に、それぞれ予め付与されている。また、積込機1,4のフリートパターンID(yf)としては、積込を要求してくる車両2のフリートパターンID(xf)と同一のものが予め付されている。
本実施形態の車両接近通報システム10でいえば、車両データおよび積込機データのフリートパターンID(xf),(yf)としては、特定車両2Aに対しては「#4」もしくは「#5」が付されており、積込機4に対しては「#4」および「#5」の両方が付されていることになる。そして、これらのフリートパターンID(xf),(yf)は、毎日の配車指示として積込機4の積込機側端末13から無線LANを介して記憶部26に入力設定される。
一方、事務所側端末15は、やはり無線LAN装置等で構成された受送信部27、受送信に係る情報を表示させる表示装置28、受信機14で受信することで検出した第1、第2無線タグIDの検出時刻や、車両データ、積込機データに基づいて車両2の運行管理システムに必要な処理を行う事務所側コントローラ29、および事務所側コントローラ29で実行されるソフトウェアや、受信機14側の記憶部26と同様な車両データ、積込機データなど、各種データが記憶された記憶部30を備えている。
このうち、事務所側コントローラ29は、全体的な運行管理システムを実現するための各種手段、すなわち、作業状況に応じて車両2のフリートパターンを変更する手段、車両2同士のすれ違い時の最適な退避場などを設定する手段、各フリートパターン毎の最適な車両台数および積込機台数を設定する手段、各現場で車両2に待ち時間が生じないようにし、かつ燃費が最良となるように車両2の変速ギアを各走行区間で指定する手段、受信機側コントローラ25で算出された車両運転者の休息時間に基づいて当該休息時間を管理する手段、および各手段と本実施形態での車両接近通報システム10を総括して運用する手段などを備えている。ただし、ここでの各手段についての詳細な説明は省略する。
以下には、車両接近通報システム10を構築するうえで重要な受信機14の受信機側コントローラ25について詳説する。当該コントローラ25は、車両判別手段31、方向判別手段32、運行状況判別手段33、発信機異常判別手段34、および休息時間算出手段35を備えている。これらの各手段31〜35はソフトウェアからなり、記憶部26から必要に応じて呼び出されてコントローラ25で実行される。
車両判別手段31は、車両2の通過時に受信する第1、第2無線タグ11,12からの無線タグID(xtid1),(xtid2)に基づき、その車両2が積込機4に対して積込を要求する特定車両2Aであるか否かを判別する。
つまり、車両判別手段31は先ず、記憶部26内の車両データおよび積込機データを参照し、受信した無線タグID(xtid1),(xtid2)が付された車両ID(xi)の車両2を抽出し、次いで、抽出された車両2のフリートパターンID(xf)と一致するフリートパターンID(yf)の積込機1,4を検索し、該当する積込機1,4がある場合に、車両2をその積込機1,4に対する特定車両2Aであると判別する。従って、本実施形態では、受信した無線タグID(xtid1),(xtid2)により抽出される車両2が、フリートパターンID(xf)として「#4」、「#5」を有している場合に、フリートパターンID(yf)として同じ「#4」、「#5」を有した積込機4が抽出され、当該車両2が積込機4に対して積込を要求する特定車両2Aであると判別される。
方向判別手段32は、特定車両2Aが第2、第3製品置き場から積込機4(第1製品置き場)に向かっているのか、または積込作業が完了して第1製品置き場から第2、第3製品置き場に向かっているのかを判別する。そして、特定車両2Aが積込機4に向かっている場合にのみ、近接情報が受送信部24から送信され、積込機4で受信される。このことにより、特定車両2Aが第2、第3製品置き場に向かう途中で受信機14を通過したのであれば、受信機14からは積込機4に対して近接情報が送信されず、積込機4側では通報装置23が作動することはない。このため、通報装置23が作動した時は常に、特定車両2Aが自身に向かって接近している時であることを確実に認識することが可能である。
