JP4412342B2 - コンテンツ管理装置、画像表示装置、撮像装置、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

コンテンツ管理装置、画像表示装置、撮像装置、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ管理装置に関し、特に、複数のコンテンツを分類して管理するコンテンツ管理装置、画像表示装置、撮像装置、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来、デジタルスチルカメラで撮影された静止画やデジタルビデオカメラで撮影された動画等のコンテンツを整理するための検索技術や、閲覧するための表示技術が多数提案されている。
また、撮影画像とこの撮影画像が撮影された撮影位置または撮影時刻とを関連付けて格納しておき、撮影画像を検索する場合には、格納されている撮影位置または撮影時刻を用いて所望の撮影画像を検索する技術が知られている。
例えば、複数の撮影画像とこれらの撮影画像の撮影位置とを関連付けて格納しておき、複数の撮影画像のうちの1つの撮影画像の表示がユーザにより指示されると、指示された撮影画像に対応する撮影位置とユーザにより指示された位置である現在位置との距離に基づいて、指示された撮影画像を含む対象範囲を設定して、この対象範囲に含まれる撮影画像を表示する画像出力装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、この対象範囲は、撮影位置と現在位置との差が大きくなるに従って大きくなるように設定される。
特開2006−285964号公報(図4)
上述の従来技術では、撮影画像の位置情報とユーザの基準となる位置情報とに基づいて撮影画像が分類される。例えば、基準となる位置をユーザの自宅にした場合には、ユーザの自宅から近い場所で撮影された画像については、比較的小さい対象領域が設定され、ユーザの自宅から遠い場所で撮影された画像については、比較的大きい対象領域が設定される。このため、自宅近くの頻繁に訪れる場所等については、狭い地域毎に撮影画像が分類される。また、旅行で行くような遠くの場所等については、広い地域毎に撮影画像が分類される。
しかしながら、ユーザの自宅から遠い場所であっても頻繁に訪れる場所等があり、これらの場所については、比較的小さい狭い地域毎に撮影画像を分類したい場合がある。これに対して、上述の従来技術では、ユーザの基準となる位置情報から距離に基づいて撮影画像を分類するため、このようなユーザの多様な好みを分類に反映させることが困難である。
しかしながら、ユーザの好みに応じて適切に撮影画像等のコンテンツを分類することができれば、そのコンテンツをさらに楽しむことができると考えられる。
そこで、本発明は、ユーザの好みに応じて適切にコンテンツを分類することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、日時情報および位置情報が関連付けられた複数のコンテンツについて上記各コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される上記各コンテンツ間の位置関係に基づいて上記各コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成部と、上記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、上記各コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される上記各ノードに属するコンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって上記各コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、上記抽出されたノードに属するコンテンツを上記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定部とを具備するコンテンツ管理装置およびその処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、各コンテンツ間の位置関係に基づいて各コンテンツを二分木のリーフに対応させた二分木構造データを作成し、この作成された二分木構造データにおけるノードの中から、イベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、この抽出されたノードに属するコンテンツを、所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記所定の条件を設定する条件設定部をさらに具備することができる。これにより、所定の条件を設定するという作用をもたらす。この場合において、操作入力を受け付ける操作受付部をさらに具備し、上記条件設定部は、上記所定の条件を変更する旨の操作入力が上記操作受付部により受け付けられた場合には設定条件を変更し、上記決定部は、上記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から上記条件設定部により変更された条件を満たすノードを抽出し、上記抽出されたノードに属するコンテンツを上記条件設定部により変更された条件を満たすノード毎に1つのグループとして新たに決定することができる。これにより、所定の条件を変更する旨の操作入力が受け付けられた場合には、設定条件を変更し、作成された二分木構造データにおけるノードをその変更された条件に基づいて抽出するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記所定の条件は、上記イベント数の範囲に関する条件であり、上記決定部は、上記ノードに属するコンテンツのイベント数を上記ノード毎に算出し、当該算出されたイベント数が上記範囲内に含まれるノードを上記所定の条件を満たすノードとして抽出することができる。これにより、ノードに属するコンテンツのイベント数をノード毎に算出し、この算出されたイベント数が所定の範囲内に含まれるノードを抽出するという作用をもたらす。この場合において、上記イベント数の範囲の下限値および上限値のそれぞれを独立して設定する条件設定部をさらに具備することができる。これにより、イベント数の範囲の下限値および上限値のそれぞれを独立して設定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記決定されたグループに基づいて上記各コンテンツを分類して出力するコンテンツ出力部をさらに具備することができる。これにより、決定されたグループに基づいて、コンテンツを分類して出力するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記コンテンツは、画像コンテンツであり、上記決定されたグループに基づいて上記各画像コンテンツを分類して表示部に表示させる表示制御部をさらに具備することができる。これにより、決定されたグループに基づいて、画像コンテンツを分類して表示部に表示させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、日時情報および位置情報が関連付けられた複数の画像コンテンツについて上記各画像コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される上記各画像コンテンツ間の位置関係に基づいて上記各画像コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成部と、上記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、上記各画像コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される上記各ノードに属する画像コンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって上記各画像コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、上記抽出されたノードに属する画像コンテンツを上記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定部と、上記決定されたグループに基づいて上記各画像コンテンツを分類して表示部に表示させる表示制御部とを具備する画像表示装置およびその処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、各画像コンテンツ間の位置関係に基づいて各画像コンテンツを二分木のリーフに対応させた二分木構造データを作成し、この作成された二分木構造データにおけるノードの中から、イベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、この抽出されたノードに属する画像コンテンツを、所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定し、決定されたグループに基づいて各画像コンテンツを分類して表示部に表示させるという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面は、被写体の画像を撮像する撮像部と、上記撮像された画像に対応する画像コンテンツをその撮影日時を示す日時情報およびその撮影位置を示す位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、上記各画像コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される上記各画像コンテンツ間の位置関係に基づいて上記各画像コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成部と、上記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、上記各画像コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される上記各ノードに属する画像コンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって上記各画像コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、上記抽出されたノードに属する画像コンテンツを上記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定部と、上記決定されたグループに基づいて上記各画像コンテンツを分類して表示部に表示させる表示制御部とを具備する撮像装置およびその処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、各画像コンテンツ間の位置関係に基づいて各画像コンテンツを二分木のリーフに対応させた二分木構造データを作成し、この作成された二分木構造データにおけるノードの中から、イベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、この抽出されたノードに属する画像コンテンツを、所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定し、決定されたグループに基づいて各画像コンテンツを分類して表示部に表示させるという作用をもたらす。
本発明によれば、ユーザの好みに応じて適切にコンテンツを分類することができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における撮像装置100の外観を示す図である。図1(a)は撮像装置100の正面図であり、図1(b)は撮像装置100の背面図である。ここでは、撮像装置100の一例としてデジタルスチルカメラを想定した外観の概略構成を示す。
撮像装置100は、カメラレンズ111と、シャッターボタン112と、GPS受信アンテナ113と、表示部120と、操作受付部130とを備える。
カメラレンズ111は、被写体を撮影する場合に用いられるレンズである。
シャッターボタン112は、被写体を撮影する場合に押下されるシャッターボタンである。
