JP4412224B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器等の負荷に安定した電圧を供給すると共に、無停電電源装置自体の保守などの際にバイパス回路へ切り替えを行う構成の無停電電源装置に関する。
従来の常時商用給電方式の無停電電源装置として、例えば特許文献1に記載のものがある。この方式の無停電電源装置は、簡易な回路機構で構成可能であるという利点を備えており、通常時は入力電圧をそのまま出力し、停電時のみ変換器からバックアップ給電するようになっている。しかしながら、この方式には、入力電圧が変動するとそのまま出力電圧も変動するという欠点があり、このため、特許文献2に記載されているような常時インバータ給電と呼ばれる種類の無停電電源装置の出力電圧を一定にする特徴機能が失われてしまうという欠点があった。
そこで、新たに考えられたのが、特許文献3に記載の構成を持つ無停電電源装置である。これは、常時商用給電方式の無停電電源装置に、小さな容量の電源−負荷間に直列に接続されるインバータを追加することで、常時インバータ給電方式と類似の出力電圧を制御する機能を持たせることができるようになっている。
ところで、無停電電源装置は、電源のバックアップを目的とする装置であり、連続運転が要求される場合も多い。また、電力蓄積手段として鉛蓄電池を用いるような場合には、一般に装置本体よりも鉛蓄電池の方が寿命が短い。このため、無停電電源装置から負荷に給電した状態のまま、保守作業を実施する必要が生じる場合がある。このような目的のために設けられたのが、特許文献2に記載されているようなバイパス回路であり、バイパス回路を使用して給電している間に、変換器を停止させ、保守作業を実施する。
上述した無停電電源装置の構成は、図12〜図16の従来例の図に簡易的に表してある。
図12は、従来の無停電電源装置の全体構成を示す図であり、回路遮断手段である入力リレー5と、商用電源である入力側の電圧Vinを検出する入力電圧検出手段である電圧検出器6と、出力側に電圧Vin,V2の何れかを出力電圧Voutとして振り分ける回路切り替え手段である出力リレー7と、電力蓄積手段である蓄電池8と、電源装置9と、バイパス手段であるバイパス回路10と、これらを制御する制御装置11とから構成されている。
電源装置9は、電圧検出器6で検出した電圧V3により電源が停電したと判定される場合、入力リレー5を開として蓄電池8から供給される電力を交流電圧V2に変換し、この電圧V2を出力リレー7を通して無停電電源装置から出力する。このとき、出力リレー7は、電源装置9側の電圧V2を出力電圧Voutとして出力するように動作させる。また、電圧検出器6で検出した電圧V3により電源が停電したと判定されない場合は、入力リレー5を閉として、入力電圧Vinを受電し、ここから得られる電力を用いて、蓄電池8を充電する。これと同時に受電した電力を用いて、交流電圧V2を出力し、この電圧V2を出力リレー7を通して無停電電源装置から出力する。このときも、出力リレー7を電源装置9側の電圧V2を出力電圧Voutとして出力するように動作させる。
また、保守などの目的で負荷に電力を供給したまま電源装置9を停止したい場合は、出力リレー7をバイパス回路10側に接続すると共に、入力リレー5を開とすることによって、負荷に電力を供給した状態のままにして、電源装置9を停止させる。
このように動作させるための、制御装置11の構成は、図13に示すように停電検出回路12及び電圧制御回路13を備えて構成される。
停電検出回路12は、電圧検出器6の出力電圧V3が入力され、この入力された電圧V3が停電と見做される範囲かどうかを判定し、停電であるか否かの信号(停電信号)S1を入力リレー5へ出力する。その停電信号S1が、停電時には、入力リレー5を開とする指令を行うためのものとなる。停電を判定する具体的な方法は、多くの例が提案されているが、その一例として特許文献4に記載のものがある。
電圧制御回路13には、その停電信号S1に加え、バイパス切替制御信号S2が入力され、これらの信号S1,S2により動作モードを変更する電源制御信号S3が電源装置9へ出力されるようになっている。
バイパス切替制御信号S2は、出力リレー7に入力され、電源装置9側に接続するか、バイパス回路10側に接続するかを決定するスイッチング指示信号となる。また、電圧制御回路13は、電源装置9の出力電圧を制御するための上記電源制御信号S3を発生して電源装置9に入力する。この電圧制御回路13の具体例は、図14〜図16に表した通りである。
図14は、特許文献2に記載されているような常時インバータ給電方式の場合の電圧制御回路13の構成例である。図14には、常時インバータ給電方式の主回路の概略構成が示してあり、入力電圧Vinを受けて直流電圧V5に変換する電力変換器18と、その直流側に接続されたコンデンサ19と、この直流電圧V5を交流電圧V2(=出力電圧Vout)に変換する電力変換器18aとから構成されている。
通常、蓄電池8は、この直流電圧V5に直接、もしくは電圧レベルを変換するチョッパ回路を介して接続されるが、図14では省略してある。この種の無停電電源装置では、出力電圧V2を精度良く制御するために出力電圧Voutを検出し、フィードバック制御を用いることが多いため、図14においてもそのような構成としてある。
このため、電源装置9の出力側には、電圧検出器6aを接続し、この検出電圧信号V6を制御装置11の中の電圧制御回路13に入力するようにしてある。また、電圧制御回路13には出力電圧指令信号V6aが入力され、電圧調節器16において出力電圧指令信号V6aと検出電圧信号V6との偏差を求め、これを定数倍して偏差V7として出力する。この電圧調節器16には、その偏差V7を定数倍する一般的な比例調節器(P調節器)のようなものが用いられる。なお、比例積分調節器(PI調節器)が用いられる場合もある。
この図14では、交流量のまま調節器演算を行う瞬時値制御のイメージで説明したが、用途においては、電圧の平均値のレベルで制御を行う平均値制御を採用する場合もある。電圧調節器16において演算された出力電圧指令信号V6aは、PWM(Pulse Width Modulation)変調器17に入力され、ここで、電力変換器18aを駆動するのに必要とされるPWMパルス列に変調され、このパルス信号S5が電力変換器18aに入力される。
なお、電力変換器18の制御系は図示していないが、一般的にPWMコンバータやPWM整流器などと呼ばれる種類の変換器の制御と同種の制御を行って、交流電圧から直流電圧側に電力を供給したり、場合によっては、交流電圧側に電力を返す動作を行ったりする場合もある。
