JP4412265B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に対する情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップに関する。
従来、民生用の情報記録媒体として光ディスクが使用されており、この光ディスクとしては、いわゆる「CD」(Compact Disc)、「DVD」(Digital Versatile Disc)などが普及している。また、当初より使用された再生専用の規格のみならず、近年では、記録可能な規格である「CD−R」、「CD−RW」、「DVD−RAM」、「DVD−R」、「DVD−RW」、「+R」、「+RW」などの規格も急速に普及している。さらに、高精細な映像信号に対応した光ディスクとして、「BD」(Blu-ray Disc)や「HD−DVD」も実用化されつつある。
これら光ディスクに対して情報信号の再生及び/又は記録を行う記録再生装置(光ディスクシステム)のキーパーツである光ピックアップにおいては、受発光機能が基本であるが、記録再生装置における物理的基本動作であるフォーカスサーボ(合焦調整)及びトラッキングサーボ(トラック追従調整)の動作のため、これらサーボ動作に用いるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を検出するための光学的及び電気的機能が必須となっている。
このような光ピックアップにおいて、前述したような複数の規格の光ディスクに対応する場合にあっては、各規格の光ディスクについて最適である複数のエラー信号検出機能を兼ね備えることが必要となる。そして、これら複数の機能を備えながら、簡潔な構成で、かつ、高精度化が可能である合理的な光学系を有する光ピックアップが求められており、このような光ピックアップの開発が競われている。
また、記録再生装置においては、光ピックアップから得られる信号出力は、通常、IC(集積回路)化されたFEP(フロントエンドプロセッサ)に供給され、この信号出力に基づく演算及び駆動が実行される。そのため、記録再生装置の部品としての光ピックアップは、特殊な演算や専用のFEPの開発を必要としないような、汎用性の高い信号出力が得られるものであることが望ましい。
従来の光ピックアップにおけるフォーカスエラー信号の検出方法としては、特許文献1に記載されているように、いわゆる「非点収差法」が使用されている。この「非点収差法」を用いた光ピックアップにおいては、図9に示すように、半導体レーザ101から発せられたレーザビームは、コリメータレンズ102で平行なレーザビームとされ、偏光ビームスプリッタ103を透過して、対物レンズ104に入射される。レーザビームは、この対物レンズ104によって収束され、光ディスク105に照射される。このレーザビームは、光ディスク105の信号記録面上の記録トラック(ピット列)上に光スポットを形成する。そして、光ディスク105からの反射光は、対物レンズ104を経て、ビームスプリッタ103において、検出レンズ107の方向に反射される。この反射光は、検出レンズ107によって収束され、非点収差発生素子であるシリンドリカルレンズ(円筒レンズ)108を透過する。シリンドリカルレンズ108を経た反射光は、図10中の(b)に示すように、受光面が直交する分割線L1,L2によって4分割され4つの受光領域DET1,DET2,DET3,DET4となされた4分割光検出器109の受光面の中心付近にスポットSPを形成する。この4分割光検出器109は、一方の分割線L1を光ディスク105の記録トラック接線方向であるタンジェンシャル方向に光学写像的に平行とし、他方の分割線L2を光ディスク105の径方向であるラジアル方向に光学写像的に平行として配置されている。
シリンドリカルレンズ108は、光ディスク105からの反射光に非点収差を生じさせており、この反射光においては、光軸上の異なる位置に、互いに直交する2つの焦線が形成されている。光ディスク105の信号記録面に照射されたレーザビームが合焦状態であるときには、反射光が4分割光検出器109上に形成するスポットSPは、2つの焦線の間において形成されることとなり、図10中の(b)に示すように、略真円のスポットとなる。
そして、光ディスク105に照射されたレーザビームの焦点位置が信号記録面の手前側にあるとき(光ディスク105から対物レンズ104が遠いとき)には、反射光が4分割光検出器109上に形成するスポットSPは、2つの焦線の一方に近い場所において形成されることとなり、図10中の(a)に示すように、4分割光検出器109の一方の対角線方向に長軸を有する楕円形のスポットとなる。
また、光ディスク105に照射されたレーザビームの焦点位置が信号記録面の奥側にあるとき(光ディスク105に対し対物レンズ104が近いとき)には、反射光が4分割光検出器109上に形成するスポットSPは、2つの焦線の他方に近い場所において形成されることとなり、図10中の(c)に示すように、4分割光検出器109の他方の対角線方向に長軸を有する楕円形のスポットとなる。
4分割光検出器109は、4つの受光領域DET1,DET2,DET3,DET4のそれぞれに照射された光量に比例した4つの電気信号を生成し、図9に示すように、フォーカスエラー検出回路110に供給する。フォーカスエラー検出回路110は、4分割光検出器109から供給される電気信号に基づいて、フォーカスエラー信号(FES)を生成し、アクチュエータ駆動回路111に供給する。アクチュエータ駆動回路111は、対物レンズ104を支持しているアクチュエータ112に対し、フォーカシング駆動信号をに供給する。アクチュエータ112は、フォーカシング駆動信号に応じて、対物レンズ104を光軸方向に移動させる。
フォーカスエラー検出回路110は、図11に示すように、4分割光検出器109の4つの受光領域DET1,DET2,DET3,DET4に接続されている。フォーカスエラー検出回路110においては、4分割光検出器109の受光面の中心Oについて対称な2つの受光領域DET1,DET3からの光電変換出力が第1の加算器113によって加算され、他の受光領域DET2,DET4からの光電変換出力が第2の加算器114で加算される。これら各加算器113,114からの出力は、差動アンプ115に供給される。差動アンプ115は、供給された信号の差を算出し、その差分信号をフォーカスエラー信号(FES)として出力する。すなわち、4分割光検出器109の各受光領域DET1,DET2,DET3,DET4の符号をその受光領域からの出力信号として示すと、フォーカスエラー信号FESは、以下の式によって示される。
FES=(DET1+DET3)−(DET2+DET4)