GPS受信アンテナ113は、GPS(Global Positioning System)信号を受信するアンテナであり、受信したGPS信号を図2に示すGPS信号処理装置142に出力する。
表示部120は、撮影中のモニタリング画像や撮影済の画像等を表示する表示部である。また、表示部120には、グループ化条件設定バー121および122が表示される。グループ化条件設定バー121および122は、撮影画像を分類する場合におけるクラスタの条件を設定するためのバーである。なお、グループ化条件設定バー121および122を用いて行う条件設定については、図13乃至図17を参照して詳細に説明する。表示部120として、例えば、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)を用いることができる。
操作受付部130は、各種操作ボタンを備え、これらのボタン等から操作入力を受け付けると、受け付けた操作入力の内容を図2に示す中央演算装置143に出力するものである。操作受付部130は、例えば、十字ボタン131やボタン132および133を備える。
十字ボタン131は、表示部120に表示されている各画像等について上下左右に移動等する場合に押下されるボタンである。例えば、表示部120に表示されているグループ化条件設定バー121および122を上下に移動させる場合に、十字ボタン131の上部分または下部分が押下される。ボタン132および133は、各種機能が割り振られているボタンである。なお、操作受付部130の少なくとも一部と表示部120とをタッチパネルとして一体化して構成するようにしてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における撮像装置100のハードウェア構成例を示す概略構成図である。
撮像装置100は、GPS受信アンテナ113と、表示部120と、操作受付部130と、カメラ制御装置141と、GPS信号処理装置142と、中央演算装置143と、記憶装置144と、バッテリ145とを備える。なお、GPS受信アンテナ113、表示部120および操作受付部130は、図1で示したものと同様である。
カメラ制御装置141は、カメラレンズ111等の光学系および撮像素子を具備する撮像部を備え、この撮像部に撮影を行わせる制御を実行するものである。また、このカメラ制御装置141は、カメラレンズ111から入力された被写体に対応する映像を結像し、結像された映像に対応する映像情報をデジタルデータに変換し、変換されたデジタルデータを中央演算装置143に出力する。
GPS信号処理装置142は、GPS受信アンテナ113で受信されたGPS信号に基づいて現在の位置情報を算出するものであり、算出された位置情報を中央演算装置143に出力する。なお、この算出された位置情報には、緯度、経度、高度等の各種メタデータが含まれている。
中央演算装置143は、メモリ(図示せず)に記憶されている各種プログラムに基づいて、所定の演算処理を実行するとともに、撮像装置100の各部を制御する演算装置である。また、この中央演算装置143は、記憶装置144から読み出された各種情報や操作受付部130から入力された操作内容等に基づいて所定の演算処理を実行する。また、この中央演算装置143は、カメラ制御装置141から出力されたデジタルデータに対して各種の信号処理を施し、信号処理が施された画像データである画像コンテンツを記憶装置144および表示部120に出力する。
記憶装置144は、撮影画像である画像コンテンツ等を記憶する記憶装置であり、記憶されている各種情報を中央演算装置143に出力するものである。また、記憶装置144には、図3に示す撮影画像データベース230、二分木データベース270およびクラスタデータベース280が格納されている。
バッテリ145は、撮像装置100の各部に電源を供給するバッテリである。
図3は、本発明の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、GPS受信アンテナ113と、表示部120と、操作受付部130と、カメラ部211と、キャプチャ部212と、GPS信号処理部220と、撮影画像データベース230と、位置情報取得部240と、演算部250と、条件設定部260と、二分木データベース270と、クラスタデータベース280と、表示制御部290とを備える。なお、GPS受信アンテナ113、表示部120および操作受付部130は、図1で示したものと同様であり、GPS信号処理部220は、図2に示したGPS信号処理装置142に対応する。
カメラ部211は、被写体に対応する映像を結像するものであり、結像された映像に対応する映像情報をキャプチャ部212に出力する。
キャプチャ部212は、カメラ部211から出力された映像情報をデジタルデータに変換するものであり、変換されたデジタルデータを撮影画像データベース230に出力する。
撮影画像データベース230は、キャプチャ部212により変換されたデジタルデータに対応する画像コンテンツを記録するデータベースである。なお、撮影画像データベース230に記録される画像コンテンツにはExif(Exchangeable Image File Format)タグが格納され、このExifタグには、撮影位置情報や撮影時刻等の各種メタデータが記録される。また、GPS信号処理部220により算出された位置情報に含まれる各種メタデータのうちで、緯度と経度と高度とが撮影画像データベース230に記録されている各画像コンテンツのExifタグに記録される。
位置情報取得部240は、撮影画像データベース230に記録されている各画像コンテンツのExifタグから撮影位置情報を取得し、取得された撮影位置情報を演算部250に出力するものである。なお、この撮影位置情報の取得は、撮影後または閲覧時においてクラスタリング処理が実行される場合等に必要に応じて行われる。
演算部250は、クラスタリング部251および階層決定部252を備える。
クラスタリング部251は、撮影画像データベース230に記憶されている画像コンテンツをクラスタリングと呼ばれる手法を用いて分類するものである。このクラスタリングにおいて、本発明の実施の形態では、各画像コンテンツをリーフ(葉)とする二分木構造のデータが用いられる。この二分木構造データにおけるノード(節)は、クラスタに該当する。クラスタリング部251は、位置情報取得部240から受け取った撮影位置情報に基づいて、二分木構造データにおける各クラスタが階層構造になるようにクラスタリングを行う。この二分木構造データは二分木データベース270に保持される。なお、階層クラスタリング処理および二分木構造データ作成については、図4乃至図10等を参照して詳細に説明する。
階層決定部252は、二分木データベース270に記憶されている二分木構造データにおけるノードの中から、条件設定部260により設定されるグループ化条件を満たすノードを抽出して、この抽出されたノードに属するリーフに対応する画像コンテンツを1つのグループとして決定するものである。すなわち、階層決定部252は、二分木データベース270に記憶されている二分木構造データにおけるノードに対応するクラスタにおけるコンテンツの密度をノード毎に算出し、算出されたクラスタの密度がグループ化条件を満たすノードを抽出する。また、階層決定部252は、撮影画像データベース230に記録されている画像コンテンツのExifタグから撮影時刻情報を取得し、取得された撮影時刻情報に基づいて、二分木データベース270に記憶されている二分木構造データにおけるノードに対応するクラスタにおけるイベント数をノード毎に算出し、算出されたイベント数がグループ化条件を満たすノードを抽出する。ここで、イベントとは、画像コンテンツの有する時間に基づくまとまりを意味する。このように、階層決定部252は、クラスタリングにより作成されたクラスタの中からグループ化条件を満たすクラスタを決定することによって、複数のクラスタの中から所望のクラスタが適切なグループとして決定される。なお、これらの決定方法については、図13乃至図17等を参照して詳細に説明する。
条件設定部260は、グループ化条件に関する操作入力が操作受付部130から受け付けられた場合には、この操作入力に対応するグループ化条件を保存するとともに、このグループ化条件を階層決定部252に出力する。このグループ化条件に関する操作入力は、例えば、表示部120に表示されているグループ化条件設定バー121および122を操作受付部130からの操作により上下に移動させることによって入力することができる。また、条件設定部260は、ユーザの操作や過去のグループ化の履歴等を保存しておき、これらの履歴等に基づいてグループ化条件を設定し、設定されたグループ化条件を階層決定部252に出力するようにしてもよい。
クラスタデータベース280は、階層決定部252により決定された二分木構造データにおける各ノードの階層に対応するクラスタ毎のクラスタデータを保存するデータベースである。なお、クラスタデータの詳細については、図12を参照して詳細に説明する。
表示制御部290は、クラスタの閲覧を指示する旨の操作入力が操作受付部130から受け付けられた場合には、クラスタデータベース280からクラスタデータを読み出すとともに撮影画像データベース230から画像コンテンツを読み出し、読み出されたクラスタデータに基づいて各画像コンテンツをグループ化して閲覧ビューを構成し、閲覧ビューを表示部120に表示させるものである。なお、閲覧ビューの表示例については、図18および図19に示す。
次に、複数のコンテンツをクラスタリング(階層クラスタリング)するクラスタリング方法について図面を参照して詳細に説明する。
クラスタリングとは、データの集合に対して、距離が近い複数のデータをまとめてグループ化(分類)することである。なお、本発明の実施の形態では、データとしてフォトコンテンツ(写真画像コンテンツ)を用いる。また、画像コンテンツ間の距離とは、画像コンテンツに対応する2点の撮影位置間の距離を示す。また、クラスタとは、クラスタリングによってコンテンツがまとまる単位である。このクラスタの結合または分離等の操作を経て、最終的にグループ化されたコンテンツを扱うことが可能になる。なお、本発明の実施の形態では、このグループ化は、以下で示すように、二分木構造データを用いて行う。
図4は、1または複数のコンテンツが属するクラスタの概略を示す図である。図4(a)は、クラスタ331に1つのコンテンツが属する場合を示す図であり、図4(b)は、クラスタ334に2つのコンテンツが属する場合を示す図であり、図4(c)は、クラスタ340に少なくとも4以上のコンテンツが属する場合を示す図である。なお、図4(b)に示すクラスタ334は、1つのコンテンツのみを有するクラスタ332および333により作成されているクラスタであり、図4(c)に示すクラスタ340は、少なくとも2以上のコンテンツを有するクラスタ336および337により作成されているクラスタである。また、ここでは、2次元に配置されるコンテンツをクラスタリングする場合について説明する。
複数のコンテンツがクラスタリングされた後に作成される各クラスタは、円形状の領域であり、その円の中心位置(中心点)および半径を属性値として有する。このように、中心点および半径により定まる円形状のクラスタ領域に、当該クラスタに属するコンテンツが含まれる。
例えば、図4(a)に示すように、クラスタ331に1つのコンテンツのみが属する場合において、クラスタ331の中心位置は、クラスタ331に属するコンテンツの位置である。また、クラスタ331の半径は0(r=0)である。
また、例えば、図4(b)に示すように、クラスタ334に2つのコンテンツ(クラスタ332および333)が属する場合において、クラスタ334の中心位置335は、2つのコンテンツの位置を結ぶ直線上の真中の位置である。また、クラスタ334の半径は、2つのコンテンツの位置を結ぶ直線の半分である。例えば、2つのコンテンツに対応するクラスタ332および333を結ぶ直線の距離がA1の場合には、半径はA1/2(r=A1/2)である。なお、クラスタリングする場合において、1つのコンテンツのみが属するクラスタ間の距離を算出する場合には、各コンテンツ間の距離を算出する。例えば、クラスタ332および333の距離を算出する場合には、クラスタ332に属するコンテンツの位置と、クラスタ333に属するコンテンツの位置との距離を算出する。
