JP4412645B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は例えば農作業機または土工作業機などを装設して農作業または土工作業などを行うトラクタに関する。
従来、走行クローラをクローラフレームに装設させ、クローラフレームにエンジンとミッションケースを設け、ミッションケースの上側に運転席を装設させる技術がある。(例えば、特許文献1参照)
特開平2002−193151号公報
前記従来技術は、ハンドル及び運転席を内設させるキャビンを装設したとき、乗降用のドアをキャビンに設ける必要があるが、キャビン側部に設けるドアを前後いずれか一方の支点回りに前後いずれか一方に開動させる場合、ドアが大型になって例えば開放位置のドアが風などによって閉じられる不具合があると共に、ドアを前後に分割して観音開き構造にした場合、キャビンの乗降部に前後ドアの接合フレームを設ける必要があり、キャビンの出入口が狭くなる不具合がある等の構造の問題がある。
然るに、本発明は、請求項1の如く、ハンドル(20)及び運転席(21)を内設させるキャビン(17)が装設されたトラクタにおいて、キャビン(17)の側部に、前側支点(96)で開閉させる前ドア(97)と、後側支点(98)で開閉させる後ドア(99)とを設ける構造であって、後ドア(99)が当接可能な接合フレーム(102)を前ドア(97)に設け、前記接合フレーム(102)に前記後ドア(99)を当接させることによって、前ドア(97)と後ドア(99)とを閉姿勢で接合させ、前ドア(97)と後ドア(99)を観音開き構造に取付けて略面一に閉支持させるように構成し、前ドア(97)の接合フレーム(102)に後ドア(99)を閉姿勢にロックするためのロックレバー(103)が、後ドア(99)に配置され、ロックレバー(103)を係脱操作することによって、後ドア(99)を開けた後で前ドア(97)を開け、前ドア(97)を閉じた後で後ドア(99)を閉じるように構成する一方、ドアフレーム(95)に空気抜き開口(126)を設け、後ドア(99)とシャッタ(128)を連結アーム(130)によって連結させ、シャッタ(128)に支点越えバネ(131)を連結させ、後ドア(99)が閉のときにシャッタ(128)によって開口(126)が閉じられる一方、後ドア(99)が少し開くことによってバネ(131)によってシャッタ(128)が大きく開くように構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、ハンドル(20)及び運転席(21)を内設させるキャビン(17)が装設されたトラクタにおいて、キャビン(17)の側部に、前側支点(96)で開閉させる前ドア(97)と、後側支点(98)で開閉させる後ドア(99)とを設ける構造であって、後ドア(99)が当接可能な接合フレーム(102)を前ドア(97)に設け、前記接合フレーム(102)に前記後ドア(99)を当接させることによって、前ドア(97)と後ドア(99)とを閉姿勢で接合させ、前ドア(97)と後ドア(99)を観音開き構造に取付けて略面一に閉支持させるように構成し、前ドア(97)の接合フレーム(102)に後ドア(99)を閉姿勢にロックするためのロックレバー(103)が、後ドア(99)に配置され、ロックレバー(103)を係脱操作することによって、後ドア(99)を開けた後で前ドア(97)を開け、前ドア(97)を閉じた後で後ドア(99)を閉じるように構成する一方、ドアフレーム(95)に空気抜き開口(126)を設け、後ドア(99)とシャッタ(128)を連結アーム(130)によって連結させ、シャッタ(128)に支点越えバネ(131)を連結させ、後ドア(99)が閉のときにシャッタ(128)によって開口(126)が閉じられる一方、後ドア(99)が少し開くことによってバネ(131)によってシャッタ(128)が大きく開くように構成したもので、前後ドア(97)(99)を設けることによって1枚のドアを小さくして風などによって閉じられる不具合をなくすことができ、前後ドア(97)(99)の接合フレーム(102)を残すことなくキャビン(17)の乗降部を開放させることができ、取扱い易いドア構造を容易に得ることができるものである。