図15及び図16は、特許文献3に記載されているような構成を持つ無停電電源装置に適用される電圧制御回路13の構成例を示す図である。
図15において、電源装置9は入力側に並列に接続される電力変換器18b(並列コンバータ)と、入出力間に接続される電力変換器18c(直列コンバータ)と、コンデンサ19とを備えて構成されている。図16において、電源装置9は、負荷に並列に接続される電力変換器18b(並列コンバータ)と、入出力間に接続される電力変換器18c(直列コンバータ)と、コンデンサ19とから構成される。
これらの電源装置9では、出力電圧Voutを制御するのは直列コンバータの役割となるので、図15及び図16では直列コンバータの制御系が示してあるが、これらの直列コンバータの制御系は同様であるため、図15について説明する。
ここにおいても出力電圧指令信号V6aは、電圧制御回路13に入力され、電圧調節器16において調節器演算が行われるが、直列コンバータが出力すべき電圧は、その構成から明らかなように入力電圧Vinと出力電圧Voutの差である。従って、電圧調節器16の出力をそのままPWM変調器17に送って制御しようとすると、電圧調節器16の負担は過大となり、制御性能が低下してしまう。
そこで、電圧調節器16の出力段に加算器3bを置き、入力電圧に相当する分を予め減じておくことにより制御性能を向上できる構成としている。そして、加算器3bの出力電圧V8はPWM変調器17に入力され、そこで、電力変換器18cを駆動するのに必要とされるPWMパルス列に変調され、このパルス信号S7が電力変換器18cに入力される。
なお、電力変換器18bの制御は図示していないが、コンデンサ19の電圧を調整する機能や、直列コンバータが電源ラインとやり取りした電力を電源ラインに戻す役割を果たすものである。また、図14〜図16においては、簡単のため、入力リレーやバイパス回路などは省略して記載した。
更に、特許文献9の請求項6においては、負荷に動揺を与えることなくバイパス回路に切り替えるための技術として、交流電圧源の電圧指令をバイパス電源の電圧に一致させる技術が開示されている。特許文献10の請求項1にも、突入電流や急激な電圧変動を防止する技術として、バイパス電源電圧と設定電圧の偏差信号を切り替え開始時に徐々に電圧を上昇させる遅延特性を有したアンプを介して加算する技術が開示され、請求項2には、バイパス電源電圧と設定電圧の偏差信号を切り替え終了時に徐々に電圧を下降させる遅延特性を有したアンプを介して加算する技術が開示されている。
特許文献11の請求項1及び2にも、切り替え時の電流発生を抑制する技術として、電圧基準値を変化させる技術が開示されている。特許文献12の請求項1、2にも、バイパス回路からインバータに負荷給電を切り替える際の過大な突入電流を防止する技術として、インバータの出力電圧波形をバイパス給電電圧波形に合わせるように制御する技術が開示されている。
特開平7−163066号公報 特開平6−113489号公報 特開2004−96831号公報 特開平6−205547号公報 実開平5−55739号公報 特許3185846号公報 特願2004−201410号公報 特願2004−116382号公報 特開2000−14041号公報 特許第3550573号公報 特開平9−308133号公報 特開平6−165412号公報 特開平6−189475号公報
ところで、特許文献1や特許文献3に記載のような無停電電源装置では、入力電圧が高い場合や低い場合にも負荷に給電する出力電圧は一定の電圧にすることができる機能を持つことは、既に述べたとおりである。しかし、保守などの目的で、バイパス給電に切り替える際に、入力電圧が高い場合や低い場合に、そのまま切り替えを行うと負荷に対して急峻な電圧変動を与えることとなる。
特許文献5の無停電電源装置は、バイパス回路からインバータ給電に切り替えられる際に発生する突入電流を、出力過電流検出回路と信号供給阻止回路を設置することによって抑制するようになっている。しかし、それらの追加回路を設けなければならないので、コスト高となる。
更に、特許文献9〜特許文献12の技術は、何れも変換器からバイパス回路へ給電経路を移す場合に、事前に変換器の出力電圧をバイパス回路側の電圧に合わせておき、逆にバイパス回路から変換器へ給電経路を移す場合には、切り替え直後の変換器の出力電圧をバイパス回路側の電圧に合わせることによって、負荷や変換器に対する電圧変動に由来する切り替え時の動揺を抑制するようになっている。
しかし、電圧指令をバイパス回路側の指令値に合わせるといった電圧制御により電圧差を無くす手段で実現しているため、これを安価に実現しようとした場合、実際には、センサーの検出誤差や制御誤差、制御の安定度などの要因により、バイパス回路側の電圧と変換器の出力電圧が波形も含めて正確にあっていることが保障されるものではない。また、高精度の制御を行おうとした場合、制御装置に非常に高速・高精度の部品を使用するなど、コスト高になってしまう。従って、安価に無停電電源装置を構成しようとすると、変換器とバイパス回路の間で給電経路を移すという機械的操作を伴う操作が行われる際に、実際には動揺を避けることが難しい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、バイパス切り替え時の負荷に対する急峻な電圧変動を無くす入力電圧変動補償機能を、高速・高精度の部品の使用や追加回路の増設等のコスト高となる解決方法を用いず安価に構成することができる無停電電源装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による無停電電源装置は、入力側からの入力電圧を遮断する入力遮断手段と、この入力遮断手段を介して受電された入力電圧を直流に変換して蓄電池に蓄電すると共に出力側へ出力電圧として出力し、入力遮断手段の遮断時に蓄電池の蓄電電力を交流に変換して出力側へ出力する電源手段と、入力側と出力側との間に電源手段及び入力遮断手段に対して並列に接続されるバイパス手段と、このバイパス手段及び電源手段の何れか一方を出力側に接続する切り替えを行う出力切替手段と、入力電圧を検出する入力検出手段と、この入力検出手段での検出電圧が特定範囲を逸脱する際に入力遮断手段を遮断状態として蓄電電力を出力側へ出力する制御を行うと共に、出力切替手段を制御して電源手段とバイパス手段との相互切替を行う制御手段とを有する無停電電源装置において、前記入力電圧が単相交流であり、この交流を受電するために前記電源手段が、上下アームが直列接続されたレッグを3つ有し、このうち1レッグを共通とする2つの単相コンバータで成る際に、前記制御手