さらに、例えば、図4(c)に示すように、クラスタ340に少なくとも4以上のコンテンツが属する場合において、クラスタ340の中心位置341は、クラスタ336の中心位置338およびクラスタ337の中心位置339を結ぶ直線上であって、クラスタ340の円とクラスタ336の円とが接する位置342と、クラスタ340の円とクラスタ337の円とが接する位置343とを結ぶ直線の真中の位置である。また、クラスタ340の半径は、位置342と位置343とを結ぶ直線の半分である。なお、クラスタリングする場合において、複数のコンテンツが属するクラスタ間の距離を算出する場合には、各クラスタの円の外周間の最短距離を算出する。例えば、クラスタ336および337間の距離は、位置342と位置343とを結ぶ直線上に存在するクラスタ336の円上の位置344とクラスタ337の円上の位置345との距離dである。この場合に、クラスタ336の半径をA2とし、クラスタ337の半径をA3とし、クラスタ340の半径をA4とした場合には、クラスタ336および337の距離dは、2(A4−A2−A3)である。なお、これらのクラスタ間の距離の計算方法やクラスタリング方法については、図22乃至図43を参照して詳細に説明する。
図5乃至図9は、位置情報に基づいて平面上に配置されているコンテンツ351乃至355がクラスタリングされる場合における遷移を概念的に示す図である。
図5に示すように、撮影画像データベース230に記憶されているコンテンツ351乃至355が、その位置情報に基づいて平面上に配置される。なお、これらのコンテンツの配置は、仮想的なものである。
そして、各コンテンツ間の距離が計算される。この計算結果に基づいて、図6に示すように、コンテンツ間の距離が最も短いコンテンツ351および352によりクラスタ361が作成される。
続いて、コンテンツ353乃至355およびクラスタ361の間の距離が計算される。この計算結果に基づいて、図7に示すように、コンテンツまたはクラスタ間の距離が最も短いコンテンツ353および354によりクラスタ362が作成される。
続いて、コンテンツ355、クラスタ361、クラスタ362の間の距離が計算される。この計算結果に基づいて、図8に示すように、コンテンツまたはクラスタ間の距離が最も短いクラスタ361およびコンテンツ355によりクラスタ363が作成される。
続いて、図9に示すように、最後に残っているクラスタ362およびクラスタ363によりクラスタ364が作成される。このように、コンテンツ351乃至355の5つのデータが順次クラスタリングされ、クラスタ361乃至364が作成される。また、このように作成されたクラスタ361乃至364に基づいて、二分木構造データが作成される。さらに、作成されたクラスタ361乃至364に関する二分木構造データが、二分木データベース270に格納される。
図10は、クラスタ361乃至364に基づいて作成される二分木構造データを示す二分木構造のクラスタリング樹形図を概念的に示す図である。
図5乃至図9に示すように、コンテンツ351乃至355がクラスタリングされ、クラスタ361乃至364が作成された場合には、作成されたクラスタ361乃至364に基づいて、図10に示す二分木に対応する二分木構造データが作成される。なお、この二分木においては、コンテンツとリーフとが対応し、クラスタとノードとが対応する。図10に示すクラスタリング樹形図においては、コンテンツ351乃至355に対応するリーフにはコンテンツと同一の番号を付し、クラスタ361乃至364に対応するノードにはクラスタと同一の番号を付す。なお、各コンテンツ351乃至355は、それぞれ単独でクラスタを構成するが、これらのクラスタ番号についてはここでは特に図示しない。
図11は、コンテンツ701乃至715に基づいて作成される二分木構造データを示す二分木構造のクラスタリング樹形図を概念的に示す図である。図11に示す二分木は、コンテンツ701乃至715がクラスタリングされ、クラスタ721乃至734が作成された場合に作成される二分木構造データに対応する二分木の一例である。なお、図10と同様に、図11に示すクラスタリング樹形図において、コンテンツ701乃至715に対応するリーフにはコンテンツと同一の番号を付し、クラスタ721乃至734に対応するノードにはクラスタと同一の番号を付す。また、各コンテンツ701乃至715が単独で構成するクラスタの番号については、ここでは図示しない。
図12は、クラスタリングにより作成された各クラスタに関するクラスタデータの一例を示す図である。
クラスタデータ500は、作成されたクラスタに関する固有の情報であり、クラスタID、クラスタ中心位置、クラスタ半径、コンテンツ数、コンテンツリスト、子クラスタリストが記録されている。なお、各コンテンツには、コンテンツの識別子であるコンテンツのIDが付与されている。
クラスタIDは、クラスタデータ500に対応するクラスタの識別子であり、例えば、4桁の整数値が記録される。クラスタ中心位置は、クラスタデータ500に対応するクラスタの中心位置を示すデータであり、例えば、クラスタの中心位置に対応する緯度および経度が記録される。クラスタ半径は、クラスタデータ500に対応するクラスタの半径を示すデータであり、例えば、単位をメートル(m)とする値が記録される。コンテンツ数は、クラスタデータ500に対応するクラスタのクラスタ領域に含まれるコンテンツの数を示すデータである。コンテンツデータリストは、クラスタデータ500に対応するクラスタのクラスタ領域に含まれるコンテンツのID(整数値)を示すデータであり、例えば、コンテンツのIDとして整数値のリストが記録される。
子クラスタリストは、クラスタデータ500に対応するクラスタのクラスタ領域に含まれるクラスタ(子クラスタ)のクラスタIDを示すデータである。すなわち、クラスタの下位の階層に存在する1または複数のクラスタのIDが全て記録される。
クラスタデータとしては、ここで示したデータ以外にも、コンテンツやアプリケーションによって、クラスタに属するコンテンツ自身のメタデータやその統計情報等を含ませるようにしてもよい。これらのクラスタデータが二分木構造データに関するデータとして、二分木データベース270に格納される。また、各コンテンツには、コンテンツIDとこのコンテンツが属するクラスタIDとがメタデータとして付加される。なお、クラスタIDをコンテンツのメタデータとして付加する場合には、Exif等のファイル領域を利用してコンテンツ自身に埋め込む方法が適しているものの、コンテンツのメタデータのみを別に管理するようにしてもよい。
なお、これらのクラスタデータのうちで、階層決定部252により決定されたクラスタに関するクラスタデータは、クラスタデータベース280に保存される。なお、階層決定部252により決定されるクラスタについては、図13乃至図17を参照して詳細に説明する。
次に、作成された複数のクラスタから所定の条件を満たすクラスタを決定する方法について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態では、クラスタリング処理により作成された各クラスタを、さらに所定の条件に基づいてグループ化する。これにより、ユーザの好みに応じた適切なコンテンツのグループを表示させることができる。例えば、以下に示す式1を用いて、二分木データベース270に格納されている二分木構造データにおける各ノードに対応するクラスタのクラスタ密度を求める。
=n/S ……(式1)
ここで、Dは、クラスタCの密度を示し、nは、クラスタCに含まれるコンテンツの数を示し、Sは、クラスタCの面積を示す。なお、クラスタの面積Sは、クラスタの有する半径に基づいて算出される。例えば、図11に示す二分木においては、各ノードに対応するクラスタ721乃至734のそれぞれのクラスタ密度が求められる。
そして、求めた各クラスタ密度のうちで、以下に示すグループ化の条件式の一例である式2を満たすクラスタ密度に対応するクラスタを二分木データベース270から抽出して、抽出されたクラスタをグループとして決定して、このグループをクラスタデータベース280に格納する。この場合に、二分木データベース270に格納されている二分木構造データにおいて、下位の階層のノードから式2を満たすか否かを順次判断する。そして、各ノードのうちで式2を満たすノードが抽出される。
≦D<D ……(式2)
ここで、DおよびDは、パラメータ定数であり、グループとして決定されるクラスタの密度の下限値および上限値である。例えば、パラメータ定数DおよびDの値が比較的小さい値に設定された場合には、クラスタ密度Dの比較的小さいクラスタが抽出される。一方、パラメータ定数DおよびDの値が比較的大きい値に設定された場合には、クラスタ密度Dの比較的大きいクラスタが抽出される。また、パラメータ定数DおよびDの差の値が小さくなるように設定された場合には、クラスタ密度の値が比較的近いクラスタのみが抽出されるため、抽出されるクラスタの数が比較的少なくなる。一方、パラメータ定数DおよびDの差の値が大きくなるように設定された場合には、クラスタ密度の値が比較的離れているクラスタも抽出されるため、抽出されるクラスタの数が比較的多くなる。
例えば、図11に示す二分木においては、最も下位の階層のノードに対応するクラスタ721、724、726、729、730、731のそれぞれについて、求められたクラスタ密度が式2を満たすか否かが順次判断される。そして、クラスタ密度が式2を満たすクラスタが抽出される。この場合に、クラスタ721、724、726、729、730、731の中で、クラスタ密度が式2を満たさないクラスタが存在する場合には、このクラスタの上位の階層のノードに対応するクラスタに移動して、この移動後のクラスタのクラスタ密度が式2を満たすか否かが判断される。例えば、クラスタ721、724、726、729、730、731の中で、クラスタ726のクラスタ密度が式2を満たさず、他のクラスタのクラスタ密度は式2を満たす場合には、クラスタ721、724、729、730、731が抽出されるものの、クラスタ726は抽出されない。この場合には、クラスタ726の上位の階層のノードに対応するクラスタ727のクラスタ密度が式2を満たすか否かが判断される。そして、これを満たす場合には、クラスタ721、724、729、730、731とともに、クラスタ727が抽出される。一方、満たさない場合には、クラスタ727の上位の階層のノードに対応するクラスタ728のクラスタ密度が式2を満たすか否かが判断される。このように、クラスタ密度が式2を満たすクラスタについては順次抽出され、クラスタ密度が式2を満たさないクラスタについては、このクラスタの上位の階層のクラスタに移動して移動後のクラスタについてクラスタ密度が式2を満たす否かが順次判断される。
このように、クラスタの密度Dがパラメータ定数DおよびDの範囲内に入るクラスタを抽出し、抽出されたクラスタがグループとして出力される。なお、パラメータ定数DおよびDについては、予め設定しておくようにしてもよい。また、パラメータ定数Dについては、表示部120に表示されているグループ化条件設定バー121を移動させ、パラメータ定数Dについては、グループ化条件設定バー122を移動させることによって、各パラメータ定数の値を変更し、ユーザが適宜設定するようにしてもよい。また、パラメータ定数DおよびDの何れか1つを設定するようにしてもよい。
図13および図14は、上記式2のグループ化の条件式を用いて求められたグループに対応するクラスタと、このクラスタに属するコンテンツとの関係を示す図である。なお、図13および図14に示す丸は、1つのコンテンツを示し、図14に示す二重丸は、同一の位置に複数のコンテンツが存在することを示す。
例えば、図13に示すように、コンテンツ371乃至375がまばらに分布している地域では、大きなクラスタとしてグループ化される。また、パラメータ定数DおよびDの値として比較的小さい値が設定される場合には、クラスタの密度Dが比較的小さいクラスタに対応するグループが出力される。このため、例えば、図13に示すように、まばらに分布しているコンテンツ371乃至375が属する大きなクラスタがグループ化される。
一方、図14に示すように、同一の地点に複数のコンテンツが重複している場合や狭い地域に複数のコンテンツが密集している場合には、小さなクラスタとしてグループ化される。また、パラメータ定数DおよびDの値として比較的大きい値が設定される場合には、クラスタの密度Dが比較的小さいクラスタに対応するグループが出力される。このため、例えば、図14に示すように、狭い地域に集中している複数のコンテンツが属する小さなクラスタ381乃至385がグループ化される。