空気がキャビン(17)に出入してキャビン(17)内の気圧を適正に保ち、ドア(99)の開閉によってキャビン(17)内部の気圧が変動するのを防止できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はトラクタの外観側面図、図2はミッションケース部の側面図、図3は同拡大図、図4は同平面図、図5は同拡大図、図6は同背面図、図7及び図8は同拡大図であり、四角筒形の左右一対のクローラフレーム1前部に前ミッションケース2を固定させ、前ミッションケース2の左右車軸3に左右駆動スプロケット4を軸支させると共に、前記クローラフレーム1後部にテンションフレーム5を介してテンションローラ6を設け、イコライザ転輪7及びアイドラ8を介して駆動スプロケット4とテンションローラ6間に走行クローラ9を巻回し、左右一対の走行クローラ9を装設している。
さらに、左右クローラフレーム1の間で前部上方にエンジン10を搭載し、エンジン10外側をボンネット11によって覆うと共に、左右クローラフレーム1の間で後部に後ミッションケース12を設け、リフトアーム13を備える油圧昇降シリンダ部14とトップリンク15及びロワリンク16とを後ミッションケース12に設け、耕耘ロータリ作業機またはプラウなどの農作業機を前記リンク15・16に昇降及び着脱自在に装設させ、圃場の耕耘作業などを行わせる。
また、前記ボンネット11後側で後ミッションケース12上側にキャビン17を装設させるもので、前記キャビン17前部にステアリングコラム18及びブレーキペダル19を内設させ、チルト動作自在な前記ステアリングコラム18に丸形操向ハンドル20を回転自在に取付けると共に、作業者が座乗する運転席21を前記キャビン17後部に内設させ、走行主及び副変速レバー22・23及び油圧レバー24・25及び駐車ブレーキレバー26を前記運転席21側方に配設させる。
さらに、左右クローラフレーム1の架台27に左右フェンダフレーム28下部を着脱自在にボルト止め固定させ、左右フェンダフレーム28の外側に受台29を介して左右燃焼タンク30を固定させ、該タンク30の前側と上側を覆うフェンダ31をフェンダフレーム28に固定させ、フェンダ31の前方に延設させるフェンダフレーム28の横設部32にサイドステップ33を固定させ、左右サイドステップ33の間にメインステップ34を略面一に設ける。また、図5の如く、左右フェンダフレーム28の横設部32に前センタフレーム35の両端部を着脱自在にボルト36止め固定させ、前センタフレーム35の中間をミッションケース12上面に着脱自在にボルト37止め固定させると共に、左右フェンダフレーム28の立設部38に後センタフレーム39の両端部を着脱自在にボルト40止め固定させ、後センタフレーム39中間に軸受板41を一体固定させ、ミッションケース12上面に軸受板41を着脱自在にボルト42止め固定させ、前後センタフレーム35・39上側にシートフレーム43を介して運転席21を設ける。
さらに、左右フェンダフレーム28の立設部38の上端部に上部ロプスフレーム44下端部を着脱自在にボルト45止め固定させ、フェンダフレーム28とロプスフレーム44の間にリヤフレーム46端部を挾持固定させ、左右フェンダフレーム28の立設部38をリヤフレーム46によって連結させると共に、左右の尾灯47をリヤフレーム46の後側面にブラケット48を介して固定させ、左右の方向指示ランプ49をリヤフレーム46の左右側面にブラケット50を介して固定させるもので、下面側を開放した高剛性の箱形状にリヤフレーム46を形成し、下側のフレーム28と上側のフレーム44の左右の中間連結部をリヤフレーム46によって連結させ、上側のフレーム44を取外しても下側のフレーム28が安定すると共に、リヤフレーム46を取外してミッションケース12周囲のメンテナンス等を行える一方、左右の燃料タンク30の上部をブリーザホース51によって連結させ、該ブリーザホース51をリヤフレーム46内側に固定させて保護する。