段は、前記電源手段側から前記バイパス手段側への切替制御を行う場合、前記電源手段の出力電圧を徐々に前記入力電圧に近づけた後、中間点が前記入力遮断手段に接続されているレッグと、中間点が前記出力切替手段に接続されているレッグとの上下アームを、受電電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせて受電電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記バイパス手段側に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2による無停電電源装置は、請求項1において、前記制御手段は、前記バイパス手段側から前記電源手段側への切替制御を行う場合、中間点が前記入力遮断手段に接続されているレッグと、中間点が前記出力切替手段に接続されているレッグとの上下アームを、入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記電源手段側に切り替え、この後に前記電源手段の出力電圧を徐々に通常運転時の電圧に移行することを特徴とする。
また、本発明の請求項3による無停電電源装置は、入力側からの入力電圧を遮断する入力遮断手段と、この入力遮断手段を介して受電された入力電圧を直流に変換して蓄電池に蓄電すると共に出力側へ出力電圧として出力し、入力遮断手段の遮断時に蓄電池の蓄電電力を交流に変換して出力側へ出力する電源手段と、入力側と出力側との間に電源手段及び入力遮断手段に対して並列に接続されるバイパス手段と、このバイパス手段及び電源手段の何れか一方を出力側に接続する切り替えを行う出力切替手段と、入力電圧を検出する入力検出手段と、この入力検出手段での検出電圧が特定範囲を逸脱する際に入力遮断手段を遮断状態として蓄電電力を出力側へ出力する制御を行うと共に、出力切替手段を制御して電源手段とバイパス手段との相互切替を行う制御手段とを有する無停電電源装置において、前記入力電圧が単相交流であり、この交流を受電するために前記電源手段が、複数の上下アームを組み合わせた第1及び第2のフルブリッジ回路を有し、当該第1のフルブリッジ回路が単相交流電源に並列に接続され、当該第2のフルブリッジ回路が該第1のフルブリッジ回路の前記単相交流電源への並列接続点の単相交流電源側、或いは負荷側における単相交流電源と負荷との間に、直列に絶縁手段を介して接続されて成る際に、前記制御手段は、前記電源手段側から前記バイパス手段側への切替制御を行う場合、前記電源手段の出力電圧を徐々に前記入力電圧に近づけた後、前記第2のフルブリッジ回路の上下アームを入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせるか、上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記バイパス手段側に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4による無停電電源装置は、請求項3において、前記制御手段は、前記バイパス手段側から前記電源手段側への切替制御を行う場合、前記第2のフルブリッジ回路の上下アームを入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせるか、上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記電源手段側に切り替え、この後に前記電源手段の出力電圧を徐々に通常運転時の電圧に移行することを特徴とする。
また、本発明の請求項5による無停電電源装置は、入力側からの入力電圧を遮断する入力遮断手段と、この入力遮断手段を介して受電された入力電圧を直流に変換して蓄電池に蓄電すると共に出力側へ出力電圧として出力し、入力遮断手段の遮断時に蓄電池の蓄電電力を交流に変換して出力側へ出力する電源手段と、入力側と出力側との間に電源手段及び入力遮断手段に対して並列に接続されるバイパス手段と、このバイパス手段及び電源手段の何れか一方を出力側に接続する切り替えを行う出力切替手段と、入力電圧を検出する入力検出手段と、この入力検出手段での検出電圧が特定範囲を逸脱する際に入力遮断手段を遮断状態として蓄電電力を出力側へ出力する制御を行うと共に、出力切替手段を制御して電源手段とバイパス手段との相互切替を行う制御手段とを有する無停電電源装置において、前記入力電圧が三相交流であり、この交流を受電するために前記電源手段が、複数の上下アームを組み合わせた第1及び第2のフルブリッジ回路を有し、当該第1のフルブリッジ回路が三相交流電源に並列に接続され、当該第2のフルブリッジ回路が該第1のフルブリッジ回路の前記三相交流電源への並列接続点の三相交流電源側、或いは負荷側における三相交流電源と負荷との間に、直列に絶縁手段を介して接続されて成る際に、前記制御手段は、前記電源手段側から前記バイパス手段側への切替制御を行う場合、前記電源手段の出力電圧を徐々に前記入力電圧に近づけた後、前記第2のフルブリッジ回路の上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記バイパス手段側に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項6による無停電電源装置は、請求項5において、前記制御手段は、前記バイパス手段側から前記電源手段側への切替制御を行う場合、前記第2のフルブリッジ回路の上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記電源手段側に切り替え、この後に前記電源手段の出力電圧を徐々に通常運転時の電圧に移行することを特徴とする。
これらの構成によれば、機械的操作を伴う出力切替手段の切り替え操作時に、電源手段側とバイパス手段側と電圧差が、デバイスの物理的な性質(電圧降下)によって決定され、実用的には差が殆ど無いといえるレベルに極小化でき、制御の要素も排除できる。このため、制御誤差などの不確定要素も介入することなしに、切り替え時に負荷へ供給する出力電圧の急変を防止することができる。また、その制御は、本来のインバータの制御回路を用いてほぼ実現することができ、特にソフトウェアで実現するような場合には、物理的には全く同じ構成で実現できるので、コスト高とならないようにすることができる。
以上説明したように本発明によれば、バイパス切り替え時の負荷に対する急峻な電圧変動を無くす入力電圧変動補償機能を、高速・高精度の部品の使用や追加回路の増設等のコスト高となる解決方法を用いず安価に構成することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置の構成を示すブロック図である。