この判別方法においては、特定車両2Aが受信機14を積込機4へ向かって通過し、積込機4への接近が受信機14により検出されると、方向判別手段32はその時の検出時刻を現在時刻として取り込むとともに、図6に示すように、記憶部26に予め記憶されている平均移動時間(Ta)および平均積込時間(Tb)を取得し、これらの情報に基づいて特定車両2Aの移動方向を判別する。平均移動時間(Ta)とは、特定車両2Aが受信機14の位置から積込機4まで移動するのに費やされるであろう時間である。
判別方法を詳しく説明すると、方向判別手段32は、積込機4による積込完了予定時刻(xto)に余裕時間(本実施形態では3分)を加算した時刻と現在時刻とを比較し、特定車両2Aの移動方向を判別する。この際、積込完了予定時刻(xto)としては、直近に行われた積込作業での積込完了予定時刻が記憶されており、比較の結果、現在時刻が大きい場合には、積込完了予定時刻から所定時間が経過した後に特定車両2Aが受信機14を通過したことになるから、積み込んだ製品を第2、第3製品置き場に搬送した後であると判断し、車両2が積込機4に向かっていると判別する。
反対に現在時刻が小さい場合には、積込終了直後に受信機14を通過したことになるから(前記余裕時間分程度、現在時刻が小さくなる)、第1製品置き場から第2、第3製品置き場に向かっていると判別する。
運行状況判別手段33は、特定車両2Aが受信機14を積込機4側に向かって通過した際に、前の特定車両2Aの積込作業が終了状況により作業待ちとなるか否かを判別する。そして、作業待ちとなる場合には、積込機4側では前の特定車両2Aに対して積込作業を行っており、場内整理等を行っているわけではないため、運行状況判別手段33は通過した特定車両2Aの接近情報を積込機4に送信しないようにする。また、通過した特定車両2Aが所定の待機位置に到達すると略同時に、前の特定車両2Aの積込作業が終了する場合のように、二台の特定車両2Aの入れ替わりがタイムリーに行われる場合も、積込機4が場内整理を行うことがないので、接近通報は送信されない。
判別方法を説明すると、運行状況判別手段33は、通過した特定車両2Aの平均積込時間(Tb)を積込機4における前車両積込終了予定時刻(yto)に加算した時刻と、平均移動時間(Ta)および平均積込時間(Tb)を現在時刻に加算した時刻とを比較し、前者が大きい場合には、前の特定車両2Aの積込作業が終了していないと判断し、待機状態になると判断して接近情報を送信しない。これに対して、後者が大きい場合には、前の特定車両2Aの積込作業が既に完了していると判断し、接近情報の送信を促す。また、前者と後者とが同じである場合には、通過した特定車両2Aが積込機4側に到達すると同時に前の特定車両2Aの積込作業が終了することになり、積込機4としては場内整理等を開始する間もなく引き続き積込作業を開始できるため、運行状況判別手段33はやはり、接近情報を積込機4へ送信しない。
さらに、待機状態に陥る場合には、待ち行列有無フラグ(yw)に「1」が、待機することなしに積込作業を開始できる場合には、待ち行列有無フラグ(yw)に「0」がそれぞれ入力される。
発信機異常判別手段34は、第1無線タグ11もしくは第2無線タグ12の一方が、電源の消耗あるいはその他の理由によって発信不能に陥った場合を判別するものであり、他方に異常が生じないうちに一方の機能の迅速な回復を促すものである。すなわち、本実施形態では、第1、第2無線タグ11,12といった二つの無線タグを用いることと、この発信機異常判別手段34とを用いることとにより、少なくとも一つの無線タグIDを常時受信できるようにして車両2が通過したことを確実に検出できるようにし、検出に対する頼性を向上させている。
判別方法を説明すると、一日を通して発信機異常判別手段34は、車両2が受信機14を通過する度に、第1、第2無線タグ11,12から発信される無線タグID(xtid1),(xtid2)の検出回数n1,n2をカウントし、互いのカウント数を比較する。カウント数が同じであれば第1、第2無線タグ11,12は共に正常であると判断し、その差が一定のしきい値を越えた場合には、カウント数の少ない方を異常として判別する。
なお、第1、第2無線タグID(xtid1),(xtid2)を検出した場合に、この検出時刻が前述来の「現在時刻」に相当するのであるが、実際には、第1無線タグID(xtid1)の検出時刻と第2無線タグID(xtid2)の検出時刻との間には僅かなタイムラグあるため、「現在時刻」としては第1無線タグID(xtid1)の検出時刻を優先して用いることとしており、第2無線タグID(xtid2)の検出時刻を無視している。このようにしても、検出時刻の差が僅かであるため、システム上は何ら問題がない。