光ディスク105の信号記録面に照射されたレーザビームが合焦状態であるときには、4分割光検出器109上のスポットSPの強度分布は、受光面の中心Oについて対称な分布(円形の分布)となり、フォーカスエラー信号は「0」となる。そして、光ディスク105の信号記録面に照射されたレーザビームが合焦状態でないときには、4分割光検出器109の対角線上に位置する受光領域からの光電変換出力をそれぞれ加算して得られる値は、互いに異なるものとなる。したがって、差動アンプ115から出力されるフォーカスエラー信号は、フォーカス誤差に応じた値となる。
また、従来の光ピックアップにおけるフォーカスエラー信号の検出方法としては、特許文献2及び特許文献3に記載されているように、いわゆる「SSD(スポットサイズ)法」も使用されている。この「SSD法」を用いた光ピックアップにおいては、図12に示すように、光ディスクからの反射光は、図示しないホログラム素子等によって、2以上の光束R1,R2に分岐されるとともに、互いに異なる正のパワーを付加されて収束光となる。そして、一方の光束R1は、集光点に至る前に一方の受光素子201によって受光され、他方の光束R2は、集光点を経た後に他方の受光素子202によって受光される。
一方の受光素子201は、図13に示すように、受光面が平行な分割線によって3分割され3つの受光領域DET1,DET2,DET3となされている。また、他方の受光素子202は、受光面が平行な分割線によって3分割され3つの受光領域DET4,DET5,DET6となされている。各光束R1、R2は、それぞれが各受光素子201,202の受光面の中心付近にスポットを形成する。
光ディスクの信号記録面に照射されたレーザビームが合焦状態であるときには、反射光から分岐された光束R1,R2が各受光素子201,202上に形成するスポットは、図13に示すように、互いに略等しい大きさのスポットとなる。
そして、光ディスク105に照射されたレーザビームの焦点位置が信号記録面の奥側にあるとき(光ディスク105に対し対物レンズ104が近いとき)には、反射光から分岐された光束R1,R2が各受光素子201,202上に形成するスポットは、一方の光束R1の集光点に近い場所において形成されることとなり、一方の光束R1が形成するスポットが小さくなり、他方の光束R2が形成するスポットが大きくなる。
また、光ディスクに照射されたレーザビームの焦点位置が信号記録面の手前側にあるとき(光ディスクから対物レンズが遠いとき)には、反射光から分岐された光束R1,R2が各受光素子201,202上に形成するスポットは、他方の光束R2の集光点に近い場所において形成されることとなり、一方の光束R1が形成するスポットが大きくなり、他方の光束R2が形成するスポットが小さくなる。
これら光束R1,R2が形成するスポットが小さくなると、これら光束のパワーが各受光素子201,202における3つの受光領域のうちの中央の受光領域DET2,DET5に集中することとなり、逆に、これら光束R1,R2が形成するスポットが大きくなると、これら光束のパワーが各受光素子201,202における3つの受光領域のうちの両側の受光領域DET1,DET3、DET4,DET6にも拡散することとなる。したがって、各受光素子201,202の各受光領域DET1,DET2,DET3,DET4,DET5,DET6の符号をその受光領域からの出力信号として示すと、フォーカスエラー信号FESは、以下の式によって示される。
FES=(DET1+DET3+DET5)−(DET2+DET4+DET6)
特開平10−64080号公報(図1、図2、図3) 特公平9−2629781号公報(図8) 特公平9−2724422号公報(図6)
ところで、前述したような従来の「CD」用及び「DVD」用の光ピックアップにおいて、「非点収差法」は、光学系の構成が非集積形態であるバルク光学系である光ピックアップにおいて用いられる場合が多い。また、「非点収差法」を用いる場合には、4分割光検出器を用いるため、光ディスクからの反射光に対して、4分割光検出器を3軸方向に高精度に調整する必要があり、製造及び調整工程が煩雑となっていた。
一方で、「非点収差法」を用いる場合には、光ディスクからの反射光の強度を、タンジェンシャル軸及びラジアル軸の2軸によって分割した4象限に分割した4つの成分として検出しているため、トラッキングエラー信号の検出方法として、いわゆる「プッシュプル法」や「DPD(位相差)法」を用いる場合には、4分割光検出器からの信号出力をそのまま用いることができ、好都合である。
そして、「SSD法」は、ホログラム素子等を用いた集積光学系を有する光ピックアップにおいて用いられる場合が多い。すなわち、「SSD法」を用いる場合には、反射光のホログラム素子における±1次回折光である2光束に異なる凸レンズパワー(正のパワー)を付加し、これら2光束の強度をそれぞれラジアル軸に平行な分割線によって分割した3つの領域の成分として検出している。そのため、「SSD法」を用いた光ピックアップにおいては、光束の波長に依存するホログラム素子における回折角の変動によるスポット移動や、光学系のラジアル軸方向の組立誤差によって、フォーカスエラー信号の検出精度が影響を受けることがなく、ラジアル軸方向についての組立精度を緩和することが可能である。
また、「SSD法」において用いる2光束は、タンジェンシャル方向については対称であり、かつ、異なるレンズパワーを付与された2光束をともに用いることから、コンプリメンタリ(相補的)にタンジェンシャル軸方向についての組立精度も緩和することが可能である。
しかし、「SSD法」を用いる場合には、「プッシュプル法」等において必要となる光ディスクからの反射光強度のタンジェンシャル軸に相当する方向の分割線で分割した成分としての検出が困難である。このような分割をホログラム素子において行うとしても、ラジアル軸及びタンジェンシャル軸での4象限への分割と「SSD法」のための3領域への分割とは論理が一致しないため、「SSD法」を行うための3分割とは別の領域での分割が必要となる。
そのため、トラッキングエラー信号の検出方法として「プッシュプル法」や「DPD法」を用いる場合には、フォーカスエラー信号検出用の光路とトラッキングエラー信号検出用の光路とを分離して出力系統を分離することが必要となり、光ピックアップの構成が複雑となってしまう。
このように、「非点収差法」と「SSD法」とは、一長一短であるが、いずれの方式を用いる場合においても、光ピックアップの光学系設計においては、他方の長所を犠牲にして排他的な選択をする必要があった。