この図1に示す無停電電源装置100は、上記背景技術で説明した入力リレー5と、電圧検出器6と、出力リレー7と、蓄電池8と、電源装置9と、バイパス回路10と、本実施の形態の特徴要素である制御装置30とを備えて構成されている。
制御装置30は、変化率制限回路31と、コンパレータ32,33と、乗算器34,35,36と、減算器37と、加算器38と、PWM変調器39と、停電検出回路41と、PLL(Phase Locked Loop)回路42と、切替リレー44と、ディレー回路45とを備えて構成されている。
停電検出回路41は、電圧検出器6で検出された電圧(以降、検出入力電圧)V3が停電と見做される範囲かどうかを判定し、停電と判定した際に停電信号S1を入力リレー5へ出力する。入力リレー5は、その停電信号S1が供給されると開となる。
PLL回路42は、内部生成基準信号を検出入力電圧V3に同期させ、この同期信号S11を乗算器36へ出力する。この同期信号S11が本制御装置30の基準信号となる。
変化率制限回路31は、外部から入力されるバイパス切替指令信号S12がバイパス回路10側に切り替えるための指令として「0」から「1」にステップ状に変化した際に、この変化率を制限してランプ関数状に「0」から「1」まで変化させ、この変化させた信号S13をコンパレータ32、乗算器34及び減算器37へ出力する。
この逆に、変化率制限回路31は、バイパス切替指令信号S12が電源装置9側に切り替えるための指令として「1」から「0」にステップ状に変化した際に、この変化率を制限してランプ関数状に「1」から「0」まで変化させ、この変化させた信号S13をコンパレータ32、乗算器34及び減算器37へ出力する。
乗算器34は、変化率制限回路31での変化率制限後のバイパス切替指令信号S13と検出入力電圧V3とを乗算し、この結果を出力電圧V11として出力する。この出力電圧V11は、「0」から検出入力電圧V3まで徐々に変化する。言い換えれば、出力電圧V11は、「0」から入力電圧Vinまで徐々に変化する。
減算器37は、設定値の「1」から変化率制限後のバイパス切替指令信号S13を減算し、この結果を出力信号S14として出力する。この出力信号S14は、ランプ関数状に「1」から「0」に変化し、乗算器35へ入力される。
乗算器35は、その出力信号S14と、予め設定された通常運転時の出力電圧指令信号V12とを乗算し、この結果を出力電圧V13として出力する。この出力電圧V13は、「0」から検出入力電圧V3まで徐々に変化する。言い換えれば、出力電圧V13が通常時の出力電圧指令信号V12から「0」まで徐々に変化する。
加算器38は、乗算器34の出力電圧V11と乗算器35の出力電圧V13とを加算し、この結果を出力電圧V14として出力する。この出力電圧V14は、通常時の出力電圧指令信号V12から徐々に入力電圧Vinに変化する。
乗算器36は、その出力電圧V14と、PLL回路42からの同期信号S11とを乗算し、この結果を出力電圧V15として出力する。この出力電圧V15は、出力電圧V14が同期信号S11を包絡する状態の電圧信号となってPWM変調器39へ出力される。
PWM変調器39は、その出力電圧V15を、電源装置9の電力変換器を駆動するのに必要とされるPWMパルス列に変調し、このPWMパルス信号S15を、切替リレー44を介して電源装置9の電力変換器の電源制御信号S3として出力する。
PWMパルス信号S15は、通常時の出力電圧指令信号V12から徐々に入力電圧Vinに変化する電圧V14と、PLL回路42からの同期信号S11とを乗算した電圧V15に応じて生成される信号なので、このPWMパルス信号S15(=電源制御信号S3)で電源装置9を制御すれば、電源装置9の出力電圧V2(=出力電圧Vout)を徐々に入力電圧Vinに近づけることができる。
コンパレータ32は、変化率制限回路31からの変化率制限後のバイパス切替指令信号S13が「1」に到達したか否かを判定し、「1」となった時点で、切替制御信号S16を出力する。この切替制御信号S16は、切替リレー44を切り替えるための信号として出力されると共に、9側から10側に切り替わるときのみディレーを発生するディレー回路45で所定時間遅延され、これが出力リレー7を切り替えるためのバイパス切替制御信号S2として出力されるようになっている。なお、ディレー回路45aはS17からS15へ切り替わるときのみディレーを発生するので、このときはディレーは発生しない。
コンパレータ33は、電圧検出器6からの検出入力電圧V3(=入力電圧Vin)の正弦波電圧の正負判定を行い、この正をオン、負をオフとするオン/オフ信号S17を、切替リレー44を介して電源装置9の電力変換器の電源制御信号S3として出力する。
次に、このような構成の無停電電源装置100のバイパス切替制御動作を説明する。
まず、通常運転時の電源装置9側からバイパス回路10側に切り替える場合の動作を説明する。この場合、最初は出力リレー7が電源装置9側に接続されており、電源装置9からの電圧V2が出力電圧Voutとして出力されている。また、切替リレー44は、PWM変調器39側に接続されている。この時、図2に示すように、入力電圧Vinが通常運転時の出力電圧Voutよりも高いとする。
バイパス切替指令信号S12が、図2の時刻t1において、バイパス回路10側に切り替えるための指令として「0」から「1」にステップ状に変化したとする。このバイパス切替指令信号S12は、変化率制限回路31において、「0」から「1」に向かってランプ関数状に徐々に変化し、この変化した信号S13がコンパレータ32、乗算器34及び減算器37へ出力される。なお、「0」から「1」に向かってランプ関数状に徐々に変化する状態は、図2の時刻t1〜t2に示す状態と対応する。
乗算器34では、その徐々に変化するバイパス切替指令信号S13と検出入力電圧V3とが乗算され、この結果、出力電圧V11が、「0」から検出入力電圧V3(=入力電圧Vin)に向かって徐々に変化し、加算器38へ出力される。
減算器37では、設定値の「1」からバイパス切替指令信号S13が減算され、この結果、出力信号S14が、「1」から「0」に向かって徐々に変化し、乗算器35へ出力される。乗算器35では、その出力信号S14と、通常時の出力電圧指令信号V12とが乗算され、この結果、出力電圧V13が「0」から検出入力電圧V3に向かって徐々に変化し、加算器38へ出力される。