以上では、クラスタリング処理により作成された各クラスタをグループ化するための条件として、クラスタ密度に基づいてグループ化する例について説明した。続いて、クラスタ密度以外のグループ化条件を用いて各クラスタをグループ化する例について説明する。ここでは、グループ化条件として、コンテンツの時間的な情報に基づいてグループ化する例について説明する。
例えば、以下に示すグループ化の条件式の一例である式3を満たすイベント数を含むクラスタを二分木データベース270から抽出して、抽出されたクラスタをグループとして決定して、このグループをクラスタデータベース280に格納する。
≦N<N ……(式3)
ここで、Nは、クラスタCに含まれるイベント数を示し、NおよびNは、パラメータ定数である。なお、イベント数とは、時間的なまとまりを示す値であり、1つのクラスタに含まれるコンテンツのイベント数である。すなわち、1つのクラスタに含まれる画像コンテンツの中で、撮影された日が異なるものが多い場合には、イベント数が大きい値になり、そのクラスタはイベント数が大きいクラスタとなる。一方、1つのクラスタに多数の画像コンテンツが含まれている場合であっても、これらの画像コンテンツの撮影された日が同じ場合には、イベント数の値は1であり、そのクラスタはイベント数が小さいクラスタとなる。なお、イベント数は、クラスタデータに含まれるコンテンツリストのコンテンツIDに対応するコンテンツの撮影時刻等に基づいて求めることができる。
また、例えば、パラメータ定数NおよびNの値が比較的小さい値に設定された場合には、イベント数の比較的少ないクラスタが抽出される。一方、パラメータ定数NおよびNの値が比較的大きい値に設定された場合には、イベント数の比較的大きいクラスタが抽出される。また、パラメータ定数NおよびNの差の値が小さくなるように設定された場合には、イベント数が比較的近いクラスタのみが抽出されるため、抽出されるクラスタの数が比較的少なくなる。一方、パラメータ定数NおよびNの差の値が大きくなるように設定された場合には、イベント数が比較的離れているクラスタも抽出されるため、抽出されるクラスタの数が比較的多くなる。なお、二分木構造データからクラスタを抽出する方法については、式2を用いて抽出する方法と同様である。
このように、クラスタに含まれるイベント数Nがパラメータ定数NおよびNの範囲内に入るクラスタを抽出し、抽出されたクラスタがグループとして出力される。なお、パラメータ定数NおよびNについては、予め設定しておくようにしてもよい。また、パラメータ定数Nについては、表示部120に表示されているグループ化条件設定バー121を移動させ、パラメータ定数Nについては、グループ化条件設定バー122を移動させることによって、各パラメータ定数の値を変更し、ユーザが適宜設定するようにしてもよい。また、パラメータ定数NおよびNの何れか1つを設定するようにしてもよい。
図15および図16は、上記式3のグループ化の条件式を用いて求められたグループに対応するクラスタと、このクラスタに属するコンテンツとの関係を示す図である。なお、図15および図16に示す丸は、10月18日に撮影された画像(10月18日のイベント写真)であり、図15および図16に示す四角は、12月5日に撮影された画像(12月5日のイベント写真)であることを示す。また、同様に、図16(a)に示すひし形等は、図16(b)に示す各イベントの日付に対応する日に撮影された画像であることを示す。
例えば、図15に示すように、比較的多くのクラスタが分布している地域であっても、クラスタ386に含まれるコンテンツのイベント数が少ない(10月18日および12月5日のみ)場合には、大きなクラスタとしてグループ化される。また、パラメータ定数NおよびNの値として比較的大きい値が設定される場合には、イベント数Nが比較的大きいクラスタに対応するグループが出力される。
一方、図16に示すように、同一の地点に複数のコンテンツが重複している場合や狭い地域に複数のコンテンツが存在する場合であって、これらのコンテンツのイベントの日付が異なるものが多い場合には、小さなクラスタとしてグループ化される。また、パラメータ定数NおよびNの値として比較的小さい値が設定される場合には、イベント数Nが比較的小さいクラスタに対応するグループが出力される。
図17は、グループ化されたクラスタと、クラスタサイズ、コンテンツの密度、および、イベント数との概略関係を示す図である。図17では、画像コンテンツが撮影された場所に関する名称や略称を、この場所に対応して作成されたクラスタ391乃至398内に示す。なお、図17に示すクラスタ391乃至398の形状および大きさについては、説明のために実際のものとは異なる。
例えば、ユーザが頻繁に訪れる場所を「自宅」、「学校」、「駅」、「近所の公園」とし、旅行等で数回訪れた場所を「函館」、「札幌」とし、旅行等で1回だけ訪れた場所を「アメリカ」、「メキシコ」とする。この場合において、ユーザが訪れる頻度が高く、狭い地域内で撮影される画像コンテンツが多く、撮影日時の数が多い「自宅」等の場所に対応するクラスタついては、比較的小さいクラスタがグループとして出力される。
一方、ユーザが訪れる頻度が低く、広い地域内で画像コンテンツが撮影され、撮影日時の数が少ない「アメリカ」等の場所に対応するクラスタついては、比較的大きいクラスタがグループとして出力される。また、旅行等で数回訪れた「函館」等については、これらの中間程度のクラスタがグループとして出力される。
一般的には、ユーザが頻繁に訪れる場所と、旅行等で1回だけ訪れた場所とでは、ユーザにとって適切なグループの範囲が異なることが多い。例えば、自宅内や近所の公園で撮影された子供の多数の写真については、自宅と公園との距離が1kmも離れていない場合でも、自宅で撮影された写真と公園で撮影された写真とを分けて鑑賞したい場合が多い。一方、1度だけ行ったハワイ旅行については、ワイキキビーチで撮影された写真とホノルルのホテルで撮影された写真とが分かれている必要はなく、これらを一緒に観賞したい場合が多い。このような場合に、本発明の実施の形態によれば、ユーザによって撮影された画像をユーザにとって適切なグループに容易に分類することができる。これにより、ユーザの好みに応じた適切なコンテンツのグループを表示することができる。
図18および図19は、グループ化された画像コンテンツを表示する場合における表示例を示す図である。上述したように、二分木構造データからグループとして出力されたクラスタがクラスタデータベース280に保存される。そして、クラスタデータベース280に保存されるクラスタに対応するクラスタデータに基づいて、撮影画像データベース230に記録されている画像コンテンツが分類されて表示される。すなわち、クラスタデータベース280に保存されるクラスタに属する画像コンテンツが、クラスタ毎に表示される。例えば、図18には、クラスタデータベース280に保存されるクラスタに属する画像コンテンツを地図上の左上部分、左下部分、右上部分、右下部分に、クラスタ毎に分類して表示する例を示す。なお、図18(a)は、1つのクラスタに属する複数の画像コンテンツを重複して表示する例を示し、図18(b)は、1つのクラスタに属する複数の画像コンテンツのうちの1つの画像コンテンツのみを表示させ、この画像コンテンツの右上部分にフォルダアイコンを付加して表示する例を示す。パラメータ定数を調整することにより、図18(b)に示すように、グループ化された複数の画像コンテンツの重複を避けて表示するとともに、所定部分にフォルダアイコンを付加することによって、ユーザが観賞し易いユーザインタフェースを提供することができる。
また、図19には、クラスタデータベース280に保存されるクラスタに属する画像コンテンツを地図上の真中部分と下部分に、クラスタ毎に分類して一列に表示する例を示す。この例では、場所を基準として各画像コンテンツがクラスタに分類されており、ユーザによって選択されたクラスタの列が真中部分に表示されている。また、このクラスタ列において、ユーザによって選択された画像が中央に表示されている。
図18または図19に示すように、画像コンテンツが分類されて表示がされている場合において、操作受付部130からの操作入力によりグループ化条件のパラメータ定数が変更された場合には、変更後のパラメータ定数によって出力されたクラスタに基づいて画像コンテンツが分類される。このため、操作受付部130からの操作入力によるパラメータ定数の変更によって表示が変化する。このように、パラメータ定数を変更することによって、適切な範囲の画像コンテンツをユーザに容易に提供することができる。
次に、上述したクラスタリング方法およびクラスタデータ作成方法の動作について図面を参照して説明する。
図20は、撮像装置100によるクラスタデータ作成処理の処理手順を示すフローチャートである。図20では、写真画像を撮影してからクラスタデータをクラスタデータベースに格納するまでの動作を示す。なお、クラスタリング方法としては、多数のクラスタリング方法が存在するものの、ここでは、一般的なクラスタリングアルゴリズムである階層クラスタリングを用いた場合における動作について説明する。また、ここでは、クラスタ密度に基づいて各クラスタのグループ化を実行する場合について説明する。
最初に、撮影された画像データに対応するデジタルデータがキャプチャ部212によりデジタルデータに変換され、変換されたデジタルデータが撮影画像データベース230に出力される(ステップS901)。続いて、GPS信号処理部220により位置情報が取得され(ステップS902)、撮影画像に対応するデジタルデータである画像コンテンツが撮影画像データベース230に記録される(ステップS903)。この場合に、コンテンツのExifタグには、GPS信号処理部220により算出された位置情報や撮影時刻等の各種メタデータが記録される。
続いて、撮影画像データベース230に記録されている各コンテンツについての階層クラスタリング処理が実行される(ステップS910)。この階層クラスタリング処理については、図21を参照して詳細に説明する。
階層クラスタリング処理により作成されたクラスタについてコンテンツ密度が算出される(ステップS904)。すなわち、二分木データベース270に格納されている二分木構造データにおける各ノードに対応する各クラスタについてコンテンツ密度が算出される。
続いて、算出されたコンテンツ密度に基づいて、二分木データベース270に格納されている二分木構造データにおける最も下位の階層のノードに対応するクラスタのクラスタ密度がパラメータ定数により定まる範囲内に含まれるか否かが判断される(ステップS905)。判断の対象となるクラスタのクラスタ密度がパラメータ定数により定まる範囲内に含まれていない場合には(ステップS905)、そのクラスタに対応するノードがルートノードであるか否かが判断される(ステップS907)。そのノードがルートノードである場合には(ステップS907)、決定されたノードに対応するクラスタが抽出され、このクラスタに対応するクラスタデータがクラスタデータベース280に出力されて記録され(ステップS909)、クラスタデータ作成処理手順の動作を終了する。
そのクラスタに対応するノードがルートノードでない場合には(ステップS907)、そのクラスタに対応するノード以外の他のノードに移動して(ステップS908)、移動後のクラスタのコンテンツ密度が算出され(ステップS904)、クラスタ密度がパラメータ定数により定まる範囲内に含まれるか否かが判断される(ステップS905)。なお、他のノードに移動する場合には、下位の階層のノードから上位の階層に順次移動する。
判断の対象となるクラスタのクラスタ密度がパラメータ定数により定まる範囲内に含まれる場合には(ステップS905)、そのクラスタに対応するノードがグループ化条件を満たすノードであると決定される(ステップS906)。続いて、決定されたノードがルートノードであるか否かが判断される(ステップS907)。
このように、二分木構造データにおけるノード決定処理を繰り返す(ステップS904乃至ステップS908)。すなわち、クラスタ密度がパラメータ定数より定まる範囲内に含まれるか否かが二分木構造データにおける下位の階層のノードから順次判断される。