休息時間算出手段35は、運転者の昼休み等の休息により、車両2が一日の中でどれだけの時間稼働しないでいたかを休息時間として算出する手段である。ここで算出された休息時間は、本発明の車両接近通報システムには直接関連しないが、事務所側コントローラ29の記憶部30内に蓄積され、運行管理システムにおける休息時間管理用のデータとして用いられる。
この休息時間の算出に当たっては先ず、図7に示すように、車両2毎に第1、第2無線タグ11,12から発信される第1、第2無線タグID(xtid1),(xtid2)の検出時刻を記憶しておく。図中の#65310、#68116…は、車両2毎に付された車両ID(xid)である。次いで、それらの検出時刻から、図8に示すように、休息直前の検出時刻(xchkstart)および休息直後の検出時刻(xchkend)を抽出する。この際、この記憶テーブル中には、休息を取得した際に当該車両2がいずれのフリートパターンに属していたかを示すフリートパターンID(xchkfleet)を同時に記憶しておく。そして、これら休息直前の検出時刻(xchkstart)、休息直後の検出時刻(xchkend)、予め設定された休息開始時間、休息終了時刻、および同一フリートパターンでの実際の平均周回時間などに基づき、休息時間を算出する。
算出方法を説明すると、休息時間算出手段35は先ず、予め設定された休息開始時刻に余裕時間(本実施形態では5分)を加算し、ここから検出時刻を減じた値を算出し、この値が正で、かつ最小となる場合の検出時刻を求め、この場合の検出時刻を休息直前の検出時刻(xchkstart)と判断する。反対に、検出時刻から休息終了時刻と余裕時間(本実施形態では5分)を減じた値を算出し、この値が正で、かつ最小となる場合の検出時刻を求め、この場合の検出時刻を休息直後の検出時刻(xchkend)と判断する。
また、図7に示すデータに基づき、同一フリートパターンにおける検出時刻の差分、つまり所定の検出時刻(timeafter)とその一つ前の検出時刻(timebefore)との差により、当該フリートパターンでの一周の周回時間を算出し、累積周回時間(time_sum)から平均周回時間を算出する。
そして、休息直後の検出時刻(xchkend)から休息直前の検出時刻(xchkstart)を減じ、これからさらに平均周回時間を減じることで休息時間を算出する。
なお、各車両2毎の検出時刻や休息時間等により、図9に示すように、車両2毎の1日の運行状況がわかるチャートを自動的に作成、記憶し、必要に応じて事務所側端末15の表示装置28上に表示させて、運行状況の把握、あるいは休息時間の取得状況等を確認するなど、運行管理に役立てる
次いで、図10、図11のフローチャート、図12ないし図14の模式図に基づき、接近情報を送信する際の流れ、および休息時間の算出の流れについて詳しく説明する。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)1:受信機14が作動している状態において、受信機14を車両2が通過すると、受信機14は車両2に取り付けられた第1、第2無線タグ11,12から無線タグID(xtid1),(xtid2)を受信する。この際、受信した時刻を検出時刻あるいは現在時刻として記憶部26に記憶し、また、受信日等の日付も記憶する。
S2:次いで、無線タグID(xtid1),(xtid2)に基づいて、車両データから運転者名(xn)、車両ID(xi)、受信機14による前回検出時刻(xta)、積込機4による積込完了予定時刻(xto)、フリートパターンID(xf)を取得し、車両2を特定する。
S3:そして、方向判別手段32が起動し、(xto+3分>現在時刻)の式により、車両2が積込機1,4に向かっているのかを判別する。図12に示すように、車両2が積込機1,4に向かっている場合にはS4に進み、図13に示すように、そうでない場合にはS11に進む。
S4:この後、車両判別手段31により、特定された車両2のフリートパターンID(xf)と一致するフリートパターンID(yf)の積込機ID(yi)を検索する。ここでは、フリートパターンID(yf)が「#4」、「#5」である積込機ID(yi)の積込機、つまり、積込機4が検索されたものとする。このことにより、当該車両ID(xi)を有した車両2を、積込機4に対して積込を要求する特定車両2Aであると判断する。