加算器38では、出力電圧V11と出力電圧V13とが加算され、この結果、出力電圧V14が、通常時の出力電圧指令信号V12から入力電圧Vinに向かって徐々に変化し、乗算器36へ出力される。
乗算器36では、その出力電圧V14と、PLL回路42からの同期信号S11とが乗算され、この結果、出力電圧V15は、出力電圧V14が同期信号S11を包絡する状態の電圧信号となる。PWM変調器39では、その出力電圧V15が、電源装置9の電力変換器の駆動に必要なPWMパルス列に変調され、これがPWMパルス信号S15として出力される。
このPWMパルス信号S15が切替リレー44を介して電源制御信号S3として電源装置9へ出力され、この電圧制御によって、電源装置9の出力電圧V2(=出力電圧Vout)が図2の時刻t1〜t2間に示すように入力電圧Vinに向かって徐々に近づく。
一方、変化率制限回路31からのバイパス切替指令信号S13が「1」になると、図2の時刻t2に示すように、電源装置9の出力電圧V2(=出力電圧Vout)が入力電圧Vinと同電位となる。この時、コンパレータ32では、そのバイパス切替指令信号S13の「1」によって、リレーを切り替えるための切替制御信号S16が出力され、切替リレー44がコンパレータ33側へ切り替わり、これよりも遅れてディレー回路45からバイパス切替制御信号S2が出力リレー7に入力され、これによってバイパス回路10側に切り替わる。
この切り替え時点では、現在の出力電圧Voutである電源装置9の出力電圧V2が入力電圧Vinと同電位となっているので、出力リレー7をバイパス回路10側に切り替えて入力電圧Vinをダイレクトに出力電圧Voutとして出力させても、従来のような、電源装置9側とバイパス回路10側との2経路の電位差による急峻な電圧変動を無くすことができる。
図3は、入力電圧Vinが通常時の出力電圧Voutよりも低かった場合を示す図であるが、図2の場合と異なるのは、その電圧関係のみであるため、動作説明は省略する。
次に、出力リレー7をバイパス回路10側から電源装置9側へ切り替える場合の動作を説明する。この場合、入力電圧Vinがダイレクトにバイパス回路10を介して出力リレー7から出力電圧Voutとして出力されている。また、切替リレー44は、コンパレータ33側に接続されている。但し、切り替え後の通常運転時の出力電圧Voutは、図4の時刻t2以降に示すように入力電圧Vinよりも低いとする。
この電圧条件の場合に、電源装置9を起動させて通常運転を行い、出力リレー7をバイパス回路10側から電源装置9側に切り替えた場合、電源装置9の出力電圧V2が入力電圧Vinよりも低いので、2経路の電位差による急峻な電圧変動が出力電圧Voutに生じてしまう。
そこで、出力リレー7の切り替え前に、コンパレータ33によって、電圧検出器6からの検出入力電圧V3(=入力電圧Vin)の正弦波電圧の正負判定を行い、この正をオン、負をオフとするオン/オフ信号S17を、切替リレー44を介して電源制御信号S3として電源装置9へ出力している。
この電源制御信号S3は入力電圧Vinをもとに生成されているので、電源制御信号S3によって電源装置9の出力電圧V2が入力電圧Vinと同電位となる。従って、バイパス回路10側から電源装置9側への切り替え前の電源装置9の出力電圧V2は、現時点で出力電圧Voutとなっている入力電圧Vinと同電位とされている。
ここで、バイパス切替指令信号S12が、図4の時刻t1において、通常運転に切り替えるための指令として「1」から「0」にステップ状に変化したとする。このバイパス切替指令信号S12は、変化率制限回路31において、「1」から「0」に向かってランプ関数状に徐々に変化し、この変化した信号S13がコンパレータ32、乗算器34及び減算器37へ出力される。なお、「1」から「0」に向かってランプ関数状に徐々に変化する状態は、図4の時刻t1〜t2に示す状態と対応する。
一方、変化率制限回路31からのバイパス切替指令信号S13が「1」よりも小さくなった時点で、コンパレータ32から切替制御信号S16が出力されなくなるので、切替リレー44がPWM変調器39側へ切り替わると共に、出力リレー7が電源装置9側に切り替わる。このとき45はディレーとして働かないが、45aはディレーが働く。出力リレー7の切り替えの時点で、バイパス回路10側と電源装置9側との2経路の電位差は無いので、その電位差による急峻な電圧変動は無い。
また、変化率制限回路31からのバイパス切替指令信号S13は、「1」から「0」に向かって徐々に変化するので、乗算器34では、その徐々に変化するバイパス切替指令信号S13と検出入力電圧V3とが乗算され、この結果、出力電圧V11が、検出入力電圧V3(=入力電圧Vin)から「0」に向かって徐々に変化し、加算器38へ出力される。
減算器37では、設定値の「1」からバイパス切替指令信号S13が減算され、この結果、出力信号S14が、「0」から「1」に向かって徐々に変化し、乗算器35へ出力される。乗算器35では、その出力信号S14と、通常時の出力電圧指令信号V12とが乗算され、この結果、出力電圧V13が検出入力電圧V3から「0」に向かって徐々に変化し、加算器38へ出力される。
加算器38では、出力電圧V11と出力電圧V13とが加算され、この結果、出力電圧V14が、入力電圧Vinから通常時の出力電圧指令信号V12に向かって徐々に変化し、乗算器36へ出力される。
乗算器36では、その出力電圧V14と、PLL回路42からの同期信号S11とが乗算され、この結果である出力電圧V15が、PWM変調器39へ入力される。PWM変調器39では、その出力電圧V15が、電源装置9の電力変換器の駆動に必要なPWMパルス列に変調され、これがPWMパルス信号S15として出力される。
このPWMパルス信号S15が切替リレー44を介して電源制御信号S3として電源装置9へ出力され、この電圧制御によって、電源装置9の出力電圧V2(=出力電圧Vout)が図4の時刻t1〜t2間に示すように、所定の通常運転時の出力電圧Voutに向かって徐々に近づく。
そして、変化率制限回路31からのバイパス切替指令信号S13が「0」になると、図4の時刻t2以降に示すように、電源装置9の出力電圧V2が所定の通常運転時の出力電圧Voutとなる。
図5は、通常時の出力電圧Voutが入力電圧Vinよりも高い場合を示す図であるが、図4の場合と異なるのは、その電圧関係のみであるため、動作説明は省略する。
このような本無停電電源装置100によれば、出力電圧Voutを出力する出力リレー7の電源装置9側及びバイパス回路10側の相互切り替え時に、従来のような、電源装置9側とバイパス回路10側との2経路の電位差による急峻な電圧変動を無くすことができる。これによって、負荷に悪影響を与えることが無くなる。また、その電圧変動を無くす入力電圧変動補償機能を、高速・高精度の部品の使用や追加回路の増設等のコスト高となる解決方法を用いず構成することができるので、無停電電源装置100を安価に構成することができる。