また、「非点収差法」と「SSD法」とでは、フォーカスエラー信号の演算論理が異なることから、フォーカスエラー信号の生成のための演算を行うFEP(フロントエンドプロセッサ)においては、「非点収差法」用と「SSD法」用とで互換性がなく、それぞれに対して専用のものを用意しなければならない。したがって、すでに「非点収差法」用として成立している記録再生装置に対しては、「SSD法」を用いた光ピックアップは、部品としての互換性がない。また、これら両方式に対応できるFEPを構成しようとすると、複雑な構成のものになってしまう。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、光束の波長に依存する回折角変動によるスポット移動や光学系のラジアル軸方向の組立誤差によって影響を受けることがなく、ラジアル軸方向について組立精度を緩和することが可能であり、また、タンジェンシャル軸方向についてもコンプリメンタリ(相補的)に組立精度を緩和することが可能であるという「SSD法」を用いることの利点をそのまま備えつつ、演算論理上は「非点収差法」によるフォーカスエラー信号の検出との互換性が確保され、フォーカスエラー信号の演算を行うFEP(フロントエンドプロセッサ)として「非点収差法」用のものを使用することができ、さらに、構成を複雑化することなく、情報記録媒体からの反射光強度をラジアル軸及びタンジェンシャル軸により4象限に分割した成分を用いるトラッキングエラー信号の検出(「プッシュプル法」、「2素子DPD法」、「4素子DPD法」)を行うことが可能な光ピックアップを提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る光ピックアップは、以下の構成のいずれか一を有するものである。
〔構成1〕
記録トラックに沿って情報情報が記録された情報記録媒体に対して収束光を照射しこの収束光の情報記録媒体からの反射光を検出して情報信号を読み取る光ピックアップであって、情報記録媒体からの反射光の通過領域を含む平面上に形成されたホログラム素子と、ホログラム素子を経た反射光を検出する受光素子とを備え、ホログラム素子は、少なくとも反射光の光軸を通り記録トラックに平行なタンジェンシャル軸に光学写像的に一致する第1の分割線と反射光の光軸を通り記録トラックに直交するラジアル軸に光学写像的に一致する第2の分割線と第2の分割線に平行でかつ該第2の分割線について対称に位置する第3及び第4の分割線とにより8領域に分割されており、ホログラム素子の8領域は、各領域に対し分割線のいずれかを挟んで隣接する領域を除いた市松模様状の配置をなす各々4領域からなる第1の領域群及び第2の領域群を構成しており同一の領域群においては同一の連続した波面の回折光を生成する同一特性のホログラムの一部となっており、第1の領域群及び第2の領域群は、各領域群における0次及び±1次の回折光を分岐させる方向がともにラジアル軸相当方向に一致しているとともに各領域群におけるラジアル軸相当方向の回折角が互いに異なっており各領域群において反射光の光軸に対して同一方向に回折させた2組の回折光に対してタンジェンシャル軸相当方向について互いに異なるレンズパワーを付加してそれぞれを収束角度の異なる収束光とし、受光素子は、前記情報記録媒体ヘ照射される収束光が該情報記録媒体に対して合焦状態であるときに、ホログラム素子を経た回折光のうち少なくとも第1及び第2の領域群において反射光の光軸に対する同一方向に回折された2組の回折光の通過領域を含みかつこれら2組の回折光が空間的に分離する距離までホログラム素子から光軸方向に離間されこれら2組の回折光の一方のタンジェンシャル方向の焦線と他方の焦線との間に位置する平面上に形成されているとともにタンジェンシャル軸に相当する方向に平行で2組の回折光の略中間に位置する第1の分割線と2組の回折光上においてホログラム素子の第2第3及び第4の分割線に光学写像的に各々略一致する第2第3及び第4の分割線とによって8つの受光領域に分割されており、受光素子の各受光領域は、第2乃至第4の分割線のうち隣接するいずれか2本及び第1の分割線を介するとともに分割線の交点を共有しない位置に配置された2つの受光領域からなる4つの受光領域対を構成しており同一の受光領域対においては互いに電気的に接続されており、受光素子の4つの受光領域対は、2組の回折光のいずれかの照射強度に比例した4系統の光電変換出力を情報記録媒体からの反射光をタンジェンシャル軸及びラジアル軸において分割した4象限の成分に対応する光電変換出力として出力することを特徴とするものである。
この光ピックアップにおいては、受光素子において受光スポット内に位置することのある第2、第3及び第4の分割線が全てラジアル軸に光学写像的に平行となっていることから、光学的には「SSD法」の特徴を備えており、かつ、情報記録媒体からの反射光強度をラジアル軸及びタンジェンシャル軸により4象限に分割した成分を欠落なく独立に検出可能であることにより、演算論理としては「非点収差法」とみなしたフォーカスエラー信号の検出が行えるようになっている。
なお、「市松模様」とは、「紺と白と打違えに碁盤縞を並べた文様」のことをいうが、本発明において、ホログラム素子における第1の領域群をなす領域と第2の領域群をなす領域とは、各領域に対し分割線のいずれかを挟んで隣接する領域を除いた領域からなることにより、「打違えに碁盤縞を並べた」状態に配列されているので、これらの配置を「市松模様状」と表現している。
〔構成2〕
記録トラックに沿って情報情報が記録された情報記録媒体に対して収束光を照射しこの収束光の情報記録媒体からの反射光を検出して情報信号を読み取る光ピックアップであって、情報記録媒体からの反射光の通過領域を含む平面上に形成されたホログラム素子と、ホログラム素子を経た反射光を検出する受光素子とを備え、ホログラム素子は、少なくとも反射光の光軸を通り記録トラックに平行なタンジェンシャル軸に光学写像的に一致する第1の分割線と反射光の光軸を通り記録トラックに直交するラジアル軸に光学写像的に一致する第2の分割線と第2の分割線に平行でかつ該第2の分割線について対称に位置する第3及び第4の分割線とにより8領域に分割されており、ホログラム素子の8領域は、第3又は第4の分割線及び第1の分割線を介する位置に配置された2つの領域からなる第1乃至第4の領域対を構成しており同一の領域対においては同一の連続した波面の回折光を生成する同一特性のホログラムの一部となっており、第1の領域対乃至第4の領域対は、各領域対における0次及び±1次の回折光を分岐させる方向がともにラジアル軸相当方向に一致しており、第1の領域対及び第2の領域対は、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が等しく、第3の領域対及び第4の領域対は、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が等しく、第1の領域対及び第2の領域対と第3の領域対及び第4の領域対とは、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が互いに異なっており、第1の領域対及び第3の領域対は、各領域対において反射光の光軸に対して同一方向に回折させた回折光に対してタンジェンシャル軸相当方向について等しいレンズパワーを付加し、第2の領域対及び第4の領域対は、各領域対において反射光の光軸に対して同一方向に回折させた回折光に対してタンジェンシャル軸相当方向について等しいレンズパワーを付加し、第1の領域対及び第3の領域対と第2の領域対及び第4の領域対とは、各領域対において反射光の光軸に対して同一方向に回