なお、車両2が特定車両2Aでない場合には、他の積込機(例えば積込機1のいずれか)に対して積込を要求する別の特定車両として扱われ、以降の処理がなされることになる。要するにここでは、接近情報をいずれの積込機に対して送信するかを判断している。
S5:次に、運行状況判別手段33が起動し、(yto+Tb>現在時刻+Ta+Tb)により、受信機14を通過した特定車両2Aの前に、積込待ちあるいは積込中の特定車両2Aがあるか否かを判別する。
S6:YESであれば、図14に示すように、前に特定車両2Aが存在すると判断し、受信機14を通過した特定車両2Aは待機状態となるため、積込完了予定時刻(xto)として「yto+Tb」を入力し、待ち行列有無フラグ(yw)として「0」を入力する。
S7:NOであれば、前に特定車両2Aが存在しないと判断し、受信機14を通過した特定車両2Aはそのまま積込作業を開始できるため、積込完了予定時刻(xto)として「現在時刻+Ta+Tb」を入力し、待ち行列有無フラグ(yw)として「1」を入力する。
S8:さらに、前車両積込終了予定時刻(yto)として「xto」を入力し、前回検出時刻(xta)として「現在時刻」を入力する。
S9:この後、待ち行列有無フラグ(yw)に基づき、接近情報を送信するか否かを判別する。
S10:待ち行列有無フラグ(yw)が「1」であり、YESの場合には、受信機14から積込機4に接近情報を送信し、特定車両2Aが接近していることを積込機4に知らせる。そして、積込機4側では通報装置23が作動したり、その接近情報を表示装置22に表示し、オペレータに通報する。
S11:さらに、発信機異常判別手段34により、前回検出時刻(xta)が本日の時刻か否かを判別する。昨日以前の日付による時刻であれば、NOであり、S13に進む。
S12:S11において、YESの場合には、無線タグID(xtid1),(xtid2)の検出回数n1,n2のカウント数をゼロクリアする。
S13〜15:ここでは、車両2が通過した際に無線タグID(xtid1),(xtid2)のいずれを受信したかを判別する。無線タグID(xtid1)のみであれば、S14にて検出回数n1のカウント数を「1」アップし、無線タグID(xtid2)のみであれば、S15にて検出回数n2のカウント数を「1」アップし、両方を受信すれば、検出回数n1,n2のカウント数をそれぞれ「1」アップする。
S16,17:次に、検出回数n1,n2のカウント数を比較し、等しくなければ、カウント数の少ない無線タグが異常である旨の信号を管理事務所あるいは車両2側の図示しない端末等に送信する。
S20(図11):一方、休息時間算出手段35により、車両2の運転者の休息時間を算出するためには先ず、図10のS1と同様に、受信機14で車両2の第1、第2無線タグ11,12から無線タグID(xtid1),(xtid2)を受信し、この際の検出時刻を図7に示すように記憶部26に記憶する。
S21,22:次に、各車両2において、記憶された検出時刻の中から、(休息開始時刻+5分−検出時刻>0)で、かつ最小となる検出時刻を抽出し、この検出時刻を休息直前の検出時刻(xchkstart)として記憶する。さらに、(検出時刻−休息終了時刻−5分>0)で、かつ最小となる検出時刻を抽出し、この検出時刻を休息直後の検出時刻(xchkend)として記憶する。また、この際には、休息直前の検出時刻(xchkstart)および休息直後の検出時刻(xchkend)においてのフリートパターンID(xchkfleet)も記憶する。
S23:ここでは、(timebefore−timeafter)により、フリートパターンID(xchkfleet)での周回時間を求める。
S24:この後、周回時間が予め設定された標準周回時間内であるか否かを判断する。この標準周回時間はフリートパターンによっても異なるが、例えば10〜15分のように設定される。そして、周回時間が10分よりも短い場合には、運搬途中で引き返す等して受信機14を通過したと考えられ、15分よりも長い場合には、途中で車両故障等が生じた等の理由が考えられ、いずれの場合でも通常の運行とは異なるので、このような周回時間は休息時間算出用のデータからは除かれる。