次に、本無停電電源装置100における電源装置9の電力変換器の構成と、該当構成における上述のバイパス切替制御時の動作について説明する。
最初に、本無停電電源装置100への入力電圧Vinを供給する商用電源が単相回路の場合、電源装置9の電力変換器は、図6に示すように、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子に帰還ダイオードが並列接続されて成るU,V,W,X,Y,Zの各アームと、コンデンサC1と、リアクタンス成分であるコイルL1,L2とを備えて構成されている。
更に説明すると、Uアーム及びXアームが直列接続されて成るU/Xレッグと、Vアーム及びYアームが直列接続されて成るV/Yレッグと、Wアーム及びZアームが直列接続されて成るW/Zレッグとの合計3レッグとから成り、これは、U/Xレッグを共通として、U/Xレッグ及びW/Zレッグの2つのレッグから成る単相コンバータと、U/Xレッグ及びV/Yレッグの2つのレッグから成る単相コンバータとの2つの単相コンバータから構成されている。
また、V/YレッグとW/Zレッグとの間のP,N点にコンデンサC1を接続し、VアームとYアームとの間にリアクトルL1を介して入力電圧Vin及び出力電圧V2(=出力電圧Vout)の入力端子及び出力端子を、WアームとZアームとの間にリアクトルL2を介して出力電圧V2の出力端子を、UアームとXアームとの間に入力電圧Vinの入力端子を接続している。
このような電源装置9の構成において、出力リレー7が電源装置9側、切替リレー44がPWM変調器39側となっている際に、出力リレー7をバイパス回路10側に切り替える場合、上述したように電源制御信号S3(=PWMパルス信号S15)によって電源装置9の出力電圧V2を徐々に入力電圧Vinに近づける。この後に、切替制御信号S16によって切替リレー44をコンパレータ33側に切り替える。
そして、電源装置9の中間点が入力リレー(遮断手段)5に接続されているU/Xレッグと、中間点が出力リレー(切替手段)7に接続されているW/Zレッグとを、コンパレータ33から出力されるオン/オフ信号S17(=電源制御信号S3)によって、入力電圧Vinの周波数と同周波数で同期させて上下交互にスイッチングさせ、入力電圧Vinを直接出力する動作状態にする。この後に、ディレー回路45を介したバイパス切替制御信号S2(=切替制御信号S16)によって出力リレー7を電源装置9側からバイパス回路10側に切り替える。
このようにすることで、図7(a)に示すように、入力電圧Vinが正の時に電流が左から右に流れる場合は、図8に太線で示す経路によってUアームのダイオードとWアームのIGBT素子を通過して電流が流れ、右から左に流れる場合はWアームのダイオードとUアームのIGBT素子を通過して電流が流れる。
電圧が負の時に電流が左から右に流れる場合は、図9に太線で示す経路によって、XアームのIGBT素子とZアームのダイオードとを通過して電流が流れ、右から左に流れる場合はZアームのIGBT素子とXアームのダイオードとを通過して電流が流れる。
これらの動作を行う場合、電源装置9は、PWMパルス信号S15によるPWMパターンでは駆動せず、図7(b)に示すようなパルスパターンで駆動するので、入力電圧Vinは略そのまま出力側に出力され、その差は、デバイスでの電圧降下程度のものでしかない。
このため、このモードを電源装置9側からバイパス回路10側への切り替え前に上述したように挿入することにより、出力リレー7の切り替え前後の出力電圧Voutの差がより小さくなり、負荷への電圧変動を低く抑えることができる。
一方、出力リレー7がバイパス回路10側、切替リレー44がコンパレータ33側となっている際に、出力リレー7を電源装置9側に切り替える場合、電源装置9のU/Xレッグ及びW/Zレッグを、オン/オフ信号S17(=電源制御信号S3)によって入力電圧Vinの周波数と同周波数で同期させて上下交互にスイッチングさせ、入力電圧Vinを直接出力する動作状態にする。
これによって、図7〜図9を参照して説明したと同様に、電源装置9がPWMパターンで駆動せず、入力電圧Vinが略そのまま出力側に出力されるので、バイパス回路10側と電源装置9側との2経路の電位差がほぼゼロとなる。
従って、この状態で出力リレー7をバイパス回路10側から電源装置9側に切り替えることによって、負荷への電圧変動を低く抑えることができる。この後は、上述同様にPWM変調のモードに移行し、電圧を徐々に通常時の値に移行する。
上記図6〜図9に示した例は単相非絶縁回路の電力変換器についての例であったが、これは絶縁回路の電力変換器においても同様に成り立つ。商用電源が単相回路の場合に、電源装置9の絶縁回路による電力変換器の例を図10に示す。
図10に示すように、入力電圧Vinを供給する商用電源側との絶縁を行うトランスTr1を介して商用電源に並列接続され、U2及びV2の上アームとX2及びY2の下アームとから成る第1のフルブリッジ回路51と、トランスTr1を介して商用電源に直列接続され、U1及びV1の上アームとX1及びY1の下アームとから成る第2のフルブリッジ回路52と、コンデンサC1と、リアクトルL2とを備えて構成されている。但し、各フルブリッジ回路51,52は、商用電源には入力リレー5を介して接続される。
このような構成において、出力リレー7が電源装置9側、切替リレー44がPWM変調器39側となっている際に、出力リレー7をバイパス回路10側に切り替える場合、上述したように電源制御信号S3(=PWMパルス信号S15)によって電源装置9の出力電圧V2を徐々に入力電圧Vinに近づける。この後に、切替制御信号S16によって切替リレー44をコンパレータ33側に切り替える。
そして、コンパレータ33から出力されるオン/オフ信号S17(=電源制御信号S3)によって、第2のフルブリッジ回路52の上下アームを入力電圧Vinの周波数と同周波数で同期させて上下交互にスイッチングさせ、入力電圧Vinを直接出力する動作状態にする。又は、上及び下アームの何れか一方を継続的に点弧状態とする。
この後に、ディレー回路45を介したバイパス切替制御信号S2(=切替制御信号S16)によって出力リレー7を電源装置9側からバイパス回路10側に切り替える。
これによって、入力電圧Vinが略そのまま出力側に出力された状態で、バイパス回路10側に切り替えることができるので、出力リレー7の切り替え前後の出力電圧Voutの差がより小さくなり、負荷への電圧変動を低く抑えることができる。