また、尾灯47、方向指示ランプ49、後方反射板、灯火計器類をリヤフレーム46に取付けて後部の電装ユニットを構成し、後方視界を妨げることなく、運転に支障が生じないように、尾灯47をリヤフレーム46上面よりも低く設けると共に、上部のフレーム44を取外してもリヤフレーム46を下部のフレーム28に支持させ、尾灯47及び方向指示ランプ49を残して上部のフレーム44を分離させ、輸送などを行える。また、各別に形成する左右のフェンダフレーム28と前後のセンタフレーム35・39の組合せによって運転席21周りの主フレームを構成し、駐車ブレーキレバー26をミッションケース12のブレーキアーム52にリンク機構53・54を介して連結させる中介ブレーキ軸55を後センタフレーム39に設けると共に、前記レバー26と、燃料フィードポンプ56と、後進検出センサ57と、左右燃料タンク30の接続ホースなどを、前センタフレーム35に設けるもので、変速レバー22・23及び油圧レバー24・25をミッションケース12側に設けることにより、左右のフェンダフレーム28にレバー支点及びリンク支点を設ける必要がなく、例えばリンク等を分離させることなくフェンダフレーム28を取外す作業を行える。
上記から明らかなように、ミッションケース12の上側に主フレーム28・35・39を介して運転席21を装設させるトラクタにおいて、左右フェンダフレーム28と前後センタフレーム35・39よって主フレーム28・35・39を分割形成し、例えばホイスト等の設備がなくても左右及び前後フレーム28・35・39の組付けまたは取外し作業などを行うことができると共に、前後フレーム35・39にレバーまたはリンク類を設けることによって左右フレーム28の脱着を容易に行うことができ、ミッションケース12回りのメンテナンスまたは修理などの作業性を向上させると共に、左右フレーム28の後側上方をリヤフレーム46によって連結し、尾灯47または方向指示ランプ49等をリヤフレーム46に設け、左右フレーム28の補強部材並びに機体後側の部品取付部材としてリヤフレーム46を活用して構成部品数を容易に低減でき、しかもランプ47・49をリヤフレーム46にユニット構成してハーネス等の収納及び保護などを容易に行うことができると共に、例えば梱包または輸送時に左右フレーム28上方のロプスフレーム44を取外してもリヤフレーム46を残してランプ47・49類を作動させることができる。
さらに、図4、図11乃至図13に示す如く、左右フェンダフレーム28の前後2個所に受台58を固定させ、4個の防振ゴム59を4個所の各受台58に嵌着させ、メインステップ34に固定したピン60を防振ゴム59に上方から貫通させ、ピン60の下端部に抜止ピン61を差込み、前後及び左右の4個の防振ゴム59によってメインステップ34を支持するもので、メインステップ34が一体部品でフラットであり、メインステップ34上面側に段差がなく作業者が足を自由に配置でき、疲れにくく居住性に優れ、メインステップ34の部品点数が少なくても低コストで形成できる。また、メインステップ34の支持部に防振ゴム59を挾み込んだ4点支持の防振構造であり、ステップ34全面が防振のため作業者の疲れが少なく、各ステップ34が一体部品のため4点のみの防振ゴム59支持によって防振できると共に、ステップ34の剛性を増すために下面側を開放する箱形状に形成し、ステップ34の側面部62を防振ゴム59支持のストッパとして兼用し、ステップ34が他の部品に干渉するのを防止し、かつ構成部品点数を削減している。また抜止ピン61を手で抜き差し操作して脱着するから、例えばスパナ等の工具を用いることなくステップ34全体を取外すことができ、ミッションケース12上面側を広く開放でき、メンテナンス性が良いと共に、メインステップ34とサイドステップ33が同じ高さで各ステップ33・34に段差がなく作業者が躓くことがない。また、メインステップ34の力を受ける部位の裏面側にコの字形の補強フレーム63・64・65・66を固定させて縦横に延設させ、ステップ34の変形を防ぐ補強構造の簡素化並びに安定性の確保を図るもので、ハンドル20下方のステアリング下部カバー67並びに運転席21下方のシート下カバー68を取外すことなく、メインステップ34を取外し可能に形成し、組立性及びメンテナンス性を向上させている。