S25,26:周回時間が標準周回時間内にある場合、(time_sum=time_sum+timeafter−timebefore)により累積周回時間(time_sum)を求める。全周回時間について累積計算を行い、S26に進む。
S27:そして、(xchkend−xchkstart−time_sum/累積回数)により、休息時間を算出する。
ここで算出された休息時間は、休息時間管理用のデータとして、事務所側コントローラ29に送信され、記憶部30にデータとし蓄積される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、受信機14では、受信機側コントローラ25の車両判別手段31により、車両2側から発信される第1、第2無線タグID(xtid1),(xtid2)と、記憶部26に記憶された車両データおよび積込機データとに基づいて、車両2の車両ID(xi)、フリートパターンID(xf)、ひいては同一フリートパターンID(yf)を有する積込機ID(yi)を特定でき、多くの車両2が運行している鉱山においても、いずれの車両2が積込機4に積込作業を要求する特定車両2Aであるかを確実に判別できる。従って、特定車両2Aである場合のみ、積込機4に対して接近情報を送信すればよく、関係のない車両2が接近しても、接近情報が積込機4に通報されないから、積込機4による場内整理をタイミングよく中断できるなど、特定車両2Aに対する積込作業をスムーズに開始でき、作業効率を向上させることができる。
また、受信機側コントローラ25には方向判別手段32が設けられており、特定車両2Aであっても、積込機4から遠ざかって行く場合には、接近情報を送らない。このため、遠ざかって行く特定車両2によって通報装置23が作動し続けることがないから、後から来る次の特定車両2Aの接近状態を確実に把握できる。つまり、通報装置23が作動しないことで、次の特定車両2Aが接近していないことも確実に認識できるから、積込機4での場内整理を迅速に開始でき、この点でも作業効率を向上させることができる。
特定車両2Aが積込機4に対して待ち状態にある場合や、二台の特定車両2Aがタイムリーに入れ替わるような場合には、積込機4による特定車両2Aへの積込作業が途絶えることがないため、次の特定車両2Aの接近が通報されなくとも作業性に何ら影響しないのであるが、本実施形態では、このような状態を受信機側コントローラ25の運行状況判別手段33で判別して通報しないようにしているので、無駄な通報を無くすことができ、積込機4のオペレータに煩わしさを感じさせることがない。
受信機側コントローラ25には、車両2の運転者の休息時間(本実施形態では主に昼食時)を算出する休息時間算出手段35が設けられているので、ここで算出した休息時間のデータを事務所側端末15に送信してデータベース化でき、休息時間の管理を確実に行えるなど、運行管理システムに役立てることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記実施形態では、本発明の車両情報発信手段として無線タグ11,12が用いられ、車両情報として無線タグID(xtid1),(xtid2)が用いられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両情報発信手段としては、より大きな送信アンテナを備えた発信機であってもよく、車両情報としては、個々の車両の発信機毎に発信周波数を異ならせることにより、この周波数自身を車両情報としてもよい。しかし、車両情報発信手段として特に無線タグを用いることにより、嵩張らず、かつ安価にシステムを構築でき、また、車両情報も個々の車両に対して容易に付与できる。
さらに、個々の車両2に別々の車両情報を付与しておく他、例えば同一フリートパターンの車両2をグループ化し、同一グループ内で同じ車両情報を付与してもよい。このような場合でも、個々の車両2に車両情報が付与されていることに違いがないから、本発明に含まれる。ただし、グループ単位で同じ車両情報を有している場合には、方向判別手段32におけるアルゴリズム等を工夫して特定車両2Aの向かっている方向を判別する必要がある。
そして、それら方向判別手段32、車両判別手段31、運行状況判別手段33、発信機異常判別手段34、および休息時間算出手段35で用いられる具体的なアルゴリズムは、車両2が有する車両情報の形態(個々の車両2で異なる車両情報を有しているのか、あるいは同一グループ内では同じ車両情報を有しているのかなど)によって任意に変更されてよく、前記実施形態で説明したものに限定されない。