折させた回折光に対してタンジェンシャル軸相当方向について互いに異なるレンズパワーを付加してそれぞれを収束角度の異なる収束光とし、受光素子は、前記情報記録媒体ヘ照射される収束光が該情報記録媒体に対して合焦状態であるときに、ホログラム素子を経た回折光のうち少なくとも第1乃至第4の領域対において反射光の光軸に対する同一方向に回折された回折光の通過領域を含みかつこれら回折光が空間的に2組に分離する距離までホログラム素子から光軸方向に離間されこれら回折光の一方側のタンジェンシャル方向の焦線と他方側の焦線との間に位置する平面上に形成されているとともにタンジェンシャル軸に相当する方向に平行で2組に分離された回折光の略中間に位置する第1の分割線と2組に分離された回折光上においてホログラム素子の第2第3及び第4の分割線に光学写像的に各々略一致する第2第3及び第4の分割線とによって8つの受光領域に分割されており、受光素子の各受光領域は、第2乃至第4の分割線のうち隣接するいずれか2本及び他の一の受光領域を挟んでタンジェンシャル軸に相当する方向に配置された2つの受光領域からなる4つの受光領域対を構成しており同一の受光領域対においては互いに電気的に接続されており、受光素子の4つの受光領域対は、各回折光のいずれかの照射強度に比例した4系統の光電変換出力を情報記録媒体からの反射光をタンジェンシャル軸及びラジアル軸において分割した4象限の成分に対応する光電変換出力として出力することを特徴とするものである。
この光ピックアップにおいては、受光素子において受光スポット内に位置することのある第2、第3及び第4の分割線が全てラジアル軸に光学写像的に平行となっていることから、光学的には「SSD法」の特徴を備えており、かつ、情報記録媒体からの反射光強度をラジアル軸及びタンジェンシャル軸により4象限に分割した成分を欠落なく独立に検出可能であることにより、演算論理としては「非点収差法」とみなしたフォーカスエラー信号の検出が行えるようになっている。
本発明に係る光ピックアップは、受光素子において受光スポット内に位置することのある第2、第3及び第4の分割線が全てラジアル軸に光学写像的に平行となっているので、光学的には「SSD法」の特徴を備えており、かつ、情報記録媒体からの反射光強度をラジアル軸及びタンジェンシャル軸により4象限に分割した成分を欠落なく独立に検出可能であることにより、演算論理としては「非点収差法」とみなしたフォーカスエラー信号の検出が行えるようになっている。
すなわち、本発明に係る光ピックアップにおいては、光束の波長に依存する回折角変動によるスポット移動や光学系のラジアル軸方向の組立誤差によって影響を受けることがなく、ラジアル軸方向について組立精度を緩和することが可能であり、また、タンジェンシャル軸方向についてもコンプリメンタリ(相補的)に組立精度を緩和することが可能であるという「SSD法」を用いることの利点をそのまま備えつつ、演算論理上は「非点収差法」によるフォーカスエラー信号の検出との互換性が確保され、フォーカスエラー信号の演算を行うFEP(フロントエンドプロセッサ)として「非点収差法」用のものを使用することができる。
したがって、この光ピックアップは、「SSD法」における組立精度の許容度を有しながら、従来より使用されている「非点収差法」用のFEP(フロントエンドプロセッサ)にそのまま接続して使用することが可能であり、また、すでに「非点収差法」用として成立している記録再生装置に対しても、部品としての互換性がある。
さらに、本発明に係る光ピックアップにおいては、構成を複雑化することなく、情報記録媒体からの反射光強度をラジアル軸及びタンジェンシャル軸により4象限に分割した成分を用いるトラッキングエラー信号の検出(「プッシュプル法」、「2素子DPD法」、「4素子DPD法」)を行うことが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る光ピックアップの光学系の構成を示す斜視図である。
この光ピックアップは、記録トラックに沿って情報情報が記録された情報記録媒体である光ディスクに対して収束光を照射し、この収束光の光ディスクからの反射光を検出して、情報信号を読み取る光ピックアップである。
この光ピックアップにおいては、マウント1上に設置されたレーザ素子2から出射された光束は、プリズムの一端面であるミラー3において反射され、ホログラム素子13を透過して、対物レンズ4に入射される。この光束(往路光)は、ホログラム素子13においては何らの作用も受けずに透過する。
対物レンズ4に入射した光束は、この対物レンズ4によって収束光となり、光ディスク5の信号記録上に集光され、この信号記録面上に光スポット6を形成する。
そして、信号記録面において反射された反射光(複路光)は、対物レンズ4に戻り、この対物レンズ4を経てホログラム素子13に入射する。このホログラム素子13は、光ディスク5からの反射光の通過領域を含む平面上に形成されている。このホログラム素子13は、透明基板12上に、微細周期構造として作製されている。
ここで、光ディスク5上の記録トラック8の接線に平行な軸をタンジェンシャル軸9と呼び、このタンジェンシャル軸9に直交し光ディスク5の回転中心軸10を通る軸をラジアル軸11と呼ぶ。光ディスク5に対する往復の光束の光軸7は、これらタンジェンシャル軸9及びラジアル軸11のいずれとも直交する。
ホログラム素子13に入射した光ディスク5からの反射光は、このホログラム素子13において、回折作用を受ける。ホログラム素子13は、後述するように、複数の分割線14,15,16,17によって複数の領域に分割されている。光ディスク5からの反射光は、ホログラム素子13の分割された領域のそれぞれにおいて、異なる、または、同一の回折作用を受ける。回折作用を受けた光ディスク5からの反射光は、1次回折光として、光軸7に対して所定の角度をなして0次光より分岐され、2組の回折光として出射される。これら2組の回折光は、互いに空間的に離間する位置において、受光素子基板18に入射する。
受光素子基板18上には、受光素子19が形成されている。ホログラム素子13を経た2組の回折光は、いずれも受光素子19に漏れなく入射する。すなわち、受光素子19は、ホログラム素子13を経た反射光を検出する。
受光素子19は、後述するように、4本の分割線20,21,22,23によって8つの受光領域に分割されている。この受光素子19は、分割された受光領域ごとに、入射した光束の光量に応じた光電変換を行い、信号出力を行う。この受光素子19は、8つの受光領域に分割されているので、8本の信号出力を行うが、これら信号出力の所定の2本ずつが電気的に接続されており、4本の信号出力を行う。
なお、ホログラム素子13における光ディスク5からの反射光の0次光は、回折作用を受けずに、光軸7上を進み、プリズムの一端面であるミラー3に戻る。この0次光は、ミラー3を透過して、プリズム内に入射する。そして、プリズムの底面側に設けられた図示しない受光素子によって受光される。この受光素子からの信号出力は、光ディスク5からの情報信号の読取り信号となる。