図21は、撮像装置100によるクラスタデータ作成の処理手順のうちの階層クラスタリング処理手順(図20に示すステップS910の処理手順)を示すフローチャートである。なお、ステップS913で示す各クラスタ間の距離計算については、各種の計算方法が存在する。例えば、重心法(Centroid)、最短距離法、最長距離法、群間平均距離法、Ward法等が広く知られている。ここでは、図4で示した計算方法を用いて説明するが、コンテンツに応じて、他の計算方法を用いるようにしてよい。
最初に、撮影画像データベース230からコンテンツが取得される(ステップS911)。続いて、取得されたコンテンツのExifタグに記録されている撮影位置情報が取得され(ステップS912)、取得された撮影位置情報に基づいて、各コンテンツ間の距離が計算される(ステップS913)。続いて、計算して求められた各コンテンツ間の距離に基づいて、クラスタが作成される。そして、各クラスタ間および各コンテンツ間の距離が順次計算され、これらの計算結果に基づいて、二分木構造データが作成される(ステップS914)。例えば、図10に示す二分木に対応する二分木構造データが作成される。
続いて、クラスタリングされていないコンテンツが存在するか否かが判断され(ステップS915)、クラスタリングされていないコンテンツが存在する場合には、ステップS911に進み、二分木作成処理を繰り返す(ステップS911乃至S915)。なお、二分木構造データが作成された後に、クラスタリングされていないコンテンツが存在する場合について、ステップS911乃至S915に示す二分木作成処理以外の作成方法を、図25乃至図28を参照して詳細に説明する。
クラスタリングされていないコンテンツが存在しない場合には(ステップS915)、作成された二分木構造データが二分木データベース270に格納され(ステップS916)、階層クラスタリング処理手順の動作を終了する。
次に、階層クラスタリング方法について図面を参照して詳細に説明する。
ここで示す階層クラスタリング方法の基本的な流れは、最短距離法等の従来の凝集型階層的クラスタリングと同様に、最初は、全ての入力データをそれぞれ別々のクラスタに属するようにする。すなわち、1つのクラスタに1つの要素が含まれるようにする。そして、最も距離の小さい2つのクラスタを順次併合していき、最終的には、各入力データを1つのクラスタに併合する。
なお、本発明の実施の形態における階層的クラスタリング方法と、従来の階層的クラスタリング方法との主な違いは、それぞれのクラスタの代表値と、各クラスタ間の距離の計算方法である。
ここで、全入力データ数をnとした場合、最初に、1つのクラスタに各入力データが1つの要素として属するようにクラスタが設定され、全体でn個のクラスタが作成される。なお、各クラスタは、属性値として、中心点Cおよび半径rを有し、中心点Cの初期値はデータの座標値であり、半径rの初期値は0である。
そして、クラスタに属する全要素について、クラスタ中心Cから各要素までの距離が、半径r以下になるように、クラスタ中心Cと半径rとが決定される。すなわち、中心点Cおよび半径rで定まる球の内部に、クラスタに属する全要素が含まれることとなる。
クラスタ間の距離を、以下のように定める。
クラスタiおよびクラスタjを併合してクラスタkが作成される場合において、クラスタiおよびクラスタjの間の距離d(i,j)は、以下の式4および式5で求めることができる。
d(i,j)=r(k)−r(i)−r(j) (r(k)≧r(i)+r(j))……(式4)
d(i,j)=0 (r(k)<r(i)+r(j))……(式5)
なお、r(i)は、クラスタiの半径である。すなわち、クラスタ間距離はクラスタを併合した場合の半径の増分である。
距離の増分をクラスタ間の距離と定める方法はward法の考え方と似ており、ward法では、以下の式6を用いて、クラスタiおよびクラスタjの間の距離d(i,j)を求める。
d(i,j)=E(k)−E(i)−E(j)……(式6)
なお、E()は、クラスタに含まれる要素の二乗誤差である。
次に、2つのクラスタが併合された後の併合後のクラスタの中心点および半径を求める方法について説明する。
図22は、2つのクラスタを併合する場合における各クラスタに属する要素の包含関係を示す図である。
2つのクラスタを併合する場合には、クラスタに属する要素の包含関係に応じて、以下の(1)乃至(3)の3つのパターンに場合分けをする。
(1) m(i)⊃m(j)
(2) m(j)⊃m(i)
(3) 上記以外
なお、m(i)はクラスタiに属する全要素の集合を示し、m(j)はクラスタjに属する全要素の集合を示す。
上記(1)のm(i)⊃m(j)は、図22(a)に示すように、クラスタj(602)に属する全ての要素が、クラスタi(601)に属することを示す。
上記(2)のm(j)⊃m(i)は、図22(b)に示すように、クラスタi(603)に属する全ての要素が、クラスタj(604)に属することを示す。
上記(3)は、上記(1)および(2)以外の場合であり、例えば、クラスタi(605)およびクラスタj(606)の包含関係が、図22(c)に示す関係の場合である。
上記(1)乃至(3)の場合分けは、クラスタiおよびクラスタjの各中心点の座標および各半径に基づいて求められる。例えば、クラスタiの中心点の座標C(i)から半径r(i)の球が、中心点の座標C(j)および半径r(j)で構成される球からなるクラスタjを全て含む場合には、図22(a)に示すように、上記(1)の関係が成立する。
すなわち、r(i)≧r(j)+l(i,j)となる場合には、上記(1)の関係が成立する。ここで、l(i,j)は、以下の式7に示すように、クラスタiおよびクラスタjの中心点間のユークリッド距離である。
l(i,j)=|C(i)−C(j)|……(式7)
ここで、データの次元をdimとすると、l(i,j)は、以下の式8により表される。
ここで、c(i,k)は、クラスタiの中心値属性のk番目の値である。
併合後のクラスタkの中心点および半径は、クラスタiのものがそのまま使われる。
上記(2)の場合については、上記(1)の場合において、「i」と「j」とを入れ換えて同様に求めることができる。
上記(3)の場合は、図22(c)に示すように、クラスタi(605)の球およびクラスタj(606)の球を含む最小の球によって、クラスタk(607)が作成される。クラスタk(607)の半径は、以下の式9を用いて求めることができる。また、クラスタkの中心点は、以下の式10を用いて求めることができる。
r(k)=(l(i,j)+r(i)+r(j))/2……(式9)
C(k)=((r(i)−r(j)+l(i,j))*C(i)+(r(j)−r(i)+l(i,j))*C(j))/(2*l(i,j))……(式10)
なお、クラスタkの中心点は、C(i)およびC(j)を結ぶ直線上に存在する。
次に、上記で示したクラスタリング処理について実際にn個のデータを入力する場合について図面を参照して詳細に説明する。
図23は、撮像装置100によるクラスタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、dim次元のn個のデータX(i)(i=0,…,n−1)を入力して、データX(i)をクラスタリングする場合における処理を示す。また、ワーク領域を、
dim次元の中心値のn個 C(i) (i=0,…,n−1)
n個の半径 r(i) (i=0,…,n−1)
n個のフラグ flg(i) (i=0,…,n−1)
とする。
最初に、要素数nとして、クラスタ数nc、全クラスタの中心値をそれぞれの要素の座標に、全クラスタの半径を0に初期化して、クラスタの有効フラグflg(i)を初期化する(ステップS920)。
C(i)=X(i) (i=0,…,n−1)
r(i)=0 (i=0,…,n−1)
flg(i)=true (i=0,…,n−1)
nc=n
続いて、n個のクラスタC(i)の中で、クラスタ間の距離が最小のクラスタの組み合わせを抽出する(ステップS921)。この場合に、flg(i)、flg(j)がともに「true」なものに関して、d(i,j)(i=0,…,n−1、j=0,…,n−1、i<j)が最小となるi、jをそれぞれmini、minjとする。
続いて、求められたクラスタminiおよびクラスタminjを併合する(ステップS925)。このクラスタの併合処理については、図24に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。この併合処理の後に、クラスタminjに対応する有効フラグflg(minj)が無効(false)にされる(ステップS922)。
続いて、ncから「1」を減算した後に(ステップS923)、ncが「1」よりも大きいか否かが判断される(ステップS924)。ncが「1」よりも大きい場合には(ステップS924)、ステップS921に進み、クラスタリング処理を繰り返す(ステップS921乃至ステップS923)。ncが「1」以下である場合には(ステップS924)、クラスタリング処理の動作を終了する。
図24は、撮像装置100によるクラスタリング処理の処理手順のうちのクラスタの併合処理手順(図23に示すステップS924の処理手順)を示すフローチャートである。この処理は、iを「mini」とし、jを「minj」とし、kを「mini」として、併合後のクラスタの中心点C(k)および半径r(k)を求める処理である。
最初に、「vji=r(j)−r(i)+l(i,j)」が「0」以下であるか否かが判断される(ステップS926)。「vji=r(j)−r(i)+l(i,j)」が「0」以下である場合には(ステップS926)、C(k)=C(i)、r(k)=r(i)と設定される(ステップS927)。
一方、「vji=r(j)−r(i)+l(i,j)」が「0」以下でない場合には(ステップS926)、「vij=r(i)−r(j)+l(i,j)」が「0」以下であるか否かが判断される(ステップS928)。「vij=r(i)−r(j)+l(i,j)」が「0」以下である場合には(ステップS928)、C(k)=C(j)、r(k)=r(j)と設定される(ステップS929)。
「vij=r(i)−r(j)+l(i,j)」が「0」以下でない場合には(ステップS928)、C(k)=(vij*C(i)+vji*C(j))/(2*l(i,j))、r(k)=(l(i,j)+r(i)+r(j))/2と設定される(ステップS930)。
次に、図23および図24で示したクラスタリング処理により画像データをクラスタリングする場合における具体例について図面を参照して説明する。ここでは、2次元(dim=2)に配置されている8個のデータ(n=8)をクラスタリングする場合について説明する。
図25乃至図32は、xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。また、図33乃至図39は、データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。図25乃至図32に示すxy座標において、データ400の座標は(0,0)とし、データ401の座標は(10,0)とし、データ402の座標は(35,0)とし、データ403の座標は(51,0)とし、データ404の座標は(50,80)とし、データ405の座標は(50,60)とし、データ406の座標は(90,50)とし、データ407の座標は(90,20)とする。
また、図33乃至図39に示す表421、423、425、427、429、431、433、434には、データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタのクラスタ番号0乃至7と、各クラスタの半径rと、各クラスタの中心座標のx座標cxおよびy座標cyとを示す。なお、これらの表においては、上述したクラスタの有効フラグflgの真偽の項目を除いて示す。
また、図33乃至図39に示す表422、424、426、428、430、432には、データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタ間の距離d(i,j)を示す。
最初に、xy座標上に配置された8個の全データ400乃至407が1つずつのクラスタに割り当てられる。すなわち、図33(a)に示すように、データ400乃至407が各クラスタ番号0乃至7に割り当てて表421に格納される(ステップS920)。