一方、出力リレー7を電源装置9側に切り替える場合、電源装置9の上下アームを、オン/オフ信号S17(=電源制御信号S3)によって入力電圧Vinの周波数と同周波数で同期させて上下交互にスイッチングさせ、入力電圧Vinを直接出力する動作状態にする。
これによって、図7〜図9を参照して説明したと同様に、電源装置9がPWMパターンで駆動せず、入力電圧Vinが略そのまま出力側に出力されるので、バイパス回路10側と電源装置9側との2経路の電位差がほぼゼロとなる。
従って、この状態で出力リレー7をバイパス回路10側から電源装置9側に切り替えることによって、負荷への電圧変動を低く抑えることができる。この後は、上述同様にPWM変調のモードに移行し、電圧を徐々に通常時の値に移行する。
次に、商用電源が三相回路の場合に、電源装置9の絶縁回路による電力変換器の例を図11に示す。
図11に示すように、入力電圧Vinを供給する商用電源側との絶縁を行うトランスTr2を介して商用電源に並列接続され、U2、V2及びW2の上アームと、X2、Y2及びZ2の下アームとから成る第1のフルブリッジ回路55と、トランスTr2を介して商用電源に直列接続され、U1、V1及びW1の上アームと、X1、Y1及びZ1の下アームとから成る第2のフルブリッジ回路56と、コンデンサC1と、リアクトルL3とを備えて構成されている。但し、各フルブリッジ回路55,56は、商用電源には入力リレー5を介して接続される。
このような構成において、出力リレー7をバイパス回路10側に切り替える場合、上述したように電源装置9の出力電圧V2を徐々に入力電圧Vinに近づけ、この後に、切替リレー44をコンパレータ33側に切り替える。
そして、上及び下アームの何れか一方を継続的に点弧状態とする。この後に、出力リレー7をバイパス回路10側に切り替える。
これによって、入力電圧Vinが略そのまま出力側に出力された状態で、バイパス回路10側に切り替えることができるので、出力リレー7の切り替え前後の出力電圧Voutの差がより小さくなり、負荷への電圧変動を低く抑えることができる。
一方、出力リレー7を電源装置9側に切り替える場合、電源装置9の上下アームを、上及び下アームの何れか一方を継続的に点弧状態とさせ、入力電圧Vinを直接出力する動作状態にする。これによって、上述同様に、電源装置9がPWMパターンで駆動せず、入力電圧Vinが略そのまま出力側に出力されるので、バイパス回路10側と電源装置9側との2経路の電位差がほぼゼロとなる。
従って、この状態で出力リレー7をバイパス回路10側から電源装置9側に切り替えることによって、負荷への電圧変動を低く抑えることができる。この後は、上述同様にPWM変調のモードに移行し、電圧を徐々に通常時の値に移行する。
本発明の実施の形態に係る無停電電源装置の構成を示す図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置が電源装置側からバイパス回路側に切り替える際に入力電圧が通常運転時の出力電圧よりも高い場合の電圧の推移を模式的に示した図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置が電源装置側からバイパス回路側に切り替える際に入力電圧が通常運転時の出力電圧よりも低い場合の電圧の推移を模式的に示した図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置がバイパス回路側から電源装置側に切り替える際に入力電圧が通常運転時の出力電圧よりも高い場合の電圧の推移を模式的に示した図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置がバイパス回路側から電源装置側に切り替える際に入力電圧が通常運転時の出力電圧よりも低い場合の電圧の推移を模式的に示した図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置において、商用電源が単相回路の際の電源装置の電力変換構成を示す図である。 (a)は上記実施の形態に係る無停電電源装置の入力電圧の波形図、(b)は(a)に示す入力電圧の正負時の電源装置の点弧パターン図である。 上記商用電源が単相回路の際の電源装置の上アームが点弧した時の電流経路を示す図である。 上記商用電源が単相回路の際の電源装置の下アームが点弧した時の電流経路を示す図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置において、商用電源が単相回路の際の電源装置の絶縁回路による電力変換構成を示す図である。 上記実施の形態に係る無停電電源装置において、商用電源が三相回路の際の電源装置の絶縁回路による電力変換構成を示す図である。 従来の無停電電源装置の全体構成を示す図である。 従来の無停電電源装置の制御装置の構成を示す図である。 従来の無停電電源装置が常時インバータ給電方式の場合の電圧制御回路の構成を示す図である。 従来の無停電電源装置に適用される電圧制御回路の他の構成を示す図である。 従来の無停電電源装置に適用される電圧制御回路の他の構成を示す図である。
符号の説明
5 入力リレー
6 電圧検出器
7 出力リレー
8 蓄電池
9 電源装置
10 バイパス回路
30 制御装置
31 変化率制限回路
32,33 コンパレータ
34,35,36 乗算器
37 減算器
38 加算器
39 PWM変調器
41 停電検出回路
42 PLL回路
44 切替リレー
45,45a ディレー回路
100 無停電電源装置
S1 停電信号
S2 バイパス切替制御信号
S3 電源制御信号
S11 同期信号
S12 バイパス切替指令信号
S13 変化率制限後のバイパス切替指令信号
S14 設定値から変化率制限後のバイパス切替指令信号の減算結果信号
S15 PWMパルス信号
S16 切替制御信号
S17 オン/オフ信号
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
V2 電源装置の出力電圧
V3 検出入力電圧
V11 変化率制限後のバイパス切替指令信号と検出入力電圧との乗算結果電圧
V12 通常運転時の設定出力電圧指令信号
V13 乗算結果電圧
V14 加算結果電圧
V15 乗算結果電圧と同期信号との乗算結果電圧

Claims (6)