図2は、ホログラム素子の構成を示す平面図である。
ホログラム素子13は、図2に示すように、タンジェンシャル軸9に光学写像的に一致する第1の分割線14と、ラジアル軸11に光学写像的に一致する第2の分割線15と、第2の分割線15に平行で、かつ、第2の分割線15について対称に位置する第3及び第4の分割線16,17とにより、8領域に分割されている。
これらホログラム素子13における8領域は、各領域に対し分割線14,15,16,17のいずれかを挟んで隣接する領域を除いた市松模様状の配置をなす各々4領域からなる第1の領域群及び第2の領域群を構成している。
なお、「市松模様」とは、「紺と白と打違えに碁盤縞を並べた文様」のことをいうが、本発明において、ホログラム素子13における第1の領域群をなす領域と第2の領域群をなす領域とは、各領域に対し分割線14,15,16,17のいずれかを挟んで隣接する領域を除いた領域からなることにより、「打違えに碁盤縞を並べた」状態に配列されているので、これらの配置を「市松模様状」と表現している。
同一の領域群をなす領域は、同一の連続した波面の回折光を生成する同一特性のホログラムの一部となっている。そして、第1の領域群及び第2の領域群は、各領域群における0次及び±1次の回折光を分岐させる方向がともにラジアル軸相当方向に一致している。また、第1の領域群及び第2の領域群は、各領域群におけるラジアル軸相当方向の回折角が互いに異なっている。
すなわち、図2において、「凸R」で示した部分は、全て同一曲線群の一部であり、後述する受光素子19における図3中の右半分の受光領域に反射光を照射すべく、より大きな回折角を与えるようになっている。また、図2において、「凹L」の部分も、全て同一曲線群の一部であり、後述する受光素子19における図3中の左半分の受光領域に反射光を照射すべく、より小さな回折角を与えるようになっている。これら各領域群とも、回折方向はラジアル軸方向であり、光軸7からラジアル軸方向に沿った延長上に配置された受光素子19に対して回折光を照射する配置となっている。
なお、ホログラム素子13における反射光(複路光)の入射領域の輪郭30は、対物レンズ4の開口に相当する部分であり、第3及び第4の分割線16,17間の間隔は、この輪郭30の直径に対して、40%乃至60%に設定することが好ましい。
さらに、第1の領域群及び第2の領域群は、各領域群において反射光の光軸7に対して同一方向に回折させた2組の回折光に対して、タンジェンシャル軸相当方向について互いに異なるレンズパワーを付加してそれぞれを収束角度の異なる収束光とする。
すなわち、図2において、「凸R」で示した部分は、受光素子19に照射する1次回折光に対して、少なくともタンジェンシャル方向について、凸レンズ相当のレンズパワーを付加する。これら各領域に入射する反射光は収束光であるので、凸レンズ相当のレンズパワーを付加されることにより、急角度の収束光となる。また、図2において、「凹L」で示した部分は、受光素子19に照射する1次回折光に対して、少なくともタンジェンシャル方向について、凹レンズ相当のレンズパワーを付加する。これら各領域に入射する反射光は収束光であるので、凹レンズ相当のレンズパワーを付加されることにより、緩い角度の収束光となる。
受光素子19は、図1に示すように、光ディスク5ヘ照射される収束光が光ディスク5に対して合焦状態であるときに、ホログラム素子13を経た回折光のうち、第1及び第2の領域群において反射光の光軸7に対する同一方向(ラジアル軸方向)に回折された2組の回折光の通過領域を含み、かつ、これら2組の回折光が空間的に分離する距離までホログラム素子13から光軸方向に離間される位置の平面上に形成されている。
すなわち、ホログラム素子13の第1及び第2の領域群により回折された2組の回折光は、ホログラム素子13から出射された直後においては、略一体の輪郭をなしているが、各々の回折角の相違にともなって徐々に離間され、光軸方向に所定の距離の位置に至ると、回折方向、すなわち、ラジアル軸方向に離間される。
また、この受光素子19は、ホログラム素子13の第1及び第2の領域群により回折された2組の回折光の一方のタンジェンシャル方向の焦線と他方の焦線との間に位置する平面上に形成されている。
すなわち、ホログラム素子13により回折された2組の回折光は、タンジェンシャル方向について異なるレンズパワーを与えられており、双方の焦線の略中間の位置では、タンジェンシャル方向のスポットサイズが互いに等しくなる。受光素子19は、このような位置に設置されている。
図3は、受光素子の構成を示す平面図である。
そして、受光素子19は、図3に示すように、タンジェンシャル軸に相当する方向に平行で2組の回折光の略中間に位置する第1の分割線20と、2組の回折光上においてホログラム素子13の第2、第3及び第4の分割線15,16,17に光学写像的に各々略一致する第2、第3及び第4の分割線21,22,23とによって、8つの受光領域に分割されている。
受光素子19においては、2組の回折光は、2つに分離した輪郭31内に、ホログラム素子13における各領域群の形状に対応した市松模様状の形状の光スポットを形成する。第2、第3及び第4の分割線21,22,23は、2組の回折光のなす光スポットの市松模様状の形状に対応した位置に形成されている。
ここで、光ディスク5からの反射光をタンジェンシャル軸9及びラジアル軸11により分割した4象限を、図1に示すように、それぞれA,B,C,Dの4成分として表すと、これら4成分は、受光素子19上においては、図3中のA,B,C,Dの記載された受光領域にそれぞれ対応している。
そして、受光素子19の各受光領域は、第2乃至第4の分割線21,22,23のうち隣接するいずれか2本及び第1の分割線20を介するとともに分割線の交点を共有しない位置に配置された2つの受光領域からなる4つの受光領域対を構成している。受光素子19の各受光領域は、同一の受光領域対においては、互いに電気的に接続されている。
すなわち、受光素子基板18は、Si(シリコン)などの半導体により作製されており、同一の受光領域対の受光領域同士を接続するアルミ配線を有している。同一の受光領域対の受光領域は、このアルミ配線によって接続され、4本の信号出力端34より、信号出力を行う。
このようにして、受光素子19の4つの受光領域対は、2組の回折光のいずれかの照射強度に比例した4系統の光電変換出力を、光ディスク5からの反射光をタンジェンシャル軸9及びラジアル軸11において分割した4象限の成分に対応する光電変換出力A,B,C,Dとして出力する。
図4は、フォーカスエラー信号の検出動作を示す平面図である。
この光ピックアップにおいて、図4に示すように、ホログラム素子13上における4象限(A,B,C,D)の成分は、受光素子19においては、2組の回折光にそれぞれ分離されて受光される。
この光ピックアップにおいて、フォーカスエラー信号FEは、光電変換出力A,B,C,Dを用いて、以下の式により求められる。