続いて、図33(a)に示す表421に格納されている各クラスタ間の距離が計算され、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタが抽出される(ステップS921)。図33(b)に示す表422には、各クラスタ間の距離d(i,j)が計算された結果を示す。表422に示すように、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタ(mini、minj)は、クラスタ間の距離が5(d(0,1)=5)であるクラスタ番号0およびクラスタ番号1(mini=0,minj=1)のクラスタである。このため、クラスタ番号0およびクラスタ番号1の2つのクラスタが抽出される。
続いて、クラスタ番号0およびクラスタ番号1のクラスタを併合する(ステップS925)。ここで、クラスタ番号0およびクラスタ番号1のクラスタについて、l(i,j)=10、r(i)=0、r(j)=0、vij=10、vji=10であるため、図24で示したクラスタの併合処理により、ステップS930に進み、以下の通りC(k)およびr(k)が求められる。
C(k)=(vij*C(i)+vji*C(j))/(2*l(i,j))
=(10*C(i)+10*C(j))/(2*10)
={(10*0+10*10)/(2*10),(0*0+0*10)/(2*10)}
={5,0}
r(k)=(l(i,j)+r(i)+r(j))/2
=(10+0+0)/2
=5
また、k=0である。これにより、図34(a)に示す表423が得られる。また、図26に示すように、クラスタ411が作成される。
続いて、ncから「1」を減算する(ステップS923)。すなわち、nc=8からnc=7にする。
続いて、ncが「1」よりも大きいか否かが判断される(ステップS924)。この場合には、nc=7であるため、ステップS921に進み、クラスタリング処理を繰り返す(ステップS921乃至ステップS922)。
例えば、図34(a)の表423に格納されている各クラスタ間の距離が、図34(b)の表424に示すように計算される。そして、表424に示すように、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタは、クラスタ間の距離が8(d(2,3)=8)であるクラスタ番号2およびクラスタ番号3のクラスタである。このため、クラスタ番号2およびクラスタ番号3の2つのクラスタにより、図27に示すように、クラスタ412が作成される。
続いて、図35(a)の表425に格納されている各クラスタ間の距離が、図35(b)の表426に示すように計算される。そして、表426に示すように、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタは、クラスタ間の距離が10(d(4,5)=10)であるクラスタ番号4およびクラスタ番号5のクラスタである。このため、クラスタ番号4およびクラスタ番号5の2つのクラスタにより、図28に示すように、クラスタ413が作成される。
続いて、図36(a)の表427に格納されている各クラスタ間の距離が、図36(b)の表428に示すように計算される。そして、表428に示すように、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタは、クラスタ間の距離が12.5(d(0,2)=12.5)であるクラスタ番号0およびクラスタ番号2のクラスタである。このため、クラスタ番号0およびクラスタ番号2の2つのクラスタにより、図29に示すように、クラスタ414が作成される。
続いて、図37(a)の表429に格納されている各クラスタ間の距離が、図37(b)の表430に示すように計算される。そして、表430に示すように、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタは、クラスタ間の距離が15(d(6,7)=15)であるクラスタ番号6およびクラスタ番号7のクラスタである。このため、クラスタ番号6およびクラスタ番号7の2つのクラスタにより、図30に示すように、クラスタ415が作成される。
続いて、図38(a)の表431に格納されている各クラスタ間の距離が、図38(b)の表432に示すように計算される。そして、表432に示すように、クラスタ間の距離が最小となる2つのクラスタは、クラスタ間の距離が14.0754(d(4,6)=14.0754)であるクラスタ番号4およびクラスタ番号6のクラスタである。このため、クラスタ番号4およびクラスタ番号6の2つのクラスタにより、図31に示すように、クラスタ416が作成される。
続いて、最後に残ったクラスタ番号0およびクラスタ番号4の2つのクラスタにより、図32に示すように、クラスタ417が作成される。図39(a)の表433には、クラスタ417の作成前(図31に示す状態)のクラスタ番号とクラスタの属性値とを示し、図39(b)の表434には、クラスタ417の作成後のクラスタ番号とクラスタの属性値とを示す。
次に、画像データであるコンテンツを二分木構造データに格納する動作について図面を参照して詳細に説明する。上述したクラスタリング処理では、画像データであるコンテンツがクラスタリングされてクラスタが作成され、このクラスタに対応する二分木構造データが作成された。このクラスタリング処理を用いて、既に作成されている二分木構造データに、新規のコンテンツを格納する場合には、この新規のコンテンツとともに、既に二分木構造データが作成されているコンテンツに関しても、クラスタリング処理を実行してクラスタを作成し、二分木構造データを作成する必要がある。例えば、n個のコンテンツについて、既に作成されている二分木構造データを用いずに、二分木構造データを作成する場合には、nの三乗のオーダの時間を要するため、処理時間が長くなってしまう。そこで、この処理時間を短縮させるために、以下で示す例では、既に作成されている二分木構造データを用いて、新規のコンテンツを格納する方法を示す。
ここで、二分木は、ノードおよびアークを有する。また、各ノードは子ノードまたはリーフを有し、これらの子ノードまたはリーフをleft()およびright()で示す。例えば、ノードaの2つの子ノードをleft(a)およびright(a)で示す。この場合に、left(a)をノードaの第1番目の子供とし、right(a)をノードaの第2番目の子供とする。また、parent(a)はノードaの親ノードを示す。さらに、brother(a)は、ノードaの兄弟(親から見た他方の子供)を示す。すなわち、left(parent(a))=aならば、brother(a)はright(parent(a))であり、right(parent(a))=aならば、brother(a)はleft(parent(a))である。head(S)は、集合Sの一番目の要素を示す。また、二分木のルートノードは、ノードのうちで一番上位の階層のノードを意味する。また、center(a)は、ノードaに対応するクラスタの中心位置を示す。
また、各ノードは、ノードと一対一に対応するクラスタの属性値である半径および中心点を有する。例えば、ノードに対応するクラスタaの半径をr(a)で示し、クラスタaの中心点をcenter(a)で示す。このクラスタの属性値によって、各ノードの中心点からの半径で表される超球なクラスタを示すことができる。なお、この超球の内側がクラスタ領域である。また、d(a,b)は、ノードに対応するクラスタaおよびクラスタb間のユークリッド距離を示す
図40は、撮像装置100による二分木作成処理の処理手順を示すフローチャートである。この例では、入力データとして画像X(i)を用いて、N(≧2)個の画像X(i)(i=1、…、N)が入力され、このN個の画像X(i)がクラスタリングされた二分木構造データとして出力される場合について説明する。
最初に、N個の画像X(i)が入力される(ステップS931)。入力されたN個の画像X(i)の中の1、2番目の画像である画像X(1)および画像X(2)を子ノードとするノードmが作成される(ステップS932)。すなわち、left(m)をX(1)とし、right(m)をX(2)とする。
続いて、Nが「2」以下であるか否かが判断され(ステップS933)、Nが「2」以下である場合には、二分木構造データの作成を終了する。一方、Nが「2」以下でない場合には(ステップS933)、iに3が設定される(ステップS934)。続いて、画像X(i)をノードnとして(ステップS935)、既存のツリー挿入処理が実行される(ステップS940)。この既存のツリー挿入処理については、図41を参照して詳細に説明する。
続いて、iに「1」が加算される(ステップS937)。続いて、i≦Nであるか否かが判断され(ステップS938)、i≦Nである場合には、ステップS935以降の処理を繰り返す。
一方、i≦Nでない場合(すなわち、i>Nである場合)には、二分木作成処理の動作を終了する。
図41は、撮像装置100による二分木作成処理の処理手順のうちの既存のツリー挿入処理手順(図40に示すステップS940の処理手順)を示すフローチャートである。
この例では、画像X(i)に対応するノードnが入力されるとともに既存の二分木構造データが入力され、このノードnが挿入された二分木構造データが出力される場合について説明する。
最初に、ノードnおよび既存の二分木構造データが入力される(ステップS941)。続いて、既存の二分木構造データのルートノードとしてノードaが設定される(ステップS942)。続いて、ノードnがルートノードaに対応するクラスタの球内に存在するか否かが判断される(ステップS943)。すなわち、d(center(a),n)<r(a)であるか否かが判断される。そして、ノードnがルートノードaに対応するクラスタの球内に存在しない場合には(ステップS943)、ルートノードaおよびノードnを子供とするノードmが作成される(ステップS944)。すなわち、left(m)としてノードaが設定され、right(m)としてノードnが設定される。
一方、ノードnがルートノードaに対応するクラスタの球内に存在する場合には(ステップS943)、ルートノードaの2つの子ノードがノードbおよびノードcとして設定される(ステップS945)。すなわち、left(a)としてノードbが設定され、right(a)としてノードcが設定される。
続いて、ノードnがノードbに対応するクラスタの球内に存在し、かつ、ノードnがノードcに対応するクラスタの球内に存在するか否かが判断される(ステップS946)。すなわち、d(center(b),n)<r(b) および d(center(c),n)<r(c)であるか否かが判断される(ステップS946)。
ノードnがノードbに対応するクラスタの球内に存在し、かつ、ノードnがノードcに対応するクラスタの球内に存在する場合には(ステップS946)、ステップS951に進む。一方、ノードnがノードbに対応するクラスタの球内に存在しない場合、または、ノードnがノードcに対応するクラスタの球内に存在しない場合には(ステップS946)、ノードnがノードbに対応するクラスタの球内に存在するか否かが判断される(ステップS947)。すなわち、d(center(b),n)<r(b)であるか否かが判断される。ノードnがノードbに対応するクラスタの球内に存在する場合には(ステップS947)、ノードbをノードaとして(ステップS948)、ステップS943乃至ステップS947の処理を繰り返す。一方、ノードnがノードbに対応するクラスタの球内に存在しない場合には(ステップS947)、ノードnがノードcに対応するクラスタの球内に存在するか否かが判断される(ステップS949)。すなわち、d(center(c),n)<r(c)であるか否かが判断される。ノードnがノードcに対応するクラスタの球内に存在する場合には(ステップS949)、ノードcをノードaとして(ステップS950)、ステップS943乃至ステップS949の処理を繰り返す。
一方、ノードnがノードcに対応するクラスタの球内に存在しない場合には(ステップS949)、min{d(n,left(b)),d(n,right(b))}≦min{d(n,left(c)),d(n,right(c))}であるか否かが判断される(ステップS951)。すなわち、ノードbの2つの子ノード(left(b),right(b))とノードnとの距離のうちで小さい方の値が、ノードcの2つの子ノード(left(c),right(c))とノードnとの距離のうちで小さい方の値以下であるか否かが判断される。min{d(n,left(b)),d(n,right(b))}≦min{d(n,left(c)),d(n,right(c))}である場合には(ステップS951)、ノードbとノードaとの間にノードnを挿入して、ノードnとノードbとで新規ノードmが作成される(ステップS953)。すなわち、left(m)をノードnとし、right(m)をノードbとする。また、left(a)をノードmとする。