上記から明らかなように、運転席21及びステップ34をミッションケース12の上方に装設させるトラクタにおいて、平滑な上面を有する単品部品によってステップ34を形成し、前記ステップ34を箱形状に形成して側面部62の内側を防振ゴム59を介して支持させ、ステップ34上面に段差がなく作業者が足を自由に配置でき、疲れにくく居住性に優れ且つ部品点数が少なく低コストでステップ34を構成できると共に、ステップ34の箱形状の側面部62によってステップ34の剛性を向上させかつ防振ゴム59のストッパとして作用させることができる。
また、左右フレーム28の間にステップ34を独立して着脱自在に設け、ミッションケース12周辺の他のカバー類と関連させてステップ34を着脱させる面倒がなく、工具類を用いることなくステップ34を取外してミッションケース12上面側を大きく開放させることができ、メンテナンス作業など取扱い性の向上を図る。
さらに、図4、図14に示す如く、燃料タンク30を左右対称形状に形成し、本機の左右に運転席21を挟んで同一形状の左右の燃料タンク30を夫々配置させ、タンクカバーを省いて燃料タンク30の外側面を最外装とし、燃料タンク30を鈑金加工する金形費を削減でき、低コストで燃料タンクを製作でき、かつタンクカバーの省略によってタンク設置コストを低減できると共に、左右の燃料タンク30上部を本機中心(内側)に向けて傾けて設けるもので、フェンダフレーム28の側方変形に対して燃料タンク30上部が許容幅内に収容され、設置スペースの有効利用によって燃料タンク30容量の確保を容易に行うことができ、また本機左右幅に対する運転者の居住空間を広く確保でき、しかも内側に傾けることによって燃料タンク30の重心位置をフェンダフレーム28側に寄せることになり、燃料タンク30の受台29に作用するせん断力を低減させることできる。
図14から明らかなように、ミッションケース12上方に運転席21を設け、ミッションケース12前側にエンジン10を設け、エンジン10に燃料を供給する左右の燃料タンク30を設けるトラクタにおいて、燃料タンク30のブリーザ口69に接続させるブリーザホース51を、燃料タンク30よりも高位置の機体フレームであるリヤフレーム46に内設させ、燃料タンク30よりも高位置でブリーザホース51を適正に支持させて保護することができ、ブリーザホース51の折れまたは潰れ等によってブリーザ機能が損われる不具合、並びに本機の傾動によって燃料がブリーザホース51に浸入してブリーザ機能が損われる不具合などをなくすと共に、図15から明らかなように、左右の燃料タンク30をブリーザホース51によって接続させ、ブリーザ内蔵タイプのタンクキャップ70を一方の右側の燃料タンク30の給油口71に設け、従来のように本機の左右傾斜を考慮して運転者に近い高い位置までブリーザホース51を延設させる必要がなく、かつブリーザホース51を取外すことなく本機の上部ロプスフレーム44を取外して輸送梱包を行うことができ、ブリーザホース51の折れまたは潰れまたは燃料の浸入などによってブリーザ機能が損われる不具合をなくす。
また、図5、図15に示す如く、左右の燃料タンク30の供給口72をゴムホース73と供給パイプ74によって接続させ、後センタフレーム39に設けるウォータセパレータ75に供給パイプ74の開口76をホース接続させ、前センタフレーム39に設けるフィードポンプ77にウォータセパレータ75をホース接続させ、エンジン10の燃料噴射ポンプにフィードポンプ77を接続させ、エンジン10の余剰燃料を燃料タンク30の戻し口78に戻すものである。