FE=(A+C)−(B+D)
光ディスク5において収束光が合焦状態であるとき(Just)には、2組の回折光の形成する光スポットのサイズは同一となり、フォーカスエラー信号FEは0となる。また、この状態では、各光電変換出力A,B,C,Dは、ホログラム素子13上における4象限(A,B,C,D)の成分に対応しているため、プッシュプル信号TEpp、2素子DPD信号TE2−dpd、4素子信号TE4−dpdは、それぞれ各光電変換出力A,B,C,Dを用いて、以下の関係により演算することが可能である。
TEpp=(A+D)−(B+C)
TE2−dpd:〔A+D〕と〔B+C〕との位相比較
TE4−dpd:〔A+遅延させたD〕と〔B+遅延させたC〕との位相比較
光ディスク5において収束光が合焦状態でないとき、すなわち、対物レンズ4が光ディスク5から遠いとき(Far)及び対物レンズ4が光ディスク5に近いとき(Near)には、フォーカスエラー信号FEはそれぞれ0とならない。
(Far) FE=(A+C)−(B+D)>0
(Near)FE=(A+C)−(B+D)<0
対物レンズ4が光ディスク5から遠いとき(Far)と対物レンズ4が光ディスク5に近いとき(Near)とでは、フォーカスエラー信号FEの極性が逆となる。すなわち、このフォーカスエラー信号FEが、フォーカスエラー信号として機能していることがわかる。
図5は、本発明に係る光ピックアップにおけるフォーカスエラー信号の検出と「非点収差法」との互換性を説明する平面図である。
本発明に係る光ピックアップにおけるフォーカスエラー信号の検出と、従来の「非点収差法」とを比較すると、図5において左欄に示す「非点収差法」と、右欄に示す本発明におけるフォーカスエラー信号の検出とでは、反射光の分割方法と受光スポットの形とがそれぞれ異なるが、出力信号(光電変換出力A,B,C,D)については、完全な互換性を維持している。すなわち、本発明に係る光ピックアップからの光電変換出力A,B,C,Dを用いて、従来の「非点収差法」と同一の演算方法によって、フォーカスエラー信号を演算することができる。
〔第2の実施の形態〕
本発明に係る光ピックアップは、前述の第1の実施の形態におけるホログラム素子13における領域群の構成と、受光素子19における受光領域対の構成のしかたを以下のように変更しても構成することができる。
図6は、この実施の形態におけるホログラム素子の構成を示す平面図である。
この実施の形態において、ホログラム素子13は、図6に示すように、タンジェンシャル軸9に光学写像的に一致する第1の分割線14と、ラジアル軸11に光学写像的に一致する第2の分割線15と、第2の分割線15に平行で、かつ、第2の分割線15について対称に位置する第3及び第4の分割線16,17とにより、8領域に分割されている。
これらホログラム素子13における8領域は、第3又は第4の分割線16,17及び第1の分割線15を介する位置に配置された2つの領域からなる第1乃至第4の領域対を構成している。同一の領域対をなす領域は、同一の連続した波面の回折光を生成する同一特性のホログラムの一部となっている。そして、第1の領域乃至第4の領域対は、各領域対における0次及び±1次の回折光を分岐させる方向がともにラジアル軸相当方向に一致している。
また、第1の領域対及び第2の領域対は、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が等しく、第3の領域対及び第4の領域対は、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が等しい。そして、第1の領域対及び第2の領域対と、第3の領域対及び第4の領域対とは、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が互いに異なっている。
すなわち、図6において、「凸R」で示した部分は、同一曲線群の一部であり、受光素子19における図7中の右半分の受光領域に反射光を照射すべく、より大きな回折角を与えるようになっている。また、図6において、「凹R」で示した部分は、同一曲線群の一部であり、受光素子19における図7中の右半分の受光領域に反射光を照射すべく、より大きな回折角を与えるようになっている。
そして、図6において、「凹L」の部分も、同一曲線群の一部であり、受光素子19における図7中の左半分の受光領域に反射光を照射すべく、より小さな回折角を与えるようになっている。また、図6において、「凸L」の部分も、同一曲線群の一部であり、受光素子19における図7中の左半分の受光領域に反射光を照射すべく、より小さな回折角を与えるようになっている。
これら各領域対とも、回折方向はラジアル軸方向であり、光軸7からラジアル軸方向に沿った延長上に配置された受光素子19に対して回折光を照射する配置となっている。
ホログラム素子13における反射光(複路光)の入射領域の輪郭30は、対物レンズ4の開口に相当する部分であり、第2及び第3の分割線16,17間の間隔は、この輪郭30の直径に対して、40%乃至60%に設定することが好ましい。
さらに、ホログラム素子13における第1の領域対及び第3の領域対は、各領域対において反射光の光軸7に対して同一方向に回折させた回折光に対して、タンジェンシャル軸相当方向について等しいレンズパワーを付加し、第2の領域対及び第4の領域対は、各領域対において反射光の光軸7に対して同一方向に回折させた回折光に対して、タンジェンシャル軸相当方向について等しいレンズパワーを付加する。そして、第1の領域対及び第3の領域対と、第2の領域対及び第4の領域対とは、各領域対において反射光の光軸7に対して同一方向に回折させた回折光に対して、タンジェンシャル軸相当方向について互いに異なるレンズパワーを付加してそれぞれを収束角度の異なる収束光とする。
すなわち、図6において、「凸R」で示した部分及び「凸L」で示した部分は、受光素子19に照射する1次回折光に対して、少なくともタンジェンシャル方向について、凸レンズ相当のレンズパワーを付加する。これら各領域に入射する反射光は収束光であるので、凸レンズ相当のレンズパワーを付加されることにより、急角度の収束光となる。また、図6において、「凹R」で示した部分及び「凹L」で示した部分は、受光素子19に照射する1次回折光に対して、少なくともタンジェンシャル方向について、凹レンズ相当のレンズパワーを付加する。これら各領域に入射する反射光は収束光であるので、凹レンズ相当のレンズパワーを付加されることにより、緩い角度の収束光となる。
この実施の形態において、受光素子19は、光ディスク5ヘ照射される収束光が光ディスク5に対して合焦状態であるときに、ホログラム素子13を経た回折光のうち、第1乃至第4の領域対において反射光の光軸7に対する同一方向に回折された回折光の通過領域を含み、かつ、これら回折光が空間的に2組に分離する距離までホログラム素子13から光軸7方向に離間された位置に配置されている。また、この受光素子19は、これら回折光の一方側のタンジェンシャル方向の焦線(ホログラム素子13により凸レンズパワーを付加された回折光の焦線)と他方側の焦線(ホログラム素子13により凹レンズパワーを付加された回折光の焦線)との間に位置する平面上に形成されている。