一方、min{d(n,left(b)),d(n,right(b))}>min{d(n,left(c)),d(n,right(c))}である場合には(ステップS951)、ノードcとノードaとの間にノードnを挿入して、ノードnとノードcとで新規ノードmが作成される(ステップS952)。すなわち、left(m)をノードnとし、right(m)をノードcとする。また、left(a)をノードmとする。
続いて、部分分割挿入処理が実行される(ステップS960)。この部分分割挿入処理については、図42を参照して詳細に説明する。
続いて、部分分割挿入処理により作成された二分木構造データ(戻りツリー)のルートノードの子ノードを、ノードaに置き換える(ステップS955)。すなわち、right(戻りツリー)をright(a)とし、left(戻りツリー)をleft(a)とする。
続いて、クラスタツリー再構築処理が実行される(ステップS980)。このクラスタツリー再構築処理については、図43を参照して詳細に説明する。
図42は、撮像装置100による二分木作成処理の処理手順のうちの部分分割挿入処理手順(図41に示すステップS960の処理手順)を示すフローチャートである。
この例では、二分木構造データおよびノードaが入力され、修正された二分木構造データが出力される場合について説明する。
最初に、二分木構造データおよびノードaが入力される(ステップS961)。
続いて、ノードaの子ノードに対応するクラスタが含まれるクラスタ集合Sが設定される(ステップS962)。すなわち、クラスタ集合S=(left(a),right(a))である。
続いて、クラスタ集合Sの要素sの中で最大の半径を有するクラスタであるクラスタsmaxを抽出する(ステップS963)。すなわち、smax=argmax(r(s))である。
続いて、クラスタ集合Sから、クラスタsmaxを取り除き、クラスタsmaxの子ノードに対応するクラスタをクラスタ集合Sに加える(ステップS964)。すなわち、「(S−smax)∪left(smax)∪right(smax)」をクラスタ集合Sとする。
続いて、クラスタ集合Sに含まれる各クラスタの球内にノードnが含まれる集合をSdとする(ステップS965)。すなわち、Sd={Si|d(center(Si),n)<r(Si)}である。
続いて、集合Sdの要素数が1以上であるか否かが判断される(ステップS966)。集合Sdの要素数が1以上である場合には(ステップS966)、ステップS963に進む。
一方、集合Sdの要素数が0である場合には(ステップS966)、クラスタ集合Sとノードnとが入力データとして設定され(ステップS967)、図23に示すクラスタリング処理が実行され(ステップS900)、二分木構造データが作成される。
図43は、撮像装置100による二分木作成処理の処理手順のうちのクラスタツリー再構築処理手順(図41に示すステップS980の処理手順)を示すフローチャートである。
このクラスタツリー再構築処理は、ノードaの兄弟ノードが、ノードaと重ならないように、子ノードを分割したノード集合Sbを求めた後に、二分木構造データを作成する処理である。また、この例では、二分木構造データおよびノードaが入力され、修正された二分木構造データが出力される場合について説明する。
最初に、二分木構造データおよびノードaが入力される(ステップS981)。続いて、ノード集合Sの要素にノードaを入れ、ノード集合Sbを空にして、ノードaをノードpとする(ステップS981)。
続いて、ノードpの兄弟ノードをノード集合Sbに加える(ステップS983)。すなわち、Sb←brother(p)∪Sbとする。
続いて、ノード集合Sbの先頭の要素とノードaとが重なるか否かが判断される(ステップS984)。すなわち、d(center(head(Sb)),center(a))>r(head(Sb))+r(a)であるか否かが判断される。
そして、ノード集合Sbの先頭の要素とノードaとが重ならなければ(ステップS984)、ノード集合Sbから先頭の要素を取り出し、取り出した要素をノード集合Sに加える(ステップS985)。すなわち、ノード集合Sbを「Sb−{head(Sb)}」とし、ノード集合Sを「S∪head(Sb)」とする。
続いて、ノード集合Sbの要素数が0であるか否かが判断される(ステップS986)。ノード集合Sbの要素数が0でない場合には(ステップS986)、ノード集合Sbの先頭の要素を、ノード集合Sbの先頭の子ノードに入れ換えて(ステップS987)、ステップS984に進む。すなわち、ノード集合Sbを、{left(head(Sb)),right(head(Sb))}∪(Sb−{head(Sb)})として、ステップS984に進む。
一方、ノード集合Sbの要素数が0である場合には(ステップS986)、ノードpがルートノードであるか否かが判断される(ステップS988)。ノードpがルートノードでない場合には(ステップS988)、ノードpの親ノードをノードpとして(ステップS989)、ステップS983に進む。すなわち、ノードpにparent(p)を設定して、ステップS983に進む。
一方、ノードpがルートノードである場合には(ステップS988)、クラスタ集合Sが入力データとして設定され(ステップS990)、図23に示すクラスタリング処理が実行され(ステップS991)、作成された二分木構造データが「戻りツリー」となってステップS955に戻る。
以上で示したように、本発明の実施の形態によれば、位置情報を含むコンテンツを管理するための二分木構造データをクラスタリング部251が作成し、この作成された二分木構造データにおいて所定の条件を満たすノードの階層を階層決定部252が決定することにより、撮影画像データベース230に記憶されるコンテンツを分類することができる。
また、例えば、デジタルスチルカメラで撮影された撮影画像についてアルバムを作成する場合には、条件設定部260に設定された条件によって階層決定部252により決定されたグループ毎に撮影画像を分類することができるため、ユーザの嗜好に近いアルバムを容易に作成することができる。なお、コンテンツを整理する場合にも、階層決定部252により決定されたグループ毎にコンテンツを分類した後に整理をすることができるため、コンテンツを適切に分類して整理することが容易である。
また、本発明の実施の形態は、コンテンツの位置情報により作成されるクラスタ内に含まれるコンテンツの密度やイベント数に基づいてコンテンツを分類するため、地図上の絶対的または相対的な既知の位置関係に基づいてコンテンツを分類するための地名やイベント等を格納するためのデータベースを用意する必要がない。また、特に特徴のない場所や海の真ん中等の地球上のあらゆる地点において撮影された画像に関しても、ユーザの好みに応じた適切な分類をすることができる。
また、クラスタの属性値を中心点および半径とすることによって、任意の点がクラスタに含まれるか否かを、クラスタの属性値から一意に決定することができる。このため、クラスタリングされていない新たな画像がどのクラスタに属しているかを、それぞれのクラスタの属性値によって容易に判断することができる。また、あるクラスタ領域は、このクラスタ領域の親クラスタのクラスタ領域に全てが含まれ、クラスタの属性値(中心点および半径)がそのクラスタに含まれる要素の範囲を示すため、画面に表示されるクラスタと要素との対応付けが容易である。
なお、本発明の実施の形態で示したグループ化条件は、クラスタ内に含まれるコンテンツの統計的分析(クラスタ密度、イベント数)に基づいてグループ化するための条件であるが、グループ化条件としては他の条件を用いることができる。また、本発明の実施の形態では、グループ化条件設定バー121および122を用いてパラメータ定数を変更する例について説明したが、例えば、「大まか」「標準」「細かい」等のプリセットボタンを表示部120に表示させ、このプリセットボタンの押下によってグループ化する粒度を決定するようにしてもよい。また、表示画面の大きさ等のUI(ユーザインタフェース)上の制約等に応じてノードを抽出してグループを決定することができる。また、地図のスケールに応じて表示するグループの粒度を決定することができる。
また、これらのグループ化条件によって決定されたグループについて、ユーザが編集をするようにしてもよい。例えば、各グループに対応するクラスタに含まれる各コンテンツをグループ毎に分類して表示させ、操作受付部130からの操作入力によって、何れかのコンテンツについてグループ間を移動させるようにしてもよい。さらに、操作受付部130からの操作入力によって、グループに含まれる1または複数のコンテンツを分割して、新たなグループを作成するようにしてもよい。このように、ユーザの好みに応じた編集をすることができる。また、各グループに対応するクラスタに含まれる各コンテンツをグループ毎に分類して表示させるとともに、各グループ固有の情報を表示させるようにしてもよい。
また、位置情報およびコンテンツの生成時刻をコンテンツや付加データファイルから取得する機能を有する装置に本発明の実施の形態を適用することができる。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置、記憶装置内蔵マルチメディアコンテンツビューワー、コンテンツを記録保存閲覧することが可能な携帯情報端末、ネットワーク上の地図サービスと連携したコンテンツ管理閲覧サービス、パーソナルコンピュータのアプリケーションソフト、写真データ管理機能を有する携帯ゲーム端末、記憶装置を有するカメラ付き携帯電話機、記憶装置、写真データ管理機能を有するデジタル家電やゲーム機に適用することができる。なお、記憶装置の容量が大きいほどグループ化の効果を発揮するものの、記憶容量の大小にかかわらず、本発明の実施の形態を適用することができる。
また、本発明の実施の形態では、クラスタリング対象コンテンツとして、撮影された画像を例にして説明したが、位置情報が関連付けられている他のコンテンツに本発明の実施の形態を適用することができる。例えば、写真、動画、メール、楽曲、スケジュール、電子マネー使用履歴、通話履歴、コンテンツ視聴履歴、観光情報や地域情報、ニュースや天気予報、着信音モード履歴等のコンテンツに適用することができる。なお、コンテンツの種類に応じて、他のクラスタリング方法を用いるようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1乃至請求項7において、コンテンツ管理装置は、例えば撮像装置100に対応する。また、請求項8において、画像表示装置は、例えば撮像装置100に対応する。また、請求項9において、撮像装置は、例えば撮像装置100に対応する。
また、請求項1、8乃至11において、ツリー作成部は、例えばクラスタリング部251に対応する。
また、請求項1、8乃至11において、決定部は、例えば階層決定部252に対応する。
また、請求項2、において、条件設定部は、例えば条件設定部260に対応する。
また、請求項3において、操作受付部は、例えば操作受付部130に対応する。
また、請求項6において、コンテンツ出力部は、例えば表示制御部290に対応する。
また、請求項7乃至9において、表示制御部は、例えば表示制御部290に対応する。
また、請求項9において、撮像部は、例えばカメラ部211に対応する。また、記憶部は、例えば撮影画像データベース230に対応する。
また、請求項10、11において、ツリー作成手順は、例えばステップS913およびS914に対応する。また、決定手順は、例えばステップS905およびS906に対応する。

なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態における撮像装置100の外観を示す図である。 本発明の実施の形態における撮像装置100のハードウェア構成例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。 1または複数のコンテンツが属するクラスタの概略を示す図である。 位置情報に基づいて平面上に配置されているコンテンツ351乃至355がクラスタリングされる場合における遷移を概念的に示す図である。 位置情報に基づいて平面上に配置されているコンテンツ351乃至355がクラスタリングされる場合における遷移を概念的に示す図である。 位置情報に基づいて平面上に配置されているコンテンツ351乃至355がクラスタリングされる場合における遷移を概念的に示す図である。 位置情報に基づいて平面上に配置されているコンテンツ351乃至355がクラスタリングされる場合における遷移を概念的に示す図である。 位置情報に基づいて平面上に配置されているコンテンツ351乃至355がクラスタリングされる場合における遷移を概念的に示す図である。 クラスタ361乃至364に基づいて作成される二分木構造データを示す二分木構造のクラスタリング樹形図を概念的に示す図である。 コンテンツ701乃至715に基づいて作成される二分木構造データを示す二分木構造のクラスタリング樹形図を概念的に示す図である。 クラスタリングにより作成された各クラスタに関するクラスタデータの一例を示す図である。 式2のグループ化の条件式を用いて求められたグループに対応するクラスタと、このクラスタに属するコンテンツとの関係を示す図である。 式2のグループ化の条件式を用いて求められたグループに対応するクラスタと、このクラスタに属するコンテンツとの関係を示す図である。 式3のグループ化の条件式を用いて求められたグループに対応するクラスタと、このクラスタに属するコンテンツとの関係を示す図である。 式3のグループ化の条件式を用いて求められたグループに対応するクラスタと、このクラスタに属するコンテンツとの関係を示す図である。 グループ化されたクラスタと、クラスタサイズ、コンテンツの密度、および、イベント数との概略関係を示す図である。 グループ化された画像コンテンツを表示する場合における表示例を示す図である。 グループ化された画像コンテンツを表示する場合における表示例を示す図である。 撮像装置100によるクラスタデータ作成処理の処理手順を示すフローチャートである。 撮像装置100によるクラスタデータ作成の処理手順のうちの階層クラスタリング処理手順を示すフローチャートである。 2つのクラスタを併合する場合における各クラスタに属する要素の包含関係を示す図である。 撮像装置100によるクラスタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。 撮像装置100によるクラスタリング処理の処理手順のうちのクラスタの併合処理手順を示すフローチャートである。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 xy座標上に配置された8個のデータ400乃至407をクラスタリングする場合における遷移を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 データ400乃至407がクラスタリングされる場合における各クラスタの属性値および各クラスタ間の距離を示す図である。 撮像装置100による二分木作成処理の処理手順を示すフローチャートである。 撮像装置100による二分木作成処理の処理手順のうちの既存のツリー挿入処理手順を示すフローチャートである。 撮像装置100による二分木作成処理の処理手順のうちの部分分割挿入処理手順を示すフローチャートである。 撮像装置100による二分木作成処理の処理手順のうちのクラスタツリー再構築処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 撮像装置
111 カメラレンズ
112 シャッターボタン
113 GPS受信アンテナ
120 表示部
121 グループ化条件設定バー
122 グループ化条件設定バー
130 操作受付部
131 十字ボタン
132、133 ボタン
141 カメラ制御装置
142 GPS信号処理装置
143 中央演算装置
144 記憶装置
145 バッテリ
211 カメラ部
212 キャプチャ部
220 GPS信号処理部
230 撮影画像データベース
240 位置情報取得部
250 演算部
251 クラスタリング部
252 階層決定部
260 条件設定部
270 二分木データベース
280 クラスタデータベース
290 表示制御部

Claims (11)

  1. 日時情報および位置情報が関連付けられた複数のコンテンツについて前記各コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される前記各コンテンツ間の位置関係に基づいて前記各コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成部と、
    前記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、前記各コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される前記各ノードに属するコンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって前記各コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、前記抽出されたノードに属するコンテンツを前記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定部と
    を具備するコンテンツ管理装置。
  2. 前記所定の条件を設定する条件設定部をさらに具備する請求項1記載のコンテンツ管理装置。
  3. 操作入力を受け付ける操作受付部をさらに具備し、
    前記条件設定部は、前記所定の条件を変更する旨の操作入力が前記操作受付部により受け付けられた場合には設定条件を変更し、
    前記決定部は、前記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から前記条件設定部により変更された条件を満たすノードを抽出し、前記抽出されたノードに属するコンテンツを前記条件設定部により変更された条件を満たすノード毎に1つのグループとして新たに決定する
    請求項2記載のコンテンツ管理装置。
  4. 前記所定の条件は、前記イベント数の範囲に関する条件であり、
    前記決定部は、前記ノードに属するコンテンツのイベント数を前記ノード毎に算出し、当該算出されたイベント数が前記範囲内に含まれるノードを前記所定の条件を満たすノードとして抽出する
    請求項1記載のコンテンツ管理装置。
  5. 前記イベント数の範囲の下限値および上限値のそれぞれを独立して設定する条件設定部をさらに具備する請求項4記載のコンテンツ管理装置。
  6. 前記決定されたグループに基づいて前記各コンテンツを分類して出力するコンテンツ出力部をさらに具備する請求項1記載のコンテンツ管理装置。
  7. 前記コンテンツは、画像コンテンツであり、
    前記決定されたグループに基づいて前記各画像コンテンツを分類して表示部に表示させる表示制御部をさらに具備する
    請求項1記載のコンテンツ管理装置。
  8. 日時情報および位置情報が関連付けられた複数の画像コンテンツについて前記各画像コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される前記各画像コンテンツ間の位置関係に基づいて前記各画像コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成部と、
    前記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、前記各画像コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される前記各ノードに属する画像コンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって前記各画像コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、前記抽出されたノードに属する画像コンテンツを前記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定部と、
    前記決定されたグループに基づいて前記各画像コンテンツを分類して表示部に表示させる表示制御部と
    を具備する画像表示装置。
  9. 被写体の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像された画像に対応する画像コンテンツをその撮影日時を示す日時情報およびその撮影位置を示す位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
    前記各画像コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される前記各画像コンテンツ間の位置関係に基づいて前記各画像コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成部と、
    前記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、前記各画像コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される前記各ノードに属する画像コンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって前記各画像コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、前記抽出されたノードに属する画像コンテンツを前記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定部と、
    前記決定されたグループに基づいて前記各画像コンテンツを分類して表示部に表示させる表示制御部と
    を具備する撮像装置。
  10. ツリー作成部が、日時情報および位置情報が関連付けられた複数のコンテンツについて前記各コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される前記各コンテンツ間の位置関係に基づいて前記各コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成手順と、
    決定部が、前記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、前記各コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される前記各ノードに属するコンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって前記各コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、前記抽出されたノードに属するコンテンツを前記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定手順と
    を具備するコンテンツ管理方法。
  11. コンピュータが備えるツリー作成部が、日時情報および位置情報が関連付けられた複数のコンテンツについて前記各コンテンツに関連付けられた位置情報のみにより特定される前記各コンテンツ間の位置関係に基づいて前記各コンテンツを二分木のリーフに対応させて当該二分木に対応する二分木構造データを作成するツリー作成手順と、
    コンピュータが備える決定部が、前記作成された二分木構造データにおける複数のノードの中から、前記各コンテンツに関連付けられた日時情報により特定される前記各ノードに属するコンテンツの時間軸におけるまとまりを示す値であって前記各コンテンツの記録日の日数を示すイベント数が所定の条件を満たすノードを抽出し、前記抽出されたノードに属するコンテンツを前記所定の条件を満たすノード毎に1つのグループとして決定する決定手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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