さらに、図16及び図17に示す如く、上面板79及び左右の上側板80及び左右の下側板81によって前記ボンネット11を形成し、上面板79を前側支点で開閉自在に設け、上側板80及び下側板81を着脱自在固定させると共に、エンジン10の後側でボンネット11の開口部を遮閉板82によって閉鎖し、エンジン10周辺の熱気が後方のステアリングコラム18から運転席21方向に移動するのを防ぐもので、前記ステアリングコラム18をコラムカバー83に内設させ、コラムカバー83の上面部にメータパネル84を設け、メータパネル84の裏側に形成されるコラムカバー83の内部空間に収納室85を設け、収納室85の前側を遮閉板82によって形成し、遮閉板82を切欠いて収納室85の出入口86を形成すると共に、上支点87で開閉自在な扉88を遮閉板82の前面側に設け、下側の撮89を遮閉板82の開口縁に係脱自在に係止させ、ボンネット11の上面板79を開放させた状態下で撮89を操作して扉88を開閉し、収納室85に出入口86から収納物(工具または交換部品など)を出入させる。
上記から明らかなように、ハンドル20及び運転席21を備え、ハンドル20を設けるステアリングコラム18をコラムカバー83に内設させ、コラムカバー83の上部にメータパネル84を設けるトラクタにおいて、コラムカバー83の内部に収納室85を設け、コラムカバー83前方のボンネット11を開閉させて収納物を収納室85に出入させ、前記コラムカバー83の内部を有効に利用して工具または変換部品などを収納することができ、しかも収納室85への収納物の出入をボンネット11側から行うことによってコラムカバー83の外観を損うことなく収納物を適正に保護することができると共に、収納室85に収納物を出入させる扉88を、エンジン10を覆うボンネット11の内部に設置させ、ボンネット11の内部に扉88を設けることによって扉88を簡単に開閉できるように構成でき、例えば扉88にカギ等を設置しなくてもよく、かつ収納室85の出入口86を大きく形成することができる。
また、前記ボンネット11の上面板79及び上側板80及び下側板81の後端縁を遮閉板82よりも後方に延設させるもので、各板79〜81の後端側の形状を遮閉板82に対応させる必要がなく、各板79〜81と遮閉板82の隙間を考慮することなく組付けることができ、組付け後の調整が不要になり、かつ遮閉板82によって各板79〜81の形状が制限されないのでボンネット11のデザインを自由に決定できると共に、各板79〜81の開閉または脱着を容易に行うことができる。また、遮閉板82の端縁に縁ゴム90を設け、各板79〜81と遮閉板82の隙間を縁ゴム90によって閉塞し、エンジン10側の熱風が遮閉板82の後方に移動するのを防ぐもので、各板79〜81の内側面に発泡樹脂板を固定し、縁ゴム90と共に、隙間を塞ぎ、密封性をさらに高くすることもできる。
また、前記ボンネット11の上側板80及び下側板81の後側縁をロプスフレーム44の前側と略平行に形成し、各板79〜81とロプスフレーム44との間隔を略一定とし、デザインを向上させ、かつ各板79〜81の脱着を容易に行うことができるもので、各板79〜81の後端縁に縁ゴム91を設ける。さらに、エンジン10と一体の剛体であるミッションケース12に防振体92・93を介してステアリングコラム18と遮閉板82を取付け、ステップ34と遮閉板82を各別に分割して構成し、遮閉板82の後側部94にペダル19及びステアリングコラム18を取付けるもので、コラム18及びペダル19等の操作系を集中させて設けることによって着脱及びメンテナンス等を容易に行うことができ、かつステップ34の設置も容易に行うことができ、ステアリングコラム18を防振支持してハンドル20に振動が伝わるのを防ぐと共に、防振体92・93にストッパを設けることによって乗降時に違和感なくハンドル20を持つことができ、かつ防振ゴムを軟かくして防振効果を向上させることができる。