また、前記実施形態では、それらの手段31〜35が受信機側コントローラ25に設けられていたが、受信機14としては受送信部24のみを備え、各手段31〜35を事務所側コントローラ29に設けてもよい。
本発明の車両接近通報システムは、鉱山で用いられる他、建築現場や、建物解体現場、道路工事現場、トンネル掘削現場など、あらゆる建築・土木現場で利用できる。
また、同系列の複数の小売店、およびこれらの小売店に荷を運ぶ多くの車両が存在する場合など、所定の小売店に対して荷下ろしする特定車両を検出し、この特定車両の到着を予め小売店に通報するのに本発明を利用でき、このような場合には、小売店側での荷の受入れに要する作業をタイミングよく開始でき、作業効率が向上する。
本発明の一実施形態に係る車両接近通報システムが用いられた鉱山での作業を示す模式図。 前記車両接近通報システムを示す概略構成図。 車両データを示す図。 積込機データを示す図。 フリートパターンを示す図。 平均移動時間および平均積込時間を示す図。 車両毎の検出時間を示す図。 休息前後の検出時刻およびフリートパターンを示す図。 車両毎の1日の運行状況を示す図。 車両の接近通報を説明するためのフローチャート。 休息時間の算出方法を説明するためのフローチャート。 車両が情報受取手段側に向かっている状況を示す図。 車両が情報受取手段から遠ざかっている状況を示す図。 車両が待機状態になる場合を示す図。
符号の説明
2…車両、2A…特定車両、4…積込機(情報受取手段)、10…車両接近通報システム、11…第1無線タグ(車両情報発信手段)、12…第2無線タグ(車両情報発信手段)、14…受信機、25…受信機側コントローラ、31…車両判別手段、32…方向判別手段、33…運行状況判別手段、xi…車両ID(接近情報)、xn…運転者名(接近情報)、xtid1…第1無線タグID(車両情報)、xtid2…第2無線タグID(車両情報)。

Claims (2)

  1. 個々の車両(2)毎に搭載されて当該車両(2)の車両情報(xtid1,xtid2)を発信する発信機からなる複数の車両情報発信手段(11,12)と、
    前記車両情報(xtid1,xtid2)を受信する受信機(14)と、
    受信機(14)で受信した車両情報(xtid1,xtid2)、および前記車両(2)の運転者名(xn)と車両ID(xi)とからなる接近情報(xi,xn)を受け取る積込機(4)と、
    前記受信機(14)で受信した車両情報(xtid1,xtid2)に基づいて当該車両(2)が前記積込機(4)に向かうように予め定められた特定車両(2A)であるか否かを判別する車両判別手段(31)、当該特定車両(2A)が前記積込機(4)に向かって接近しているか否かを判別する方向判別手段(32)、および前記積込機(4)が直近に行った積込作業の積込完了予定時刻(xto)を記憶する記憶部(26)が設けられたコントローラ(25)とを備え、
    前記受信機(14)は、前記車両(2)が前記受信機(14)を通過する度に、当該車輌(2)に搭載された複数の車両情報発信手段(11,12)から前記車両情報(xtid1,xtid2)を受信し、
    前記コントローラ(25)は、前記方向判別手段(32)および前記車両判別手段(31)の判別結果に基づいて前記積込機(4)への前記接近情報(xi,xn)の送信を制御し、
    前記方向判別手段(32)は、前記積込機(4)により行われる積込作業の積込完了予定時刻(xto)に余裕時間を加算した時刻と、前記受信機(14)が前記複数の車両情報発信手段(11,12)から前記車両情報(xtid1,xtid2)を受信した現在時刻とを比較して前記特定車両(2A)が前記積込機(4)に向かって接近しているか否かを判別する
    ことを特徴とする車両接近通報システム(10)。
  2. 請求項1に記載の車両接近通報システム(10)において、
    前記コントローラ(25)には、特定車両(2A)の運行状況に応じて前記情報受取手段(4)への前記接近情報(xi,xn)の送信を行うか否かを判別する運行状況判別手段(33)が設けられていることを特徴とする車両接近通報システム(10)。

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