図7は、この実施の形態における受光素子の構成を示す平面図である。
そして、この実施の形態における受光素子19は、図7に示すように、タンジェンシャル軸9に相当する方向に平行で2組に分離された回折光の略中間に位置する第1の分割線20と、2組に分離された回折光上においてホログラム素子13の第2、第3及び第4の分割線15,16,17に光学写像的に各々略一致する第2、第3及び第4の分割線21,22,23とによって、8つの受光領域に分割されている。
受光素子19においては、2組に分離された回折光は、2つに分離した輪郭31内に、ホログラム素子13における各領域対の形状に対応した形状の光スポットを形成する。第2、第3及び第4の分割線21,22,23は、2組に分離された回折光のなす光スポットの形状に対応した位置に形成されている。
ここで、光ディスク5からの反射光をタンジェンシャル軸9及びラジアル軸11により分割した4象限を、図1に示すように、それぞれA,B,C,Dの4成分として表すと、これら4成分は、受光素子19上においては、図7中のA,B,C,Dの記載された受光領域にそれぞれ対応している。
そして、受光素子19の各受光領域は、第2乃至第4の分割線21,22,23のうち隣接するいずれか2本及び他の一の受光領域を挟んでタンジェンシャル軸9に相当する方向に配置された2つの受光領域からなる4つの受光領域対を構成している。受光素子19の各受光領域は、同一の受光領域対においては、互いに電気的に接続されている。すなわち、同一の受光領域対の受光領域は、受光素子基板18上のアルミ配線によって接続され、4本の信号出力端34より、信号出力を行う。
このようにして、受光素子19の4つの受光領域対は、各回折光のいずれかの照射強度に比例した4系統の光電変換出力を、光ディスク5からの反射光をタンジェンシャル軸9及びラジアル軸11において分割した4象限の成分に対応する光電変換出力A,B,C,Dとして出力する。
図8は、この実施の形態におけるフォーカスエラー信号の検出動作を示す平面図である。
この光ピックアップにおいて、図8に示すように、ホログラム素子13上における4象限(A,B,C,D)の成分は、受光素子19においては、2組に分離される回折光のいずれかにそれぞれ分離されて受光される。
この光ピックアップにおいて、フォーカスエラー信号FEは、光電変換出力A,B,C,Dを用いて、以下の式により求められる。
FE=(A+C)−(B+D)
光ディスク5において収束光が合焦状態であるとき(Just)には、2組の回折光の形成する光スポットのサイズは同一となり、フォーカスエラー信号FEは0となる。また、この状態では、各光電変換出力A,B,C,Dは、ホログラム素子13上における4象限(A,B,C,D)の成分に対応しているため、プッシュプル信号TEpp、2素子DPD信号TE2−dpd、4素子信号TE4−dpdは、それぞれ各光電変換出力A,B,C,Dを用いて、以下の関係により演算することが可能である。
TEpp=(A+D)−(B+C)
TE2−dpd:〔A+D〕と〔B+C〕との位相比較
TE4−dpd:〔A+遅延させたD〕と〔B+遅延させたC〕との位相比較
光ディスク5において収束光が合焦状態でないとき、すなわち、対物レンズ4が光ディスク5から遠いとき(Far)及び対物レンズ4が光ディスク5に近いとき(Near)には、フォーカスエラー信号FEはそれぞれ0とならない。
(Far) FE=(A+C)−(B+D)>0
(Near)FE=(A+C)−(B+D)<0
対物レンズ4が光ディスク5から遠いとき(Far)と対物レンズ4が光ディスク5に近いとき(Near)とでは、フォーカスエラー信号FEの極性が逆となる。すなわち、このフォーカスエラー信号FEが、フォーカスエラー信号として機能していることがわかる。
すなわち、この実施の形態における光ピックアップにおいても、出力信号(光電変換出力A,B,C,D)については、従来の「非点収差法」と完全な互換性を維持しており、この光ピックアップからの光電変換出力A,B,C,Dを用いて、従来の「非点収差法」と同一の演算方法によって、フォーカスエラー信号を演算することができる。
なお、本発明は、いずれの実施の形態においても、「CD」系の各規格、「DVD」系の各規格、「HD−DVD」、「BD」など、種々の規格の光ディスクに対応した記録及び/又は再生用光ピックアップに適用可能である。
本発明に係る光ピックアップの光学系の構成を示す斜視図である。 前記光ピックアップの第1の実施の形態におけるホログラム素子の構成を示す平面図である。 前記光ピックアップの第1の実施の形態における受光素子の構成を示す平面図である。 前記光ピックアップの第1の実施の形態におけるフォーカスエラー信号の検出動作を示す平面図である。 前記光ピックアップにおけるフォーカスエラー信号の検出と「非点収差法」との互換性を説明する平面図である。 前記光ピックアップの第2の実施の形態におけるホログラム素子の構成を示す平面図である。 前記光ピックアップの第2の実施の形態における受光素子の構成を示す平面図である。 前記光ピックアップの第2の実施の形態におけるフォーカスエラー信号の検出動作を示す平面図である。 従来の「非点収差法」を用いた光ピックアップの構成を示す側面図である。 従来の「非点収差法」を用いた光ピックアップにおける4分割光検出器の構成を示す正面図である。 従来の「非点収差法」を用いた光ピックアップにおけるフォーカスエラー信号検出回路の構成を示すブロック図である。 従来の「SSD法」を用いた光ピックアップにおける受光素子の構成を示す側面図である。 従来の「SSD法」を用いた光ピックアップにおける受光素子の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 マウント
2 レーザ素子
3 ミラー
4 対物レンズ
5 光ディスク
6 光スポット
7 光軸
8 記録トラック
9 タンジェンシャル軸
10 ディスク回転軸
11 ラジアル軸
12 透明基板
13 ホログラム素子
14,15,16,17 分割線
18 受光素子基板
19 受光素子
20,21,22,23 分割線
30,31 輪郭
34 信号出力端

Claims (2)

  1. 記録トラックに沿って情報情報が記録された情報記録媒体に対して収束光を照射し、この収束光の前記情報記録媒体からの反射光を検出して、前記情報信号を読み取る光ピックアップであって、
    前記情報記録媒体からの前記反射光の通過領域を含む平面上に形成されたホログラム素子と、
    前記ホログラム素子を経た前記反射光を検出する受光素子と
    を備え、