さらに、図18、図19に示す如く、前記キャビン17の側部にドアフレーム95を設け、上下の前支点ヒンジ96を介してドアフレーム95に前ドア97を設け、上下の後支点ヒンジ98を介してドアフレーム95に後ドア99を設け、前後ドア97・99を強化ガラスによって形成し、ドアフレーム95に係脱自在に係止させる取手100と、補強フレーム101と、接合フレーム102とを、前ドア97に設けると共に、接合フレーム102に係脱自在に係止させるロックレバー103を後ドア99に設け、前後ドア97・99の周縁に合成ゴム製防水シール材104を設け、また前ドア97の接合フレーム102に当接させて閉支持させる後ドア99とドアフレーム95の段差をなくすように、隙間シール105をドアフレーム95に設け、前後ドア97・99を観音開き構造に取付けて略面一に閉支持させるもので、後ドア99を開けた後で前ドア99を開ける一方、前ドア97を閉じた後で後ドア99を閉じる。なお、接合フレーム102を省く場合、前ドア97のシール材106に後ドア99のシール材104を当接させて重ね合わせるように閉支持させ、前ドア97との段差によって生じる後ドア99の隙間をシール材105によって塞ぐ。
上記から明らかなように、ハンドル20及び運転席21を内設させるキャビン17が装設されたトラクタにおいて、キャビン17の側部に、前側支点96で開閉させる前ドア97と、後側支点98で開閉させる後ドア99とを設ける構造であって、前ドア97に、後ドア99と当接可能な接合フレーム102を設け、前記接合フレーム102に前記後ドア99を当接させることによって、前ドア97と後ドア99とを閉姿勢で接合させるように構成し、前ドア97の接合フレーム102に後ドア99を閉姿勢にロックするロックレバー103を備え、後ドア99にロックレバー103を設け、ロックレバー103を係脱操作することによって後ドア99を開閉するように構成したもので、前後ドア97・99を設けることによって1枚のドアを小さくして風などによって閉じられる不具合をなくすことができ、前後ドア97・99の接合フレーム102を残すことなくキャビン17の乗降部を開放させることができ、取扱い易いドア構造を容易に得ることができる。
さらに、図20に示す如く、キャビン17のドアフレーム95に上側支点ヒンジ107を介して上部ガラス108を開閉自在に設け、ドアフレーム95に下部ガラス109を固定させ、下部ガラス109の上縁に接合フレーム110を設け、該フレーム110に係止させるロックレバー111を上部ガラス108に設け、上部及び下部ガラス108・109周縁に防水シール材112・113を設け、キャビン17のルーフ114下方でルーフ作用をするように上部ガラス108を開放させるもので、キャビン17側部のドアフレーム95に上部ガラス108と下部ガラス109とを設け、上部ガラス108を上側支点ヒンジ107で開閉させ、上部ガラス108の開放により、外気の取入れ、及び外部の作業者との会話、及び後方作業の確認などを容易に行うことができ、開放姿勢の上部ガラス108がルーフ作用をして雨天時にも雨水の浸入を容易に防いで快適に作業を行うことができる。
さらに、図21に示す如く、下部ガラス109を前支点ヒンジ115を介して開閉自在に設け、下部ガラス109に取手116を設け、上部ガラス108を開けた後に下部ガラス109を開ける一方、下部ガラス109を閉じた後に上部ガラスを閉じるもので、上部及び下部ガラス108・109の開動によって運転者がキャビン17に乗降できると共に、図22に示す如く、上部ガラス108を前支点ヒンジ117を介して開閉自在に設けることも行え、前側にヒンジ117を設けることにより、前進走行しているとき、衝突によって上部ガラス108が破損する前に閉動し、また上部ガラス108の開動によって運転席21側部のスペースが広くなり、後方目視などが容易に行える。