  1. 入力側からの入力電圧を遮断する入力遮断手段と、この入力遮断手段を介して受電された入力電圧を直流に変換して蓄電池に蓄電すると共に出力側へ出力電圧として出力し、入力遮断手段の遮断時に蓄電池の蓄電電力を交流に変換して出力側へ出力する電源手段と、入力側と出力側との間に電源手段及び入力遮断手段に対して並列に接続されるバイパス手段と、このバイパス手段及び電源手段の何れか一方を出力側に接続する切り替えを行う出力切替手段と、入力電圧を検出する入力検出手段と、この入力検出手段での検出電圧が特定範囲を逸脱する際に入力遮断手段を遮断状態として蓄電電力を出力側へ出力する制御を行うと共に、出力切替手段を制御して電源手段とバイパス手段との相互切替を行う制御手段とを有する無停電電源装置において、
    前記入力電圧が単相交流であり、この交流を受電するために前記電源手段が、上下アームが直列接続されたレッグを3つ有し、このうち1レッグを共通とする2つの単相コンバータで成る際に、
    前記制御手段は、前記電源手段側から前記バイパス手段側への切替制御を行う場合、前記電源手段の出力電圧を徐々に前記入力電圧に近づけた後、中間点が前記入力遮断手段に接続されているレッグと、中間点が前記出力切替手段に接続されているレッグとの上下アームを、入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせて受電電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記バイパス手段側に切り替えることを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記バイパス手段側から前記電源手段側への切替制御を行う場合、中間点が前記入力遮断手段に接続されているレッグと、中間点が前記出力切替手段に接続されているレッグとの上下アームを、入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記電源手段側に切り替え、この後に前記電源手段の出力電圧を徐々に通常運転時の電圧に移行することを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
  3. 入力側からの入力電圧を遮断する入力遮断手段と、この入力遮断手段を介して受電された入力電圧を直流に変換して蓄電池に蓄電すると共に出力側へ出力電圧として出力し、入力遮断手段の遮断時に蓄電池の蓄電電力を交流に変換して出力側へ出力する電源手段と、入力側と出力側との間に電源手段及び入力遮断手段に対して並列に接続されるバイパス手段と、このバイパス手段及び電源手段の何れか一方を出力側に接続する切り替えを行う出力切替手段と、入力電圧を検出する入力検出手段と、この入力検出手段での検出電圧が特定範囲を逸脱する際に入力遮断手段を遮断状態として蓄電電力を出力側へ出力する制御を行うと共に、出力切替手段を制御して電源手段とバイパス手段との相互切替を行う制御手段とを有する無停電電源装置において、
    前記入力電圧が単相交流であり、この交流を受電するために前記電源手段が、複数の上下アームを組み合わせた第1及び第2のフルブリッジ回路を有し、当該第1のフルブリッジ回路が単相交流電源に並列に接続され、当該第2のフルブリッジ回路が該第1のフルブリッジ回路の前記単相交流電源への並列接続点の単相交流電源側、或いは負荷側における単相交流電源と負荷との間に、直列に絶縁手段を介して接続されて成る際に、
    前記制御手段は、前記電源手段側から前記バイパス手段側への切替制御を行う場合、前記電源手段の出力電圧を徐々に前記入力電圧に近づけた後、前記第2のフルブリッジ回路の上下アームを入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせるか、上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記バイパス手段側に切り替えることを特徴とする無停電電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記バイパス手段側から前記電源手段側への切替制御を行う場合、前記第2のフルブリッジ回路の上下アームを入力電圧の周波数と同周波数で同期して上下交互にスイッチングさせるか、上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記電源手段側に切り替え、この後に前記電源手段の出力電圧を徐々に通常運転時の電圧に移行することを特徴とする請求項3に記載の無停電電源装置。
  5. 入力側からの入力電圧を遮断する入力遮断手段と、この入力遮断手段を介して受電された入力電圧を直流に変換して蓄電池に蓄電すると共に出力側へ出力電圧として出力し、入力遮断手段の遮断時に蓄電池の蓄電電力を交流に変換して出力側へ出力する電源手段と、入力側と出力側との間に電源手段及び入力遮断手段に対して並列に接続されるバイパス手段と、このバイパス手段及び電源手段の何れか一方を出力側に接続する切り替えを行う出力切替手段と、入力電圧を検出する入力検出手段と、この入力検出手段での検出電圧が特定範囲を逸脱する際に入力遮断手段を遮断状態として蓄電電力を出力側へ出力する制御を行うと共に、出力切替手段を制御して電源手段とバイパス手段との相互切替を行う制御手段とを有する無停電電源装置において、
    前記入力電圧が三相交流であり、この交流を受電するために前記電源手段が、複数の上下アームを組み合わせた第1及び第2のフルブリッジ回路を有し、当該第1のフルブリッジ回路が三相交流電源に並列に接続され、当該第2のフルブリッジ回路が該第1のフルブリッジ回路の前記三相交流電源への並列接続点の三相交流電源側、或いは負荷側における三相交流電源と負荷との間に、直列に絶縁手段を介して接続されて成る際に、
    前記制御手段は、前記電源手段側から前記バイパス手段側への切替制御を行う場合、前記電源手段の出力電圧を徐々に前記入力電圧に近づけた後、前記第2のフルブリッジ回路の上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記バイパス手段側に切り替えることを特徴とする無停電電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記バイパス手段側から前記電源手段側への切替制御を行う場合、前記第2のフルブリッジ回路の上もしくは下アームを継続的に点弧する状態とさせて入力電圧を直接出力する動作とした後に、前記出力切替手段を前記電源手段側に切り替え、この後に前記電源手段の出力電圧を徐々に通常運転時の電圧に移行することを特徴とする請求項5に記載の無停電電源装置。
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