    前記ホログラム素子は、少なくとも、前記反射光の光軸を通り前記記録トラックに平行なタンジェンシャル軸に光学写像的に一致する第1の分割線と、前記反射光の光軸を通り前記記録トラックに直交するラジアル軸に光学写像的に一致する第2の分割線と、前記第2の分割線に平行で、かつ、該第2の分割線について対称に位置する第3及び第4の分割線とにより、8領域に分割されており、
    前記ホログラム素子の前記8領域は、各領域に対し前記分割線のいずれかを挟んで隣接する領域を除いた市松模様状の配置をなす各々4領域からなる第1の領域群及び第2の領域群を構成しており、同一の領域群においては、同一の連続した波面の回折光を生成する同一特性のホログラムの一部となっており、
    前記第1の領域群及び前記第2の領域群は、各領域群における0次及び±1次の回折光を分岐させる方向がともに前記ラジアル軸相当方向に一致しているとともに、各領域群における前記ラジアル軸相当方向の回折角が互いに異なっており、各領域群において前記反射光の光軸に対して同一方向に回折させた2組の回折光に対して、前記タンジェンシャル軸相当方向について互いに異なるレンズパワーを付加してそれぞれを収束角度の異なる収束光とし、
    前記受光素子は、前記情報記録媒体ヘ照射される収束光が該情報記録媒体に対して合焦状態であるときに、前記ホログラム素子を経た回折光のうち、少なくとも、前記第1及び第2の領域群において前記反射光の光軸に対する同一方向に回折された2組の回折光の通過領域を含み、かつ、これら2組の回折光が空間的に分離する距離まで前記ホログラム素子から前記光軸方向に離間され、これら
    2組の回折光の一方のタンジェンシャル方向の焦線と他方の焦線との間に位置する平面上に形成されているとともに、前記タンジェンシャル軸に相当する方向に平行で前記2組の回折光の略中間に位置する第1の分割線と、前記2組の回折光上において前記ホログラム素子の第2、第3及び第4の分割線に光学写像的に各々略一致する第2、第3及び第4の分割線とによって8つの受光領域に分割されており、
    前記受光素子の前記各受光領域は、前記第2乃至第4の分割線のうち隣接するいずれか2本及び前記第1の分割線を介するとともに分割線の交点を共有しない位置に配置された2つの受光領域からなる4つの受光領域対を構成しており、同一の受光領域対においては、互いに電気的に接続されており、
    前記受光素子の前記4つの受光領域対は、前記2組の回折光のいずれかの照射強度に比例した4系統の光電変換出力を、前記情報記録媒体からの反射光を前記タンジェンシャル軸及び前記ラジアル軸において分割した4象限の成分に対応する光電変換出力として出力する
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 記録トラックに沿って情報情報が記録された情報記録媒体に対して収束光を照射し、この収束光の前記情報記録媒体からの反射光を検出して、前記情報信号を読み取る光ピックアップであって、
    前記情報記録媒体からの前記反射光の通過領域を含む平面上に形成されたホログラム素子と、
    前記ホログラム素子を経た前記反射光を検出する受光素子と
    を備え、
    前記ホログラム素子は、少なくとも、前記反射光の光軸を通り前記記録トラックに平行なタンジェンシャル軸に光学写像的に一致する第1の分割線と、前記反射光の光軸を通り前記記録トラックに直交するラジアル軸に光学写像的に一致する第2の分割線と、前記第2の分割線に平行で、かつ、該第2の分割線について対称に位置する第3及び第4の分割線とにより、8領域に分割されており、
    前記ホログラム素子の前記8領域は、前記第3又は第4の分割線及び前記第1の分割線を介する位置に配置された2つの領域からなる第1乃至第4の領域対を構成しており、同一の領域対においては、同一の連続した波面の回折光を生成する同一特性のホログラムの一部となっており、
    前記第1の領域対乃至前記第4の領域対は、各領域対における0次及び±1次の回折光を分岐させる方向がともに前記ラジアル軸相当方向に一致しており、
    前記第1の領域対及び前記第2の領域対は、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が等しく、
    前記第3の領域対及び前記第4の領域対は、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が等しく、
    前記第1の領域対及び前記第2の領域対と、前記第3の領域対及び前記第4の領域対とは、各領域対におけるラジアル軸相当方向の回折角が互いに異なっており、
    前記第1の領域対及び前記第3の領域対は、各領域対において前記反射光の光軸に対して同一方向に回折させた回折光に対して、前記タンジェンシャル軸相当方向について等しいレンズパワーを付加し、
    前記第2の領域対及び前記第4の領域対は、各領域対において前記反射光の光軸に対して同一方向に回折させた回折光に対して、前記タンジェンシャル軸相当方向について等しいレンズパワーを付加し、
    前記第1の領域対及び前記第3の領域対と、前記第2の領域対及び前記第4の領域対とは、各領域対において前記反射光の光軸に対して同一方向に回折させた回折光に対して、前記タンジェンシャル軸相当方向について互いに異なるレンズパワーを付加してそれぞれを収束角度の異なる収束光とし、
    前記受光素子は、前記情報記録媒体ヘ照射される収束光が該情報記録媒体に対して合焦状態であるときに、前記ホログラム素子を経た回折光のうち、少なくとも、前記第1乃至第4の領域対において前記反射光の光軸に対する同一方向に回折された回折光の通過領域を含み、かつ、これら回折光が空間的に2組に分離する距離まで前記ホログラム素子から前記光軸方向に離間され、これら回折光の一方側のタンジェンシャル方向の焦線と他方側の焦線との間に位置する平面上に形成されているとともに、前記タンジェンシャル軸に相当する方向に平行で前記2組に分離された回折光の略中間に位置する第1の分割線と、前記2組に分離された回折光上において前記ホログラム素子の第2、第3及び第4の分割線に光学写像的に各々略一致する第2、第3及び第4の分割線とによって8つの受光領域に分割されており、
    前記受光素子の前記各受光領域は、前記第2乃至第4の分割線のうち隣接するいずれか2本及び他の一の受光領域を挟んで前記タンジェンシャル軸に相当する方向に配置された2つの受光領域からなる4つの受光領域対を構成しており、同一の受光領域対においては、互いに電気的に接続されており、
    前記受光素子の前記4つの受光領域対は、前記各回折光のいずれかの照射強度に比例した4系統の光電変換出力を、前記情報記録媒体からの反射光を前記タンジェンシャル軸及び前記ラジアル軸において分割した4象限の成分に対応する光電変換出力として出力する
    ことを特徴とする光ピックアップ。
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