さらに、図23に示す如く、後支点ヒンジ118を介してキャビンドアフレーム95に設けるドア119の下側に下部ガラス109を固定させ、上側支点ヒンジ107を介して上部ガラス108を開閉自在に設け、ドア119と後支点ヒンジ118を略面一に形成し、視界を損わないようにドア119を設け、ドア119の枠形状をZ形プレート120または異形パイプ121に形成し、プレス加工によって低コストで製作すると共に、前ガラス122と、後ガラス123と、前横ガラス124と、後横ガラス125とをキャビン17に設け、後ガラス123と後横ガラス125を略同一高さに形成し、各ガラス123・125を平面視で略同一半径の円弧形に折曲げて形成し、後ガラス123に重なるように後横ガラス125を後方にスライドさせて開動させ、換気を行うもので、後横ガラス125が重ならない後ガラス123の略中間位置は円弧面または平坦面のいずれでもよく、後ガラス123両側の一定幅が円弧であればよい。
さらに、図25に示す如く、ドアフレーム95に空気抜き開口126を設け、発泡樹脂127を貼ったシャッタ128を軸129回りに回転自在に設け、ドア99とシャッタ128を連結アーム130によって連結させ、シャッタ128に支点越えバネ131を連結させ、開口126をアウタカバー132によって覆うもので、ドア99が閉のときにシャッタ128によって開口126が閉じられ、防水及び遮音を行うと共に、ドア99が少し開くことによってバネ131によってシャッタ128が大きく開き、空気がキャビン17に出入してキャビン17内の気圧を適正に保ち、ドア99の開閉によってキャビン17内部の気圧が変動するのを防いでいる。
トラクタの外観側面図。 ミッションケース部の側面図。 同側面拡大図。 同平面図。 同平面拡大図。 同背面図。 同背面拡大図。 同背面拡大図。 リヤフレーム部の側面図。 同部の側面拡大図。 ステップ部の平面図。 同側面図。 同側面拡大図。 燃料タンク部の背面図。 同平面図。 ステアリングコラム部の側面図。 同部分断面説明図。 キャビンの前後ドア部の説明図。 前図の部分拡大図。 上部ガラス部の説明図。 下部ガラス部の説明図。 上部ガラス横開き説明図。 ドアと上部ガラスの組合せ説明図。 キャビンのガラス開閉説明図。 キャビンの空気抜き説明図。
17 キャビン
20 ハンドル
21 運転席
95 ドアフレーム
96 前側支点
97 前ドア
98 後側支点
99 後ドア
102 接合フレーム
107 上側支点
108 上部ガラス
109 下部ガラス

Claims (1)

  1. ハンドル(20)及び運転席(21)を内設させるキャビン(17)が装設されたトラクタにおいて、キャビン(17)の側部に、前側支点(96)で開閉させる前ドア(97)と、後側支点(98)で開閉させる後ドア(99)とを設ける構造であって、
    後ドア(99)が当接可能な接合フレーム(102)を前ドア(97)に設け、前記接合フレーム(102)に前記後ドア(99)を当接させることによって、前ドア(97)と後ドア(99)とを閉姿勢で接合させ、前ドア(97)と後ドア(99)を観音開き構造に取付けて略面一に閉支持させるように構成し、
    前ドア(97)の接合フレーム(102)に後ドア(99)を閉姿勢にロックするためのロックレバー(103)が、後ドア(99)に配置され、ロックレバー(103)を係脱操作することによって、後ドア(99)を開けた後で前ドア(97)を開け、前ドア(97)を閉じた後で後ドア(99)を閉じるように構成する一方、
    ドアフレーム(95)に空気抜き開口(126)を設け、後ドア(99)とシャッタ(128)を連結アーム(130)によって連結させ、シャッタ(128)に支点越えバネ(131)を連結させ、後ドア(99)が閉のときにシャッタ(128)によって開口(126)が閉じられる一方、後ドア(99)が少し開くことによってバネ(131)によってシャッタ(128)が大きく開くように構成したことを特徴とするトラクタ。
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